ガチャ バターン!
姉「ガサ入れだぁー!」
弟「うわっと えっ?なになに?」
姉「よし動くなっ! そこに座れ シッダン!」
弟「なに?急にどしたの?」
姉「これからお前の部屋の捜索を開始する」
弟「ちょちょっと いきなりどういうこと?説明して」
姉「私の下着が足りません どうやら盗まれたようです」
元スレ
姉「妹萌え・・・だと・・・」
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1251008388/
弟「へっ?」
姉「お前にはその犯人の嫌疑が掛けられています 容疑者です
両親の旅行中にこんな犯罪を行うのは許されません」
弟「ぬ濡れ衣だ」
姉「犯人はみんなそう言うんだ 嫌疑を晴らしたければ捜索に応じろ」
弟「何で俺を疑うんだよ」
姉「姉ちゃんが魅力的なのは分かるが こういう事は良くない
思春期の出来心だということを考慮して情状酌量の余地もないではない」
弟「俺じゃねぇって」
姉「さぁさぁ観念してキリキリお縄を頂戴しろ」
弟「それって犯人確定の時のセリフですよ」
姉「身に覚えがなければ捜索に応じられるはずだ よし廊下へ出ていろ」
弟「弁護士呼んでください」
姉「まずはそうだな タンス」
弟「ちょ ま待ってよ」
姉「入ってくるなっ!」
ガタガタッ
姉「どれどれふーん 割と整理してあるなあ おコンドーム発見 いやん 姉ちゃん思わず赤面」
ガサガサ
弟「うそつけ!そんなもん持ってねーよ」
姉「ジョークでしょうが 笑うとこだよここ」
弟「笑えねーって」
姉「次は机の周りだな 本棚の裏とか・・・ あ、写真アルバムみっけ」
弟「こらこら それ俺のプ、プライバシー」
姉「なつかしーこれおじさんの家族と行った北海道旅行のだ」
パラパラ
姉「この頃の弟かわいかったなぁ どこにでもねぇたんねぇたんって付いてきて
今じゃ無愛想だし そうかと思えばパンツ盗むし 何を考えてんだかもう」
弟「そっちが何考えてんのだろっ!」
姉「あーでも女の子の写ってるのないし つまんないなー 彼女専用アルバムとかないの?」
ゴソゴソ
弟「そ、そんなのねぇよ てか下着の捜索だろっ」
姉「ふぅむ無いな では引き出しを」
ゴトゴト
弟「ないって」
姉「うーん」
弟「ないよ」
姉「あれ? これは? なにこの可愛い封筒?」
弟「あっこらっ それは開けるなって!」
姉「これもしかして・・・ラブレターとか」
弟「なんだよ」
姉「あっ ああゴメンゴメンこれは見ないわ なおしとく でもへぇー」
弟「・・・なんだよ」
姉「物好きもいるもんだと思って これくれた女の子と付き合ってるの? ん?ん?」
弟「どうでもいいだろ」
姉「姉ちゃんに冷たいと思ったら彼女いたんだねぇ 昔はどこにでもねぇたんねぇたんって・・・」
弟「また言ってる 付き合ってねーよ 別れたって言うか1回遊びに行っただけだし」
姉「ひぃ 一回遊んで捨てた・・・鬼畜」
弟「そんなわけないだろ それ以上言うと怒るよ」
姉「未練がましく手紙持ってるくせに・・・」
弟「何なんて言ったの?」
姉「いえいえ、さぁ捜査捜査」
姉「じゃあ最後に本命のベッドの下」
弟「ギクゥ 待ってそれは待って」
姉「ははーん 隠し場所はここかぁ?」
ドサッ ゴソゴソ~
弟「やめて姉ちゃんそこやめて」
