「やっぱり峠走るのは最高だね」
メンテナンスを終えたトヨタiQは峠で気持の良い走りを見せてくれる。
車というものは乗って走って整備して、初めてその良さが分かる。
こうして乗ってみると外から見るよりもずっと車内は広いし
確かに売れなかったのも分かるけど好きな人の気持ちだってすごく分かる。
派手さはないけど、良い車だ。
「ねぇ、ユーロビートかけていい?」
「ダメだ」
助手席で両手をクロスしてプロデューサーさんは指示する。
この小型車のように小柄な彼だけど、誠実な仕事振りはこのiQとどこか似ている。
そしてやっぱり世間ズレしてる所も。
「じゃあアニメのサントラ流していい?」
「それなら、いいかな」
「じゃあその『頭文字D』って書いてるやつ出して」
「だから峠運転中にユーロビートは、飛ばすからダメだって!
対向車の見えにくいカーブが続くから、ここは」
元スレ
【R18モバマス】原田美世「愛しのカサブランカ」
http://wktk.open2ch.net/test/read.cgi/aimasu/1595546499/
事務所でのプロデューサーさんのニックネームは『氷河期』だ。
別に寒いダジャレを言うからじゃない。縁のある車がことごとく絶版になるからだ。
「いやぁ、インプレッサはインプレッサでもカサブランカに乗ってる人、はじめて見たよ」
最初は整備士と顧客としての出会いだった。
唯一のレトロ顔のインプレッサ、スバルのカサブランカに乗って
車検にやってきた時の衝撃は今も忘れられない。
九十八年末に発売されたその限定車は全く売れずに絶版した。
あたしもその車については架装パーツとか「カスタム素材」としてしか扱った事がなかった。
そこでプロデューサーさんにスカウトされてデビューした訳だけど
結局カサブランカは天寿を全うして乗り換える事になった。
恐らく市場で最も幸福なカサブランカだったと思う。
次に彼が購入したのがこのトヨタiQ。これも絶版車。
三メートルの小型ボディに似合わない卓越した性能の詰め込みっぷりは、ヘレンさんを思い出す。
絶版車の中でも替えが利かない理由から、微妙に人気がある車だ。
彼のは6MTモデルで、狭そうに見えるのに乗車定員は
子供一人含めて四人乗れる「マイクロプレミアムカー」だ。
使い勝手も燃費も良い軽自動車が山ほどある日本で
わざわざ「マイクロ普通車」を買ってしまう所に彼のセンスが垣間見える。
「ルネッサより悪くなければ良いよ」
iQを褒めると大抵元カノのルネッサが出てくる。
確かに、日産マーチよりも狭い室内のあの車よりかはましかもしれない。
リチウム電池をたっぷり内蔵できる高床式の「電気自動車」のガワを採用しているルネッサは何故か「エンジン駆動」型で販売された。
もちろんこのチグハグなコンセプトの車もわずか四年で絶版の憂き目に遭っている。
センスがユニークなのか何なのか、それは人柄にも現れていて彼はよく皆から変人扱いされていた。
でもあたしは、人と違った目で車を見て愛する、そんな面白い彼の事が好きだった。
「んっ? あれっ……?」
「どうした?」
「ちょっと調子が悪いみたい……おかしいなぁ……適当な所で止めていい?」
「大丈夫か? もうすっかり暗いぞ」
少し走っているとやたらチカチカと自己主張を繰り返すネオンサインの文字が見えた。
スタイリッシュなデザインの中にどこか一昔のセンスと感じてしまうのがファッションホテルのおかしい所だ。
「明るいし、あそこにするね」
「え」
プロデューサーさんは絶句した後、わざとらしく夜景に目を逸らした。
動揺する彼を置いて、そこの駐車場へと入る。
停車後、あたしはトランク側を覗く振りをして軽くクーラーボックスの日本酒を煽った。
あまり好みじゃないけど、ビールだと発泡音で気づかれると思ってワンカップをチョイス。
「おっ……? どうだ」
外を見ていたプロデューサーさんは何も知らずにこっちを振り向いた。
油断大敵。
無防備な彼の唇に口を押し付ける。
そしてそのまま含んでいた日本酒を舌に乗せて歯の向こう側に流し込んだ。
一瞬動きが止まり、遅れて困惑と動揺が押し寄せてきたらしく、唇が震えて可愛い。
「みっ……美世っ……!?」
「もう、帰れないね……」
「馬鹿を言うな。このくらい、俺が代わりに運転する」
「ダメ、この先検問があるらしいよ。
一本道だし、こんなアルコールだと一発で捕まるよ?」
あたしはシャツのボタンを外してプロデューサーさんに迫った。
こんな事、やっぱりお酒の力がないと出来ない。
初めて千里浜を走ったときみたいに胸がドキドキしてるっ♪
「ねぇ、プロデューサーさん……あたし、そんなに魅力ない?
