律子「何言ってるんですか……」
P「もう、コンビニ弁当飽きたんだ」
P「だからアイドルにご飯を作ってもらう!!」
律子「そんな軽率な行動止めて下さい」
P「くっ……良い作戦だと思ったんだが……」
律子「もー、本当に……」
律子「しょ、しょうがないですね。私がプロデューサーにご飯を作りに行ってあげます」
P「ほ、本当か?」
律子「本当ですよ。あっ、でもさすがに凝った料理は無理ですよ」
P「じゃあハンバーグ食いたい」
律子「ぷっ……ほんっと子供ですね、プロデューサー殿♪」
春香「ぐぬぬ」
元スレ
P「アイドルを俺の家に招こう!!」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1353288726/
律子「先に行ってご飯を作っておけばいいんですね?」
P「おう、すまんな。部屋散らかってると思うけど気にしないでくれ」
律子「はいはい、下手に触って変な物が出てきても困りますからね」
P「おいおい~」
律子「じゃっ、先に行ってますんで」
バタン
律子「ふふっ♪」
ガチャ
律子「おじゃましま~す」
律子「あれっ、全然片付いてる」
律子「なーんだ、キレイにしてプロデューサーを驚かそうと思ってたんだけどなー」
律子「……っと、あの扉って多分、寝室だよね」
律子「ちょ、ちょっとだけ……見るくらいなら……」
ガラッ
千早「すーはーすーはープロデューサーの匂いがする……」
ガラッ
律子「ん? なんか幻覚が……」
律子「よしっ、もう一回見てみよう」
ガラッ
シーン……
律子「あれっ、やっぱり見間違いだったのかな……」
律子「うーん、けどこの布団少し暖かいし」
律子「……」
律子「わわっ、早く料理つくらないとプロデューサー帰ってきちゃう」
ガラッ
律子「さーって、作りますかー」
律子「……」
ザクザク
律子「あれっ、オーブンがちょっと暑い……私使ってないんだけどな……」
律子「そういえば、部屋にクッキー置いてあったしそれで使ったのかも!!」
律子「……」
律子「でも、オーブンにまだ余熱があるってことは作ったのは1~2時間前って事じゃ?」
律子「それより、料理料理!!」
律子「……プロデューサー美味しいっていってくれるかなー」
律子「ふんふ~ん♪」
コトコトコト……
律子「マヨネーズくらいは冷蔵庫にあるかな?」
ガチャ
律子「あったあった……あれ、意外。ちゃんとしたお茶が入ってる」
律子「プロデューサー意外とお茶に凝ってるのかも」
律子「えっと、お玉お玉」
ガサガサ
律子「この棚かな?」
ガラッ
律子「ここはペットフードの棚かー」
律子「こっちかな?」
ガラッ
律子「あったあった、良かったー」
ポツ……ポツ……
律子「ん? あれ、雨降ってきてる」
律子「そういえばプロデューサーの服、外で干しっぱなしだったような……」
律子「しょうがない取り込んじゃおう」
律子「えっ、取り込んである……」
律子「というか、すごいきっちり畳んである」
律子「さっきはこんなの無かったよね……あれー、私疲れてるのかな」
律子「まぁ、最初から畳んであったんだよ……ね」
律子「それより、料理料理」
グツグツグツ
律子「あれ、私こんな鍋使ってたかな?」
律子「中身は……」
カパッ
律子「大量の麺、もやし、キャベツとゴロリと入ったチャーシュー?」
律子「なんでいきなりラーメン登場?」
律子「突っ込んだらダメだ、こういう時は無視無視」
律子「あと少しで完成なんだから、集中しよ」
律子「んん? なんかこの箸さっきと使ってるの違……エンピツ!? なんで箸がエンピツに変わってるの!?」
律子「それにこれ鍋つかみかと思ったらグローブじゃない!?」
律子「もー、どうなってるのよー!!」
律子「さっきからなんなのー」
律子「はぁ……けど、後は盛り付けだけ」
律子「わ、私も食べて行っていいのかな……」
律子「い、いいよね二人分準備しちゃって///」
カチャカチャ
律子「……あっ、私はワイン飲めないからワイングラスは一つでいいんだった」
律子「テーブルにワインが置いてあったからついつい私のグラスも準備しちゃった」
律子「これで準備完了!!」
律子「あとはプロデューサーを待つだけかな」
律子「……」
律子「ちょーっっとだけ、他の部屋を散策を……」
律子「いやいやいや、ちょっとトイレを探すだけ! 全然やましい思いなんてない!」
律子「よし、理由付け完了。まずはあの部屋から」
ガラッ
律子「……うわっ、スポーツの用品がいっぱいある」
律子「バスケボール、テニスボール、野球のボールにサッカーボール……」
律子「ダンベルやランニングマシーンまである」
律子「最近運動不足って言ってたし買ったのかなー?」
律子「空手の胴着まである!」
律子「あれっ? けど、プロデューサーのにしては少し小さいような……」
律子「意外と着太りするタイプなのかなー」
律子「でもちょっと見たいかも、プロデューサーの胴着姿///」
律子「この部屋も何もないなー」
律子「やっぱり……」
ガチャ
律子「寝室に一番何かありそうよね」
律子「……」
律子「ちょっとだけ、ちょっとだけ……」
ボフッ
律子「んー……ちょっとプロデューサーの匂いがするかも……」
律子「すっごく……安らぐ……」
律子「……すー……すー」
───
──
─
もぞもぞ
律子「……んんっ」
もぞもぞ
律子(……えっ、ぷ、プロデューサー?)
