唯「あそこって?」
梓「おま○この匂いですよ。特に潮を噴いた時の匂いがいいですね」
唯「そっかー、ありがとう!」
梓「なので、唯先輩を私の家の芳香剤にしてもいいですか?」
唯「……えっ、どういうこと?」
元スレ
梓「唯先輩のあそこの匂い大好きです。」
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1288812641/
梓「着きました、ここが私の家です」
唯「お邪魔しまーす」
梓「まずは玄関からお願いしてもいいですか?」
唯「あっ、うん」
梓「家に入って最初に通る場所ですから、香りには気を遣いたいですよね」
唯「それで、私はどうすればいいの?」
梓「ストッキングとパンツを脱いで、オ○ニーしてください。必要ならバイブも貸しますから」
唯「わかったよ、あずにゃん!」
クチュクチュ...
唯「んっ、ん……」
クンカクンカ
梓「だんだん匂いが漂ってきました」
クチュクチュ...
唯「あ、ん、んぅ……」
梓「でも、玄関に唯先輩の匂いを充満させるには、ちょっと足りないですね」
唯「あぅ、ごめんね……」
梓「いい匂いを手早く広げるには、ミスト(霧)が一番です。唯先輩、潮を噴けませんか?」
クチュクチュ...
唯「う~ん、指だけで潮噴きは難しいよ~」
梓「そんなことないですよ、唯先輩の指使いがダメなんです」
唯「うぅ、あずにゃん厳しい……」
梓「ちょっとおま○こ貸してください、手本を見せますから」
唯「えへへ、ありがとう~」
梓「基本的にギターと同じですから、唯先輩もすぐに自分で潮を噴けるようになりますよ」
唯「へぇ~、そうなんだ」
梓「弦をチョップする要領で、こうです」
ピチッピチッ
唯「はうぅ……」
梓「この時、こっちの指はクリトリスをしっかり押さえておかないと、変な音が出ちゃいます」
ギュムッ
唯「ひゃっ……。押さえておいても、変な声が出るよぉ」
クンカクンカ
梓「ほら、匂いの濃さがさっきと全然違います」
唯「本当だ、すごい!」
梓「今度は唯先輩が自分でやってみてください、意外と簡単ですよ」
唯「わかった!」
ギュムムムッ
唯「は、うぅ……」
ピチンピチンッ
唯「あぐ、うぅ……」
梓「その調子です。頑張ってください、唯先輩」
唯「うん、あずにゃんのために頑張るよ!」
クチュチュクチュチュ
唯「あっ、あっ、あっ」
梓「あれ、唯先輩。そんな弾き方いつ覚えたんですか?」
唯「えっ、いや、何となく思いついて……」
梓(こんな独創的なおま○この弾き方を、咄嗟に思いつくなんて……)
グチュルングチュルン
唯「あぁっ、ひゃふぁ……」
梓(やっぱり私の勘は正しかった。唯先輩には、オ○ニーの才能がある……)
グッチョングチョチョン
唯「あっふ、あふぁぅ……」
梓(オ○ニーの神様に愛された、10年に一度の天才。それが唯先輩……!)
クンカクンカ
梓「唯先輩、いい匂いですよ」
唯「うん、もう少しで潮を噴くからね!」
グッチャグッチャ
唯「あっ、きた、きたよ!」
プシャアァアァ
唯「ひゃぁあぁあ!」
梓「唯先輩の潮が霧になって、いい匂いがふんわりと広がっていきます……」
唯「はぁ、はぁ、どう、あずにゃん?」
梓「えぇ、バッチリです。ありがとうございます、唯先輩」
クチュクチュ...
唯「あっ……」
梓「あれ、まだオ○ニーを続けるんですか?」
唯「うん、なんかすぐ2回目が来そうだから」
梓「大丈夫ですか? まだトイレとか押し入れとか、この後にお願いしたい場所が結構あるんですけど」
唯「平気だよ、あずにゃん。玄関でもう一回潮を噴いたら、そっちも頑張るから」
梓「はぁ、そうですか。まあ確かに、玄関がいい匂いだと嬉しいので、ありがとうございます」
グチュチュチュチュ
唯「あふ、あふぅ……」
クンカクンカ
梓「匂いが強くなりました、そろそろフィニッシュですか?」
ギュルルルルルル
唯「うん、あっ、もう……」
ガチャ
純「お邪魔しまーす、あれなんかいい匂い」
プシャアァアァ
唯「ひゃはあぁあぁ!!」
純「ぎゃはあぁあぁ!?」
唯「……」グッタリ
純「……」ベットリ
唯「あっ、えーと」
純「おっ、お邪魔しました」
バタン
唯「……今のって、純ちゃ」
梓「モップです」
唯「えっ、いや純ちゃ」
梓「どう見てもモップでした。きっとダスキンの人ですね」
唯「あの、だから、私の潮が」
梓「モップが汚れたら、ダスキンの人が持って帰ってくれますよね」
唯「えっ、まぁ、うん」
クンカクンカ
梓「さて、玄関はもう十分いい匂いですね」
唯「そ、そうだね」
梓「じゃあ次はリビングをお願いします」
唯「……アイス食べた後でもいい?」
梓「休憩はもうちょっと先です。唯先輩に潮を噴いてもらいたい場所が、まだ色々ありますから」
唯「ふえぇ、頑張ります」
玄関編おわり
梓「……部屋を移動するごとに唯先輩がオ○ニーしていたら、いつまで経っても終わりませんね」
唯「えっ、そうかな~?」
梓「玄関とリビングだけで、1時間かかっちゃいましたから」
唯「本当だ、もうこんな時間!」
クンカクンカ
梓「いい匂いたっぷりで嬉しいんですけど、あんまり時間がかかると大変です」
唯「そうだね~」
梓「そこで、こんな物を用意しました」
唯「何、これ?」
梓「SODから取り寄せた『マシンパンツ』です。ちょっと穿いてみてください」
唯「えっと、これ、どうやって?」
梓「とりあえず両足を通してください」
唯「う、うん」
梓「そうすれば、バイブがちょうどおま○この部分に来るはずなので、ズポッと挿し込みます」
唯「よ~し、やってみるよ!」
ヌポッ
唯「うわっ、入った!」
梓「奥まで挿し込みましたか?」
唯「ちょっと待って……」
ズププッ
唯「あぅ……」
梓「大丈夫ですか?」
唯「うん、根元まで入ったよ」
梓「その位置で、パンツ外側のローターはクリトリスに当たってますか?」
唯「えっと……、あっ、ピッタリだ!」
梓「良かった。設計ミスは無かったみたいですね」
唯「それで、これを穿いてどうするの?」
梓「マシンのスイッチを入れたら、家の中を歩き回ってもらいます」
唯「あっ、なるほど」
梓「家の隅々まで唯先輩の匂いを漂わせるには、この方が効率的だと思って」
唯「あずにゃん、さすが!」
梓「じゃあ、準備ができたらスイッチを入れますよ?」
唯「いつでもオーケーだよ!」
カチッ
ブィンブィンブィン
唯「きゃふぅうん!」
梓「あっ、いきなり強すぎましたか?」
唯「ん、平気……」
ヴィンヴィンヴィン
唯「はぁ、はぅあ……」
梓「えっと、歩けないと意味が無いんですが、本当に大丈夫ですよね?」
ヨタヨタ...
