美琴「今日こそ勝負よ、勝負!」
上条「お、み、御坂か……」
美琴「今日こそアンタに勝ってやるんだから、いいわね!」
上条「はぁ、分かったよ。断った所で追っかけてくるだけだしな」
美琴「わ、悪かったわね! こう、負けっぱなしじゃやってらんないのよ!」
上条「はいはい、じゃあどこでやるんだ? いつもの河原か?」
美琴「OK、じゃあ早速行くわよ!」
上条「お、おう……」
元スレ
美琴「……早く、命令しなさいよ」上条「お、おう……」
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1289736724/
――――――――
――――
――
美琴「はあああああっ!!」ビリビリ
上条「よ、っと!」パキューン
美琴「くっ、それなら……ッ!」ズオオオオッ
上条「へへ、そう来ると思ったぜ!」ダッ
美琴「あ、ふ、懐に!?」
上条「はい、勝負あり」ポン
美琴「あ、あー……。また、負けちゃった……」プシュルル
上条「いやいや、今日はちょっとヒヤヒヤしたぜ?」ナデナデ
美琴「う、うー/// で、でも負けは負けよ……」シュン
上条「はいはい」
美琴「……で、さ。きょ、今日は……何?」
上条「ん? 何って?」
美琴「うぅ、わ、分かってる癖に……」
上条「あ、ああ、うん。アレな、アレ」
美琴「う、うん……」
上条「と、とりあえず場所、変えないか? その……俺の家、とか」
美琴「し、仕方ないわね……。そ、そういうルール、だもんね」
上条「……お、おう」
美琴「……な、何よぅ。いいから、行くわよ?」
きっかけは、何気ないアイツの一言だった。
「その勝負受けて、俺に何のメリットがあるんだよ?」
「上条さんにも何らかの得がなきゃ、絶対受けねーぞ!」
気が付けば、私はカッとなって言い返していた。
「なら、勝った方が負けた方に一回だけ命令出来るって事にするわ! これで満足でしょ!?」
売り言葉に買い言葉とはこの事か。
その言葉にアイツは「後悔しても知らねーぞ!」とヤケクソ気味に叫び返してきた。
その日から、私の終わらない連敗記録が積み上がる事になる。
上条「……で、今日は何をやって貰おうか、な」
美琴「は、早く決めなさいよ。この私に出来ない事なんて無いんだから……ッ!」
上条「はいはい。とかいってこの前裸エプロンは嫌がったくせに」ボソ
美琴「……ッ! そ、それだって結局、ご、強引にやらされた、じゃない……!」
上条「だってそりゃあ、その……そういうルール、だし」
美琴「そ、そうよ……。そういうルールだから、私だって、恥ずかしくても……」グス
上条「だぁーっ! 悪かった悪かったって! でも裸Yシャツはあんなにノリノリだったのに、なんでエプロンだと駄目なんだ?」
※ちなみに裸Yシャツも裸エプも短パンは装備してた上、裸エプについては5秒だけ見せて終了という譲歩付きでした。上条さんマジ紳士!
美琴「だっ、だって……! Yシャツはあああアンタの、におい、が……」
上条「ん? 何?」
美琴「な、なんとなくよ! なんとなく!」
上条「は、はぁ……なんとなく、ね」
美琴「そ、それより、早く決めなさいよ……今日の命令」
上条「あ、ああ、そうだな……。うん」
はじめはジュースを買って来いだの、肩を揉め、だのと言った子供じみた物ばかりだった。
それはそれで悔しかったが、次でリベンジする、と思えば我慢できた。
それが、どうして――いつから、こんな事になったのだろう。
短パンを脱いで一日過ごせと命令された時?
膝枕してくれって命令された時?
好きなだけ髪の毛触らせろって命令された時?
僅かずつ。でも確実に寸刻みでエスカレートしていく命令に、気が付けば緩んでいる箍(たが)があっただけ。
ルールだから、仕方ない。ルールだから、逆らえない。
そんな言葉で自分を誤魔化しながら、私は少しずつアイツを受け入れていった。
上条「じゃ、じゃあさ……」
美琴「…………」ゴクリ
上条「そ、その……笑ったり、しないよな?」
美琴「す、するわけないじゃない。それも、命令の内、なんでしょ?」
上条「あ、ああ、そう……だ、な」
美琴「ああもうっ、何よさっきからはっきりしないわね! さっさと言ったらどうなの!?」ビリッ
上条「わ、分かったよ、分かったから放電すんな! 電化製品が壊れる!」
美琴「あ、う、ご、ごめん……。でも、アンタがさっさと言わないから……」
上条「…………か?」
美琴「う、え? 何て、言ったの……?」
上条「だ、だから……!」
上条「御坂のヘソ、舐めさせて……くれないか?」
上条はぶっちゃけこの罰ゲームを楽しんでいた。
なんだかんだでお年頃の男の子だし、興味は尽きない。
始めはたまにはビリビリ中学生とも遊んでやるか、位のノリだった。
いざ罰ゲームで缶ジュースを買いに行かせたら、涙目になるほど悔しがりながら命令に従う美琴が妙に可愛らしく感じた。
肩を揉ませてみたら思ったよりも優しい手付きで丁寧にマッサージをしてくれた。
その手の感触が思ったより柔らかく、正直ドキドキした。
なるほど少女のプライドは大したもので、した約束をヒネくれて解釈する事無く素直に応じる事で、上条にとって罰ゲーム以外の得の無い勝負を受けてくれる事に報いているつもりなのかもしれない。
それならと上条も勝負の際は一切手心加える事無く、真剣に立ち向かい、少女に勝利し続けた。
罰ゲームでは、少女がどこまでそのプライドを貫き通すのかという疑問と、ちょっとした悪戯心で、色々と試してみた。
少女の我慢強さは大したもので、悪態をつきながらもそれら全てに従った。
当初は、本当に少女が嫌がるような事は、少女を傷付けるような事は一切しないと思っていた筈だ。
ある時、少女に「一日ご主人様と呼べ」と命令してみた。
顔中を真っ赤にして、汗をだらだら流しながら、少女が俯いて
「ご……ご主人、様……」
涙を目の端に浮かべて上目遣いで言ってきた時、上条の中で何かが決壊した。
次の罰ゲームから、少女は毎回羞恥心ばかり徹底的に攻められるようになる。
美琴「ほら……これで、いいんでしょ?」
上条「あ、ああ……」ゴクリ
美琴「さ、さっさと……済ませなさいよね。寒いんだから……」
上条「お、おう。行くぞ……」ペロ
美琴「……ひゃっ、く、くすぐった……!」
上条(ちょっとしょっぱい……でも、すべすべして、ふにっと柔らかく、て……)ツツー
美琴「や、な、んか……やらし……」ピクッ
上条「御坂のここ……可愛いな」ペロ、ピチャ
美琴「な、何言ってんのよ、馬鹿……ひゃんッ!」
上条(ヘソのゴマ、ちょっと苦い。けど、なんかすげー興奮する……)ペロ…ペロ…チュ
美琴「……、……ふぅ、ぅンっ!」ピクン
上条(なんで、抵抗しないんだよ……止まれねぇじゃねぇか、馬鹿……)チュ、ピチュ、ペロ…
美琴「や、ぁん……ふぁぁ……んふぅ……」プルプル
上条(汗の臭いと……石鹸の臭いと……。御坂の、味……)ペロ、ピチャ、チュル…
美琴「んふっ、やだぁっ、舐め方、やらしい、よぉ……」ピクッ、ピクッ
――――――――
――――
――
美琴「はぁっ、はぁっ、はぁっ……あ、アンタ、長過ぎ、よ……」グッタリ
上条「その……悪い、なんかつい」
美琴「い、いいわよ……これは罰ゲームなんだし。アンタの好きにすれば……」
上条「なんで……だよ」
美琴「え?」
上条「嫌なら……抵抗すればいいじゃねぇか」
美琴「…………」
上条「そうすりゃ、俺だって、止めて――」
美琴「ねぇ、アンタ」
上条「……なんだよ」
美琴「次は絶対絶対ぜーったい、負けないからね!」ビシッ
上条「は、はぁ?」
美琴「アンタは強いし、私の為に手加減もしてない。私だって勝つ為に全力を尽くしてる。そうよね?」
上条「あ、ああ……それは、なんとなく分かる」
美琴「自慢するようでアレだけど、この美琴センセーってば、アンタ以外にはほとんど負けなしなのよ? 知ってた?」
上条「いや、まあお前がそう簡単に負けるわけねーだろ」
美琴「その私をいとも簡単に連敗地獄に追い込むアンタは、やっぱ大したもんよね。ホント」
上条「……なんつーか、相性みたいなもんだろ」
美琴「だとしても、よ。そんなアンタに、私は一回でいいから勝ってみたいの。そしてアンタはそんな私のわがままに付き合ってくれてる」
上条「……、だけど、俺はそんなお前に、こんな……!」
美琴「だから、おアイコだって言ってんのよ」
上条「…………そうか?」
美琴「他でもないこの私が言ってんの。アンタは余計な事考えないで負けた時の事考えてブルブル震えてなさい」
上条「……は、負けねぇよ。次も、その次も、この先ずっと」
美琴「あーっ、言ったわね? 今に見てなさい、絶対アンタに今までやられた分、ぜーんぶお返ししてやるんだから!」
上条「い、今までの……全部……ッ///」カァァ
美琴「ちょ、何アンタ変な想像してるのよ! そ、そういう意味じゃないってばぁ!///」ポカポカ
上条「あいた、いたたた! ぼ、暴力反対ッ!」
45 : 以下、名... - 2010/11/14(日) 21:38:48.50 GpzQxd+E0 16/287さて、書き溜め尽きた
おまいらはどんな罰ゲームがいいと思いますか?
注1:上条さんは紳士なので直接的なエロ行為も出来ないし一足飛びにエスカレートも出来ません
注2:口へのキスも何故か出来ません
注3:鬼畜なのは全スルーします
55 : 以下、名... - 2010/11/14(日) 21:42:13.51 +48RUZRH0 18/287家に招待
ゲームプレイ
上条さんのあぐらに
御坂が座る
ほのぼのでたのむ
美琴「え、ゲーム?」
上条「そ。俺このゲーム好きなんだけど一緒に遊んでくれる奴いなくてさぁ……」
美琴「どれどれ……『left 4 dead2』って、ゾンビ系のFPS? アンタこれどう考えても女の子誘ってやるゲームじゃないじゃない!」
上条「いやー、つちみk……隣の奴が要らなくなったってんで貸してくれたんだが、思ったよりハマっちまってなー。でも多人数プレイ推奨ゲームなんだけど、俺んちネット環境とか豪勢な物なんか無くて……」
美琴「はぁ……まあ、こんな程度ならむしろ罰ゲームとしては楽な方よね。いいわよ、遊んであげるわ」
上条「で、だな……ほら」ポンポン
美琴「……は? 何?」
上条「だから、ここ。座れ?」ポンポン
美琴「え……え、ええっ!? あ、あああアンタの、足の、あ、間、に……?///」カァァ
上条「うん。罰ゲームだし、折角だからさ」ニヤニヤ
美琴「うぐ、わ、わかった、わよ……もう///」テクテク、ポスン
上条「おー、ぬくいぬくい」
美琴「ば、ばかっ! 頭に顎乗せるなぁっ!///」
キシャー ズドーン ズバババババ
美琴「きゃっ! は、ハンター居る! 撃って撃って!」
上条「おう、任せとけ!」クンカクンカ
美琴「ぎゃあああっ! か、嗅ぐなばかっ!!」ジタバタ
ウボォァァァァ ビシャッ ドドドドドド
美琴「ああああっ! アンタが変な事するからブーマーの胆汁被っちゃったじゃない! もうっ!」
上条「大丈夫、俺が守ってやる!」キリッ
美琴「え、あ、う、うん……///」カァァ
上条「掛かって来いゾンビどもぉぉぉ!!」クンカクンカ
美琴「だ、だから嗅ぐな馬鹿ァッ!!」ジタバタ
上条「エネルギー補充完了、上条さん無双モード開始ですよ!」ズバババババ
美琴「あ、ホント凄い……アレだけゾンビが居たのに、無傷だ……」
上条「うわははは、上条さんに任せなさい!」
美琴「う、うん……///」
74 : 以下、名... - 2010/11/14(日) 22:02:47.25 GpzQxd+E0 21/287部屋の中で真っ先に目に付いたゲームを採用したらこんな事になった
てかこれ既にバカップルじゃねぇか畜生……
66 : 以下、名... - 2010/11/14(日) 21:54:52.12 oQcrrY1Q0 22/287上条さんが美琴の歯を磨いてあげる
美琴「歯の磨きあい? 何それ?」
上条「読んで字の如く。歯を磨きあうんだ」
美琴「な、何よそれ。召し使いよろしく私がアンタの歯を磨くってんなら分かるけど、なんで磨きあいなのよ?」
上条「いや、なんか俺も美琴の歯を磨きたいって思って、なんとなく……」
美琴「へ、変態!」
上条「……なんとでも言え。まあ、お前が嫌ならいいよ」
美琴「……いいわよ、好きにしなさい」
上条「お、おう。好きにするぞ……」
美琴「う、うん……」
上条「ていうか、わざわざ新品の歯ブラシ買って来たんだな」
美琴「だ、だって、寮から持ってくる時間無かったし、なんか恥ずかしいし……」
上条「ん、じゃあ俺からやるな。ほら、口開けて」
美琴「ら、乱暴にしないでよ? 優しく、ね?」
上条「お、おう……。なんかその言い方、エロ――」
美琴「!」ギュー
上条「いて、いててて! 悪い悪い悪かったから!」
美琴「…………」アーン
上条「(ゴクリ)じゃ、じゃあ、行くぞ……」ソォー…
美琴「……ッ」ピクン
上条(な、なんかこれすっげぇドキドキする……)オソルオソル
美琴「……、……」ウズウズ
上条「こう、かな……」ゴシ、ゴシ…
美琴(な、なんかこれ……すっごく恥ずかしい……///)
上条「…………」ゴシ、ゴシ…
美琴「……、……ッ」
上条(あ、よだれ垂れてきた)フキフキ
美琴「~~、~~~ッ!///」
上条(御坂の髪、相変わらず柔らかくていい匂いだなぁ)サラサラ
美琴「ッ!! ~~ッ! ~~ッ!!」
上条「あ、わり……」ゴシゴシ、ゴシ…
美琴「…………///」
上条「ほ、ほら、終わったぞ……。御坂、水」
美琴「んぐ……」ガラガラ、ペッ
上条「…………///」
美琴(うぐ、なんか知らないけど目合わせられない……///)
美琴「こ、今度は私の番よ!」
上条「お、おう……なんかヤケにやる気だな……」
美琴「やられたらやり返すが私のモットーよ! そこの椅子座ってほら後ろ向きなさい!」
上条「お、こうか?」
美琴「よっし、動くんじゃないわよー」ガッシ
上条「お、おおお?」
※解説:上条さんは上半身というか頭を後ろに逸らした状態で美琴さんの胸に頭ごと抱え込まれた感じです。つまり慎ましやかな膨らみが頭頂部を包み込む感じのアレやソレ
上条「お、おま、御坂ちょっと……!」
美琴「はいはーい、喋らないで! 美琴さんがきっちり隅々まで磨いてあげるんだからねー」グイッ
上条「おふっ! ふぉふぁえ、いふふぁふぁんふぇお、いふぃふぁりふふぃ!」(訳:お前、幾らなんでも、いきなり過ぎ!)
美琴「うーん? 何言ってんだか良く分かりませーん!」ゴシゴシゴシゴシ
上条「ふふぉ、ふぉふぉふぁよう……」(訳:うお、このヤロウ……)
美琴「んー。アンタちょっと磨き方雑なんじゃない? そんなんじゃ虫歯になるわよー?」ゴシゴシゴシゴシ
上条「うるふぇー……(あれ、なんか気持ちいい……)」
美琴「んー、まあこの美琴センセーがお手本見せてあげるから、明日からアンタも見習いなさいよ?」ゴシゴシゴシゴシ
上条(……なんか、眠くなって来た……)ファァ…
美琴「ん? 何アンタ、眠いの?」
上条「んー……」ウトウト
美琴「ふふ、しょうがないわねぇ。そんな状態で寝たら歯磨き粉飲んじゃうわよ」ゴシゴシゴシゴシ
上条「う、ふぉ、ふぉうか……」ムニャ
美琴「ほら、もう終わったから、うがいして」ポンポン
上条「おう……」ガラガラ、ペッ
美琴「はい、お疲れ様」
上条「うーん、御坂ー」トロン
美琴「ん? 何よ」
上条「さっきの体制で、寝ていい?」ポスン
美琴「あ、こ、こら! もう……首痛めるわよ?」ナデナデ
上条「痛めないように支えてくれ……」ウトウト
美琴「あー、もう。ワガママなご主人様ね、ったく……」
94 : 以下、名... - 2010/11/14(日) 22:46:45.69 GpzQxd+E0 29/287なんか>>66の指定が斬新に感じて思わず挑戦した
微妙かもしれないけど後悔はしていない
48 : 以下、名... - 2010/11/14(日) 21:40:58.38 jQtKfJ8V0 30/287猫耳つけてお外で一日デート
58 : 以下、名... - 2010/11/14(日) 21:42:43.94 NfHEkt09O 31/287ネコミミネコシッポ装着で語尾ににゃ
85 : 以下、名... - 2010/11/14(日) 22:32:54.57 o0k/REXmO 32/287一日デートしよう→初春、佐天と遭遇→あたふたする美琴
でお願いします
107 : 以下、名... - 2010/11/14(日) 23:32:39.16 GpzQxd+E0 33/287>>48>>58>>85辺りの複合技でいっちょ投下
美琴「うう、また負けた……」
上条「ぜぇ、ぜぇ……きょ、今日はヤバかった……!」グロッキー
美琴「今日はかなり追い詰めたのに、物凄い執念を感じたわ……」
上条「おう、今日はとっておきのを考えてきたからな……!」
美琴「え、な、なによ?」ビクビク
上条「それは……これだ!」ババーン
美琴「そ、それ……ね、ねこ、猫耳? ま、まさか……!」
上条「ふふふ、これを付けて、一日俺のメイドになれ!」
美琴「え、ええーっ!? む、むむ、無理! 無理無理無理!!」
上条「……あ、やっぱダメか。そ、そうだよな……」シュン
美琴「え、な、なんでそんなにがっかりするのよ……」
上条「いや、正直自分でも流石にこれはちょっとなーって思ったし、いいんだ。うん」
美琴「…………」
上条「調子に乗って、ごめんな? んじゃ、代わりに……」
美琴「…………わよ」
上条「……ん? なに?」
美琴「いい、わよ……。一日、アンタのねこ、猫耳メイドに、なってあげる……」
上条「え、ま、マジで?」
美琴「…………///」コクン
上条(マジかよ……どこまで義理堅いんだ、コイツ……)
美琴「あ、で、でも校則で外出時は制服着用が規則だから、その、メイド服は……無理」
上条「あ、ああ。じゃあ猫耳と、この尻尾だけ付けてくれればいいから」
美琴「し、尻尾まであるの!?」
上条「あ、無理ならしなくてm
美琴「や、やってやるわよ! 貸しなさい!」
上条「お、おう……。あ、あと出来れば語尾に「にゃ」を付け……るのは流石にやり過ぎだよ、な?」
美琴「う、ううーっ! わ、分かったわよ! や、やればいいんでしょ……にゃ!」
上条「そ、そうか……なら、それも頼む」
猫美琴「もう、どうとでもなれ……にゃ」
――――――――
――――
――
上条「いやー、御坂のおかげで特売品が二人分買えたぜ、サンキュな」
猫美琴「ふふん、これくらいお安い御用にゃ」
上条「……なんか、猫化にも慣れて来たみたいだな」
猫美琴「にゃっ!? そ、そんなことにゃいにゃ! っていうかあんな人が多い所にこの格好でつっこませるとかどんだけドSにゃのよアンタはッ!!」
上条「あ、ごめん……特売の時間って思ったらついその事が頭から離れてて……」
猫美琴「すっっっごく恥ずかしかったんだからね! もう……にゃあ///」カァァ
上条「いやホントすまん……」
猫美琴「……まあ、ルールだから。負けた私が悪いんだから、仕方ないわよ……にゃ」
上条「…………」
猫美琴「…………」
上条「…………ぷ、くくく……!」
猫美琴「!!? あ、アンタ! わ、笑うんじゃにゃいわよ!!///」
上条「だ、だって……そんな時にも律儀に語尾、守ってるから、なんかおかしくて……ぷくくく」
猫美琴「しっ、仕方にゃいじゃにゃい! そういう罰ゲームにゃんだから!」
上条「いや、でもなんていうか……そういう所、ホントお前って律儀っつーか頑固っつーか……」
猫美琴「も、もう知らにゃいっ!」プイッ
上条「くく、拗ねられても猫の格好だから可愛いだけだぞ?」
猫美琴「ええっ! か、かわ、可愛い……にゃ?///」
上条「ああ、可愛い可愛い」ナデナデ
猫美琴「あ、頭をにゃでるにゃっ!」ウガー!
