梓「律先輩、ちょっと大事なご相談が…」
律「なんだね?」
梓「私軽音部辞めようと思うんです」
律「はぁ?!」
元スレ
梓「じゃあ澪先輩のシミつきパンツ、お願いしますね」律「わかった」
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1315494962/
律「突然どうしたんだよ梓!」
梓「もう耐えられないんですよ」
律「耐えられないって…何に?!」
梓「澪先輩が好きすぎて辛いんです。近くにいるのに、何もできないなんて辛すぎます」
律「なん…だと?」
梓「辞めて今後いっさい澪先輩と顔を合わせずに過ごす方が楽なんです」
律「た、頼むからそんな事言うなよ梓。お前が辞めたらみんな悲しむぞ?」
梓「もう決めた事ですから」
律「そこをなんとかっ!このとーり! 何でも言う事聞きますから!」
梓「今…なんでもって言いました?」
律「言ってない」
梓「言いましたよね?」
律「……」
梓「……」
律「言いましたけど、やっぱりなしの方向で…」
梓「ダメです、もうキャンセルはききませんから」
律「えー…で、何をすればいいんだ?」
梓「パンツです」
律「ん?」
梓「律先輩には澪先輩のシミつき縞パンツを持ってきて欲しいんです」
律「………」
梓「律先輩?ちゃんと聞いてましたか?」
律「………」
梓「………」
律「勘弁してください」
梓「ダメですよ、律先輩がなんでもって言い始めたんですから。約束はちゃんと守ってください」
律「ちょっと待て梓、お前澪のパンツで何するつもりなんだ?」
梓「何って…決まってるじゃないですか。そんな事私の口から言わせないでください、恥ずかしい…」
律「既に恥じらうべき発言があった気がするけど」
梓「何か言いましたか?」
律「いいえ」
梓「とにかく!これは澪先輩の幼馴染の律先輩でしかできない事なんです!」
律「やだよ!何で私がそんな変態みたいな事しないといけないんだよ!」
梓「そうですか…残念ですけど今までお世話になりました。律先輩達の事は一生忘れまs」
律「ちょ、ちょっとまった!」
梓「なんですか?」
律「わかったよ、持ってくればいいんだろ?!
梓「流石律先輩、頼りになりますね!」
律「澪のパンツがあれば辞めるなんて事言わないな?」
梓「もちろんです!じゃあよろしくお願いします」
律「(はぁ…なんか面倒な事になったぞ…)」
律「澪ー、今日泊まりに行ってもいい?」
澪「え…?いいけど…どうしたんだ突然」
律「いやー、なんか久々に澪とがっつり遊びたくなっちゃってさー」
澪「別にウチに来たっておもしろい事ないと思うけど」
律「そんな事ないだろーじゃあ今夜はよろしくな」
澪「うん、じゃあお母さんにメールしとかないと…」
律「(あぁ…行きたくない……)」
澪「飲み物なにがいい?」
律「適当で大丈夫、ありがとう」
ピピピピ…
From:梓 「律先輩、例の物まだですか?」
律「もうちょっと待って…と(今やってるつーの!)」カチカチ
澪「律、誰とメールしてるんだ?」
律「えっ?、あぁ…お母さんに泊まるって言っとかないと」
澪「あぁ、なるほど…」
澪「それでその時唯が………」
律「あはは、唯らしいなー」
澪「だよなー、まったく」
律「………」
澪「………」
律「(さて…どうする………?)」
律「(何の作戦もないぞ…!私には…)」
澪「律、どうかした?」
律「へっ?」
澪「なんかそわそわしてないか?」
律「そ、そんな事ないってば!気のせいだよ」
澪「そう?ならいいけど…」
律「(あぁ神様…人のパンツを盗るにはいったいどうすれば……)」
