1 : 以下、5... - 2021/01/02(土) 20:00:00.725 cdbbf6zl0NEWYEAR 1/40

フィアンマ「ほう……」ポチポチ

フィアンマ「…とあるIFに、俺様が参戦したようだな」

フィアンマ「リリース当初からOP映像に映ってはいたが、実装まで1年半……万を持して、といったところか」

フィアンマ「今日はラッキーデイだな。たまには外を回って、鈍った腕を動かすことにしよう」


フィアンマ vs >>4

元スレ
フィアンマ「なるほど、とある禁書キャラが戦うスッドレか」
http://hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1609585200/

4 : 以下、5... - 2021/01/02(土) 20:01:45.645 MAGGFwO00 2/40

アレイスター

8 : 以下、5... - 2021/01/02(土) 20:11:37.976 cdbbf6zl0 3/40

フィアンマ「さて、俺様が戦うに相応しい相手は……」テクテク

ザッ

アレイスター「おや、『魔神』との戦闘の傷は癒えたかね?」

フィアンマ「っ…!?」クルッ

フィアンマ「……最大主教(アークビショップ)、だと?」

アレイスター「ああ、まずこの姿でいるわけを説明せねばならんわけか」

──────────

アレイスター「というわけだ」

フィアンマ「なるほど」

アレイスター「で、誰かを探していたように見えたが?」

フィアンマ「ああ。退院したんでな、肩慣らしの相手を……と思っていたんだが」スッ

アレイスター「………、病み上がりでこの私と相対すると?」

フィアンマ「貴様も相応に弱体化しているのだろう?」スッ

アレイスター「……なるほど」

フィアンマ「いくぞ」ダッ

9 : 以下、5... - 2021/01/02(土) 20:26:19.074 cdbbf6zl0 4/40

アレイスターの指が数字を刻む。
32、30、10。

フィアンマ「(……拳銃、だが)」パァァァ…

フィアンマ「速度はいらない。振れば当たるのだから、当てるための努力は必要ない」ブンッ

フィアンマの手の平から生成された、地平線の向こうまで伸びる光の大剣が横殴りに振るわれる。

しかし、

アレイスター「『聖なる右』」

ガキィィン!!

フィアンマ「ぐっ…!?」

アレイスター「」スチャッ

ダンダンッ!!

フィアンマ「ごっ…ぐぉあッ!!」ズサーッ

アレイスター「その術式は『神の如き者(ミカエル)』が右手で起こしたとされるあらゆる行動に由来し、その奇跡を再現し振るうことができる」

アレイスター「すなわち近代西洋魔術、十字教を元としている。であれば話は簡単だ」

フィアンマ「……近代西洋魔術の、創始者」

アレイスター「つまり私は、君のような現代の魔術師が扱う全ての魔術の裏口(バックドア)・脆弱性(ゼロデイ)を看破し、自在に制御できる」

10 : 以下、5... - 2021/01/02(土) 20:35:27.939 cdbbf6zl0 5/40

フィアンマ「……なるほどな」

アレイスター「理解はしたかね」

フィアンマ「だとしても」スッ

アレイスター「………」

フィアンマ「あいつが守り抜いたこの世界を、本来死者である『貴様ら』に好き勝手させるわけにはいかない」

アレイスター「………貴様ら、か」

アレイスター「いいだろう。その意思の強さを行動で示してみろ」スッ

フィアンマ「おおおおおおっ!!」ダッ

ドッッッ!!


