ちひろ「そうですか、ついにルートを決めたんですねプロデューサーさん」
P「違います、そもそもアイドルに手を出す気はありません」
ちひろ「はあ、じゃあどういった意味でしょう」
P「知ってのとおりあいつの言動にはいつも冷や冷やさせられてます」
P「けれどよく考えたらまだ、恋に恋してるんですよあいつって」
ちひろ「(そうかなあ)」
P「だからもし男の俺が強く迫ったら歳相応な反応になりますよ」
ちひろ「(どうかなあ)」
元スレ
モバP「逆にまゆを攻めてみるのはどうだろう」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1350918706/
P「ちょっとまゆに悪い気もしますけど…男性の怖さってのも知るべきだと思うんです」
ちひろ「(プロデューサーさんは女の怖さを知るべきかと)」
P「大の男がいつまでも押されてる何て情けないですから…やりますよ俺は!」
ちひろ「頑張ってくださいねー(棒)」
事務所
ガチャ
P「おはよー」
まゆ「あ…おはようございますプロデューサーさん」
P「今日も一番乗りか、偉いぞまゆ」
まゆ「ありがとうございます、でも平気ですよぉ」
スタスタ
P「ん?」
ピトッ
まゆ「まゆは一分でも一秒でも早く、そして長い間プロデューサーさんに会いたいんですから…うふ」
P「」
まゆ「…スンスン…クンクン……あは、いい匂いです」
P「は、ははは、あああ朝シャンはしてるんだけどなー匂うか?」
まゆ「ええ、他の子の匂いが誰も染み付いて無い、プロデューサーさんだけの香りが…」
P「」
P「っは!(っといかんいかん、相変わらずで気圧されてしまった)」
P「(普段の俺ならこうして擦り寄って来るまゆを引き離して笑って誤魔化すだけ)」
P「(だが今日の俺は違うんだ!)」
まゆ「ん……っ………っ……んん……♪」
スリスリ
P「(いつも好き放題されてる俺とは今日で決別する!)」
P「ま、まゆ…!」
まゆ「…?…どうしましたかぁ?」
P「嗅ぎたきゃ嗅がせてやるよ!(振え声)」
ムギュッ
まゆ「きゃっ」
P「(どうだ、男の力で無作法に抱きしめられるのは!)」
ムギュウウウウ
まゆ「…………………うふ」
P「(誰もいない事務所で体格差のある相手に抱きしめられ)」
P「まゆ…お前が悪いんだからな、いつもいつも俺を誘うような真似をして)」
P「(自分じゃどうしようもないこの差し迫った状況、これならまゆだって女の子らしく脅えるはず!)」
P「覚悟はできたか?まだまだ皆が来るまでに時間はあるからな、くくく」
まゆ「…………………」
P「叫んでも誰も助けは来ないぞ?」
まゆ「…………………」
P「へっへっへ、お前を手塩にかけて育てたのはこの日のためだったのさ」
まゆ「…………………」
P「あれ?」
P「(おかしい…ドラマとかなら必死に抵抗する場面だろうここは)」
P「(何故なすがままなんだ?もしかして恐くて足がすくんで動けないとか…)」
P「(それはまずい、驚かした後はすぐネタばらしするつもりだったんだから)」
まゆ「プロ…デューサー…さん…」
P「(アカン今にも泣きそう)ご、ごめんごめん!ちょっとした冗談」
まゆ「うふ、うふふふふ」
グイッ
P「わっ」
まゆ「違い、ますよぉ…まゆ、嬉しくて…嬉しすぎて胸が…いっぱいで…」
P「(な、泣きながら笑ってる!可愛いんだけど超怖いぃぃ)」
まゆ「うふ、やっと…プロデューサーさんもその気になってくれたんですねぇ」
P「は、ははは…だだだだだだだからじょ冗談だって、変な気にさせちゃて」
まゆ「ええ、解ってます」
P「あ、そうか、解ってくれたか、だからその回した手を離して」
まゆ「そんな嘘ついてまで我慢何かしてなくたって…まゆは始めからプロデューサーさんの物なんですからぁ」
P「」
P「まゆ、とりあえず落ち着こう、な?」
まゆ「初めてが事務所なんて…ちょっぴりだけ残念ですけど」
まゆ「凄くまゆ達らしいって気もしますね、うふ」
P「あっははは、俺にはまゆが何を言ってるかさっぱり解らないぞ」
まゆ「ソファーがいいですかぁ?それとも机の上?」
まゆ「プロデューサーが望むならまゆは何だって…」
P「(ふぇぇ…誰か助けてよぉ…)」
コンコン コンコン
ニョワー☆ カエラセロー
アンズオネーチャンニモツミテーデス
P「っ!」
