男「まじ…?」
天使「はい」
男「質問云々は後にしてまず…」
天使「はい」
男「トイレから出てけ」
天使「はい」
元スレ
天使「はい、あと1ヶ月であなたは死にます」
http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1294762424/
ジャー
男「ふ~う」
天使「お帰りなさい」
男「うん…でさ、あんた本当に天使なの?」
天使「はい」
男「ふーん」
天使「余りビックリしないんですね」
男「天使って神様の使いだろ?働きアリなんだろ?」
天使「ま、まあそうなりますかね」
男「で、俺死ぬの?」
天使「天使になります」
男「えっ」
天使「えっ」
男「ちょっとkwsk頼む」
天使「物理的にはそうですね、死にます。そうなりますけど、実際は魂は生きます、そして天使になります。
ですけどなぜ1ヶ月と短期間なのかは神様の気分なんです、そこには余り触れないでいただきたい。
ただ、余りにも急だと言うことで事前に死をお伝えする許可がおりましたので、私が参りました」
男「三行で」
天使「さてと」
フワッ←立ち上がる
男「う、浮いとる…!」
天使「天使だからです」
男「嘘つくなよ」
天使「えっ(さっき信じてくれたんじゃなかったの…」
男「まあ、いいや。理由はまあ何となくわかった。で、俺が死んだら天使になるとか言ってたな」
天使「はい、男さんには天使の宿命があります。」
男「みんな天使になるの?」
天使「いいえ、選ばれた者だけです!だからその選ばれし者があなたなんですよ!」
男「ふーん…それよりさぁ」
天使「はい?」
男「ボソッ(後でその宙に浮く手品教えろよな」
天使「…」
天使「・・・あの、コホン。で、あなたは1ヶ月後にはこの世とサヨナラしなくてはなりません。だから、今からでもやりたい事をしてやり残した事をやってもらいたくて」
男「別にやりたい事とかないし、未練もないよ。めんどくさいから今死のうか?」
天使「え・・・」
男「冗談だよ、とりあえず分かった。」
天使「はい…(本当に分かってくれたかな・・」
男「とりあえず飯食うかー」
天使「あ、どうぞどうぞ」
男「あ?あんたも食うだろ?」
天使「私は天使ですから、食べなくても大丈夫なんですよ」
男「へー、風呂は?」
天使「勝手に除去されます」
男「じゃあ、飯食わないし風呂も入らないと?」
天使「はい」
男「人間じゃねえ・・・」
天使「は、はい・・」
男「おーい飯出来たぜ」
天使「あ、あの」
男「いいから食えよ。お腹空かなくても、味わうくらいはたまには良いと思うぜ?」
天使「男さん・・ありがとうございます・・食べますモグモグ」
男「どうだ?!」
天使「美味しいですっ」
男「え!まじ!?・・・賞味期限切れのタマゴまだいけるか・・」
天使「毒味・・!」
天使「男さぁん!!涙目」
男「冗談だってww冗談ww俺も食うかモグモグうまい」
天使「ビックリしましたよ・・確かに美味しいですね」
男「たまに化学調味料もいいだろう?」
天使「はい(ニコリ」
男「ふっはー食った食った」
天使「男さん明日はなにしますか?」
男「お前は俺の彼女か(笑)」
天使「ち、ちがいますよ!!ただ!」
男「ww」
男「明日はそうだねぇ、ん……」
天使「?」
男「……」
天使「どうしました?顔真っ青ですよ…?」
男「ピーゴロゴロ」
天使「まさか」
ピーゴロゴロ
男「ぬぉおおお!!!!」
バタバタ!バタンッ!