──『あの時』と同じように、2つの影が交差する。
そして、その一方が崩れ落ちた。

──────────

アレイスター「………」

コロンゾン『……殺さぬのか?』

アレイスター「する必要がない」

コロンゾン『貴様も、随分と甘くなったものだ』

アレイスター「………、どうだかな」

コロンゾン『………』

アレイスター「ああ、そういえば」

コロンゾン『なんだ』

アレイスター「この体に似合うエロティックな服が届く頃だな。フリフリのやつが」

コロンゾン『前言撤回だこの鬼畜ッッ!!』


──────────

11 : 以下、5... - 2021/01/02(土) 20:36:00.751 cdbbf6zl0 6/40


>>14 vs >>15

15 : 以下、5... - 2021/01/02(土) 20:42:58.123 2J3kYUXd0 7/40

一方通行

16 : 以下、5... - 2021/01/02(土) 20:46:29.097 p4zhwCVM0 8/40

ビクビクうさぎ

18 : 以下、5... - 2021/01/02(土) 20:57:26.907 cdbbf6zl0 9/40

──独房──

一方通行「……何の用だ」

化粧院「あ、あの、あのですね、ここでお弁当を食べようとしたら……タコさんウインナーが消えてしまったんですがね」

一方通行「………で?」

化粧院「そ、その……消えたということは、ここにいる誰かが私の気づかない間に食べてしまったというわけで」

化粧院「……つまり、この独房にいたあなたが」

一方通行「…………」ギロッ

化粧院「ひぃ!?」ビクッ

化粧院「そ、そんな目で見られても、今回はタコさんウインナーにかけて引き下がるわけにはいかないわけでして……」

一方通行「……で、どォするンだ?」

化粧院「た、たとえあなたが統括理事長であったとしても、というか統括理事長なんて立場だからこそ、そんなズルい真似は見過ごすわけにはいかないんですがね…!!」

一方通行「………ハァ」

化粧院「だから今日は覚悟してくださいっ!これでも私はレベル2ですからね!!ちょっとだけ攻撃しちゃいますからね!!いいですか!?」

一方通行「………お好きにどォぞ」

19 : 以下、5... - 2021/01/02(土) 21:06:00.975 cdbbf6zl0 10/40

ボォォ…

ビクビクウサギの手の平で、マッチ棒程度の小さな炎が生じる。

化粧院「ホントのホントにやりますからね!熱かったら『熱い』って言ってくださいね!!」

一方通行「………」

化粧院「えいっ!!」ブンッ

一方通行「………」キーン!

ボッ

化粧院「きゃああああっ!!?あっつ!?あっ、あっ……あっつ!?」ブンブンッ

シュウウ…

一方通行「………」

化粧院「し、死ぬかと思った……」

一方通行「………」

化粧院「き、今日のところは見逃してあげますがね!」

一方通行「………」

化粧院「これからは悪いことしてはダメですからね!」

一方通行「………」

化粧院「次やったら未絵ちゃんにも連絡しますからね!?」ダッ

ダッダッダッ…

一方通行「………」

一方通行「……そろそろ音の反射切っとくか」ピッ

21 : 以下、5... - 2021/01/02(土) 21:13:07.171 cdbbf6zl0 11/40

一方通行「………オイ」

クリパ『………にひひ。お呼びですう?ご主人様』

一方通行「タコさんウインナーってのは、どンな味なンだ?」

クリパ『そーですねえ。ただのウインナーと変わりませんけど、タコさんっていうのが親近感が湧くというか』

一方通行「………」

クリパ「……あれ?これって他人から見たら共食いっぽく見えますですう?ほら、私どことなくタコっぽさが……』

一方通行「つまり、オマエがあのガキのタコさんウインナーとやらを盗んで食ったってことでいいンだな?」

クリパ『はっ……!?』

一方通行「………」スッ

クリパ『あっご主人様やめて足の裏をまさぐる体勢に入るのブヒッ、ひゃああブッ、ブヒッブヒヒヒィィッ!!?』


──────────

22 : 以下、5... - 2021/01/02(土) 21:13:50.646 cdbbf6zl0 12/40


>>26 vs >>27

26 : 以下、5... - 2021/01/02(土) 21:21:38.890 UbYhk5TJ0 13/40

ビアージオ

27 : 以下、5... - 2021/01/02(土) 21:25:39.561 o7qaX3vm0 14/40

ステイル

32 : 以下、5... - 2021/01/02(土) 21:40:12.311 cdbbf6zl0 15/40

ステイル「ビアージオ=ブゾーニが処刑塔(ロンドンとう)から脱走した?」

アニェーゼ「えぇ、どうやら例の金貨がばら蒔かれた騒動に乗じたみてぇです」

ステイル「そうか、了解した。場所は追跡できるか?」

アニェーゼ「できますが……どうするんです?」

ステイル「僕が処理しておく。君達は引き続き各々の役割をこなしてくれ」

アニェーゼ「了解です。ご武運を」ガチャッ

──────────

ザッ

ビアージオ「……なんだ。お前一人か」

ステイル「不服かい?」

ビアージオ「いいや。仮にも逃亡中の身だ、追っ手が少ないに越したことはない」

ステイル「……何を考えている」

ビアージオ「私の信念は揺るがんよ。学園都市の転覆だ」

ステイル「そうか。……なら、止めさせてもらおう」スッ

ビアージオ「ふん。私の崇高な願いなど、貴様らのような猿には理解できんか」スッ

ステイル「いくぞ」ダッ

33 : 以下、5... - 2021/01/02(土) 21:55:51.173 cdbbf6zl0 16/40

ステイル「」ピンッ

赤髪の神父は煙草を指で弾くと、

ステイル「炎よ──」

ゴッッッ!!