初春「あれ、あそこで騒いでるの……」
佐天「あ、ひょっとして、御坂さん?」
初春「みたいに、見えますけど……えっと、猫耳?」
佐天「うーん、面白そうだから声掛けてみようか」
初春「え? で、でも人違いかもですよ? あの御坂さんが、あんな……」
佐天「まあそん時はそん時だよ。おーい御坂さーん!」
初春「さ、佐天さん!」
猫美琴「ん……? こ、この声は……」マサカ
佐天「お! やっぱり御坂さんだ!」
猫美琴「ぎゃーっ! ひひひひ人違いですにゃっ!」
佐天「えー? 間違いなく御坂さんなんですけど? っていうか、にゃ、って?」
猫美琴「わわわ私は御坂美琴さんという方ではにゃくて、そ、そっくりさんというか、にゃんというか……」ゴニョゴニョ
初春「さ、佐天さん! な、なんか事情あるっぽいですし、見なかった事にした方が良さそうでは……!」
猫美琴「うにゃ、う、初春さんまでいるにゃ……」ドヨーン
上条「ん、どうした御坂、友達か?」
猫美琴「うにゃっ! ああああアンタは出てくるにゃー!」ビリビリ
上条「うおっ! お前人前でやめろ!」ポム デンゲキフウジ
佐天「おおおっ、誰ですかこの親しげな男の人! 彼氏? 彼氏ですか御坂さん!」
初春「かっ、かかか彼氏っ!? ぬっふぇぇぇぇ!!///」
猫美琴「彼氏ッ!? そそそそんにゃんじゃにゃいにゃいにゃいにゃ!」ブンブン
佐天「はいチーズ」ピロリーン
猫美琴「ぎゃあああああ!! 撮るにゃああああああ!!!」
初春「白井さんですか! 大事件です! 今目の前で御坂さんがねk」
猫美琴「黒子に報告するのも駄目にゃああああああああああ!!!!」
115 : 以下、名... - 2010/11/14(日) 23:38:51.65 GpzQxd+E0 41/287みたいな感じで
そろそろ疲れてきた
あと1ネタくらいで力尽きるにゃ
62 : 以下、名... - 2010/11/14(日) 21:45:53.70 yZofg24S0 42/287逆に美琴に耳を舐めてもらうってのはどうだろう
67 : 以下、名... - 2010/11/14(日) 21:56:08.10 14ADiwg1O 43/287美琴の股の方に顔を向けて耳かきしてもらう。
69 : 以下、名... - 2010/11/14(日) 21:57:09.09 ghTb+eyH0 44/287>>67
それはいつも彼女にやってもらってるわ
手持ち無沙汰だからってお尻触ると怒られるよね
126 : 以下、名... - 2010/11/15(月) 00:30:29.00 nwcMGQ1V0 45/287きょうもへんたいがおおくてあんしんしました
>>62と>>67と>>69でやってみた
美琴「…………」モミモミ
上条「あー、極楽極楽……」
美琴「ねえ、なんで今日は肩揉みだけなのよ?」モミモミ
上条「あー、ちょいとこの週末、宿題が溜まっておりまして。ぶっ通しで消化してたら、肩がこって仕方ないのですよ」フイー…
美琴「ふーん……。宿題、見てあげよっか?」モミモミ
上条「いや、だいじょぶ。後少しで終わる位には片付けた」
美琴「あっそ……」モミモミ
上条「あー、御坂はホント肩揉むの上手いよなぁ」シミジミ
美琴「そんなの、褒められても嬉しくないわよ……」モミモミ
上条「やー、でもホント気持ちいいぜー……」ホッコリ
美琴「むー……。あ、アンタ耳垢溜まってるわね」
上条「おお? そういやしばらく掻いてなかったな」
美琴「! そうだ、私が取ってあげる!」
上条「え? い、いいのか?」
美琴「美琴センセーにまっかせなさい!」フフン
美琴「って、膝枕はいいんだけど……」
上条「ん? どうかしたか?」
美琴「な、なんで顔がこっち向き(※)なのよ……ッ!///」
※美琴のお腹方向
上条「やー、その、なんとなくこっちの方が罰ゲームっぽいかなー、なんて……」
美琴「う、そ、そう言われてみれば、そう、かも……///」
上条「嫌ならやめるぞ?」
美琴「う、うっさい! いいからじっとしてなさい!///」
美琴「…………」カリカリ
上条「あー、気持ちいい……」
美琴「うひゃっ、しゃ、喋らないでよ!///」クスグッタイ
上条「あ、わ、悪い……」
美琴「い、いや、ちょっとくすぐったかっただけで。別に、いいんだけど……///」
上条「……そ、そうか」
美琴「う、うん……」
上条「……、……」
美琴「……、……」カキカキ
上条「……、……」
美琴「な、何か喋りなさいよ……」
上条「どっちだよ……」
美琴「う、うっさい! なんか、無言だと気まずいのよ……」
上条「そんな事言われてもだな……」
美琴「……ん、今度は逆やるわよ」
上条「はいはいっと……」モゾモゾ
美琴「いちいち体の位置変えてまでまたこっちに顔向けなくてもいいじゃない……///」
上条「いやー、なんかこっち向くと御坂のいい匂いがして心地良いんだよ」クンクン
美琴「ッ!/// か、嗅ぐな変態!」
上条「いやー、役得役得」ヌクヌク
美琴「うう、もうさっさと終わらせるわよ……///」
美琴「……、……」カキカキ
上条「……、……」ソォー
美琴「……、……」カキカキ
上条「……、……」サワッ
美琴「ッ!!!?」ガリッ
上条「うぎゃっ! 痛ッ!?」
美琴「あ、ご、ごめん! って、アンタがヘンなとこ触るから!///」
上条「うぐ……す、スマン、つい出来心で……」ヒリヒリ
美琴「ああ、赤くなってる……痛そ……」サスリサスリ
上条「うっ、み、御坂、くすぐったいって!」ビクッ
美琴「で、でも、血は出てないけどちょっと腫れちゃってるよ?」
上条「自業自得だし、我慢するよ……」ヒリヒリ
美琴「……、……」
上条「だから、ちょっとしたら耳掻きの続きを……」
美琴「え、えいっ」ペロッ
上条「ひゃうんっ!?」ビクッ
美琴「あー、ちょっぴり苦い……」ペロペロ
上条「ひゃっ、ひゃあんっ! み、御坂っ! だからくすぐった、いっ!」ビクビク
美琴「ん、腫れ引いてきたわね。まだ痛む?」ナデナデ
上条「い、いや……かなり楽になった、けど」
美琴「良かった……。後は、綿棒で軽く掻くだけにするね?」
上条「あ、ああ……///」ドキドキ
美琴「……///」
――――――――
――――
――
美琴「ん、終わったわよ」ポン
上条「zzz……」スヤスヤ
美琴「あれ、寝てる……」
上条「zzz……」スヤスヤ
美琴「……ふふ、かーわい」ナデナデ
上条「ん、んー……zzz」グウグウ
美琴「仕方ないわね、もうちょっと美琴センセーの膝、貸したげるわ」クスクス
上条「zzz……」スヤスヤ
――――――――
――――
――
美琴「い、いいから! だ、大丈夫だから!」
上条「とかいって、生まれたての小鹿みたいにプルプル震えてるじゃねぇか。ほら、遠慮すんな」
美琴「ううー、だって……おんぶなんて、恥ずかしいわよ……///」
上条「元はといえば、膝枕してもらったまま寝ちまった俺のせいだし、これくらいさせてくれ」
美琴「あ、足が痺れたのはアンタのせいじゃないわよ……」
上条「んじゃ、これも罰ゲーム。逆らう権利はありません!」
美琴「うう、卑怯者ぉ……///」
上条「はいはい、いいからしっかり捕まっとけ」
美琴「う、うん……」
140 : 以下、名... - 2010/11/15(月) 00:47:27.42 nwcMGQ1V0 55/287勢い余っておんぶまで消化してしまった
そろそろ限界なんで寝る
無理に保守しなくても落ちたら製速に立て直すからご安心めされ
おやすー
~とある高校~
キーンコーンカーンコーン
土御門「やーっと昼休みだにゃー」
青ピ「上やん、机寄せるで。はよ片付けてえな」ガタガタ
上条「おう、ちょっと待ってな」ガザゴソ
上条(ふふふ、今日の弁当はいつもと違うぜ……)
上条(今月ちょーっとピンチだったので、上条さんは考えましたよっ!)
上条(そう、罰ゲームで御坂さんにお弁当を作って貰いました!)ババーン!
上条(あ、弁当箱の柄とか、中身のグレードとかはそれ相応の物にするよう、あらかじめ釘は刺してあるからな? 上条さんにぬかりはありません)フフフ
上条「あー、さって腹減ったなー」パカ フタアケ
上条「…………」カポ フタモドシ
土御門「ん? 上やんどうしたんだにゃー?」
上条「え、いや、なんでもないでありますよ?」カチコチ
青ピ「なーんか怪しい挙動やねぇ」ジロジロ
上条「あ、あはは……」
上条(上条さん、今とんでもない物を見た気がします……!)
上条(桜でんぶででかでかと ハートマーク と……『 と う ま L O V E 』って書いてあった……!)
上条(畜生……! 御坂のヤツ、謀りやがったな!?)ギリギリギリ
土御門「んー、上やん喰わないのかにゃー?」
上条「あ、ちょ、ちょっと用事を思い出した、すぐ戻るから待っててな!」ダッ!
青ピ「なんや怪しいなアレ……」
上条「くそ、とりあえず人目の付かない所で、表面上だけでも混ぜて分からなくすれば……!」パカ
上条「……、……」プルプル
上条「…………う、うう、駄目だ……ッ、俺にはこの幻想をぶち殺せない……ッ!」ガクッ
上条「っていうか、明らかに罠目的でやってるの分かってるけど、何故かニヤけてしまう自分が悔しいっ!」ニヤニヤニヤ
上条「……、……」パク
上条「うぐ、悔しい事に、美味い……上条さん幸せ……ッ!」パクパクパク
青ピ「ほっほーう……」ピキピキ
土御門「そういうことかにゃー……」ピキピキ
上条「」
青ピ「前々から上やんはやたらフラグ乱立して放置しとったが、遂にここまでの事をしでかしおったんやなぁ」ボキリ、ボキリ
土御門「上やん、またお前って奴は……今日という今日は許さんぜよ」
上条「わ、ま、待て! こ、これはそういうんじゃなくって、その!」
青土「「問答無用(やで)(だにゃー)!!」」
上条「ぎゃあああああああ!!!」
マテーカミヤーン ドドドドド
チョ! ナンカ、ヒトフエテル!
カミヤーン コロスウウウウウウ!
フコウダアアアアアア!!
――――――――
――――
――
美琴「お、おっすー。美琴センセーの愛情弁当、どだった?」
上条「御坂ぁ……」ボロッ
美琴「あ、あれ? どしたのそんなに男前になっちゃって?」
上条「ったく、お前のせいで酷い目にあったんだぞ……」ボロボロ
美琴「あ、あはは……ちょっち、効果覿面過ぎた、かな?」タラー
上条「くそ、もう二度とお前に飯作ってなんて頼まねぇ……」
美琴「え、ええ? やだなー、ちょっとした悪戯心じゃない?」ズキッ
美琴(ん? なんか今、胸の辺りがちょっと、苦しく……)
上条「……、……」
美琴「あ、あの。ごめん、ね……」オソルオソル
上条「…………って、言いたい所だけどよ」
美琴「え?」
上条「悔しい事に美味かった。襲い掛かってくる野郎どもから死守して米粒一つ残さず食べたいと思うくらいには、な」
美琴「え、ちょ……///」カァァ
上条「機会があれば、また食べさせてくれ。今度はもう、あんなトラップは勘弁願いたいけど、な」タハハ…
美琴「ば、馬鹿! 何恥ずかしい事言ってんのよ! いいから弁当箱返しなさい!」バッ
上条「うわっと、なんだよ唐突に!」
美琴「もう知らない! 今日は帰るから、じゃあね!」クルッ
上条「あ、おい? 今日は勝負はいいのかよ?」
美琴「気分じゃないからいい! 次は覚悟しておきなさいよ!」タタタタ
上条「って、おーい……」
上条「んー? 機嫌損ねた、かな? むむむ……」
――――――――
――――
――
美琴(ワケわかんないっ! なんで、なんでこんな事でニヤけちゃうの、私……!)
美琴(アイツなんて、デリカシーも無けりゃ空気も読めない、でも何やっても勝てないムカつくだけの奴なのに!)
美琴(なんで? どうして? 私、どうしちゃったの??)
美琴(……、……)
美琴「料理のレパートリー、増やしとこうかな……」ポソ
~とある河川敷~
美琴「アンタ、今日がどんな日か分かってる?」
上条「は? なんかあるのか?」
美琴「ふふ、分からないのなら教えてあげるわ……今日の私は機嫌がいいのよ」
上条「あ、ひょっとしてお前の誕生日?」
美琴「ちっがああああああう!! 今日でアンタとの勝負50回目なの!!!」
上条「なんだ、そんな事か……ってか、もうそんなにやってるんだなコレ」ポリポリ
美琴「あーもう、ちょっとは感慨とかないのアンタは! 今日こそはこの連敗記録がストップする記念日にもなるのよ!!」
上条「ヘー、ソウナルトイイデスネー」
美琴「アッタマ来たこん畜生! 今日こそそのツンツン頭、ドリフのコントみたいにアフロヘアーにしてやるんだから!」ビリビリ
上条「へっ、威勢だけはいいけどな、俺だってそう簡単に負けてやらねーからな。今日はとっておきの罰ゲーム考えてきてるんだぜ!」
美琴「うっ! な、なに、よ……?」タジ
上条「あれあれー? ミコトさんはもう負けた時の事考えてるのかなー?」ニヤニヤ
美琴「ッ!! う、うっさい! もう行くわよ!!」バチバチバチバチ!
上条「うおっ! いきなりかよ、くそ!」パキーン
美琴(今まで、何度か追い詰めた時の事を思い返すと……)
美琴(肉弾戦メインの時がほとんどを占める、筈……!)
美琴(それと、能力が打ち消された時と、避けられた時の差は……)
美琴(アイツの右側に打つか左側に打つかで大きく違った)
美琴(そこから考え出される戦略は――牽制で能力をアイツの左側に撃ってからの、インファイト!)
美琴(でも、身体能力ではアイツが有利ね。差を出来るだけ埋める為、牽制をギリギリまで本気の攻撃に見せて――)
美琴「――ッ!! ここだッ!!」バッ
上条「ッ!?」
上条「後ろ!? いや左か!!」ブンッ!
美琴「!? 嘘、反応された!? なんつー反射神経よ、アンタ!」ガシッ!
上条「お前こそ、俺のパンチ受け止めるとは、とてもじゃないけど女子中学生の反応速度じゃねぇぞ!?」
美琴「馬鹿ね、アンタってば殴る気無くて寸止めする余裕残したパンチなんか放つからよ!」ブンッ
上条「くそっ、それが分かってて向かってくるなんて卑怯だぞ!」ガシッ
美琴「これで負けりゃ50連敗よ、50連敗! 流石の美琴センセーも汚い手の一つや二つ使うっつーの!」ググググ…
上条「でも、これで勝負合ったな……!」ニヤリ
美琴「は? 何がよ?」
上条「お前が俺とお前、お互いに左手で右手掴みあって、力比べの体勢だろ? 御坂と俺だと、パワーは俺の方が――」
美琴「……馬鹿ね、アンタは無能力者(レベル0)、私は超能力者(レベル5)。アンタと私じゃ……」スッ…
上条「へ? 何?」
美琴「頭(ここ)の出来が違うのよッ!!」ガツーン!
上条「げふぅッ!? って、パチキかよッ!? てか、御坂しゃんそれ言葉の用法ちがいま、ふ……」フラッ
美琴「い……ったあああああい!? アンタ、頭堅過、ぎ……?」
バチバチバチバチ
上条「ぎゃあああああ!?」ビリビリビリビリ
美琴「へ? あれ、電気出た? なんで?」
上条「ぐ、ふ……頭突き喰らった衝撃で、手が……」シビビビビ
美琴「よく、わからないけど……チャン、ス――ッ!?」
美琴(何、これ……なんか、頭の中に――)
――とう、ま……当麻……
――この疫病神、ウチの子から離れろ……ッ!
――今日から、ここが貴方の住む場所……ようこそ、学園都市へ……
――上条ちゃん、どうかしたですかー……?
――なあ上条、上やんって呼んでええ……?
――ああっ、アンタ! また私の事無視したでしょ! こら待て私の話を聞けーっ……!!
――!! ……!?
――、……! ……、
――――――――
――――
――
美琴「う、うーん……」パチクリ
上条「あ、御坂……気が付いたのか?」
美琴「え、あれ? わ、私……?」
上条「大丈夫か? どこか痛い所とか、気分悪いとか、ない、か……?」
美琴「う、うん……大丈夫、だと思う……って」
美琴(なんか私膝枕されちゃってるー!? なんなのこの状況ーッ!?)
上条「はぁー……ともかく気が付いてよかった。お前、急にフラッとして倒れるんだもんな。すっげぇびっくりしたよ」
美琴「え、そ、そうだった、の……?」
上条「慌てて抱き止めたけどお前なんか目開けないしさ。どこか打ったのかって心配して様子見てたんだよ」
美琴「あ、うん……大丈夫、何ともない、と思う……」
上条「いやいや、もう2・3分目覚まさなかったら救急車呼ぼうかと思ってたけど……もうちょっとしたら、一応病院行こうぜ」
美琴「そう、ね……うん、そうする。ありがとね」
――――――――
――――
――
美琴「とりあえず、何とも無いって。能力使用の負荷と急激な運動に伴う、軽い貧血だとか」
上条「そ、っか……なら、良かった」
美琴「心配かけて、ごめんね……」
上条「いや、いいさ。この程度の事」
美琴「う、うん、ありがと。で、それと、勝負の事だけど……」
上条「あ、ああ……えっと、今回は俺の負けd
美琴「いやー、私の50連敗目、だね。タハハ、情けなくて涙が出るわー」アハハ
上条「……、……」
美琴「いいのよ、それで。実際失神までして、勝ちってのは無いでしょ」
上条「……そ、か。お前がそれでいいなら、いいけどよ」
美琴「……いいに、決まってるわよ。どう見ても、私の負けだもん……」
美琴「んじゃ、とっておきの罰ゲームとやら、折角だから聞かせてもらおうじゃない」
上条「あ、ああ……それだけど、さ」
美琴「んー? 何でも言って御覧なさい。ま、内容によっちゃ、今日は大事を取って休ませて貰って後日にしてもらうかもだけどねー」
上条「……ああ。それじゃ、罰ゲームの内容は」
美琴「……、……」
上条「なあ、勝負するの……しばらく、止めないか?」
美琴「………………え?」
それから、アイツとの勝負は無期限延期状態となった。
時期を同じくして、私は『虚空爆破』事件、『幻想御手』事件等に関わる事となり、アイツと街中で会う機会も減っていた。
それでも顔を付き合わせれば挨拶代わりの電撃を浴びせたり、それを軽々あしらわれたり程度のやり取りはあった。
けど、事件に深く関わるほど、アイツとも会う機会が減って行き。
気が付けば、しばらくアイツに合わない日が続いていた。
会えない事を気にする余裕もなくす程に忙しい日々。
でも、ふと空いた時間に思い出すのはアイツの事で。
この厄介ごとを片付けたら、今度こそまた勝負を挑んでやる、なんて。
そう、思っていた。
そう、思っていたのに。
~とある病院~
美琴「んー、黒子?」
美琴「ああ、うん。分かってる、ちょっと遅れるわ」
美琴「今病院。いやいや大した事じゃないって、クラスメイトが入院したって言うから、お見舞い」
美琴「ん、分かった。んじゃまた後でね」Pi!
美琴「さて、と……。帰るかな」
美琴「……、……」テクテク
美琴「…………ん?」
美琴「あ、あれ、この病室のプレート」
美琴「『上条当麻』って……アイツ、入院なんかしてたの?」
ギャアアアアアアアアアアア!!
美琴「うぇっ!? な、何!?」
インデックス「とうまのばか! もう、知らない!」ガチャッ、タタタタタ…
美琴「え、だ、誰? あの子……」
――――――――
――――
――
冥土帰し「ナースコールがあったからやってきたけど……あー、これはひどいね?」
上条「し、死ぬ……これはホントに死ぬ……」ボロボロ
冥土帰し「……、あの子、もう行ったようだね……」
上条「……あの凶暴シスター、本気で噛み付いてきやがった……畜生……」ブツブツ
冥土帰し「けど、あれでよかったのかい?」
上条「……、何がですか」
冥土帰し「君、本当は何も覚えていないんだろう?」
上条「……、……」
上条「ええ、覚えてませんよ。……けど、あれで良かったんじゃないんですか」
少年は、気付かない。
その会話を、廊下の片隅で盗み聞きしていた少女を。
駆け出したその少女の頬を伝う、その涙を。
少女が駆け出した時、一枚のコインが音もなくリノリウムの床に落ちた。
そのしばらく後、廊下に出た少年はそのコインを見つけた。
落し物かな、と思い病院の職員に預けようと、拾い上げ、そして。
何故だかそれが手放し難く思え、少年はそのコインをポケットにしまいこんだ。
それを手放す事が、決定的な何かを断ち切ってしまう。
そんな幻想を抱いた自分に、首を捻りながら。
時は進み。
少女が少年の事を忘れ難く、それでも諦めるしかないと思い始めた頃。
少女はまた大きな事件に巻き込まれ、飲み込まれていった。
レベル6シフト
――『絶対能力進化実験』
傷付き、倒れ、絶望し。
それでも少女は立ち上がり、抗った。
しかし、闇は深く、壁は厚く立ち塞がり、少女はあまりにちっぽけだった。
それでも少女は、最後まで闇に抗い続け、壁に立ち向かい続けて。
そして、もう戻れない所まで、飛び込む覚悟を決めた時。
再び少年と出会う事となる。
美琴(……、……)
美琴(潰しても、潰しても、すぐ次の研究機関に実験が移行され、再開される……)
美琴(イタチごっこだわ……。この街の全部の研究機関を、物理的に潰しまわるにしても……)
美琴(その間に、あの子達が、何人死ぬ事になるの……?)