天使「タマゴ…」
男「ハァハァ…」ゲッソリ
天使「やっぱりあのタマゴ」
男「お前腹は?」
天使「私は大丈夫です」
男「大丈夫だと!?お主人間じゃねぇな?!まさか天使・・!」
天使「そこでww」
男「とりあえず俺は寝る」
天使「はい」
男「明日は学校だ」
天使「はい」
男「おやすみ」
天使「おやすみなさい」
・・・・・・・
男「いや、枕元でガン見されてっど寝ずらいかな」
チュンチュン
男「……パチ」
天使「あ、おはようございます」
男「う、うん」
天使「どうしました?」
男「宙に浮いて寝るんだ?」
天使「はい、私達はこうして寝ます」
男「引くわ」
天使「…」
男「いってきまーす」
天使「トコトコ」
男「え、着いてくんの」
天使「もちろん」
男「いや…流石に天使のコスプレしてる奴を連れて歩く度胸はないかなあ…」
天使「大丈夫です、他の人には見えません」
男「ふーん」
友達「よぅ男」
男「うす」
友達「あらら?男なんか機嫌良くない?!」
男「はぁ?」
友達「なんかあったの~?」
男「黙れ」
男「うっすチャド」
チャド「おはよう」
天使「…」
チラッ
天使(え、目が合ってる…
チャド「おはよう」
天使「!」
男「ん?どうした?」
天使「アワアワ…あの人が…」
男「ん?チャドか?」
天使「私に挨拶をアワアワ」
男「ああ、あいつ幽霊とか化け物見えるからな」
天使「化け物…」
キーンコーンry
男「さぁー飯だ、めすぃ」
天使「どこいくんです?」
男「屋上」
天使「屋上?なぜ?」
男「リア充は屋上で昼飯を食うもんなんだよ」
天使「?…」
友達「お前なに独り言、言ってんだよ」
男「いや、二人言」
―その日の夜―
男「ふうー疲れた」
天使「あのう…」
男「あ?」
天使「普通の1日ですね」
男「だから」
天使「だからって…」
男「言いたいことは分かるよ、だけど俺は別にないんだよ」
天使「え…」
男「いつ死んだっていいよ、興味ないね」
天使「…そんな…」
男「そーゆうこと、そしたら風呂入るわ」
天使「…グスッ」
男「なんだよ…お前も風呂入りたいのか」
天使「違います!!人ってそんな簡単じゃないです!もっと複雑で…素敵で…そんなのいけない…」
男「…あ…あの」
天使「もっと…考えてください…グスッ」
男「あ、ああ、泣くなよ!わ、わかったよ…」
天使「グスッ」
男「ごめん」
天使「こちらこそ…」
男「ふ、風呂、先に入っておいで」
天使「ありがとうございます」
男「あ、あの…もうちょっと真面目に考えてみるよ」
天使「はっ!はい!ひひっ」
男「笑い方キモッ」
男「今日からこれで寝ろ」
天使「えっ」
男「浮いてたら寝ずらいしよ、夜は寒いしよ、なんつうか布団は気持ちいからよ」
天使「ありがとうございます」
男「いや、いいよ」
天使「なんか嬉しいですっ」
男「おやすみ」
男「今日はお休みなんだよね」
天使「はい」
男「どっか…行くか」
天使「え?」
男「か、観光だよ」
天使「はい!!!」
水族館にて―
天使「すんごぉい!!!」
男「そうか?」
天使「わあ」
男「俺ここに座ってるから好きに見てきなよ」
天使「うんっ!!!」
男「(普通の女の子なんだなあ…)」
ハッ
男「チャドwww」
チャド「よう、男」
男「お前一人でこんな所にwww」
チャド「おまえもだろ…」
男「あ」
チャド「ああ、あの子と来てたのか」
男「お前見えるんだな」
チャド「まあ、異常に霊感あるから」
男「天使なんだぜ?」
チャド「へー」
男「反応薄っ」
天使「すごいねぇ~男くん!あ…」
チャド「ども」
天使「あ…」
男「こいつは誰にも言わないし大丈夫、俺の親友だ」
天使「初めまして」
チャド「どうも(ニコリ」
天使「ビクッ!」
男「チャドの笑顔は脅しだよなあ」
天使「たのしかったあ~」
男「そうかそうか」
天使「ありがとうございました」
男「あほ」
天使「あ、お腹すいてません?」
男「ああ、言われてみれば」
天使「作ります!!」
男「おっ!出来んのか!」
ジュージュ
男「やっぱり女の子だな~料理が出来るなんて」
グツグツ
男「んー楽しみだなぁ」
ガシガシ
男「おなかすいた~」
ゴンゴン
天使「出来ましたあ!」
男「おう!・・・ん・?」
天使「どうぞっいっぱい食べてください!」
男「料理は見た目じゃないよな………」
天使「どうぞどうぞ☆遠慮せずに☆」