それを起点に爆発的な炎が広がり、もう一人の神父へと向かっていく。

ビアージオ「──十字架は悪性の拒絶を示す!」ブンッ

ズドォォン……

対するビアージオが十字架を投げると、その詠唱を受け肥大化し、上から炎を押し潰していく。

ビアージオ「くだらん」


ステイル「灰は灰に───塵は塵に───」ゴゴゴゴ…

ビアージオ「……!」

逆巻く炎が、赤と青……双剣の形を成し、その両手に収束していく。

ステイル「───吸血殺しの紅十字!!」ブンッ

ビアージオ「──十字架は悪性の拒絶を示す!」ブンッ

ガキィィン!!

ステイル「おおおおおっ!!」グッ

ビアージオ「くっ……!?」

少しの拮抗があった。しかし、炎剣は十字架を跳ね退けたいく。

34 : 以下、5... - 2021/01/02(土) 22:08:29.683 cdbbf6zl0 17/40

ズドォォン……

ステイル「………」

ステイル「……やったか?」

ビアージオ「……見くびってもらっては困る」

ステイル「!?」

ガラガラガラ…

ビアージオ「この私の纏う法衣は聖域に匹敵する。『歩く教会』と言い換えてもいい」ザッ

ステイル「くっ……」ダッ

ビアージオ「」ブンッ

十字架「」クルクルクル⋯

ステイル「(あの十字架が届く前に、叩く!)」

ビアージオ「──十字架はその重きをもって、驕りを正す!」

十字架「」ヒューン!!

ステイル「な……」ズドォォン!!