ずっとプロデューサーさんの事、いいな、って思ってたんだよ?」
無抵抗の彼の耳に囁き、耳たぶを甘く噛む。
「美世、どんだけお酒を飲んだんだ?」
「話を逸らすとぉ~~……」
さらに駄目出しのキス。もうお酒は口腔に残ってないけど、キスはさっきよりも深みにはまっていく。
いつもよりかなり大胆になっている自分に驚いている。
酔おう酔おうと一気飲みしてたから本当に酔ったのかもしれない。
「プロデューサーさん……」
シャツをそのまま脱いで、下着姿を晒す。
メンテバッチリのボディライン、ちょっとダイタンに見せちゃうね。
ブラのホックを取ると彼は慌ててあたしを抱き締め、隠した。
裸の胸に直に感じる彼の胸板が愛しい。
# # #
「車の中で良かったのに……」
「アベックに覗かれるよりマシだろ」
初エッチを車内で迎えられなかったのは心残りだが
騒ぐ気持ちを抑えて入ったこのラブホテルも生まれて初めてだからよしとしようかな。
勿論男の人と入った事なんて全くない場所だから目に入るものが全部新鮮に写った。
少し薄暗い照明が気分を盛り上がらせてくれる。
大きなベッドにアダルトビデオの番組表、部屋の隅にあるティッシュペーパーとコンドームの入った箱。
ドラマでしか見た事のない空間に包まれているのがワクワクする。
はしゃぐあたしを横目で見ながら、プロデューサーさんは観念した様子でソファーに腰を落とした。
「落ち着いてるね。プロデューサーさんはこんなホテル利用した事あるの?」
「ないよ、こういう所は。そもそもこんなチビとホテルに入るような女は居ない。格好がつかないからな」
あたしは二の句を躊躇った。プロデューサーさんは結構小柄な体型を気にしている。
幸い、彼の方から話を変えてきて助かったけど。
「しかし、美世がこんな事する娘とは思わなかったな。
……さて。変な汗かいたし、シャワーでも浴びてくる」
腰を上げて脱衣室に行く彼の背中を見送った。
# # #
「洗車サービスにきましたっ!」
彼の居るバスルームにあたしは迷わずピットインした。
上から下まで何も着てないハダカの状態は、流石に恥ずかしい。
最後は見られるって分かっていても、両手で胸と股間を隠した。
案の定、プロデューサーさんは入ってきたあたしのカラダに目を奪われている。
フフン、どう?
パジャマパーティの時、洋子ちゃんに色々化粧品聞いて
試したから、メンテナンスはカンペキだよ。
オイル臭だけの女の子じゃないって所、見せつけてあげるからね。
プロデューサーさんは渋く笑ってあたしのカラダにも温かなシャワーをかけてくれた。
「高く付きそうなサービスだな」
「アハハ、お安くしておくからね、プロデューサーさん」
あたしたちはそのままボディシャンプーを手につけて互いの体にワックスがけしていく。
スポンジがないのだけは誤算だった。
まあ、あっても前の人が使ったかのようなものはゴメンだけど。
「おぉ……プロデューサーさんって結構いいボディしてる!?」
今度はあたしが彼に釘付けになった。お風呂だから当然だけど彼はハダカだ。
ホントにスゴい。小柄のボディはしっかりと引き締まっていて、逞しさに満ち溢れていた。
コンプレックスから運動部に入らず筋トレばかりしていた
とは聞いていたけど、こんなに逞しくてカッコいいボディだったんだ。
それだけでもヨダレものだったけど、視線を下に向けていくと思わず後退りしたくなるものにぶつかった。
……大きい! 大き過ぎる!
