兄「おぅ妹おかえり」
妹「いいですねこたつ。もうそんな季節ですか」
兄「やっぱこたつだな、うん」
妹「じゃあ私も入らせていただきますね」
兄「おいせめて着替えてこいよ」
妹「もう足入れちゃいました」
元スレ
兄「あーあったけー」妹「おっ、こたつ出したんですね」
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1322405698/
兄「ったく」
妹「あーいいですねー日本の冬はやっぱりこたつですねー」
兄「おい」
妹「なんですか兄さん」
兄「足をのばすな。せまいだろうが」
妹「そういう兄さんこそ足のばしてるじゃないですか」
兄「おれの方が先に入ってたんだ。おれに足をのばす権利がある」
妹「うー」
兄「おまえは正座しとけ」
妹「兄さん、正座したら足の先が外に出ちゃうじゃないですか」
兄「がまんすれば?」
妹「かわいい妹が凍えているというのになんですかその態度は」
兄「自分でかわいいとか言うな」
妹「ところで兄さん」
兄「ん?」
妹「廊下にみかん箱がありましたが」
兄「ああ。じいちゃんから送ってきたらしい」
妹「こたつに入りながらのみかん・・・最高ですよね」
兄「そうだな」
妹「・・・」
兄「・・・」
妹「あの」
兄「ん?」
妹「取りにいかないんですか?」
兄「取りにいくんじゃないのか?」
妹「え」
兄「いけよほら」
妹「兄さんがいってください」
兄「寒いじゃん」
妹「それは私もいっしょです」
兄「・・・」
妹「どうしてもいかないようですね」
妹「しかし考えてみてください兄さん」
兄「?」
妹「このまま二人とも動かないと」
妹「永久にみかんを食べることができませんよ?」
兄「まあそれもそうだな」
妹「ここは一人が犠牲になるしかないんです!」
兄「つまり・・・」
妹「最初はグー! ジャンケンポン!」
妹 パー
兄 チョキ
兄「おれの勝ち」
妹「そんなバカなー!?」
妹「うう・・・急に始めれば焦ってグーを出すと思ったのに・・・」
兄「まだまだ甘いな」
妹「なんで兄さんはそんなにジャンケン強いんですか。一度も勝てたことありませんよ」
兄「いやおまえが弱いんだと思うけど」
妹「えっ」
兄「学校じゃ給食のプリン勝ち取ったこともないし」
妹「えっ」
兄「まあとりあえず敗者はとっととみかんを取ってこい」
妹「・・・でる決心がつきません」
兄「なにをなめたこと言ってやがる。ほれほれ」
妹「ちょっ、足で蹴りだそうとしないでください」
姉「ただいまー」
妹「はっ姉さん!」
姉「おーおーなんだなんだ二人とも真っ昼間からいちゃつきおって」
妹「これのっ! どこがっ! いちゃついてるように見えるんですかっ! 兄さんそろそろやめてくださいおねがいします」
兄「おらっ! みかんだせっ!」
妹「私を蹴ってもみかんはでませんよ!?」
姉「やめたげてよぉ!(裏声)」
妹「姉さん!?」
妹(そうだ! 姉さんにみかんを取ってきてもらえば)
妹「姉さん! 廊下にあるみかんを」
姉「ちょっと兄ー。肩揉んでくれない?」
兄「やだ」
妹「肩を揉んでなんてババくさ・・・ってもう入っちゃってる!?」
姉「妹ちゃん。今どさくさに紛れて私をババ扱いしなかった?」
妹「なんで都合の悪いことばかり聞こえるんです」
姉「こういうのを地獄耳ってねー。ひょーやわらかー」
妹「へへはんひはひへふ、ほほほひっはははひへふははひ」
兄「姉さん痛いです、頬を引っ張らないでください、と言ってるようだ」
姉「ねーねーなんでわかるのよ?」
兄「統計だ」
妹「どんな統計ですか」
姉「で、何言おうとしてたの」
妹「なんでそこは聞こえてねーんですか」
妹「廊下にあるみかんを取ってきてほしいなと」
