男騎士「なん・・・だと・・・」
神父「頑張ってください」
男騎士「魔物との戦いならいくらでもやる!それで勘弁してくれないか」
神父「勘弁してくれと言われましても、残っている項目はそれだけなんです」
男騎士「しかし・・・」
神父「はいはい、後ろがつかえてるんですから、早くお帰りください」
男騎士「くっ・・・」
元スレ
神父「次のレベルにあがるために必要なのは、異性との接吻です」
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1238045326/
男騎士「どうしよう…異性の接吻と言われても…」
シスター「…………」てくてく…
男騎士「あれは!…シスター!」
シスター「どうしました?」
男騎士「わ、私に接吻を…!」
シスター「え!?い、嫌です!!」
男騎士「そ、そう言わずに…はぁはぁ…つ、次のレベルに上がる為に…はぁはぁ…」
シスター「き、きゃああああ!」どごっ!
男騎士「ぐはぁ!」
シスター「け、汚らわしい!即刻立ち去りなさい!」
男騎士「…このメイス捌き…し、神官戦士…だったのか…うぐ…」
男騎士「ひどい目にあった…宿屋で回復しないと…」
女将「いらっしゃい!一晩50Gだよ!」
男騎士「…………女将も女だよな…老けてるけど…」
女将「どうしたんだい?泊まるのかい?泊まらないのかい?」
男騎士「わ、私と接吻をしてくれないか?」
女将「な、なんだって!あ、あたしには夫と子供が…」
男騎士「…この際人妻でも構わない…」
女将「そこまであたしを…わかったよ…あたしも最近ご無沙汰だったんだ!来な!可愛がってあげるよ!」だきっ!
男騎士「いや!接吻だけで…うわぁ!?ちょっと脱がさな…」
女将「久しぶりの男だからね!今夜は覚悟しな?」
男騎士「すみません!やっぱり結構ですぅああー!!」ダダ…
女将「あ…ちっ!若い燕を逃がしたね…」
男騎士「はぁはぁ…さすがにばばぁに貞操を捧げる勇気はないぞ…」
男騎士「そうだ!ギルドに行けば…」
マスター「よぉいらっしゃい!仲間を探してるのか?」
男騎士「うむ…そんなところだ」
マスター「条件は?」
男騎士「若い女性で登録している者はいるか?」
マスター「…あんたも好きだねぇ…こっちに来な…」
男騎士「いるのか!?すまない!」
マスター「ここだ…」
男騎士「うむ?この部屋か?」
バタン!
男騎士「な、なに!?マスター!これはどういう…」
マスター「うちは娼館じゃねぇんだよ!ボケが!」
男騎士「違う!私は…」
マスター「せいぜい可愛がってもらうんだな!!ハッハッハ!!」
男騎士「…可愛がってって一体…」
ホモ「あらぁん?かわいらしいお客様♪こういうのは初めてぇん?」
男騎士「な!?ば、化け物め…!」
ホモ「ま!失礼しちゃうわぁ…」
男騎士「うるさい!叩っ切るぞ!」
ホモ「強がっちゃってかわいい♪さぁ、こっちよぉん!」
男騎士「ぐ…は、離せ!離せぇえ!!」
男騎士「で…次のレベルに必要なのは異性の接吻とか言われて…シスターに殴られ、女将に襲われ…」グビッ
ホモ「そうだったの…」
男騎士「幼い頃から剣一筋だった私にそんな相手など…くそっ…!」ダンッ!
ゲイ「かわいそう…でもあたし達じゃ力になれないのね…」
男騎士「…その気持ちだけで私は…うっ…」
ホモ「元気出して?ね?今はいなくてもすぐ見つかるわよぉ!ねぇ?」
ゲイ「そうよぉ!顔はかわいいんだからすぐよ!すぐぅ!」
男騎士「ホモさん…ゲイさん…私は…うぅ…」
ホモ「ほら、泣かないの♪今日はあたしのおごりよぉん!パーっと騒いで明日頑張ればいいのよぉ!」
ゲイ「そうよぉ!ほら飲んで飲んで!」
男騎士「ありがとう…ぐす…」
男騎士『ありがとうございました。頑張って見ます!』
ホモ『いいのよぉ!相手探し頑張ってねぇん♪』
ゲイ『また辛くなったらおいでぇん♪いつでも慰めてあげるわぁん!』
・
・
・
男騎士「心温かいいい人達だったな…よし!気合い入れてくぞ!」
男騎士「とは言ったものの…ギルドはおそらくブラックリスト入りだしどうしよう…」
男騎士「…金もないし…ダンジョンにでも行くか。出会いはどこに転がってるかわからないってホモさんも言ってたしな」
男騎士「行くぞー!」
男騎士「入ったは良いものの…人がいないわけだが…」
男騎士「…運にまで見放され…!」
男騎士「何者!」シャキ!