「澪ちゃん、ちょっといい?」
澪「どうかしたの?お母さん」
「りっちゃん来てるのにごめんね、ちょっと手伝ってもらえないかしら?」
澪「ごめん律、ちょっと手伝ってくるね」
律「あっ…うん」
澪「適当にくつろいでてもらっていいから、あっPC使いたかったら使って」
律「ありがと」
バタン
律「………」
律「(チャーンス!!)」
律「えーと、ネットに繋いで…と」ヴォン
律「女の子のパンツを自然に手に入れる方法教えてください…っと」カタカタ
律「よし…頼んだぞ…これだけが望みの綱なんだっ!」
律「おっ書き込みが…えーと…なになに…?」
安価>>28
28 : 以下、名... - 2011/09/09(金) 01:11:05.90 vOTH7H+D0 12/75交換する
律「なるほど…交換する…はぁ?!」
律「これって私のやつとって事だよな…」
律「澪がはたして応じてくれるかどうか…」
律「ものは試しだよな…よしっ!」
澪「なにがよしっなんだ?」
律「うわっ!」
澪「何調べてたんだ?」
律「いやっ!大した事じゃないです!」
澪「?」
律「それよりもさ、澪。今日体育あったじゃん?」
澪「うん、マラソンは疲れるよな」
律「そうそう、もう汗とかべったりついちゃって…」
澪「あ、先お風呂入る?」
律「いや、お風呂はいいや、パンツ交換してもらえないかな?」
澪「はっ?」
律「だめかな?」
澪「えっ…いや、律のパンツならウチにあるけどさ。お風呂入った時で良いんじゃない?」
律「いや、私のじゃなくて今澪がはいてるパンツと交換して欲しいんだ」
澪「ちょっと何言ってるかわからない」
律「…あはは」
澪「………」
律「(ちょっと!話が違うよっ!なんかものすごい嫌な雰囲気に…! どうすればいい!どうすればっ!!)」
律「………」チラッ
律「(なるほど)」
澪「律…?」
律「えっとほら、ユニフォーム交換みたいなっ! よくあるじゃん!お互いマラソンでの健闘をパンツで称えあおうよっ!」
澪「いや…でも」
律「お願いします!」ドゲザ
澪「絶対嫌だ」
律「………」
澪「………」
律「(む…無念なり…)」
澪「変な冗談言ってないでごはんにするぞ」
律「ははは…」
澪「ごちそうさま」
律「ごちそうさまでした」
「お粗末さま、先にどっちかお風呂入ったらどう?」
律「!」
澪「うん、律どうする?」
律「(そうだよ…まだ私にはまだこのイベントが…!)」
律「(ここしかない…ここしかないぞ…)
澪「律、先入る?後にする?」
律「(でもどうする…?澪の家のお風呂はスモークかかっているにしても、脱衣所まで私が侵入したら確実に澪にバレる!)」
律「(何か良い手はないか…なにか…)」
澪「律ー、行かないなら先入っちゃうぞ?」
律「!」
澪「じゃあお先に」
律「ちょっと待て澪!」
澪「なに?」
律「一緒に入らないか?」キリッ
澪「はぁ?なんでだよっ!」
律「澪ちゃんと久々に入ってみたいんだよー」
澪「もうなんか今日の律おかしくてやだ」
律「お願いします!本当に!軽音部の為なんです!」
澪「軽音部の為?」
律「あっ、今のは気にしないで…はは…」
澪「………」
律「………」
澪「はぁ…わかったよ」
律「澪ぉ!」
澪「そのかわり変な事したらぶつからな」
律「…はい」
律「………」
律「(命がけだぞ…梓…どうしてくれる…)」
律「(今思えば私もお風呂入るんだから先に澪に行けせとけば良かったんじゃ…)」
律「(うわーばかだ私!私の馬鹿ぁ!せっかくのチャンスを…!)」
澪「脱がないのか?律」
律「えっ、ああ、澪先に入ってていいよ」