唯「ま、任せて……」
梓(生まれたての小鹿みたいな歩き方だなぁ)
ブィ-ンブィ-ン
唯「あず、にゃぅん、どこに、行けば、はぁっ、いいの……」
梓「最初はトイレですね」
ブゥンブゥンブゥン
唯「んぅ、わかった、はぅ……」
梓「トイレにはしっかり匂いを残しておきたいので、2回くらい潮を噴いてもらっていいですか?」
ヴィィィィィィ
唯「あぅっ、もう、いっかいめ、くるよぉ……」
ピシャアァアァアァ
唯「きゃふぅん!」
梓「今回はパンツを穿いてるから、潮が飛び散ることはありませんね」
唯「その代わり、パンツがぐっしょりで気持ち悪いよぉ……」
梓「ちなみに唯先輩、今のはどっちですか?」
唯「どっち、って……」
梓「潮を噴いた理由は、クリトリスの刺激なのか、ヴァギナの刺激なのか」
唯「わかんない、けど、たぶん、外の……」
梓「クリトリスですか。そっちの方が敏感みたいですね」
ヴォォォォン
唯「ていうか、あの、スイッチ、切って……」
梓「えっ、なんで切るんですか?」
唯「いっかい、イッたから、ちょっと、待って……」
梓「唯先輩、それじゃ普通にオ○ニーするのと変わらないじゃないですか」
唯「ふぇ……」
梓「一度マシンパンツのスイッチを入れたら、強弱の調整だけで、全部終わるまでスイッチは切りませんよ」
唯「そ、そんなぁ……」
ヴィ-ンヴィンヴィ-ン
唯「あっ、だめっ、もう……」
梓「もう2回目ですか?」
唯「うんっ、そうっ、またっ……」
ピシャピシャアァ
唯「はぅっ!」
クンカクンカ
梓「トイレなのに、とってもいい匂いです。唯先輩、ありがとうございます」
唯「へ、へへ、ぴぃす……」
その頃
純「……」
純(何が起こったのか、いまだに分からない)
純(梓の家に行って玄関のドアを開けたら、唯先輩に潮をぶっかけられた)
純(うん、まったく意味が分からない)
純(とりあえず梓の家から離れて、適当に歩いてみたけど)
純(ここはどこだろう、まさか迷ったかな……)
憂「あれ、純ちゃん?」
純「あれ、どうして憂が?」
憂「だって私の家、この近くだもん」
純「あっ、そうなんだ」
憂「ところで純ちゃん、なんで髪が濡れてるの?」
純「えっ、あっ、これは」
クンカクンカ
憂「それに、なんかいい匂いがする」
純「いや~、駅前のショップで新作の香水を試してみたからかな~、ははっ」
憂「ふうん……?」
純「そうだ、憂は何をしてたの?」
憂「うん、あの柿を取ろうと思って」
純「……柿?」
憂「熟した柿の実を取ってほしいって、この家のおばあちゃんに頼まれたの」
純「あぁ、それでそんな棒を持って」
憂「でも、なかなかうまく取れなくて。脚立があれば手が届くんだけど、見当たらないの」
純「それなら、私が憂を肩車してあげよっか。たぶん届くでしょ?」
憂「えっ、いいの?」
純「気にしないで、結構力はある方だから!」
憂「じゃあ、お願いしちゃうね。ありがとう」
純「よっ、と。どう?」
憂「あっ、ギリギリ届きそう。もっと前に出てくれる?」
純「えーと、こんな感じ?」
憂「あっ、そんな感じ!」
ムズッ
憂「きゃっ」
純「あれ、どうしたの?」
憂「い、いや、何でもない……」
ムズムズッ
憂(身体の内側を触られているような、この感覚……)
ムズムズムズッ
憂(これは私の触覚じゃない、これは……)
ムズムズムズムズッ
憂(お姉ちゃんとの感覚同期【シンクロニティ】だ!)
※ 説明しよう!
平沢姉妹は、片方が臨界点を超えた感覚に襲われると、もう片方にもその感覚が伝わってしまうのだ!
一人では抱えきれない、怒りや悲しみ、痛みや喜びを共有することができる、素敵な能力だ!
ビクンッ
憂「うぁっ!」
純「ちょっと、憂、どうしたの?」
憂(この感覚、どうやら今回のシンクロニティは『快感』……)
憂(でも、おかしい。毎日1時間のオ○ニーを欠かさないお姉ちゃんが、快感の臨界点を超えるだなんて)
憂(お姉ちゃんは今、一体どこで何をしているの?)
憂(どんな方法で、こんなとてつもない快感を得ているの?)
ビクッビクッビクッ
憂「あっ、まずい、このままじゃ!?」
純「ねぇ、何が起こってるの!?」
ビクビクッ
憂「だめっ、純ちゃん、私を下ろして!」
純「えっ、いきなり何を」
ビクビクビクッ
憂「来ちゃうのっ、出ちゃうのっ、早くしないとっ!」
純「ちゃんと説明してよ、まったく意味が」
ドクンッ
憂「ああぁっ、もおぉっ、純ちゃんのバカァぁあぁあぁぁっ!!」
プッシャアァアァアアアァ
純「ぐにゃあぁぁあぁっ!?」
プッシャアァァアァッ
唯「ふにゃ、ぐぅうぅううぅん!?」
梓「うわっ、また派手に漏らしましたね」
唯「ひゃっ、だって、いっぺんに、きたぁ……」
梓「もしかして、外側と内側の絶頂が同時に来たんですか?」
唯「うんっ、これっ、はじめてぇ……」
クンカクンカ
梓「匂いも特濃だ、私もこんなの初めてです。頭がクラクラしそう」
唯(あっ、そういえば……)
唯(こんなに強く感じたから、憂に伝わっちゃったかも……)
唯(うぅっ、憂、ごめんね……)
カチッ
唯「あっ、あれっ、スイッチ……」
梓「唯先輩、お疲れ様でした。これで最後の部屋も終わりです」
唯「そっか、もう、終わったんだねぇ……」
梓「さすがに疲れましたよね、本当にありがとうございます」
唯「うん……、アイス食べたい……」
梓「あっ、そういえば忘れてましたね。ごめんなさい」
唯「アーイースー」
梓「ふふっ、わかりました。冷凍庫から持って来るんで、パンツを脱いで待っててください」
唯「えへへ~、あずにゃ~ん、ありがとう~」
梓(あっ、可愛い)
マシンパンツ編おわり
憂「ねぇ、それ本当なの!?」
純「ていうか、今の話を信じるの!?」
憂「だって、つじつまが合うんだもん」
純「つじつま……?」
憂「説明は後でゆっくりするよ。とにかく、本当なんだね?」
純「あっ、えっと」
憂「梓ちゃんの家の玄関を開けたら、お姉ちゃんが潮を噴いていたんだね?」
純「は、はい、間違いありません」
憂「……やっぱり」
純「……憂?」
憂「よし、急いで梓ちゃんの家に行こう」
純「えっ、なんで?」
憂「決まってるでしょ、お姉ちゃんを助けに行くんだよ!」
純「……助けに、ねぇ」
憂「だから、早く行かないと!」
純「急いでるのはわかったけど、とりあえず髪を乾かすまで少し待ってくれない?」
憂「モップにかかった潮なんて、自然乾燥で十分だよ!」
純「ひどい!」
唯「このアイス美味しいよ、あずにゃん!」
梓「気に入ってくれたみたいで何よりです」
唯「ひと仕事終えた後の達成感は、素敵な調味料なんだよ!」
梓「へぇ、唯先輩が労働の美学を語るなんて意外です」
唯「でもね、もっとアイスが美味しくなる調味料があるんだ」
梓「何ですか?」
唯「それは君だよ、あずにゃん!」
梓「ふぇ?」
ダキッ
唯「あずにゃんと食べるアイスは、美味しいんだよ~」
梓「唯先輩ってば、もう……」
唯「……あずにゃん」
梓「何ですか、唯先輩」
唯「アイスも食べ終わったから、ね」
梓「はい」
唯「ペロペロしてもいい?」
梓「……本気で言ってるんですか?」
唯「冗談で、こんなこと言わないよ」
梓「……どうなっても、知りませんからね?」
唯「大丈夫だよ、あずにゃんと一緒なら」
梓「ふふっ。じゃあ、どうぞ」
ペロペロ
梓「……んっ」
ペロペロペロ
梓(部屋に充満した匂いと、舌の感触で、)
ペロリペロリ
梓(頭の中が、真っ白に蕩けていきそう)
ペロリンチョイ
梓(まるで、さっき唯先輩が食べたアイスクリームみたい、なんてね)
グルリンチョイ
梓(……って、あれ?)
グキュルリラ
梓「唯先輩、この音はもしかして」
唯「うぅ、お腹がゴロゴロする……」
梓「アイスを食べ過ぎたんですかね?」
唯「う~ん。今はまだ平気だけど、後でトイレに籠っちゃうかも」
梓「ムードぶち壊しですよ、唯先輩」
唯「てへへ、面目ない」
梓「……あっ、そうだ」
唯「んっ?」
梓「どうせお腹を下してるんだし、いいですよね」
唯「えっ、何が?」
梓「いいムードを粉々にした罰として、唯先輩にはもうひと仕事してもらいます」
唯「……これでいい?」
梓「もっとお尻を突き出してください」
唯「うぅっ、この体勢はちょっとキツいです」
梓「我慢してください。じゃあパイプを通しますよ」
ズプッ
唯「ひゃぁ……」
梓「注入の途中で溢れないように、しっかり奥まで挿し込んで、と」
ズププッ
唯「ひぅん……」
梓「よしっ、牛乳浣腸の準備が出来ましたよ」
唯「やっぱり、こっちの穴は変な感じ……」
梓「今から唯先輩の大腸に、ポンプで牛乳を流し込みます」
唯「う、うん」
梓「2リットルが目標ですけど、限界だと思ったら言ってくださいね」
唯「あの、すでに限界っぽいんですが」
梓「却下」
唯「即答!?」
梓「じゃあ入れますよ」
ビュッビュッ
唯「はぎゃあ!?」
梓「あっ、ポンプで入れると少し勢いがついちゃうんですね」
唯「はぅ、はぅう……」
梓「すみません、余計な刺激は避けるようにします」
唯「お、お願いします……」
チョロロロッ
唯「んっ!」
梓「ゆっくり、ゆっくり、注ぎますよ」
唯「も、もう1リットルくらい入ったかな……」
梓「いいえ、その半分の半分くらいです」
唯「そ、そんなぁ……」
チョロロロッ
唯「んっ……」
チョロロロッ
唯「ぐっ……」
梓(唯先輩が無言になった)
チョロロロッ
唯「か、はっ……」
梓「これで1リットル入りました。本当に大丈夫ですか?」
唯「うっ、うん……」
梓「あっ、お腹がぽっこり膨らんでますね。妊婦さんみたい」
唯「ありゃ、本当だ……」
梓「もっと膨らませたら、出産間近みたいになりますね」
唯「そ、そうだね……」
チョロロ...
