美希(・・・明日なの・・・)
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P「誕生日」皆「おめでとう!」美希「・・・・・・」
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美希(仕事が終わって事務所に帰ってきたら、みんなが待ってたの)
美希(飾り付けられた事務所・・・『美希お誕生日おめでとう』の横断幕・・・)
美希(皆も忙しいのに合間を縫って用意して、疲れてるのに集まってくれてるの)
美希(ここでもし美希が「今日じゃなくて明日なの」と言おうものなら・・・)
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真「そ・・・そんな・・・今日じゃなかったなんて・・・」
雪歩「うう・・・人の誕生日を間違えるダメダメな私なんて穴掘ってうまってますぅ~!」
律子「馬鹿な・・・私たちの数ヶ月の努力が・・・」
P「くそっ!どうして誰も気付いてやれなかったんだ!俺のバカ野郎!」
――――――――――――
美希(・・・となるに違いないの)
美希(こうなったら今日一日なんとか耐えしのぐしかないの・・・試練なの・・・)
春香「じゃあそろそろ、プレゼントですよプレゼント!」
あずさ「被らないといいのだけど~」
律子「一応それとなくみんな把握してたから大丈夫ですよ」
亜美「亜美たちのとはかぶりようないっしょー!」
真美「チョーレアもんだかんねー」
美希(プレゼント・・・?)
その時美希の脳内に電流走る・・・!
―――――――――――――
美希「わーい、プレゼントありがとうなのー!」
P「ん、待てよ?よく考えたら美希の誕生日って明日じゃないか?」
律子「なんですって!?小鳥さん、今すぐググってください!」
小鳥「はいただ今!」カチカチ
小鳥「これはっ・・・23日!正しくは23日です!」
P「やはりか・・・」
P「おいおい美希よぉ・・・まさかお前、俺たちが何も言わないのをいいことに『プレゼント貰っちゃおう』なんて思ってたんじゃねぇだろうなァ・・・?」
P「そんで明日になったら『今日が本当の誕生日なの!改めてプレゼントちょうだい!』とかしようなんて思ってたんだろォ?」
美希「み・・・美希はそんなこと」
「おいおいミキミキィ」「そいつは図々しいYO・・・」「欲張りですぅ」
「ごうよくかなーって」「美希・・・恥を知りなさい」「詐欺ですよ、詐欺!」
かーえーれ!かーえーれ!かーえーれ!
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美希(そんなのイヤなの!)
美希(でもプレゼントを渡す準備は着々と進んでてもう止められない・・・)
美希(自分から言うことも、気づかれることも許されない・・・!)
美希(仕事が終わってハニーの車に乗ってるときの気分はふるふるフューチャーだったのに・・・)
美希(この状況、まさに)
美希(inferno・・・!)
おしえてハーニィーみらいはーおわりーのみちー
美希(酷いコンボなの!!)
春香「じゃあまずは私から!私のプレゼントは・・・」
春香「はい!ケーキですよケーキ!」
美希(さすが春香、美味しそうなケーキなの!)
美希(でももしこれを食べたら・・・)
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美希「いただきまーすなのー!ん、おいしいの!」
春香「えへへ、それほどでも・・・あれ・・・?美希の誕生日って明日・・・?」
春香「・・・なにムシャムシャ食べてるの、美希?誕生日でもないのに」
春香「私が朝いつもよりさらに早く起きて作って、電車で二時間も形が崩れないよう気を使いながら運んできたケーキを」
春香「なぁんでただの美希が一番食べてるのかなぁ・・・?」
春香「そこに跪いて!」ヴァイ!
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美希(た・・・食べられないの・・・!)
春香「美希ー、どれぐらい食べる?切り分けてあげる!」
美希「いや・・・あの・・・えっと・・・」
美希「・・・せっかくだけど、美希ちょっと甘いものが苦手かなー・・・って・・・」
春香「えぇ!?だっていっつもイチゴババロア~って言ってるじゃない!」
美希「そ、それはそれ、これはこれなの」
貴音「ならば私の出番ですね」
貴音「さあ美希、これをどうぞ」
美希「な、なんなのこれ・・・見た目はババロアっぽいけど・・・」
貴音「はい、これこそ私がかの二十郎に特別注文した、『二十郎ばばろあ』です」
美希(いろんな意味でノーサンキューなの!)