もぞもぞ
律子(そ、そんないきなりなんて……)
律子「プ、プロデューサー!? わ、私達まだ付き合っても無いのにそんな……こ……と?」
美希「むにゃむにゃ」
律子「み、美希!?」
美希「Zzz……」
律子「ちょ、なんで美希がここにいるのよ!?」
美希「んー……美希まだ眠いのー……」
律子「起きなさーい!!」
美希「んっ……なんで、律子がいるのー……」ボケェ
律子「それはこっちの台詞よー」
美希「だって……美希は……ハニーの奥さんだから……スピー……」
律子「あぁーもー、全然意味がわかんないわよー」
ピンポーン
律子「わゎぁ、プロデューサー帰って来ちゃった!?!?」
ピンポーン
律子「は、はいはい今出ますからー」
千早「お疲れ様ですプロデューサー」
P「えっ、なんで千早が出迎えを?」
律子「なんで千早まで居るの!?」
千早「律子は何を言っているの? ここは私とプロデューサーの家だから、私がここにいてもなんら問題ないわ」
P「初耳だが」
律子「う、嘘!! 千早はプロデューサーと付き合ってなんかないでしょ」
千早「それは、どうかしら。ふふっ、ねぇプロデューサー?」
P「いや、付き合ってないだろ」
律子「ほら、やっぱり!」
千早「ヒドイですプロデューサー!!」
ワー ワー
P「ちょ……静かにしてくれ、さすがにここまでウルサイと隣人からの苦情が……」
伊織「それなら問題ないわっ」
律子「なんで伊織まで!?」
P「騒いでも大丈夫ってどういう事だ?」
伊織「ふふん、このマンションのフロア……いや、このマンションは今、私がオーナーよ」
P「えっ」
伊織「だから、騒いだってぜーんぜん大丈夫なんだから」
P「えっ」
伊織「この伊織ちゃんが、あんたのマンションのオーナーになってあげたんだから喜びなさい」
律子「もう、なんなのこれ……」
律子「あっ、そう言うことね!」
伊織「?」
律子「洗濯物畳んだり、ラーメン置いていったり、箸をエンピツに変えたりしたのは伊織ね?」
伊織「はぁ?」
律子「美希を部屋の中に入れたりもね!」
律子「そうよね、オーナーなら合鍵くらいもってわよねー。あー、びっくりして損しちゃったわよ」
伊織「ね、ねぇ律子……」
律子「何? 謝っても許しませんからね」
伊織「わ、私さっきオーナー契約したばかりよ……鍵もその時に渡されたんだけど……」
律子「……えっ?」
おわり
小鳥「お仕事終わり。疲れたー」
小鳥「はぁ……もうこんな時間……」
小鳥「事務所には私一人だし、一人寂しく帰るのね……」
小鳥「そうだ! 今日は奮発してちょっと高いお酒を買って行こうかしら!」
小鳥「るんるん♪」
ガー
アリャシター
小鳥「ふふふ、遂に買ってしまったわ……」
小鳥「こんな上物を飲めるなんてすごく楽しみ……」
小鳥「……」
小鳥「ちょっと味見してようかしら」
───
──
─
小鳥「えへへへっ///」
小鳥「私は~どうせ~一人ですよ~///」
小鳥「こうやって~公園でお酒飲んで~ふらふら一人で帰るのが~お似合いですよー///」
小鳥「ひっく……そろそろ、帰ろうかしら……誰も待ってないですけどねー///」
ガチャ
小鳥「たっだいまー/// おっかえりー///」
P「あっ、また一人だけで飲んできたんですか音無さん?」
小鳥「えっ」
P「俺が居るんだから、呼ぶか連絡してくださいよ」
小鳥「……」
P「ご飯だって作っちゃいましたよー」
小鳥「……あっ、ご飯食べて来てないから大丈夫です」
P「そうなんですか? 良かった、じゃあ一緒に食べれますね」
小鳥「そ、そうですね」
P「ほら、そんなところにいないで入ってください」
小鳥「は、はい」
小鳥「な、なにが起こっているの!? ま、まだ酔っているのかしら……」
ヨロッ
小鳥「あわわっ……」
P「あぶなっ」
ポフン
P「気を付けて下さいよ。もう一人で酒飲むの禁止にしますよー」
小鳥「す、すいません……」
P「よっと」
ひょい
小鳥「きゃっ」
P「動かないで下さいよ? あぶないですから」
小鳥(これが夢にまでみた……お姫様抱っこ!!)