唯「はぁっ、はぁっ……」
梓(1・3リットル……)
チョロロ...
唯「ぐっ、はぁっ……」
梓(1・4リットル……)
チョロロ...
唯「あぅっ、はぁっ……」
梓(1・5リットル……)
唯「あっ、あっ、あっ……」
梓「唯先輩、限界ですか?」
唯「はっ、あぁっ……」
梓(口をパクパクさせるだけで、まともに受け答えも出来なくなってる)
ガラッ
梓「窓を開けました。限界だったら、出しちゃってください」
梓(唯先輩のおま○こから噴出された潮が、人類にとって最高のフレグランスとなるように)
梓(唯先輩のアヌスから噴出されたうんち牛乳は、庭の草木にとって最高の肥料となる)
梓(とはいえ、さすがの唯先輩でも牛乳浣腸は過酷だった)
梓(私は別に、唯先輩の苦しむ顔を見たい訳じゃない)
梓(牛乳浣腸は、今回限りにしておこうかな……)
梓「……さぁ、唯先輩」
梓「思いっきり、ぶちまけてください」
梓「全部キレイに噴き出して、苦しみから解放されましょう」
その頃
憂「はぁっ、はぁっ……」
純「なんかさっきから息が荒いよ、大丈夫?」
ガクッ
純「って、憂!」
憂「お腹が、苦しい……」
純「急に歩けなくなるような腹痛って、まさか盲腸とか」
憂「いや、違うよ。これは私の『苦しみ』じゃない」
純「えっ?」
憂「これは、お姉ちゃんの『苦しみ』なんだ!」
純「……うん、相変わらず私には何の説明もないんだね」
憂「純ちゃん、私はいいから先に行って!」
純「いやいや、道端にうずくまってる憂を置いて行く訳には」
憂「いいから行って!」
純「う、憂?」
憂「ここから梓ちゃんの家は、そう遠くない。そこにお姉ちゃんがいるんだ」
純「そうだね、まだ帰ってなければ」
憂「お姉ちゃんは、助けを待ってるの!」
純「あっ、えーと、はい」
憂「お願い、純ちゃん。こうしている間にも、お姉ちゃんは……」
純「あの、よく分からないけど、とりあえず梓の家から唯先輩を連れて来ればいいのね?」
憂「早く、お願い早く!」
純「はいはい、急いで行ってきます。帰りにお腹の薬も買って来るよ」
純「……と、まぁ、そんな訳で」
純「また梓の家まで戻って来たんだけど、玄関の鍵が閉まってるなぁ」
カイホウサレマショウ
純「あっ、梓の声だ。庭の方にいるみたいだね」
純「向こうへ行ってみよう……」
唯「はぁっ、はぁっ、はぁっ」
梓(唯先輩の身体が小刻みに震えてる)
唯「ひぃっ、はぁっ、ひぃっ、はぁっ」
梓(お腹もだいぶ大きくなったし、まるでこれから出産するみたいだな)
チロ...
梓(あっ、来る)
唯「あっ、でっ、出るぅ!」
ヒョコッ
純「梓ー、唯先輩ー、こっちにいるのー?」
梓「!?」
唯「!?」
ズブリュズバババブ-ッ
唯「あぎゃうあぁあぁぁ、ぶぎょおぉおぉぉ!!」
純「えっ、なっ!?」
ブズベルルブズズバリュザ-ッ
唯「あぁっ、止まらないどおぉおおぉ!!」
純「ぶひゅぎょおぉうあぁっ、のぐらばぁぼあぁあぁぁ!?」
バズブバブリュブブバババ-ッ
唯「ふぅっ、ふぅっ、ふぅっ……」
純「~~~~~~~~~~~」
梓「あっ、純が気を失った……」
ジャ---ッ
純「……あれ、ここは?」
梓「目が覚めた? ここは私の家のお風呂だよ」
純「お風呂なのはいいけど、なんで私は服を着たままなの?」
梓「んー、服ごと洗った方がいいかと思って」
純「何があったのよ、一体」
梓「あっ、覚えてない?」
純「えーとね。梓の声が聞こえたから、庭へ向かったのは覚えてるんだけど」
梓「その先は知らない方がいいと思う……」
唯「あっ、純ちゃん起きたの?」
純「どうもこんにちは。とりあえず風呂から出て話がしたいんですが……」
梓「私の服でよければ、貸してあげるから」
純「おっ、ありがとう」
梓「有料だけどね」
純「金とるんかい!」
アハハハ...
牛乳編おわり
憂「さて、梓ちゃん」
梓「どうしたの、憂?」
憂「今日はお姉ちゃんを呼んで、何をしてたの?」
梓「別に大したことじゃないよ。色々と家のことを手伝ってもらっただけ」
憂「ふうん、そうなんだ~」
純(……風呂から出たら、いきなり険悪な雰囲気!?)
純(もう私には事情がさっぱり分からないけど、この空気は勘弁してほしい)
ピンポ-ン
純(ナイスタイミングで来客!)
澪「こんにちは、お邪魔します」
唯「あっ、澪ちゃん。どうしたの?」
澪「梓に呼ばれたんだ。お菓子を作るから手伝ってほしいって」
唯「お菓子を作るから、澪ちゃんを……?」
澪「何かおかしいか?」
唯「いや、お菓子だったらムギちゃんやりっちゃんの方が得意そうだし」
澪「私だって料理くらいできる!」
唯「えへへ、そうだよね。ごめんごめん」
澪「まぁ、私が呼ばれた理由は察しがついてるんだけどな」
唯「……?」
純「澪先輩、こんにちは!」
澪「あっ、純ちゃんも来てたのか」
憂「こんにちは」
澪「憂ちゃん……、あれ、何か嫌なことでもあった?」
憂「いえ、別に」
梓「来てくれてありがとうございます、澪先輩」
澪「今日は大人数だな。それで、お菓子って何を作るんだ?」
梓「はい、みんなでミルクプリンを作ろうと思って」
唯「あれっ、でも牛乳はさっき全部使っちゃったんじゃ」
澪「……なるほど、やっぱりね」
唯「……?」
梓「という訳で、みんなで仲良くミルクプリンを作りましょう!」
憂「みんなで仲良く、ね……」
澪(何があったんだろう?)
梓「材料はここに並べてあります」
純「ねぇ、肝心のミルクが見当たらないけど」
梓「じゃあ澪先輩、よろしくお願いします!」
澪「はいはい、っと」
ポロンッ
純「……えっ?」
唯「おぉ~、やっぱり澪ちゃんのおっぱいは大きいね!」
澪「あんまりジロジロ見ないでくれよ、もう」
純「いや、あの、なんで澪先輩は胸を露出してるんですか」
梓「服を着たままだと、ミルクを出せないでしょ」
純「はぇっ、ミルク、出す?」
澪「このボウルに絞り出せばいいのか?」
梓「はい、お願いします」
プシュ-ッ
純「あばばばばばばば!?」
唯「澪ちゃんのおっぱいから、純ちゃんの顔に、何か飛んでいった!?」
憂「まさか、母乳!?」
澪「ごめんごめん、暴発しちゃった。まだ慣れてなくてさ」
純「んぐっ、んぐっ……」
唯「純ちゃん、大丈夫?」
純「はい、ちょっと驚いただけです。ただ何か忌まわしいトラウマが蘇りそうな気が」
梓「あー、それで、味は!?」
純「……味、ねぇ」
梓「そうそう、澪先輩特製ミルクの味」
純「正直、すごく美味しい」
澪「そ、そうか、ありがとう」
純「いえ、その、澪先輩に気を遣って、とかじゃなくて。本当に美味しいです」
憂「そっか、美味しいんだ……」
純「うん、まろやかだけど深いコクがあって。明治の美味しい牛乳より、何倍も美味しい!」
梓「香り唯マン、味澪パイですね」
唯「へぇ、そんな言葉があるんだ!」
澪「梓の造語だろ。私たちはキノコかよ……」
梓「どちらも堪能できて、今日は幸せです」
憂「へぇ、梓ちゃん。堪能したんだね……」
純(殺意の波動!?)