姉「あれ?ないなあ マットの下か? ああぁっ!」
弟「いやぁー///」
姉「弟君 このエロスな雑誌はいったい何かな?」
弟「これはその・・・友達から・・・かり」
姉「友達のせいとかずるいよね」
弟「・・・はい」
姉「また内容がこれ『お兄ちゃん中はダメ妊娠しちゃう』? 妹萌え大特集とか///
なにその性癖 姉萌え大特集ならまだしもこの不潔な弟 軽蔑しちゃうわ」
弟「いや今回偶然それが回ってきただけで けっしてそういう性癖では・・・」
姉「他に申し開きは?」
弟「お俺だってもうそういう歳頃なんだよですよ」
姉「妹萌えの年頃?」
弟「頼むからそれにこだわらないで・・・」
姉「あーあーもうあの犬っころみたいに可愛かった弟がこんな本見ちゃって
母さん知ったら泣くんじゃない?」
弟「母さんには 親父と母さんには何卒ご内密に」
姉「まあ姉ちゃんも鬼じゃない母さん泣くのも見たくないし ここは貸しということで」
弟「ありがとうございます
姉「結局下着は出なかったけどいろいろおもしろい収穫はあったわね」
弟「そういや下着の捜索だろ 俺は無実だったろ!」
姉「今回は証拠不十分ということで見逃してやるわ」
弟「俺の社会的信用はどう保証してくれるの」
姉「黙れ 妹萌え」
弟「ぐぅ」
姉「ああそうそうこれからが本題なんだけど」
弟「じゃあ今までのは何だったんだっ!」
弟「で用件は」
姉「ええと おじさんとこの従妹ちゃんいるでしょ」
弟「ああ従妹ちゃん」
姉「来るんだって 明日から泊まりで」
弟「従兄君は来ないの?」
姉「今回は一人で 三年ぶりかなぁ 一緒に北海道旅行も行ったよね」
弟「ふーん どのくらいいるの?」
姉「よく知らないけど何か探しものらしいよ 見つかるまでいるって 協力ヨロシク」
弟「えぇ?俺が? 姉ちゃんに懐いてただろ」
姉「私も忙しいから協力してって言ってるの しかしお前が妹萌えとは思わなかったな
従妹ちゃんピーンチ」
弟「んなことないって・・・ゴクリ」
姉「バーカ」
次の日
姉「おとうとー 従妹ちゃん来たよー」
弟「わかったいくよー おっおお ひさしぶりだね~」
従妹「お久しぶりでーす」
姉「ほらいとちゃん女の子らしくなっちゃって 可愛くなったでしょ」
弟「いやほんとびっくりしたよ でも身長はそんなに変わってないような」
従妹「うん身長はもうこれ以上はダメみたい おと兄ちゃんは背伸びましたね」
姉「心はすっかり汚れちゃったんだけどね」
弟「何だよその言い方は」
姉「おと兄ちゃんだって 萌える?萌えちゃう?」
弟「まだそれ言うかな」
従妹「うふふふ 二人ともあいかわらずです」
弟「そういや従兄君はどうしてるの?この前は一緒に来たよね」
従妹「え?ああ あいつ去年から不登校で引きこもっちゃってます」
姉「ほんと・・・」
弟「従兄君あいつ呼ばわりされてるのか」
従妹「学校が合わないとかいって 家で勉強はしてるみたいだけど」
姉「どこの家もいろいろあるよねえ」
弟「それうちにも問題ありそうな言い方だね」
従妹「おと兄ちゃん うちのデブ兄貴と違ってかっこいいなぁ あねちゃんがうらやましい」
姉「べっつに弟が格好良くても関係ないもん ていうか格好良くないもん」
従妹「じゃあもらっちゃいますよ 私おとにいちゃんタイプだよ」
姉弟「!!!ゴクリ」
その夜
弟「へ・・・」
