1 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 20:37:44.80 F9z7j4jx0 1/76

「…はぁ」

「また会社で失敗か…」



元スレ
男「お姉さんの一日を僕にください」
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1317469064/

2 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 20:38:59.28 F9z7j4jx0 2/76

「落ち込んでても仕方ないのはわかってるけど…」

ドンッ

「キャッ」

「」バタン

「え、え?ちょっと君、大丈夫!?」


3 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 20:39:47.46 F9z7j4jx0 3/76

「…は、はい」

「大丈夫、です…」

「あっ」フラッ

「全然大丈夫じゃないじゃん!」

「とりあえず休ませないと!」


4 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 20:40:46.01 F9z7j4jx0 4/76

公園

「ありがとうございます」

「介抱して貰った上に飲み物まで」

「いいのよ、元々は私からぶつかったんだし」

「それに今の時代、携帯も財布も持たずに出歩くなんて危ないわよ」

「ですよね」



5 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 20:43:07.54 F9z7j4jx0 5/76

「でも持ってないんですよね」

「えっ…」

「携帯だけでもでも珍しいのに、財布すら持ってないの?」

「はい…」

「ごめんなさい」

「それに…」ジロジロ

「腕ほっそいわねー」



9 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:04:20.39 ShZQmyRV0 6/76

「肌も白いし…」

「ちゃんと食べてる?」

「あはは…」

「よく言われます…」


10 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:04:45.59 ShZQmyRV0 7/76

「あっ…悪く言ったつもりじゃないのよ」アセアセ

「よ、よく見ると髪の毛はサラサラだし」アセアセ

「もういいですよ」

「…自分でもわかってますから」


12 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:05:42.93 ShZQmyRV0 8/76

「ごめん…」

「私、思ったことをそのまま言っちゃうのよね…」

「それで今日も失敗しちゃったし…」

「それで落ち込んでたんですね」


13 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:06:11.40 ShZQmyRV0 9/76

「でも焦ってるお姉さん、可愛かったですよ」

「//」カァ

「もう、からかわないでよ!」

「あっ!」

「今何時ですか、お姉さん?」


14 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:06:30.85 ShZQmyRV0 10/76

「えっと…9時10分前よ」

「どうかしたの?」

「はい、そろそろ戻らないと…」

「そっか…」

「ま、仕方ないか♪」

「今日は本当にありがとうございました」

「それじゃさようなら、お姉さん」



15 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:06:47.03 ShZQmyRV0 11/76

「じゃあねー!」ブンブン

「…なんか不思議な子だったなー」

「いい気分転換になったわ♪」

「ありがとう、どこかの誰かさん…」


16 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:07:07.92 ShZQmyRV0 12/76

2日後

「あの子に会ってから何故か調子がいいのよね」

「会社でも褒められるし」

「なんかいい気分♪」

「~♪」


18 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:08:05.88 ShZQmyRV0 13/76

???「今日はとてもご機嫌なんですね」

「へ…?」

「なんだ君か、ビックリした!」

「楽しそうでしたのでつい声をかけてしまいました」

「ああ、でもまた会えてよかった」


19 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:09:04.86 ShZQmyRV0 14/76

「はい、僕も嬉しいです」

「ちょっと時間あるかしら?」

「そこのお店でお茶でもしない?」

「えっ…」

「でもお金持ってませんし…」


20 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:09:59.95 ShZQmyRV0 15/76

「いいわよ、それくらい」

「ご馳走させて!」

「ではお言葉に甘えて…」

カランカラン

イラッシャイマセー

「うわぁ…」


21 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:10:17.16 ShZQmyRV0 16/76

「こういう所、はじめて入りました…」

「喫茶店もはじめてだったの?」

「財布持ってないくらいだもんね…」

「もう何を言われても驚かないわ」


22 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:10:39.89 ShZQmyRV0 17/76

「何にする?何でもいいわよ」

「ちょっと待ってください」

「名前は知ってますけど、どれも飲んだことないんで…」

「じゃあ、私が選んであげる!」

「すいませーん!」

「フラペチーノとキャラメルマキアート下さい」


23 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:11:04.46 ShZQmyRV0 18/76

