1 : 名無しさ... - 19/05/09 22:23:20 gUt 1/29春香千早美希やよいのSSです。
中の人要素多め。
ゆっくりやります。
春香「正念場? どういうこと?」
千早「どういうこと、じゃないわよ。私たちにとって、すごく大切なチャンスがもうすぐあるじゃない。」
やよい「チャンスですか?」
美希「なんのことなの?」
千早「私たちの世界は大きく広がってきてるわ。」
やよい「そうですね。」
千早「開始から10年以上も続くコンテンツになるなんて、最初は思ってなかったわ。」
春香「本当にありがたいね。」
千早「そして2019年の新情報。それぞれがライブだったり、新曲だったりを発表してる中……」
美希「うん。」
千早「私たちは何かあった?」
春香「Blu-rayの発売。」
千早「他には?」
春香「えっと……」
やよい「うーん……」
美希「……あ! 雪歩、おめでとうなの!」
やよい「あ、そうでした! おめでとうございます!」
春香「そ、そうだね。おめでとう。」
千早「おめでとう……って、そういうことじゃなくって。765のことよ。」
春香「そういえば、情報なかったね。ライブもプロミも新曲も……」
千早「そうよ。昨年末、亜美真美で大好評だったVR もないわ。」
美希「本当だ、なんで?」
千早「大人の事情だからわからないわよ。でも、だからこそ与えられたチャンスはものにしないと。」
やよい「チャンス、ですか?」
千早「そう。今日みんなに集まってもらったのは、その作戦会議をしようと思ったからよ。」
春香「私たち4人……あ、ミリシタのニコ生!」
やよい「ああ! そうですね!」
千早「流石春香、その通りよ。そこでしっかり結果を残して、私たちが顕在であることをアピールしないと。」
美希「なるほどなの。」
春香「でも、結果って……どうやったら残したことになるのかな?」
千早「短い時間で、強烈なインパクトを残したいわね。そこだけを取り出した動画が乱立するような。」
春香「それは簡単じゃないような……」
千早「そうでもないわよ。一人一人ちゃんと作戦を考えてきたから、みんなの意見も聞きたいわ。」
美希「わかったのー。」
やよい「わ、わたしでよければ。」
千早「まずは私からね。ミリシタには以前、ゲームの講師役で出演したことがあるわ。」
春香「懐かしいね。」
美希「どうだったの?」
千早「与えられた責務を真面目にこなしたわよ……そう、単に真面目に。」
春香「……なんでそんなに残念そうなの?」
千早「後で振り返って思ったのよ。ほとんど印象に残らなかったんじゃないか、って。」
やよい「そ、そうなんですか?」
千早「あの回で目立ってたのは、間違いなく唐揚げよ。」
春香「名前で呼んであげて。」
千早「まぁ、私のキャラであの芸当は不可能なんだけどね。」
春香「そ、そうだよね。」
千早「でもね、私でも一瞬で伝説級の印象を残せる方法を思いついたのよ。」
美希「なんなの?」
千早「今日、持ってきたんだけど……これ、見てくれない?」
春香「えっと……これってもしかして……」
千早「ええ。カードの明細よ。それで、ここが課金したところよ。」
春香「いちじゅうひゃくせんまん……え?え?え?」
やよい「はわっ。」
美希「千早さんすごいの……」
千早「どうかしら? これならインパクトも抜群よね。」
春香「そ、そうかもしれないけど……」
やよい「はわわわ……」
美希「千早さん、そこまでやらなくてもいいって思うな。」
春香「そ、そうだよ。千早ちゃん、そこまで身を削らなくてもいいよ。」
千早「……わかったわ。じゃあ、この件は保留にしておくわね。」
千早「次は春香のことよ。」
春香「嫌な予感がする。」
美希「そうなの?」
千早「春香はクイズの司会で不正をやったり、まずいグミを食べたりしたわね。」
春香「チョイスに悪意を感じるよ……」
千早「でも春香と言ったら、やっぱりガス代滞納事件よね。」
春香「あー、やっぱりかー。」
やよい「え? ウチでも水道やガスは止まったことはないですけど……」
春香「やよい、安心して。払い忘れただけだから。」
美希「あれ? ミキは家賃滞納って聞いたの。」
春香「違うよ。ガス代だけ……ってもうやめてほしいな。」
千早「これ以上のインパクトはなかなか難しいわ。」
春香「そうかもね。出来れば忘れてほしいけどね。」
千早「でも、私なりに考えて、1つ見つけたわ。ガス代滞納事件が消えてなくなるくらいのものを。」
春香「本当? 何?」
千早「それはね……これよ。」
千早「はい、あいパック。」
春香「いやいやいやいや。」