姉「えーもっと早く言いなさいよーもうこたつ入っちゃったわよー」
妹「それは姉さんが聞いてなかったのが悪いんでしょう」
兄「どちらにしろ妹がみかんを取ることは確定事項だ」
姉「あらそうなの?」
妹「意義あり!!」
妹「姉さんが帰ってきた今・・・」
妹「ジャンケンのやり直しは必然ではありませんか?」
兄「いや別にそうは思わん」
姉「ねーみかんまだー」
妹「なんだってんですかぁぁぁ!!」
妹「うう・・・ひどい」
兄「冗談だよ冗談」
姉「そうそう」
妹「あなたたちからは悪意しか感じ取れませんよ」
姉「じゃあ気を取り直して」
兄「ジャンケンポ・・・」
弟「ただいまー」
妹「お、弟くん!」
弟「お兄ちゃんたち何してんの?」
妹「弟くん! 君こそ救世主です!」
弟「えっ? ぼく?」
妹「そうそう! 廊下にあるみかん箱を持ってきてください!」
弟「う、うん」
妹「ふふふ、うまくいきました」
兄「・・・」
姉「・・・」
妹「な、なんですか二人とも。その汚いものでも見るような目は」
姉「最低ね」
兄「だな」
妹「なんで!?」
姉「よりによってこの家で一番小さい弟くんをこき使うなんて」
妹「こき使うって」
兄「信じられん」
妹「私と弟くんとのこの扱いの差はいったい・・・」
兄「ま、冗談だ」
姉「うむ」
妹「もう疲れました・・・」
兄「そんなことより」
妹「そんなこと!?」
弟「おねーちゃん・・・」
妹「あ、弟くん。どうかしたんですか?」
弟「あの箱重くてぼくには運べないよ・・・」
妹「あっ」
兄「やっぱりな」
妹「ごめんなさい弟くん」
弟「ううんいいよ」
兄「しゃーねーな」
妹「兄さん・・・」
兄「妹」
兄「さっさと取りにいけよ」
妹「少しでも優しい言葉を期待した私がバカでしたぁぁぁ! わかりましたよぉぉぉ!! 取りにいきゃいいんでしょぉぉぉ!!!」
姉「左様」
姉「あーみかんおいしー」
兄「妹、白いところは取るな。食物繊維だ」
妹「人の食べ方に口出ししないでください」
姉「お肌にもいいのに」
妹「それはビタミンCじゃないですか。というかやっぱり発言がいちいちババくさ・・・」
姉「はいストップー」
妹「~~~!!」
兄「すまんが、おれでも聞き取れん」
弟「ほっぺすごーくのびてるねー」
姉「さて、みかんも食べ終えたことだし」
弟「何するのー?」
妹「なにしましょう」
兄「ナニするんだ?」
姉「人生ゲームとかどう?」
妹「めんどうです」
姉「えーなんでー?」
妹「どうせ私に銀行係押しつけるんでしょ」
兄「そもそも人生ゲームどこにしまってあるんだ?」
姉「えーと、たしか押入の中に・・・」
妹「めんどうです」
兄「そうだな。寒いし」
姉「うー」
妹「で、なにしましょう」
兄「そうだな・・・」
弟「ねーねー見て見てー」
姉兄妹「?」
弟「じゃーん! みかんの皮でキリンだよ!」
妹「なんと」
兄「これは」
姉「ブラボー」
姉「喋らないと思ってたらこんなものを・・・」
兄「これはすごいな」
妹「なんですかこれぐらい! 私だって!」
妹「ほらできました! ライオンです!」
兄「おれには髭の生えたカバにしか見えないな」
妹「んなっ!?」
妹「じゃあ兄さんが作ってみてくださいよ」
兄「そういうだろうと思ってすでに作ってある。ピューマだ」
妹「そりゃマークのとおり切り抜いただけじゃないですか!」
姉「まあまあ二人とも、私のパンダでも見て落ち着いて」
妹「鼻のとれた豚に見えます!」
兄「同意!」
姉「なんですって!」
弟「けんかはやめてよー」
ワーワーギャーギャー・・・・・・
母「ただいまー・・・あら」
姉「Zzz...」兄「Zzz...」妹「ん・・・Zzz...」弟「ぐー」
母「まあまあ4人揃って・・・ふふふ、仲がいいわね」
母「・・・今日は鍋ね」
おわり