「どちらが僕のですか?」

「んーとね」

「私が両方飲みたかったから、分けっこしようと思ってね♪」

「大胆ですね、お姉さんって…」

「ん?何か言った?」

「いえ、なにも」

「そう♪」



24 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:15:10.02 ShZQmyRV0 19/76



「あ~美味しかった♪」

「どちらも美味しかったです」

「また来たいねー」

「ところで今日は時間大丈夫なの?」

「もう9時過ぎてるけど…」

「っ…!本当ですか!」


25 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:16:47.10 ShZQmyRV0 20/76

「すいません、もう帰ります!」

「今日も本当にありがとうございました!」

「あ、ちょっ…」

「行っちゃった…」

「あ、そう言えば名前聞いてないや」

「突然現れて消えてくね」

「妖精みたいな人だな…」


26 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:17:47.51 ShZQmyRV0 21/76

次の日

「…また失敗しちゃった」

「最近上司が厳しくなってきたし」

「何だかなー」

「…(あの子に会いたいな…)」

???「姉ちゃん、一人か?」


27 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:18:16.19 ShZQmyRV0 22/76

「えっ?」

酔っ払い「ならおっちゃんと飲もうや」フラフラ

「え、遠慮します…!(なんだあの子じゃないのか)」

酔っ払い「何でい俺の酒が飲めねぇってぇのかい!」

「嫌、やめて下さい!(なんでこんな時間から酔ってるのよ!)」


28 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:18:56.75 ShZQmyRV0 23/76

???「そろそろ離した方がいいですよ」

酔っ払い「なんだぁ?」

「彼女を離せって言ってるんです」

「あっ!君!」

酔っ払い「兄ちゃん、この娘の恋人かぁ?」


29 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:19:20.70 ShZQmyRV0 24/76

「そうです、待ち合わせてたんです」

「だから早く離して下さい!」

酔っ払い「うるせェ!」バンッ

「うわっ!」バタン


30 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:20:49.79 ShZQmyRV0 25/76

「ちょっと何してるの…よっ!」フン

酔っ払い「らりるっぱっ!」チーン

「ちょっと君、大丈夫!?」

「うーん…」

「どこか休めるところ!」


31 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:21:59.01 ShZQmyRV0 26/76

某所

「う、うーん…」

「あ、やっと起きた?」

「ここは…?」

「こ、ここは、そう休憩所よっ!」//

「そうですか…」


33 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:23:47.76 ShZQmyRV0 27/76

「さっきは本当にありがとう」

「結局僕は殴られて運ばれただけでしたけどね」

「いいえ、君が来てくれなかったら怖くて何もできなかった」

「それにあの時の言葉、嬉しかったわ♪」

「ごめんなさい…」

「なんで謝るのよ」


34 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:25:24.84 ShZQmyRV0 28/76

「勝手にこ、恋人だなんて名乗ってしまいました…」

「だから嬉しかったって言ったじゃない♪」

「そ、そうですか…」//

「」ゴホッゴホッ

「ちょっと大丈夫?」

「…だ、大丈夫、です」


35 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:25:51.66 ShZQmyRV0 29/76

「もう、時間が…」

「何か言った?」

「あ、あの!」

「はい?」


36 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:26:12.97 ShZQmyRV0 30/76



「お姉さんの一日を僕に下さい」





38 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:27:01.50 ShZQmyRV0 31/76

「それって…つまり…」

「明日、デートして下さい」//

「……」

「あの…」


39 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:27:47.59 ShZQmyRV0 32/76

「…女よ」

「デートする女性の名前くらい知ってないとね」

「…!はい!」

「僕は男って言います」

「今更自己紹介って遅くない?」


40 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:30:40.85 ShZQmyRV0 33/76