梓「さて、澪先輩。改めてミルクをお願いします」
澪「あぁ、しかし結構な量だから大変だ……」
憂「それにしても、澪さんが母乳を出せるなんて知りませんでした」
唯「私も全然知らなかったよ!」
澪「あぁ、つい最近の話だからな」
純「どんなきっかけで、そんな体質になったんですか?」
澪「きっかけって、そりゃ、赤ちゃんを授かったから……」
純「!?」
憂「!?」
唯「!?」
純「えっ、あっ、赤ちゃん、って」
唯「澪ちゃん、私たちまだ高校生だよ!?」
澪「あぁ、もう。だからみんなには隠しておきたかったのに」
唯「ひどいよ、私にも教えてくれなかったなんて!」
澪「唯にはちゃんとした場を設けて報告するつもりだったんだ。こんな形になっちゃって、ごめんな」
憂「そ、それで、父親は?」
澪「えっ、父親?」
憂「だから、その、誰の子どもなんですか?」
澪「誰って、そりゃ……、律だよ」
純「!?」
憂「!?」
唯「!?」
純「えーと、あの、澪先輩」
澪「うん」
純「私、今日は色々と意味不明な出来事がありましたけど、これがトップ賞です」
澪「えーと、よく分からないけど、ありがとう」
純「できれば私にも理解できるように説明してほしいなー、なんて」
澪「あっ、うん。何から説明すればいいのやら」
梓「要するに、律先輩が目覚めた特殊な能力で、澪先輩が妊娠しちゃったんだよ」
純「特殊な能力?」
梓「そう。律先輩のおでこに、自分のおでこを重ねた人が、一定の確率で妊娠しちゃう能力だよ」
澪「律の能力が発覚したのは、私が妊娠した後だった」
澪「そうとも知らず私は、風邪をひいた律の看病をしていて……」
澪「熱が下がったかどうか確かめるために、おでことおでこを接触させてしまったんだ」
澪「1日に6回も、すべてゴムを付けない生の接触だった」
澪「それだけ律におでこをくっつけたんだ。妊娠しない方がおかしい」
澪「お腹の子どもを極秘で産むために、ムギのお父さんの力をずいぶん借りちゃったよ」
唯「そうだったんだ……」
澪「ごめんな、唯。今まで黙ってて」
唯「ううん、いいよ。澪ちゃんも色々悩んだんだよね」
澪「ありがとう。そう言ってくれるだけで、救われる思いだ」
梓「ほら、澪先輩が2週間くらい学校を休んだ時がありましたよね」
唯「そう言えば……」
梓「あの時に出産してたんですよ、澪先輩が、律先輩の子どもを」
唯「あずにゃんは、どうして事情を知ってるの?」
梓「その2週間、何か怪しいと思って、勝手に事情を探ってみたんです。今思えば最低な行動でした」
澪「いいんだよ、もう。その時のことは忘れよう」
梓「澪先輩……」
唯「あっ!!」
憂「どうしたの、お姉ちゃん?」
唯「2週間の休み、ってことは、まさか……」
梓「さすがの唯先輩も、気付いちゃいましたね」
唯「最近……、ちょうど2週間くらい、りっちゃんが学校を休んでるのは」
澪「あぁ、3日前に無事出産を終えた。父親は私だ」
唯「そ、そうだったんだ……」
純「ちょっと待ってください!」
梓「純、どうしたの?」
純「それはおかしくないですか。だって、妊娠させる能力は律先輩しか」
梓「妊娠させる能力を手に入れたのは、律先輩だけじゃなかった」
純「……えっ?」
澪「私にも、あるんだ。その特殊な能力が」
純「つまり、澪先輩のおでこに自分のおでこを接触させた人は……」
澪「いや、私の能力は少し違うんだ」
純「えっと、どう違うんですか?」
澪「私の場合、私の母乳を飲んだ人が妊娠しちゃうんだよ」
憂「えっ、そんなものを料理に使っちゃ……」
梓「あぁ、安心して。火を通せば妊娠しないって、実験で証明されてるから」
澪「妊娠するためには、母乳の鮮度が重要らしいんだ。絞りたて生乳を直接飲んだりしない限り、問題ないよ」
梓「それだけ気をつければ、澪先輩の母乳はとっても美味しいからね」
憂「そっか、安心だね。じゃあ後で、私にも飲ませてください」
澪「お安い御用だよ」
純「……あれっ?」
梓「実は、まだあるんです」
憂「えっ?」
唯「あずにゃん……」
梓「澪先輩も知らない話ですが、他にも3人の能力者が確認されてるんです」
澪「そ、そうなのか!?」
梓「1人は私、中野梓」
唯「1人は私、平沢唯」
憂「お姉ちゃんも!?」
梓「そしてもう1人は、平沢憂」
憂「……って、私!?」
澪「信じられない……」
唯「最初は私も驚いたけど、どうやら本当みたい」
澪「ゆ、唯こそ私に黙ってたんじゃないか」
唯「私だって最近わかったんだもん。私と憂だけがこんな能力を持ってると思ってたし」
憂「ちょっと待って、なんで私も……」
梓「順番に説明します。まず、私をペロペロした人は妊娠します」
唯「だから私のお腹には、たぶんあずにゃんの子どもがいる」
梓「唯先輩はすべてを知ったうえで、私をペロペロしてくれたんです」
憂「……今、何を?」
梓「憂、落ち着いて、冷静に聞いてね」
唯「たぶん憂のお腹にも、あずにゃんの子どもがいる」
憂「!?」
唯「私と憂の間には、シンクロニティが働くから……」
梓「妊娠という未知の感覚も、おそらく共有されてしまう」
唯「だから憂も、私と一緒に赤ちゃんを産むことになるの」
憂「~~~」
バタン
澪「憂ちゃん!?」
唯「気絶しちゃった……」
梓「ショックが大きすぎたんですね。現実を受け入れるためには、ゆっくりと時間をかける必要があると思います」
澪「……話を戻そう」
梓「はい、次は唯先輩と憂の能力です」
澪「2人とも能力があるのは、シンクロニティとやらの作用なのか?」
梓「はい。その内容は……」
唯「おま○こから噴いた潮を浴びた人が、妊娠しちゃう能力だよ」
梓「唯先輩も、憂も、この同じ能力を持っています」
唯「澪ちゃんの母乳と同じで、至近距離で直接浴びるようなことがなければ、まず妊娠しないけどね」
純「……あれ?」
澪「ってことは私たち、みんな能力を持っていて……」
梓「みんなその能力で妊娠してる、って訳です」
澪「ふふっ」
梓「くすっ」
唯「えへっ」
澪「な~んだ、隠す必要なんてなかったんじゃないか!」
唯「そうだよ、私たちはみんな仲間なんだから!」
梓「特殊な能力があっても、高校生で妊娠しちゃっても、大丈夫です!」
アハハハ...
憂「」
純「」
それから2年後。
律と澪は、お互いの子どもを育てるため、生計を共に暮らしている。
梓は唯の子どもを産んだが、憂に配慮して唯とは同居せず、シングルマザーの道を選んだ。
憂は一時、精神的に不安定な状態に陥った。
だが唯のサポートもあって、どうにか現実を受け入れ、無事に梓の子どもを産んだ。
唯は憂と一緒に、それぞれが産んだ梓の子どもを育てている。
紬は能力を持たないが、いつの間にか律の子どもを妊娠して、大騒動になった。
紬がシングルマザーになることで騒動は終結したが、今でも澪との間に亀裂が残っている。
純は同時に唯・憂・澪の子どもを3人も身籠ってしまい、その負担に耐えきれず死亡した。
棺桶には献花のかわりに、たくさんのモップが詰め込まれたという。
妊娠編おわり
最終章って言ったけど、もう少し書きたくなった
大体こんな感じになる予定なので、夜まで保守を頼んでもよろしいか?
