1 : 名無しさ... - 20/01/26 15:36:49 3Kb 1/48

(EScape撮影)

パシャッ

真壁瑞希「……」

パシャッ

白石紬「……」

パシャッ

北沢志保「……」

ハイ、オツカレサマデシタ

瑞希志保「ありがとうございました」

元スレ
真壁瑞希「クール系美少女です」
http://wktk.open2ch.net/test/read.cgi/aimasu/1580020609/

2 : 名無しさ... - 20/01/26 15:41:50 3Kb 2/48

「良い写真になりそうですね」

志保「そうですね」

瑞希「……随分早く終わりました」

志保「たしかに、あと2時間くらい押さえられてましたよね」

「思いの外、順調だったのでしょうか」

瑞希「むむ……何か気配を感じます」

3 : 名無しさ... - 20/01/26 15:50:35 3Kb 3/48

ガチャ

秋月律子「まったく、瑞希には敵わないわね」

志保「律子さん?」

所恵美「やっほ♪ みんなカワイイねー」

「所さん?」

二階堂千鶴「さぁ、準備しますわよ」

永吉昴「ほら、水な」

瑞希「二階堂さんに永吉さんまで……?」

4 : 名無しさ... - 20/01/26 15:54:53 3Kb 4/48

(数分後)

律子「それでは、秋月律子プロデュースの番組開始です!」

恵美千鶴「わー」パチパチパチ

志保「これ、撮ってるのですか?……そうですか」

「モニターもありますね」

瑞希「なるほど、このための2時間でしたか」

5 : 名無しさ... - 20/01/26 16:38:14 3Kb 5/48

律子「さて、あなたたちはどんなユニットですか?」

志保「EScapeです」

律子「それはユニット名よね。どんな、よ」

「どんな?」

瑞希「わかりました」

律子「流石センターね、瑞希」

瑞希「クール系美少女ユニットです。キリッ」

7 : 名無しさ... - 20/01/26 16:44:40 3Kb 6/48

志保「なるほど、そういうことですか」

律子「そう、ね」

「……どうなさいました?」

律子「ちょっとみんなでカメラに向かってやってくれる? ポーズ付きで」

瑞希「わかりました……私たち」

瑞希志保「クール系美少女です」

恵美千鶴「フゥー」パチパチパチ

8 : 名無しさ... - 20/01/26 16:47:33 3Kb 7/48

律子「あなたたちは、そうやって言ってきていますね」

志保「そうですね」

律子「しかぁし!」

「」ビクッ

律子「本当にそうでしょうか?」

瑞希「……どういうことですか?」

9 : 名無しさ... - 20/01/26 16:52:34 3Kb 8/48

律子「美少女という点は良いでしょう。みんな、カワイイし、キレイです」

志保「そんな……」

瑞希「改めて言われると照れますね」

律子「しかし、クール系……そちらは怪しいのでは?という疑惑が出ています」

「なんと……」

律子「ということで、3人にはドッキリを仕掛けました」

志保「えっ」

10 : 名無しさ... - 20/01/26 16:55:49 3Kb 9/48

律子「それでは、始めます。秋月律子プロデュース、『フール系美少女!』」

「えっ、ど、どういう」

律子「foolには大きく2種類ありますが、ここでは『騙すこと、騙されること』の意味です」

瑞希「エイプリルフール、のフールですね」

11 : 名無しさ... - 20/01/26 17:00:12 3Kb 10/48

律子「間違っても『バカ』とかいう意味ではありません。それはイメージに関わるからね」

志保「なるほど」

律子「約1名、ホッとした人がいますが、気にせず進めましょう」

「な、なんやいね! みんな、見んといて!」

千鶴「それに関しては私も強く言えませんわ……」

12 : 名無しさ... - 20/01/26 17:48:19 3Kb 11/48

志保「ドッキリを仕掛けました……つまり、既に仕掛けられたということですか?」

律子「ええ、そうよ。思い当たる節はない?」

「……全く」

瑞希「ん……」

志保「……もしかして」

律子「志保、わかった?」

13 : 名無しさ... - 20/01/26 17:51:43 3Kb 12/48

志保「でも……間違ってたら、言えない……」

律子「大丈夫よ。そんなシークレット的な仕事はないから」

志保「えっ……ど、どこからドッキリなんですか?」

律子「そうね……敢えて言うなら全部」

志保「嘘!?」

律子「はい、ということで説明します!」

14 : 名無しさ... - 20/01/26 17:58:08 3Kb 13/48

律子「3人にはそれぞれ、深夜番組のアシスタントに決まったと伝えました」

「ええっ! あれ、嘘なんですか?」

律子「その顔合わせに、企画した向こうのディレクター、うちのプロデューサー、そしてあなた達の1人……計3人で創作料理系のお店に行きましたね」

瑞希「……はい」

律子「それではVTR、どうぞ」

15 : 名無しさ... - 20/01/26 18:03:55 3Kb 14/48

(某日、Pの運転する車内)