美希(これはもう受け取ったら・・・)
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貴音「ふふ、どうですか二十郎ばばろあのお味は・・・」
美希「うーん、ぶっちゃけ美味しくないって思うな♪」
貴音「なんとらぁめんを気に入らないとは・・・しかし本日は美希の生誕祭、少々のことは目を瞑りましょう・・・おや?」
貴音「思い返してみれば、昨年は23日に生誕祭を行ったような気がします・・・ということは今日は誕生日ではない・・・?」
貴音「この無礼者!私たちを謀ったばかりからぁめんまで愚弄するとは!許しがたき所業です!」
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美希(た・・・食べられないの・・・!)
美希(誕生日なら許してもらえても普通の日ではきっと許してもらえないの!それ以前にぶっちゃけいらないの!)
貴音「ほら美希、我々の分は用意してありますから、気兼ねなく・・・」
美希(気兼ねするの!今日美希帰ってきてから気兼ねしかしてないの!)
美希「え、えぇと、明後日のライブのために、お腹に来そうなものはちょっと今は避けておきたいというか・・・」
貴音「ふむ・・・確かにらいぶには体調を万全にして整えておきたいもの・・・」
貴音「ならば残念ですが、ライブの後に頂いてください・・・楽しみがあればまた気合いも乗るでしょう」
美希「あ、あはは・・・楽しみにしておくの・・・」
やよい「じゃあじゃあ、これなら今でも食べられますよねー!」
やよい「家で作ってきた手作りおにぎりです、いっぱいありますよー!」
美希(おにぎりなの・・・!しかもやよい手作り・・・!)
美希(でもこれを受け取ってしまえば・・・)
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美希「あはっ、とってもおいしいの!」
やよい「よろこんでくれてうれしいです、うっうー!・・・あれ?そういえば美希さんって誕生日・・・あし・・・た・・・?」
やよい「・・・・・・うそ、ついてたんですか・・・」
やよい「このおにぎり、私たちの家族が1週間おかわりを我慢して溜めたお米で作ったんです・・・」
やよい「足りなそうになったら精米機の近くに落ちてる米粒まで集めたのに・・・」
やよい「こんな・・・誕生日でもなんでもない人に食べさせるためにあんなに・・・!」
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美希(食べられないの・・・!)
美希(やよいがこんな悲しい怒りをたたえるのもみたくないの!でもどうやって断れば・・・?)
響「やよいー、ケーキとかはともかくこんな夜中におにぎりは消化に悪いから明日にするのがいいさー」
美希(思わぬ助け舟!?ありがとうなの響!今だけは間違いなく完璧なの!)
響「じゃあ次は自分の番ね、自分のプレゼントはこれ、カモのエサ!」
響「美希はよく公園でカモに食べ物あげてるけど、人間の食べ物は塩分が高すぎたりでよくないさー、これからはこれを上げるといいよ!」
美希(まともなの!カモ先生も喜ぶの!だけど・・・)
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美希「ありがとうなの響!カモ先生も喜ぶと思うの!」
響「なんくるないさー、だって自分完璧だからな!・・・あれ?」
響「自分完璧だから・・・今日が美希の誕生日じゃないって気づいてしまったさ・・・」
響「美希・・・それ返して!誕生日じゃない美希にあげるカモのエサなんてないさ!」バリッムシャムシャ
響「まっふぁふ、ひふんたふぃをだまそうふぁんてふぁんふるあるぞ・・・!」バリバリムシャムシャ
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美希(響・・・それは人間には食べられないの・・・!)
美希(あるいは日ごろから動物のエサを盗み食いしている響なら可能なのかもしれないけど・・・!)
響「ほら!美希にあげるぞ!」
美希「・・・か・・・」
響「か?」
美希「・・・カモ先生は・・・先日亡くなったの・・・」
響「な、なんだってー!うがー、なんて間の悪いときに渡してしまったさー!ごめん美希!」
美希(嘘ついてゴメンなの響、勝手に殺してゴメンなのカモ先生・・・)
雪歩「じゃ、じゃあ次は私が・・・」
雪歩「あの、あんまり気を落とさないでね美希ちゃん・・・これを飲んで少しでもリラックスして・・・」
雪歩「この緑茶、本当はおにぎりにあうかなって選んだんだけど、温かいものは気を落ち着けてくれるから・・・
」
美希(嬉しいの!すごく嬉しいの!だけど・・・)
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美希「相変わらず雪歩の入れるお茶はおいしいの!」
雪歩「えへへ、ありがとう・・・あ、このお茶賞味期限が何年か後の11月23日だって、美希ちゃんのお誕生日とい・・・っしょ・・・」
雪歩「あれ?今日は22日・・・ってことは・・・」
雪歩「騙したの?ねえ美希ちゃん・・・騙したの?」
雪歩「・・・うちのルールでは、ウソをついたら沈むか詰めるかしなきゃいけないんだけど・・・どっちがいい?」
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美希(どっちもお断りなの・・・!)