紬「私、みんなを妊娠させる能力者になるのが夢だったの~♪」
――少女はやがて大人になり、念願を叶えた
憂「妊娠の、感染爆発【パンデミック】……!?」
――歪んだ形に、その姿を変えて
澪「私の、母乳を、飲めええぇぇっっ!!」
律「純ちゃんのところに、お前も送ってやるよ」
和「私の初任給は53万円です」
唯「イくっ、イっちゃうぅうぅぅっ!!」
プシャアアァアァ
――最後の戦いが、今始まる
梓「唯先輩のおま○この匂いが、世界を包んでいく……」
お楽しみに!(予定は変更される場合があります)
律「高校を卒業して、もう5年か」
澪「……何だよ、急に改まって」
律「別に、ちょっと思っただけだよ」
澪「まぁ確かに、この子たちも大きくなったからな」
「律ママ、お菓子も買って~」
「澪ママ、おしっこ~」
律「……相変わらず、手のかかるガキ共だ」
澪「はぁ、まったくだ」
律「さて、特売の卵と牛乳も確保した。冷凍食品も洗剤もオーケー」
澪「買い忘れはないか?」
律「あっ、そうだ。おでこ用のゴムを買わないとな」
澪「……そういうこと、大声で言うなよ」
律「たはは、わりぃわりぃ」
澪「……んっ、あの棚は何だ?」
律「えっ、どれ?」
澪「ほら、あの黄色い商品がズラッと並んでるコーナー」
律「新発売の商品のプロモーションじゃないか。何の商品だろ、漬け物?」
澪「……食べてびっくり、ムギムギ沢庵?」
律「これって、もしかして!」
澪「メーカーは……、琴吹食品。やっぱりそうだ!」
律「懐かしいな、ムギじゃないか。お父さんの会社で働いてる、とは聞いてたけど」
澪「でも、琴吹グループって色々やってるよな。なんであえて食品会社で、しかも沢庵なんだろう?」
律「昔から、何を考えてるか分からないやつだったからな。ある意味ムギらしいじゃないか」
澪「それもそうか。せっかくだから買ってみるか?」
律「いや、沢庵は好きじゃないからパス」
数ヵ月後
澪「なぁ、律。ムギムギ沢庵の話なんだけど」
律「あぁ、そんなの売ってたな。結局まだ一度も食べてないや」
澪「……食べなくて、正解だったかもしれないぞ」
律「なんで?」
澪「妙な噂を聞いたんだ。ムギムギ沢庵を食べたら妊娠した、という報告が続出してるらしい」
律「……それって、まさか!」
澪「……考えたくはないが、確認する必要があるかもしれないな」
律「とりあえず、久々にみんなで集まるか?」
澪「そうだな。桜ヶ丘高校軽音部、同窓会だ」
唯「みんな、久しぶり!」
澪「おぉ、唯はまったく変わらないな」
律「予想通りで安心したよ、唯が大人っぽくなってたらどうしようかと」
唯「むぅ~、これでも子育て奮闘中のママさんなんだからね!」
梓「……お久しぶりです、唯先輩」
唯「……あずにゃん、久しぶり~!」
梓「はい、ご無沙汰してました」
澪(あれっ、意外と普通の挨拶だな。唯が梓に再会したら、真っ先に抱きつくと思ったのに)
憂「皆さん、お久しぶりです」
澪(……あっ、憂ちゃんに遠慮してるのか)
律「さーて、みんな揃ったところで、早速本題に入ろうか!」
憂「妊娠の、感染爆発【パンデミック】……!?」
澪(そんなカタカナ言葉は、律の説明に一度も出てこなかった気がするけど)
律「まぁ、そういう事だ。被害者の数が百人を超える、前代未聞の大事件だ」
憂「もはや妊娠災害【バイオハザード】という訳ですね」
澪(憂ちゃんの中2病、昔よりも悪化してないか?)
律「ここから先は憶測になっちゃうけど、たぶんこの事件の犯人は……」
梓「ムギ先輩が能力に目覚め、それを悪用したと?」
唯「そんな訳ないよ!」
憂「お姉ちゃん……」
唯「ムギちゃんがこんな事件を起こすなんて、考えられない!」
梓「私だって最初はそう思いました。でも色々と調べるうちに、決定的な証拠が出てきたんです」
律「えっ、知らなかった。そうなの?」
澪(梓はいつもこんな感じだな。2時間サスペンスの中盤で殺されるタイプだ)
梓「琴吹食品は老舗の会社で、従業員もたくさんいます。でも最近、この会社は2人の若い女性に牛耳られているそうです」
唯「その、若い女性って……」
梓「1人は琴吹グループのご令嬢、琴吹紬。もう1人はその右腕、真鍋和」
唯「ムギちゃんに、和ちゃん!?」
梓「琴吹食品は実質的に2人の独裁状態で、幹部役員も逆らえないそうです」
澪「親の七光り、か?」
梓「それだけじゃないと思いますよ。どんな手段を使って権力を握ったのかはわかりませんが」
唯「和ちゃんが、ムギちゃんと一緒に……」
梓「参謀として君臨しているみたいです。社内での影響力も強く、部長課長クラスではまったく頭が上がらないとか」
憂「それだけ実権を持った2人が、このパンデミックに関係ない訳がない」
梓「むしろ主犯と考えた方がいいでしょうね」
律「……よし、ムギを問い詰めに行こう」
澪「ちょっと待て、まさか乗り込む気か!?」
律「そうだよ。どういうつもりでこんな事件を起こしたのか、聞かせてもらおうじゃないか」
澪「ダメだ、危険すぎる。何をされるかわからない」
律「心配しすぎだよ。さすがのムギも、私を取って食ったりはしないだろ」
澪「今のムギは、あの頃のムギじゃない。今回の事件にしたって、正気の沙汰とは思えない」
律「ムギはムギだよ。多少ぶっ飛んでるけど、考えもなしに何かをするやつじゃない。だから話をしに行くんだ」
バンッ
澪「なんでいつもいつも、律はムギを庇うんだよ!!」
律「えっ……」
澪「あっ、いや、その……」
律「……」
澪「……」
憂(どうしよう、険悪な雰囲気だ……)
梓(澪先輩、ムギ先輩が律先輩の子どもを産んだ事、やっぱりまだ根に持ってるんだ……)
クチュ...
唯「んっ……」
律「……」
澪「……」
クチュチュ...
唯「ふぅん……」
律澪「おい」
唯「えっ?」
澪「唯、いきなり何をしてるんだ」
律「まぁ、ナニしてるってのは見ればわかるんだけどさ」
唯「あはっ、ごめんごめん。ついうっかりオナ」
澪「だぁっ、言わなくていい!」
律「ムギ以上に、唯の方が、何を考えて行動してるのかさっぱりわからん」
唯「えへへ~」
憂(でも、いつの間にか雰囲気が良くなってる。お姉ちゃんすごい!)
クンカクンカ
梓(この匂い、久しぶりだなぁ~)
律「さて、みんな。どうする?」
梓「私は律先輩に賛成です。ムギ先輩の暴走を止められるのは、私たちしかいないでしょうから」
澪「で、でも……」
唯「澪ちゃん、考え過ぎだよ。高校の友達に話を聞きに、みんなでお邪魔するだけだよ」
憂「もし迷惑でなければ、私も一緒に行きますから。みんなで行けば怖くない、です!」
澪「……はぁ、わかったよ」
律「わかってくれたか、澪」
澪「あぁ、行こう。事件の真相を、ムギに問い詰めてやるんだ」
和「……ムギ、お客様が見えているわ」
紬「あら、今日は来客の予定はなかったはずだけど。この私にアポ無しで来るなんて、随分と失礼なお客様ね」
和「代表者は、田井中律。ほか、秋山澪、中野梓、平沢唯、平沢憂、計5名ね」
紬「……そういう事、か」
和「どうするの、受付で追い返す?」
紬「とんでもない。せっかくみんな揃って会いに来てくれたのに!」
和「……了解。こちらの部屋までお通しするわ」
ガチャ
律「失礼します、っと」
紬「まぁ、りっちゃん。久しぶり!」
澪「……やぁ、ムギ」
紬「うふふ、澪ちゃんも久しぶり。りっちゃんと仲良くやってる?」
澪「あぁ、おかげさまで」
梓「すごい部屋ですね、社長室より豪華なんじゃないですか?」
紬「梓ちゃんと会うのも、何年ぶりかな。少し大きくなった?」
梓「あいにくサイズは変わりませんよ、背丈も胸も」
紬「あらあら、安心したわ~♪」
唯「和ちゃん、ムギちゃんの秘書をやってるんだね。知らなかったよ!」
和「えぇ。1年ほど前、大学を卒業してすぐに」
憂「たった1年で、今の地位に?」
和「……私の話は後にしましょう。ムギも私も、スケジュールは分刻みなのよ?」
梓「あんな沢庵を売っていれば、クレーム対応で随分と忙しいでしょうね?」
紬「ムギムギ沢庵の話かしら?」