魔物♀「あ…うっ!?」
男騎士「魔物か!」
魔物♀「や、やめてください!ま、待って!殺さないで!」
男騎士「…ふむ?」
魔物♀「私は悪い魔物じゃないんです!」
男騎士「………」
魔物♀「この辺りには凶悪な魔物がいるんです!このダンジョンに入った人はみんなそいつに…」
男騎士「ほぉ…そんな奴がここに…」
魔物♀「はい、ですから…」そろー
男騎士「ふん!」ザシュ!
魔物♀「ぎゃあああ!」
男騎士「嘘をつくならもっとマシな嘘をつけ」
魔物♀「おのれぃ…!何故…ぐぁあ!」
男騎士「言葉を話すほどの魔物は上級の悪魔しか存在しない!そんな奴が人間に媚びなど売るか!」ズバッ!
魔物♀「ぐがぁああ………」
男騎士「ダンジョンに入った奴はみんなこいつにやられたのか?少し探索してみるか…」
・
・
・
男騎士「…生存者なし」
男騎士「無駄な時間を喰ったな…とりあえず一旦帰ってさっきの奴の角を換金するか…」
商人「5000Gになります!毎度!」
男騎士「ありがとう。だいぶ良い金になったな…」
男騎士「そうだ!ホモさんとゲイさんに…」
・
・
・
ホモ「で、ここに来てくれたのぉ?もう!ほんとにかわいいんだからぁん!」
ゲイ「ちゅっちゅっしたげるわぁん♪」
男騎士「はは…ちょっ…ちょっと…ゲイさん!」
ゲイ「もう!いけずぅ!」
ホモ「でもお金入ったなら娼館に行けば良いんじゃないん?」
男騎士「なるほど!その手が!」
ゲイ「ダメよぉん!あんなとこはぁん!びょーき移されちゃうわよぉん?」
男騎士「病気ですか?」
ゲイ「そうよぉ!お客様から聞いたんだけどぉ…けっこうひどいらしいわよぉ?」
ホモ「もぉう!なってないわねぇん!最低よぉ!お客様にびょーき移すなんてぇん!」
男騎士「娼館はパスか…レベルアップしても病気はさすがになぁ…」
ホモ『また来てねぇん♪』
ゲイ『待ってるわぁん♪』
・
・
・
男騎士「次はどうしよう…レベルアップできないんじゃダンジョンに行ってもな…」
魔法使い「あの…」
男騎士「ん?私になにか?」
魔法使い「その…い、一緒にダンジョンに行ってくれませんか!?」
男騎士「え?…いや、急に言われてもなぁ…ギルドで募った方が良いんじゃないか?」
魔法使い「ぎ、ギルドはちょっと…失敗して…」
男騎士「失敗か…私もギルドでなぁ…はぁ…しかし何故私を?」
魔法使い「あ、貴方は昨日悪魔の角換金してたじゃないですか?だから…」
男騎士「あぁ、確かに…でもあれは不意打ちみたいなもんだからな…」
魔法使い「お願いします!」
男騎士「…うーん…」
魔法使い「すみません…こんな初級のダンジョンで…」
男騎士「気にするな。初めは誰もが通る道だ」
魔法使い「はい!」
男騎士「…気をつけろ!ビットトラップだ!」
魔法使い「え?……あ!?」
男騎士「危ない!」ドン!
魔法使い「痛ッ!」
男騎士「ぐはぁ!」ザシュ!
