その日、両親と妹は旅行に出かけてて、私一人だけが家にいる状態だった。
一人でいるのが好きな私は朝から気分がいい。今日は何て素晴らしい日なんだろう。
だけど楽しい時間は過ぎるのが早いもので、溜まってたドラマなんかを見たりして一日を過ごしてしまった。
元スレ
百合少女「メリーさんの電話……?」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1358786902/
お母さんが作ってくれてた夕飯を食べ終え、私はいつもより遅くにお風呂に入った。
女「ふぅ……」
プルルルルル。洗濯かごの中で衣類にまみれている私の携帯が鳴った。
こんな時間に誰だろう。今は10時。友ちゃんかな? 悪いけど今はでれないや。
居留守を使うことにしたのだが、まだ、なぜか、携帯が鳴り響いている。
もう数分立った。いい加減にしてよ。どんだけ私のこと好きなの。
女「うるさーい!」
ピタッ、と着信音が止まった。この時は不思議なこともあるんだな、とだけ思っていた。
友達じゃなかったのはこの後知った。
お風呂から出たあと、自分の部屋でテレビを見ながらくつろいだ。
TV「――」
女「ふわあ。そろそろ寝ようかな」
電気を消して、ベッドに潜って就寝についた。
――プルルルル。
女「んぅ……?」
携帯が鳴り始めた。短針は深夜一時を指している。なんでこんな時間に……。
まだ眠気が覚めてない状態で携帯をとる。画面を見ると知らない電話番号が表示されている。なんとなく、電話に出なければいけないと思った私は携帯を耳にあてた。
「あたしメリーさん」
女「えっ?」
「今ゴミ捨て場に居るの」
プツリ。
女「え、嘘……」
短いスパンでまたかかってきた
「あたしメリーさん」
「今タバコ屋さんの角にいるの……」
近くのゴミ捨て場から私の知っているタバコ屋までは数十キロもある。
ありえない。十秒もかからずにだなんて。
女「そ、そんな……」
そして
「あたしメリーさん。今あなたの家の前にいるの」
という電話が。
少女は急いで玄関に向かった。
思い切って玄関のドアを開けたが、誰もいない。
やはり誰かのいたずらかと思った直後、またもや電話が……
「あたしメリーさん。今、あなたの後ろにいるの」
女「え……?」クルリ
女「!」
少女の背後にいたのは金髪の可愛らしい女の子。少女と同じくらいの年齢だろうか。
大きな目は怪しく、青く光っている。真っ白な肌は人形の様な美しい顔立ちを際立たせていた。
女「かっ……!」
女「か、かか……!」
メリーは驚きのあまりで声も出ないであろう少女に襲いかかろうとした。
――その時。
女「かっ、かあいい!!」
メリー「!?」ビクッ
女「かあいいかあいいぇええあああああああああ!!」ガバッ
メリー「えっ、ちょ、いやあああああああああああああああ!!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~自室~
メリー「……」グスン
女「ご、ごめんなさい」
女「あまりにも可愛くて……」
メリー「もっ、もういいから! 出会ってからわずか数分で何千回も聞いたから!」
女「ごめんなさかわいい……」
メリー「……っ!////」
あの後メリーさんは気絶。少女がチャンスと思い、自室へ連れ込んだ後ベッドで寝かせていたのだが、メリーさんは急に目覚めるとぽろぽろと泣き始めた。怖かったらしい。
なぜか自分もベッドに入っている少女はメリーさんと添い寝をしている。
女「もうこんな遅くですし、泊まっていきますか? いや、泊まるしかないだろう」
メリー「貴方はなんで平然としてるの……」
メリーさんは殺せばよかったと後悔するのだが、どうも、決まりが悪い。
なんだか、昔こいつを何度も見たことがあるような気がするからかもしれない。
女「実はメリーさんの噂は聞いていたんです。それがまさか……こんな可愛らしい、いや、お美しいお嬢様だったとは……いやはや……一本取られましたな」
メリー「な、なによ……///」
女「あ、あれ?/// まんざらでもないように見えたりして……///」
メリー「正直……嬉しいわよ。こんな可愛い可愛い言われるの、久しぶりだしね……」
女「えっ……///」
女(まさか、相思相愛だなんて……というかこんな早くにくっつくとは……。今までの私ならなんやかんやあったはずだったのに……。あれ? 私何言ってるんだろう?)
メリー「ちょ、ちょっと! 急に黙らないでよ!//」プンスカ
女「え、えっと……///」
女「私も、好きです……///」
メリー「はっ?」
女「えっ?」
メリー「い、いや、そういう意味じゃなくて……///」
女「え、あ、す、すみません私……///」
女は顔を真っ赤にさせるとメリーさんに抱きついて顔を隠した。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
女「メリーさん。髪の毛綺麗ですね」サラサラ
メリー「うん。あたしの自慢なの」
メリー(そういや、あたしのご主人様だった女の子も髪の毛が特にお気に入りだったな……)
女「くんくん」
メリー「そうそうこんなふうに……って! ちょっと!///」バシッ
女「あう」
~~~~~~~~~~~~~
女「えへへ……」ギュ
メリー「……」
女「メリーさんあったかい……」
女「メリーさんいい匂い……」
メリー「あ、あれ……」グスン
女「? メリーさん?」
メリー「……」ポロポロ
メリーさんはやっと思い出した。
この少女は私のご主人様だった女の子だ。
引っ越す際、荷物をまとめるため泣く泣く私を手放すことになってしまったんだっけ。
ほんとは髪の毛が伸びる私を気味悪がった両親が無理矢理捨てさせたんだけど……。
女……、いや、女ちゃんは最後まで泣いてたっけ。手放さかったっけ。嬉しいな。何で私女ちゃんのせいにしたんだろ。
女「メリーさん……」
メリー「……」
そんなあの子とたまたま出会うなんて……。大きくなったなぁ……。っていうか私と同い年か。
女「ん、あれ?」ポロポロ
メリー「?」フキフキ
女「ご、ごめんなさい。な、んか、私も、ほんと、何、これ……あはは」ポロポロ
メリー「女、ちゃん……」ギュッ
女「……メリー……メリー、ちゃん……?」
メリー「うん。うん……あたし、メリーだよ……」
メリー「……今、あなたの傍にいるよ」
~完~
~後日~
チュンチュン
女「んぅ……」
メリー「えへ……可愛い」プニ
女「ん……メ、メリーちゃん……?」
メリー「……ねえ」
女「……?」
メリー「……すごく気持ちよかったね……///」ボソッ
女「///」カァッ
今、私はメリーさんとお付き合いをしています。
昔のようにお互いを「ちゃん」付けで呼びあっているんです。きゃっ///
だけど、昔みたいな人間と人形の関係は捨てて、同じ立場で愛し合っています。
あ、だけどそういうプレイは燃えます。
メリーさんは私以外の人間が居る時人形のフリをしていますが
(もちろん大きさは変わらないし人間味があるので気味が悪い)、妹にはバレてしまいました。倒れました。
まあそんなこんなで今も……。
メリー「ほら、お着替えしましょうねー///」
女「やっ///」
~完~

