あやめ速報-SSまとめ-

亀仙人「これ、ヤムチャ、わしらは誘わんのか！」

ウーロン「けっ！どうせオレたちは行っても相手してもらえねえよ！」

亀仙人「ぬぬぬ・・・！全く、なんて弟子たちじゃ！」

ヤムチャ「クリリン、今日はそんなダサい胴着で来るなよな。」

クリリン「やだなあ、ヤムチャさん！当たり前じゃないですか！これは武天老師さまに気を使って着てるだけですよ！」

亀仙人「なんじゃと！クリリン！その亀仙流の胴着は、わしに対する思いやりで、こしらえたんじゃないのか！？」

クリリン「武天老師さまは尊敬してますけど、合コンには着ていけませんよ～。」

ヤムチャ「よし！じゃあ決定だな！今から悟飯迎えに行って、合コン向かうぞ！」

バシュッ！

亀仙人「待て！クリリン！待てといっとるじゃろ！命令じゃぞ！」

ひゅーん

ウーロン「諦めろよ、じいさん、オレたちの出る幕じゃねえ。」

亀仙人「ウーロン、わしは怒りさえ感じるぞ・・・、己の力のなさに。」

ギューン！

クリリン「おっ！悟飯だ！悟飯ーー！」

悟飯「あれ、クリリンさんとヤムチャさんだ。クリリンさーーん！」

ヤムチャ「よし、チチさんはいないぞ！バレたらまずそうだ。このまま悟飯連れて行くぞ！」

クリリン「ですね、オレに任せて下さい！　悟飯！今から悟空を迎えに西の都に行くぞ！お前も来いよー！！」

悟飯「お、お父さんが！？ぼくも行きます！」

バｼｭｯ

西の都

悟飯「えっ！お父さん帰ってくるのウソだったんですか！？」

ヤムチャ「すまんな悟飯、合コン、女の子５人来るから、こっちが４人だと、なんか悪いじゃねえか・・・」

クリリン「悟飯もたまにはゆっくり遊ぼうぜ！毎日毎日勉強じゃ、頭おかしくなるぞ！女を知ってこそ、学者さんになれるんだからな！」

悟飯「わ、わかりました。いってみます！」

ヤムチャ「おっ！天津飯だ！」

天津飯「遅れてすまない。ジャケットを探していたら遅くなった。」

クリリン「天さん、ジャケットかっこいいなぁ。高かったでしょ。」

ヤムチャ「おい、天津飯、それよりチャオズはどうしたんだ？」

天津飯「チャオズはオレが置いてきた。ハッキリいって、この闘いにはついていけない・・・」

ヤムチャ「おい！勝手な事するなよ！人数合わなくなるだろ！！」

天津飯「大丈夫だ。人数が少ない方が、持ち帰れる確率が上がる。」

クリリン「ひ、ひでえ・・・」

ヤムチャ「天津飯め、あと１人、誰かいるか？」

クリリン「悟空はまだ帰ってないし、ピッコロとベジータくらいしかいないですよ・・・」

天津飯「ピッコロとベジータだとっ！？ふざけるな、オレはあんなやつらが来るなら帰るぞ！」

ヤムチャ「お、お前が原因で参ってるんじゃないか・・！なにをそんなに毛嫌いしてるんだよ。」

天津飯「なにしろオレはやつらに殺されたり、殺されかけたりしてるんでな。いっしょに住んでるヤムチャの気が知れんぜ。」

ヤムチャ「全く、ほんとに勝手なやつだな・・・。」

クリリン「ま、まあ、ピッコロはともかく、ベジータなんかが来たらめちゃくちゃにされますって！」

悟飯「じゃあぼく、ピッコロさん連れてきます！ぼくも心強いですし！」

バシュッ

びゅーん

クリリン「ピッコロかぁ・・・」

天津飯「ちっ・・」

一時間後

ヤムチャ「お、戻ってきたな。」

悟飯「ピッコロさん、連れてきました！さあ行きましょう！」

ヤムチャ「よ、よろしくな、ピッコロ、たのむからめちゃくちゃにしないでくれよな・・・」

ピッコロ「フンっ」

天津飯「聞いてくれクリリン、オレは、かつてあいつに頭を粉砕されそうになったんだ。お前もあいつの手下に殺されただろ。むかつくよな？」

クリリン「も、もう昔のことじゃないか！忘れようぜ！今日は楽しくやりましょうよ。」

天津飯「ちっ・・」

てんてて てーてててててーてててててん てててってて


サーラスパーダ
サーラスパーダ
サーラスパーダ
レッソッソ

はごろもふぅ～ず



トニー勝てないよ！
そんなときはケロッグコーンフロスティ！

グんンレイトッ！

キミもタイガー
ケロッグゲッストュユー！


てんてて てーてててててーてててててん

そして ついに！
クリリン ヤムチャ 天津飯 悟飯 ピッコロが集まり 合コンが始まった。

ヤムチャ「いやぁ～、今日は集まってくれてありがとなみんな～！」

ピナッツちゃん「みんな超かっこいい～！」

カシュナッツちゃん「ほんと～、ヤムチャさま、この前のタイタンズの試合見に行きましたよ～！」

マカダミーアちゃん「私は天下一武道会を見に行ったわ！みんな出てたわよね！」

ピスターチちゃん「悟飯ちゃんはあのときまだ産まれてなかったわよね、かわい～！」

