1 : ナナシ - 2019/07/30 08:00:02 J9d/nmwA 1/33虹ケ咲怪異シリーズ第2作目です。1作目が山だったので今回は海です。キャラ崩壊注意です
元スレ
宮下愛「海の怪異」【虹ケ咲スクールアイドル同好会】
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1564441202/
ちぃーす!アタシ、宮下愛。学校の友達に誘われてスクールアイドル始めちゃいました!
早速愛さんのダジャレ100連発・・・って言いたいことだけどちょっと聞いてもらえるかな?
うん、ありがとう。愛してるよ!愛だけに
・・・実はさこの間みんなで山に行ってちょっとヤバい体験をしたんだ
なんちゃら神がどうたらこうたらって感じで・・・でもエマっちが元気になってよかったよ
そんなことがあったからリフレッシュも兼ねて今度はみんなで海に行こうかってなったんだけど
~某県・某市・海岸~
愛「海だ―――!!」
璃奈「だー!」リナちゃんボード:「ムン」
せつ菜「パラソルはここっと」ザクッ
かすみ「シートを敷いて」
歩夢「荷物を置いてっと」ドサッ
しずく「準備運動をしっかりして泳ぎましょう!」
果林「あらあらみんな元気ね」
彼方「ね~」
~歩夢サイド~
歩夢「フフフ、冷たくて気持ちい♪」
しずく「そうですね♪」
璃奈「やっぱり夏は海だよね」リナちゃんボード:「ニッコリ」
~愛サイド~
エマ「ほっ!」レシーブ
愛「せっつー!」トス
せつ菜「は!」アタック
赤髪の女性「ふ!」レシーブ
堕天使「ほっ!」トス
ずら「ズラァァアアアアア!!」アタック
バシュン
愛「くっ!」
せつ菜「やりますね」
エマ「負けないよ」
~果林サイド~
ワ―――――!!
果林「向こうはスゴイ熱気ね」
かすみ「ですね~」
彼方「ZZZ」
モブA「お、おい、あの人ヤバくね」ヒソヒソ
モブB「あ、ああ物凄いバディ(死語)だ」ヒソヒソ
モブC「あの眠っている人も中々」ヒソヒソ
果林「うふふ♪」
かすみ「ぬぬぬ」
彼方「ZZZ」
~お昼・海の家~
愛「クッソー負けた負けた」
せつ菜「そうですね。惜しかったです」
エマ「まぁまぁでも楽しかったよね」
歩夢「スゴイ歓声だったね」
しずく「はい」
璃奈「次は勝てるよ」リナちゃんボード:「ムン」
果林「みんな元気ね」
彼方「そだね~」
かすみ「・・・」
くせっ毛の女性「はい!焼きそばお待ちどお様!」
オレンジ色の髪の女性「こっちはラーメンね」
果林「さて、午後からどうしましょうか?」
せつ菜「当然リベンジです!」
エマ「せつ菜ちゃんは負けず嫌いだね♪」
愛「ん~ごめんね愛さんパス」
しずく「どこか用事ですか?」
愛「うん、なんかサーフィンできるみたいでさ」
歩夢「サーフィンか」
璃奈「あ、私もやってみたいかも」
かすみ「かすみんは荷物番してます」
彼方「彼方ちゃんも少し泳いだら休もうっと」
~果林サイド~
果林「さて愛に代わってリベンジね」バインバイン
エマ「頑張ろうね」プリンプリン
せつ菜「はい」
赤髪「」ゴゴゴゴゴゴ
堕天使「」ゴゴゴゴゴゴ
ずら「・・・絶対に負けられない戦いずら(汗)」
~かすみサイド~
かすみ「・・・」
かすみ「・・・」
ワイワイガヤガヤ
かすみ「・・・」
かすみ「なぁんで誰もかすみんに声を掛けないんですか――!?」
~歩夢サイド~
歩夢「今何か聞こえた?」
しずく「?」
彼方「んふ~冷たくて気持ちいい♪」
~愛サイド~
愛「ここだ」
璃奈「お~」
サーフボード店
カランカラン
ポニーテールの女性「!いらっしゃい!」
愛「すみませーん。大人2人なんですけど」
ポニーテールの女性「はいはい、じゃあこっちの紙に色々書いてね」
璃奈「う~何か怖いよ」リナちゃんボード:「ビクビク」
ポニーテールの女性「あはは、大丈夫だよ!形式的なだけだから滅多に起こらないから安心して」
