悟飯「いくぞ、セル!」
セル「ふふふ……次の相手は貴様か」
セル「うっ!?」
悟飯「?」
セル「うあああああっ……!」
悟飯「どうしたセル!?」
セル「陣痛だ……! セルジュニアが産まれちゃう……っ!」
悟飯「なんだって!?」
元スレ
セル「セルジュニアが産まれちゃう……っ!」悟飯「なんだって!?」
http://hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1585573384/
セル「うううううっ……!」
悟飯「どうしよう……どうすればいいんだ……!」
悟飯「お父さん!」
悟空「どうした、悟飯?」
悟飯「セルが……出産しそうなんです!」
悟空「どっひゃーっ!」
悟飯「どうしましょう!?」
悟空「どうしようっていわれても、オラも分からねえよ」
セル「ぐ、ううう……! うああああっ……!」
ベジータ「こんなチャンスを逃すことはない。今すぐ消し飛ばしてやる!」サッ
悟空「ベジータ、いくらなんでもそりゃあんまりじゃねえか?」
悟飯「そうですよ!」
トランクス「父さんは最低です!」
ベジータ「ちっ……!」
セル「ぐ、うううう……!」
セル「痛い痛い痛いいたぁぁぁぁぁい!!!」
ベジータ「……」
ベジータ「ヒッヒッフーだ」
セル「え」
ベジータ「ヒッヒッフーと呼吸するんだ。少しはマシになるだろうぜ」
セル「ヒッヒッフー……」
セル「ヒッヒッフー……」
セル「少し……楽になった……」
ベジータ「フン」
悟空「やるじゃねえか、ベジータ!」
悟飯「すごいや!」
ベジータ「だが、このままではまずいぞ」
ベジータ「どこかちゃんとした病院に運ばねば、母子ともども死んでしまう」
悟飯「だけど、セルを受け入れてくれる病院なんてあるんでしょうか?」
サタン「私に任せろ!」
悟空「おめえは……さっきセルに一発でやられた……!」
サタン「今、近くの病院に私の名前で手配をした! 受け入れてくれるはずだ!」
悟空「サンキュー!」
悟空「セルの容態は?」
医者「非常に危険な状態です」
医者「それに……うわごとのようにある言葉を繰り返し口にしておりまして……」
悟空「言葉を?」
悟飯「なんでしょうか?」
トランクス「聞いてみましょう!」
セル「あ、あなた……」
セル「あなた……どこにいるの……」
悟空「“あなた”って誰だ?」
ベジータ「多分、セルと子作りした“相手”のことだろうぜ」
悟飯「きっとセルは心細いんです。一人きりの出産だから……」
トランクス「だけど、セルの相手なんて、どうやって見つければいいんだ!」
サタン「ならば私に任せろ!」
悟空「サタン!」
サタン「私がテレビで全世界に呼びかけてやろう!」
サタン「大ニュースだ! セルが妊娠している!」
サタン「セルと子作りした心当たりのある者は、すぐセルゲーム会場まで来てくれーっ!」
悟空「やるじゃねえかサタン! おめえはセルの救世主かもな!」
ピッコロ「あとはセルの相手が逃げずに来てくれればいいんだが……」
セルゲーム会場――
悟空「あ、誰か来てるぞ!」
悟飯「ホントだ!」
ベジータ「貴様は……何者だ?」
兵士「私は……王立防衛軍の兵士です」
悟空「王立防衛軍っていやたしか……」
悟飯「セルを攻撃して壊滅させられた……」
兵士「はい……私は生き残りだったんです」
ベジータ「それがどうして、セルと子作りするはめになったんだ?」
兵士「全てをお話ししましょう……」
………
…
~
シュゥゥゥゥゥ…
セル「ふっふっふ……ヒマつぶしにはなったな……」
兵士「ひ、ひいい……!」
セル「む」
セル「おやおや、私としたことが一匹残してしまったか」
兵士「た、助けて……!」
セル「先に仕掛けてきたのはお前たちだぞ? 助けるわけなかろう」
セル「だが……死が決定的となった人間が何をほざくかは興味がある」
兵士「……!」
セル「言い残したことがあったらいってみるがいい」
兵士「セ、セル……」
セル「なんだ?」
兵士「好きだ……!」
セル「なに!?」
兵士「セル……好きだ! 大好きだ!」
セル「バカな……私は大勢の人間を殺したのだぞ……? 貴様の仲間も……」
兵士「それでもいい! 惚れてしまったんだ!」
セル「くっ……!」
兵士「好きだッ!」
セル「なぜだ……! なぜ貴様を攻撃できん……!?」
兵士「セル……愛してる!」
セル「ぶるあぁぁぁぁぁっ!!!」
~
兵士「恐怖と苦し紛れから出た命乞いだったのですが……セルには効いてしまったようで……」
兵士「その後、私とセルはリングの上で抱き合い――」
悟空「そういうことか……」
兵士「でも、やはり私はセルが恐ろしくなって、逃げ出してしまいました」
兵士「セルも私を追ってはきませんでした……」
悟飯「セルなら簡単に追えるはずなのに……」
トランクス「この人の意志を優先したんですね」
兵士「しかし、先ほどのミスターサタンの映像で、セルの妊娠を知り……いてもたってもいられず……」
兵士「私は……どうすれば……!」
悟空「行ってやれよ」
兵士「いいんですか……?」
悟空「ああ……セルもおめえを待ってる!」
兵士「セルーッ!」タタタッ
セル「あなた!?」
セル「どうして……ここへ……」
兵士「すまない……! 逃げてしまってすまない……!」
セル「いいの……こうして駆けつけてくれただけで……」
兵士「セル……!」
兵士「産んでくれ……」
セル「!」
セル「いいの……?」
兵士「ああ……俺たちの子供を産んでくれ!」
セル「分かった……!」
セル「ヒッヒッフーッ!」ボウッ! シュインシュインシュイン…
医者「奇跡だ! あれほど乱れていたセルの生命反応が、正常化していく……!」
セルジュニア「おぎゃあ、おぎゃあ……!」
セル「う、産まれた……!」
兵士「やったな!」
セル「あなたが来てくれたおかげ……!」
兵士「俺はもう逃げないぞ! 立派な父親になる! このジュニアのためにも!」
セル「あなた……!」
セルジュニア「ウキキキ……!」
悟空「よかったな!」
悟飯「出産おめでとう!」
悟空「セルに殺された人たちは、ドラゴンボールで生き返るとして……」
クリリン「17号と18号も、今のセルなら返してくれそうだな」
悟空「ベジータ、どうする? あのセルと戦えるか?」
ベジータ「俺はもう……戦わん……」
完