澪「いやだよ、律の脱いでるところ見ないから…)」
律「(うっ…恥ずかしがり屋だもんな…とりあえず先に澪を入らせるのは無理か…)」
律「じゃあお言葉に甘えて…」ヌギヌギ
律「(チャンスは必ず来る…!)」
澪「ごめんね律、遅くなっちゃった」
律「いいよ、じゃあ私は上がるね」
澪「早くないかっ?!」
律「いや、もう髪も流したし体も洗ったから」
澪「だって5分くらいしか経ってないよ?」
律「そうか?それじゃあな澪」
澪「ちょっと待て!一緒に入りたいって言ってきたのはお前だぞ? もうちょっとゆっくり浸かってきなよ」ガシッ
律「は、はなせっ!私にはやるべき事がぁ!」
澪「良い湯だったなー律」
律「(結局澪が上がるまで付き合わされた…やばいよ…)」
澪「……」
律「(洗濯機の中にパンツは………あるっ!…ついに見つけたぞ梓!)」
澪「…じゃあ律…」
律「えっ?」
澪「先に着替え…お願い」
律「………」
律「(ここは引く訳にはいかないな)」
律「悪いがそれは聞けない相談だ」
澪「えっ、なんで?」
律「澪には先に着替えてもらって、さっさとこの場を立ち去ってもらおう」
澪「いや…どういう事だよ律…恥ずかしいよ…」
律「どうもこうもないっ!ほらっ私は絶対に見ないから!」
澪「うぅ…いじわる…」ススス
律「………」
律「(おっぱいでっかくなりやがってこいつぅ…)」プルプル
ゴソゴソ
律「………」
ゴソゴソ
律「キタッ!ついに見つけたぞ!」
律「こ…これがあれば軽音部は安泰だっ!」
律「………」
律「例のもの入手した…っと」カチカチ
律「…長い戦いであった」シクシク
ピピピピピッ
律「はやっ!」
From:梓「ホントですか?!やりましたね!それでは明日楽しみにしてます!」
律「ほら、お前が欲しかったものはこれだろ?」
梓「あ、ありがとうございますぅ!」
律「大変だった…これも部長の務めか…」
梓「律先輩これ…」
律「ん?…礼ならいらないぞ?私は梓がこのままずーっと」
梓「約束が違うじゃないですか?!」
律「はい?」
梓「私は澪先輩のシミつき縞パンツって言ったじゃないですか?! こんなピンクでシミのないきれいなパンツはいりません!」
律「なにぃ?!」
梓「ダメですね…やり直しです」
律「やり直しって…えぇ?!」
梓「今度はちゃんと私の望むものをお願いしますね?」
律「また私に盗んでこいって言うのか?!」
梓「はい、いいですか?青と白の縞々のシミつきパンツです。間違えずにお願いしますよ? あ、これは私がつなぎにもらっておきますので」
律「さっきそのパンツいらないって…」
梓「言ってません!もうっ!次はありませんからねっ!」
律「………」
律「(もういやだ……)」
From:澪「あのさ…この前律が泊まった時…何かしなかった?」
律「えぇ?!何もしてないよっ?何かあった?……っと」カチカチ
律「はぁ…」
律「どうすればいいんだよぉ…澪にも疑われてるし…」
律「…なんでこんな変態行動を私が…」
律「そのうち警察に捕まるんじゃないかな私…」
律「ん?まてよっ!」
律「澪から盗むのが難しければ………」
律「 偽 造 す れ ば い い ! ! 」
律「うっはー、なんて頭良いんだろ私!」
律「こうなったら早速ランジェリーショップへ直行だな!」
律「えーと青と白の縞々模様で…」
「ちょっと待ってください、在庫を調べてみますので…」
律「お願いします…(もう6件目だぞ…)」
「申し訳ございません、お客様が求められる様な商品はちょっと…」
律「そうですか…ありがとうございました…」
律「………」