赤ちゃんの腕みたいな「それ」は、足の付け根からぶら下がっていた。
ズルムケでくっきりとくびれが返しのついたそれは、立派な大人の男性そのものだった。
こんなの、本当にあたしの中に入るの? あたし、壊れちゃうかも……。
「整備士だったとは思えないでしょ?
でも手はゴツゴツしててさ……えへ」
その手であたしは彼の大事な所を洗ってあげた。
男の人のオチンチンなんて初めて触るけど、小学生の頃チラ見した男の子のそれとはモデルが全然違う。
可愛らしさが全く無くて、本当に赤ちゃん作るためにバージョンアップを重ねたって感じがする。
あたしの手のひらの中で、それはドクン、ドクン、って強い脈を打ちながらどんどん硬く大きくなって
……ちょっ、ちょっと!? まだ大っきくなるの!?
先はもうヘソまで膨れて、反り返っている。
こんな硬いのに骨が入ってないって、本当なのかな。
男の人のカラダってやっぱり変わってる。
プロデューサーさんもあたしのカラダを洗っていく。
彼のゴツゴツとした男らしい手が胸を滑る度に変な声を漏らしちゃう。
スポンジで洗ったら絶対こんな興奮は味わえなかっただろう。
「美世……」
プロデューサーさんは抱きついてあたしにキスをする。
お尻の肉を揉むように洗い、一際熱い箇所が密着してくる。
あたしも舌を差し出して彼の広い背中を洗ってあげた。
密着する胸と胸。
いつもと違うドキドキもプロデューサーさんに伝わっちゃってる?
「俺さ、あまり我慢強いって訳じゃないから……その……」
「フフ……いいよ。あたしもここまで来てガマンなんて出来ないし。
今夜はトコトンしちゃおう、プロデューサーさん」
# # #
「んっ……♪ はふっ……♪ んうっ……♪」
湯縁に腰掛けたプロデューサーさんの前に座ったあたしは、彼の大っきなレバーをそっと握る。
間近で見るとちょっとグロく見える。先はプニプニして可愛らしいけど。
口を大きく開いてそれを咥えた。
んー……硬いようで柔らかくて不思議な感触。匂いと味はちょっと変だけど、慣れないと。
「あっ……美世、そこっ……!」
プロデューサーさんが苦しそうにしてるから口を離した。
「大丈夫!? 痛かった!?」
「大丈夫……むしろ、もっと続けて欲しい……」
どうやら気持ち良さそうで安心したって再びオチンチンを口に含んで遊ぶ。
本当に巨きくて口の中がいっぱいになる。
フェ○チオって、やるのは初めてだけど見たことならある。
里奈ちゃんが事務所の仮眠室で相手のプロデューサーさんにしてたからだ。
両想いなのは知ってたけど知り合いのセッ○ス現場を目撃するのはやっぱり気まずい。
「内緒にして!」って里奈ちゃんは拝み倒していたけど、こんな事になる前にやり方とかもっと聞いておくんだった。
くびれた所を唇で挟み、引っ張るように吸う。
プロデューサーさんの喜ぶ姿を見ると、もっと苛めたくなるから不思議だ。
下品な音を立てておしゃぶりすると、口の中で元気にピクピクした。
舌でチロチロ優しく舐めてあげると女の子みたいな声を出して面白い。
段々コツを掴んできて、舌を左右に振り回して
ピンクの先に思いっきりビンタしたり、色々と試した。
プロデューサーさんはみんな喜んでくれた。
「ああっ、ダメだ、出るっ……!」
へっ、出るって?