魔法使い「あ、あぁ!?だ、大丈夫ですか?」
男騎士「かすり傷だ。それより気を抜くな!私みたいな前衛ならまだしも魔法使いの君がかかったら致命傷になりかねん!」
魔法使い「す、すみません…」
男騎士「む!魔物だ!気をつけろ!」
魔法使い「は、はい!」
ゴースト「うぁ…う…」
男騎士「やっかいな…あいつには物理攻撃が効かない!援護するから炎系の魔法で浄化しろ!」
魔法使い「あ…う…ぅ…」ガクブル
男騎士「びびって場合か!早く呪文を…」
ゴースト「あぁ…あ…」ふぁ~
男騎士「くそ!こっちだ!」
ゴースト「…あぁ…う…」くるっ…
男騎士「こいつを喰らえ!」ぽいっ
ゴースト「ああぁぁ……」じゅう…
男騎士「聖水…持ってきて正確だったな…」
魔法使い「あぅ…すみま…せん…」ガクブル
男騎士「………」
魔法使い「…さっきは…ほんとに…」
男騎士「…初めてで怖いのは解るが…パーティーとは互いに信頼し、命を預け合うものだ。誰かが足を引っ張れば全滅する…」
魔法使い「すみ…ません…うっ…」
男騎士「泣くな。生き残ったなら前を向け」
魔法使い「でも…僕はなにも出来ないし…」
男騎士「それをフォローするのもパーティーだ。しっかり経験を積め。そして成長するんだ」
魔法使い「男騎士さん…」
男騎士「…探索を続けるぞ?気を抜くなよ?」
魔法使い「は、はい!」
男騎士「この辺はもう探索し尽くしたな…どうする?次の階層に行くか?」
魔法使い「え!?えーと…」
???「あ!魔法使いちゃんだ!」
魔法使い「あ!?」
女盗賊「ひっさしぶりー!!あぁ…かわいい♪」だきっ
女戦士「急にいなくなったからな…心配したんだぞ?」ぎゅう…
魔法使い「うあ!や、やめ…」
男騎士「こ、これは…?」
女盗賊「ほら!お姉さん達と一緒に行こ?…こんなむさ苦しい奴なんかほっといて」
女戦士「昨日は悪かった。もう痛くしないから…な?…そんなでくの棒なんか役に立たんぞ?」
魔法使い「は、離して…!やめて!」
男騎士「…なんて言われよう…」ずーん
魔法使い「い、嫌だ!」
女盗賊「なんで!?お姉さん達じゃ不満?」
女戦士「まさか…こんなくそ男がいいのか?」
魔法使い「ぼ、僕は今男騎士さんのパーティーにいるんだ!う、裏切るなんて出来ない!」
男騎士「魔法使い…」
女盗賊「…あんた…」ゆらっ…
女戦士「………」
男騎士「ん?なにか…」
女盗賊「魔法使いに何したのよぉお!!」チャキ!
女戦士「魔法使いは返してもらうぞ!!」チャキ!
男騎士「君達!?な、なにを…?」
魔法使い「やめてよぉ!」
女盗賊「大丈夫!すぐに助け出してあげるからね!」
女戦士「覚悟しろ!」
男騎士「な、なんだこれは?わ、私がなにをしたと…?」
女盗賊「やぁああ!」ダダ…
女戦士「でゃあああ!」ダダ…
男騎士「ま、待て!話合おう!私はなにがなんだか…」
女戦士「問答無用だ!」
男騎士「…ちょっと…!」ガキィン!
女盗賊「死ねぇ!」ヒュッ!
男騎士「少し落ち着け!お前ら!」キィン!
女盗賊「生意気な!」ザッ…
女戦士「なかなかやる!」チャキ…
男騎士「こんなところで…止めろ!まずはこちらの言い分を聞け!」
魔法使い「あ…うっ…あ…」ガクブル
あぁう…あぁぁ……
男騎士「ん?…まずい!下がれ!」
女戦士「黙れ!」
女盗賊「大人しくあたし達に切られな!」
男騎士「違う!そんなことは後だ!ゴーストの群れが近いているぞ!」
女盗賊「騙されると思ってるの?馬鹿にすんな!」
女戦士「行くぞ!」
男騎士「この馬鹿どもが!大人しくしてろ!」シュッ!
女盗賊「ぐふっ…」ドス!
女戦士「うぐ…」ドス!