美琴(……、……)
美琴(……そろそろ、潮時かしらね……)
上条「あーっ! もう不幸だーっ!!」
美琴「ッ!!?」
上条「俺のなけなしの生活費返してっ! 頼んます!」ガチャガチャガチャ
美琴「……、……」
美琴「……アハ、ハハ……」
美琴「…………、よし!」
美琴「ちょろっとー、ボケッと突っ立ってんじゃないわよ!」
上条「え? ちょ、え?」
美琴「買わないならどくどくー」グイグイグイ
上条「え? え?」グラグラ
美琴「こちとら一刻でも早く水分補給してないとやってられないんだから、ったく」グイイイイ
上条「わ、わわっ!? こら待てそんなの押すなって! っていうか」
上条「いきなり出てきて誰だよお前!」
美琴「…………ッ!!」ズキッ
美琴「……、……」
上条「あ、あれ……?」
美琴「……わ、た、し、には」
上条「お、おーい。もしもーし」
美琴「御坂美琴って名前があんのよ! いい加減覚えろド馬鹿!!」バリバリバリバリ
上条「ぎゃああああああああああああああっ!?」パキーン
上条「え? あれ? なんか体が勝手に……?」ハテ?
美琴「……ったく、買わないなら自販機の前塞いでるんじゃないわよ」
上条「えー? いや、っていうかその自販機、金飲むっぽいぞ」
美琴「知ってる知ってる、だからこーすんのよ。せーのっ」
上条「え?」
美琴「……ちぇいさー!」
ドゴン! …ガコン
美琴「ふふん、どうよ?」
上条「…………えー。ありかよそんなの……」
上条「つか、そんな事やってっからその自販機壊れてるんじゃねーの……」
美琴「んー、否定出来ないわね……。じゃあ仕方ない、お詫びにアンタが飲まれたお金取り返してやるわよ」
上条「え、どうやって?」
美琴「ん、こうやって」
バリバリ ドガシャーン!
上条「……、……」
美琴「あれー? なんか力加減間違った? おお、なんかジュースがいっぱい出てきた」
上条「……、……」クルッ マワレミギ
美琴「んー、でもこれ結構な本数だし、これで元取れたんじゃない? って、アレ?」
上条「……、……」イチニツイテ、ヨーイ
美琴「ちょっと、アンタ?」
上条「どーんっ!」ダダダダダダダ
美琴「あっ!? こ、こら逃げんな、待てええええっ!!」
――――――――
――――
――
美琴「いきなり逃げ出すとか何考えてるのよ、アンタは」ポイポイ
上条「えーっと、このジュース受け取ると、俺も共犯って事になりそうなんですが」
美琴「元々アンタの金じゃない。全く、大体アンタってば逃げ腰過ぎんのよ」
上条「はい?」
美琴「強い癖に、弱いと思い込んで……これじゃ、アンタに負け続けた私が馬鹿みたいじゃない」
上条「え、今、何と?」
美琴「……、……。だからっ! アンタは、この私を50連続で勝ち続けてるのよ? そこんとこ分かってる?」
上条「ご、ごじゅっ!?」
美琴「河原で、街中で、幾度となく私を弄んでくれたでしょうが!」
上条「も、もてあそ……!?」ダラダラ
美琴「あんなに激しかったのに、忘れたとは言わせないわよ? だから――」
上条「だ、だから?」ビクビク
美琴「――責任……取ってくれる?」ウルッ
上条「え、ええええええええええっ!?」
上条「俺って……なんて最低な……いたいけな女子中学生に……」ブツブツブツ
美琴「……んー? もしもーし?」
上条「最低だ、俺……。最低だ……」ブツブツブツ
美琴「……、……」クス
上条「あ、あの、御坂、さん? えっと、私は、その……」ビクビク
美琴「なーんてね♪」
上条「……え?」
美琴「冗談よ、冗談。あんなのただのじゃれ合いじゃない。何本気にしてんのよ」クスクス
上条「え、えええ?」
美琴「いやー、アンタのあの顔ったら無いわね! 真っ青になって汗ダラダラ流しちゃって!」クスクスクス
上条「えええーっ? だ、だって、おま」
美琴「あはははは、あー面白かった。いやー、アンタ最高ね、ホント」ポンポン
上条「て、てめ、こっちは、本気で……」
美琴「あ、んじゃ、私行くわね? あでゅー!」ピュー
上条「お? お、おう……」
上条「……って、あれ? ひょっとして逃げられた?」
上条「な、なんだったんだ……今の」
上条「まあいっか。と、とりあえずこのジュース、どうしようかね……」
上条「あ、お、おっと……うわっ!」ガラガラガシャーン!
上条「うう、崩れた……不幸だ……」
???「落としましたよ、とミサカは落ちているいちごおでんを落とし主に渡します」
上条「お、おお、ありがとう……って」
???「いえ、これしきの事。と、ミサカは折角なので拾い集めるのを手伝います」ヒョイヒョイ
上条「……御坂、だよな?」
???「はい? と、ミサカは名を呼ばれ反応を返しました」
――――――――
――――
――
美琴「ふふ、ちょっとだけすっきりしたわ」クスクス
美琴「どーせ、アンタは私の事、覚えて無いんでしょー」
美琴「……ふん、だ」
美琴「……、……」
美琴「……はあ、最後にアイツと話せれば、未練も断てるかなって思えたんだけど」
美琴「まずい、なぁ……。逆に、往生際が悪く、なった、みたい……」グス
美琴「……、でも、行かなきゃ……」
美琴「私が、やらなきゃ……あの子達は……」
美琴「……、……」
そして、少女はただ一つだけ残された最悪の選択肢を選び取る。
少女の力では、殺戮者には歯が立たず、
少女の力では、研究者達の執念を挫く事が出来ず、
少女の力では、既に破壊された電子頭脳の予測演算を書き換えることも出来なかった。
少女に残された道は、僅か。
片方の道、”見捨てる事”は少女の誇りが選ぶ事を許さない。
必然的に、もう片方の道が選択された。
少女に、演算結果が弾き出した程の価値が無い事を示す道。
少女が、一方通行に、無様に殺される道。
少女が己の誇りと命を賭け、震える足に力を込めて踏みしめるその道に。
「なんで……、よりによって、アンタが立ち塞がるのよ……ッ!」
少女の心が軋む音が漏れ出たかのように、夜の鉄橋に慟哭が木霊した。
上条「……、……」
美琴「……どき、なさいよ……」
上条「どか、ない……」
美琴「なんでよ……。アンタにも分かってるでしょ?」
上条「……、……」
美琴「これ以外、もう方法なんて残されて無いのよ……他の方法を探す時間なんて、もう無いのよ……」
上条「それでも、嫌なんだ……!」
美琴「ッ!! 馬鹿にしてんの!?」
上条「嫌なんだよ! これ以上お前が傷付くのを見るのも、誰かが死ぬのも! 方法なんて思いつかねえけど、でも嫌なんだよ!」
美琴「うるさい!! 馬鹿にしてんのっつってんの!!」
上条「馬鹿に、なんて……」
美琴「…………るのよ」
上条「……え?」
美琴「アンタが記憶持って無い事なんて、知ってるっつってんのよ!!」
上条「ッ!!!?」
美琴「アンタ、実質、昨日が私との初対面なんでしょ?」
美琴「正直、私も心のどっかで、アンタが記憶を失ったなんて嘘だって思ってた」
美琴「私の事、全部忘れてるなんて、信じたくなかった」
美琴「始めて会った時のこと」
美琴「会う度、追い掛け回してた事」
美琴「その内、気が付けば普通に会話してたりした事」
美琴「アンタが、私が一方的にふっかける勝負に、なんだかんだで付き合ってくれてた事」
美琴「……言いたくないような、思い出も沢山、あるけど……」
美琴「でも、全部私にとっては、いつの間にか掛け替えのない思い出になってたのよ」
美琴「ホント馬鹿よね。アンタが記憶を失ったと知って、始めてその事に気付けたのよ、私」
美琴「だから、アンタがそれを忘れてる事、本当は確かめたくなかった」
上条「御坂……」
美琴「だけど、もう私には死ぬしか道が無いんだって思った時」
美琴「たとえ、忘れられてるとしても、私は、アンタに……」
美琴「アンタと……また、他愛の無い話をしたかった」
美琴「そしたら完ッ璧に忘れられてるんだもんねー、正直ショックだったわ」
上条「その……すまない……」
美琴「謝らないでよ。惨めになるだけだわ」
上条「それでも……すまん……」
美琴「……、もう、いいのよそんなの。それに……」
美琴「ムカついたから、ちょっぴりやり返したしね」クスッ
上条「……、……」
上条「なあ、御坂。やっぱ俺、お前が死ぬなんて、嫌なんだよ」
上条「記憶がなくても、出会い頭に電撃を喰らって、そしたら体が勝手にそれを防いでた」
上条「お前の事、記憶はなくても、心のどこかで覚えてるんだ」
上条「俺にとって、失いたくないヤツなんだって……!」
美琴「……アンタね、そんな事、このタイミングで言うなんて……卑怯よ」
上条「卑怯でも、俺は……!」
美琴「いいわ」
上条「え?」
美琴「一つだけ、チャンスをあげる」
上条「チャンス……?」
美琴「うん。私と……
美琴「私と、最後の勝負をしなさい」
上条「勝負? いや、だから俺はお前を殴ったりとか……」
美琴「寸止めとかでいいのよ。んで、勝った方が負けた方に一つ命令できる、いつもの私達のルール」
上条「……、……」
美琴「拒否権は無いわよ? 受けてくれないなら私は磁力でジャンプしてアンタを飛び越してでもそこを通る」
上条「……他に、止める方法は無いんだな」
美琴「ええ、その通りよ」
上条「……、分かった。受ける」
美琴「ふふ、嬉しいわ。久しぶりの、アンタとの勝負」
上条「俺にとっては、初めてだけどな」
美琴「体が覚えてるんでしょ? なら一緒よ」
上条「けど、一つだけ訂正させて貰うぜ」
美琴「……何よ?」
上条「最後じゃ、ない」
美琴「……、……」
上条「俺が、お前を止めて。そしたら、またいつでも勝負が出来る」
美琴「……、アンタねぇ、もう勝った気でいるつもり?」
上条「だって50戦して、無敗なんだぜ? 負ける訳がねーな」
美琴「ふふ、言うじゃない。んじゃ、今度こそ初勝利、させてもらうわよ?」
上条「はは、やらせるかよ」
美琴「やらいでか」
上条「ははは……っ」
美琴「ふふふ……っ」
どうしてだろう? コイツといると、いつの間にか自然に笑ってる。
どうしてだろう? こんな時なのに、なんだか心が温かくなって来る。
ああ、そうか、これが。
好きって、事なんだ……。
今更になって気付くなんて、間抜けにも程がある。
でも、気付けたのは、目の前のコイツのおかげで。
こんな気持ちになれたのも、目の前のコイツがいるからで。
だから、もう、私は充分だ。
美琴「でも、最後の一つだけ欲張って。欲しいもの一つ貰ってくわね」
上条「は? 何の事だ?」
美琴「私の勝利は揺るぎ無い、って事よ」
上条「……そんな訳ねえよ。俺は全力でお前を、止める」
美琴「そう。それじゃ、やってみなさい?」クス
上条「言われなくてもッ!」ダッ
美琴「あ、そっちから来るのは初めてね。50回ともこっちが先に仕掛けたのに」
上条「その50回よりも今回の方が本気って事だよ!」
美琴「あは、そうみたいね。でも――」
美琴「――残念ね? 勝ってる時はやり方を変えちゃ駄目、ってセオリーがあるのよ?」
少女が何を言おうと、上条は負けるつもりも、負ける気もしなかった。
理屈じゃなく、体が、心が確信していた。
少女じゃ上条には勝てない。
そして、実際それはそうなのだろう。
上条の体は意識せずとも少女の動きを、パターンを全て覚えていて、最速で反応を返した。
少女の能力は全てかわされ、または打ち消され、逸らされ。
少女の拳と蹴りは、上条には届かず、または防がれ、ダメージを与えない。
少女の攻撃の全ては、完璧なまでに上条には通じない。
だから、その少女の動きには反応出来なかった。
目の前からまっすぐ、アイツが向かってくる。
それを脳の計算速度を最大まで引き上げ、引き伸ばされた時間の中で凝視しつつ、
私は無造作に一歩前へ踏み出した。
それは、攻撃の為の予備動作でも、防御の為の体重移動でも無く、
ただ純粋に、その身を差し出すような、一歩だった。
アイツの顔に戸惑いが浮かび上がり、すぐに引き締まって警戒の色を示す。
しかし、私はそのままもう一歩踏み出し、向かってくるアイツに無防備な体をさらけ出した。
アイツは、今度は戸惑いを瞬間も見せず、拳を振るってきた。
鋭い拳は私が認識するよりも早く、私のこめかみ付近に肉薄し、
その寸前で、ピタリと止まる。
「……、勝負、あったな御坂」
そんなアイツの勝利宣言を無視して、私はもう一歩踏み出した。
私の体はアイツの体に密着するまで近付き、流石のアイツも僅かに顔を朱に染めて動揺する。
そんなアイツの体を抱き寄せるように両腕をアイツの首に回す。
「ええ、貴方の勝ちよ。当麻」
そして、私は初勝利の代わりに、欲しい物を手にする。
「え、み、みさ……むぐっ!?」
アイツの唇に、私の唇を重ねる。
手にしたのは、アイツとの、口付けの記憶。
そして。
「ごめんね。そして……お休み、当麻」
紫電が迸り、彼の体を駆け巡った。
接触する事で、彼の生体電流を全て把握した私は、彼の意識と、運動中枢を、高精度の威力で刈り取る。
「ありがとう。そして……さよなら、当麻」
彼の体が崩れ落ち、アスファルトへ横たわった。
透明な雫が、その横に落ち、小さな染みを作った。
そして、少女は一人、死地へと向かう。
少女は、街中で二人組みを見ていた。
一人は、ツンツン頭の少年。
もう一人は、白い修道服の少女。
修道服の少女は、騒がしく少年を振り回しつつも、少年に優しい微笑みを投げかけ、
少年は呆れ顔で付き合いながら、少女の微笑を嬉しそうに受け取る。
その二人の間に、割り込もうと思えば割り込めたのだ。
けれど、少女は、踏み出せなかった。
少年と少女の、まっすぐに相手を見詰めあうそこに、自分が無理矢理入り込む勇気が出なかった。
とある少年に対し、自分は、その二人の関係とは違い、少年に対してまっすぐに向き合う事が出来ず、
それに気付いていながら気付こうとせず、そっぽを向いたまま、終わりを迎えてしまったから。
それはでも、その時の少年の方も同じで、どちらが悪い訳でもなく、少女が羨む二人の関係との優劣などないのだが、
少女は、勝手に敗北感に打ちひしがれ、立ち尽くしていた。
美琴(だから、私は、充分だから)
美琴(一万人の殺人者の私が、ここまで貰う事が出来たんだから)
美琴(もう、思い残す事なんて、本当に無い)
そう思い込み、少女はコンテナの積み上がる広場に足を踏み入れた。
一方通行「あァ? お前、ダミー人形じゃァねェな……」
美琴「……、……久しぶり、かしらね」
一方通行「ふン、そうか。お前、オリジナルか。何しにきやがったンだ?」
美琴「そんなの……決まってるわ」
美琴「このクソ下らない実験を、終わらせる為に、よ」
少女の目に、迷いはなく。
ただ、悲しいほど、まっすぐに前を見つめていた。
一方通行「お前……正気かァ?」
最強が、嘲笑う。
美琴「ええ、正気よ」
少女が、微笑む。
乾いた空気に火花が飛び散り、蒼白い光の花を咲かせる。
煤けた土に少年の爪先が触れ、砂煙が渦を巻いて巻き上がる。
第一位と第三位。
数字の上では僅かに見える、しかし決して埋まる事の無い膨大な差を持つ二人。
その二人の超能力者の対峙する操車場に、本来いるべきである少女が、踏み込めずにいた。
御坂妹「何故……お姉様がここに、とミサカは目の前の現状に思わず立ちすくみます」
10032番目の生け贄となるべき少女は、しかし自らの運命がこれから大きく動かす出来事が目の前で起こる事を知らず、ただ戸惑いながら二人の間で視線をさまよわせるのみ。
美琴(……、あの子、もう来ちゃったのね)
美琴(出来れば、来る前に済ませたかったんだけど)
美琴(なら……さっさと終わらせる、か)
美琴「アンタ……巻き込まれないように、そこにいなさいよ……」バチバチバチ
一方通行「ふン、超電磁砲か。前回全く通じなかった事、忘れてンのかァ?」
美琴「……、……ッ!」ギリッ
美琴(……、躊躇うな、私……)
一方通行「アレだけ差を見せ付けられて、また立ち向かってくるからなンか作戦でもあるのかと思いきや、無策とはなァ……」
美琴(今まで死んだ、あの子達の為にも)
一方通行「それとも、それもブラフとか? 期待しちゃってもいいンかなァ、なァ第三位さンよォ」
美琴(こんな私を止めに来てくれた、アイツの為にも……)
一方通行「おい、無視かよ。チッ、つれないねェ……」
美琴「私は、この道を貫き通すしかないのよぉぉぉぉおおおおおッ!!!!」
一方通行「クハッ! よォし来いィ! 真正面から受け止めてやっからよォ!!!」
そして、一枚のコインが放たれた。
死ぬ直前は、もうちょっと時間がゆっくり流れるのだと思っていた
自らの指から放たれたコインは、磁力により一瞬で音速の三倍に加速され、目の前の白い少年に突き刺さる
その瞬間、コインは正確に反射され、全く同じ威力・速度でまっすぐにこちらに飛来して来て
視界いっぱいに膨大な光が広がり、全てを塗り潰す
やがれ、それは少女の世界全てを覆い尽くし――
――これで、やっと終われる……
少女は、目を閉じたまま、祈るように、そう、思った
しかし、いつまで経っても少女の世界は終わらなかった
少女が、その事に気付き、そっと閉じた目を開ける
すると、そこには、見慣れた、右手があって
美琴「え、な、なん……で……?」
さっき自分が倒した筈の、鉄橋の上で倒れてる筈の、
美琴「なんで……アンタが……ここに、いるのよ! 当麻!!」
少年の、笑顔があった。
上条「よう、ちょっと遅れた。けど、間に合ったようだ、な」
美琴「う、そよ……嘘、これは、夢よ……」
上条「夢じゃねぇよ。なんならほっぺた、つねってやろうか?」
美琴「なんで……確かに、アンタは2日くらい動けない程度に、電撃喰らわせたのに!」
上条「なんでだろうな……でも、あのまま寝たまんまじゃ、居られなかった」
美琴「なんなの、アンタ……信じられない……」
上条「はは、自分でも信じらんねーよ。でも、さ」ポン
美琴「……ッ!!」
上条「こうして、美琴を助けにこれた。その事実さえあればいい」
美琴「ば、かぁ……!」ポロポロポロ
上条「よう、第一位」
一方通行「あン? なンだ今日は千客万来ってかァ? なンなンだよお前」
上条「うーん、名乗るほどのもんじゃないんですけどね。コイツの関係者だ」ポンポン
美琴「あうっ、頭に手を置くなぁっ!」
上条「おっと悪い、置きやすい高さなもんで、つい」
美琴「うう~……」
一方通行「……よくもまあ目の前でいちゃついてくれンなァおい。よっぽど死にたいのかァ?」
上条「いやいやいや、死にたくはないですよ? まだ上条さん、キスも一回しかしてないし、他にもやりたい事いっぱいありますからね」
一方通行「よし、殺す」
上条「ありゃ、怒らせちった。まあいいか、さっさとやろうぜ」
一方通行「調子こいてンじゃ、ねェぞ三下がァ!!」
激昂した一方通行は、一瞬で勝負をつけようと足を踏み出した。
ベクトル操作により加速された全身を傾け、両手を伸ばして掴みかかる。
その指先一本でも相手に触れれば、哀れ相手は血煙と共に汚い花火となる。
彼の突き出された両手は、そういう何よりも危険な人間兵器だった。
しかし、彼は決定的にミスを犯していた。
彼の能力は確かに最強であり、限りなく無敵だったが、
相手は幻想殺しという例外中の例外だったのだ。
通常の人間であれば反応できる筈も無い速度。
しかし、彼は何十回もの回数御坂美琴と対決し、その全ての勝負に勝利をしてきた。
音速の三倍のコインなど何度受けたか数え切れない。
光速の雷撃を呼び動作だけで避けた事さえ何度もある。
そんな彼が、たかだか音速も超えない、人体ほどの大きな目標を捉えることなど、造作もなかった。
そして、学園都市最強の超能力者は、その身に自ら加えたベクトル操作分を上乗せしたカウンターをモロに喰らい、吹き飛んだ。
能力を除けばひ弱な彼が、一撃で昏倒するのも無理はない。
そして、少女を苦しめる悪夢のような実験は、その幕を下ろしたのだった。
――――――――
――――
――
美琴「ほんとに……倒しちゃった」
上条「いや、余裕ぶっこいたフリしてましたが、正直すっげぇ怖かったですよ」ガクブル
美琴「ばか、ならなんでそんな馬鹿な事するのよ……」
上条「言ったろ、お前が死ぬのなんか、嫌なんだって」
美琴「……それで、下手したらアンタが死んでたのよ?」
上条「……、まあ、そうかもな」
美琴「ホント、ばか……」ポス
上条「……、それに、さ」
美琴「……?」
上条「さっきの、51回目の勝負に勝利したのにさ。罰ゲーム、やってないだろ?」
美琴「え……」
上条「上条さんとしては、折角勝ったんだから色々楽しみなんですよ」
美琴「な、な……」
上条「いやー、何してもらおうかなー? 上条さん疲れたし、また肩でも揉んでもらおうかなぁ」
美琴「あ、アンタ、まさかそんな事の為に、一方通行に戦いを挑んだんじゃないでしょうね!?」
上条「んー、それより耳掻きやってもらうのもいいなー。アレは気持ちよかったし。あ、そういやまた弁当作ってくれってのもまだやってなかったし」
美琴「だーかーらー、聞きなさいよ! っていうかアンタ良くそんな事、おぼ、え……て……?」
上条「今度こそ裸エプロンをやってもらったり、今度はヘソじゃなくて別の箇所舐めさせてもらったり……ん?」
美琴「あ、アンタ……なん、で、その事……?」
上条「え? あ、あれ? そういや……」
美琴「うそ、記憶、戻ってるの……?」
上条「え、ええ? そ、そんな……馬鹿な。だって、え、あれ?」
――――――――
――――
――
冥土帰し「……うーん、これは記憶が戻った、って言うのとはちょっと違うようだね?」
上条「え、どういう事、ですか?」
冥土帰し「そうだね……、どっちかっていうと、記憶の書き込みに近いね?」
上条「書き込み……?」
美琴「……、……」
冥土帰し「ぼくも、にわかには信じがたいんだがね……」
カエル顔の医者の説明はこうだ。
上条と美琴が対決の際、互いの頭を近付けた状態で、電撃を流した。
その際、能力により美琴が上条の脳波他のデータを採取していた副作用で、
一瞬、上条と美琴の脳波がリンクし、記憶の共有現象が発生。
上条の破壊された脳の記憶野に、たまたまぴったり適合する記憶が何故か美琴の脳内にあり、それが見事定着。
かくして、記憶の強制書き込みによる、擬似的な復元が達成された……そうな。
何故、美琴の脳内にそんな都合の良い記憶があったのか。
それはカエル顔の医者には良く分からなかったが。
上条と美琴の二人には心当たりがあったりして、顔を見合わせて苦笑を浮かべ合うのだった。
かくして、少女は悪夢より救われ、
少年は永遠に失われると思っていた記憶を、一部を除き取り戻した。
少女はそれでも一万人以上の犠牲を出した事を背負い続け、
少年はもう一人の少女を救い出した記憶を失ったまま彼女を騙し続ける罪を背負い続けるが、
それでもこれ以上の悲劇を止める事が出来た事、一部でも取り返せた事は、彼らの心の負担を多少は軽減せしめた事だろう。
が、ここに一つの新たなる問題が浮き上がる事となる。
つまり。
禁書「…………」ジー
美琴「…………」ジー
上条「…………」ダラダラ
禁書「……とうま、これはどういう事なのかな。説明を要求するかも」
美琴「同じく説明を要求するわ。この子と当麻が並々ならぬ関係なのは何となく知ってるけど、詳しくは知らないし」
上条「えーと、その。お二人とも、落ち着きましょう、ね?」ダラダラ
禁書「むー! とうまってば、誤魔化そうたって甘いんだよ!」
美琴「そうよ! アンタってばいつだって曖昧で、でも時々無駄に強引で……その///」ゴニョゴニョ
禁書「あーっ! なんなんだよその思わせぶりな赤面! とうま、この子に一体何をしたんだよ!」ウガー
上条「い、いやその……か、上条さんの記憶には無いなぁ……なんて」ダラダラ
美琴「うっ、酷い……あんな事やこんな事までさせておいて……」シクシク
上条「いや待って! だってあれはその、合意の上でのアレであって決してその変な意味ではないというか、その!」ダラダラ
禁書「ほっほーう、じゃあ、なんかやったのは認めるんだ?」
上条「」
禁書「前々から思ってたけど、やっぱり当麻って変態だったんだね! どおりで私と初めて会った時だっていきなり全裸にひん剥かれた訳なんだよ!」
美琴「ちょっ! あああああアンタ、こんないたいけな子になんて事しちゃってるわけ!? やっぱりアンタってばそういう奴なの!?」
上条「うああああああっ! やった事は全部事実だけに言い訳のしようがないよおおおおおッ!?」
禁書「とうまの、ばかあーっ!」ガブー!