雪歩「じゃあ、さっそく今から入れてこようかな」
美希「ま・・・待って雪歩!」
美希「・・・美希・・・猫舌なの!」
雪歩「え、えぇ!ごめんなさい、私そんなことも知らずに熱々のお茶を用意しようとしてたなんて・・・ごめんね、今度水出しのやつを買ってくるから・・・」
美希「お、お気になさらずなの・・・冷めたら飲めるから・・・」
千早「冷めたらといえば、じゃあ次は私が出そうかしら」
千早「最近レッスンも頑張ってるでしょう?だからはい、冷却スプレーよ」
千早「身体を動かした後はきっちりクールダウンを忘れないようにね」
美希(千早さん・・・美希の事しっかり見てくれててありがとうなの!だけど・・・)
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美希「ひゃっ!冷たくて気持ちいいの!」
千早「ふふ、気に入ってくれてありがとう・・・たしか早速明日一緒にレッスンが・・・あら?」
千早「滅多にこの携帯のカレンダー使わないから忘れてたんだけど・・・美希の誕生日の登録は明日・・・?」
千早「美希、本当は明日なのに騙してたの?・・・ちょっと美希、そのスプレー返してちょうだい」
千早「この私をだまそうだなんて・・・冷やしたほうがいいのはこの能天気なおつむかしら?」プシュー
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美希(二つの意味で冷たいの・・・!)
千早「一応真と選んだからいいものだとは思うけど・・・」
美希「・・・み、みき、冷え性なの!」
千早「冷え性って・・・」
美希「冷え性は若い女性にはよくあるの!」
ピヨッシャ
美希「あと更年期の女性にも!」
ピヨッ!?
千早「そ、そう・・・冷却スプレーと冷え性はあんまり関係ない気がするけど、そこまでいうなら・・・」
真 「じゃあ流れで次は僕だね!」
真「僕のはこれ!ダンスシューズ!理由は千早と一緒だよ!」
美希(真君も・・・でも・・・)
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美希「うん、ピッタリなの!」
真「へへっ、喜んでくれてうれしいよ!足のサイズも23でぴった・・・あれ?23?」
真「美希の誕生日・・・23・・・今日は22・・・」
真「美希、酷いよ・・・嘘ついてたなんて・・・せっかく足のサイズと日付まであってたのに・・・」
真「こうなったら足のサイズのほうを22にしてやる!」バキバキバキ
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美希(バイオレンスなの・・・!)
真「ほら美希たぶんピッタリだと思うよ、たしか足のサイズは・・・」
美希「・・・さ、38なの!」
真「38ぃ!?」
美希「みんなには黙ってたけど急激に成長したの!」
真「いやだって今はいてる靴・・・」
美希「これ見た目より中がスッキリで楽々収納なの!」
真「う、うん・・・そこまでいうならごめん・・・」
亜美「じゃあ次はー!」
真美「真美たちがいくっしょ!」
亜美「手早くいくよ!みて驚け!」
真美「な、なんと、兄ちゃんのシャツだー!」
亜美「昨日ロッカーからこっそりくすねた一品!」
真美「残念ながら洗濯済みだけどねー」
美希(ハニーのシャツ!欲しいの!だけど・・・)
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美希「ありがとうなの亜美、真美!クンカクンカ!」
亜美「んっふっふー、なんたって23日は兄さんの日ってぐらいだから兄ちゃんのものを用意するのは・・・」
真美「ん?待ってよ亜美、今日・・・22日だよ・・・?」
亜美「んん?ほ、本当だ!ということは・・・」
真美「ウソつきだよ!そんでもって泥棒の始まりだ!」
亜美「しかも今ミキミキが手にしているのは兄ちゃんのロッカーから盗まれたシャツだ!」
亜美真美「「こっこの泥棒猫!」」
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美希(酷い濡れ衣なの・・・!)
美希(こんなのがまかりとおるようなら、日本の司法制度に未来はないの!)
亜美「ほれほれミキミキー?」
真美「欲しくてたまらんだろう・・・?」
美希「・・・いっ・・・いらない・・・の・・・!」
亜美「なん・・・」
真美「だと・・・?」
美希「かっ・・・勝手に人のものを取ったらいけないの!それがたとえハニーでも、人のものをプレゼントにされても美希は嬉しくないの!」
亜美真美「ごめんなさい・・・」
律子「えらいわ、美希・・・成長しちゃって・・・じゃあ私からプレゼントよ」
律子「プレゼントははいこれ、スケジュール帳」
亜美「りっちゃん面白くないYO!」
真美「せっかくの誕生日なのにー!」
美希(誕生日じゃないの・・・!)