突如重力を何千倍にも膨れ上がらせた十字架が、ステイルを巻き込みながら床を粉砕する。

ガラガラガラ…

ビアージオ「聖マルガリタの伝承、そして、聖ルキア・聖クリストフの伝承……」

ビアージオ「私は、世界で広く普及するこの『十字架』が象徴する、様々な魔術的意味合いを引き出すことができる」

ビアージオ「仮にも元・司教たるこの私に、単身で挑むなど身の程を知れ、異教の猿が」テクテク

36 : 以下、5... - 2021/01/02(土) 22:21:27.485 cdbbf6zl0 18/40

ビアージオ「まったく……」テクテク

「……なるほど」

ビアージオ「っ!?」

ステイル「確かに僕は、お前を見くびっていた」

ビアージオ「貴様……何故!?」

ステイル「蜃気楼だよ。僕はルーン魔術の……炎を扱うエキスパートだ。……想定外だったかい?」

ビアージオ「──ならば、その悪性は我が十字架が拒絶する!!」ブンッ

ステイル「そして──」ゴゴゴゴ…

ビアージオ「なんだ……辺りの炎が…」

ステイル「魔女狩りの王(イノケンティウス)!!」

魔女狩りの王「ウォォオオオオオ……!!」ゴゴゴゴ…

十字架「」ジュワァァ…

ビアージオ「く……!?これほどの魔術、いつの間に!?」

ステイル「最初からさ」

ステイル「お前が脱走したと聞いた時に、予めその逃走ルートを先読みしてルーンを貼っておいた」

ビアージオ「バカな……貴様一人で、これだけのルーンを!?」

ステイル「一人じゃない」

──────────

オルソラ「これくらいで、よろしいでしょうか?」ペタッ

アンジェレネ「はいっ!ありがとうございます!」

シェリー「ふぁぁ……じゃあな、報酬は寝て起きてから貰うわ」テクテク

アニェーゼ「ま、こんなもんですかね。じゃあ皆さん、仕事の続きをおっ始めちまいましょう!」

シェリー「えぇー……」

──────────

ステイル「お前には信じられないだろうが……」

ビアージオ「くっ……」

ステイル「人は……猜疑心ではなく、信じ合うことでも行動することができる、ということだ」

39 : 以下、5... - 2021/01/02(土) 22:29:40.868 cdbbf6zl0 19/40

ビアージオ「──十字架は悪性の拒絶を示す!!」ブンッ

ステイル「無駄だ」

魔女狩りの王「ウォォオオオオオオオオ!!」ズズズ…

ジュワァァ…

ステイル「お前がたとえ『歩く教会』クラスの防衛術式を持っていようが、『魔女狩りの王』は無限に再生しお前を襲い続ける」

ビアージオ「ぐ、く……」グラッ

ステイル「そしてもう一つ」

ステイル「これだけの炎に包まれているんだ。直接的な被害以前に、そろそろ呼吸が苦しくなってきたんじゃあないか?」

ビアージオ「お、おぉ……こ、の……異教の猿がああぁぁぁぁ……っ」ドサッ

ステイル「……ハァ…ハァ……」

ステイル「………、まったく」

ステイル「……今回は感謝するよ、アニェーゼ。僕一人だけじゃ勝てなかった」

アニェーゼ「そういう台詞は面と向かっていってくれた方が嬉しいもんですよ?」ザッ

ステイル「……ッッ!!?」


──────────

40 : 以下、5... - 2021/01/02(土) 22:31:03.917 cdbbf6zl0 20/40


>>44 vs >>45

44 : 以下、5... - 2021/01/02(土) 22:44:30.585 bn2MfOhk0 21/40

ドッペルゲンガー

45 : 以下、5... - 2021/01/02(土) 22:45:04.094 l6Cp1+L/0 22/40

ヴェント

47 : 以下、5... - 2021/01/02(土) 23:08:06.786 cdbbf6zl0 23/40

ドッペル「………何故、私に体が存在している?」

ドッペル「確かあの時……私の意思は完全に操歯涼子の中に溶けたはずだが……」

ドッペル「とにかく、情報が欲しいところだな」テクテク

──────────

ヴェント「ま、こんなもんかね」ジャラ…

──────────

ドッペル「ふむ……あの飛行船も見当たらないし、私には心当たりがない。なら、もう一人の私に聞くとするか」

ヴェント「ハァイ、ちょっといいかしら?」スタッ

ドッペル「なんだ」

ヴェント「突然で悪いんだけどさぁ」スッ

虚空から凹凸の激しいハンマーが現出する。

ドッペル「………?」

ヴェント「ここでいっぺん死んでくれる?」ブンッ

ゴッッ!!

ヴェントがハンマーを一振りすると、空気の刃がドッペルゲンガーへと向かっていく。

ドッペル「ちっ……」ダッ

ヴェント「ほら、ほら、ほらぁ!!」ブンッ ブンッ

ドッペル「っ……!!」

ズシャッ!!

受け切れず、その体を大きく切断される。

ズズズ…

ヴェント「……ん?」

ドッペル「……何だか知らないが、私に対して敵意があるようだな」ズズズ…

ヴェント「(再生している……?いや、それよりも)」

48 : 以下、5... - 2021/01/02(土) 23:19:34.091 cdbbf6zl0 24/40

ヴェント「逆に聞きたいんだけど、アンタ……敵意とかないワケ?」

ドッペル「そうだな……私としても『今』殺されるのは困るし、オマエが私の邪魔をするなら……倒していくとも」ダッ

ヴェント「(フツーに向かってくるか……)」ギリッ

ヴェント「ならせっかく再構築した『天罰(ほんめい)』は効いてないみたいね!そもそも人間じゃなさそうだしぃ!?」ブンッ

ガキーン!!

ドッペル「人間じゃなさそう……か」ゴゴゴゴ…

ヴェント「(コイツ……さっきより強度が増してる……!?)」

ドッペル「……私は周囲の物質を取り込み、肉体を再生及び強化できる。大雑把に言えばな」ブンッ

ガキーン!!