P『もうすぐ着くぞ……あ、ここだ』

志保『ありがとうございます』

……

瑞希「ここから撮ってるのですか……」

律子「もちろん。まず、この店は普段は全然違う雰囲気の別の店です」

「凝ってますね……」

志保「私からですか……」

16 : 名無しさ... - 20/01/26 18:06:44 3Kb 15/48

D『あ、765Pさん。それに北沢さん』

P『いつもお世話になってます』

志保『よろしくお願いします』

……

律子「当然、彼も仕掛人です」

志保「まぁ、そうでしょうね……」

17 : 名無しさ... - 20/01/26 18:12:31 3Kb 16/48

(個室)

P『お洒落な店ですね』

D『そうでしょう? ここ、穴場なんですよ』

P『注文は?』

D『それは大丈夫です。こちらでコース3つ頼んでおきましたから』

P『……すみません、ありがとうございます』

志保『ありがとうございます』

……

律子「はい、ここで料理スタッフの紹介です。手を挙げて!」

「え?」

18 : 名無しさ... - 20/01/26 18:16:18 3Kb 17/48

恵美千鶴「はい」

志保「え?え?」

瑞希「なんと皆様でしたか」

千鶴「ええ。というより、Fairyほぼ全員ですわ」

志保「ええっ!」

19 : 名無しさ... - 20/01/26 18:29:01 3Kb 18/48

律子「さらに、ウェイトレスは」

恵美「アタシだよ!」

志保「あぁっ!」

「え?え?」

瑞希「ん……」

律子「さて、皆の様子を見てみましょう!」

20 : 名無しさ... - 20/01/26 18:31:34 3Kb 19/48

(白石紬の場合)

恵美『失礼します』

……

律子「黒髪ウィッグに眼鏡、そしてエドガー声」

「かっこいい声の、中性的な方だと……所さんでしたか」

21 : 名無しさ... - 20/01/26 18:35:11 3Kb 20/48

恵美『こちら、前菜のちくわさになります』

コトッ

D『ありがとうございます』

※莉緒&歩制作、盛付けロコ。

……

律子「今後の料理も盛付けは全てロコです」

瑞希「なるほど、たしかに前衛的でした」

22 : 名無しさ... - 20/01/26 18:42:56 3Kb 21/48

D『それでですね、こういった方向で……』

『』パクッ

P『はい、なるほど……これはどういう?』

『』パクッ

D『これはですね……』

『』パクッ

……

「一心不乱に食ってるな」

「お、おいしかったんや……です」

23 : 名無しさ... - 20/01/26 18:49:42 3Kb 22/48

P『紬、どう?』

『おいしいです』

P『違うって、番組の方の話!』

『あ、し、失礼しました』ペラッペラッ

D『ははは、気に入ってくれて良かったです』

……

律子「これは普通に説教案件ね」

「ひぃ」

24 : 名無しさ... - 20/01/26 19:20:32 3Kb 23/48

(真壁瑞希の場合)

恵美『失礼します』

コトッ

恵美『キノコスープです』

D『ありがとうございます』

※ジュリア制作

瑞希『』ズズ

……

志保「ジュリアさんでしたか」

恵美「前は紫色だったのに、成長したよね」

25 : 名無しさ... - 20/01/26 19:24:40 3Kb 24/48

P『瑞希、いいか?』

瑞希『大丈夫です。お任せします』

D『では、次なんですが……』

……

「なるほど。こうやって返事をすれば、聞いてなくても……」

瑞希「白石さん、私は聞いてましたよ」

「え?……あ」

律子「はぁ……」

26 : 名無しさ... - 20/01/26 19:31:00 3Kb 25/48

(料理ダイジェスト)