コーンちゃん「ピッコロさん、具合悪いの？顔色が悪いわ。」

ピッコロ「くだらん！」

天津飯「オレは天下一武道会で優勝した事があるんだぜ。昔は殺し屋を目指して悪の限りを尽くしたが、今はもう正義の見方さ。」

カシュナッツちゃん「素敵～！ほんとに素敵だわ～」

天津飯「ふっ、その言葉、そっくりそのままリボンでもつけて返してやるぜ。」

キャーキャー

悟飯「クリリンさん、ボクたち、やっぱり場違いなんじゃ・・・」

クリリン「あ、ああ、思ってた以上に天津飯がモテているぞ・・・。よし、ここは一発、ギャグをかましてみるか・・・！」

クリリン「みんな聞いてよ～！オレこの前一回死んだんだ！フリーザっていう悪い奴に爆発させられたんだよ！ドーンて！笑っちゃうだろー！？」

しーーーん・・・

悟飯「ク、クリリンさん・・・」

ピナッツちゃん「意味わかんなーい。超つまんないしー」

カシュナッツちゃん「なんで死んだのにここにいるわけー？」

ピッコロ「ドラゴンボールという、７つ集めるとどんな願いも叶う球がある。それによって、クリリンは生き返る事が出来たのだ。」

ヤムチャ「おっ、おい！こういう場でマジレスはやめてくれよピッコロ！」

クリリン「そ、それにオレ２回死んでるんだぜ！しかも最初は、なんと！このピッコロの手下に殺されたんだ！ひでえだろー！」

しーーーん・・・

天津飯「クリリン、昔の話だろ。ピッコロだって反省しているんだ。いつまでも引きずるのは、みっともないぞ。」

クリリン「て・・・天津飯っっ！！」

悟飯「クリリンさん、もうやめて下さい・・・、ほら、ご飯食べましょう、美味しいですよ・・・友達ならぼくがいるじゃないですか・・・」

クリリン「う、うるせ～・・・」


合コンは天津飯だけが注目され、ヤムチャはほぼ空気、悟飯はクリリンとピッコロのフォローをし、予想を遥かに超える恐ろしい会になってしまったのである。

クリリン「でへへへ！あひゃー楽しい！」

マカダミーアちゃん「クリリンさん、酔いすぎ～！きも～い！」

悟飯「良かった、クリリンさん、だいぶ馴染んできたみたい。」

！！

悟飯「クリリンさん！」

クリリン「おえっ！んあ～ぁ、感じたか悟飯！ものすごい気を・・・」

悟飯「これって、あまりよくない気ですよね・・・」

クリリン「よ・・・よくねえよ・・・どんどん近づいてくる・・・」

クリリン「お前もうすうす感づいてるはずだ・・・こ・・・この気はフリーザじゃないのか・・・！？」

ピッコロ「こ・・・こんなことが・・・！！」

悟飯「行きましょうクリリンさん！」

クリリン「・・・」

悟飯「ク、クリリンさん・・・！！」

クリリン「オ、オレは行かねえ・・・こんな楽しい会を逃して、フリーザにわざわざ殺されに行きたくねえ・・・」

悟飯「ヤムチャさん・・・天津飯さん・・・」

ヤムチャ「・・・」

天津飯「・・・」

ピッコロ「ザコ共が！！一生そうやって腐っていろ！二度とツラみせるな！悟飯、行くぞ！」

クリリン「悟飯、ピッコロ、世話んなったな・・・、とてもじゃないが、もう、お前たちにはついて行けないんだ・・・」

ヤムチャ「ああ、クリリンの言う通りだ・・・。オレたちは人間だ。自分のペースで修行し、プライベートも大事にしたいんだ・・・」

天津飯「・・・達者でな。」

悟飯「クリリンさん・・・ヤムチャさん・・・天津飯さん・・・ぐすん」

ピッコロ「モタモタするな悟飯！フリーザたちはもうそこまで来ているぞ！」

悟飯「さようなら・・・クリリンさん、ヤムチャさん・・・天津飯さん、でもぼく、待ってますから・・・信じて・・・待ってます・・・ぐすっ」

バシュッ
バシュッ

しかし 悟飯の期待は残酷にも裏切られた


クリリンたちは現れなかった

突如として、トランクスが現れ フリーザ親子を一瞬で倒し 地球は救われた。

トランクス「クリリンさんたちが・・・クソ！オレが来てしまった事で、歴史が変わってしまった・・・。」

悟飯「違います！トランクスさんのせいじゃありません！」

ピッコロ「あんなやつらに用はない。人造人間に備えて修行するぞ」


そして３年の月日が流れた

クリリン「あーあ、ヤムチャさん、また悟空たち戦ってますよ・・・相手の気感じませんし、なにやってんすかね・・・」

ヤムチャ「えっ、お前よくわかるな。オレもう気を探ること出来なくなったわ」

天津飯「おーい、あっちの料理屋の裏にたくさんの残飯があるぜ！」

あっはっはっは



クリリンたちも楽しいホームレス生活を送っていた



エンジェっ
エンジェっ

エンジェっ

Ａｈー


てれれれれれれーん



おわり