ドッペル「………?」

ヴェント「『風の結界』とでも呼ぼうかしら」

ヴェント「私の相手はあの『幻想殺し』や『聖なる右』なんて変則的なヤツばかりだから目立たないケド、私の体は核程度じゃ傷つかない自動防衛術式に包まれているのよ」

ドッペル「お互いに、面倒な相手ということか」

ヴェント「そういうコト」

49 : 以下、5... - 2021/01/02(土) 23:34:54.199 cdbbf6zl0 25/40

ドッペル「なら」ズズズ…

ヴェント「……あん?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ…

ドッペルゲンガーの周囲に広がる建造物や瓦礫が、彼女の元に収束していく。

そして、

ドッペル『圧倒的な質量を持って、その防御術式とやらを叩き潰すことにしよう』

60メートルを裕に超える、巨大な瓦礫でできたプレデターのような長細い頭と体、四肢を持つ、怪獣映画に登場するかのような巨体の怪物が誕生する。

ヴェント「………ハッ」

対して、

ジャラ…

その舌に繋がる、『天罰』と同時に『氷』の意味合いを込めた霊装をぶら下げる。

ヴェント「『聖霊十式・アドリア海の女王』」

バキバキバキバキッッ!!

ドッペル『……?』

ゴゴゴゴゴゴゴ………

突如として地面が大きく引き裂かれ、その暗闇から『女王艦隊』の一部分が現出する。
個々のサイズは、およそ40メートル以上か。

ヴェント「なら、質量には質量で……ぶっ壊してアゲル」

51 : 以下、5... - 2021/01/02(土) 23:48:03.121 cdbbf6zl0 26/40

──────────

ドッペル『などと言っていたが……』シュウウ…

ヴェント「ハァ…ハァ……」

ドッペル『確かに「女王艦隊」とやらは強力だった。だが……それを扱うオマエの体力の方が、限界のようだな』

ヴェント「(……チッ、こっちは『天罰』の効力の確認に来ただけだっつの)」

ヴェント「………」スッ

ドッペル『……!』

女王艦隊「」ゴゴゴゴ…

ヴェントが手を振るうと、それまで残っていた『女王艦隊』が闇の中に沈んでいく。

ドッペル『…………』ゴゴゴゴ…

それを見て、ドッペルゲンガーが『人口筋肉』の応用によって纏う巨体もボロボロと崩れていく。

ヴェント「………あら、そっちも終わりなワケ?」

ドッペル「……戦う理由がなくなったからな。それに、その防壁を破る前に町が崩壊しそうだ」

ヴェント「………、そう」ザッ

ドッペル「………」


ドッペルゲンガーは、黄色い服に身を包んだ魔術師を見送っていった。

──────────

52 : 以下、5... - 2021/01/02(土) 23:56:44.824 cdbbf6zl0 27/40

────────

──────

────

操歯「という夢を見たんだ」

美琴「夢落ちかよ!!」

操歯「……しかし、ヴェント?とかいうあのピアスの女は何者だったんだ」

美琴「さぁ……私にも心当たりはないわね」

操歯「そうなると……ん?」ゴソッ

美琴「どうかしたの?」

操歯「………なるほど」スッ

美琴「インディアンポーカー、か」

操歯「仮にも製作者の私が気づかないとはな……」

美琴「あはは……でも、まぁよかったじゃない」

操歯「?」

美琴「もう一人の自分に過去の黒歴史を展開される以外の夢が見られて」

操歯「そう言われると……そうかも、しれないな」


──────────

53 : 以下、5... - 2021/01/02(土) 23:57:34.222 cdbbf6zl0 28/40


>>56 vs >>57

56 : 以下、5... - 2021/01/03(日) 00:06:28.090 wPmZL+/kH 29/40

春暖嬉美

57 : 以下、5... - 2021/01/03(日) 00:07:20.257 zB8MsHVW0 30/40

上条さん

61 : 以下、5... - 2021/01/03(日) 00:32:10.538 APKlPsDG0 31/40

嬉美「……!?」ビクッ

嬉美「なんだ?この感覚は……」

嬉美「(吾の右手が疼く……気配はこの先か)」ダッ