美琴「当麻の、変態ーっ!」ビリビリ
上条「ぎゃあああああああああああああああああああああああ!!」
かくして変態のケがちょっぴりあった少年は、その報いをちょっぴり喰らう事となりました。
その後の三人の関係がどうなったか?
その後、罰ゲーム付きの勝負が再開されたのか?
それらについては、読者のご想像にお任せします。
~おわり~
~あの後の一方さん~
一方通行「……クソ、結局目の前でイチャイチャされた挙句あっさり返り討ちに遭った……」
一方通行「……、……」
一方通行「なンか俺、無敵の能力とかそンなンより――」
一方通行「あンな風にイチャつける彼女、欲しィなァ……」
一方通行「でも俺、この容姿と能力で、女とかちっともより付かねェンだよなァ……」ショボーン
一方通行「誰でもいい、この俺の寂しい心を癒す女の子、プリィズ……」トボトボ
打ち止め「ねぇあなた! ってミサカはミサカは声をかけてみたり!」
一方通行「ン?」
こうして、学園都市第一はロリコンに目覚めた
~罰ゲーム:お風呂でご奉仕(※水着着用)~
美琴「……ど、どこか、痒い所はありませんかー……」ゴシゴシ
上条「あー、ちょっと左。ああそこそこ、あー気持ちいー」ウットリ
美琴「そ、そう……良かったわ」ゴシゴシ
美琴(うう、見るな、見たら意識しちゃう……)ゴシゴシ
美琴(そ、そうよ、指先、今は指先の感触にのみ意識を集中……!)ゴシゴシ
美琴(って、そんな事したらなんか生々しくて逆に意識しちゃうじゃない!///)カァァ
上条「もしもーし、美琴サン?」
美琴「ひゃうっ!? ななななななによ! ここか、ここが痒いのんか!?」ガシガシガシ
上条「いてて、いて! こら、そんな事したら上条さんの毛根が死んじゃう!?」
美琴「あ、ご、ごめん……」
上条「いやいいけど。頭はそろそろいいから、流してくれよ」
美琴「う、うん……じゃあ、シャワー取って。ここからじゃ、届かないから」
上条「ん、どうぞ」
美琴「あ、サンキュ……」ピト
美琴(って、きゃっ! 手が触れ……///)カシャーン
上条「わっ、こらしっかり受け取れよ危ねぇ!」
美琴「あわっ、ご、ごめん、今拾うから……あわっ!」ツルッ ステーン
上条「わ、だから危ねぇって!」ガシッ
美琴(わわっ!? わ、私、アイツに、抱き止められて……?)
上条「ほら、大丈夫か?」
美琴「う、うん……ありがと///」カァァ
上条「お、おう……///」
美琴(…………。当麻の腕が、背中ごと、私の肩を抱いていて……あったかい、な)
美琴(っていうか、顔近ッ! あ、やだ……なんで私、アイツの唇なんか凝視しちゃってるのよ……)ドキドキドキ
上条「み、美琴……そ、その。そろそろ、起き上がってくr」
美琴「……イヤ」ギュ
上条「み、美琴さん!?」ドキーン
美琴「もう少し、このままが、いい……」ギュー
上条「え、え……」
美琴「か、勘違いしないでよ? ちょ、ちょっと疲れて、休みたいだけなんだ、から……///」カァァ
上条「お、おう……なら、このままで」
美琴「うん……ありがと」
上条「……、……」ゴクリ
美琴「……///」
上条(やべ、なんかさっきから俺、美琴の唇ばかり見つめてる)
上条(ぷっくりして、柔らかそうで、なんかちょっと濡れてて……っていうか気のせいか半開きで荒い息……)
上条(エロッ! なんていうか凄いエロい! ヤバイヤバイヤバイ、上条さんの理性が決壊寸前!)
上条(視線と意識を逸らすんだ上条当麻! 例えばほら、柔らかそうなほっぺとか、潤んだ瞳とか、ちょっと濡れて額に貼り付いてる艶かしい前髪とか!)
上条(細い首筋とか、水滴が溜まって色っぽい鎖骨の辺りとか、水着の薄い布越しに膨らんでいる慎ましいその胸、随分前に舐めてからついぞご無沙汰なおヘソ、
綺麗なラインで理想的に締まったウエスト、今もそのあったかくて柔らかくてスベスベした感触を返してくる背中と細い肩、ああ胸の少し下にうっすら浮き出てる肋骨さんもなんか生々しい、
そしてそしてっ! いつも短パンに隠されてそうお目にかかれないVゾーンさんとか小さめのお尻とか全ての男の子夢である神秘のえーとえーとあれなんか余計にドツボというかなんというか――)
上条「駄目だ、上条さん限界……!」グッ
美琴「え、ええっ! ちょ、ちょっととうm
ガラッ
禁書「……なにしてるのかな、二人とも?」ピキピキ
上条「」
美琴「」
521 : ◆MDOfmX8bYE - 2010/11/16(火) 20:27:59.89 mzQKKZ/G0 131/287んじゃ、エピローグ的なのをいっちょ
~びょういん!~
上条(こんにちは。結局美琴さんに電撃喰らった後無理して動いたせいで入院となりました上条当麻です)
上条(で、さきほどまでぐうぐう寝こけてたワタクシなんですけど、目が覚めたらベッドの横に御坂妹嬢がおりまして)
上条(右手で彼女の薄い胸を鷲掴みにしていたんですけど……)
上条「俺って、無意識に女の子の胸触るくらいに欲求不満だったのかな……死のう……」
御坂妹「なんの事か良く分かりませんが、この手についてはミサカが自らこの位置に移動させました」
上条「え? なんで? 上条さんの右手に触ると貧乳の幻想が殺されるとかそういうの?」
御坂妹「……生体電流の動きから、脳波と脈拍数を測っていただけです、とミサカは内心の怒りを抑えつつ回答しました」
上条「失礼な事を言ってスイマセンでした」
御坂妹「よろしい」
上条(その後、御坂妹から実験と彼女達の今後の処遇について話し、再び寝たんですが)
上条(目が覚めたら今度は御坂美琴嬢がベッドの横におりまして)
上条(何故かまた右手で彼女の胸を鷲掴みにしてる構図なんですけど……)
上条「……何コレ? 寝てる間に人の右手をセクハラ容疑者にする遊びとかそういうの流行ってるの?」
美琴「うひゃっ! あああああアンタ起きてたなら早く言いなさいよね!///」カァァ
上条「す、すまん……ってか、それよりその、右手を離して欲しいん、ですけど……」
美琴「や、やだ!///」ギュッ
上条「……え?」
美琴「しばらくこのままが、いい!///」ギュー
上条「みっ、みみみ美琴さん? その、ワタクシ個人的には嬉しいんですけど、やーらかくてあったかくてドキドキしてて気のせいか真ん中辺り少し固いよーな幸せがあるんですけどその! 一体これは何が目的なんでせうか!?」
美琴「かっ、勘違いしないでよね! これは生体電流でとととと当麻の健康状態をチェックとかなんかそういうのなんだから!///」ドキドキ
上条「うわあ嘘っぽい! けど全力で騙されたままで居たい! ふしぎ!!」
上条「それはともかく上条さんは全然元気ですからご心配めされないで! 元気有り余ってマイサンまで元気いっぱいだったりするけどって何言っちゃってんの俺ー!?」
美琴「ととととにかくいいから! あああアンタは黙ってこのままじっとしていればいいのよ! っていうかうわっ、ホントだ布団の下の方がこんもりもりあがってるうううう!!」
上条「うあああああ見るな見ないで見るんじゃないお願いします美琴さんっ!!」
美琴「ふにゃー」
上条「って俺の右手巻き込んだまま気絶すんな腕ひしぎみたいになってんぞコラいてててててて!!!」
――――――――
――――
――
禁書「とうま……何また入院しちゃってるんだよ?」
上条「インデックス……」
禁書「心配、したんだから……」
上条「ごめん……」
禁書「まったく、これだからとうまはとうまなんだよ……」
上条「……、ほんと、ごめんな」
禁書「まあ、いいけど。それよりとうま、今回とうまは誰の為に戦ったの?」
上条「そりゃ、お前……」フッ
上条「自分の、為だろ……」
そう呟く当麻の脳裏には、まだ生々しく残る美琴のおっぱいの感触がリフレインしていた。
禁書「とうま、最低かも……」
~おわり~
527 : ◆MDOfmX8bYE - 2010/11/16(火) 20:32:58.81 mzQKKZ/G0 136/287いじょ
いい加減だらだら引っ張るのもアレなので自分はこれで最後にします
後は好きな人が好き放題妄想を投下するといいよ?
151 : 以下、名... - 2010/11/15(月) 01:14:28.66 VY7i3Xor0 138/287やばい俺もこんなのかきたい
上条「今日の罰ゲームは…そうだな」
美琴「な、なによ…?」
上条「いつも過激なのばかりだと御坂に悪いし、たまには普通のやりますか」
美琴「別に、私は…」
上条「というわけでっ!宿題教えて下さいっ!」
美琴「は、はぁ?」
上条「上条さんは色々忙しくしかも宿題を短時間で終わらす術など持っていないのに明後日には宿題を提出せねばならぬねのです」
美琴「…はぁ。いいわよ」
上条「ほ、ほんとでせうか!?」
美琴「ただし!アンタの家でね」
上条「別に俺は構わないぜ」
美琴「先に行ってるわねー(早くあいつの部屋行きたい)」
上条「なんで?まぁいいけど」
上条「はぁ…これから家帰っても宿題あるなんてな」
上条「せっかくだし御坂にジュースでも買ってってやるか」
上条「ん?なんだ…これは?」
上条(『ビックリジュース!何が出るかはお楽しみ!』か…)
上条「普通に買ってもつまらないし、これを二本買ってみるか」
ゴロンゴロン
上条「出て来た…」
上条(なんかありきたりなジュースだな)
上条「まっ、いっか。かーえろっと」
上条宅
美琴「あっ、何してたの?」
上条「いや、今日宿題手伝ってくれるんだろ?差し入れだ差し入れ」
美琴「別に宿題教えるなんてたまにしてるじゃない」
上条「人の好意はちゃんと受け取っておけよ」
美琴「んじゃ、早速…」プシュッ
ゴクッ
美琴「あれ?かなり美味しい!」
上条「ははは、喜んでくれると上条さんも嬉しいですよ(良かったーまずかったらどうしようかと)」
美琴「それにしても美味しいわね。どこで買ったの?」
上条「え?お前がいつも蹴っ飛ばしてる自販機だけど」
美琴「あれなの。へぇ~…」グビグビ
美琴「ぷはぁーっ。飲み切っちゃった」
美琴(あれ?)
美琴(何か意識が…だんだん…)
上条「どうしたー?みさかー」
美琴「……」
上条「おーい?」
美琴「…とーまっ♪」ダキッ
上条「えっ!?」
美琴「んふふ。とーまとーま♪」
上条「え、ちょ、あの、その」
美琴「うにゅ?どうしたのとーま?」
上条「いっいやぁ、何でもないぞ御坂」
美琴「ならよかったっ♪」ギュウウウウ
上条「うぅっ…(御坂のささやかな膨らみが…俺の胸に…)」
美琴「えへへっ」
上条(それに普段から分かってはいるが御坂の髪の良い匂い…)
上条(はっ!ここは上条さん、理性を失ってはいけない場面です)
美琴「とーまとーまぁー」
上条(それにしてもなんで御坂がこんな事に?)
上条(まさか…)ガッ
上条(ノンノンアルコールビール!?)
上条(それってただのビールじゃねーかよ!)
上条(御坂が酒のせいでおかしくなったのは分かった、後はどうやって寝かせるかだが…)
美琴「えいっ」ドーン
上条「ぬおっ!?」バタッ
美琴「えへへー」
上条(まっ、マウントポジションで何をする気だ御坂!)
美琴「当麻の胸…あったかい…」
上条(ただ単に乗って来ただけかーっ!)
上条(ってなに期待してんだ俺はっ!)
美琴「えへっ」スリスリ
上条(スリスリすんなっ!頬っぺたの感触で俺を狂わせる気か!?)
美琴「とぅまぁー…」
上条(なに顔を近付けて…何する気なんだ)
美琴「んっ」チュッ
上条「」
上条(はいいいぃぃぃっっ!?)
上条(キス!?キスだとおおぉぉ)
上条(唇のこの柔らかい感触で俺をイかす気なのか!?そうなのか!?)
美琴「んっ…ちゅっ…んっ…ちゅぱっ…」
上条(声がエロいな…)
上条(上条さんこのままだとどうにかなっちゃうぜ…)
美琴「れろっ…えろっ…ちゅぱっ…」
上条「んんっ!?」
上条(ディープキスとは…正気か、御坂)
上条(これは本能的に上条さんを落としにかかっているのか?)
上条(大丈夫、上条さんには鉄壁の理性があるから、大丈夫)
上条(………………)
上条(このまま本能に身を委ねても…いいよな…?)
上条(だって御坂の舌の技巧が超舌クラスなんだもん…)
上条(ねっとりと絡ませて…口撃の手を休めないし…)
上条(赤く染まった頬や上気した目元とかも….)
上条(お預け食ってるってレベルじゃねーぞ)
上条(上条さんだって思春期なんです!)
上条(よし、もう我慢できん!行くっ!)
美琴「ぷはぁっ」
上条(!?いきなりディープキスを止めた!?)
美琴「」バタンッ
上条(そして倒れた!?一体御坂に何があったんだ!!)
美琴「…………」
美琴「………zzz……」
上条(…………)
上条(寝た………のか………)
上条(ああぁぁ何なんだこの寸止め感は!!)
上条(とは言え上条さんはジェントルマン…寝込みを襲うなどという真似をするわけにはいかないのですよ)
上条(と言うより、時間大丈夫なのかな御坂は?多分とっくに寮の門限は過ぎてると思うけど)
美琴「………zzz……zzz……」
上条(まぁ起きるまでそっとしとくか)
美琴「んぅ………とうまぁ………」
上条(ん?起きたのか?)
美琴「…………すきぃ……zzz」
上条(………………)
上条(それはずるいだろう、と上条さんは秘めたる自分をさらけ出すのを必死に抑えつつ思います)
美琴「…………うにゅ?」
上条「お、起きたか」
美琴「えっ!?なななな何でアンタが!?」
上条「なんでって言われても、ここ俺の部屋だし」
美琴「えっ…あぁ」
上条「思い出したのか」
美琴「」プシュー
上条「だぁっ!?ショートすんな電化製品壊れるっ!!」
美琴「はぁっ…はぁっ…」
上条「落ち着いたか?」
美琴「死にたい….死んでやる…」
上条「早まるな!大丈夫だ、明日の朝には全て忘れる!」
上条「…多分」
美琴「………///」
上条「………そろそろ帰った方が」
美琴「もう帰るの面倒臭いからここに泊まる」
上条「えっ」
美琴「………ダメ?」
上条(涙目上目遣いに敵う理性は持ち合わせていない)
上条「分かったよ」
美琴「やたーっ!」
上条「お前初めから狙ってたのか!?」
美琴「いっいゃっ、そう言う訳では….」
上条「はぁ…取り敢えずシャワー浴びてこい。服乱れてるぞ」
美琴「あっ…」
上条(今更だがエロスを感じる)
美琴「分かった。アンタも着替えた方がいいわよ」
上条「そうか…?うわ、襟元にキスマークが沢山」
美琴「………///」
上条「もう一々照れんなよ」
美琴「だって……///」
上条「あーはいはい。さっさと入ってこい」
美琴「………」サササ…
上条「さて…」
上条「掃除でもするか」
上条「ふぅ」
上条「御坂ー、まだかー?」
美琴「もう出るー」
上条(出るのか…着替え持って来ては…無いよね)
上条(大丈夫かねぇ)
上条(ちょっと洗濯カゴでも探してくるか)
がちゃっ
上条「どこかなーっと。あっ」
美琴「…………」
上条「…………」
美琴「…………」
上条「…………」
美琴「…………」
上条「あはは。女の子の幻覚が見えるなんて、俺も疲れてんのかな?あはは」
ガチャッ
美琴「…………」
上条「私は今宵、殺される」
上条「神は私を救ってはくれなかった。神よ、何故私を見捨てたのですか」
上条「せめて一度でいいから、学園都市のうまいもの食いたかったなぁ…あ、クレープ食ったか」
上条「ふーこーう。ふーこーう」
上条「りーふーじん。りーふーじん」
ガチャッ
上条(キタッ!幸せに母さん父さん!)