梓「そうです。ムギムギ沢庵を食べて妊娠する被害が続出している事、知らないとは言わせませんよ」
澪「単刀直入に聞こう。ムギ、お前の仕業なのか?」
和「仕業だなんて、人聞きの悪い事を言うのね。訂正してちょうだい」
紬「いいのよ、和ちゃん。澪ちゃんの言う通りだから」
律「……っ! ムギ、お前どうして」
紬「ねぇ、りっちゃん」
律「な、何だよ」
紬「私、みんなを妊娠させる能力者になるのが夢だったの~♪」
ゾクゾクッ
梓(なんでだろう、鳥肌が……)
紬「私、みんなが羨ましかったの。次々と能力に目覚めていくみんなが」
澪「あぁ、確かに軽音部で能力を持たないのはムギだけだったな」
紬「りっちゃんに妊娠させてもらった事もあったけど、やっぱり私の心は満たされなかった」
澪「……何だよ、その言い草は」
紬「私はみんなを妊娠させたいの。何十人も、何百人も、私の子どもを産んでほしいのよ!」
澪「ふざけるな。赤ちゃんってのは、好きな人とつくるものだろうが!」
紬「関係ないわよ、そんなの」
澪「……えっ?」
紬「愛がなくても、子どもは出来ちゃうんだもの」
ガタッ
律「ムギ、お前! 言っていい事と悪い事が」
梓「律先輩、気持ちはわかりますが、落ち着いてください!」
紬「……でもね。そんな私も、ついに能力を手に入れる事ができたの」
ブチッ
唯「ムギちゃんが眉毛をむしり取った!?」
憂「いや、あれは眉毛じゃなくて……」
紬「えぇ、これ、沢庵なの~♪」
和「ムギの能力は、眉毛の沢庵を食べた人を妊娠させる能力よ」
紬「澪ちゃんの母乳と違って賞味期限が長いから、日を置いて食べても、ちゃんと妊娠するのよ♪」
梓「その沢庵を、出荷したんですか。スーパーの棚に並べて、何百人もの見知らぬ人に食べさせて!」
紬「えぇ、そうよ。そうすれば、みんな私の子どもを妊娠してくれるでしょ?」
律「……見損なったぜ、ムギ」
紬「どうして、りっちゃん?」
律「お前の自分勝手な行動のせいで、どれだけ多くの命が、生まれる前に殺されたと思ってるんだ!」
紬「あら、中絶の話?」
梓「望まない妊娠をした人が、全員その子どもを出産するとでも思っているんですか?」
紬「それは違うわ。殺したのは私じゃなくて、妊娠した人たち。私はただ、その命を授けただけよ」
澪「……どうやら、何を言っても無駄みたいだな」
梓「情状酌量の余地なし、ですね」
憂「説得できないなら、実力行使で止めさせるしか」
唯「う~ん。本当はムギちゃんに、あんまり酷い事をしたくないんだけどな」
紬「まぁ、怖いわね。何をするつもりなの?」
律「私たち全員の能力で、ムギを妊娠させる」
紬「あらあら、そんな事をしたら」
律「そう、負荷に耐えきれず死んでしまう。純ちゃんのところに、お前も送ってやるよ」
紬「……本当に私を殺すつもりなのね」
唯「私たちだって、そんな事したくないよ!」
澪「でもムギは能力を悪用し、何百もの命を弄んだ」
憂「このまま放っておいたら、被害は拡大する一方です」
梓「能力者の暴走は、私たち能力者が止めるしかない」
紬「……わかった。でも残念だけど、みんなに私は殺せない」
律「へぇ、なんでそんな強がりが言えるんだ?」
スタッ
和「……私がムギを守るからよ」
唯「和ちゃん!?」
和「悪いけど、ムギには指一本も触れさせない」
紬「ふふっ、和ちゃんがいてくれると頼もしいわ~♪」
梓「和先輩、どうして邪魔をするんですか?」
和「目の前でムギに危害が加えられるのを、黙って見ている訳がないでしょう」
梓「その忠誠心は、ムギ先輩にお金で買われたんですか?」
和「……随分と失礼な口の聞き方をするのね」
憂「梓ちゃん、どういう事なの?」
梓「和先輩の初任給、いくらだと思う?」
憂「えっ、大卒だから20万円くらいかな」
梓「うん、普通はそれくらい。でも和先輩は、異常な額の報酬を受け取ってる」
和「そんな事まで調べてあるのね、趣味が悪いわ」
唯「……それで、いくらなの?」
和「私の初任給は53万円です」
唯「おぉおぉぉっ、お金持ち!」
和「……唯にそんな言い方をされても、嫌味にしか聞こえないわ」
唯「えっ、どういう事?」
梓「和先輩の実家は、失礼な言い方ですが、あまり裕福ではないそうですね」
和「えぇ、あなたたちと違ってね」
梓「そこに目を付けたムギ先輩は、多額の報酬を餌にして、和先輩の頭脳と忠誠心を買ったんです」
紬「ふふっ。今日の梓ちゃん、本当に口が悪いわね」
梓「褒め言葉として受け取っておきますよ、ムギ先輩」
紬「それで構わないわ。ちなみに、どうして私が和ちゃんに大金を払っているか、知ってるの?」
梓「琴吹食品を牛耳るため、和先輩の力が必要だったんでしょう?」
紬「えぇ、その通りよ」
ガシッ
梓「……えっ」
唯「和ちゃんがいつの間にか、あずにゃんの肩を掴んでる!?」
憂「気付かなかった、動きが見えなかった……」
紬「和ちゃんは、とても優秀なの。どんな仕事も的確にこなしてくれる」
和「悪く思わないでね、梓ちゃん」
スチャ
梓「なっ、まさか!?」
紬「そんな和ちゃんの能力(ちから)が、私には必要だったの~♪」
ドクンッ
梓「あぁあぁぁっ!?」
唯「ど、どうしたの、あずにゃん!?」
憂「ハッ、まさか……」
紬「あら、もう気付いたみたいね。憂ちゃんも優秀な人材だわ、もう1人の参謀になってほしいくらい」
律「な、何が起こったんだ!?」
澪「ここから見ても、和がメガネを外しただけにしか……」
憂「皆さん、目を伏せて!!」
唯「えっ、なんで?」
憂「いいから伏せて、和ちゃんと視線を合わせちゃダメ!!」
律「あっ、あぁ、わかった!」
澪「とにかく和の目を見なければいいんだな?」
憂「……そうだったんだ。だから和ちゃんは、いつもメガネを付けていたんだ」
唯「憂、どういう事なの?」
憂「……和ちゃんも、能力者だったんだね」
唯「えぇっ!」
和「その通り。梓ちゃんはもう、私の子どもを妊娠しているわ」
梓「あっ、あっ、あっ……」
ガクガク...
梓「ゆい、せんぱぃ……」
唯「あずにゃん、しっかりして!」
ガクガク...
梓「わたし、にんしん、しちゃったぁ……」
唯「大丈夫だから、ねぇ、落ち着いて!」
律「くそっ、なんてこった!」
澪「あんな簡単に妊娠させられるなんて、どんな能力なんだ?」
憂「……たぶん、目です」
澪「……目?」
憂「メガネのレンズを通さずに、和ちゃんと直接目を合わせると、妊娠しちゃうんです」
和「あなたたちが能力に目覚めるずっと前から、私はこの能力を持っていた」
憂「だから絶対にメガネを外さなかったんだね」
和「えぇ。これは妊娠を防ぐための特製メガネだから、どこにも売ってないけど」
紬「和ちゃんの能力は、ムギムギ沢庵を発売するために、必要不可欠だったの~♪」
和「発売に反対する琴吹食品の社員は、片っ端から妊娠させていったわ」
紬「おかげで不穏分子はみんな病院行き。やりやすくなったわ」
和「病院と言っても、産婦人科だけどね」
紬「……さて、私を妊娠させるつもりだったっけ?」
和「残念だけど、妊娠するのはあなたたちの方よ。5人まとめて、私の子どもを産んでちょうだい」
紬「ついでに、私の子どもも妊娠してもらおうかな。2人分なら、ギリギリ死なずに出産できるよね?」
澪「くそっ、どうすればいいんだ?」
律「目を合わせる事ができなきゃ、おでこを合わせる事もできない!」
スッ
和「……あら?」
憂「……お姉ちゃん?」
唯「私に、任せて」
スタスタ...
紬「唯ちゃんってば。一直線に和ちゃんへ向かって歩いて行くなんて、いい度胸ね」
和「何か策があるのかしら。それとも、ただの無謀な突撃?」
唯「……ねぇ、和ちゃん」
スチャ
和「うるさいわね、さっさと妊娠しなさい」
ビクンッ
唯「あっ、ふぅっ!?」
憂「お姉ちゃん!?」
ガクガク...
唯「あ、あぅ……」
和「呆れたわ。まさか本当に無策だったなんて」
梓「唯先輩、大丈夫ですか!?」
ガクガク...
唯「へ、へへ、ぴぃす……」
梓(あのポーズ、どこかで見た事が……)
スタッ...スタッ...