姉「なにニヤついてんのかな」
弟「えっ?」
姉「フンだ」
弟「いやいや ああそういとちゃんは?」
姉「いま私と交代でお風呂入ったとこ 」
弟「今日はどうだった?」
姉「一緒にショッピング行ってきたよ」
弟「ん?なにか探すんじゃなかったの?」
姉「うん私もそう言ったんだけど買い物行きたいって 」
弟「ふーん」
姉「でも楽しかったよ いとちゃん何着せても可愛いんだ 妹いいなあ 弟むさ苦しいなあ」
弟「むさ苦しくて悪かったな」
従妹「お風呂あがりましたー あ、おと兄ちゃんお先にごめんね」
弟「はいはいいいよ あ、冷蔵庫にお茶冷えてるよ」
従妹「ありがとー いただきまーす」
姉「んま優しい 姉ちゃんにはそんなこと言わなかったのに
いとちゃん脱衣場の下着気をつけないと こいつ盗むよ」
従妹「はーい」
弟「また何言うんだよ いとちゃんも返事良すぎ」
姉「いとちゃん 寝るのは私の部屋でいいね」
従妹「はーい ここ前に来た時よりお部屋が増えてるますね
この前来た時は姉弟で同じ部屋を使ってたっけ」
弟「うん親父が道楽で家を建て増したり改造したりするんだよ」
姉「あのバカ親父 こいつに部屋を与えちゃうから秘密作りまくりだよ」
弟「そんなこと言ったってずっと同じ部屋ってわけにもいかないだろ」
従妹「わたし おと兄ちゃんのベッドでもいいよ」
弟「くっ それは・・・」
姉「やめときなさい あのベッドには恐ろしい秘密が・・・」
弟「おい やめろやめてください」
従妹「エッチな本隠してるんでしょ?うちの兄貴もため込んでやがったから
捨ててやったよ全部 あいつ泣いてやんの ウケケケケケ」
弟「なんかこわ・・・」
姉「いとちゃん従兄君のことになると人変わるね」
姉「それでいとちゃん明日の予定は ?私は午後からちょっと用事があるんだけど」
従妹「じゃあ明日はおと兄ちゃんとデートがいい」
弟「っうえっ!」
姉「うんじゃ そういうことでいっか いいね弟」
弟「じゃじゃじゃじゃあ どこいこうか?」
姉「・・・ノリノリじゃん 保護者なんだからちゃんと守るんだよ」
弟「う海とかプールとか?」
姉「うわ下心みえみえ」
従妹「でも水着ないし」
弟「姉ちゃんの借りるとか でもああサイズ合わないか」
姉「私が中学の時のスクール水着ならあるよ」
弟「うっ! ゴクリ」
姉「冗談だよバカ」
従妹「そうそう さっき脱衣所で見たんだけど あねちゃんすごくスタイル良いんだよ
ボンキュウッボーン」
姉「なっ 何を言うかな///」
従妹「色白いし 胸の形がこれがまたこーんなツーンと上向いて」
姉「やっやめてよ/// いとちゃんだって小ぶりだけどすごく綺麗な・・・」
弟「おっおれ 風呂入ってくるわ」
従妹「あはは おと兄ちゃん照れてる かわいい」
姉「もういとちゃん///」
従妹「やっぱり この前に行った遊園地行きたいな」
姉「うんあそこなら涼しい水族館もあるしね 健全健全」
姉「じゃ部屋いこっか」
従妹「はい」
パタン
姉「どうぞ」
従妹「うわ可愛い部屋」
姉「ベッドダブルだけどやっぱりちょっと狭いね」
従妹「ううん 平気ですよ 私ちっちゃいから あっぬいぐるみだ」
姉「あっそれは/// 」
従妹「いつもこのこと寝てるの?かわいいね ちょっと貸して」ギュゥ
姉「うううぅ」
従妹「いい匂い はい返すね」
