伊吹翼「ほらほら、美希先輩とわたしの相性◎ですよ!」
星井美希「へぇ」
翼「みきつばキテます!」
美希「キテねーの」
元スレ
周防桃子「いつか○になるから」
http://wktk.open2ch.net/test/read.cgi/aimasu/1594559715/
周防桃子「……何やってるの?」
翼「あ、桃子ちゃん。今ね、占いしてたんだよ」
桃子「占い?」
翼「うん!このサイトの占い、すっごく当たるって評判なんだ」
美希「ミキとハニーは……」カタカタ タンッ
美希「……○なの」
翼「あ!それならわたしと美希先輩の方がいいですよ!」
美希「むー」
桃子「……楽しそうなところ悪いけど、2人ともレッスンじゃないの? 律子さんが待ってるよ」
翼美希「あ」
美希「やばいの!今行きますなの!」
翼「桃子ちゃん、教えてくれてありがとう! さ、ダッシュで行きましょー!」
桃子「……いってらっしゃい」
桃子「……」
桃子(占い、か)
桃子(そんなに信じる方じゃないけど)
桃子(……これがお兄ちゃんの生年月日)
桃子(えっと……桃子のを入れて)カタカタ タンッ
"△"
桃子(くっ……)
桃子(……そりゃまぁ、年齢差もあるし、桃子はまだ小学生だし)
桃子(そもそも、占いなんて……あれ?続きもあるんだ)
桃子(彼女は素直になれない性格で、彼に何かと厳しく言ってしまう)
桃子(鈍感な彼は、彼女の本当の気持ちに気づかない)
桃子(……)
桃子(……なるほど)
桃子(それで……なになに?)
桃子(2人の関係を○にするアドバイス)
桃子(恥ずかしがらずに積極的にアピールしてみましょう)
桃子(……)
桃子(……よし)
翌日
P「おはようござ」
桃子「おはよう!お兄ちゃん!」
P「おお、桃子。エントランスまでお出迎えか、ありがとう」
桃子「うん、お兄ちゃんが来るのを待ってたんだよ」
P「……ん?」
P「どうした? 俺に相談か?」
桃子「それもあるけど、今はとにかく中に入らない? 荷物置かないと、ね?」
P「……それもそうだな」
桃子「ほら、早く早く」ウデクミ
P「お、おう」
P「なぁ、桃子」
桃子「なに?」
P「歩きづらくないか?」
桃子「そんなこと……うん、歩きづらい……」
P「……手、つなぐので良いか?」
桃子「いいの? それじゃ、そうするね」ギュッ
……
P「さて、何の相談だ?」
桃子「えっとね、とりあえず……はい!これあげる!」
P「え?」
桃子「昨日桃子が作ったお菓子だよ。春香さんほどうまくはないけど……一生懸命作ったから」
P「そうか、ありがとうな。いただきます」
桃子「……どうかな?」
P「うん、優しい味でおいしいよ」
桃子「本当? 良かった!」
P「それで、相談ってお菓子のことか?」
桃子「……あのね、実は相談なんてないの」
P「え?」
桃子「あ、ないこともないよ。家のこととか、仕事のこととか……でも、そうじゃなくて」
P「うん」
桃子「桃子は、お兄ちゃんともっと話したいというか……最近、ゆっくり話せてないし」
P「……それはごめんな」
桃子「ううん、お兄ちゃんはお仕事で忙しいから、桃子は大丈、夫……」
P「……そうじゃないよな?」
桃子「……うん、もっと話したい。ワガママなのはわかってるけど」
P「そんなことないよ。桃子はしっかりしてるから、ついいろいろ任せてしまって……ごめんな」
桃子「……お兄ちゃんは優しいね」
P「そうか?」
桃子「うん。桃子の本当のお兄ちゃんだったら良かったのに……あ、でもそうすると……」
P「ん?」
桃子「……うん、お兄ちゃんと一緒に住みたい」
P「……やっぱり、家で何かあったのか?」
桃子「いつものことだから慣れたよ。お兄ちゃんと一緒に住んだ方が楽しそうって思っただけ」
P「……いろいろまずいな」
桃子「うん、わかってる。でも、将来そうなったらいいなって」
P「……なぁ、どうした?」
桃子「なにが?」
P「いつもと違うのはなんでなのか、と思って。何かきっかけでもあったのか?」
桃子「何もな……あ……」
P「ん?」
桃子「ねぇ、お兄ちゃん。素直な方が好き?」
P「そうだな。俺は疎いところあるし」
桃子「実はね……」
……
桃子「この占いサイトなんだけど」
P「占い?」
桃子「翼さんが、このサイトは当たるって評判だって」
P「桃子はこういうのはあまり好きなイメージなかったけど」
桃子「そうだけど……桃子の性格のところとか、他人に思えなくて」
P「そうなのか」
桃子「ここにお兄ちゃんと桃子の生年月日を入れたら……」カタカタカタカタ タンッ
桃子「こういう風に出てきたの」
P「……俺の生年月日はどうやって調べたんだ?」
桃子「美希さんの後だったから……お兄ちゃんのはそのままに、桃子と美希さんのを入れ替えただけだよ」
P「……なるほどな」
桃子「桃子は、まだ彼女とか、結婚とか、正直よくわかんないけど」
P「うん」
桃子「お兄ちゃんと、できるだけたくさん一緒にいたいって思う」
P「……うん」
桃子「だから、だから!」
P「ありがとうな」
P「そこまで俺のことを思ってくれてて、本当に嬉しいよ」
桃子「! じゃあ」
P「ただ、アイドルとプロデューサーだし、桃子はまだ小学生だ」
桃子「……うん」
P「だから、手は出せない。犯罪者にはなりたくないんでな」
桃子「それはそうだけど……」
P「だから、そういうことを言われても、今は断るしかできない」
桃子「……今、は? それって」
P「そこから先のことなんてわからないしな」
桃子「なんだ……そこは嘘でも、大きくなるまで待つって言うところじゃない?」
P「嘘つかれて嬉しいか?」
桃子「……嬉しくない」
P「だろ? わかってくれ」
桃子「……うん、わかった。じゃあ、今はあきらめる」
P「うん」
桃子「でも、いつか○になるから、桃子のことしっかり見ててね!」
P「わかったよ」
桃子「じゃあ、桃子はレッスンに行ってきます!」
P「いってらっしゃい」
P「……」
P(……行ったか)
P(占い、ねぇ)
P(まぁ、信じる信じないは自由だけど)
カタカタ
P(俺の生年月日、1年間違えてるんだよな)
タンッ
P(……)
P(ま、気長に待つとするか)
"◎"
おわり