次の瞬間オチンチンが少し縮み、勢い良くドピュってあたしの喉に発射した。
喉奥にねっとりと絡みつく苦くて重い液体に、あたしは思わずむせ込んで、手を放した。
中々収まらなくてなりふり構わずその場でオエェって口の中のものを吐き出した。
「大丈夫か!?」
あたしは彼の差し出したティッシュペーパーを奪うように取り
残りのをその内側に全部吐き出す。
「ハァ……ハァ……口の中、洗ってきてもいい……?」
「ああ、そうしろ」
洗面台に行ったあたしはコップの水で何度も口を濯ぐ。
うぇぇ……まだ喉に張り付いている感じがする……。
それでも少しはマシになった。
思い返すと、せっかくプロデューサーさんが出してくれたのに
まずそうに吐き出しちゃったのは雰囲気的に不味かったかなって気になった。
里奈ちゃんが飲んでたからてっきり自分も飲めるものだと思っていた。
「お待たせ」と言いながらリビングに戻ると、プロデューサーさんは真剣な顔であたしを抱いた。
「悪かった。大事な喉なのに……苦しかったろう?」
チョロイと思われてもいい。
あたしはますます彼が好きになってしまった。
# # #
「あっ♪ ……ああっ♪ プロデューサーさぁん……♪」
気を取り直して、今度は彼があたしの恥ずかしい所を丁寧に舐めていく。
他の女性がどんな形しているのか分からないから怖かったけど、プロデューサーさんは
「そんなの俺だって分かんないよ」と言って気に入ってくれた。
割れ目を縦になぞっていた舌先がヌルリと内側に滑り込んだ。
唾液を纏った太い舌が穴をくすぐり、細く伸ばして挿入ってきた。
指とはまた違った、未知の快感! ああっ! これ……すごくいい……!
あたしはシーツを逆手で握り、好きなだけエッチな声を漏らした。
ザラザラした舌の感触がこんなに気持ち良いなんて……。
あん、プロデューサーさんにあたしのエッチな味知られちゃった。
もっと舐めて……もっと、もっと……。
あたしは昂り過ぎた快感を持て余し、腰を浮かして痙攣した。
独りでしている時はもっとかかるのに、すぐに甘イキしちゃった。
「大丈夫か、すまん、勝手が分からなくて……」
「ううんっ……全然、気持ち良いよ? プロデューサーさんの舌はあたしが太鼓判押しちゃう!」
親指立てて言うと、彼は釣られて笑った。
「……じゃあ、行きまーす」
仰向けになったプロデューサーさんを見下ろしながら人差し指と中指でペニスのくびれを捉える。
指の内側に彼の興奮がビクンビクンと響いた。
そのまま入り口にあてがうと、先走った汁が垂れ落ちてきて指を濡らしてくる。
大きく脈を打ってぶくぅっと膨れるプロデューサーさんのオチンチン……。
一度発射しておとなしくなったと思っていたら、もう完全復活してる。
それでなくても巨きいのに……こんなのが本当にあたしのナカに入るのかなって今頃不安になってきた。
「済まんな、チビのくせにこればかり大きくて」
プロデューサーさんの顔に陰が差す。多分あたしの躊躇いが彼に伝わってしまったんだ。
迷いを振り払うために、一気に腰を下ろした。
自信を持ってよ、あたしのカラダ、全部プロデューサーさんにあげちゃうから。
「んっ……! くぅ……! んぅ……!」
太く逞しいのが肉を掻き分けて中に食い込んでいく。
じんじんと痛む膣道に加えて、踏ん切りのつかない膜の切れ端が巻き込まれていく。
正直痛い。彼と繋がっているのは嬉しいけど、堪え切れなかったあたしは、思わず腰を引いてしまった。
「……大丈夫か?」
「アハハ、ぜっ……全っ然……平気ぃ……!」
彼のを股に咥えたまま、あたしはピースサインをしてニコッと笑ってみた。
まだ異物感に慣れない膣内は無意識に硬いオチンチンを押し出そうとしている。
プロデューサーさんは少しため息をつくと、上体を起こしてあたしをしっかりとした太い腕で抱き締めた。
「無理するなって。いつも言ってるだろう。美世は頑張り屋で優しいからな……」
「ご、ゴメン……」
それからしばらくは、ナカが充分慣れるまで彼と他愛もない話をし続ける。
