※非エロ
P「あれ、使う機会なんてないのに背伸びして財布に入れといたコンドームが失くなってる」
P「どっかで落としたかなぁ……」
◆◆◆
千早(なにか落ちてる)ヒョイ
千早(なにかしら。初めて見るものだわ)ジー
美希「どうしたの千早さん?」
千早「こんな物が落ちていたのだけど、美希はなにか分かる?」
美希「なにこれ? 知らないの」
千早「大きさや包み的にお菓子かしら?」
美希「食べて見るの!」
千早「駄目よ。落ちていた物を食べるなんて」
美希「包まれてるからヘーキなの」
響「なにが平気なんだ?」
貴音「今『お菓子』と聞こえました」
美希「響、貴音」
千早「美希が拾ったお菓子を食べようとするから注意していたの」
美希「冗談なの」
貴音「はて。個包装ようですから大丈夫なのでは? わたくしが毒味いたしましょう」
響「こら貴音! 拾い食いは駄目だぞ!」
貴音「」(´・ω・`)
響「それにこれ本当にお菓子なのか? ペラペラだぞ」
千早「実はなにか分からないの。大きさや包み的にお菓子かも知れないと思ったのだけど」
美希「二人はコレなにか分かる?」
貴音「はて?」
響「自分もさっぱりだぞ」
伊織「なによ騒々しいわね」
やよい「みなさんで集まって、なにかあったんですか?」
千早「高槻さん」
やよい「はい」
美希「でこちゃん」
伊織「でこちゃん言うな」
千早「高槻さん、こんな物を拾ったのだけど、なにか分かるかしら」
やよい「うー、ごめんなさい。分かんないですー」
千早「いいのよ」
美希「でこちゃんは分かる?」
伊織「さあ、初めて見るわ。ティーパックかなにかかしら」
貴音「やはりここは食べてみるしか!」
やよい「貴音さん! 拾った物食べちゃ駄目ですよ!」
貴音「」(´・ω・`)
千早「偉いわ高槻さん」ナデナデ
やよい「えへへ」
亜美「みんな集まってどちたの?」
真美「なになに→? 面白いこと?」
美希「亜美、真美」
千早「こんな物を拾ったのだけど、なにか分からなくて皆で話し合っていたの」
美希「亜美と真美はコレなにか分かる?」
真美「!!?」
亜美「んー、なにこれ?」ジー
亜美「真美は分かる?」
真美「えぇっ、ししし、知らないよ!」///
千早「真美、顔が赤いけど大丈夫?」
真美「ええっ!? えーっとえーっと、最近暑いからかな?」///
雪歩「お茶が入ったよー」
真「なになに、なんの話?」
春香「みんな揃ってどうしたの?」
美希「雪歩、真くん、春香」
千早「こんな物を拾ったのだけど、なにか分かるかしら」
春香&雪歩「!!?」
真「なんだろう。薬とか?」
春香「えっ!?」
雪歩「真ちゃん知らないの!?」
真「え、二人は知ってるの?」
伊織「私はティーパックの線が濃厚だと思うんだけど。雪歩、どう?」
雪歩「えーっと…………」
雪歩「わ、私も知らない、かな。ティーパックではないと思うよ」
伊織「そう」(´・ω・`)
春香(逃げた)
千早「春香はコレがなにか知っているの?」
春香「えええっ私!? いやぁ、私使ったことないし……」
雪歩「」
春香「ああっ、使ったことないってそういう意味じゃなくて! 使うような機会がないって言うか……」
千早「使う? これはなにかの道具なの?」
春香&雪歩&真美(ナニの道具です)
春香(どうしよう……雪歩)
雪歩「」フイ
春香(目そらされた)
春香「……わ、私も知らないかな。見たことあるかなーって思ったけど勘違いだったみたい」
千早「そう」(´・ω・`)
美希「もー、みんな物を知らな過ぎるの」
伊織「あんただって知らないじゃない」
亜美「誰なら分かるかな→? やっぱハクシキなりっちゃんとか?」
春香「どっちかって言うと小鳥さんの方が詳しそう」
雪歩「確かに」
千早「どうして?」
春香「ああいや! 小鳥さん一番年上だし!」
春香(あと、こういう知識だけはやたら豊富そうだし)
千早「事務所で一番の年上は社長じゃない」
春香「あーははは、そうだったね。社長も知ってるかもね」
千早「なんだか変よ春香」
春香「そんなことないヨ」(のヮの)
律子「なんだか盛り上がってるじゃない」
美希「律子……さん」
千早「律子、こんな物を拾ったのだけど、なにか分かるかしら」
律子「なになに…………っ!!?」
律子「ななななななな!?」///
千早「どうしたの律子」
律子「なんて物拾ってるのよー!」///
千早「ええっ!? これはそんなに大変な物なの?」
律子「大変って言うか……あんた達、本当にこれがなんだか知らないの? 貴音も?」
貴音「はて?」
律子「春香も?」
春香「」(のヮの)
律子(あ、こいつは知ってるな)