姉「じゃあ今日はこっちに置いとこう じゃおやすみー」
従妹「おやすみなさい」
次の日の夜
姉「おかえりー どう楽しかった?」
従妹「ただいまー 楽しかったよ」
姉「ちょっと遅かったけど弟に変なことされなかった?」
従妹「全然 おと兄ちゃんすっごく優しいんだよ夕焼けが綺麗だったから
一つ前の駅から歩いて帰ってきたんだ
腕組んだらおと兄ちゃんも真っ赤になっちゃって」
姉「ふ ふーん 腕組んで ほほう」
従妹「あっ あねちゃん妬いてるのー」
姉「ごっご冗談を じゃ明日は暇だし、何かさがすのなら私が一緒に・・・ 」
従妹「あしたはおと兄ちゃんと映画見に行くんだ」
姉「ほ ほほーう あ、ああそうなの おと兄ちゃんこっちきなさーい」
弟「なんでしょうか」
姉「後で部屋行くから」
弟「へっ?」
コンコン
姉「入るわよ」
弟「なに?」
姉「あんたいとちゃんと何かあった?」
弟「へっ?」
姉「私よりあんたと映画行きたいってさ 」
弟「ああそんなことも言ってた様な」
姉「すっごく優しいんだってさ」
弟「そりゃ優しくしましたから」
姉「腕組んで帰ってきたって嬉しそうに言ってた」
弟「だって腕取って放さないんだもん」
姉「あ、そう じゃ明日もエスコートよ・ろ・し・く!この妹萌え!」
バタン!
弟「なんだよいったい」
次の日の夕方
弟「・・・ただいま あいたた 」
従妹「おと兄ちゃん大丈夫? あねちゃん!おと兄ちゃんが」
姉「何よ?!どうしたの?! あっ!血が出てるじゃない!」
弟「いや大丈夫だって ちょっと殴られただけだから」
姉「殴られたってどういうことよっ!あんたおとちゃんと一緒なのにケンカなんかしたの!」
弟「いやその ゴメン」
姉「説明しなさいよ!」
弟「帰りに駅前のゲーセン寄ったんだ」
従妹「私が入って見たいって誘ったんです・・・それでおと兄ちゃんトイレ行って間に
私が変なヤツに絡まれちゃって」
姉「なんでトイレなんかいくのよっ!」
従妹「待って おと兄ちゃん私を助けようとしてくれたんだよ」
弟「でも一発食わされてやられました 面目ない」
姉「どこのガキゃそれ 許るさん 駅前のゲーセンね 行ってくる」
弟「いやだめっ 今行ったら 警察来てるかも」
姉「警察来てたら好都合じゃないか」
弟「だめっ せっかく顔見られずに逃げてきたから 下手したらいとちゃんが捕まる」
姉「えぇっ? どういうこと それって・・・」
弟「俺を殴って油断した相手をいとちゃんが消火器で・・・」
姉「し、消火器で」
弟「顔面滅多打ち」
姉「滅多打ち・・・」
従妹「相手が倒れた隙に逃げてきました」
弟「そ、そうだ いっとかなきゃって思ってたんだ・・・ダメだよいとちゃん あれ以上やったら人死ぬよ
いくらなんでも手加減しなきゃ」
従妹「大切な身内を守るのに遠慮は無用です」
弟「でも過剰防衛とか法律があるから」
従妹「いいんです 私は法律なんかどうでも もう人としてのことわりの外に出ちゃってますから」
弟「人としてのことわり・・・?」
姉「ことわりのそと・・・?」
しばらくして
姉「いまこっそりゲーセン見てきたけど 大きな騒ぎにはなってなかったみたい」
弟「そうかよかった」
姉「相手はさっさと逃げたみたいね あんた顔憶えられてるかしら」
弟「どうかな殴られたのも一瞬だったし」