「座敷わらしとか妖精とか思っちゃったわ」

「ふふっ」

「はじめて会った時からですけど」

「やっぱり女さんって面白いですね」

「ちょっとどういう意味よ?」

「あははは」


41 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:32:46.80 ShZQmyRV0 34/76

「でもこうやって介抱して貰ってるとはじめて会った時みたいですね」

「あの時とは状況が違うけどね」

「あの時はベンチの上」

「今は私の太ももの上♪」

「う、うわぁ…!」//

「だーめ、しばらく動いちゃ♪」



42 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:33:36.97 ShZQmyRV0 35/76

「とっても恥ずかしいです…」

「他に感想はないのかしら?」

「お、女さんの太ももが柔らかいです…」//

「男君ってえっちなんだね…」//

「え、あ、そ、そんな意味で言った訳じゃ」アセアセ


43 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:33:57.25 ShZQmyRV0 36/76

「…ぷっ」

「あれ、今笑いましたよね!」

「もしかして面白いって言ったこと根に持ってますか…?」

「あははは」

「男君面白すぎ!」



44 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:34:44.97 ShZQmyRV0 37/76

「もう起きれます!」

「あっ…」

「なんですか?」

「またからかうんですか?」

「…もう少しちょっと膝枕していたかったかな」


45 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:35:34.94 ShZQmyRV0 38/76

「…」//

「女さんに赤くなった顔を見られたくありません」//

「なので膝枕して見られないようにします」//

「素直じゃないのね♪」ナデナデ

「やめて下さい!」

「恥ずかしいです…」



47 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:36:23.28 ShZQmyRV0 39/76

「いいじゃない、誰も見てないんだから♪」

「当たり前です!」

「それにしてもここはどこなんですか?」

「…」

「個室にベッド、枕の横には四角いビニールもありますし…」


48 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:37:12.63 ShZQmyRV0 40/76

「…休憩のできるホテルよ」

「へぇ、これがホテルですか」

「…そうよ(やっぱりラブホのことも知らなかったのね…)」

「備品は持って帰ってもいいんですよね!本で読みました!」

「僕も、この四角いの持って帰ります!」


49 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:39:09.37 ShZQmyRV0 41/76

「え、あちょ、それは…」

「」フンフン~♪

「…(言えない!あれがゴムだなんて言えない!)」

「じゃ、じゃあそろそろ出ようかしら?(クローゼットとか見られる前に退散しないと!)」

「そうですね」



50 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:39:32.10 ShZQmyRV0 42/76

「僕もそろそろ戻らないといけませんし」

「それじゃあ明日は、最初に出会った公園でいいかしら?」

「はい、そこに10時集合で」

「それじゃあ、また明日、男君」

「女さんも気をつけて」


51 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:39:49.30 ShZQmyRV0 43/76

「デートに誘われちゃった~♪」

「あれ?私喜んでる?」

「…もしかして男君のこと…」

「やばい、明日の服どうしよう…」

「…男君」


52 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:40:20.23 ShZQmyRV0 44/76

翌日

「 ごめん、待たせるつもりはなかったんだけど…」

「いいですよ」

「どの服にしようか迷っちゃって…」

「どうかな…?」

「よく似合ってますよ」



54 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:41:26.59 ShZQmyRV0 45/76

「とても綺麗です」

「ありがとう」//

「男君もいつもと違ってしっかりオシャレしてきてるじゃない」

「今日は許可を貰って来ましたから」

「なら今までは黙って出てきてたってこと?」


55 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:41:57.92 ShZQmyRV0 46/76

「そうなりますね…」

「だから9時には帰っていたのね…」

「なんであれ、今日を楽しみましょう!」


56 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:42:36.63 ShZQmyRV0 47/76

楽しい時間はあっという間に過ぎて行った。

お昼時にはハンバーガーを奢ってもらった。

今日はお金を持ってきて、今までのお礼がしたかったんだって。

はじめてなことばかりだったせいか、すぐにぐったりしていた。

そこからは映画館に入ってゆっくりしていたの。

途中、そっと手を重ねると優しく包んでくれた。

ストーリー終盤にちらっと盗み見ると目を潤ませていて可愛かったわ。




58 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:46:02.06 ShZQmyRV0 48/76