美琴「……」
上条「………チラッ」
上条「ごふううぅぅっ!!なんじゃその格好はっ!?」
美琴「き、着るもの無かったから、仕方なく」
上条(今度は裸Yシャツかよ…後何回上条さんは理性と戦えば良いのですか…)
美琴「い、いいかな?」
上条(ワイシャツの下からくっきりと輪郭が…….!)
上条「い、いいから早く寝なさい!!」
美琴「どこで」
上条「そこのベッドで」
美琴「アンタは」
上条「そこの風呂場でっ」
美琴「ダメ」
上条「えっ?」
美琴「何でアンタが風呂場で寝るのよ可哀想よ」
上条「お気持ちはありがたいんですが、わt」
美琴「ダメ。アンタは私と一緒に寝るの」
上条「これはまたまたご冗談を」
美琴「冗談抜きよ」
上条「却下だ」
美琴「ほんとうにダメなの、とうま?」
上条「採択だ」
美琴「わーい」
上条(くそっ、考える前に言葉が出ていた…ていうか反則だろあれ)
上条(やべ、インデックスどうしよ)
上条(最善策はやっぱり)
マンション前
イスンヨプ「はー、今日もこもえのおかげでおなかいっぱいなんだよ」
イビョンギュ「ん?誰かいる」
上条「インデックスー」
イシチョウセン「とうまー!」
上条「おー、ちゃんと食ってきたか?」
イスンホ「大丈夫、しっかり全部食べてきたよ」
上条「そっかー。じゃな、インデックス」
イセイケイ「え?」
上条「ふんっ」ドゴッ
イラン「」
上条「あとはこれを…」
土御門家ベランダ
上条「ここにおいてっと。よし」
美琴「ちょっとー、何してるのー?」
上条「あぁ、軽い運動だ」
美琴「もう私先に入ってるわねー」
上条「ういーす」
上条「さて、寝るか」
美琴「……………」
上条「おう、居た。あまり近づかない様にと」
美琴「…………」ガシッ
上条「うわっち!?」
美琴「…………」ギュウウウウ
上条「またかい…」
上条(ワイシャツ一枚は余計にたちが悪い)
上条(ほぼ生に近い感触じゃないか)
上条(しかも何か俺はズルズル下がってるし)
上条(このままだと)
ポフッ
上条(ほらな、胸に顔を埋めることになるわけだ)
またさるっちゃうよ
上条(やっぱり成長してんなー)
上条(顔を埋められてるし)
上条(まぁ白井ですらアニメであんなにあったし、こいつもあるのか)
美琴「………」ぱふっぱふっ
上条「馬鹿……な……」
上条(ぱふぱふだと……?)
上条(ぱふぱふとは普通巨乳の人しかできないはず)
上条(まさか、こいつもできると言うのか)
上条(それにしても…)
上条(柔らかい…)
上条(挟まれるってこんなにいい感触だったのか…)
上条(いかんいかん、現実逃避は)
上条(今はここから抜け出さねば)
上条(………よしっ)
スッ
上条(よっしゃっ!)
ガシッ
上条「え?」
ボフッ
上条「あぶぃっ!?」
上条(戻されちった)
上条(てことはこいつわざとやっているな?)
上条(しかしこの天国の様な地獄からはいつ抜け出せるのやら)
ギュッ
上条(ちょ、そんな押し付けんといて下さい、あかんですって)
上条(お?力緩んだ?)
上条(この隙にっ)
スッ
上条(よっしゃっ!《本日二度目》)
上条(あとは急いで枕に移動)
上条(よっと。これで安心して寝れる)
上条(………ん?)
上条(なんだろう、御坂から俺に伸ばされているこの腕は?)
ガシッ
上条(ちょっ。引っ張るな顔近づけんな)
上条(近い!近いから!)
上条(ふぅ…)
上条(なんでこんなに近いんでしょうね御坂さん)
上条(あっいぇっ、嘘です。嘘ですすいませんだからこれ以上近づくとーー)
チュッ
上条(あーあ)
上条(もういいだろ…流石に)
上条(ほら離せ。離さないと上条さんは明日遅刻確定です。今もだけど)
上条(…というより御坂の奴、本当に寝ているのか?)
上条(さっきから行動があからさま過ぎるんだが)
上条(試してみるか…)
上条「……」ツンツン
御坂「……」
上条(起きないな…じゃあ)
上条「……」ぶにょぶにょ
御坂「……」
上条(やっぱ寝てんのかな?よし、最後…)
上条「……」コチョコチョ
御坂「」ピクッ
上条(あ、今ピクッて)
上条「……」コチョコチョ
美琴「……」プルプル
上条(え?震えてる?)
上条(よーしこのままラストォ!)
上条「……」コチョコチョコチョコチョ
美琴「……ヒャッ、ハハ…」
上条「……」コチョコチョコチョコチョ
美琴「あはは…あはあはははははは」
上条「……」コチョコチョコチョコチョ
美琴「ごめんなさい!許してぇ…ヒャハハハッ」
美琴「」ハッ
上条(何故か罪悪感が残る)
上条「先に寝てろって言ったろ?」
美琴「えーでも、アンタを見てると何か悪戯したくなってきて…」
上条「悪質な悪戯は止めなさい。上条さんじゃ無かったら襲われてます。それにこれは悪戯じゃなくもはや誘惑です」
美琴「そのつもりだったのに…」ボソッ
上条「え?」
美琴「何でもない!もう寝る、お休みっ!」ガバッ
上条「お、おう」
美琴(何であそこまでやって襲わないのよ意気地なし)
上条(正直俺も限界だったがな)
翌朝
上条「あーなんかもやもやした朝だ…あれ?」
美琴「……zzz……」
上条「そっか、御坂がいたのか」
美琴「……zzz……」
上条「眠り姫はどうやって起こすかな」
美琴「……んっ」
上条「え?唇を突き出した?それってまさか」
美琴「………」ジッ
上条「まさかの白雪姫」
上条「上条さんには無理です!起きなさいお嬢さん!」
美琴「……ん…?」
美琴「えっ!?ななななんでアンタが!?」
上条「もうこれ二回目だよな…」
上条「ほら早く起きなさい」
美琴「あっ…うん」
美琴(アイツの布団の匂い…)
上条「そういやお前、どうやって寮帰るんだ?」
美琴「もちろん歩いて帰るわ」
上条「そうかよ、だったら朝飯食ってすぐ出たほうが良いぞ」
美琴「なんでよ」
上条「何となくだ(ベランダに放置した怪物が暴れ出すからだよ)」
美琴「ふーん…ま、良いわ」
上琴「ごちそうさまでした」
美琴「あんた意外と料理美味いわね」
上条「貧乏だと自炊が上手くなるんだよ…さて、そろそろ行った方がいい」
美琴「まるで何かに急かされてるみたいね」
上条「まぁ、その、なんだ。俺の隣にいると、不幸に巻き込まれるからな(頭蓋骨損傷からの回避に)」
美琴「あはは、そうね(アンタと居るだけで幸せなのよ気づけこのバカ)」
上条「んじゃあなー」
美琴「ばいばーい」
ガチャン
上条「ふぅ。何とか回避できたかもな」
イ「運命からは逃れられないんだよ、とうま」
ガブッ
上条「不幸だあぁぁぁぁぁーーー!!!」
美琴「あ、黒子ー」
白井「お姉様…あぁ、これは由々しき事態…」
美琴「な、何がよ?」
白井「大変ですわーー!!あのお姉様が、お姉様が朝帰りをーー!!!」
美琴「ちょ、黒子!!あぁもう、私にも」
美琴「不幸だわ……」
end
上条「今日も俺の勝ち…と」
美琴「はぁ……」
上条「ん?なんだお前から申し込んだのに何でお前が疲れてんだよ」
美琴「負けるのに疲れたのよ」
上条「何だそのわざと負けてやってんだ的な言い方」
美琴「だってもう惰性になってるような気がしてきたから」
上条「全く…よっ」
美琴「!?ちょ、ちょっと、何やってんのよ!?」
上条「たまには俺が罰ゲーム的なモノをやっても悪く無いような気がしてさ」
美琴「何で今?」
上条「何かもう俺が一生勝ち続けちゃうような気がしてさ」
美琴「地味にムカつくわね。それより、
離せ」
上条「嫌だ」
美琴「はーなーしーなーさーいー」
上条「いーやーでーすぅー」
美琴「何で?恥ずかしく無いの?」
上条「俺は別に良いんだよ。お前に対する一種の羞恥プレイだ」
美琴「なっ…!余計に離せっ!」
上条「ちょっ、おまっ…!あまり暴れると上条さんバランス崩して…」
グラッ
美琴「!キャッ!」
上条「くっ!」
ズザザザーッ
上条「大丈夫か、御坂!」キリッキリッ
御坂「ぁ…うん。ありがとう(な、何でこんなときだけイケメンなのよ…ずるい…)」カァァ
上条「気にすんな、バランス崩した俺が悪いんだよ」
美琴「ねぇ」
上条「何だ?」
美琴「もう少し…ちゃんと掴まっていい?」
上条「どうぞ」
美琴「ん…」ヨジヨジ
上条「!(上に移動するということは…)」
ムニュッ
上条(ですよねー)
上条(俺のラッキー…もとい、不幸確定スケべはこいつには発動したこと無かったのだが)
上条(何故だか最近多いよな)
上条(もしかして美琴たんわざとでらっしゃる?)
上条(いやいやそんなことは…取りあえず顔色伺ってみっか)
クルッ
美琴「…///」
上条(最悪。わざとでした)
美琴「な、何よ。ちゃんと前見て歩きなさいよ」
上条「お、おう」
上条(何でこんなことするんだろう)
上条(御坂にとってメリットも無いのに)
上条(はっ!まさか逆羞恥プレイ?)
上条(………違うか)
上条(うーん、何ででしょ)
上条(いーまーのぼくーにはりかいできなーい)
上条(ま、学舎の園までの辛抱だ)
上条(帰って早く夕飯つくんないと、また頭部思いっきり噛まれるしな)
上条(上条さん頑張るぞー)
数分後
上条「着いたぞー」
美琴「……zzz」
上条「…寝てんのか。よく寝るな」
美琴「とぅまぁー……」
上条(耳塞いどこ)
上条(……………)
上条(口の動きで分かっちまったじゃねえかクソッ!!)
美琴「あ…」
上条「起きたか」
美琴「着いてたんだ。起こしてくれれば良いものを」
上条「何か…起こしにくくてな」
美琴「え?私そんな複雑な寝方した?」
上条(寝方じゃねえよ!!顔だ顔!)
上条「まぁ取りあえず俺帰るから。じゃあな」
美琴「あ、あのっ!」
上条「何?」
美琴「その、今日は…運んでくれて、ありがと」
上条(うっ…)
上条「へ、へー。お前も感謝の気持ちとか言葉に出来るんだな」
美琴「な、何ですってー!!」
上条「はは、じゃあなー」タタタタ…
美琴「うっ…折角勇気出してお礼言ったのに」
上条「危うく年下に目覚める所だった」
上条「ガード薄くなっちまいますよ…」
上条「まぁ、でも、」
上条「良かったか、な」
end
上条「よし、今回も頂きだ」
美琴「また負けた…」
上条「あ、罰ゲームはなしで良いぜ」
美琴「え?ど、どうして?」
上条「あー今にわかる。じゃあな」
美琴「あっ、コラ!…まっ、いっか」
美琴「何なのよ、今にわかるって…」
そして一週間後
美琴「勝負よアンタッ!今日こそ負かしてやる!」
上条「お、おう」ソワソワ
美琴(何ソワソワしてんだろ?まぁ勝った後に聞けば良い話!)
美琴「いくわょっ!」バチバチィ!
上条(悪い御坂…)
上条「この右手の全力で…活かしてもらう」
美琴(…なんだろう)
美琴(なんか今日のアイツ、目が違う)
美琴(まるで絶対に勝たなくちゃいけないような、そんな気が)
美琴(す、るーーー!)
上条「うおおおっ!」キュイーン
上条(後、三分ーーー!)
美琴「はああぁぁっ!!」
上条「…………(後、二分…!)」キュイーン
美琴「このっ、このっ!」
上条(後一分か…十秒で片付ける)
上条「うおおおっ!」ダダダダダ
美琴「なっ!?(突っ込んで来る!?)」
上条「そりゃっ!!」
美琴「ひっ!」
ピタ
上条「…よし、残り十秒だったか。危なかったな」
美琴「あ、アンタ何でーーー」
上条「御坂、その位置で立って」
美琴「え?」
上条「今日の罰ゲームだよ。そして掌を皿状にして」
美琴「こ、こう…?」
上条「3、2、1ーーー
0」
シュンッ
コトッ
美琴「ーーーーえっ?」
上条「開けてみろ」
美琴「な、何、これ?」
上条「まぁ良いから」
パカッ
美琴「こ、これって…」
美琴「結婚ーーーー指輪ーーー?」
上条「御坂、今日は何の日か、知ってるか?」
御坂「へっ?今日?んーと…」
御坂「ごめん、覚えてない」
上条「俺のカレンダーには99個の丸があるーーーー」
御坂「まさか、今日は」
上条「そう、今日はお前と俺の対戦ーーー100回目だ」
美琴「アンタ、そんなこと覚えてーーー」
上条「そして、俺は100回目に相応しい罰ゲームを用意してきた」
美琴「………それって」
上条「そう、『俺、上条当麻とーーーーー結婚すること』だ」
美琴「………グスッ、ヒック」
上条「やっぱり…嫌か…?」
美琴「嬉し泣きよ…バカ…」
上条「…………!じゃあ」
美琴「ええ。その罰ゲームーーーーーーー喜んで実行させて頂くわ」
上条「良かったー。上条さんはてっきり玉砕するかと」
美琴「…あんた私の気持ち弄んでんの?」
上条「え?」
美琴「私がアンタ…当麻を好きだということに気付いたのは、あの当麻が包帯グルグル巻きで歩いていた時よ…」
上条「あ…」
美琴「それからずっと…当麻に…近付こうと…努力してたのに….」
美琴「決心した時…いつも当麻はいなくて…外国でいろいろ危険な目にあっていた…」
上条「……」
美琴「これからも、恋人になってもそうなるなら…私はどうすれば良いの?」
上条「……御坂」
ギュ…
美琴「ぁ…」
上条「たしかにそうなるかも知れない。俺が何日も、何ヶ月もこの学園都市を離れる時が来るかも知れない」
美琴「……」
上条「でも、俺はどんなに危機的状況でも、どんなに無理だと言われたことでも、どんなに満身創痍でも、切り抜け、やり遂げ、戦い抜いてきた。これからだってそうだ」
美琴「……」
上条「俺と美琴を阻む壁が出来ても、俺は絶対に乗り越え、お前の隣にいる。だから、心配なんてするな。お前の心配してる顔の方が、今の俺にはダメージなんだ」
美琴「と…う…ま…」
上条「でも結婚はまだ無理だから、まずは恋人からだな!」
美琴「…………うん!」
上条「じゃあ、俺こっちだから。じゃあな、『美琴』」
美琴「うん。ばいばい、『当麻』」
上条「ふぅ…ひとまず一段落だな」
上条「まぁ、お前が居なきゃできなかった…感謝してるよ」
??「私は別に何もして居ないですわよ」
上条「そう謙遜すんな。あのタイミング、あの間合いを完璧に把握し、尚且つテレポートできんのは白井、お前だけだよ」
黒子「まぁ、多少不本意では有りましたけど、これもお姉様の為。殿方に感謝していただく義理は有りませんの」
上条「ははっ、まぁな。でも、白井ーーー本当に、良かったのか?」
黒子「……お姉様がそれを望んで居られなければ、こんな面倒な仕事しませんの。
毎日隣で貴方の妄想ばかりされては、こちらの気も滅入りますわ」
上条「白井ーーーありがとう」
黒子「お姉様を泣かしたらーー許しませわよ?」
上条「大丈夫だ。美琴は全身全霊を賭けて、俺が守る」
白井「……それだけの自信が有るなら、大丈夫ですわね」
シュンッ
上条「はーやれやれ、やっと着いた。もういろんな意味で上条さんは心身共に疲れてるのです」
ガチャッ
土御門兄妹「「カミやん(上条当麻)、結婚おめでとーー!!(だぞー)」」
上条「…………」ガチャッ
上条「ここ、俺ん家だよな。なんだ、幻覚か」
ガチャッ
舞夏「いやーこのみさかの前にシュンッ!て指輪の箱が現れた時は流石の私でもキュンと来たぞー。これでみさかは
完
全
攻
略
だなー。」
土御門「さすがカミやん…まずプロポーズのクオリティからして俺たちと違うぜ」
上条「は!?なんで舞夏がそんな事知ってんだよ!!」
舞夏「何でも糞も、後ろからずっと見てたぞー」
上条「…………………は?」
舞夏「その証拠にほら、写真がいっぱい」
ズラッ
上条「うわぁぁぁーっ!!!全部燃やすっ!!!」
土御門「おっとそんな訳にはいかない。これは明日の朝、学校中に撒いておくぜ」
上条「」
土御門「明日は本気で殺しに行くからな。覚悟してろ、カミやん」
上条「不幸だぁぁぁぁーっ!!!」
end
100回の勝負の後結ばれた上条当麻と御坂美琴
しかしこんな回も有りました
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
上条「今回も俺の勝ちだな!」
美琴「くぅっ…!」
上条「よし、じゃあ今日の罰ゲームはな~」
ワイワイワイワイ
御坂妹「あれは…お姉様とあの人?」
御坂妹「何をしているのでしょうかと、ミサカはお姉様に抜け駆けされたことをくやしく思います。くそ」
御坂妹「…!しかし…」
御坂妹(どうやら有効活用できそうです、とミサカは何やら良くないことを考えつきます)
御坂妹(これはミサカネットワークには無報告にしておきます、とミサカは壮大なる計画を始めます)
三日後ーーー
御坂妹「変装は完璧、後はこの口癖が出ないことを祈るばかりです、とミサカは事務口調からの脱却を図ります」
御坂妹「あ、アンタ!ちょっと待ちなさい!今日も勝負してもらうわよ!」
御坂妹「声色もほぼ同じ波長です、とミサカは自分のかなり完成度の高い変装に自分で驚きます」
御坂妹「あとは瞳孔ですが、これも下を向きながら話せば…おっと」
上条「よーっす、御坂。下向いて何ブツブツ喋ってんだ?」
御坂妹(ぶっつけ本番とは、とミサカは自分の悪運の強さを恨みます)
御坂妹「ね、ねえアンタ。このあとまた、勝負しない?とミ…ゲフンゲフン」
上条「あー勝負?まだ三日前負けた鮮烈な記憶が有るというのにか?」
御坂妹「せ、鮮烈な記憶があるうちに勝っておくのよ!」
上条「まぁ別に良いけどさ…じゃあいつもの鉄橋でな」
御坂妹「う、うん、バイバイ」
御坂妹(まずまずでしょうか、とミサカは取りあえずあの人と二人っきりになるという第一ミッションを達成します)
上条(何か今日の御坂大人しいな。悪いもんでも食ったのか?)
河原ーーー
御坂妹「つ、ついにあの人に罰ゲームを言い渡される…」
御坂妹(はっ。これではマゾではないかと、ミサカは性格の変革を阻止します)
御坂妹(あくまでミサカは、勝ちに行くのです)
上条「よう、御坂」
御坂妹(き、キタッ)
上条「ほら、いつでも来いよ」
御坂妹「…じゃあ」ダダダダダ
上条(!こちらに突っ込んで来る?それはまた新しい…)
上条「何を考えてるか知らないが、能力はーー!」
ダキッ
上条「能力、は…?」
御坂妹(今日のミサカは本気で行きます、とミサカは抱きつきます)
上条(ど…どういう戦術なんだ?それにしても…何か小さな膨らみが当たって…)
御坂妹(効果は今一つ…のようです、とミサカは次なる作戦を考える間を持たせるため抱き締めます)ギュウウウウ
上条(全くわかんねえ…それにしても柔らかい肌だな…)
御坂妹(はっ!?)