律子「もう、うるさいわねぇ・・・本命はこれよ、はい」
律子「たまにはプロデューサー殿と出かけてらっしゃい、特別よ?」
美希(これは・・・夢の国のペアチケットなの・・・!ちゃんと二人貸切じゃないやつ・・・!でもこれを受け取ると・・・!)
―――――――――――――
美希「ありがとなの律子・・・さん!ハニーといってくるの!」
律子「ええ、たしか再来月の23日まで有効・・・?」
律子「ねえ美希・・・あなたの誕生日って・・・23・・・よね・・・」
律子「なんで黙ってたのかしら・・・?ねえ・・・?嘘ついたの・・・?」
律子「・・・ちょっとさっきのスケジュール帳貸してくれる?」カキカキカキカキ
律子「はい、再来月末までびっしりスケジュール埋まっちゃったから!人気者は大変ね!」
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美希(・・・鬼・・・!)
美希(渡しておいてその仕打ち・・・!軍曹もビックリなの・・・!)
律子「ほら美希、いらないの?」
美希「・・・り、律子・・・さんがいったらいいの!美希は結構時間あるけど、律子・・・さんは竜宮小町のプロデュースだったりで忙しいの!」
美希「せめてハニーにエスコートしてもらったらきっと休まるって思うな!」
律子「美希・・・あんた私の事まで気にかけてくれるなんて・・・本当に大人になって・・・」
小鳥「じゃあそんなオトナな美希ちゃんに私からプレゼントです!」
小鳥「じゃーん!私特選!美希×PとP×美希の薄い本10冊セット!」
美希(小鳥はいつもどおりでなんだか安心なの、でも逆に受け取ってしまうと・・・)
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美希「うわぁ・・・すごいの・・・」
小鳥「ふふん、なんてったって私が炎天下の中ひたすら並んで手に入れた本ですから!」
小鳥「ちゃんと今年のコミケだってカレンダーに赤丸付けて・・・あら美希ちゃん、この本の美希ちゃんの誕生日誤植かしら、23日になって・・・」
小鳥「・・・あら・・・本当は22日だったのかしら・・・?」
小鳥「私のあの苦労・・・秘蔵本まで出したのに・・・こんなことって・・・」
小鳥「・・・ごめんなさい、私辞職します・・・」
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美希(なんでなの!?)
美希(勝手に勘違いして勝手に薄い本渡してきておまけに勝手に辞職ってなんなのなの!もうわけがわからないの!)
小鳥「ほら美希ちゃん、この描写がグヘヘ」バシッ
伊織「やめなさいよ小鳥、美希が迷惑そうな顔してるわ」
小鳥「そんな・・・美希ちゃんなら喜んでくれると思ったのに・・・!」
伊織「そんな本貰ったって喜ばないわよ!」
美希(ありがとうデコちゃん・・・でも迷惑そうな顔は別の理由だったりするの・・・)
伊織「にひひっ、じゃあ私が選んだプレゼントよ!」
伊織「私のプレゼントはこれね、コンディショナーよ」
伊織「あんたただでさえ髪長いんだからちゃんとケアしたほうがいいわよ」
美希(ちょうど切れてたから助かるの!でも・・・)
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美希「ありがとなのデコちゃん!しっかりケアするね!」
伊織「まったく、ぼさぼさなのはあんまりよく」prrrr
伊織「あらなにかしら・・・何新堂、今ちょっと忙し・・・え、美希の誕生日が?23日だった?」
伊織「そう・・・そう、ありがとう」
伊織「美希・・・あんたなんで黙ってたのかしら・・・?」
伊織「どうせこのコンディショナーをみて、『プゲラwwwデコちゃんは自分のデコのコンディションを整えたほうがいいと思うなwww』とか思ってたんでしょ!」
伊織「許せないわ!水瀬財閥の力で金髪=不良イメージを再興させてやる!」
――――――――――――――――――
美希(それは自虐なの・・・!)