そして…

来て欲しくもなかった時間

いつもの公園




59 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:46:48.12 ShZQmyRV0 49/76

「楽しかったね、男君♪」

「はい、とても」

「女さんとたくさんの思い出ができてよかったです」

「私もよ」

「ここの公園、桜の木が一本だけあるじゃないですか」

「ああ、あれね」


61 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:47:32.16 ShZQmyRV0 50/76

「毎年あの桜が咲いて枯れるのを見て来たんです」

「僕もこの幹みたいに綺麗に咲いたりできるんだろうかって」

「今はまだ蕾ですけどね…」

「じゃあ桜が咲いたら、お花見しようよ!」

「っ!…できるといいですね、お花見…コホッ」


62 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:49:27.67 ShZQmyRV0 51/76

「あのね、男君」

「なんでしょう?」

「昨日、別れた後で気付いたんだけど…」

「…?」

「私…」


64 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:49:55.94 ShZQmyRV0 52/76




「男君のことが…」



65 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:50:47.95 ShZQmyRV0 53/76





「す…『駄目です!』」



66 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:51:10.89 ShZQmyRV0 54/76


「え…」

「僕なんかに…」

「女さんは幸せになって欲しい!」

「僕じゃ駄目なんです!」


67 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:52:09.05 ShZQmyRV0 55/76

「もう少ない…ゴホゴホ」

「お、男君!」

「ゲホゲホ…ゲホゲホ」

「…同じ気持ちってだけで僕は嬉しいです」

「それじゃあ、さようならゴホゴホ…」


68 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:52:44.28 ShZQmyRV0 56/76

「男君…」

「いっちゃった…」

「体大丈夫かな…」

「…同じ気持ちならなんで…?」

「…ヒック」


69 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:53:23.60 ShZQmyRV0 57/76

ヒトガタオレテルゾー!
ダレカキテクレー!

「えっ?うそ!」ダッ

「まさか…」

「ハアハア…」

「男君、男君!」



70 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:53:47.35 ShZQmyRV0 58/76

キュウキュウシャハヨンダゾ!

「おとこー!」


72 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:55:21.76 ShZQmyRV0 59/76

私は救急車に同乗するとそのまま病院まで運ばれた。

そのまま集中治療室まで連れて行かれ、私には医者からの説明があった。

生まれつき全身が脆く、非常に珍しい病気だという。




74 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:55:50.23 ShZQmyRV0 60/76

そのまま何も対処できずにいたが、最近新しい処置方法が見つかったらしい。

しかし、成功率がまだ安定せず、危ない賭けのような手術で迷っていたという。

ところがここ4,5日、みるみる元気を取り戻して、明日にも処置を始めるそうだった。




75 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:56:52.28 ShZQmyRV0 61/76

「そしてこの発作ですぐに治療が始まったのね…」

「しかも救急車の中で意識取り戻したかと思うと」

「あの時のゴムを渡してきて、お守りだなんて…」

「僕じゃ駄目ってのはこのことだったのね…」

「もう…」

「これで本当にさよならなんて嫌だよ…」


76 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:57:42.05 ShZQmyRV0 62/76

数時間後

「…」ウツラウツラ

「はっ!」

「ここは…?」

「白い…世界…に花びら?」

「これは…桜…」



78 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:58:27.92 ShZQmyRV0 63/76

「!男君!」

「」フルフル

「駄目だよ!そっちに行っちゃ!」

「」

「こっち来て!」グイッ


79 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 21:59:38.58 ShZQmyRV0 64/76

「なんで勝手に行っちゃおうとするの!?」

「私を置いていかないでよぉ…」ギュッ

「」ギュッ

「男君、あったかいね…」

「やっぱり私、男君のこと諦めないよ」

「男君のことが好き…」


80 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 22:00:41.86 ShZQmyRV0 65/76