律「………」
律「くっそー!あんな趣味悪い柄のパンツ、どこにも売ってないよー!!」
律「澪のやつ…どこで買ったんだ…?」
「ちょっとちょっとお姉さん」
律「はい?ごめんなさい…今パンツ探してて」
「お探しのものはこれかな?」
律「そ、それは!!」
律「青と白の縞々パンツじゃないですかー!!」
「ちょっと盗み聞きしちまってね…ほほっ」
律「売ってください!どうかそのパンツを私に…!」
「まぁまぁ聞きなされ」
律「なんでしょうか?!財布の中には2000円しかないんです!どうかそれで!」
「いやいや、お金はいらんよ」
律「ホントですか?!なんて優しい!」
「ただタダという訳にはいかん」
律「えっ?というと?」
「パンツじゃ」
律「はい?」
「あんたの今はいてるパンツをわしにくれい!」
律「なにぃぃぃ?!?!」
律「ふ、ふざけっ!!」
「ほらほら、こいつが必要なんじゃろ?」
律「ぬぬぬ…」
「言っておくがどこにも売ってはおらんぞ?」
律「……わかったよ(これも軽音部の為か…」
「ほほっ、交渉成立じゃな」
律「………」
律「(梓…お前絶対恨んでやるからな…)」
「ほほっ、お姉ちゃん意外と地味なパンツはいてるんじゃのう」
律「あぁ、まぁ」
「たまらんっ!こりゃたまらん!」クンカクンカ
律「(聡のボクサーパンツ持ってて良かったぁ)」
律「じゃあこれはもらってくからなっ!」
「ほほっ!また頼む」
律「(何がまただ!この梓の仲間めっ!聡の匂いでも嗅いでろぉ!)」タタタ…
律「さて…必要なものは手に入れた…」
律「このまま梓に渡すか…?」
……
律「梓!手に入れたぞ!これでいいんだろっ?」
梓「律先輩のバカ!変態!澪先輩の臭いしないじゃないですかっ! こんなので私をだませると思ってたんですか?! もうこんな部にはいられません!さよならっ!」
律「待ってくれ梓!あずさー!!」
……
律「なーんて事にもなりかねないな…」
律「細工が必要だな…」
律「シミはまぁ後で考えるか…」
律「要は澪の匂いがついてれば良いって事だよな?」
律「うーん…」
律「匂いかぁ…」
律「パンツの匂い…」
律「澪のパンツの匂いってどんな匂いだ?」
律「自分のパンツの匂いだから自分の匂いだよな」
律「なおかつ女の子の部分にフィットしてる訳だから…」
律「……」
律「はっ!」
律「まさか澪のパンツの匂い=澪のおしっこの匂い!?」
律「澪のおしっこを入手してパンツに垂らせばシミもクリアだ!」
律「ヤバイ!さえてるなぁ!私!」
律「いや、ちょっと待て…待つんだ…」
律「澪のおしっこを入手する事って澪のパンツを入手する事より難易度が高いんじゃ…」
律「……」
律「いや、もう後には引けない…どうにかして澪のおしっこを入手しなくては…」
律「澪ー、今日澪の家泊まりに行ってもいい?」
澪「ダメ」
律「(めっちゃ警戒されてる?!」
澪「なんか最近律の様子おかしいしな、また今度」
律「そ、そんな冷たい事言わずに…!お願いします…!」
澪「えー…でも…」
律「このとーりです!澪ちゃん!」
澪「………」
律「………」
澪「わかったよ、変な事するなよ?」
律「やったぁ!」
律「………」
律「(ミスは許されない…許されないんだ…!)」
澪「でさぁ、その時私のお母さんが…」
律「あはは、なるほどなぁ、はいお茶」
澪「ありがとう、そうそう、確かこれってムギが」
律「あー、ありえるかも!はいお茶」
澪「律…」
律「えっ?なに?」
澪「さっきからお茶多くない?私ばっかり飲んでるけど…」
律「そんな事ないよ、私だって飲んでるし」