姉「情けない」
弟「すいませんです でも俺だったらあれだけ消火器で殴られたら記憶も飛んでると思う」
姉「だといいけど いとちゃんもどうかしらねぇ」
従妹「どうでもいいの 死んでたって人殺したって・・・私には些細なことです」
弟「さっきから怖いことばかり言うなあ」
従妹「ねえおと兄ちゃん 悪いけどお部屋見せてくれないかな」
弟「いいけど 急にどうしたの?」
従妹「探し物 きっとおと兄ちゃんの部屋だと思う こんなことなっちゃったし
迷惑にならないうちに見つけてもう帰らなきゃ」
姉「えほんと? 弟なにか心当たりあるの?」
弟「いや 全然なんのことかさっぱり 」
従妹「うん知らないと思うよ この前来た時にうちのバカ兄貴が隠したんだ」
姉「従兄くんが?」
ガチャ
弟「はいどうぞ あベッドは調べないでね」
姉「ププ 特にマットの下はだめよ」
従妹「隠した場所聞いてたんだけど こんなに家の形が変わっちゃってると思わなかったから
おと兄ちゃんの部屋ってリフォームする前は小さい物置部屋でしたよね」
弟「あそうそう よく覚えてるね」
従妹「兄貴が憶えてたから その物置の北側の壁の角の隙間に隠したって」
弟「北側の壁って ああちょうどタンスの後ろだ」
従妹「タンス動かしてもいいかな」
姉「動かしたげなさいよ」
弟「はいはいっと 角の方が見やすい用に よいしょっとこらよ」
ズリズリズリ
従妹「ありがと んしょっと 暗くてよく見えない」
姉「あライト持ってくるね」
姉「はい持ってきたよ こっちから照らそうか」
従妹「ああ隙間の奥に見えてる リフォームで壊されてなくてよかった・・・」
弟「この針金で届くかい」
カリカリ
従妹「うん届いた もうちょっと あっ」
ストン
従妹「あったみつけたよ・・・お兄ちゃん・・・」
姉「写真・・・あ北海道旅行のだ」
弟「いとちゃんと従兄君が写ってるね でもそれだったら俺も持ってるよ」
従妹「うん でも裏にね書いてあるの・・・誓いが」
クルリ
<僕は将来妹をお嫁さんにして一生幸せにします 兄>
<わたしはおにいちゃんのおよめさんになります いもうと>
従妹「お兄ちゃん あった あったよ・・・」
姉「それっていとちゃん小一のときだよね」
従妹「うん兄貴が四年生」
弟「それをずっと・・・」
従妹「誓いだから・・・大切な」
従妹「私とお兄ちゃん この前男と女の仲になりました」
姉弟「!!」
従妹「人として赦されないことですよね わかってます」
姉「それで人としてのことわりの外って」
弟「もう何も怖くないってこと?」
従妹「そう 気持ち悪いですか 私たち 変だよね」
姉「ううんそんなことない わかるわかるよ!」
弟「姉ちゃん・・・」
従妹「もちろん親には内緒だし結婚もできないけど」
従妹「でも一生そばで生きていきます それが私たちの一番の幸せなんです」
姉弟「・・・・・」
ピリリリリリ ピリリリリリ
従妹「あ電話、すいません ちょっとでます」
従妹「もしもし・・・」
従妹「だからいちいち電話してくるんじゃねえってボケ! さみしい?バカだろ
あん?心配? 私がかわいいから?うへぇ///
あゲフンゲフン
いいよもう用事すんだから今から帰るっとこだってば
え?またそれ言えって?ほんといかれてんなデブ兄貴
いい 良く聞いとけよ お兄ちゃん大好き!