小鳥「す、すいません運んでもらっちゃって///」
P「こんなの毎晩なんだから一々気にしてませんよ」
小鳥「ほぇ?」
P「どうしたんですか? あっ、もしかして外で飲んでたから風邪でも引いたんじゃないですか?」
ピトッ
小鳥「ひぅ!?」
P「んー、ちょっと熱がある……かな?」
小鳥「かかか、顔、顔が目の前に……///」
P「大丈夫だと思いますけど心配ですし、今日はゆっくり寝てください」
小鳥「そ、そうですね、ちょっと疲れてるのかもしれません」
P「じゃあベットまで連れてきますよ」
ひょい
小鳥「きゃっ……ま、また///」
P「やっぱり、顔熱いですよ?」
小鳥「そ、そうですか?/// も、もう一度デコをピトーってやってみてくれませんか?///」
P「? はい」ピトッ
小鳥「ふにゃ///」
小鳥(お姫様抱っこにデコをピトッーって……)
小鳥「ま、まるで私達カップルみたい……///」
P「何言ってるんですか? 俺達は普通にカップルでしょう?」
小鳥「えっ」
小鳥「そ、そうなんですか?」
P「違うんですか?」
小鳥「……違わないです!!」
小鳥(毎日のように顔を会わせてるんだもん……これはカップルと言っても過言ではないわ!!)
P「はい、ベットに付きましたよ」
ポフッ
小鳥「あ、ありがとうございます」
P「さて、おかゆでも作ろうかな……」
小鳥「あの、プロデューサーさん!」
P「なんですか?」
小鳥「私達、カップルなんですよね?」
P「そうですよ」
小鳥「じゃ、じゃあ……///」
小鳥「キ……キスしてください///」
P「なんですか改まって?」
小鳥「ど、どうなんですか? で、出来ないんですか? キスが///」
P「そんなの……出来るに決まってるじゃないですか」
小鳥「じゃ、じゃあ///」
P「それじゃあ、行きますよ」
小鳥「ん、んー♪///」
P「……ん」
チュッ
───
──
─
ゆさっ……ゆさっ……
小鳥「……ん、んんっ!? ど、何処!?」
P「あっ、起きましたか音無さん?」
小鳥「ぷ、プロデューサーさん? な、なんでプロデューサーさんが私をおぶってるんですか!?」
P「覚えてないんですか? 音無さんが俺を電話で公園に呼びつけたんじゃないですか」
小鳥「わ、私が?」
P「あんだけ酔ってたら覚えてないか……」
P「それで行って見れば酔いつぶれた音無さんが居たので、しょうがなく家までおぶってるんですよ」
小鳥「と、言う事はさっきのは……」
小鳥「夢かぁ……ハー」
P「もー、ため息尽きたいのは俺のほうですよ」
小鳥「うぅ、ごめんなさい」
P「ダメです許しません。俺も今日は音無さんの家で倒れるまで飲みますからね」
小鳥「えぇ!!??」
この夢が現実になるのは、もう少し後のお話……
おわり
74 : 以下、名... - 2012/11/19(月) 17:46:45.84 Rg5ZnhIV0 32/32支援ありがとうございました
ピヨちゃん忘れてたから別枠ですた
モバP「まゆ…後ろ…」
まゆ「え?」
凛「そうだね…まゆの言う通りで先輩のやり方には従わないとね」
まゆ「」
モバP「他にも何人かいそうだなこりゃ」