──────────

上条「参ったなぁ」テクテク

上条「まさか財布を落としちまうなんて……」

上条「どうせ探しても出ないし、そろそろ引き上げるとするか……ん?」

嬉美「おい」

上条「えーと、どちらさまで?」

嬉美「春暖嬉美」

上条「上条当麻」

嬉美「そうか、聞いたことはないな」

上条「俺もだよ。で、何の用?」

嬉美「吾の右手が疼くモンでな。お前の右手、『何か』あんだろ」

上条「ッ!?」

上条「(うわぁ面倒くさそう……)」

上条「いやぁ、俺の右手なんてそう特別なもんじゃないから……そういうことで」ガシッ

嬉美「まァ待てよ」

上条「な、なんですか」

嬉美「吾が気になると言ってんだ。その右手、千切ってでも確認するが?」

上条「わ、わかりましたよ!わかったからその手を離せ!!」ブンッ

嬉美「よし、そんじゃ闘(や)るか」

上条「な、何を……?」

嬉美「決まってんだろ。今から拳を交え、吾が勝ったらその右手を千切る」

上条「んなめちゃくちゃな……!」

嬉美「行くぞ」グッ

上条「待て待て待てアンタがどんな力持ってるか知らんが距離を……っ!?」

ドッカーンッ!!

62 : 以下、5... - 2021/01/03(日) 00:49:30.233 APKlPsDG0 32/40

モクモクモク…

嬉美「………」ズズズ…

嬉美「……、何をした?」

上条「………むしろ、こっちが聞きてぇな」

上条「アンタのその、右手から生えている『天使型の竜(ドラゴン)』」

嬉美「あぁ、コイツか」バサッ

嬉美「吾にも経緯はわからん。何やら意思を持ってこの右手に入ってきた、というだけの事ぞ」

上条「……そうじゃない」

嬉美「あン?」

上条「そいつは……そいつらは、俺の右手の『中』にいたはずだ」

嬉美「………!」

嬉美「……くく、なるほど……貴様が『宿主』とな?」

上条「………」

嬉美「何かあろうとは思っていたが、そうかそうか」

嬉美「ならば尚の事、その力を見せてもらわんとなァ!」バサッ

ドッッッ!!

天使竜が翼をはためかせると、その羽根の嵐が上条に襲いかかる。

しかし、

パキーン!!

上条「………」

嬉美「……なんだ、その力は?」

上条「『幻想殺し』。この右手に触れた異能を、魔術だろうが超能力だろうが、神様の奇跡だろうが打ち消しちまう力だ」

嬉美「………!!」

63 : 以下、5... - 2021/01/03(日) 01:04:51.839 APKlPsDG0 33/40

嬉美「………なるほど、摩訶不思議な右手よのう」

嬉美「そも、右手にしか力がないのなら吾の脅威たり得ん」ズズズ…

上条「(……次がくる!)」ダッ

嬉美「」バサッ

ドッッッ!!

上条「うおおお!!」

パキーン!!

ゴロゴロゴロ…

羽根の雨を右手で無効化し、そこにできた安全地帯へと転がり込む上条。

嬉美「ほう……よく動く。じゃが」

天使竜『』ドッッッ!!

上条「!!」

嬉美「羽根に気を取られすぎだ、阿呆が」

天使竜の本体が猛スピードで突進する。

上条「ぐっ……!?」

パキパキパキパキ…

上条「(打ち消し切れねぇ……!!)」

上条「おおおぉぉぁあああああッ!!」ドッッッ!!

嬉美「ぐっ……!?」ガクン

嬉美「(真上に、跳ね上げたか……!?)」

65 : 以下、5... - 2021/01/03(日) 01:18:29.447 APKlPsDG0 34/40

上条「(天使竜と連動する奴の姿勢が崩れた……今!!)」ダッ

嬉美「チィ…!」グッ

ビリビリビリビリッ!!

嬉美の体から黒い稲妻が迸る。
しかし、

上条「」スッ

スカッ

嬉美「(……野郎、体の動きだけで!?)」

上条「……御坂の真似事か?」

上条が嬉美の眼前まで辿り着く。

嬉美「………、フッ」

上条「何が……、ッ!?」ガクン

嬉美「『魅了(チャーム)』」

上条「くっ、足が……」ビクビクッ

嬉美「羽根を突き刺した相手を洗脳する能力……もっともそのためには下準備が必要で、それを怠れば見ての通り……体内の塩分を暴走させ貴様の体を結晶化……」

嬉美「……ん?」

上条「説明……ありがとよッ!!」

ゴンッ!!