話が途切れたりすると、沈黙がどうにもむず痒くて辛抱出来なくなった側が唇を重ねてくる。
ほとんどあたしからだったけど、プロデューサーさんからしてきたキスが一番気持ち良かったなぁ。
激しさも欲情もない、そんな退屈そうに思える時間が、結構楽しくて仕方なかった。
「それにしても……何で俺なんだ。もっと背の高いカッコいい奴がわんさか業界にいるだろ?」
「興味なーい。あたしは『ブランカさん』が良いの」
ブランカさんとは、昔のプロデューサーさんのあだ名で、ラインのアカウント名もこれになっている。
あたしがまだ整備士時代の時、彼は仕事場の人からこう呼ばれていた。
そもそもインプレッサカサブランカをすき好んで乗る人は少なかったからかなり目立った。
最初は「カサブランカの人」だったけど、いつの間にか職場の人は「ブランカさん」って短くして呼び始めた。
「ブランカ、ねぇ……そういや、そんなあだ名もあったっけな」
プロデューサーさんは懐かしそうに微笑む。
失礼に当たる職場内だけの通称を何で彼が知っているかというと……
ある日あたしがうっかり口を滑らせ、そのあだ名で呼んでしまったからだ。
優しい彼はそれに怒る事もなく、むしろあたしに興味を持ってくれて
アイドルの話を持ち出してオーディションに推薦までしてくれた。
オイル臭を散らしていたあたしが、綺麗なドレスに身を包む事になったのも彼のおかげ、って訳。
「優しくて、ユニークで、頼りになって、本当のあたしの
魅力を引き出してくれたブランカさんが……あたしは大好きなの」
自分でも恥ずかしいくらいストレートな告白をしたあたしは、何回目か分からなくなったキスを彼にぶつけた。
「ハハハ、何だか照れ臭いな。
美世みたいな可愛い娘にそこまで言われるなんて……明日死んでもおかしくないぞ?」
キスした後、瞳を覗き込む彼の眼がとても澄んでいて、格好良いなって思った。
「あの、続き……していいかな?」
「ん。大丈夫か、もう少し休んでも……」
「いい。奥にブランカさんが欲しくなったから」
あたしはプロデューサーさんの肩に手をやり、ゆっくりと体重をかけて再び奥へと導いた。
最初よりも濡れたからか、思ったよりもそれはすんなりと奥まで入った。
「動かすね」
ゆっくりと腰を浮かせ、彼の腰の上でお尻をバウンドさせていく。
正直まだじんじんとして痛みは残っているけど
それ以上にプロデューサーさんと繋がっている心地良さがあたしのナカで満ち膨らんでいく。
彼の大きな手があたしの乳房を包み、優しく捏ねあげていく。エッチで温かくなるような男の人の愛撫。
ゴツゴツとしたその手の中で、あたしの胸がやらしく形を歪ませていった。
「ブランカさん、もっと、もっと揉んで……」
あたしは腰を煽るように前後に揺らし、時々左右にお尻を捻りながら肉に媚びた。
彼の先がぶつかる奥が、段々とムズムズしてきて。
もっと刺激が欲しくて堪らなくなり、更に激しくカラダを揺さぶって迎え入れる。
彼は勃ったあたしの乳首を指先で抓む。
ピストン中、まるで大縄跳びのように重みでたわみ、卑しい刺激で乳肌に変な汗をたくさん掻いちゃった。
「あはぁっ……♪ はぁん……んっ、んぅぅ……♪」
プロデューサーさんはやや上体を丸めて、あたしの胸を夢中になって吸い始めた。
いつもは凛々しくて素敵な彼が何だかスゴく可愛い。
んっ……でも愛撫はメチャクチャエッチだよぉ……。
乳輪を色塗りするみたいに舐め回してくるし、先っちょなんて歯で甘噛みしながら舌で何度もペロペロしてくる。
乳首をやらしくチュウチュウされる度に、変な声、出ちゃうぅ……♪
「美世、美世……!」
プロデューサーさんはあたしを抱き締めたまま、横に転がった。
彼はあたしを組み伏し、密着しながら激しく腰を打ち付ける。
徐々に振り乱すスピードが激しくなり、ナカの襞が捲れ返っていくのを何度も感じた。
こういう女の子に作り変えられていく感じが、あたしをますます興奮させた。
脚を曲げて彼の腰に張り付くと、さっきよりも深い所に
彼のがズブッと潜ってきて、むず痒かった所をいっぱい掻いてくれた。
「あはぁ……、あぁん……!