千早「律子、教えて。これは一体なんなの?」
律子「う��ん」
律子(ここは正しい性知識のために教えるべきか。若い子たちが居るし止めておくべきか。いやだからこそ……)
律子(って言うか、そもそも……)
律子「千早、これどこで拾ったの?」
千早「Pの机のそばに落ちていたわ」
律子(あの人はぁ! なんて物落としてるのよぉ!)///
律子(っていうか誰と使う予定なのよぉ!)///
律子「……Pは?」
千早「確か、テレビ局で打ち合わせをしているんじゃないかしら」
律子「ちょっと行ってくるわ」
千早「えっ、まだ話が…………行ってしまった」
亜美「ねえねえ千早お姉ちゃん。これ開けてみようよ→」
千早「でも落とし物だし」
亜美「こんな小さいの大丈夫だって! それに開けて見たら正体が分かるかも知れないよ?」
千早「うーん、それもそうだけど……」ウズウズ
亜美「えいっ」ビリッ
千早「ああっ!」
亜美「んー、なんだこれ? ……うわぁ、ネチャネチャするよぉ!」
真美「うあうあーーー!」///
亜美「真美パスッ!」
真美「うぇぇ!?」
真美「」ドキドキ///
真美「」ゴクリ
真美「」クルクルクル…
真美「っーーー!!」///
亜美「なんか出てきた! 真美どうやったの?」
真美「な、なんか巻き付いてたみたい」
真美(こんなふうになってるんだ……)///
亜美「ちょい貸して」
真美「はい」
亜美「ふむふむ」クルクル
亜美「あ! 亜美分かった!」
真美「えっ!?」
春香&雪歩「!!」
亜美「これゴム手袋の指部分だよ! ほらほら!」
真美&春香&雪歩「」///
亜美「はるるん、うぇーい」
春香「ちょちょちょっと! そんなもの近づけないでよー!」///
亜美「ゆきぴょんも、うぇーい」
雪歩「ひいいいいいい!!」バタン
真「うわぁ、雪歩が倒れた!」
亜美「うあー! ごめんねゆきぴょん!」
貴音「大丈夫ですか雪歩」
雪歩「うぅ��ん……男の人ぉ……」
貴音「雪歩。亜美は男性ではありません。落ち着い……て…………」
貴音「…………」ジー
亜美「どったのお姫ちん。これがなにか分かったの?」
貴音(ゴム……男の人……)
貴音「……………………ぁ」///
貴音「な、ななななな、面妖な!」///
亜美「お姫ちん?」
貴音「ちん!?」///
貴音「ししししし知りません! わたくしはこの様な物!」///
貴音「あーーーーーー!」ダッ
亜美「お姫ちーん! ……走ってっちゃった」
あずさ「貴音ちゃんが真っ赤な顔して走って行ったけど、どうかしたの?」
美希「あずさ」
千早「あずささんはこれが何か分かりますか?」
あずさ「これ!? えっと……コンドームね」
春香(言っちゃうんだ)
千早「コンドーム? 聞いたことが…………」
千早「っっっ!!?」///
千早「コ、コココココ、コンドー……!?」///
真「あはは……それで雪歩も春香も様子がおかしかったのか」///
美希&伊織&やよい&亜美「???」
伊織「何よそのコマンドーって?」
あずさ「コンドームね。ええっと、その……避妊具の一種で……つまり……」
やよい「ひにんぐ?」
亜美「ビギニング?」
あずさ「……エッチなことするときに使う物なの」///
美希「…………」
亜美「…………」
伊織「…………」
やよい「…………」///
美希「ななななるほどなの!」
亜美「じゃあこれは形から考えて……」
美希「…………」///
亜美「…………」///
伊織「…………」///
やよい「…………?」
伊織「っていうかアイツなんでこんな物持ってるのよ! あの変態!」
美希「ハニーのえっち!」
あずさ「ええっ、これPさんの物なの?」
千早「まだそうと決まった訳では」
真「でもその可能性は高いよね。Pの机の近くで見つかったんだし」
春香「Pさんに恋人が居たなんて」
亜美「恋人とは限らないよ。体だけの関係かも」
春香「そっ、Pさんはそんな人じゃないよ!」
美希「ハニーのバカ。美希というものがありながら」
美希「……まって。ひょっとして美希のためかも! 近々ハニーから夜のお誘いを受けちゃうかも。あはん」
春香「美希はポジティブだね」
美希「もうハニーってば、こんな物なくても良いのに。でも美希のこと大事に思ってくれてるのは嬉しいの♪」
春香「聞いちゃいないや」
小鳥「なんだか楽しそうね」
美希「小鳥」
千早「すみません騒いでしまって。Pの席のそばにコ……こんな物が落ちていたので」
小鳥「なになに……ええっ!? なんでそれがそこに!?」
小鳥(使う機会なんてないのに背伸びして財布に入れといた私のコンドームが!)