「初めて会ってから多分、惹かれてたんだと思う」

「私の居る現実に一瞬だけ交わる君の世界に…」

「もっともっと君を知りたい、私を知って欲しいの!」

「こんなにも思ってる人がこっちに居るのよ?」

「それを置いて行ける?」

「男君にはそんなことできないでしょ…」


81 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 22:01:37.57 ShZQmyRV0 66/76

「」コクン

「じゃあ絶対に戻って来てよねっ」

「」コクン

「あ、そうだ」

「このコン…じゃなかった、お守り置いてっちゃ駄目でしょ」

「君がちゃんと持ってなよ」

「」ギュッ


82 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 22:02:45.97 ShZQmyRV0 67/76

「目をさましたらそれ、使わせてあげる…」//

「…?」

「そっか、知らないんだっけ」

「じゃあ手取り足取り教えてあげる♪」//

「だから…覚悟して戻って来なさいよ!」ビシッ


85 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 22:04:40.05 ShZQmyRV0 68/76



少女「それで、それで!?」

「起きたら握ってたはずのコンドームがなくなって、代わりに桜の花びらがあったのよ!」

少女「あーあ、とうとう言っちゃったわねー」

「あ、違った、お守りだ」

少女「もちろん手術は成功したんでしょ?」

少女「男君が目覚めてどうなったの?」


86 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 22:05:26.33 ShZQmyRV0 69/76

「成功はしたんだけど、3日くらい目を覚まさなくてね…」

「その間に私は毎日男の病室行って世話してたのよ」

「病室で男の体拭いてるときに気付いたんだけど、手にお守りが握り締めてあったのよ!」

少女「ほうほう、それはそれは」ニヤニヤ

「な、なによ!」//

少女「それでー?」


87 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 22:05:52.55 ShZQmyRV0 70/76

「うん、男の家族とも何時の間にか仲良くなっちゃって、もう親公認の仲なの」

少女「惚気よりも早く続きよ!」

「惚気てないわよ!」

「…それで、3日後にね、桜が咲き始めたじゃない?」

「いつも通り病室にいたらね、風で桜の花びらが入ってきたのよ」



89 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 22:06:43.55 ShZQmyRV0 71/76

「その夕方にね、すっと目を開け始めたの」

「そのまま起き上がって私を呼んでくれたの♪」

「もう、親の前なのに泣きながら抱きついちゃった…」//

少女「いいなー」

少女「私なんて抱きしめてるどころか、泣いてすらくれなかったのよ!」


91 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 22:07:15.08 ShZQmyRV0 72/76

「目の手術まで連れ添ってくれた彼氏だっけ?」

「今日もこれからデートなんでしょう?」

少女「そうなの!今日は念願の海に行くの!」

少女「っじゃない!今は女の話だった…」

少女「それで、お守りはもう使っちゃったの?」ニヤニヤ

「えーっと、それがね…」


92 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 22:07:50.92 ShZQmyRV0 73/76

???「お待たせしちゃいましたね」

「あっ男!」

「少女さんも女と一緒だったんですね」

少女「」

少女「まさか…女…」

「そうなの、これからなの」//


93 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 22:08:14.48 ShZQmyRV0 74/76

少女「うわぁーん、うらやま…違う、いいなー!」

少女「じゃなかった!不潔よ!」

「一体なんの話ですか?」

少女「まさか、本当に何も知らないの…?」

「そうなのよ…」

少女「うそぉ……あ、私も時間だ!」

少女「それじゃあ、また今度ね女!男君もバイバイ!」



94 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 22:08:43.15 ShZQmyRV0 75/76

「ちょっ!」

「さようなら」

「じゃあ僕たちも行きましょうか」ギュッ

「う、うん…」//

「じゃあまずは、」

「やっぱり、」



「「お花見!」」


95 : 以下、名... - 2011/10/01(土) 22:13:57.52 ShZQmyRV0 76/76

この物語はこれで終わりです。
こんなお粗末な物に時間をとってくれた方には感謝します。
何も考えずに作った物なのでかなりぶっ飛んでる内容になります。

本当にありがとうございました。


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