魔法使い「あ…ふ、二人とも…」
男騎士「気を失っているだけだ!そんなことより…」
ゴースト「う…あぁ…あ…」
男騎士「くそ!間に合わなかったか!!」
魔法使い「あ…あぁ…」ガクブル
ゴースト「あぁ…あぁ…」
男騎士「…ちっ!数が多い!」
魔法使い「あぁ…」ガクブル
男騎士「ボサッとするな!取り付かれて奴らの仲間になりたいのか!」
魔法使い「う!?い、嫌だ…」
男騎士「ならお前の出来ることをしろ!」
魔法使い「は、はい!」
男騎士「…どうする?一匹一匹潰すには魔法使いの魔力は足りない…どうすれば…」
ゴースト「うぅ…あ…」
魔法使い「クレタ!」
ゴースト「ああぁぁ…」じゅう…
魔法使い「や、やった!」
ゴーストB「あぁ…うぅ…」ぬぅ…
魔法使い「うわぁ!?」
男騎士「気を抜くな!囲まれてるんだぞ!」
魔法使い「は、はい!」
ゴースト「うぅう…」
男騎士「…くそ!消えろ!」ぶん!
ゴースト「うぅ…あ…」スカッ
男騎士「ダメか!…そうか!魔法使い!呪文をもう一度だ!」
魔法使い「は、はい!………」
男騎士「薬をありったけばらまいてやる…」バサバサ…
ゴースト「あぁ…あ…」
魔法使い「行けます!」
男騎士「…よし!撃ったら伏せろ!」
魔法使い「はい!クレタ!」
ばごぉおおー!!
魔法使い「いたた…」
男騎士「なんとかなったか…一旦帰ろう」
魔法使い「はい…最後のあれはなんなんですか?」
男騎士「粉塵爆発だ。前に痛い目にあったことがあったが…まさか役に立つとはな…」
魔法使い「…そうなんですか?」
男騎士「あの時は酷かった。もろに喰ってな…死ぬかと思った」
魔法使い「死…僕もさっきは死ぬかと思いました…」
男騎士「ダンジョンに潜れば死と隣合わせだ…初級と呼ばれてもそれは変わらない」
魔法使い「………」ガクブル
男騎士「さて、この凶悪な二人を連れてさっさと帰ろう。次は無いからな」
魔法使い「…はい」
男騎士「これでお別れだな」
魔法使い「ありがとうございました」
男騎士「いや、たいしたことじゃない。それよりこれからどうするんだ?そこの二人とまたパーティーを組むのか?」
魔法使い「いえ…あの僕……冒険者止めようと…思ってます…」
男騎士「…そうか」
魔法使い「…手伝ってもらっておいて悪いとは思ってるんですが…」
男騎士「それもまた一つの選択だ。責めたりしないよ」
魔法使い「はい…ほんとにありがとうございました…」
男騎士「頑張れよ!それじゃあな!」
魔法使い「はい!」
ホモ「大変だったのねぇ…」
男騎士「いや、まぁ慣れてますからね…」グビッ
ゲイ「でも男騎士ちゃんもおマヌケさんねぇ」
男騎士「え?」
ゲイ「その女盗賊と女戦士は気を失ってたんでしょう?なら唇を奪っちゃえばよかったのにぃん…ねぇ?」
ホモ「あらぁん!ゲイちゃん冴えてるわぁん!…でも後の祭ねぇ…残念だわぁん」
男騎士「あ!ああぁー!!」
ホモ「ドンマイよぉん男騎士ちゃん!ほら、お酒で忘れちゃいなさいよぉん」
ゲイ「そうよぉ!まだチャンスはあるわよぉ!元気だして!ね?」
男騎士「くそぅ…せっかくチャンスが…!」グビッ
ホモ「ファイトよぉ!ファイトぉ!」
ホモ『頑張るのよぉん!』
ゲイ『女の子なんて星の数ほどいるのよぉん!』
・
・
・
男騎士「はぁ…どうしようかな…レベルアップをすっかり忘れてた…」
男騎士「ダンジョンはダメだな!夢中になってしまうし…」
男騎士「うーん…ん?」
【道具屋「セルフショップ」従業員募集中!】
男騎士「これだ!」
男騎士「道具屋なら自然な出会いとか気さくな話とかそういうのが出来ると思ったのに…」
男騎士「ダンジョンにある支店の在庫管理と仕入れとか…」
男騎士「またダンジョンかよ…セルフってとこで気づくべきだった…」
ガチャ!
男騎士「すみません、まだ準備中…」
魔物「うが…?」
男騎士「ま、魔物だと!?いやダンジョンなら当然か!」チャキ!