恵美『3種の家庭料理です』

※コロッケ=千鶴、唐揚げ=昴、しょうが焼き=朋花

恵美『3色麺の盛り合わせです』

※饂飩=静香、ラーメン=貴音、焼きそば=伊織

恵美『デザートです』

※スペシャルドリンク=恵美、パンケーキ=桃子

恵美『こちらお土産です』

※のど飴=千早

27 : 名無しさ... - 20/01/26 19:38:47 3Kb 26/48

志保「3色が白、黄色、茶色でしたね」

瑞希「野菜もほとんどなかったです」

律子「と、まぁツッコミどころも多いですが、ここからが本番です」

「え?」

律子「この後、帰りの車内でプロデューサーとの会話を全員分、流します」

志保「!ちょっとそれは」

律子「それでは、まずは志保!」

志保「や、やめてください!」

28 : 名無しさ... - 20/01/26 19:43:50 3Kb 27/48

P『志保、どうだった?』

志保『そうですね……深夜番組は詳しくないのですが、あんな感じなんですか?』

P『まぁ、ワンクールで終わっても痛くないよう、制作費は抑えてあるしな』

志保『なるほど……盛り上がり次第で次も、ということですか』

P『そうだな……』

……

「すっげーマジメな話じゃん」

千鶴「どうして頭を抱えていますの?」

志保「……聞かないで」

29 : 名無しさ... - 20/01/26 19:50:43 3Kb 28/48

P『ところで、店はどうだった?』

志保『そうですね……まずウェイトレスが』

※お!気付いたか?