男「料理は匂いじゃないよな………」
天使「キラキラワクワク」
男「(逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだry)」
パクり
チーン
男「いや、誰にでも間違いはあるよ大丈夫だって大丈夫!!」
天使「はい…」
男「ほら!食う物がうんこしかなかったら全然天使の料理食べるし!!」
天使「・・」
3日後
男「ただいま~ん?」
天使「スースー」
男「珍しいな、寝てるなんて。最近学校にも着いてこないし」
男「ん?」
『彼ごはん』
男「こいつ…」
次の日の夜
男「ただいま~ん?」
天使「おかえり!!」
男「めちゃくちゃいい匂い~」
天使「ひひっ、ご飯作ったの」
男「さっそく!」パクり
天使「ジー」
男「うまい!!これはうまい!!いやしかし、いきなり腕が上達したなぁ~」
天使「ひひっ」
数日後―
男「俺さあ、ちょっと友達と遊んでくるよ」
天使「う、うん…」
男「どうした?」
天使「う…」フラッ
バタンッ
男「は!?ちょっ!」
男「あ、熱い…なに天使って熱でんのかよ!?!」
天使「人間の熱とは少し違いますが…だ、大丈夫です…」
男「あほ!!寝てろ!!」
天使「す、すいません……」
パチ…
天使「ん…」
男「大丈夫?」
天使「は…はい…今何時ですか」
男「0時回ったとこ」
天使「(ずっと…見てくれてたんだ…」
男「体温測れ」
天使「はい・・」
男「うん、大丈夫だな。ふー良かった…」
天使「あのぅ…友達と遊ぶんじゃ…」
男「あ?あー忘れたわw」
天使「ごめんなさい…」
男「やめれ」
天使「え?」
男「俺がしたい事をしたまでだ」
天使「男さん…」
この事がきっかけで俺と天使の仲はどんどん深まっていった。
そして時もどんどん過ぎていった。
男「天使~先風呂いーよ」
天使「は、はい」
男「ちゃんと暖まってこいよ、って俺は旦那かw」
天使「今日は寒いわぁ」
男「スルーすんなよ」
プルルルr
男「もし」
友達「もし」
天使「ww」
友達「あのさ、俺達もうすぐ卒業じゃん」
男「あぁ」
友達「で、卒業前に思い出作りしたくない?」
男「あ?」
友達「いや、分かってるお前がこうゆうの嫌いなの、だけど卒業したらなかなか遊べなくなるだろ…だから…な?」
男「あぁ」
友達「絶対楽しい思い出にしてやるから!な!?」
男「あぁ」
友達「よっしゃ!それじゃ明日昼頃向かえに行くから!!」
男「あぁ」
天使「ニコニコ」
男「な、なんだよ」
天使「楽しみだねニコニコ」
男「盗み聞き良くない」
男「じゃあ、おやすみ」
天使「おやすみなさい」
男「(あと…少ししかねーじゃん…時が過ぎるのがこんな早いなんて……)」
天使「(ほんとだね…)」
男「(なんで会話できてんだよ)」
チュンチュン
天使「起きてぇ!!」
男「うお!!」
天使「時間だよ!!」
男「だからって中ぶらりんにするこたねーだろうよう」
天使「どこいくのかな?誰々来るのかな?」ワクワク
男「知らねぇ」
天使「ワクワク」
男「ワクワクしたらいつもより高く浮くんだな」
ピンポーン
友達「うーす」
男「うす」
天使「聞いてみて!!」
男「DOKOIKUNOKANADAREDAREKURUNO」
友達「なぜ棒読みww」
友達「小池徹平と海老蔵といつものメンバーと女子何人かな。ユニバーサルとか行くかなぁ~」
男「TANOSIMI」
みんな集まり~
友達「皆集まったな」
チャド「海老蔵来てない」
友達「あぁ、さっき連絡きて来れないみたい」
小池徹平「フゥフゥなんでフゥフゥ」
友達「なんかボコられたらしい」
~ユニバーサル~
友達「おっしゃー次はお化け屋敷だあ!!」
男「(俺お化け屋敷苦手なんだよな…)」
天使「(私も苦手です…)」
男「(つか、お前もお化けみたいなもんだろ…)」
天使「(ですね…ってなんですって!!?)」
チャド「(ケンカは止めろよ)」
男&天使「(えwww)」
~夜中の12時を回り~
男「もうこんな時間か~帰るわ」
友達「帰さない」
男&天使「えっ」
チャド「お前ら・・」
友達「ちょっと家寄ってけよ」
男「うーん」
友達「ばーちゃんが作った煮物あるんだが」
男「行くは、つか早く行くぞ」
~友達宅にて~
男「お邪魔しま…つか、はよ電気つけんかい」
シーン
男「?」
みんな「ハッピーバースデー!!!!」
