あやめ速報-SSまとめ-

松田亜利沙「」ﾍﾟｺｯ

亜利沙「皆様、いかがお過ごしでしょうか」

亜利沙「ニュース765TVの時間です」

亜利沙「この番組は、劇場の細やかな日常をお伝えする番組となっております」

亜利沙「申し遅れました。わたくし、キャスターの松田亜利沙です」

亜利沙「よろしくお願いいたします」

エミリー「助手のエミリースチュアートです」

白石紬「同じくアシスタントの白石紬です」

亜利沙「本日は、この3人でお送りしたいと思います」

亜利沙「それでは、最初のニュースです」

亜利沙「松田亜利沙、マネージャー業に適性」

亜利沙「アイドル松田亜利沙が、アイドル秋月律子のセンターステージの際」

亜利沙「タイムキーパーやセトリの確認役を任されました」

亜利沙「不安もありましたが、想像以上に順調に進み」

亜利沙「マネージャー業の適性を感じた模様です」

エミリー「たしかに、美奈子さんから完璧だった、と聞きました」

亜利沙「律子さんに割り振られた役割でしたが、自分の能力をフルに発揮できた気がします」

紬「もしや……アイドルをお辞めになるのですか！？」

亜利沙「やめませんよ！　ただ、引退後はそういった業務に就くのも良いかもしれません。そうすれば……ムフフ」

エミリー「どうなさいました？」

亜利沙「そうすれば、ずっとアイドルちゃんと一緒にいられます！最高です！」

紬「……なるほど」

亜利沙「……失礼しました。続いてのニュースです。エミリーさん」

エミリー「はい」

エミリー「エミリー、電子遊戯部参戦」

エミリー「大和撫子のエミリーが765企画電子遊戯部に参加しました」

エミリー「爆弾男の集団戦ということで、勝負は白熱」

エミリー「エミリーは大方、早々に召されて端爆弾投下男になっていましたが」

エミリー「同じ集団の大和撫子、双海亜美と双海真美両名の活躍もあり、勝利した模様です」

エミリー「13歳組の結束を見せられたと思いましゅ！」

紬「最近のゲームはなんと物騒な……」

エミリー「物騒ではありませんよ。なかなか愛らしい絵柄でしたから」

紬「そうなんですか？」

亜利沙「……ボンバーするマンのことなら、たしかにキャラはかわいいです」

エミリー「ですよね」

亜利沙「続いてのニュースです。白石さん」

紬「はい」

紬「白石紬、公認夫婦宣言」

紬「アイドル白石紬が、公認夫婦宣言をしました」

紬「お相手は『Justice OR Voice』で共に歌唱したアイドル桜守歌織」

紬「桜守宅に泊まり、センターの悩みを聞いてもらうなど」

紬「仲を深めていき、今回の宣言に繋がった模様です」

亜利沙「新ユニットでは、かなりのイケメン声でしたし、気持ちはわかります」

エミリー「たしかに、かっこよかったです！」

紬「そうですよね。この時は、少し話をしたら家に誘って貰えて、そのまま一夜を共にしました」

亜利沙「い、言い方には気をつけましょう」

紬「ただ、桜守さんはああ見えて気が多く、特に」ﾁﾗｯ

エミリー「？」

紬「……何でもありません」

亜利沙「同僚兼熱狂的ファンという感じでは？　あり……わたくしも基本みんなに対してそうですし」

紬「そうでしょうか？」

亜利沙「続いてのニュースです」

亜利沙「春日未来、爆死」

亜利沙「アイドル春日未来が、ガシャで爆死していたことがわかりました」

亜利沙「狙いはアイドル菊地真だったようですが、あえなく天井を迎えたとのことです」

亜利沙「なお、うちひしがれる春日未来の隣で、アイドル宮尾美也は一発で出していた模様です」

亜利沙「『ガシャは引くものではない。縁がある子が来てくれるもの』」

亜利沙「これは、佐竹美奈子さんの言葉です」

エミリー「肝に命じます」

亜利沙「どうしても、ということであれば、セレチケまでお待ちください」

紬「承知いたしました」

亜利沙「続いてのニュースです」

亜利沙「箱崎星梨花、甘えられる」

亜利沙「アイドル箱崎星梨花が、通しのリハ中、アイドル我那覇響に」

亜利沙「『甘えたい気分なの』と言われ、肩に頭を乗せられていたことが発覚しました」

亜利沙「箱崎星梨花は一瞬驚いたものの」

亜利沙「優しく、よしよししてあげていた模様です」

紬「うらやまs……ｺﾎﾝ。我那覇さんはたまに先輩であることを失念しますね」

亜利沙「天性の甘え体質のようです。以前も、四条貴音さんの腕を甘噛みしていたとか」

エミリー「貴音様の！」

亜利沙「理由は『そこに腕があったから』だそうです」

紬「どこの登山家ですか」

亜利沙「続いてのニュースです」

亜利沙「アニメ化記念ボウリング大会開催」

亜利沙「この度のアニメ化を記念して、劇場内でボウリング大会が行われました」

亜利沙「アイドル双海亜美が残していた空のペットボトルを用いたエコ・ボウリングです」

亜利沙「カメラマン松田亜利沙によると、みんなのはしゃぐ姿が最高だったとのことです」

亜利沙「ちなみに、優勝したのはアイドル所恵美・田中琴葉ペアでした」

エミリー「琴葉さんが劇場で坊輪具のような運動をされるとは珍しいですね」

亜利沙「そうですね。でも、物が壊れる心配もないですし、やったこともあるらしいです」

エミリー「そうなんですか？」

亜利沙「はい。以前、エコ好きな双海亜美さんらと」

紬「……松田さんご自身の紹介はカメラマンでよろしいのですか？」

亜利沙「あ、そうです！皆様に報告があります！」

亜利沙「この時撮った写真が、たった今、当番組HPにアップされました」

エミリー「それは楽しみですね」

亜利沙「特に、最上静香さんの……は是非ご覧ください」

紬「どうかされましたか？」

亜利沙「本人は意識してないでしょうが、なかなかおもし……いい表情が撮れましたので」

亜利沙「以上でニュースを終わります。ここまでのお相手は、キャスターの松田亜利沙と」

エミリー「助手のエミリースチュアートと」

紬「同じくアシスタントの白石紬でした」

亜利沙「それでは皆様、また会う日まで。ご機嫌よう」ﾍﾟｺｯ

…………
ﾊｲ、ｵﾂｶﾚｻﾏﾃﾞｼﾀ

亜利沙エミリー紬「お疲れ様でした」

亜利沙「お二人ともありがとうございます！　早速ですが写真見ますか？」

エミリー「はい！是非とも」

亜利沙「えっとですね……これなんですけど」

紬「たくさんありますね」

亜利沙「それで、これが静香ちゃん特集です」

エミリー「……ひょ、ひょうきんですね」

紬「……これはいわゆる顔芸というものでは？」

亜利沙「……いえ、いい表情が撮れました……ん？」

エミリー「どうされました？」

亜利沙「あ、いえ。噂をすれば、静香ちゃんからのメールですね」

亜利沙「……お二人とも、ご覧ください」

エミリー紬「え？」


"やってくれたなあ！！！！！！！！！！(静香)"


エミリー「……あの、これは……」

紬「大丈夫でしょうか？」

亜利沙「ありさの読みだと、これは弄られて喜んでるリアクションですね」

エミリー「そうなんですね！」

紬「……そうなんでしょうか？」

おわり