愛「だってよリナリー」カキカキ
璃奈「う、うん」カキカキ
愛「書きましたー」
璃奈「たー」
ポニーテールの女性「はいはい・・・・うんOKだよ」
ポニーテールの女性「・・・あのね」
璃奈「?」
ポニーテールの女性「ここに書いてることとは別に【もう1つ注意してほしいことがあるんだ】」
愛「何ですか?」
ポニーテールの女性「この海の西側にね。【神社があるんだけど】」
璃奈「神社?」
ポニーテールの女性「そ、【海にある神社だよ】」
ポニーテールの女性「【そこには絶対に近寄らないでね】」
愛「は、はい」
気さくで優しい声から妙に威圧感というかトーンが変わったのを覚えている
【そんなに危険なんですか?】思わず聞いてみた
ポニーテールの女性「うん、【サメが出るんだ!】」
そう言っていた
~海~
ザバーン
愛「いやっほー!」
璃奈「うわ!うう・・・難しいの」
愛「アハハほらもう一度だよ」
璃奈「頑張る!」リナちゃんボード:「ムン」
~夕方~
愛「ん~もうこんな時間か」
璃奈「そろそろ帰らないとみんな心配するね」
愛「帰ろっか!」
璃奈「うん・・・あれ?」
愛「?どったの?」
璃奈「あれって・・・」
愛「あれ?」クルッ
振り返って私は固まった・・・そこには【神社があった】
愛「嘘・・・な・・んで」
あの店員さんの話だと例の神社までは数十キロくらいあるって言ってた
私とリナリーはそんなに泳いできてはいない
注意されたようにお店の近くで遊んでいた・・・なのに
璃奈「お店は・・・何で無いの」キョロキョロ
気がついたら【そこにいた】
ヤバい・・・そう直感した
愛「りなりーにげ」
ヒヒヒヒヒ
愛&璃奈「!?」ゾクッ
何・・・今の・・・
愛「」
璃奈「」
悪寒が走った
璃奈「愛先輩・・・ここを・・・離れたほうが・・・いい」ガタガタガタ
愛「そ、そうだ・・ね」
早くここから・・・
それにりなりーを守らなきゃ
愛「取り敢えず陸に向かおう」
璃奈「う、うん」
私たちはすぐ近くにある陸を目指すことにした
~果林サイド~
ワ―――――!!
せつ菜「やったー勝ちました!」
果林「ふぅ・・・」
エマ「みんなお疲れ様」
赤髪の女性「く・・・うぐぅ・・・」
堕天使「・・・負けたわ」
ずら「いい丈夫だったずら」スッ
せつ菜「ええ、こちらこそ」スッ
ガシッ
パチパチパチパチ
~歩夢サイド~
歩夢「スゴイ歓声・・・」
しずく「こちらまで聞こえますね」
彼方「そろそろ戻ろっか~」
~かすみサイド~
かすみ「・・・」
かすみ「・・・」
かすみ「・・・」
かすみ「だからぁ何で誰もかすみんに声を掛けないんですかー!!」
~愛サイド~
璃奈「・・・」ガタガタガタ
愛「りなりー」ギュッ
私たちはどうにか陸に上がり砂浜にいた
大丈夫・・・歩夢たちがきっと・・・
~歩夢サイド~
歩夢「・・・愛ちゃんたちは?」
せつ菜「そういえば・・・」キョロキョロ
しずく「かすみさん愛さんたちを見てない?」
かすみ「う、うんずっとここにいたけど見てない」
エマ「だ、大丈夫かな」オロオロ
彼方「もう夕方だし、不味いかも」
果林「そうね、まずは手分けして探しましょう・・・あら?」
ポニーテールの女性「―――・・・!!」
赤髪の女性「―――・・?」
ポニーテールの女性「――――!!」
堕天使「!?」
ずら「・・・」チラッ
7にん「!」
ずら「」スタスタ
かすみ「こっちに来る」
しずく「どうしたんでしょうか?」
ずら「あの」
歩夢「は、はい」
ずら「【昼間私たちとバレーした女の人はどうしましたか?】」
~愛サイド~
璃奈「」ガタガタガタ
愛「大丈夫だよ、りなりー」ギュッ
寒い・・・まるで真冬の寒さ・・・確か今は夏なのに
それに
ヒヒヒヒヒ
愛&璃奈「!?」ビクッ
これだ・・・さっきから聞こえるこの声
愛「大丈夫だよ」
早く助けに来て
~歩夢サイド~