パンパンッ←クラッカーの音
男「!!」
天使「うるうる」
男「おまえら…」
友達「おめでとう」
―自宅にて―
天使「今日楽しかったね!!」
男「うん……」
天使「誕生日おめでとうっ」
男「うん」
天使「?」
男「寝るぞ」
天使「…」
男「おやすみ」
天使「男くん…起きてます?」
男「ん?なした?」
天使「あの…今日…」
男「あ?ああ………いや、なんでもないよ…ただ嬉しかっただけだ」
天使「そうですか…」
男「なあ…」
天使「なんですか?」
男「天使の前は人間だったの?」
天使「うーん、そうかもしれないし違うかもしれません・・」
男「ふーん」
天使「私夢があって…次生まれ変わったら人間になりたいんです」
男「それって可能なの?」
天使「余り例はないですが、天使から人間になった仲間もいます」
男「そうか…」
天使「あの…私がもし人間になったら…男さんは私を…女として見てくれますか?」
男「な、な、なに!?!」
天使「いや…あの…ただ聞いてみただけです…」
男「ばかやろう…ねるぞ」
天使「はい…」
天使「(明日は…最後の日……男さん…)」
チュンチュン
天使「パチ…おはようございます…あ、あれ?」
天使「男さん…あれ…男さん?!」
男「…ハァ…ハァ…」
天使「え?!なんで!?まだ…そうか、心臓が動いていても肉体的には衰えるんだわ……どうしよう…どうしよう…」
天使「チャドくんなら!!」
男は病院に運ばれ。
家族や友達が集まった。
天使はとても複雑な気持ちだった
天使「男くん…」
男「……て…」
男は囁く声で言った
男「天使…手紙…俺の…机」
天使は男の部屋に行った。
机を開けると手紙があった。
『天使へ』
「天使ありがとう感謝してます。
最初は変なやつが来たって思ったけど、君と出会えて素晴らしい思い出がたくさん出来た。
今まで詰まらない日常だったけど、この1ヶ月は楽しくて仕方なかった。
料理うまかった、ありがとう。
なにもお返し出来なくてごめん
ありがとう」
天使「男くん……ん?」
天使は机の奥にある日記見つけた。
天使「日記だわ…鍵ついてる」
天使「…ごめんね…見ちゃうね…」
パキッ
「俺様日記」
天使「ふふっ」
「今日は変な奴が現れた、天使とかいってる…」
「わかんねー事言ってたけど、俺はどうやら1ヶ月の命らしい」
「今日も変わらん1日、俺は本当に死ぬのか」
「今日は天使が泣きながら怒った、ビックリした。だけど反省した」
「天使の笑い声はひひっとか変わってる」
「今日は天使が泣きながら怒った、ビックリした。だけど反省した」
「天使の笑い声はひひっとか変わってる」
「天使と水族館に行った
楽しかった。
どっかに遊びに行くのは苦手だったけど、天使とどっか行きたいと思った自分にビックリした」
天使「…男くん…グス」
「天使が料理作ってくれた、未知の味だった」
「俺に秘密で料理の練習してる、なんだか嬉しい…」
「めちゃくちゃ天使の飯美味かった。ありがとう」
天使「くすっ」
「天使が風邪引いた。心配はやく治れ、天使頑張りすぎてたからな…」
「天使が風邪治って良かった」
「最近息切れがするし、立ちくらみもひどい」
「俺は本当に死ぬのかな・・俺は今まで何一つやり遂げたことも頑張ったこともない。親にも友達にも迷惑かけっぱなしだな・・
今までこんなこと考えた事ない。人生に飽き飽きして、ただなんとなく生きて・・
こんな状況になるまで一回だって考えたことない」
「天使と出会えてよかった・・もっと早く出会えてれば違ったのかな」
「今日で多分最後の日記
誕生日をしてくれた。遊びに行ったり、飯食ったり、すげー楽しいよ
生きるって悪くない
生きるって楽しいこともある
つまんねーと思ってただけだった
命に限りがあると分かった瞬間気づくんだな…
みんなが好きだ
天使が好きだ
もっとみんなと一緒にいたい
もっと天使と一緒にいたい
もっと生きたい
生きるって素敵な事なんだ
俺はまだ生きたい
死にたくない。怖い。
さっき天使が、人間になりたいって言ったんだ。
俺は人間じゃなくても好きだといいたかった。
だけど、言えなかった。俺はもういなくなるから・・
神様・・贅沢は言わない。
生まれ変わったら天使とまた出会わせてくれ。
こんどは命を大切にするから。
みんな、天使、ありがとう
さよなら
天使「…………」
バサァ
あ?・・・俺死んだのか?