これでいいか お前もバイト先の女に鼻の下伸ばしてんじゃねえぞ
・・・やんダメそんなこと・・・ うん わかった じゃあ」
弟「なんかすごい兄妹だね」
姉「・・・うん」
従妹「うちのデブ兄貴がよろしくって じゃこれから帰ります」
姉「ええ?今から? 急じゃない今日は泊まって明日にしなよ」
弟「そうだよ 今からだと家に着くの深夜だよ」
従妹「兄貴が早く会いたいってうるさいから 実は私もだったり うへぇ///」
姉「それじゃあ無理にとはいわないけど」
従妹「ありがと 会えなかったけどおじさんおばさんにもよろしく伝えてください
実は留守を見計らって来たんですけどね お世話になりました~ 」
姉「じゃあまた来てね~」
従妹「おと兄ちゃんにはもうちょっと話があるからそこまで送ってよ」
弟「ああはい」
姉「?」
姉「このぬいぐるみもだいぶくたびれちゃったなぁ うへへ」ポンポン
姉「ふぅ 人としてのことわりを越えた・・・か・・・・」
ガチャ
弟「はいガサ入れですよー」
ビクッ
姉「はぅわ! あぁぁぁぁっと」
姉「なによいきなり」
弟「動くなっ」
姉「なに?」
弟「俺の下着が足りません これから姉ちゃんの部屋の捜索を開始します」
姉「ちょちょ」
弟「姉ちゃんには犯人の嫌疑が掛けられています」
姉「ぬ濡れ衣だ 陰謀だ」
弟「この前俺の部屋もさんざん調べられたんだから 俺もそうさせてもらう」
姉「し、仕返しね 母さん帰ってきたらエロ本のこと言うわよ」
弟「その前に姉ちゃんの弱みを握ってやる 文句は言わせないぜ」
弟「まずはクローゼットだ」
姉「ちょ ま待ってよ」
ガタガタッ
弟「ふーむ あんまり女っぽい服無いね おピルケース発見 弟思わず涙目」
ガサガサ
姉「それこの前の私の言ったことのパクリじゃん!」
弟「言ってみたかったんだよ」
弟「机はまあいいや 本棚だな・・・ アルバム、アルバムと おう発見!」
姉「あああ こらやめろみるな」
パラパラ
弟「なんだこれ 俺と写ってる写真ばっかりじゃん」
姉「もうっ 見るなって///」
弟「彼氏の写真とかないの?」
ゴソゴソ
姉「ないわよっ」
弟「ふぅむ無いな では引き出しを」
ゴトゴト
姉「きゃああ」
弟「いぇい可愛い日記帳 これ読んだら俺鬼畜だな」
姉「ああ・・・それは見ていいよ」
弟「へ?いいの?」
パラパラ・・・
弟「白紙じゃん」
姉「もらっただけ 日記なんか付けないもん」
弟「なんだよ」
弟「じゃあベッド」
姉「あんたとは違うんだから」
弟「というのはフェイントで・・・今抱いてるそのぬいぐるみ貸しなさい」
姉「えっ!」
弟「はいかして」
姉「こっこれはダメッ」
弟「いいからかしなよっ!」
ぐぃっ!
姉「あっ やめてやめてお願い」
弟「クンクン わかんないな」
姉「見ないで見ないで返して」
弟「背中のチャック これか」チー
姉「あっそれダメぇ」
弟「あ、ああっ!これは」
姉「・・・///」
弟「これ俺のシャツですよね」
姉「しらないよぉ」
弟「何でこんなものがぬいぐるみに入ってるんですかね 姉ちゃん」
姉「わかんないもん」
弟「じつは俺知ってたけど」
姉「えっ?」
弟「帰り送った時にいとちゃんが言ってたんだ 」
姉「なんでいとちゃんが」
弟「姉ちゃんのぬいぐるみ俺の匂いがするって 覚悟があるなら調べてみたらって」
姉「覚悟って・・・?」
弟「姉ちゃんとの関係が今までとは変わってしまうかもしれないって」
姉「・・・・私と弟のの関係」
弟「どういうことだよ正直に聞かしてよ」
姉「だって・・・だってだってだって 一人で寝るのさみしかったんだもん」