紬「あら、まだ和ちゃんに向かって行くの?」
和「ちょっと、唯、何を考えて」
ダキッ
唯「えへへ……。和ちゃん、ぎゅ~♪」
和「し、しまった、油断した!」
唯「ダメだよ、和ちゃん。ムギちゃんもそうだけどさ」
和「な、何を言って」
唯「私たちの能力は、誰でも構わず妊娠させるんじゃなくて、大好きな人のために使うものなんだよ」
和「……そう。残念ね、今あなたのお腹にいるのは、私の子どもよ」
唯「問題ないよ。だって私、和ちゃんの事が大好きだもん」
和「……まったく、何を言い出すかと思えば」
澪「唯の言う『大好き』が、よくわからなくなってきた……」
憂「お姉ちゃんは、大好きな人がたくさんいるんですよ。その人の赤ちゃんを産んでもいいくらい、大好きな人が」
澪「へぇ……」
憂「たとえば梓ちゃんの子どもを産んだのも、その後私の子どもを産んだのも、」
澪「あっ、憂ちゃんの子どもも産んだのか。知らなかった」
憂「さらにその後、律さんの子どもを産んだのも、みんな同じくらい大好きだったからでしょうね」
澪「……って、律!?」
律「わわっ、バカ! それは澪には内緒だって」
憂「あっ、ごめんなさい!」
バキッ
律「ぎゃん!!」
澪「この浮気者ぉっ!!」
唯「そう言えば、和ちゃんのメガネを外した顔、初めて見るね!」
和「当然でしょ、さっきから人の話を聞いてなかったの?」
唯「こんなに凛々しい顔を見たら、妊娠しちゃうのもわかる気がするよ~」
和「本当にもう、いい加減にして」
チュッ
紬「あらあら!?」
和「な、な、な!?」
唯「ねぇ、せっかく大好きな和ちゃんの子どもを妊娠しちゃった事だし」
ギュ-ッ
和「きゃっ!?」
唯「私と、愛のあるセッ○スをしようよ」
クチュ...
和「あっ……」
唯「ほら、私のおま○こトロトロでしょ?」
和「う、うん……」
唯「和ちゃんに、舐めてほしい」
和「はぁ!?」
唯「その代わり、私も和ちゃんのおま○こを舐めてあげるから!!」
バタンッ
和「ちょっと、待って、きゃあっ!?」
律「よくわからんが、唐突に69の体勢になったぞ?」
澪「何が起こってるのか、誰か説明してくれ……」
憂「見ての通り、お姉ちゃんは今から和ちゃんとセッ○スをするみたいです」
澪「なんでまた突然?」
律「あっ、潮を噴いて和を妊娠させるつもりなのか?」
憂「それも目的の一つだと思います。でも、たぶん一番の理由は……」
クチュクチュ...
唯「愛のあるセッ○スをしないで、子どもを妊娠しちゃいけないんだよ!」
和「何なのよ、その理屈は……、はぁ、んっ!」
スルリ
唯「和ちゃんのパンツ、脱がしちゃえ~♪」
和「ちょっと、やめて、ってば!」
グリグリ
唯「和ちゃんのおま○こ、こんな感じなんだね!」
和「あぁっ、ひゃぅん……」
クチュクチュ...
唯「和ちゃんも、私のおま○こをイジってよぉ」
和「め、目の前で、性器をイジらないでよ!」
唯「あれっ、メガネを外しても見えるの?」
和「あんまりよく見えないけど、音とか、匂いが……」
クチュクチュ...
唯「この音?」
和「だから、やめてって言ってるでしょ……」
クチュクチュ...
唯「同じ音が、和ちゃんのおま○こからも出せるんだよ!」
和「ひゃ、めぇ……」
澪「あれっ、なんか和の抵抗が弱くなってきたぞ?」
律「唯のテクニックで、感じてきちゃったんじゃないか?」
澪「ふ~ん。唯のテクニックについて、よく知ってるんだなあ?」
律「あっ、いや、その」
梓「……匂いだ」
憂「……梓ちゃん?」
梓「私、わかったんです。唯先輩の狙いは、おま○この匂いを、和先輩に嗅がせる事だ!」
憂「あっ、そういう事か!」
律「……いや、どういう事?」
梓「唯先輩の能力は、潮を噴いて妊娠させるだけじゃないと思うんです」
憂「同じ事に、私も気付いてました。お姉ちゃんのおま○この匂いには、何か秘密があるって」
梓「おそらく、唯先輩のおま○この匂いを嗅ぐと、戦意を喪失して穏やかな気分になる」
憂「と言うよりも、やる気をなくしてダラダラしちゃうんじゃないかな?」
澪「そ、そうなの?」
梓「よく言えばリラックス効果ですよ。昔よく唯先輩に来てもらって、家の芳香剤になってもらったのも、そのためなんです」
憂「皆さん、不思議に思った事はありませんか?」
律「えっ、何が?」
憂「プロを目指せるレベルの実力と熱意を持っていたはずの皆さんが、何故か部室ではダラダラしてしまう」
澪「そう言えば、元々みんなマジメに練習するメンバーだったな」
憂「その理由は、部室に誰もいない時、いつもお姉ちゃんがオ○ニーしていたからなんです」
律「えっ、マジで!?」
澪「そう言えば、唯は部室によく一番乗りしてたっけ……」
憂「そこでやる気を奪われなかったら、皆さんは今頃メジャーデビューしていたかも……」
梓「なんかすごく納得できるんだけど、納得したくない話だなぁ」
ピチャピチャ...
唯「和ちゃんのおま○こ、美味しいよ」
和「やだ、やだぁっ……」
クチュクチュ...
唯「ねぇ、私のおま○こも舐めてってば。自分でイジるだけじゃ、つまらないよ」
憂「そろそろ和ちゃんも、抵抗する気がなくなったかな?」
梓「あの至近距離で、唯先輩のおま○この匂いを嗅ぎ続けたからね……」
クチュクチュ...
唯「ねぇ、和ちゃん」
和(この匂い、頭がクラクラする……)
クチュクチュ...
唯「早く、舐めてよぉ」
和(もっと近くで……)
チュッ
唯「はぅっ……」
和(あっ、唇が触れちゃった……)
ハムッ
和(上唇と、下唇で、挟み込むようにして……)
アムアムッ
和(微かに、開いたり閉じたりして……)
チロッ
和(ちょっとだけ、舌を出してみるだけ……)
ペロペロッ
和(やだ、何これ、美味しい……)
ビクンッ
唯「はうぅっ、いいよっ、いいよぉ……」
ムワッ
和(匂いが、さらに強くなった……)
唯「えへへ、和ちゃん、ありがとぉ……」
和(私が、唯を、感じさせたから?)
唯「お礼に、和ちゃんのおま○こ、もっと舐めてあげるね!」
和「えっ……」
ピチャピチャ...
唯「んふふ~♪」
和「はぁっ、んっ、いやぁっ……」
唯(危ない危ない、誤魔化せたかな?)
ピチャピチャ...
和「んふっ、いやぁ、そこ、やぁっ……」
唯(私のおま○こ、自分でイジり過ぎて、すごく敏感になってた)
ピチャピチャ...
和「あっ、あぁっ、はふぅっ……」
唯(あのまま和ちゃんに舐められ続けたら、あっという間にイっちゃうよぉ)
ドクンッ
和(唯に舐められた性器の周りが、脈打ってる……)
ドクンッ
和(唯の性器を嗅がされた頭も、脈打ってる……)
ドクンッ
和(この匂いは麻薬だわ、心臓がいくつもあるみたい……)
ドクンッ
和(あぁっ、もっともっと、この匂いを貪りたい!)
ムチュッ...
唯「ひゃはぅっ!?」
ペチャ...