御坂妹(ミサカは重大なことに気づいてしまいました、とミサカは己の頭の良さに鳥肌が立ちます)
御坂妹(あの人からではなく、ミサカから命令すれば、ミサカのして欲しい事をしてもらえるのです)
御坂妹(俄然負ける訳にはいけなくなりました、とミサカは戦闘モードに入ります)
上条(何考えてんだ?こいつ)「って、ウギャァァァァァ!!!」バタッ
御坂妹「やっつけちゃった、とミサカは誰も居ないのにテヘ☆と舌を出しつつ頭をコツンと叩いてみます」
上条「マジかよ…」
御坂妹「さ、さぁ、何をしてもらおうかしら?」
上条「何でもこい。男に二言は無い」
御坂妹「じ、じゃ、そうね~…ミサ…私とキス…とか」
上条「へ…?」
上条「いつもの別れ際のキスよりすっごいのをしろと!?」
御坂妹「」
658 : 以下、名... - 2010/11/18(木) 01:55:14.36 iS9cjZmC0 218/287え?
これで終わりじゃないですよね
え?
上条「いや、まぁ、負けた以上は約束守らないとな……上条さんは嘘をつかない男なんですよ」
御坂妹「」
上条「ささ、中学生相手に許される範囲の幻想(ディープキス)、とくと!」
御坂妹「ミサ……わ、私には早すぎるぅぅぅぅぅ!」ピュー
上条「え……」
(自販機前)
御坂妹(いきなりハードル高すぎです、ミサカはほんのちゅっと唇を触れ合わせるところからでないと! と、ミサカはプラトニックな恋愛への憧れを考えます)
上条「おーい」タッタッタ
御坂妹「ほわぁ!?」
上条「どうしたんだ? まぁ、改まってキス……となると、上条さんも緊張してしまいますが」
御坂妹「ええと、その……」
上条「じゃ、じゃあ……いくぞ」グッ
御坂妹「はう……ん……」
御坂妹(まさか、こんな事態は想定外です。こんな形で大人の階段を上ってしまうとは……と考えつつ、ミサカはそっと目を閉じて上を向きます)
御坂妹「ん……ふぅ……」
上条「…………」チロリ
御坂妹「んっ!?」
御坂妹(舌が!? 優しいキスの後、舌が恐る恐る私の唇を割って入ってきた、とミサカは冷静に状況分析をします)
上条「……ん、ぷは……こ、このくらいでいいか?」
御坂妹「……え?」
御坂妹(ミサカの想像の十分の一もディープではない、とミサカは自分の妄想に身悶えします)
上条「お、おい? ごめんな、上条さんは実は唇にキスするのは初めてで……下手で幻滅しましたか?」
御坂妹「いえいえ! 全くそんなこと、ミサカはまさかも考えていませ……ん、と言ってから、ミサカはしまった、と口元を覆い隠します」
上条「ちょ……そんな気分悪そうにしなくても……」
御坂妹(違います、違います。ミサカは何故かとっても嬉しくて、だけど本来受けるべきで失われるべきだったお姉様のファーストキスを横取りしてしまった罪悪感に苛まされているのです)
御坂妹「…………」ギュ
上条「え? どうして抱き着いたりするのでせうか?」
御坂妹「『御坂』とキスしたという貴方の幻想をぶち殺すのです、とミサカは寂しげに最良の選択肢を実行します」ビリビリッ
上条「ひいいいいい!?」グタリ
御坂妹「……さようなら、とミサカはファーストキスの相手をぎゅっと抱き締めます」
上条「きゅぅ……」
御坂妹(我ながらナイスアイディア、とミサカは胸が締め付けられるような感覚に戸惑いながらお姉様をこの場所へ呼び出す手配をします)
御坂妹(記憶が混乱してわけがわからないうちにうやむやになるでしょう、とミサカは楽観視してこの場をクールに立ち去ります)
御坂「あー! アンタ! 人を呼びつけておいて居眠りとはいい度胸じゃない!?」
上条「ふぁ……はい? え?」
御坂「え? じゃないわよ」
上条「おい、待てよ……お前、キスした途端にビリビリしやがって……死ぬかと思ったぜ」
御坂「なっ、な……何をアンタ、私でエロい夢見てんのよー!?」ビリビリビリッ
上条「うわあああああ!? 夢!? いや、そう言われればいつもより妙に素直で可愛くて肌もすべすべで、胸も慎ましいながらほんの少し感触が違ったような……なるほど、夢か!」
御坂「何だか聞き捨てならないことを言ったわね!? 今日こそ殺すっ!」バリバリッ
御坂妹(申し開きのしようもない、正直に言ったらミサカが殺される、だからミサカは隠れて事の成り行きを見守りつつ先程のとろけるようなキスの感触に酔いしれます)
御坂「この破廉恥男! 死ね! 全身の血を沸騰させて穴という穴から血を噴き出して死ね!」
上条「待て、待てって! 町中でおっ始めんな!」パキューン
御坂妹(ああ……あのように頭に血が上っていては、攻撃も単調になってしまって……とミサカはお姉様の負けを確信します)
上条「行くぜ! 昇竜拳もどき!」ピタァ
御坂「あ……」
上条「ふぅ……今日も俺の勝ち、だな」
御坂「うう、中学生でエロ妄想してる野郎に負けるなんて……」
上条「その言い方はさすがの上条さんでも心がザックリ傷付いちゃいますよ」
ミサカ(とか言いつつ、恐らく夢と思い込みつつある出来事と同じようにお姉様へ顔を近付けられる性根はまさに外道、とミサカはやはり先程のキスを思い出して何だか全身が火照るような感覚に陥ります)
御坂「きょ……今日は……どうするわけ……?」
上条「上条さんは、エロ妄想を否定する為にあえて何もしません」
御坂「え?」
御坂妹(え?)
上条「命令。このまま大人しく帰って宿題でもやって寝なさい」
御坂妹(ここにきてお預けプレイ? と、ミサカは過去の彼らの対戦後のいちゃつきっぷりを思い出してこれ以上ないくらいに赤面します)
御坂「そんな、何もしないなんて……」
上条「何かされたかったのか?」
御坂「うっ……」
御坂妹(ミサカは彼に対する認識を新たにします。外道、まさに外道)
御坂「……キス」
上条「はい?」
御坂「夢で、したんでしょ……何か悔しいから、本物の私に……その、キス、して……」
上条「いや、それはあくまでも夢だったみたいだから、別に気にする必要は」
御坂「私とキスしたいの!? したくないの!?」
上条「……どちらかといえば、したい方です……」
御坂妹(おお、さすがはお姉様。相手の理屈を蹴り飛ばして見事に自分の土俵へ連れ込みました、とミサカはハラハラしながら事態を見守ります)
御坂「……じゃあ、ほら、早く……ん」
上条「ん、ってされても……」
御坂「んっ」
上条「…………」
御坂妹(そんなぶっきらぼうに、怒ったような顔で唇を突き出しても、外道な彼が欲情するとは思えません。とミサカは先程の自分の迫り方は我ながら上手く出来た方なのかな、と自画自賛します)
上条「じゃ……じゃあ、する……ぞ?」
御坂「……ん」
御坂妹(段々と近付いていくふたりの唇に、ミサカは恥ずかしさのあまり目を両手で覆い隠すふりをして指の間からその光景を眺めます)
上条「ちゅ……」
御坂「ふぁ……んぅ……ぅ、ん……」トロン
御坂妹(口をもごもごさせているのが丸わかりで、ミサカはこんなはしたない真似を自分も往来でしていたことに気付いて懊悩転々します)
上条「っく……はぁ、こ、これで気が済んだか? 夢の通りにしたぞ」
御坂「んぅ……とーまぁ……もっと♪」
上条「はい?」
御坂妹(はい?)
上条「いや、いやいやいや! これでお終い! ちょ、あ、そんな抱き着いてこないで、うわ、上条さんの理性にも限界というものが……あああ!?」
御坂「やだ、とーまぁ♪ 一杯恥ずかしいことさせたくせに、今更抱き着くくらいどうだってのよ~♪」
御坂妹(一理ありますが、それは往来で口走ることではないかと、とミサカはどこか期待しつつ心の中でお姉様に助言します)
上条「こ、これ以上は捕まるっ、駄目! お預け!」
御坂「ええ~? でも、まだ今日の命令、ちゃんとされてないよぉ?」
上条「離れろ、離れて、お願いだから! いや命令! 上条さんから離れてください!」
御坂「私がまんぞくするまでキスしてくれたら離れるぅ~」
上条「命令ですよ! 大体、口にキスしたのだって初めてだっていうのに……最近の中学生の早熟っぷりには困りますね!」
御坂「一回だけなんて、や~だ~♪ ね、ねっ? とーまの部屋まで我慢するから、もっとしてぇ?」
御坂妹(……完璧に成り済まそうとするなら、こんな有り様まで再現しないといけないのですか……と、ミサカは改めてお姉様の偉大さに感服します)
上条「……そ……それは余計に駄目! 人目がないとなると、いくら相手が中学生でも、上条さんには抑えられる自信がありません!」
御坂「……今だけだよ? ちゅーがくせーに、色々ととーまの好きなこと出来るの。もっぺんちゅーしてくれたら、私、何されても許しちゃうかも……」
上条「」
御坂妹「」
御坂「ねぇ、とーまぁ? 私にしたいのは、キスだけだったの? 他にもあるんじゃないの?」
上条「あ、ありません! 子供は早くおうちに帰りなさい!」ぺいっ
御坂「ああん、とーま……」
上条「上条さんは今、そういうことを考える気分ではない、ということにしておいてください」
御坂「ちぇ。意気地なし……」
御坂妹(何という紳士……!)
(紳士が去った後)
御坂「ちぇ-。やっと既成事実を作れると思ったのに……」
御坂妹「興味深い独り言ですね、とミサカは偶然通りがかった風を装います」
御坂「あっ……ちょ、まさか今の見てたんじゃないでしょうね!?」
御坂妹「いえ、私が見ていたのは夢のような幻想です。とミサカは自分の願望混じりの言い訳をします」
御坂「……見たんだ、そっか……うふ、うふふ……」バチバチッ
御坂妹「」
御坂「ちなみに聞くけど、どこから……?」
御坂妹「全てをつぶさに観察していました、とミサカは死の危険に怯えつつ正直に答えます」
御坂「そっか、ふぅん……それじゃあ、覚悟は出来てるのよね?」ビビッ
御坂妹「提案があります、とミサカは私達が争わずお互いが幸せになれる悪魔の策略を口にしようとします」
御坂「……聞かせてもらおうかしら」
御坂妹「かくかくしかじか、とミサカは事細かに説明をします」
御坂「まるまるうまうま、なるほど。いわゆる分身殺法ね……」
御坂妹「私も幸せのお零れに預かりたいのです、と卑屈に本心を打ち明けます」
御坂「なかなかいい考えじゃない。さすがは私の妹ね」
御坂妹「さすがに気絶と覚醒、そして現実離れした出来事の後にまた気絶……と無限ループが続けば不自然だと思うのですが、とミサカは自分の計画のほつれに気付きます」
御坂「大丈夫よ、アイツなんだし。それに順番に事を済ませて、私とアイツのふたりきりにしてくれればファーストキスを奪った罪は問わないから」
御坂妹「お姉様の寛大なお心に感謝しつつ、出来ればお姉様の反対側に私も寄り添ってみたいと、ミサカは今までにない淫らな欲求に駆られます」
御坂「私ひとりで襲撃をかけてもいいのよ」
御坂妹「是非協力させてください、とミサカはお姉様の足を舐めそうな勢いで土下座します」
御坂「よし! それじゃあ早速行くとしましょうか!」
御坂妹「イエスマム、とミサカは従順にお姉様の後に従います」
御坂妹(能力が通じなくても、非力な女子中学生でも、ふたりがかりなら何とか押さえ付けられるだろうし、手荒な真似はされないだろうという作戦なのですが)
御坂妹(お姉様に順番を譲るのは仕方ないとしても、一緒に添い寝することくらいは許して欲しいのです、とミサカはまた新たな作戦を考えます)
御坂妹(即ち、彼から『私も傍にいていい』という旨の言質を取ること。お姉様が受け入れられたなら、私は何しろミサカなのですから、拒まれはしないハズです)
御坂妹(さて、先程のお姉様の声を完璧に再現出来るように練習しておきましょうか、とミサカは甘ったるい気分になります)
御坂「うふふ……待ってなさい、とーま! アンタの貞操を頂くわよ!」
御坂妹「とーまぁ♪」
御坂「……私、そんな可愛い声出せるんだ……」
御坂妹「むしろ彼に何かを命令された時はこういう声色でない方が珍しいです、とミサカは正直に過去のデータ統計の結果を口にします」
御坂「……ほんと?」
御坂妹「はい。そして彼もとても嬉しそうな眼差しでお姉様を見つめています、とミサカはやる気を誘ったり誘わなかったり」
御坂「ま、まぁ、それを聞いてちょっと安心したわ……うん、そっか、アイツったら……」
御坂妹「そういう表情は彼の前で見せた方が喜ばれますよ、とミサカは敵に塩を送ります」
御坂「敵っ!?」
御坂妹「ご安心ください、私は抜け駆けなんてしません。と、ミサカはしれっとそっぽを向きます」
御坂「……もし私より先にアイツと……その……したら、いくら妹達でも本気で黒焦げにするわよ?」
御坂妹「初めて同士でないのは惜しいですが、命も惜しいのでそんな真似はしません、とミサカは少し損得勘定をします」
御坂「よし、そうと決まれば……今度こそ行くわよ! アイツの家へ!」
御坂妹「おー、とミサカも声高らかに男性宅への性交渉目的の侵入に同意します」
御坂「ちょ……いや、まぁ、そうなんだけどさ……」
御坂妹「止めますか? と、ミサカは盛り上がった雰囲気に水を差します」
御坂「止めないわよ! い、行くわよ! とーまを押し倒しに!」
御坂妹「おー、とミサカも乙女ちっくな初体験を夢見つつお姉様の後に続きます」
御坂(とても『乙女』とは言えないわよねぇ、私達……)
679 : 以下、名... - 2010/11/18(木) 04:52:31.47 8ezAUxiZ0 232/287という保守。
上条「なあ、御坂」
御坂「何かしら?」
上条「よければ状況の説明を頼む……」
御坂妹「どうやら勉強疲れで寝入ってしまったところをお姉様がスタンダウンさせ、すかさず私がタオルでソフトSMっぽく縛り上げたのです。と言いつつミサカはソフトSMだなんて恥ずかしい、と顔を赤らめます」
上条「御坂がふたり……だと……」
御坂「ちなみに今からアンタには、私達ふたりの相手をしてもらうから」
上条「何を考えているんだ、君達。冗談も大概にしたまえ」キリッ
御坂「う……そんな顔したって、ここまできた以上は止められないんだから!」
御坂妹「据え膳食わぬは男の恥ですよ、とミサカは格言を用いながら衣服を脱がしにかかります」
上条「うひゃあ!? ちょ、あ、うわ、やめ……シャツの中に直に手ぇ入れてこないで!?」
御坂「ちょっと! な、な、何してんのよっ!?」
御坂妹「交代しましょうか、お姉様? それともズボンを脱がせるのは恥ずかしすぎますか? とミサカは下半身側と代わりたい衝動を抑えてシャツを脱がせきります」
御坂「うっ……や、やーよ! 約束したとはいえ、抜け駆けされる可能性がゼロじゃないんだし!」
御坂妹「では、そちらはお任せします……と、ミサカは脱がせたシャツを手首まで滑らせ、更に拘束を強固なものにします」
上条「くっ、タオルという手足に跡が残らないソフトな拘束方法、双子のように息の合ったコンビネーション……御坂がこんな隠し球を残していたなんて!」
御坂妹「そしてあらわになった男性の胸板に見惚れつつ、ミサカは頬をくっつけて体温と鼓動を存分に堪能します」
御坂「うっわぁ、いいなぁ……んもう、こっちも早く準備しなきゃ!」
上条「うお……ほ……おおおうっ!?」
御坂妹「すり……すり……はあっ。ん、んふう……とーまぁ♪ と、ミサカは素でお姉様の真似をすることに成功します」
御坂「くぅっ……わ、私もすりすりしてやるんだからー!」ガバァ
上条「うわああ! 御坂、待って、今は駄目だって! お願いします! 上条さんの一生の頼みですよ!?」
御坂「ここまできて引き下がれるかあ! そぉい!」ズボォン
御坂「……ぅゎぁ……」ゴクリ
御坂妹「これはこれは……と、ミサカはデータ上でしか知らない男性の生態をまじまじと観察します」ゴクリ
上条「……しくしく」
御坂「す、すりすりしても……い、いいの……かしら?」チョイ…ギュゥ
上条「うひぃ!?」ビクン
御坂「わあ!? ごめん、痛かった!?」
上条「い、いや、別に痛くはないんだけど……その、出来ればここら辺で収拾してもらえると、上条さん的にはありがたいかなーと」
715 : 以下、名... - 2010/11/18(木) 21:32:20.46 8ezAUxiZ0 235/287こうですか!? わかりません!