もっと来てぇ……♪ おかしくなるまでオマ○コ突いてぇ……!」
すっかりセッ○スにハマったあたしは卑語を漏らしながら彼の唇を吸う。
堕ちていく悦びが血に溶けて全身を巡っていく。
痛いのは本当に最初だけだった、後はもう底無しに気持ち良い。
カラダも心も、すっかり彼のトリコになってしまった。
あの巨きくてエッチな形のオチンチンが、あたしのナカをどんどん作り変えていく。
カタチが、熱が、奥まで刻まれていく。
リズミカルに突かれたら突かれるほど、穴の奥からあたしも驚くくらい蜜が溢れ出てきた。
やらしい音が結合部で陽気なダンスを踊っている。
ああっ……彼専用の女の子に変わっていくのが、こんなに嬉しいなんて!
「くぅ……! ダメだ、美世! もう、出そ……!」
プロデューサーさんは腰のペースを落とし、引き始めた。
あたしは脚に力を込めて、グイッと彼の腰を寄せた。
「美世……!?」
あたしはただ微笑み返した。ダメだよ、プロデューサーさん。こんな中途半端に終わらせようとしないで。
もう奥が切なくて堪らないの。ほら、プロデューサーさんのオチンチンだってそう言ってるよ?
あたしのナカで涎垂らして悶えてる。ここでたくさんオチンチンのエキス出して気持ち良くなりたいって。
「うぅ……締まるっ……!」
プロデューサーさん、スゴく苦しそう。本当は早く射精したいのに歯を食い縛ってガマンしてる。
みんなのアイドルと赤ちゃん作ったら大変だ、って思ってるんでしょう。
でも仕方ないよね? こんなステキな事覚えちゃったら、もうガマンなんて意味ないよ。
「ブランカさん……♪」
砂漠で水を飲むように、あたしはプロデューサーさんの唇にむしゃぶりついた。
プロデューサーさんは悶えながら儚い抵抗を続けた末に、身をぐっと強張らせた。
――どびゅっ!
強かな一発があたしの奥で爆ぜた。
それからはもう堰を切ったかのように次々と
熱くて重たい男の人のエキスが、膣奥へとドピュンッドピュンッと豪射されていく。
襞という襞にねっとりと絡みついていくのが分かった。
フフフ! プロデューサーさんの赤ちゃんの素、いっぱいピュッピュッしてるね。
赤ちゃん作ろうと頑張ってたくさんお腹の中を泳いでるよ?
こんなにいっぱい出されちゃったら、絶対妊娠しちゃうよね。
# # #
「……あっ……!」
プロデューサーさんはあたしをちらっと見ると、繋がったままあたしを犯し続けた。
吹っ切れちゃったみたい。
射精のドクドクがまだ終わってないオチンチンを激しく赤ちゃんのお部屋にぶつけてきた。
腰にグリンとツイストまでかけて、ナカに溜まった本気ミルクを周りの襞に塗り混ぜていく。
襞と襞の隙間にエッチな熱がじんと染み込んでいく。
オチンチンの先で何度も子宮口を突かれたあたしは、心の底から女の子に生まれた事を悦んだ。
熱いキスの雨を顔にたっぷり浴びながら、彼の舌を唇に挟んで乳首のように吸った。
体重を深くかけた荒々しい雄ピストンを前に、破瓜したばかりの穴はひたすら蜜を漏らして悦んだ。
「あはぁ……♪ またぁ、また来るよぉ……♪ おかしくなるぅ……♪」
圧倒的な彼の熱量を前に、次第にあたしの方がついて行けなくなった。
もう彼の体の下で何回イッたかもの覚えていない。
無理やり四つん這いにされ、後ろから攻められた時にニ回大きくイッたのだけ覚えている。
全身に甘い痺れが行き渡り、もう貫いているオチンチンにしか意識が行かなくなっていた。
両手を逆手に握られ、手綱のようにして後ろから猛突される。
バチュン、バチュン、とやらしい水音が大きく響き渡って耳を辱める。背中に彼の逞しい胸板が密着する。
しっかりと筋肉の乗った、男の人の重い胸板の頼もしさ。
抱き締められたあたしは、そのまま乳房を乱暴に揉み犯された。
もう二人の鼓動は胸と背で共鳴し合って、どこからどこまでが
あたしなのか、境界すらもあやふやになっている。
「美世ぉ……! 出すっ! 出すぞぉっ!」
「んぅ……、来てぇ……♪
あたしのオマ○コ、ブランカさんのでハイオク満タンにしてぇ……♪」
ドビュッ、ブビュッ、ブッビュルルルル!