澪「なんか私の比率の方が大きい気がするんだけど」
律「気のせいだよ」
澪「まぁいいや、ちょっとトイレ行ってくるから」
律「あ、トイレならこれ」
澪「………」
律「………」
澪「律…」
律「ん?」
澪「なにこの紙コップ…」
律「尿検査だよ、ほらこれ持ってやってきて」
澪「また訳のわからない事を…」
律「ちゃんと赤い線まで入れてくるんだぞ?」
澪「泊めるんじゃなかった」
律「ほらぁ、変な事言ってないでやってきなさい」
澪「変な事言ってるのは律の方だろ。なんで尿検査する必要があるんだよ」
律「あぁ、これはな、さわちゃんに言われたからなんだ」
澪「さわ子先生?」
律「なんかみんなの楽器の適性を調べるらしくて尿検査が必要なんだって。だから私がみんなのおしっこ集めて回ってるんだ、部長として」
澪「楽器の適性?関係ないと思うけど」
律「関係あるんだよっ!おしっこと! と、とにかくさわ子先生に言われてるの!早くして?」
澪「じゃあさわ子先生に今聞いてみるよ」
律「ちょちょちょっと!…それはダメだって!!」
澪「なんで?」
律「さわ子先生は彼氏ができたらしくてっ!今日大切なデートなんだって! だから今電話すると邪魔になっちゃうからやめた方がいいよ」
澪「そんな話初めて聞いたけど」
律「極秘情報だからな、ほら早くやってきなよ。私も唯もムギも梓もみんな集め終えてて、あとは澪のやつだけなんだから」
澪「じゃあ唯とムギと梓に今聞いてみるよ」
律「それもダメだ!!」
澪「?!」
律「ムギは今フィンランドに行ってて、唯は久々にご両親帰って来てるらしくて家族みんなで食事…梓は親戚の家へ泊まりに行ったらしいからみんな電話したら迷惑に感じると思うぞ?」
澪「だって律の言ってる事嘘くさいんだけど…」
律「私を信じなさい!部長だよ?!…幼馴染だよ…?!…親友だよ?!」
澪「んー…」
律「……」
澪「はぁ…しょうがないな…」
律「やっと信じてくれた?」
澪「本当にさわ子先生が言ってた事なんだな?」
律「もちろん!」
澪「じゃあちょっと待ってて」
律「(何はともあれ手に入ればこっちのもんだ…ふふ…)」
澪「はい…これでいいんだろ…?」
律「おお、こんなにたくさん」
澪「お前が赤い線まで入れろって言ったんだろ?」
律「そうでした、じゃあ澪、これで私は帰るからな」
澪「はっ?!泊まってくんじゃないのか?」
律「いやちょっと急用を思い出してしまって」
澪「急用?」
律「いや、大した事じゃない、それじゃあな澪」
澪「………」
澪「(…何しに来たんだあいつ)」
律「あらためて見ると澪のおしっこってけっこう濃いんだな…」
律「これをスポイトですくい上げて縞々パンツにしみ込ませるっと…」
律「けっこう難しいな…」
律「………」
律「………」
律「(はぁ…人のおしっこ使って何やってるんだろ私…)」
律「できた、おしっここんなに必要なかったな」
律「これで…いいのかな?ちょっと試しに匂いでも嗅いでみようか」
律「………」
律「い、いやっ!!それはダメだ!!あ、危なかった…! あやうく梓達の仲間に入ってしまうところだった!…危なかった…!」
律「人としての一線は越えたくないからな…今度こそ手に入れたぞっ!…と」カチカチ
ピピピピ
律「早い…相変わらず暇なやつだな」
From:梓「仕事が早いですね先輩!わかりました、それではまた明日」
律「いやー、今回も大変だった…」
梓「御苦労様です、それで…例のものは…」
律「これで間違い無いだろ?」
梓「このきれいな青と白の縞々模様…!これです…! 私の求めていたものはこれなんです……!」