御坂「……そっか。痛くないんだ」ピトッ
上条「ひいいいいいんっ!?」ビクンビクン
御坂「ん……おっきくなってるね、とーま……エッチなこと考えて興奮したの?」ホオズリズリ
上条「こ、この状況でそういうことを考えない男子はいないと思います!」
御坂「ふぅん……とーまも、その気になってるってことか……んふ♪」ギュッ
上条「ひゃああ!?」
御坂「ん、んくっ……そ、それじゃ……ごたいめーん!」ズバッ
上条「止め……!」
御坂「」
御坂妹「」
御坂「」
御坂妹「」
上条「……あ、あのう……? 何か言ってくれないと、上条さんは次にどんな反応をすればいいのかわかりませんよ?」
御坂「お、おっきい……何コレ!? アンタ馬鹿なんじゃないの!? どうしてこんなでっかいのぶら下げてアタシと戦って勝てるわけ!?」ゴクリ
御坂妹「目測するまでもなく、平均サイズを軽く上回っていますね、とミサカも緊張と興奮に悶えながら息を飲み込みます」ゴクリ
上条「いやー、そうか、平均より上かぁ……って! そんなまじまじと見つめられたら恥ずかしいですよ! 君達は本当に何を考えているんですか!?」
御坂「そりゃ勿論、ナニのことじゃない?」ゴクリ
御坂妹「ナニのこと、とは即ち男女の交わりです。とミサカは念の為に解説しつつ、自分がきちんとナニが出来るかどうか大きすぎる男性器を眺めて硬直します」
御坂「んっ……とーまのココの匂い……すっごくエッチぃ感じだ、ね……?」スンスン
上条「嗅がないで!?」
御坂妹「私にも少し……ん……な、なるほど。これは身体の芯が熱くなるような、確かにとてもエッチぃ匂いですね、とミサカはいつの間にか膝をすり寄せている自分を不思議に思います」モジモジ
御坂「と、とーまの、コレ……私の中に、入るかなあ……?」モジモジ
御坂妹「まず私が先に試してみましょうか、とミサカはまだ諦めきれない口調で提案します」モジモジ
御坂「それだけは認めないっ!」ギュウ
上条「あひん!? つ、強く握らないでぇ!?」ビククゥッ
御坂「……あれ? もしかして、今の……気持ちいかったの、とーまぁ?」
上条「っ……屈辱っ……上条さんは、どうしてこんな辱めを受けなければならないのか全く理解出来ないですよ」ビクビクッ
御坂「……ん、んく……ね、ねえ? 知ってるんだよ? く、口で、すると……気持ちいーんでしょ?」
上条「」
御坂妹「お姉様、焦らさずに思うまま事を進めればいいのです、夜這いなのですから。と、ミサカは参考にする気満々でご奉仕風景を眺めます」ムナイタスリスリ
御坂「そうね……夜這いなんだし、とーまの意思には関係なく好き放題やっちゃえばいいのよね!」
上条「」
御坂「じゃ、じゃあとーま、上手に出来ないかもしれないけど、頑張るから……あぁ……ん、んっ、んむぅ……ちゅる、ちゅぷ、んぐ」
御坂妹「いきなりくわえるとは情緒がありませんね、と言いつつ、ミサカは歯だけは立てないようにお気を付けて、とアドバイスします」スリスリ
御坂「んぐぷ……はぅ、ん、はむっ……じゅく、じゅるっ……んんはぅ、はぷ……んあ、あぅ、くぷ……ちゅるっ」
上条「う、あ、あっ……」ビクンビクンッ
御坂「ねぇとーま、気持ちいー? ……なんて、聞かなくてもいいみたいね」
御坂妹「羨ましくて悔しいので、ミサカはキスをすることにします」
上条「え」ビクンッ
御坂「じゅりゅっ、ちゅ、ちゅくくっ……ん、んん、くむ、んるりゅ、ちゅう、んっ、んぷっ」
御坂「ちゅぅ……ちゅちゅっ、ちゅぷ……れろっ、れるる、ちゅる、んるっ」
上条「」ビクビクッ
御坂「ちゅぷ、んぐ、くぷ……んふぅ……ね、ねぇ、とーま? 私、上手に出来たかなぁ?」キョルンッ
上条「」コクコク
御坂妹「ちゅるるるっ、じゅぷ、はぷちゅ、ちゅむ……んむ、ちゅうううっ、じゅぷっ、れるる、れる……はあ……とーまぁ♪ と、ミサカは脳髄までとろけて見境いが付かなくなっています」
御坂「とーまぁ! 気持ちよかったの、よくなかったの!?」
上条「……気持ちよすぎて、もう、何が何だか……上条さんも、見境いが付かなくなっているみたいですよ」ビクンッ
御坂妹「お姉様、これを。と、ミサカは事前に薬局で買っておいた避妊具の箱をいくつか懐から取り出します」
御坂「こ、これは……」カアッ
御坂妹「好きな人を困らせるのは本意ではないですよね? と、ミサカは説明書で使用方法を完璧に学びます」
御坂「んっ……そ、そおだね、とーまも夜這いで子持ちなんて、困るだろうしぃ……え、えっと……どのサイズがぴったりかなあ?」カアアアア
御坂妹「取説と目測によると、恐らくXLサイズがよろしいかと、とミサカは改めて自分が事を為し得るのかと不安になります」
御坂「え? Lで充分じゃないの?」
御坂妹「サイズが小さいと締め付けられて痛いのではないですか? と、ミサカは当たり前の意見を述べつつ、苦しがる様を見るのもいいかなと歪んだ欲望を思い浮かべます」
御坂「……XL、これね。よっと」
上条「み、御坂? 思い直すなら今の内だぞ?」ビクッビクッ
御坂「……どうしても止めたくないの。じゃないと、とーまはいつまで経っても私とエッチしてくれないでしょ?」
上条「それはそれで、上条さんが相応しいと思った時に……ですね」
御坂「私は今が相応しい時だと思ってる。だから……ね、とーま? どうせ抵抗出来ないんだし、ちゅーがくせーとエッチする背徳感を、たっぷり楽しめばいいよぉ?」キュッ
上条「おふぅ」
御坂「こ、これでいいのかな? じゃ、ちゃんと着けたし、しても……いい、よね? とーまぁ?」
御坂妹(装着方法が間違っています、とミサカは面白そうなので心の中で呟くだけにします)
上条「……拒んで止めてくれるのなら、上条さんは全力で拒否します」キリッ
御坂「えへへへへへ。やだなぁ、とーまったら♪ 止める気があったらとっくに止めてるよぉ?」エヘヘヘ
御坂妹(ゴクリ、とミサカはいよいよ始まるであろう性行為を生唾を飲みながら……し、下着が湿っている事実を、隠そうと試みます)モジモジ
御坂「ほ、ほら。私も、すっごくエッチな気分でさっ……もお、我慢出来ない感じ?」
御坂妹(スカートをまくり上げたお姉様の、下着越しに浸透してきたいやらしい汁の存在を見たミサカは、自分も同じくらい濡れている、と感じます)
上条「や、ちょっ……思い直せ、御坂! 今ならまだ間に合う!」
御坂「何ゆってるの、とうまぁ? とっくに手遅れだよぉ?」
御坂「ほら、私、もうこんな……んっ……見えるでしょ? とーまとエッチしたくて、身体が準備しちゃってるんだよ?」
御坂妹「ここで拒むのは、女の子にとって最高に最悪な残酷っぷりです、とミサカは理性の最後の砦を崩しにかかります」
上条「う……」ビクン
御坂「えへ……やだ、糸引いちゃってる……とーまとエッチ出来るって思ったら、すんごい興奮してきちゃったぁ♪」ヌギッ
上条「するというか、無理矢理されると言った方が……」
御坂「じゃあ……次は無理矢理していいから、今は私が無理矢理するねっ♪」ヌギヌギッ
上条「ふぉ、ふおおおおう……!」ビクン
御坂妹「ああ、そんな慎ましやかな胸を晒して……相手の趣味がわからないうちは探りながら脱がないといけないのに、と言いつつミサカはデータベースを更新します」
御坂「私の胸、小さくてごめんね? でも、ココは胸と変わらないから……ん、んっ……んく……!」ツプッ
上条「お、おい、御坂っ!?」
御坂「んーっ! ん、く……あ、あう……全部、入れちゃうよ、とーまぁ……!」ヌププッ
上条「っ……!」ビクビクッ
御坂「んんっ、あ、はく……う、うあ、あっ……! と、とぉまぁ……い、痛い、よぉ……!」
上条「御坂……ぅく……」
御坂妹「なるほど、充分に濡れていれば処女でも入るのですね。とミサカは安心しつつ、ひとすじの血の流れとお姉様の痛そうな表情に不安を覚えたりもします」
御坂「んぅ……と、とおまっ♪ 一緒になれたね、やっと一緒に繋がれたね、とーまぁ♪」フルフル
上条「ん……御坂……」ビククッ
御坂「思ってたより、痛くないから……動くよ、とーま♪ 私で気持ちいくなってね、口でした時より頑張るからっ!」
御坂妹(最早私は見つめることしか出来ません、とミサカはすりすりしつつ、ふたりの結合部を観察します)スリスリ
御坂「んぅっ、ぅんっ! んく……は、っあ、んあ……はう、は、はあ……と、とーまぁ♪ ねっ、私、気持ちいい? とーまっ」グプクプッ
上条「自分で自由に動けないのが悔しいくらい、上条さんは気持ちよくて堪らないですよ」ビクンッ
御坂「んふ……とーまぁ♪ もっとよくなって、ほんとはもっと上手にしてあげたいんだけど、んくっ……は、初めて、だからっ……んうっ」ヌププッ
上条「も、こ、これ以上よくされたら、一瞬で上条さん死亡な気がしますよ……?」ビクッビククッ
御坂妹「お姉様の支援に回ります、とミサカはうろ覚えの知識で指を使います」ヌプッ
上条「アッー!?」ビクビクビクンッ
御坂妹「範囲特定、微弱電流を放出。とミサカはこの技術を後に流用することを思い付きます」ピリピリ
御坂「んんんっ! ひゃぁぅ♪ やんっ、ああっ、あ! あっ、ああああ! とーまぁ、腰、跳ねさせないでよぉ♪」ゾクゾクゾクッ
上条「んなこと言ったって……っあ!」ビュピュッ
御坂「んっ……あ、な、何か、今、ぱちゅって、中で弾けたぁ……♪」ビクビクンッ
上条「はい?」ビクリ
御坂「んぁ……あ、あったかぁいの、入ってきたぁ……♪ な、何なの、とーまぁ……これ、なぁに……?」ビクンッビクビクッ
上条「はい?」
御坂妹「正しく装着しなかったせいで破けてしまったのですね、と、ミサカは冷静に推察しまつつ自分も同じように装着させようと思います」
御坂「奥の方、ぬるぬるって滑ってるよぉ……♪ 何、これ……とぉま、これ、すごく感じちゃう……♪」ビクンビクン
上条「い、いや、その……」タラーリ
御坂妹「既に避妊具が意味を為さないのであれば、もう着ける必要はありません。とミサカは自分と生でまぐわうように要求します」ゴクリ
御坂「これ、と、とぉまの、せーしっ……そっか、私の中に出ちゃったんだぁ……♪ え、えへへ……♪」ビククッ
上条「ちょ……え? おふたりさん、言ってることが変じゃないですか?」
御坂「とーまの、せーし……んっ、くふんっ……」ヌプッ
御坂妹「グロテスクな男性器の先端から粘ってお姉様の胎内まで糸を引く白濁がとてもエロティックですね、とミサカは素直な感想を口にします」
上条「」
御坂「私の奥で出しちゃったんだね、とーま……私、とーまの赤ちゃん妊娠しちゃうんだぁ♪」
御坂妹「中学生を妊娠させるとは何事ですか、と不確定要素にツッコミを入れつつ、ミサカは自分にも突っ込んでもらえるようアピールします」スリスリスリ
御坂「んぅ……少し休ませてね、とうまぁ……気持ちよくって、感動してて、ちょっと動けないから……」ビクビクッ
上条「み、御坂? え?」
御坂「ちょっと痛かったけど……気持ち、よかった、よ……とーまぁ……私、元気な赤ちゃん産むからね……」パタリ
御坂妹「というわけで、避妊具は不要の方向で。と、ミサカはせめてお姉様より先に妊娠させて欲しいと包み隠さずに要望を伝えます」ギュウ
上条「いえ、その……御坂? の妹さん? 俺は、子供とか全然考えては……」ゾクリ
御坂妹「……とぉまぁ~♪」キョルンッ
上条「え? こっちが御坂?」
御坂妹「脱いだ方がいい? 脱がない方がいい? とーまの好みに合わせるよ? と、ミサカは相手の趣向を聞き出します」
上条「は、半脱ぎでお願いします……」ゴクリ
御坂妹「どこまで半脱ぎにしますか? 下着の脇から入れたいですか? と、ミサカはどんな欲求にも応えられることをアピールします」ヌギッ
上条「脱ぎたいだけ脱いでもいいけど、とりあえずスカートは残して欲しいかな、と……」
御坂妹「把握しました、とミサカはスカート以外を脱いだ変態的な格好になって、今度は自分の欲求をあらわにします」ヌギヌギッ
上条「う、うわぁ……」プパ
御坂妹「い、入れさせて、もらいますよ……? と、出したばかりなのにそそり立つレベル5に対して攻撃態勢を整えます」
上条「あ、あの……避妊具をお忘れでは……?」
御坂妹「破れてしまって、結局お姉様に中出ししたというのに、今更気遣いですか? と、ミサカはいわゆる生セッ○スを強要します」
上条「いや、今度はちゃんと破れないようにですね」
御坂妹「……スカートはまくった方がいいですか? そのままがいいですか?」
上条「……は、半分くらいまくってください……」ゴクリ
御坂妹「はい。それでは……ん……んっ、く……ふううっ」ヌププッ
御坂妹(こ、これは想像以上に痛いです……が、とても熱いので、目一杯に広げられてっ……こすれるのが、堪りません……と、ミサカは奥を貫かれる感触にうっとりします)
上条「う、わ……」ゾクゾクッ
御坂妹「避妊具なしの生挿入は格別でしょう? と、ミサカは慣れない口調で興奮をそそります」ヌププゾクッ
上条「ちょ、待っ……これ、ヤバっ……」ビクビククッ
御坂妹「破瓜の痛みよりも、中を全部こすられる気持ちいい感触の方が強いです、とミサカはいやらしい感想を言いながら幸福感に浸ります」ゾクゾクッ
御坂妹「んっ、んぁ、はぅ……あ、あっ、ああ、も、もう駄目、おかしいです、こんなに気持ちいいなんて異常です。とミサカは全身から力が抜けるのを感じます」ヌプゾクヌプッ
上条「ほ、本当に、ヤバっ……出したばっかりだってのに……!」ビクンッ
御坂妹「お姉様そっくりな慎ましい胸が一杯で、もう、私は……私は! と、ミサカはミサカはミサカはミサカは!」ビクビクキューンッ
上条「う、ううっ……!」ビュピュビュビュッ
御坂妹「は……あ……と、とーまのせーし、中に一杯出てるぅ……と、ミサカはお腹の奥で存分に精液の噴出を味わいます……♪」ビクンッビクンッ
上条「う……あ……はぁ……」ビクッビクビクッ
御坂妹「あ、ん、まだ出てるぅ……と、微妙な感触にもミサカは敏感に反応します」ビククンッビクッ
上条「っく……う……はあ……な、なあ、お前ら、御坂と、妹……なんだよな?」
御坂妹「ご想像にお任せします、とミサカは謎の女を装いながら、お姉様と共に添い寝を所望します」
上条「……添い寝、って、俺がふたりの真ん中になって寝ろってことか?」
御坂妹「はい。ミサカは更に、『お前と一緒に眠りたい』的な発言を所望します」
上条「…………」
御坂「くぅ……すぅ……んんぅ、とーまぁ……んもう、ほんとにエッチなんだからぁ♪ んぅ、やん、駄目だってばぁ♪」スヤスヤ
上条「まぁ、もう寝るしかないみたいだし……お前も疲れただろ? 一緒に寝ようぜ」モウダメダ
御坂妹「疲れていないと言えば嘘になりますが、今夜はそこの布団を被って三人で寝た方が全員幸せになれると思います、とミサカは計画の一旦を明らかにします」
上条「……まぁ、いいや。俺も眠いし……ああ、そうだ。御坂の奴、起きたら速攻で電撃かましてきそうだから、御坂より先に起こしてもらえないか?」
御坂妹「最早その心配は皆無だと思われますが、イエッサーとミサカは処女を捧げた男性へ従順に従います」
上条「悪い、な……ちょっと、さすがに、疲れた……」スピョピョ
御坂妹「…………」
上条「…………」スヤスヤ
御坂「…………」スヤスヤ
御坂妹(布団を被せて……完了。添い寝……少しだけ場所を移動して、完了。ミサカは、ミッションコンプリートです)
御坂妹「…………」
御坂妹(とはいえ、私も疲れてしまったようです……睡眠が必要。少し股間が痛みに疼くけど、ミサカはこの程度耐えるのです……ぐぅ)オヤスミ
終わりだよ!
御坂「んにゅ~……♪」ムニャムニャ
上条「こうして見ると……結構可愛いな、こいつ」
御坂妹「中学生に中出しした鬼畜野郎はさすがですね、とミサカは昨晩の避妊具なしで放たれた白濁の感触を頬を染めながら思い出して赤面します」カアァ」
上条「なっ!? あ、あれは、俺がどうこう出来る状況じゃなかっただろう!?」
上条「って……御坂は? お前は御坂の妹だよな?」
御坂妹「お姉様はキッチンにいます。ちなみに私はお味噌汁以外を作り終えて再び貴方の傍で添い寝しています、とミサカは何もしていないのではないかという疑念を晴らします」
御坂「んふっふ~♪ っとま、とぉまぁ~♪ オミソスープでハートをげっちゅ♪」
上条「……あいつは料理をしたことがあるのか」
御坂妹「一旦煮立てて火を止めるだけです。と、ミサカはお姉様に黙っていろと言われた情報を処女を捧げた男性に素直に伝えます」
上条「うく……」
御坂「あ、とーま、起きたの? すぐ朝ご飯出来るから、ちょっとだけ待っててね♪」クルンッ
上条「」プパッ
御坂妹「ちなみに事が済んだまま寝たので、そのままの格好です。お姉様はエプロンを着けていますが、とミサカは劣情をそそるであろう情報を垂れ流します」
上条「お、おおう……道理で腕に当たるふよんふよんの膨らみが生々しいわけだ……」
御坂妹「不快でしたか? と、ミサカは布団を持ち上げて自分の胸を眺めます」
上条「ぷおう!? 生乳ぃっ!?」プパー
御坂妹「反応していただけて、嬉し恥ずかし恋する乙女です。と、昨夜乙女でなくなったミサカは、より強く胸を押し付けてみます」
上条「ちょ……お、おわ……」タラタラ
御坂妹「ちゅーがくせーをふたりも食べちゃった感想は如何ですか? と、ミサカは罪悪感を煽るように問い立てます」
上条「た、食べたっていうか、食べられちゃったんじゃねえかよ……」タラタラリ
御坂妹「では、食べていただけますか? と、ミサカは男性の起床時の生理現象へ手を伸ばします」ギュッ
上条「ほわぁ!?」ビクン
御坂妹「こ……これが、私の中に入っていたのですね……と、ミサカは改めて貴方の男性器の大きさに感嘆します」ポッ
上条「」プルプル
御坂「ねぇ、とーま? 朝ご飯出来たよ? 早く顔洗ってきて~♪」
御坂妹「……残念ながら、お預けのようです。と、ミサカは心底無念な顔で洗面所へ向かいます」
御坂「とーまー?」
上条「お、おう……」
(食事中)
御坂「んひひ~♪」
御坂「美味しい? とーま、美味しい?」
上条「……自炊レベル5な上条さんも、これなら合格点をあげますよ」ズズッ
御坂「やったぁ♪ ね、ね、お嫁さんになれるかな? とーまのお嫁さんになれる!?」
上条「ぶふぅ!?」
御坂「やんっ」
御坂妹「着替えが必要。しかしこの部屋に女性用の服はありません、とミサカは冷静に分析します」
上条「わ、悪いな、御坂……」
御坂「ううん、いいの……でも、とーまの服、貸してね?」キョルンッ
上条「お……おう……」ドキドキ
御坂「ああん、下着まで染みちゃってるよぉ……」
御坂妹「気を付けてください。お姉様は貴方を全力で悩殺してこようとしています。と、ミサカも実は同じ考えであることを暴露します」
上条「おま……」
御坂妹「しまったー、お味噌汁を零してしまいましたー」トタタタタ
(着替え中)
御坂「……ね、このワイシャツとかいいんじゃない?」
御坂妹「下着なしの場合、Tシャツなら乳首のぽっちが目立っていいアピールになるのではないでしょうか、とミサカは他のアピール方法を検索します」
御坂「う……アイツのことだし、見せても興奮するとは思えないんだけど……」
御坂妹「私はお姉様のスカートに履き替えて、エプロンを装着します。と、不自然にお味噌汁を零した理由を明らかにします」
御坂「っていうかアンタずっと上半身裸じゃない!? とうまを誘惑してんの!?」
御坂妹「いぐざくとりぃ、とミサカは丁寧にお辞儀をします」
上条「……全部聞こえてるんですけど……はあ」
御坂「あ、アンタには買い出しを命じるわ! 冗談じゃない、とーまを奪われて堪るもんですか!」
御坂妹「何なりと、とミサカは速攻で買い物を終えて戻ってくることを誓います」
御坂「じゃあ、このメモにある通り! いくら使ってもいいし、どこまで行ってもいいから全部揃えてくるようにね!」ピッ
御坂妹「……はい」タラリ
御坂妹(ありふれた野菜……しかし、現地産……お姉様、これはあまりに露骨ではないですか? と、ミサカは少しイラッとします)
御坂「全部揃えるまで戻って来ちゃ駄目だからね!? 私ととーまの邪魔しないでよ!?」
御坂妹「わかりました、とミサカは現金を受け取って早速ATMへ向かいます」タタタタ
御坂「んふふ……これでとーまとふたりきり! だ、誰も見てないなら、甘え倒しても大丈夫よねっ!」
御坂妹(全情報共有開始……目標購入後、即時配達されたし)モキュモキュ
御坂妹「ふぅ……全部揃うまで中に入れませんね、とミサカはドアに聞き耳を立てます」
(室内)
上条「み……御坂? お前、妹じゃない方の御坂だよな?」
御坂「ん~? どうしたの、とぉま? 私と一緒じゃ嫌?」
上条「嫌っていうか……その、服ならもっとまともなやつを着て欲しいと」
御坂「普段は自分が着てるTシャツを、ちゅーがくせーの女の子が着てると、興奮しちゃう?」
上条「ぅく……」
御坂「ね、ねぇ? どうせ今日はアンタも休みでしょ?」
上条「はい」
御坂「だ、だったら……ゆっくりごろごろ寝転がって、日頃の疲れを取っちゃわない?」
上条「はい?」
御坂「だから、ごろごろしよ? あ、でも、とーまに頭とかなでられちゃったら、私がごろごろゆっちゃうかも……♪」
御坂「よいしょっと……えへへ~」ギュウ
上条「お、おぜうさん? いくら部屋が狭いからって、わざわざ膝の上に座ることはないでせう?」
御坂「頭なでてくれないの? そしたら私、ごろごろゆうよ?」
上条「べ、別に上条さんはですね」
御坂「中で出したくせに……」ボソッ
上条「」
御坂「超危険日だったし……ううん、いいの。とーまには迷惑かけない。ひとりで産んで、立派に育ててみせるから」サスリサスリ
上条「両手両足縛られて、適当に避妊具着けられたせいで、それが破れて中身が零れて……上条さんに何の非があるんですか?」
御坂「妹とは生でして、遠慮なく中出ししたくせに……」ボソッ
上条「……どうして身動きが取れなかった上条さんが悪いように言われなければならないんですか」
御坂「だって……ズルいよ、とーま。私だってとーまと生でエッチして、直接出して欲しかったよ……」グスッ
上条「わー! はいはい、わかったわかりました! 頭なでるから泣かないで!?」ナデリナデリ
御坂「んっ……ふみゅ……」ゴロゴロ
御坂妹「」ザーッ
御坂妹(砂っ……何故口から砂が出てくるんですか、とミサカは甘々なふたりにジェラシックオーラを放ちます)
御坂「んぅぅ♪ とうまになでられるの、気持ちいー♪」
御坂妹「」ザザー
御坂妹(妹達で手分けすればお姉様の無茶振りも早々にミッションコンプリーツ、私も早く彼に頭をなでて欲しいです、とミサカはネットワークを介して懇願します)
上条「……も、もうよろしいでせうか?」
御坂「ごろごろ……駄ぁ目。ちゃんと満足するまで続けてくれないと、許してあげないんだからっ」ギュー
御坂妹(これが……ジェラシック! と、ミサカは全身を緑色に光らせながら嫉妬します)ジェラジェラ
上条「はい……」ナデナデ
御坂「んぅ、んん……ね、とーま? 他のとこも、なでて欲しいかなぁ、って……」キョルンッ
上条「た、例えば?」
御坂「こ・こ。昨日の今日でしょ? まだじんじん痛くて、でもとーまがなでてくれたら、痛みも治まると思うの」
上条「……そこ、は……」ゴクリ
御坂「ね。お願い、とーま」
上条「あ、あくまでなでるだけ、なでるだけ……」サスリ
御坂「んんっ」ビクン
上条「わ、悪い、痛かったか……?」
御坂「んっ、んーん。大丈夫だから、続けて……」ドキドキ
上条「それじゃ……」サスリサスリ
御坂「は、あっ、あんっ……とーまの手、優しいっ……んぅ、あぁ、はぅ……」ビクッビクンッ
上条「何だか湿気がこもってきたような……」サスサス
御坂「あ、あっ、とーまぁ♪ そこっ、そこぉ……すっごく気持ちいいよぉ♪」キュウン
御坂「ふぁ、あぅ……も、もぉいいよ、とうま。次は私がとうまを気持ちよくしてあげるから」ハァハァ
上条「……はい?」
御坂「んふふ……お尻に当たってるよ、とうまの。昨夜、私達と立て続けに二回もエッチしたのに……じょしちゅーがくせーと、もっとエッチしたいんだぁ?」ヌギッ
上条「違っ!? こ、これはその、興味がなくったって男なら今みたいな声聞かせられて反応しない方が不自然というか!」
御坂「ほら、とーまも脱いでよ。じゃないと、服が汚れちゃうでしょ?」
上条「」
御坂「私の方は……ね? 準備、オッケーだから……後はとーまに身を委ねちゃう」トローリ
上条「……ごくり」ヌギッ
御坂「優しくしてね、とーまっ♪」ドキドキ
上条「お、それはもう、上条さんは紳士ですから」キリッ
御坂「ふあ……あ、あっ、とーまのが入ってきちゃうっ……ああ、入るっ、入っちゃうぅぅ……!」
上条「っ……」ヌプッ
御坂「あぁ、あっ……すごい、昨夜より熱くておっきい感じ……んく、そ、それに、生でする方が……私、好きかも……」ビクビクッ
御坂妹「じょしちゅーがくせーだというのに自分から誘うとはけしかりません! と一部始終を聞いていたミサカはお姉様の次にエッチしてもらうことを所望します」
上条「」
御坂「なっ……買い物はどうしたのよ!? こんな早く帰ってこられるハズないでしょ!?」
妹達「購入物品メモ一番入手完了、とミサカは淫らなご褒美を要求します」
妹達「同じく二番完了、とミサカも淫らなご褒美を要求します」
妹達「同じく三番完了、とミサカも淫らなご褒美を」
妹達「ミサカも」
妹達「ミサカも」
御坂妹「他の品も順次到着予定です、とミサカは快く協力してくれた妹達に感謝します」
上条「」ポカーン
御坂「あ、あ、ああああ……アンタ達ぃぃぃぃ!」ビリビリビリッ
御坂妹「おっと、電撃を放つと折角の生エッチを中断することになりますよ? と、ミサカは服を脱ぎながらふたりの淫らな行為を眺めます」ドキドキ
御坂「うく……」
妹達「それはいい考えですね、と未経験なミサカは参考の為に見学します」ドキドキ
妹達「同じく未経験なミサカも」ドキドキ
妹達「ミサカも」ドキドキ
上条「……み、御坂?」
御坂「なっ、何かしら、とーま?」
上条「この際お前が何人姉妹かは聞かない。が……もしかして、この口ぶりから察するに、ここに集まる全員の相手をしなきゃいけないのか……?」ヒキツリ
御坂「ま、まぁまぁ、とりあえず私に集中して! 私だけを見て! ね、とーまっ」ギュウッ
御坂妹「これが『だいしゅきホールド』という技です。相手は中出ししか出来なくなります、とミサカはお姉様から聞きかじったエロ知識をご披露します」
妹達「なるほど確実ですね、とミサカは自分も中出ししてもらう為にしっかり記憶します」ドキドキ
妹達「ミサカも」ドキドキ
妹達「ミサカも」ドキドキ
上条「御坂。さすがに集中出来ないんだが……」
御坂「……うふ……うふふふ……そうね、そうよね。妹達は私なんだから、好みが同じでも不思議じゃないわよね……」ウフフフフ
上条「……あの、御坂さん?」
御坂「アンタ達、とーまを押さえ付けなさい! こうなったら無理矢理でも、中で生でとーまに気持ちよくなってもらうんだからっ!」
御坂妹「アイマムと返事をしたミサカは、これでは昨夜と何ら変わらないではないですか、と思いつつ多少興奮している自分に戸惑います」ギュー
妹達「これもひとつの愛の形なのですね、とミサカは考察しつつ足でだいしゅきホールドの仮想練習をします」ギュー
妹達「ハーレムというやつですね、とミサカはこれから始まるであろうただれた性生活に期待します」ギュー
御坂「ん、んぅ……ちょっと動きづらいけど……とーまが悪いんだからね? もっと早くエッチしてくれてたら、こんな、ことっ、しなくても……っはぅ、んっ、あぅっ」クプグププッ
上条「うわああああん! 不幸だあああああ!」ビクンビクンッ
終わり!