唯「の、和ちゃん、舐めっ……」
ペチャペチャペチャペチャ
唯「はぁっ、激しい、激しいよぉおぉっ!?」
ペチャペチャペチャペチャ
唯「あっ、もう、来るっ、きちゃうっ……」
唯「イくっ、イっちゃうぅうぅぅっ!!」
プシャアアァアァ
和「きゃぁあぁあぁああぁ!?」
律「うわっ、潮噴きを顔面でまともに浴びたぞ」
澪「あれは確実に、唯の子どもを妊娠したな……」
唯「はぁっ、はぁっ、和ちゃん……」
和「すっ、すごい、匂いぃ……」
梓「……ねぇ、憂。ふと思ったんだけどさ」
憂「……うん、梓ちゃん」
梓「実は唯先輩には、もう一つ別の能力があるんじゃないかなって」
憂「どんな能力?」
梓「大好きな人と、2人だけの世界を作っちゃう能力」
憂「ふふっ、何それ」
梓「だって今、和先輩の目には、唯先輩しか見えてないよね」
憂「そうだね。正確には、お姉ちゃんのおま○こしか見えてない」
梓「あれと同じような事が、これまで何度もあったような気がするんだ」
憂「たとえば?」
梓「部室でね、みんなの前なのに、平気で抱きついてきたりするんだ」
憂「へぇ……」
梓「その時、私も唯先輩も、その場にいる他の人がまったく目に入らなくなっちゃうんだ」
憂「ふ~ん……」
梓「あれはきっと唯先輩が、私と唯先輩だけの世界を作っちゃったんじゃないかな、って」
憂「じゃあ今は、和ちゃんとお姉ちゃんだけの世界が作られちゃったのか」
梓「そう。そして、唯先輩のおま○この匂いが、世界を包んでいく……」
憂「ふふっ、なんだか素敵だね」
律「さて、2人の情事に見惚れてる場合じゃないぞ」
澪「私たちが何のためにここへ来たのか、忘れた訳じゃないだろうな」
紬「あっ……」
憂「頼りにしてた和ちゃんは、お姉ちゃんの世界【ワールド】に囚われました」
梓「これまで自分の犯してきた罪を、悔やんでください」
紬「あっ、あっ……」
律澪憂梓「さぁ、覚悟しろ!!」
律「まずは私から。くらえっ、ロケット頭突き!」
紬「ひっ!」
ゴチ-ン
憂「うわっ、痛そうな音……」
梓「ていうか律先輩も悶絶してますが……」
律「うるひゃいやい、痛くないもん!」
澪「涙目で、強がっちゃって……」
律「まだまだ、頭突き、頭突き!」
ゴチンゴチンゴチンッ
紬「~~~!?」
憂「なんか、普通のダメージを与えてるみたいだね」
梓「まぁ、あんなに何度もおでこをぶつけたら、確実に妊娠したんじゃないかな」
澪「全部で10回以上か。まずは、律の子どもを妊娠しただろう」
律「痛たたたた……」
梓「お疲れ様です、次は私が行きます!」
ガシッ
澪「おっ、ムギの頭部を右脇に挟み込んだぞ」
律「プロレスのホールド技みたいだな」
憂「正確な角度で口と鼻を塞いで、呼吸を困難にしていますね」
紬「むーっ、むーっ!」
梓「ムギ先輩、息を吸いたいですか?」
紬「むーっ、むーっ!」
梓「それなら、私の脇をペロペロしてくださいね」
澪「あれ、梓ってあんなにドSなの?」
梓「さぁ、ムギ先輩。私の脇を舐めるか、このまま窒息するか、選んでください!」
紬「むーっ……」
梓「だんだん顔色が悪くなってきましたよ、酸素が欲しくて仕方ないんじゃないですか?」
紬「……」
ペロッ...
梓「あはは、全然足りませんよ。もっとペロペロしてくれなきゃ!」
紬「んむっ……」
ペロペロペロ...
律「梓は意外と、女王様キャラが似合ってるな……」
プハッ
紬「はぁっ、はぁっ、ごほごほっ……」
梓「はいっ、そこまで!」
ガシッ
紬「もがっ!?」
梓「もう十分に酸素を吸いましたよね。今度は左脇をペロペロしてもらいましょう」
紬「むーっ、むーっ!」
梓「ちゃんと舐めるまで、また呼吸はお預けですからね」
紬「……」
ペロペロペロ...
梓「あはははは、さっきよりも素直ですね。私をペロペロしたら妊娠しちゃうのに」
プハッ
紬「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ」
梓「ふんふ~ん♪」
憂「あっ、満足そうな顔で梓ちゃんが帰って来た……」
梓「どうでしたか? 妊娠しやすい両脇をペロペロさせたので、私の子どもも確実に妊娠したと思います」
澪「あ、あぁ、良かったぞ……」
律「うん、なんて言うか、凄かった……」
梓「ありがとうございます。さて、次は?」
澪「……よし、私が行ってくる」
紬「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ」
澪「……ムギ」
紬「はぁっ、み、澪ちゃん」
澪「私はお前に対して、すごく怒ってるんだ。なんでだと思う?」
紬「はぁっ、はぁっ……」
澪「お前が愛もなく、律と子どもを作った事がわかったからだ」
律「おい、澪……」
澪「愛し合った末に出来た命なら、まだ納得できた。だがムギ、お前は自分勝手な欲求を満たしただけだった」
紬「はぁっ、知らないわよ、はぁっ、そんなの……」
澪「どうしてそんな、愛の無いやつになっちゃったんだよ!?」
紬「はぁっ、はぁっ……」
澪「私はもう、お前を救う事は諦めた。お前に残された道は、その命で、罪を償う事だけだ!」
ポロンッ
梓「澪先輩が、おっぱいを出した!」
ガシッ
紬「もがもがっ!?」
澪「私の、母乳を、飲めええぇぇっっ!!」
ピュピュ-ッ
紬「んーっ、んーっ!?」
憂「すごい勢い……。母乳が口の中から溢れ出しそう」
澪「こぼすんじゃない、全部飲み干してもらうからな!」
紬「んっ、んぐっ、んぐっ……」
澪「まだまだ出るぞ!」
ピュピュ-ッ
紬「んぐ、ぐぐっ……」
律「……さて、めでたくムギが澪の子どもを妊娠したところで」
梓「最後のとどめを刺しておいで、憂!」
憂「うん……」
律「あれ、どうしたんだ?」
梓「この状況で、潮を噴けそうにないとか?」
憂「違うの、むしろ逆……」
律「逆って?」
憂「お姉ちゃんのせいで、もう何度かイっちゃってるの……」
梓「あぁ、シンクロニティか……」
ペロペロペロ...
唯「あひゃうっ、ひゃはふぅ……」
和(どうしよう、止まらないわ。匂いで頭をやられちゃったみたい……)
ペロペロペロ...
唯「あっ、あぁっ、はぁっ……」
憂「んっ、くぅ……」
梓「唯先輩、さっきからずっとあんな感じだもんね」
律「感覚を共有する憂ちゃんも大変だな……」
澪「ふぅ。溜まってたものを全部出して、なんだかスッキリした気分だ」
律「あっ、澪が帰って来たぞ」
梓「急いで行っておいで、憂!」
憂「は、はぁい……」
モジモジ
憂「うっ、うぅっ……」
澪「なんで憂ちゃん、おしっこを我慢したみたいな歩き方なんだ?」
紬「はぁっ、はぁっ……」
ムズッ
憂「あっ、どうもこんにちは……」
紬「はぁっ、憂、ちゃん……?」
ムズムズッ
憂「あの、早速で悪いんですが……」
ピチャピチャピチャ...
唯「あぁっ、のど、かちゃん、もうっ……」
和(止まらない、止まらない……)
ガシッ
憂「あぁっ、いきなり噴いちゃいますけど、受け止めてくださいぃっ!!」
紬「えっ、えぇっ!?」
ピチャピチャピチャ...
唯「もうっ、だめっ、またっ、イくぅっ!!」
和「いいわ、唯、来て……」
プシャアアァアァアァアアァ
プシャァアアァアァアァアァ
唯憂「ああぁああぁああぁっっ……」
紬「きゃあぁあぁっ!?」
和(あぁ、私は今、唯の子どもを妊娠してるのね……)
憂「……落ち着きましたか?」
紬「えぇ、一応……」
律「これでムギは、私たち4人の子どもを妊娠した」
紬「私は、死ぬのかしら……」
澪「純ちゃんの例を考えると、長くても半年だろうな」
紬「そう、半年……」
梓「残された命を使って、望まない妊娠をした被害者の人たちに、出来る限りの償いをしてください」
紬「わかったわ、約束する……」
和「私も手伝うわ、ムギ」
紬「和ちゃん……」
和「すべての後始末を付けるまでは、あなたの秘書であり続ける」
紬「ありがとう、私なんかのために……」
数日後、琴吹食品は、ムギムギ沢庵を食べると妊娠してしまう不具合を公に認めた。
食品の不祥事を許さない国民性もあり、商品の回収と被害者への補償を終えた時点で、琴吹食品は倒産した。
従業員たちは全員、琴吹グループ内に再就職先を斡旋されたため、路頭に迷う事はなかったという。
これらの指揮を取った琴吹紬は、4人も同時に妊娠した肉体的負担のため、志半ばで倒れた。
その遺志を汲み、陣頭指揮を引き継いだのが、真鍋和だった。
彼女もまた、唯の子どもを妊娠した身でありながら、すべての処理が済むまで全力を尽くしたのだ。
そして「後始末」が完遂した翌日、彼女は人知れずその姿を消した。
今頃は、唯の子どもと一緒に、幸せな生活を送っているのだろうか?
その行方は、誰も知らない……。
梓はその後、和の子どもを出産。
めげる事なく、シングルマザーとして相変わらず頑張っている。
律と澪、唯と憂については、それぞれ以前と変わらない日々を送っている。
この前後に行われた純の五回忌には、葬儀の時と同じく、たくさんのモップが献上されたという。
逆襲のムギ編 おわり