律「ふふふ…そうだろう?感謝しなさい、私に」
梓「………」
律「(苦労して細工した甲斐があったな)」
梓「律先輩…」
律「ん?どうした梓」
梓「偽造しましたね?」
律「(バレてる…?!?!)」
梓「なんですかこのとってつけたような黄色いシミは?」
律「いや…それは…」
梓「それにこのパンツよく見れば使用感がまったく感じられません。買って間もないものだってバレバレですよ?」
律「いやー…あはは…」
梓「こんなので私の目を騙せるとでも思ったんですか?」
律「はは…ばれちったか…」
梓「もう…律先輩には任せておけないみたいですね」
律「いやだってこんな事したくないし…」
梓「もう少しだけ付き合ってもらいますよ?」
律「えー…また盗ってこいと…?」
梓「いいえ、今度は私も一緒に行きます」
律「えっ?」
梓「二人で澪先輩のシミつき縞々パンツを頑張って入手しましょう」
律「もう一人でやってくれ」
梓「澪先輩!」
澪「ん?」
梓「今日律先輩と一緒に…」
澪「まさか…」
梓「 泊 ま っ て も い い で す か ? 」
律「(なんか怖い…)」
澪「へっ?!…え、えーと…」
梓「澪先輩の家に…是非泊まってみたいんです!」
澪「ま、まぁ…いいけど…」
梓「本当ですか?!…ありがとうございますぅ!」
律「………」
律「(すまんな澪…)」
澪「じゃあ私、お母さんの料理の手伝いしてくるから」
律「あぁ」
梓「わかりました」
律「なぁ梓…澪も私のせいで警戒してるし難しいと思うぞ?」
梓「いいえ、この日のために入念に準備をしてきましたから、きっと大丈夫です」
律「第一今日はいてる澪のパンツが縞々だとも限らないぞ?」
梓「その心配はありません、澪先輩の今日のパンツはあの縞パンです。ちゃっと階段の下から確認しましたから」
律「…気持ち悪い奴だなあ」
梓「なにか言いましたか?」
律「いいえ」
律「で、どうするんだ?」
梓「いいですか?洗濯機の中から漁ろうなんて変に姑息なマネをするからうまくいかないんです。やるなら堂々と、かつ大胆にです」
律「堂々と大胆に?」
梓「はい、眠っている澪先輩から縞パンを脱がして、脱ぎたてほやほやのものを直接頂きます」
律「………」
律「(頭大丈夫か…?この子…)」
梓「澪先輩の料理、とてもおいしかったです!」
澪「気に入ってもらえて嬉しいよ、ちょっとお風呂の準備してくるからな」
梓「はい!」
律「梓…澪のやつ縞パンはいてるんだろ? これからお風呂だしどう考えても寝る前に洗濯機の中だと思うんだけど」
梓「いえ、今日澪先輩はパンツを替えずに寝ます。あの縞パンで寝る事になるのです」
律「…え?なんでわかるんだ?」
澪「大変だ!お風呂が壊れて明日の朝まで使えないらしいんだ…」
梓「えっ?そうなんですか?!それは残念ですね…」
律「………」
律「(…絶対こいつのせいだ)」
梓「私たちは明日の朝でも平気ですよ?ね、律先輩」
律「えっ?あ、あぁ…」
澪「そっか…なんだかごめんな」
梓「いえ、気にしないでください」
律「………」
梓「ところで律先輩、今日律先輩達のクラスは体育が2時間ありましたよね?」
律「なんで知ってるんだ?」
梓「調査済みです、ふふ…体育2時間を消化した澪先輩の縞パンかぁ…ふふふ…」
律「………」
律「汚いと思うぞー?汗もかいちゃってるだろうし」
梓「だから良いんじゃないですか、シミも大いに期待できますし、それに約1日以上澪先輩がはき続けてるパンツですよ? そのパンツには澪先輩のすべてが詰まっていると言っても過言ではありません」
律「(これはもう病気だな…)」