千早「えっ、これは音無さんの物なんですか?」
小鳥「ああいや! そんなはずは……?」
小鳥(財布確認)
小鳥(……よかった、ちゃんとある)
小鳥(と言うことはあっちにあるのは私のじゃないわね)
美希「あー! 小鳥が同じやつ持ってるの!」
小鳥「ピヨッ!?」
千早「と言うことはこれも音無さんの物?」
小鳥「あ…………わ、私が財布に入れてるのはこの一枚だけだから違うわ」
春香「いつも持ち歩いてるんですか?」
小鳥「ええ。いつ何があるか分からないから一応ね」
春香「凄いなぁ」
真美「オトナだ」
小鳥(あ、ちょっと気分いいかも)
美希「小鳥、こんな物使ってる余裕あるの?」
小鳥「」
あずさ「美希ちゃんやめてあげて本当」
小鳥「……」
小鳥「…………」
小鳥「もう、あの人ったら。私達の関係が皆にバレちゃったじゃない」
あずさ「は?」
美希「どういうことなの?」
真「Pの机のそばに落ちていたコンドームが、小鳥さんの物とお揃いだった……ってことは」
伊織「ま、そう言うことよね」
あずさ「は?」
亜美「あずさお姉ちゃん大丈夫?」
美希「どういうことなのなのなの!」
伊織「言わせるんじゃないわよ」
小鳥(にやり)
P「ただいまー」
律子「P殿を連れ戻して来たわ」
小鳥「おかえりなさい��」ススス…
P「なんだか近くないですか小鳥さん?」
小鳥「んー? 気のせいですよ��」
美希「…………ちょっと出てくるの」
春香「私も一緒に行くよ」
スタスタスタ…
P「どうかしたのかあいつら?」
律子「P殿が変な物落とすから、きっと話がこじれたんですよ」
小鳥(ごめんね二人共。誰かはこうなる運命だったの)
あずさ「は?」
伊織「しっかりしてあずさ」
律子「亜美、その指にハメてる物をP殿に見せてあげて」
亜美「はい」
P「…………」
律子「これは貴方の物ですよね? こんな物をアイドルの居る事務所で落とすなんてまったく──」
P「これ俺のじゃないぞ」
律子「え?」
小鳥「え?」
皆「え?」
P「いやーよかったよかった。やらかしたかと思ったよ」
小鳥「え、Pさん……え?」
P「多分コンビニで買い物したときにでも落としたんだろうな」
伊織「ちょっと小鳥、どういうことよ!」
高木「おーい君、ちょっといいかね?」
P「社長」
高木「実は事務所でゴムを落としてしまってねぇ……もし見つけたら回収しといて貰えないだろうか」コソッ
律子「それってコレですか?」
高木「おお、それだよ! ありが──」
高木「と、しまった聞かれていたか!」
小鳥「」
伊織「えっ、そういうことだったの?」
真「社長と小鳥さんが」
小鳥「いや……」
高木「?」
あずさ「小鳥さんが社長と同じコンドームを持っているんです」
高木「えっ」
小鳥「間違ってないけどなんかニュアンスがおかしい!」
高木「お、音無くん……そうだったのか」///
小鳥「違います!!」
春香「おめでとうございます」
千早「おめでとうございます」
美希「おめでとうなの」
律子「おめでとうございます」
P「おめでとうございます」
やよい「おめでとうございまーっす」
亜美「めでたいなぁ」
真美「おめでとさ~ん」
ハム像「ぢゅ!」
真「おめでとうございます」
雪歩「おめでとうございますぅ」
伊織「おめでとう」
響「おめでとうだぞ」
貴音「おめでとうございます」
小鳥父・琴美「「おめでとう」」
小鳥「……ありがとう」
Pにありがとう
母にさようなら
そして全てのアイドルに
おめでとう
小鳥「いや、おめでとうじゃないですよ!」
あかん…オチが見つからへん
終わり