歩夢「えっと、私たちも探してて」
ずら「・・・」
ポニーテールの女性「ちょっとどうしたの?」
かすみ「あ、あのどうしたんですか?」オロオロ
ポニーテールの女性「え、ああ実はさ、家の店に来たお客さんが時間になっても帰ってこなくて」
しずく「あのそのお店っていうのは」
ポニーテールの女性「家は【サーフィン店】だよ」
7人「!?」
果林「そんな・・・」
せつ菜「愛さん・・・璃奈さん」
彼方「探さなきゃ」
エマ「2人はどこに?」
ポニーテールの女性「多分」
ずら「【あそこずら】」
~愛サイド~
愛「くっ・・・ふぅ・・・」
ヒヒヒヒヒ
ハハハハ
キャハハ
酷い・・・酷い声・・・気が変になりそう
璃奈「」スクッ
愛「りなりー?何してるの?」
璃奈「」スタスタ
愛「ち、ちょ」ガシッ
璃奈「」ズルズル
愛「何・・・この力・・・何かに・・・引っ張られる」
その時私は見た、【水辺に無数の手がこちらに手招きしているのを】
ヒヒヒヒヒ
コッチニオイデヨ
キャハハハ
愛「何あれ・・・何なのよ」ジワァ
璃奈「」ズルズル
愛「りなりー!りなりー!!」
このままじゃ・・・
オマエモ・・・
愛「!?」ゾクッ
【今後ろから】
ガシ
愛「ひっ!」
オマエモ・・・イッショニ
愛「いや・・・いやあああああ!!」
ずら「その人たちを離すずら」
愛「・・・え?」
ずら「破ァアアアアア」カッ
強烈な光が私たちを包んだ
ギィアアアアアア
オノレ・・・オノレエエエエエ
ずら「【この人たちは今を明日を生きている】」
ずら「【貴方たちもそうだったでしょ?】」
パァアアアア
・・・・・さん・・・・ちゃん・・・・・
愛「ん・・・あれ?・・・私」
歩夢「愛ちゃん!」ガバッ
せつ菜「愛さん」
愛「うお!・・・歩夢?・・・せっつー」
そうだ・・・確か
愛「そ、そうだりなりー!」
璃奈「(-_-)」
エマ「」ナデナデ
彼方「大丈夫だよ、エマちゃんが膝枕してくれてるから」
しずく「無事で何よりです」
ポニーテールの女性「取り敢えず一件落着かなん?」
愛「あ、お姉さん・・・ごめんなさい」
ポニーテールの女性「ううん、気にしないで」
愛「でも何で・・・」
ずら「恐らく呼ばれたと思うずら」
8人「呼ばれた?」
かすみ「呼ばれたって」
果林「【一体何に?】」
そういうとその女性は話し始めた
あの付近は【自ら命を絶つ人が絶えなかったらしい】
その影響かは分からないが様々な怪異がそこで起こり行方不明者が続出
その人たちの供養と封印の意味を兼ねて造られたのが例の神社だそうだ
しかしそれでもその念は消えていないそうだ
だから定期的にその女性がお経でその場所を清めているそうだ
愛「で、でも私とりなりーはちゃんと言いつけ通り」
ずら「【貴方たちここ数週間の間に何かありましたね?】」
8人「!!」
せつ菜「な、何で」
ずら「貴方」
歩夢「!」
ずら「貴方」
しずく「!」
ずら「そして今回の2人から邪気を感じるずら」
ずら「だから磁力みたいに引き合ったのかもしれない」
8人「・・・」
私たちは【あの山でのことを思い出し恐怖した】
その後、璃奈ちゃんが目を覚まし全て話した
その女性のご厚意で私たち全員のお祓いをしてくれた
何だか身体が軽くなった気がした
私たちはその女性の友人が経営しているという旅館に1泊させてもらい翌日帰路に着いた
山に続いて今回は海・・・今年の夏は変だ、そんな気がする
~虹ケ咲学園・同好会部室~
璃奈「」カタカタカタ
かすみ「おっはよーございま~す♪」
かすみ「あれ?りな子だけ?」
璃奈「うん、みんなまだだよ」リナちゃんボード:「おはよう」
かすみ「そっかーじゃあ、りな子に話しちゃお」
璃奈「?」
かすみ「【もう1つの世界って噂知ってる?】」
璃奈「【もう1つの世界?】」
~終~
投稿
以上です。今回は海編でした。次回三部作完結編を投稿します。では!