梓「こうしてはおれません!早く寝て深夜のミッションに備えなくては!」
律「へ?」
梓「ほら、律先輩も早く寝てください!決行は明日の午前2時ですからね」
律「えー…ほんとにやるのかよ…」
梓「当たり前じゃないですか、負けられない戦いがそこにはあるんです!」
律「わかりましたよ…」
澪「あれ?」
律「……」フスー
梓「……」スヤスヤ
澪「みんなもう寝ちゃったのか…」
澪「私も寝るしかないな…」
梓「律先輩律先輩」
律「ん…むにゃ」
梓「約束の時間です、準備してください」
律「えっ、もうそんな時間」
梓「いいですか、今から作戦を伝えますよ? よく聞いていてください」
律「うん」
梓「まず一番重要な役割…澪先輩のパンツを脱がす役割ですが…これは私が担当します」
律「そうしてくれ、私はそんな事したくない」
梓「律先輩は澪先輩の顔をじっと見張っててください。澪先輩が起きそうであればすぐに私をタップしてください。そうしてもらえれば作業を中断しますので」
律「わかった、それでさぁ…ひとつ気になるんだけど」
梓「なんですか?」
律「パンツとった後どうするんだよ?朝起きて澪が気付くだろ? 澪の鉄拳制裁はごめんだぞ、私は」
梓「そのあたりもちゃんと考えてあります」
律「それは…」
梓「そう…律先輩が浅はかにも私を騙そうとしたニセ縞パンです。脱がした後にこれを澪先輩にはかせれば、朝大騒ぎにはなりません」
律「なるほど」
梓「まぁ私のコレクションがひとつ減ってしまうのは嘆かわしい事ですがそうも言ってられません。時に律先輩、このニセ縞パンの黄色いシミって本物ですか?」
律「まぁ、澪の本当のおしっこだけど…」
梓「やはりそうでしたか…で、原液はまだ残ってるんですか?」
律「えっ?ないよそんなの、捨てちゃったし」
梓「なっ!なんてもったいない事を!!律先輩正気ですか?!」
律「(正気じゃないのはお前の方だ…)」
梓「どうやったか知りませんけどすごいですね、澪先輩のおしっこを入手するとは…まぁ済んだことはもういいです、澪先輩が起きないうちに早く作戦を遂行しましょう」
律「早くしてくれよ?もう寝たい…」
梓「律先輩こそちゃんと見ててくださいね?」
律「わかったわかった」
梓「それじゃあ早速…」
澪「……」スースー
梓「………」ゴクリ…
梓「(お布団の足の方から潜っていこう…)」
モゾモゾ……
澪「……」
律「(…なんか緊張するな…まだ大丈夫だぞ!梓!)」
モゾモゾ
ピタッ
梓「………」
律「(梓の動きが止まった?!何かあったのか?!)」
梓「(あぁ…たまらないよぉ…お布団の中に充満する澪先輩のニオイ…)」
スーハー…
梓「(お風呂入ってない澪先輩本来のニオイ…なんて良い香りなんだろう…なんかクラクラしちゃうよ…!)」
スーハースーハー
澪「………」フスー
律「(寄り道するな梓!とっとと仕事しろっ!)」
梓「(もうこのニオイだけで私は死ねるかもしれない…い、いやっ!まだダメだ!!私には壮大な任務が残されているんだから!)」
梓「(澪先輩の縞パンを手に入れるまでは死ぬ訳にはいかないよっ!)」
梓「(…まずはこのパジャマを脱がさないと…)」
梓「(…よし、ここに手をかけて…慎重に…慎重に…)」
ズルズル…
澪「………」スー
律「(けっこう気付かないもんなんだなー)」
梓「(順調だ…もう少しで縞パンが顔を出す筈……)」
ズルズル…
梓「(み…見えたっ!やっぱり私の読み通り縞パンだよ!)」
梓「(あぁ…体育で汗をたっぷり吸い込んだ澪先輩の縞パンが目の前に…! 今日一日の澪先輩のニオイを含んだ縞パンが目の前に…! たまらないよぉ…!欲しい…!これは絶対私のものに…!)」