嬉美「お、がっ……!?」

66 : 以下、5... - 2021/01/03(日) 01:34:07.273 APKlPsDG0 35/40

嬉美「………な、何故!?」フラッ

上条「簡単なことさ」トントン

上条は地面を爪先で叩く。

嬉美「あ……」

上条「刺さった箇所は最初から右手で打ち消して、羽根が刺さっているように見せかけていた。もっと言えば、俺はこの右手のおかげで洗脳だのテレポートだの天罰だのって全身に作用する類いの能力は効かない」

嬉美「………」

嬉美「……くく、面白い奴ぞ」

上条「……そういうわけで、悪いけど」

嬉美「………ぐっ」ドクン

ガクッ

上条「……え、おい!急にどうした!?」

嬉美「……何、思いの他……竜(コイツ)の浸食が進んでいただけのことよ」ピキピキピキ…

そう告げる彼女の右腕は、無数の目玉と羽根に覆われていた。

上条「(右手……『幻想殺し』がないとこんな風に暴走しちまうのか……?)」

上条「お前、この右手……どうにかできないのかよ」

嬉美「生憎とな……もはや吾には制御できん……」

上条「だったら…!」グッ

嬉美「やめておけ」

嬉美「先ほどまでの『遊び』とは違う。恐らく、貴様の右手じゃ返り討ちよ。冗談ではなくな」

上条「………」

68 : 以下、5... - 2021/01/03(日) 01:45:23.855 APKlPsDG0 36/40

上条「……ならどうすんだよ」

嬉美「吾が死ねばいい」

上条「!?」

嬉美「制御を離れておるとは言うたが、見ての通り……今の吾とは一心同体よ」

嬉美「つまり、吾が死ぬ事でコイツも生き絶える……可能性が高い」

上条「可能性が高いって……」

ピキピキ…ボコッボコボコッ

嬉美「ぐっ……」

上条「……!!?」

天使竜『オオオオオオオオオオオッッ!!』

ビリビリビリビリッ!!

上条「くっ……!?」パキーン!!

嬉美「……行け。最早コイツは、誰の手にも負えん」

上条「………」

嬉美「貴様のその能力なら、ぐっ……吾が死ぬまでの被害も、最小限に抑えられるじゃろう」

天使竜『オオオオオオオオオッッ!!』バリバリバリッ!!

嬉美「………最後の相手が、貴様でよかった」

上条「………」

上条「………」

上条「………、ふざけんじゃねぇよ」グッ

69 : 以下、5... - 2021/01/03(日) 02:01:36.381 APKlPsDG0 37/40

嬉美「………?」

上条「何が『最後の相手が貴様でよかった』だ」

上条「今日の俺は散々だったよ」

上条「買い物行く途中で走ってきたビクビクウサギとぶつかって弁当を全身に浴びるわ、買い物中に近くの建物がぶっ壊れて怪獣や戦艦が出てきたとかで商品棚にプレスされるわ、その後帰ったら財布がないとか、初対面の女に喧嘩売られるとかな」

嬉美「な、何を……」

上条「だけど、俺は今日が不幸な日だったなんて思わない」

上条「何せ、今まさに勝手に満足げな顔して命を絶とうとしてる女の子を、救い出すことができるんだからな」

嬉美「………!」

天使竜『オオオオオオオオオオオッッ!!』

ビリビリビリッッ!!

上条「………」パキーン!!

上条「それに、コイツが暴れてるのは……ある意味俺の管理不足が原因でもあるからな」

上条「それでもまだ、お前が自分で自分の命を絶とうとするのなら」

上条「勝手に喧嘩売って、勝手に見定めて、勝手に悲観して、勝手に満足するというのなら」

上条「───まずは、その幻想をぶち殺す!!」グッ

70 : 以下、5... - 2021/01/03(日) 02:17:54.239 APKlPsDG0 38/40

天使竜『オオオオオオオオオオオッッ!!』

ビリビリビリッッ!!

パキーン!!

上条「……牽制の稲妻は見飽きたぜ。来ないならこっちからいくぞ!」ダッ

天使竜『オオオオオオオオオオオッッ!!』ギュンッ!!

宙を畝っていた天使竜が、上条に呼応するように突進する。

ドッッッッ!!

右手と竜の、衝突があった。

上条「ぐっ…」

パキパキパキパキ……

天使竜『オオオオオオオオオオオッッ!!』

上条「おおおおおおおおぁッッ!!」

ブチッッ

嬉美「あ──」

呆気ない音と共に、ちっぽけな少年の右腕が千切れて宙を舞う。

上条「──────」

メキメキメキメキッッ!!