美希「懐かしいね。久しぶりに顔面にバーンって、見たいって思うな。」
春香「嫌だよ! というか、ガス代より黒歴史だから!」
千早「完全に一致動画が目に浮かぶわ。」
春香「だから、やらないからね!」
千早「そう……それじゃあ、春香も保留ね。」
春香「保留じゃなくて却下だよ。」
千早「次は、高槻さん。」
やよい「はい! よろしくお願いします!」
千早「高槻さんはミリシタのニコ生は初めてよね。」
やよい「はい! 多分そうです!」
千早「他のニコ生や、ミリシタのライブを参考に考えた結果、高槻さんは……」
千早「普通にしてくれるだけで良いわ。」
やよい「はい! う?」
春香「ちょっと、千早ちゃん。ひいきじゃない?」
千早「いいえ。これはしっかりとした理由があるのよ。」
美希「理由?」
千早「とりあえず探せばすぐ出てくるわよ……ほら。」
春香「動画? あ、これ私もいるやつだ。」
千早「この動画の最後の方だけど……とんでもなくかわいいわよ。」
やよい「はわっ。これってもしかして……」
美希「やよい、覚えてるの?」
やよい「はい。その……」
千早「あ、ここから注目よ。」
やよい『ということで、リリースきにえぇんいなんくにゃんみゃんみゃ……』
千早「ほら!かわいい!」
美希「たしかに!すごいの!」
春香「あはは……美希まで……」
やよい「あうう……はずかしいですよ。」
千早「更にもう1つ。ハッチポッチでの『キラメキラリ』でね……」
やよい「はわっ。」
やよい『ときょときょきょきゃきょきゅきょきゃきゃきゃどちか』
千早「一旦停止。かわいい!」
美希「すごいの! 過去最大級にかわいいの!」
やよい「はわわ。」
千早「更にドン!」
やよい『かwみwさまwののwさまおねがい』
千早「自分でも言えなかった自覚があって、笑っちゃう高槻さんかわいい!」
美希「やよい天才なの!」
春香「せめて美希は帰ってきてよ……かわいいのはわかるけどさ。」
千早「ふぅ。ということで、高槻さんはそのままで良いわ。少し多めに原稿を読んでくれたらそれで。」
やよい「あの……その……」
美希「早口言葉じゃなくていいの?」
千早「ええ。リリース記念ニコ生、がさっきのかわいさに進化するのよ。何でもかわいくなるわ。」
美希「たしかに、そうなの!」
やよい「……春香さん、わたし、ちゃんと読めない方がいいんでしょうか?」
春香「そ、そんなことないと思うよ……多分。」
千早「じゃあ、最後は美希ね。」
美希「はーい、なの。」
千早「美希はミリシタのニコ生で、草を食べたのよね?」
美希「違うの! おいしい草なの!」
春香「いや、その味のジェリービーンズ……そういえば、私もスルーしたけどグミじゃないからね。」
千早「まぁ、美希もそのままで。」
美希「え、いいの?」
千早「ええ。美希の場合は本人に知らされない方がおもしろそうだし。」
美希「え?」
春香「たしかに、無茶ぶりに強いよね。」
美希「いや……というか、だいたい春香のせいな気がするの。」
やよい「やよいやんないよ。美希さんやんなよ。」
美希「ちょっと、やよい!?」
千早「ということで、私が考えてきたのは以上よ。」
春香「あ、ご苦労様。」
千早「私が課金額公表、春香がダンボール再来、高槻さんが原稿を読んで、美希には急に振る……これなら伝説回になると思うんだけど、どうかしら?」
春香「却下じゃない?」
美希「ミキの分はやめてほしいって思うな。」
やよい「ちゃんと読んでいいんですよね?」
千早「あれ? 思ってたより反応がよくないわね。もう既にプロデューサーには企画として持って行ったのに。」
春香「ちょっと! 嘘!?」
千早「まぁ、プロデューサーも『検討する』って言っただけだし、どうなるかはわからないけど。」
美希「それならよかったの。」
千早「あ、でも美希の分は採用するって。」
美希「ハニー!?」
千早「まぁ、何があるかは、令和元年5月15日20時30分からの放送を見て欲しいわね。」
やよい「うっうー! 楽しみです!」
美希「ミキは怖いの。」
千早「765AS単独イベントがもっと増えたら良いのに、と思ってもらえるようにしたいわね。」
春香「それは本当にそう思うよ。」
千早「ということで、今後もよろしくお願いします。」
全員「よろしくお願いします!」
おわり
31 : 名無しさ... - 19/05/11 23:18:29 Rhu 29/29次のライブが15周年までなくても、それまでミリシタ内でしか活躍の場がなくても、765ASは応援し続けますよ。SSも増えて欲しいです。
拙作にお付きあいくださり、ありがとうございました。完成報告してきます。