伊織「ほら、いらないの?」
美希「・・・美希・・・昨日コンディショナー買っちゃったの・・・」
伊織「あらそうなの?でもまあ予備にでも」
美希「業務用・・・200リットルを・・・」
伊織「はぁ!?」
美希「使い切るまで待ってほしいの・・・ごめんなさい・・・」
伊織「業務用買うとか馬鹿じゃないの・・・まあそれなら・・・また今度ね」
あずさ「では~これならどうかしら~」
あずさ「私のプレゼントはこれ~、枕よ~」
あずさ「なぜかしら、これYESとNOって書いてあるのだけど~?」
美希(それは普通の枕じゃないの・・・でもこれを受け取ると・・・)
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美希「ありがとなのあずさ、毎日YESにするの!」
あずさ「よろこんでくれてうれしいわ~え?なんですか律子さん?」
あずさ「ふむふむ・・・YESとNOの意味は・・・ええっ!」
あずさ「美希ちゃん・・・ごめんなさいね、変な枕渡したみたいで~」
あずさ「ところで、毎日YESってどういうことかしら~?お相手がいるの~?」
あずさ「・・・それは私への当てつけかしら~?未だに相手が見つからない私への~?」ゴゴゴゴゴ
―――――――――――――――
美希(ただの八つ当たりなの!)
美希(もはや誕生日関係ないの!なんなのなの!)
あずさ「どうかしら~?」
美希「み・・・美希、枕があると眠れない体質なの・・・」
あずさ「あらあら~、あんまり背骨によくないわよ~?でもそれじゃあしょうがないわ~・・・」
P「おいおい、断ってばっかりだな」
律子「そういうプロデューサー殿は何を用意してるんですか?」
P「ああ、俺は社長に手伝ってもらって、デカいのを用意してるよ、じゃあみんな屋上に集まってくれ!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
美希(さむいの!)
P「もうすぐ美希のために用意した花火があがります!あっちの川岸から打ちあがるぞ!」
エー!スゴーイ!ニイチャンヤルー!
美希(血の気が引いたの!)
美希(さすがに花火があがったらリアクションしないわけにはいかないの!でも・・・)
―――――――――
P「」
―――――――――
美希(いやなの!そんなの少しだって想像したくもないの!)
P「いやーなんとか日付が変わる前にうちあがる準備ができてよかった」
美希(そこは変わってからにしてほしかったの!)
美希(ああ・・・神様お願いなの!なんとかして!)
その時奇跡が起こった!
P「あれ・・・?遅れてるのかな・・・?もう上がるはずなんだけど・・・」
向こうの川岸
社長「うーむ、なぜだか火がつかない・・・ガスが切れてたかな?」
社長「はやくつかないと美希君の誕生日を祝えないのだが・・・」カチッカチッ
社長「頼む、ついてくれ・・・!」カチッカチッ
シュボッ!
社長「おお、ようやくついたぞ!」
ヒュ~~~~~~~
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※ ☆ ☆ .☆ ☆ ※
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. __ |ロロ|/ \ __ |ロロ|/ \
_|田|_|ロロ|_| ロロ|_|田|.|ロロ|_| ロロ|_
..................................................................................
美希(日付が変わった・・・!今なら・・・!)
美希「・・・・・・みんな、ありがとうなの!」
P「おお、今日初めての感謝の言葉だ!」
律子「やはりプロデューサー殿のプレゼントには敵わなかったということかしら・・・」
美希「ち・・・ちがうの、実は・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
美希「ということなの・・・」
P「おいおい、そんなことで怒らないって!」
律子「ええ、むしろ誕生日を間違えた私たちが怒られるべきだわ」
美希「ハニー、律子・・・さん・・・うん・・・ごめんなさい・・・ありがとう・・・」
春香「あの・・・ってことは、このケーキは・・・」
美希「食べるの!」
あずさ「この枕は~?」
美希「毎日YESにするの!」
伊織「業務用はウソよね?」
美希「当然なの!」
小鳥「この本は・・・」
美希「本よりすごいことするからいらないの!」
真「足のサイズは・・・」
美希「ピッタリだから嬉しいの!あはっ!」
千早「冷却スプレーも・・・」
美希「美希いつも情熱で熱く燃えてるから必須なの!」
響「カモは生きてるの?」
美希「先生は簡単にはくたばらないの!」
亜美真美「シャツは~?」
美希「うっ・・・そ、それは我慢するの・・・」
律子「じゃあペアチケット使うのね?」
美希「しっかり楽しんでくるの!」
やよい「あのあの、おにぎり・・・」
美希「もちろん頂くの!」
雪歩「お茶は・・・」
美希「おにぎりには熱いお茶なの!」
貴音「二十郎ババロアは・・・」
美希「ぶっちゃけいらないの」
貴音「私だけ・・・!面妖な・・・!」
おわりなの!