P「ほ、ほら!皆が来ちゃった!」
まゆ「見せ付けて上げましょうよぉ」
P「」
P「って駄目駄目!もしバレちゃったら俺プロデューサーやれなくなるよマジで!」
まゆ「………そしたらぁもう一緒にここを止めて一緒に」
P「プロデュースは俺の生きがいだ!辞めん!それにもうまゆの事担当できなくなるぞ!」
まゆ「…っ!それは…」
ガチャン
仁奈「おはよーごぜーます!」
きらり「おっつおっつばっちし☆きらりだよっ☆」
杏「帰らせろー放せーおろ…さなくていいかな、楽だし」
P「おう、おはよう、今日も元気だな」
まゆ「おはようございます、うふ」
P「(…助かった)」
きらり「きらりん☆Pちゃん今日もハピハピしてぅ…?あれ?Pちゃん疲れた顔してるにぃ☆」
P「い、いやそんな事あるかな?いつも道理だぞ」
仁奈「そうでごぜーますか?でも無理したらいけねーですよ」
杏「うん、無理は良くないよプロデューサー!だから杏と一緒に今日は休もう!」
P「こら」
ペシッ
杏「あたっ、もー杏がせっかく心配してあげたのに、人の好意は素直に受け取ろうよ」
P「何処が好意だ何処が」
まゆ「そうよ杏ちゃんったら…プロデューサーさんに好意何て冗談ばっかり」
杏「んー本当にそれなりには信頼してるんだけどね、杏がやってけるのはプロデューサーのおかげだし」
P「え」
杏「杏みたいなのをプロデュースしてくれたのはプロデューサーくらいだからね、感謝してるよ」
P「そ、そうか…照れるな」
まゆ「……………へえ」
杏「…………っは」
きらり「にょわ?☆」
仁奈「…まゆおねーさんも杏おねーさんも急に黙ってどーしたんでしょう?」
P「(え、何この空気、今日は何がなにやら…)」
きらり「…きらりんぱわー☆」
ムギュウッ
P「オウフッ」
きらり「もーPちゃんったらやっぱりお疲れみたいにぃね☆きらりんぱわーお裾分け☆」
P「む…ぐぐ……っギブギブ!しまってる!」
仁奈「あーずりーですきらりおねーさん!仁奈だってプロデューサー元気にするです!」
モフッ
P「仁奈まで…足元にしがみつくな!危な…ぐっ苦し…モガモガ」
ギャイギャイワーワー
まゆ「………うふ」
杏「………はあ」
杏「とりあえず助けようか」
まゆ「ええ倒れられちゃったら大変だから」
杏「うんうん今日も杏のために頑張ってもらわないといけないし」
まゆ「何よりまゆのための体だから大事にして欲しいわね」
杏・まゆ『………………』
きらり「はっぴーですかー☆」
仁奈「もてなされる気持ちになるですよ…」
P「だーもういい加減にしろ!(ああ…きらりに仁奈、ありがとう…)」
P「(あの後きらりと仁奈に解放されそれからは何も問題なく普通に仕事は終わった)」
P「(あの朝での出来事をまゆは周りに言う事も無く)」
P「(どうにか俺は元の生活に戻ることが出来た)」
P「はあ、いやちょっと侮ってました、まさかあんな事になるとは」
ちひろ「(良く今まで無事だったなあこの人)」
P「まゆがあそこまで本気だったとは」
ちひろ「えー(誰がどう見ても本気じゃない)」)
ちひろ「それでどうするんです?想いに答えてあげるんですか?」
P「まさか…って言いたい所ですけど」
P「あれだけ真摯に想ってくれてるならちゃんと考えて返事をしますよ」
ちひろ「そうですね、それがいいと思います(イエス以外の返事では惨劇しか怒らないでしょうけど)」
P「そういう訳でとりあえずまゆの事は保留です…次の事もありますし」
ちひろ「次?」
P「はい、杏なんですが」
ちひろ「(あーもうこの時点で嫌な予感しかしないわ)」
P「あいつったら俺に最近モーションかけるというかリップサービスしてくるというか」
ちひろ「へー(棒)」
P「なまけたいだけの癖に俺をからかうなっての」
杏『今度の休みは一緒にダラけようよ?え休みが合わない?じゃあ有給使って明日にでも!』
P「何ていい笑顔で言いやがるんですよ…あーもう可愛いじゃねーかチクショウ!!」
ちひろ「そう…(無関心)」
P「だから次はあいつを攻めてプロデューサーとしての威厳をですね!」
ちひろ「もう好きにして下さい」
おしまい
46 : 以下、名... - 2012/10/23(火) 02:25:46.34 Bvst5VYl0 19/19保守や支援ありがとうございました
杏も書きたいけど流石に時間が…また次気が向いたらスレ立てて書きます