……

「お!」

恵美「おお!」

30 : 名無しさ... - 20/01/26 19:55:57 3Kb 29/48

志保『恵美さんに似てましたね』

P『……そうだった?』

志保『仕事に集中するのは良いですが、ちゃんと周りも見ないといけませんよ』

P『っ……そ、そうだな』

※ちゃんと見た結果、「似てる」どまり。

……

志保「テロップ、悪意ありませんか?」

律子「プロデューサーも笑いそうになってるわね」

31 : 名無しさ... - 20/01/26 20:02:21 3Kb 30/48

P『料理は?』

志保『料理ですか……かなり個性的でしたね。おいしかったですけど』

P『そうだな。どれが一番おいしかった?』

志保『……うどんですかね』

P『おっ、そうか』

……

恵美「おおっ!静香喜ぶよ~」

志保「ぅぅ……」

32 : 名無しさ... - 20/01/26 20:14:58 3Kb 31/48

志保『麺のコシといい、スープとの相性といい、素晴らしい……って、なにニヤけてるんですか?』

P『い、いや……そんなに旨かったなら、今度静香に教えないとな、と思って』

志保『……その時は、私の感想は伝えないでくださいね』

P『なんで?』

志保『もし静香の中では普通レベルだったら、恥ずかしいじゃないですか』

P『な、なるほどな』

……

律子「以上、志保でした。何か一言」

志保「……絶対に静香には見せないでください」

33 : 名無しさ... - 20/01/26 20:18:13 3Kb 32/48

恵美「いやぁ、むしろ静香は楽しみにしてたよ。志保のドッキリだ!って」

千鶴「この場にいないのが悔やまれますわ」

志保「……それなら、カットしてもらうよう頼みます」

律子「残念ながら絶対使うわよ」

志保「」ガクッ

34 : 名無しさ... - 20/01/26 20:21:25 3Kb 33/48

律子「さて、次は……」

「」ビクッ

瑞希「ドキドキ」

律子「紬!」

「は、はい」

35 : 名無しさ... - 20/01/26 20:24:21 3Kb 34/48

P『紬、どうだった?』

『おいしかったです』

P『そ、そうか。たしかに』
……

「そっちかよ!」

恵美「にゃははっ、志保の後だから余計に目立つね」

「なんなん……」

36 : 名無しさ... - 20/01/26 21:13:52 3Kb 35/48

『特に唐揚げは絶品でした』

P『そ、そうか』

『材料にもこだわりがあるかと思いますが、やはり技術ですね。お洒落なお店ならではかと……』

※振ってないのにえんえん語って帰りました

……

「なんなん!」

みんな「(笑)」

37 : 名無しさ... - 20/01/26 21:41:51 3Kb 36/48

「ほめてくれてありがとな、紬!」

「……はい」

「ただ」

「?」

「材料はスーパーで買った安物だけどな」

「もうやめて……うちを弄らんといて……」

恵美「そこはさ、ほら、技術を誉めてたから合ってたじゃん」

38 : 名無しさ... - 20/01/26 22:05:02 3Kb 37/48

律子「紬、騙されるのは置いておくとして、仕事の内容の話はしないとね」

「はぃぃ……」

律子「さて、2人がフール系美少女になったところで、ラスト瑞希!」

瑞希「ドキドキ」

律子「瑞希は車に乗り込んだところからです。どうぞ」

39 : 名無しさ... - 20/01/26 22:09:32 3Kb 38/48

瑞希『』ホッペタムニー

P『それでは、よろしくお願いします!』

D『こちらこそ!』

P『さぁ、帰るぞ瑞希……って何してるんだ?』

瑞希『顔の運動です。気にしないでください』

P『そ、そうか。じゃあ、出るぞ』

ブロロロ

40 : 名無しさ... - 20/01/26 22:12:35 3Kb 39/48

瑞希『プロデューサー』

P『ん?どうした?』

瑞希『帰っても良かったのでしょうか?』

P『……どういうことだ?』

瑞希『これ……』

41 : 名無しさ... - 20/01/26 22:14:16 3Kb 40/48



瑞希『ドッキリですよね?』

P『』


※気付かれた!

……

「おお!」

恵美「おおお!」

42 : 名無しさ... - 20/01/26 22:17:52 3Kb 41/48

P『……どうしてそう思うんだ?』

瑞希『最初はわかりませんでしたが、ウェイトレスが来て、何かあるな、と』

P『ほう』

瑞希『所さんですよね? すぐにわかりました』

P『』

……

恵美「あちゃー、ばれちゃってたか」

志保「」

43 : 名無しさ... - 20/01/26 22:20:17 3Kb 42/48

瑞希『確信を持ったのはコロッケです。二階堂さんのは、いつもおいしくいただいてるので』

P『』

……

千鶴「……嬉しいですわね」

瑞希「いつもありがとうございます」

千鶴「また持っていきますわ」

瑞希「やった……ブイ」

44 : 名無しさ... - 20/01/26 22:27:49 3Kb 43/48

P『……なんで気付いた時に言わなかったんだ?』

瑞希『ドッキリだと、気付いても気付かないふりをするべき、と天海さんに教わりました』

P『そ、そうか、春香か』

瑞希『それで、精一杯のリアクションを取れるよう、顔の運動をしていたんですが』

P『……なるほどな』

瑞希『誰もプラカードを持ってきてくれませんでした。残念です。ショボン』

P『……なんかごめんな』

……

45 : 名無しさ... - 20/01/26 22:37:14 3Kb 44/48

律子「ということで、完敗です。お見事!」パチパチパチ

みんな「わー」パチパチパチ

瑞希「照れますね。でも、Fairy全員が関わっていたなんて、びっくりです」

律子「……あまりびっくりしてるようには見えないわね」

瑞希「むー……顔の運動が足りません」ムニー

46 : 名無しさ... - 20/01/26 23:35:38 3Kb 45/48

「しかし、このようなドッキリを見抜くとは……流石、私たちのセンターです」

志保「気付けなかったのは悔やまれますが……本当、その通りです」

瑞希「むふー。上機嫌です」

律子「それじゃあ……最後、瑞希にしめて貰おうかな」

瑞希「わかりました」

47 : 名無しさ... - 20/01/26 23:42:00 3Kb 46/48

瑞希「白石さん、北沢さん」

志保「はい」

瑞希「今回はたまたま、私が見抜けましたが……次はどうなるかわかりません」

志保「……」

瑞希「これからどんなことがあっても、3人で乗り越えて行きましょう」

志保「はい!」

瑞希「私たちはフール系美少女ではありません……そう……」

48 : 名無しさ... - 20/01/26 23:50:48 3Kb 47/48

瑞希志保「クール系美少女です」

恵美千鶴「フゥー」パチパチパチ

律子「……」

49 : 名無しさ... - 20/01/26 23:59:49 3Kb 48/48

律子(片手を顎に添えるような、クール系美少女ポーズ……すごく気に入ってるみたいだけど……)

律子(このポーズがフールっぽいのは、伝えた方がいいような……)

おわり

記事をツイートする 記事をはてブする