ああ、死んだのか・・
死ってなんもないんだな・・
ツマンネー
「た!」
あ?
「お!!」
なんだよ、うっせー
よく聞こえねぇー
「男!!!!」
「男!!!!」
男「ハッ」
友達「起きた!!!みんな!!男起きた!!!」
男「え…あれ・・生きてる?」
友達「生きてるよ!!!ばか野郎!!心配かけやがって!!」
ホッ
男「…生きてるよ…俺…生きてる」
友達「あぁ生きてるよ!!!本当によかった!!」
俺はなぜ生きているのか不思議だった。
退院日―
男「みんなありがとう」
友達「しばらくはゆっくり休めよ」
男「あぁ」
―自宅―
男「ふー久しぶりの我が家!!」
男「やあー安心するぜっやっぱり!!!」
男「………うーん落ち着かない……天使はどこ行ったんだよ。全く俺が帰ってきたってゆうのに…ん?」
男「あ!!なんで俺様の日記がここに!!あのバカ天使か!本当にプライバシーの…」
パラリ
男「ん?」
「男さんへ」
「男さんの日記見てしまいました、怒られるかもしれませんね。すいません」
男「怒ってやる(笑)」
「だけど見てよかった。
男さんの本当の気持ちを知れて良かった…
男さんに生きてほしいって思ったの、だから神様にお願いしました。死なせないでくださいって
私はあなたを忘れません
幸せをありがとうございました
これ、私だと思って受け取ってください。」
羽が1枚入っていた。
男「天使…なんでわざわざ手紙なんだよ、直接言えばいいだろ…しかもなんだよ、私だと思ってって……」
「もう会えないからだよ」
男「チャド!!」
チャド「お邪魔します」
男「びびるわ」
チャド「彼女がなぜ手紙にしたかわかる?」
男「俺に怒られるのが怖いからか?」
チャド「違う」
男「?」
チャド「天使は自分と引き換えに願いを叶えたんだよ」
男「え…」
チャド「自分そのものが願いってわけなんだ、つまり願いを叶えたら命はなくなる」
男「…は?…」
チャド「…」
男「し、しんだ・・!?死んだって・・俺のせいであいつ死んだのかよ!!!!」
チャド「男、それは違う。彼女は天使だ、願いの人欠片。人間じゃない、天使なんだ。願いを叶える為に天使はいる、それが宿命だし本能なんだよ」
男「俺は生きたいとは思ったけど天使に叶えろとは言ってねぇよ!!!!」
チャド「彼女の願いでもあったんだよ…男に生きてほしいって、彼女の願いだったんだ。」
男「知るか…知るかよ!!!ぶざけんな!! あのバカ野郎!!!誰がお願いしたよ!!ばか…ばか野郎…!!」
チャド「…だけどな…彼女、天使として凄いいい事したんだよ?」
男「俺にとったら全然良くねぇよ!!!!チクショー…なんで…」
チャド「男…天使ちゃんは真っ当な事した。天使ちゃんをそんなふに言うな・・」
男「うるせーよ!!!!!!!!! 天使の・・ばか・・ふざけんな!!」
久しぶりに泣いた
天使のばかやろう
それから6年後――
俺は26歳になった。
普通にサラリーマンして、普通に生活してる。
普通がこんなに素晴らしい事なんだって彼女は教えてくれた。
6年たった今でも彼女との思い出は鮮明だ
彼女からもらった羽も大切にしまってある。宝物だ。
辛いときや嬉しいとき彼女の笑顔を思い出す
頑張るかって思えるんだ。
元気にしてますか?
ドンッ
「いたっ!!」
男「す、すいません!大丈夫?」
「イタタタ…大丈夫です…ひひっ」
男「?」
「男さん!!!」
男「!!!」
end