逞しい両腕の鎖で抱き締められたまま、あたしは蕩けた膣内にどっぷりと精液を注がれた。
彼の腕の中で感じる、ペニスの熱いビートに歓喜の涙を流す。
緩んだ子宮口に貫き注がれていく、彼の熱いミルク。
すっかり蕩けたあたしは、折った彼の太腿にお尻を預けたまま、思いっきりイキ潮を噴き乱した。
舌を口からだらしなく垂らしたまま、おしっこみたいな勢いのそれでシーツに地図を描いた。
ぼんやりと桃色の靄のかかった頭で、彼の精子が着床する夢を見ていた。
# # #
「ああああ――ッッ!」
シャワーを浴び終えたあたしは、クッションを抱きながらソファーにダイブして身悶えする。
気持ち良かったとはいえ、あんなにシーツをたっぷり濡らしてしまうなんて思わなかった。
思い返すとものすごく恥ずかしい。
「ん、どうした美世?」
シャワーを浴び終えたプロデューサーさんがあたしの悶えっぷりを見てこう言った。
「うぅ……。みっともないとこ、見せちゃったかなぁ……って……」
「ん、ああ。別に気にするな」
対面の椅子に座って、彼はあたしの眼をじっと見つめた
「その……何だ、ええと……スゴく可愛かった……」
「! ! !」
プロデューサーさんはそれ以上言わないで照れたままだった。
彼の短い褒め言葉が、なんかいつもより百倍も恥ずかしい!
だけど……本当に大好き。
来年も、その次も、ずっと貴方の隣にいるねプロデューサーさん……。
# # #
「お母さんって、縦列上手いですよねー」
保育園に娘を迎えに行ったあたしは、ベテラン保育士さんからそう言われた。
結婚してから主人ばかり運転していつの間にかペーパードライバーになってしまったそうだ。
あたしからすればもったいない話かな。
「そうでしょう。車には自信ありますからね」
「ええ、流石ドラマでもスポーツカーを乗りこなしてただけありますわ。
原田美世といえばもう……ああ、すみません! 私ったら、間違えて旧姓の方を……」
「いいんですよ。そっちの名前の方が有名ですし」
「下のお子さんがお産まれになりましたら、是非当園をご贔屓に」
せっかちなベテラン保育士さんはニコニコ楽しそうに話した。
やがて娘が別の保育士さんに手を引かれて、とてとてとやって来る。
「ママぁー」
「よしよし、お利口さんにしてた?」
抱きかかえてあげると彼女は必ずチューをしてくる。
あたしが彼といつもキスをしてるから言葉よりも早く覚えてしまった。
ただ覚えた途端、面白がって保育園の男の子たちにやりまくったので怒られた事がある。
勘違いしてしまう男の子も多く、我が娘ながら罪深い一面を感じてしまう。
「遅いぞ。美世」
「ゴメンね」
車まで行くとプロデューサーさんが時計とにらめっこしていた。
この後舞台の稽古も控えているので、まあ仕方がない。
娘は旦那を指差して頬をふくらます。
「パパぁ! ママおこるの、メッ!」
「……ああ、ゴメンゴメン! ほら、パパあやまったから、ね、許して」
「うんー。パパぁ、いい子いい子」
娘は小さな手で彼の頭を撫でる。誰かを叱って許す事が大好きらしい。
彼の教育方針の成果が如実に現れていた。
真ん中の座席に彼女を乗せ、助手席に乗り込む。
三席二列、全座席シートが独立して動くこのエディックス君が、今のあたしたちの愛車だった。
かつて親子連れをターゲットにしながら見向きもされずに生産中止となった
この絶版車も、あたしのようにプロデューサーさんに買われて幸せな顔をしていた。
26 : ◆K1k1KYRick - 20/07/24 09:55:39 JhE 26/26以上です