弟「え」
姉「小さい時からずっと隣あって寝てたじゃない・・・部屋に一人だとさみしくて心細くて眠れなくて」
弟「・・・」
姉「でも 弟の匂いがすると安心して眠れるから さみしいんだもん ひとりで寝るのいやだよぉ」
弟「じゃあもうこのぬいぐるみは没収 シャツも返してもらう」
姉「だめだめ それなかったら姉ちゃん困る 眠れないよ」
弟「そのかわりねえちゃんが眠るまで俺が隣にいてやるから」
姉「・・・・ぇ?」
弟「お、俺だって同じだったよ」
姉「・・・・」
弟「親父が部屋分けた時どんだけ腹が立ったか でも姉ちゃん平気そうだったし嬉しそう だったし・・・」
姉「そんなことないもん ずっと隣で寝てたかったもん 」
弟「俺が居るから それとも俺よりぬいぐるみやシャツの方がいい? なら返すけど」
姉「ううんだめ 弟の方が・・・いい・・・隣にいて」
姉「えへへへへ じゃあもう寝よっかな」
弟「ま、まだ9持ですけど」
姉「いいの疲れたかのもう寝る はいこっち来てポンポン 弟いつも右側だったよね」
弟「じゃあはい 失礼します うわいい匂い」
姉「電気消すね///」
ピッ
弟「・・・じゃあ おやすみ」
姉「え・・・ホントに寝るの」
姉「ねぇもう寝た?」
トントン
弟「姉ちゃんが眠るまでは起きてるよ」
姉「シャツの裾 握っててもいい?」
弟「うん いいよ」
姉「ねぇねぇ」
ちょんちょん
弟「起きてるよ」
姉「なんで背中向けるの」
弟「ちょっと都合で」
姉「むー」
弟「・・・・・・」
姉「ねぇねぇ 背中さわってもいい?」
弟「ちょっとだけだよ」
コチョコチョ
弟「うひっ」
コチョコチョコチョ
弟「うひゃひゃはっ」
姉「ほりゃほりゃ」
コチョコチョ ニギッ
弟「うわそこはさわっちゃ」
姉「あっ・・・・ゴメン」
弟「うん」
姉「(固くなってた・・・)」
姉「ねぇねぇ」
弟「・・・うん?」
姉「弟ちゃんって妹萌えなんでしょ」
弟「ちがうよ」
姉「だってあの本」
弟「あれはね 妹萌えになろうと思って借りた」
姉「どういうこと?」
弟「だ、だって姉ちゃん見て固くしてるなんておかしいだろ?
妹物のエロ本でもみてそっち系になれたらまだマシかなって でもダメだった」
姉「じゃあ・・・姉萌えだったの?」
弟「ちがう俺は姉萌えっていうより姉ちゃん萌えだよ ほんとにパンツ盗みたくなるし
姉ちゃんの身体とか気になるし 姉ちゃんのエッチな身体のせいだ」
姉「(私ってエッチな身体なの?)」
姉「ハァハァ・・・ねぇ」
弟「・・・」
姉「ねむれない なんか胸が苦しいよ」
姉「こっち向いてよ」
弟「ゴメン でもほんとに姉ちゃんのからだ刺激強すぎなんだよ
襲っちゃうよ こんな苦しいとは思わなかった」
姉「いいよ だからこっち向いてよ」
弟「いいよって・・・」
姉「私いとちゃんの気持ち痛いほどわかったもん」
弟「・・・いとちゃんの気持ち」
姉「子供の頃の感情を持ち続けられるってこと 姉弟でも愛せるってこと」
弟「愛せる・・・姉ちゃんが俺を・・・」
姉「弟といとちゃんが仲良くしてるの見るの嫌だったもん 弟は私のだもん」
姉「私も弟と遊園地いきたいもん 映画いきたいもん 腕組んで歩きたいもん」
弟「いいよ 一緒に行こう 俺も行きたい」
姉「ほんよほんと?・・・・うれしいぃ 腕組んでくれる?」
弟「うん」
弟「胸の苦しいのおさまった?」
姉「ううんおさまらない ドキドキしてる」
姉「弟は固いのおさまったの?」
弟「・・・全然 つかひどくなってる」
姉「二人でなおそうか」
弟「・・・えっ」
姉「じゃあまずキスから・・・」
おしまい