梓「(いやでも…ここは我慢しないと…まずはパジャマを足元まで脱がさないとね…)」
ズルズル…
梓「(澪先輩のむっちりなふともも…触りたいなー…)」
律「(順調みたいだな…)」
梓「(これでパジャマはよし…っと次はいよいよパンツだよ…)」
梓「(澪先輩の肌に触れない様にパンツだけ指にひっかけないと…)」
梓「………」
梓「(こ…これは難しい…!ぴっちり肌に密着してるし澪先輩に触れずにパンツを下げるのは不可能に近いかも…)」
梓「………」
梓「(ここは危険を冒さざるを得ないかな…ちょっとだけなら触れても大丈夫だよね…?すぐに離せば)」
ぷにっ
澪「う…ううん…」
梓「?!」
律「(おい梓!)」
梓「(やばいやばいやばいやばい………)」
律「………」
澪「…ん」スー
律「(ふぅ…ただの寝返りか…)」
梓「(び、びっくりした…!もうこれで終わりかと…律先輩はなにしてるんですかもう…)」
梓「(今ので澪先輩がパンツを脱がせにくい体勢になっちゃったよ…!)」
梓「(これは難易度が上がってしまいましたね…)」
梓「(………でもあきらめる訳には…)」
梓「(諦める訳にはいかないんです…!!)」
梓「(よし…なんとか指にひっかけられた…)」
梓「(あとはこのままゆっくり下げていけば…)」
ズル…ズル…
梓「(う…腕がつりそうだよ…!)」
律「(なんだか苦戦してるみたいだな…)」
梓「(もう少し…もう少しでふともものあたりまでくる…!)」
律「(暇だ…ふわぁ…眠たい…)」
梓「(良い感じだ…このまま………えっ?!)」
梓「(こ…これは…!!)」
梓「(めくれた縞パンに記されているのは…まぎれもなく黄色いシミじゃないですかっ!!)」
梓「(暗闇でも圧倒的な存在感を放っているこの黄金色…! こ…これは……)」
梓「(是非とも今、匂いを確かめなくては………)」
梓「(鼻を近づけて…)」
梓「………」クンカクンカ
律「(まだかよ梓ー、私は睡魔のピークだぞ…)」ウトウト
梓「(うわああぁぁぁぁぁ…澪先輩のニオイ…!澪先輩のにおいぃぃぃぃ…! これは本物だよっ…!ううぅ…感動のあまり涙が…)」
梓「(もうずっとニオイ嗅いでたいよ…澪先輩の強い匂いがぁ…!)」クンカクンカ
梓「(はっ!)」
梓「(私ったら何を…そうだよ…なんで気がつかなかったんだ…)」
梓「(このパンツのニオイを放っている大本が…私の目の前にあるじゃないっ!!)」
梓「………」
梓「………」ゴクリ
梓「(澪先輩…!澪先輩の本物を私にくださいっ!)」
もぞもぞ
澪「ん…ううん…」
律「………」コクリ…コクリ…
梓「(ここが…!澪先輩のニオイの元!! 澪先輩…ちょっと失礼します……」
くぱぁ
澪「んっ…んん…」
律「(はっ!)」
澪「んんっ…」
律「(こ、この激しい布団の動きは一体?!)」
ぺろぺろ
梓「(うわあぁぁぁああ…!舐めちゃってるよぉ……! 私澪先輩の一番大事なトコロを…!)」
澪「(うぅ…ん…?」
律(だ…だめだ…既に手遅れだ…!ひとまず澪に見つかる前にベッドの下へ隠れるか!)」ササッ
ペロンペロン
梓「(澪先輩…大好きですよぉ…みおせんぱぁい…!)」
澪「…はっ!……えっ………?」
梓「………あ」
澪「………」
梓「…澪先輩………こ、こんばんわ……」
澪「………」
梓「………えへへ」
澪「………この」
梓「………」
澪「このっ…変態ぃぃぃぃ!!!!」
バキィィィ!!
梓「んにゃあぁぁぁぁ!!」
律「(梓…これはお前の自業自得だ…反省しろよ…)」
終わり