しかし、上条の瞳が赤く染まると同時に、

解呪の竜『オオオオオオオオオオオッッ!!』

ズシャッ!!

天使竜『グオオオオオオオオォォォォ……』

シュウウ…

白い鱗に覆われた別の竜が、天使型の竜を食い破っていく。

──────────

71 : 以下、5... - 2021/01/03(日) 02:37:05.257 APKlPsDG0 39/40

──────────

嬉美「何が……起こった?」

上条「……さあな」

嬉美「いや、明らかにもう一体出てきただろうが……」

上条「って言われてもなぁ」

嬉美「あれだけの力を無自覚で振るうか」

上条「……でもさ、アンタの右腕、元に戻ったんだろ?」

嬉美「………」スッ

上条「どういう理屈かはよくわかんねぇけど、あの天使の竜は消えた。多分俺の右手に帰ったんだと思う」

嬉美「お前の右手は竜共の家か何かなのか……しかも千切れたはずが元通り、と」

上条「ああ、竜の方は正直未だにわかってないけど、千切れた右手が再生するのは『幻想殺し』の所有権によるものだと思う」

嬉美「……は??…つーか『幻想殺し』ってのは『竜』とはまた別の能力かよ」

上条「そうなるな」

嬉美「一体いくつの能力持ってんだか……」

上条「まあ俺のことはいいよ。とりあえず、お前が無事でよかった」

嬉美「………ちっ」ザッ

上条「ん、もう行くのか?」

嬉美「おう。興が覚めたわ」テクテク

上条「………じゃ、俺も帰るとしますか」

嬉美「………あのよぉ」ピタッ

上条「ん?」

嬉美「……ありがとな」

上条「おう、どういたしまして」

嬉美「………ちっ」テクテク

上条「(………なんでお礼言われて怒ってんだろう?)」


──────────

75 : 以下、5... - 2021/01/03(日) 02:49:59.743 APKlPsDG0 40/40

──隠世──

娘々「いやー、遂にわたし達もとあるIFに本格参戦かー」ポチポチ

ネフテュス「出番なんて禁書アニメで言う5~6期相当なのに、一足早く動いて喋る姿が見られる感動ときたらないわね」ポチポチ

僧正「儂もアシストながら参戦しておるし、ありがたいことじゃのう」ポチポチ

娘々「ねー」

ネフテュス「ところで」ポチ…

ネフテュス「……二人の参戦は確認できるのに、私だけどこを探しても見当たらないのは気のせいかしら?」プルプル

娘々「え、えーと……ほら、あれだよこのゲーム一応12歳指定あるから、ネフテュスはちょーっと色気が強すぎるっていうか……ね?」

ネフテュス「オリアナ=トムソン程の言動でも問題なく参戦できるのに?」

娘々「うっ……そ、僧正もさ、ほら何とか言って?」

僧正「うほほーい☆」ダダダダッ…

娘々「あのジジイ嬉しさのあまりこのタイミングでどっか行きやがった……!?」

ネフテュス「僧正たんも娘々たんも酷いわ。私を差し置いて抜け駆けだなんて。ぐすん」ウルウル

娘々「えと……じゃ、じゃあわたしはあの木乃伊ぶっ飛ばして連れ戻してくるから……」ダッ

ネフテュス「………、逃がさないわよ」ヒュンッ

娘々「ちょ、まっ……なんか今日わたしのポジションおかしくね??」

──────────

ドンッッッ!!

フィアンマ「ぐおぁあッ!!?」ドシャッ!!

僧正「うほほーい☆」ダダダダッ

モブ「だ、誰かあの爺さんを止めろー!!」

モブ「爺さ……木乃伊!?」

モブ「通行人がふっ飛ばされたじゃん!」

モブ「酷い出血だな、服まで真っ赤に染まってるけど」

フィアンマ「それは……元々、だ…」

モブ「にゃあ、まだ息がある!よかった、誰か救急車を……!」

モブ「了解しました、とミサカは携帯端末を弄りつつ、このスッドレのオチを担当します」ポチポチ


──赤い男は、己の血でそれを更に真紅に染め上げながら、いつか見たような構図で救急車へと運ばれていく。
しかし彼は、どこか満足げな表情を浮かべていた。




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