865 : 以下、名... - 2010/11/19(金) 20:28:35.28 BJ0HU/jF0 258/287そうか……打ち止めを忘れていたな……
おや、こんな時間に誰か来たようd
打止「とっても面白そうなことをしているけれど行ったら怒られそう、ってミサカはミサカは自重してみたり!」
一通「あァン? 何言ってやがるンですかァ?」
打止「あのねあのね、ミサカネットワークで素敵なライブ映像配信中なんだよ! ってミサカはミサカは言葉をオブラートに包んでみる」
打止「帰ってから真似してみようそうしよう! ってミサカはミサカは大胆発言」カアッ
一通「……勝手にしやがれ。見れねェモンには興味ねえンだよォ」ボリボリ
打止「んもー! 絶対びっくりさせちゃうんだから! とミサカはミサカは頬を膨らませてみたり」プクー
打止「そしてそして、おんぶー。っておねだりしながら練習してみる」ギュゥ
一通「何の練習だ! くっつくのは帰ってからにしやがれ!」ハンシャ
打止「あうちと痛がりながら、ミサカはミサカは別に急がなくても帰ってからの方が都合がいいって気付いてみたり」
一方「買い物だァ?」
打ち止め「そうなの、ってミサカはミサカは貴方に一緒に来て欲しいと要件を伝えてみたり」
一方「黄泉川と芳川と行きゃいいだろオが。何で俺なンだよ」
打ち止め「あ…貴方好みの女に成りたいから?ってミサカはミサカはやだ、何だか顔が///」
一方「!?(こいつはグッと来るモンを見してもらったぜェ…)」
打ち止め(やっぱりこういうの弱いのかな?ってミサカはミサカは心の中で暗黒微笑を作ってみたり)
打ち止め「ん…////(あの子達、激しすぎて…////)」
一方「ん?どうした打ち止め…顔が赤いぞ」
打ち止め「ぁぁ…////(そんな…////)」もじもじ
一方「おい!打ち止め!?どうかしたのか?」
打ち止め「(3人同時だなんて…感覚が同時に…////)」ぼー もじもじ うるうる
一方「熱でもあんのか?」ピタッ
打ち止め「あっ…////」
一方「ちょっと熱っぽいし…風邪か?」
打ち止め「だ、だめ…ってミサカは後ずさりしたりして(流れてくる感覚が強すぎて…な、流されちゃうって…ミサカは…ミサ…)////」
一方「だめって何がだよ…おい、病院に行くぞ」抱き上げ
打ち止め「ぁぁぁああ…(一方通行の温もりと香りが…も、もう我慢できないってミサカは…)////」
一方「うぉ!なんだ暴れるんじゃねぇ」
グラッドサッ
一方「…っ…おい、大丈夫かよ…って!な、なにしてんですか!」
打ち止め「も、もう我慢出来ないんだよって、ミサカはあなたの上で首を舐めながら…あぁもっとぉ…」ぺろぺろ
一方「で、でも俺は行かねェぞォ」
打ち止め「本当に行ってくれないの?ってミサカはミサカは涙目で貴方を見上げてみたり」
一方「…チッ。しょうがねェなァ」
打ち止め「わーい、ってミサカはミサカは喜びを体で表してみたり」
一方(ありゃあ反則だァ…)
一方「くっ…おい、打ち止めやめ──!!」ビクンッ
打ち止め「ん?ここがいいの?ってミサカはミサカはあなたの胸をいじりながら聞いてみる」クリクリ
一方「い、いい加減にしねーと…!?」ガクンッ
打ち止め「えへへ、演算補助の稼働率を低下させてみたりして////」
一方「ぅぁ…(くそっ身体が動かねぇ)」
打ち止め「感覚だけはちゃんと活かしてあるから安心してってミサカはあなたの服を脱がしながら言ってみる」
ぬがしぬがし
打ち止め「あなたは本当に白くて綺麗って…ペロリ ミサカは舐めながら褒めてみたりして」ぺろぺろ
一方「くっ…うあっ!(やべぇ…動けねぇのに感覚が…)」
打ち止め「あはっ、普段反射してる分、とっても敏感ねってミサカは立ってきたピンクのココを重点的に舐めてみる」ペロペロ
一方「くぁっ」
打ち止め「ほらほら、って悶えるあなたが可愛くてミサカはミサカはちょっといじわるにつねってみる」
きゅ
一方「!!!」ビクンッ!!
打ち止め「あは、気持いいの?ってミサカはしゃべれる程度に補助演算稼働率を上げてみたり」
一方「はぁはぁはぁ…お、お前…」
打ち止め「気持よすぎてしゃべれないの?ってミサカは首をかしげてみたり」クリクリ
一方「ぅ…ぁぁ…」
打ち止め「あ、こっちも大きくなってきたねって、ミサカは手ですりすりしてみたり」スリスリ
一方「!!や、やめ…お前には…ま…ぅぁっ……早い…」
打ち止め「ん?ミサカは小首をかしげて脱がしてみたり」カチャカチャ
打ち止め「きゃっ!い、意外と大きいかも?ってミサカは驚いてみる////(当麻と比べると少し小さいけど…わたしには…)」
一方「だ…だめ…だ………(これ以上…され……ると…)」
打ち止め「もう、強情なんだからってミサカは飽きれてみたり」
打ち止め「でも、ミサカはもう我慢できないんだよ////って恥ずかしい告白をしてみたり////」イッチャッタ! 手で顔隠し ブンブンッ
一方「お…まえ…自分の…身体を考えやがれ」
打ち止め「あなたはだまっててってミサカはツネッてみる」ギュッ!
一方「!!!」ビクンビクンッ
打ち止め「えっと、ミサカのここはもうぐちょぐちょだから…////」ドキドキ
打ち止め「(は、入るかなぁってミサカは不安になってみたり)」
打ち止め「(だけどミサカの欲望が優ったりして////)」
またがり
一方「やめっ!」
打ち止め「…ぁ(クチュッ)…あったかい…」ググッ
打ち止め「あぁ…」ズズッ
打ち止め「(い、痛い…でも…)」涙目でほほえみ
一方「うぁっ」
打ち止め「(も、もうちょ…)」ズズズッ
ばんっ!
黄泉川「わたしも混ぜるじゃんよ!!」
打ち止め「きゃっ!」ズンッ ギュ~~~~ッ
一方「うっ!?(し、しめつけがぁぁぁ!!!)」ドピュッ
黄泉川「…」
打ち止め「…」
一方「…」
おわり
美琴「今日こそ勝つわよ」
当麻「お前はいつも元気だなぁ」
美琴「ふん、そんな態度ができるのも今日までよ!レベル5の実力を見せてあげるわよ」
当麻「はぁ、分かったよ。俺も考えれたことがあるしな(この罰ゲームは取っておきですよーwww)」キリッ
美琴「はぁ!(昨日今までの戦い方を整理してみて見えたことがある)」
当麻「イキナリ砂鉄で攻撃!?よっと!(今度の罰ゲームは泣いても許してやらないからな)」うきうき
美琴「当たり前に無効化してくれるわね…(やっぱり、巻き上げた小石は当麻に当たる!)」
当麻「本気なのはわかったけど、いつもとあんま変わんねーぞ」
美琴「これからそれを見せてあげるわよ!」
ドシュ!!
当麻「おい、攻撃届いてねーぞ!上条さんのすぐ手前の地面に落ちてんじゃん、体調悪いならやめるか?」
美琴「これでいいのよ」ニヤッ
当麻「!?」
美琴「おりゃー!」
ドゴン!!!
地面の一部が空を飛んだ
よくみると砂鉄が大きなスプーンのように抉り出したようだ
当麻「って!?ヤベー!!!!」
膨大な量の土砂
人一人ぐらい簡単に埋まる量だ
物理現象はこの手では打ち消せない
当麻「くっ!間に合え!!」ダッ!
美琴「あんたのすぐ手前の地面をえぐったんだから!避ける暇はないわ!!!」
瞬間 轟音
さっきまで上条当麻の立っていた場所にちょっとした土の山ができた
周りに人影はない
美琴「やった?…やった!勝った!ついに勝ったわ!!!」ぴょんぴょんっ!!
美琴「って、早く助けなきゃ!」
慌ててかけより能力で盛り上がった土を掘削する
当麻が埋まってるんだから慎重に…
あまり長く埋まってると酸欠などで死…
いや、酸欠による脳障害が───
焦って作業が雑になる
っと、いけない慎重にしなきゃ当麻を傷つけちゃう!
肩を叩かれた
美琴「なによ!邪魔しないで!!」バッ
当麻「よう」
美琴「────」
当麻「いや、危なかったぁ。さすがレベル5。あんな攻撃してくるとは上条さんは考えもしませんでした」うんうん
美琴「────」
当麻「まぁでも、今回も上条さんの勝ちですよー」
パンパンと身体中についた土を払いながら
美琴「───な、なんで」
当麻「なにが?」
美琴「あんた埋まったはずでしょ…避ける時間もなかったし」
当麻「あぁ、簡単だ」
当麻「お前は俺のすぐ手前の地面をえぐっただろ」
美琴「え、ええ…」うなずき
当麻「一歩踏み出して、その抉られてできた穴に落ちたんだよ」
美琴「あっ!」
当麻「そっちからは持ち上がる土砂で見えないし、他に避けてもすぐバレるからな、一石二鳥だろ?」
美琴「」
当麻「さて、お楽しみ罰ゲームの時間ですよー」
美琴「な、なによ…なにさせるっていうのよ!////」
当麻「それは…………」
美琴「……早く、命令しなさいよ」
上条「お、おう……」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
当麻「しかし…御坂妹達も交えてあんなことやそんなことまでした夢を見て思いついたなんて言えないな…」
美琴「ちょ!なんて夢をみてんのよあんた!!!!////」
当麻「しまったっ!」
美琴「うー…////」
当麻「えっと、じゃぁ…」
美琴「い、いいわよ…////」
当麻「え?」
美琴「罰ゲームの命令なんだもん////やって……やるわよ////」
当麻「…まじですか?」
美琴「/////」カッー コクンッ
当麻「お前…無理しなくても」
美琴「む、無理なんかしてない!/////」
当麻「…いや、やめとこう お前は中学生なんだぞ」
美琴「わたしがいいっていったらいいの!!」ビリビリッ!
当麻「うわー!と、とにかく上条さんは紳士なのです!そんなことできません!!」ダッシュ!
美琴「ま、待ちなさい!!!!この私がピーしてピーして上げるっていってのよ!!!」
後日
黒子「知ってますお姉様、なんでもこの辺りに卑猥な言葉を大声で連発して走る痴女が出たそうですわ」
美琴「…は、ははは…………はぁ」
おわり
上条さんマジ紳士!!
936 : 以下、名... - 2010/11/20(土) 18:06:09.49 q/vlVv9n0 273/287もう終わり?
937 : 以下、名... - 2010/11/20(土) 18:09:41.06 kbRF27+80 274/287ネタが無い
939 : 以下、名... - 2010/11/20(土) 18:19:34.84 L37YRAh4Q 275/287普通のデートして美琴がこれのどこが罰ゲームなのよっつって上条さんが俺にとってはご褒美だからいいんだよ的に言って美琴がゴニョゴニョする
上条「本日の罰ゲームはーー」
美琴(何が本日よ!絶対次は勝ってやるんだから!)
美琴(と言っといて勝った試しが無いんだけどね…)
上条「なんとっ!デートです!」
美琴「……………へ?」
美琴「なっ、何でも無い!は、早く買いに行きましょうよ!」
上条「なんだビリビリ?そんなに大人のおもちゃ欲しいのか?」
美琴「う…………」
上条「まぁビリビリが興奮しているから、早く行きますかね」
美琴(何か負けた気分…)
上条「よっし、じゃあ行くか!」
美琴「う、うん(テンション高いわね)」
上条「着いたぜ!」
美琴(ここって私がいつも行くゲーセン…)
上条「早速だが御坂!お前、UFOキャッチャー得意か?」
美琴「え!?あ、うーん…ちょっと位なら」
上条「じゃあ命令。あれ取ってくんない?」
美琴「あれーーーって」
美琴(カラ○ーチョ!?)
上条「いやぁ上条さんお金無いんで、スナック菓子が食べたい時はここで取るんですよ」
美琴「な…何回位で?」
上条「一、二回で取れるぞ?じゃあちょっとやってやるぜ」
美琴(嘘…すご…)
上条「よっ」
ウィンウィンウィンウィン
上条「ここら辺かな。次に…ほいっ」
ガコン!ウィンウィンウィンウィン…ガコン!
上条「行けよー…」
ウィンウィンウィンウィン
上条「よーしよーし…」
美琴(スゴイ…)
ポロッ
美琴(えっ!?)
上条「あちゃーいつもの不幸が発動しちまったー」
美琴「えっ、ちょっ、いいの!?」
上条「何が?」
美琴「だって落ちる要素どこにも無かったじゃない!これ抗議していいレベルよ!?」
上条「まぁまぁ、御坂」ナデナデ
美琴「にゃっ!?」
上条「これ位の事で目くじら立ててたらしょうがないんだよ。今回は運が無かっただけだ。俺の事を思って怒ってくれるのはありがたいけど、そんなに怒っちゃ整った顔が台無しだぜ?」
美琴「ふ、ふにゃあ…(どさくさに紛れて口説いてるんじゃ無いわよ///)」
上条「さて、本題に入ろう」
美琴「どれ?」
上条「あれだ!」
八分の一
キラークイーン完全塗装版
美琴「」
美琴「何…これ」
上条「キラークイーン。ジョジョって漫画の第四部のラスボスだ」
美琴(ネコみたいな顔してるわね…これが本当にラスボス?何だかなぁ…)
上条「よし!取るぞ取るぞ~♪」
美琴(まぁ、アイツが嬉しそうならそれでいっか)
上条「むずい…なぁビリビリ」
美琴「ふぇっ!?い、いきなり話しかけないで!!」
上条「お前これ、やってくんない?」
美琴「え?」
上条「俺じゃ取れそうに無いんだよ、これ」
美琴「えっ!?」
上条「お願いしますっ!」ドゲザッ
美琴「で、でも私、アンタよりUFOキャッチャー下手よ?取れないと思うんだけど…」
上条「不幸じゃないお前なら…やれば出来るはずだ!自信を持て!始める前から諦めんなよ!」
美琴「う、うん…(フイギュア一体でこんなに熱くなれるんだ…)」
上条「さぁ!」
美琴(私こういう細かいの嫌いなのよねー。大体ここら辺?)ピッ
上条「……………」
美琴(騒ぐかと思ったんだけど意外と静かね。…あっ!)ピッ
上条「……………」
美琴(諦めが肝心だと思ってるのかな?)
ゴトン
美琴(えっ!?取れてる!?)
上条「すげえ!ビリビリ」
美琴「ま、まぁね!(偶然ってスゴイわね)」
上条「俺、お前の事見直したぜ」ガシッ
美琴「あ…///(何?このまま告白?やだちょっと心の準備が)」
上条「だから…」
美琴「///」ドキドキドキドキ
上条「二軒目行こう!」
美琴「………へ?」
上条「よーし!次、こっちだぜ!」
美琴「アン…タ…ねえ…」
上条「へ?」
美琴「いい加減に…しなさいよっ!!」
バチバチィ!
上条「ほえっ!?」
美琴「何がデートなのよ!そりゃあオモチャ買いに行くだけだけど、それにしたって鈍すぎよ!」
上条「……はい?(杉下右京の声で)」
美琴(~~はっ!?私は今何を?)
上条「よく分からねーけど、ビリビリは何かを期待していたのか?」
美琴「そうよ!」
上条「えっ?」
美琴「もう欲しいものはゲットしたんでしょう!?だったら次は、普通のデートじゃ無いの?」
上条「あ、あぁ、そうだな(何か俺が罰ゲーム出す側なのに、俺が罰ゲーム受けてるように感じる)」
美琴「じゃあ!ちゃんとデートしましょうよ!」
上条「お、おう…」
美琴(よし!無理矢理だけどデートに持ってった!)
上条(これ、俺じゃなくても、ビリビリの強引さに辟易すると思うんだ)
美琴「じゃあセブンスミストね!次の日曜日!じゃあね!」ピュー
上条「あっ、おいビリビリ!はぁ…」
上条「日曜の不在の理由、イにどう説明しよう…」
987 : 以下、名... - 2010/11/21(日) 10:01:38.34 tkcyu8kM0 287/287endって書くの忘れたまま寝ちゃった…
急な終わり方でしたが残りレスも少ないので、これで終わりにしたいと思います
皆さんどうもありがとうございました