魔物「………」のてのて…
男騎士「ん?」
魔物「………」チャリン…
男騎士「…金を払った…?」
魔物「…うが?」
男騎士「魔物もくるのか?ここ…」
魔物「うが!うがうが!」じたばた
男騎士「ん?急に…あ!在庫がないのか!」
男騎士「うーん…魔物にか…いやしかし金を払ってるしな…」
魔物「うがうが!」
ホモ『お客様は神様よぉん♪』
男騎士「そうだな、ホモさんもそう言ってたし…魔物も金を払えばお客様だな」
男騎士「申し訳ありません…こちら在庫を切らしておりまして…すぐにおとりよせ致しますので…」
魔物「うが?うがうが!」
男騎士「なに言ってるんだろ?…え、えーと…すぐに戻りますので…」
魔物「うが!」ゲシ!
男騎士「いた!おのれ…いやいや我慢我慢…品物を取りに戻るだけですから…」
魔物「うがー!」ゲシゲシ!
男騎士「ちょっ…止め…えぇい!とってくるって言ってるだろ!」
魔物「うがうが!うが!」
ガチャ!
女戦士「でさぁ…」
女僧侶「あはは…あれ?」
男騎士「だからなにを言ってるんだ!?さっぱりわからん!」
魔物「うが!うーが!」
男騎士「いいから大人しく待ってろよ!今持って…ん?」
女僧侶「…なにあれ?魔物と話してる…」
女戦士「気でも狂ってるんじゃない?気持ち悪い…」
男騎士「いや違っ…!」
女戦士「…ここは止めようか?」
女僧侶「そうね。変態もいるし…」
パタン…
男騎士「へ、変態はあんまりだ…」
魔物「うが?うがが!」にたーり
男騎士「元はと言えば貴様のせいだろが!くそ!叩っ切るぞ!?」
???「君…なかなか面白いことやってるね?」
男騎士「…誰だ!?」
女悪魔「使い魔の帰りが遅いと思ったら…人間とじゃれあってるなんてね」
男騎士「貴様…悪魔か!?こんな浅い階層に!?」チャキ!
女悪魔「刃物なんて向けて…物騒だなぁ…僕はお客様だよ?」
男騎士「ぐぬぅ…!!」
女悪魔「僕はそのアイテムが欲しいんだ。早くとってきてよ」
男騎士「誰が悪魔なんかに…」
女悪魔「お客様だよ?」
男騎士「うぬぬ…か、畏まりました…!」
女悪魔「気をつけてね?ふふふ…」
男騎士「なにが悲しくて私が悪魔の使いっぱしりをしなくてはならんのだ!くそ!」
ガチャ!
男騎士「とってきた…ぞ?」
女悪魔「お帰りー。僕、待ちくたびれたよ」ずず…
魔物「うーが」
男騎士「どっから紅茶やらクッキーなんぞ持ち込んだんだ!?」
女悪魔「君も飲む?おいしいよ?」
男騎士「いらん!ほらアイテムだ!さっさと帰れ!」ドサッ…
女悪魔「うっ…冷たい…マリー…人間ってこんなに冷たいんだね…」
魔物「うが!うが!」ゲシゲシ!
男騎士「お前ら…切られたいのか?」チャキ!
女悪魔「お邪魔したね!それじゃ!」
魔物「うが!」
パタン
男騎士「……なんなんだ?あいつらは?」
男騎士「昨日のあれはなんだったんだ?」
ガチャ
男騎士「すみませんね。まだ準備中…」
女悪魔「はろー」
魔物「うがー」
男騎士「またか…お前ら…ここが店内じゃなかったら切り掛かるとこだぞ!何しに来た!?」
女悪魔「お買い物だよ、お買い物」
魔物「うがふ…」
男騎士「来るなら準備が終わった後に来いよ!セルフショップだろ!ここは!」
女悪魔「今日はこれかな…マリー?どう思う?」
魔物「うが!」
女悪魔「そっか…なら…」
男騎士「話を聞けよ!」
女悪魔「…話を聞くもなにも…ここはセルフショップなんでしょ?なら黙っててよ」
男騎士「うぐっ…」
女悪魔「ふふふ…あ、これは?」
魔物「うが?うが!」
女悪魔「そうだね、これにするよ」
魔物「うが」チャリン
男騎士「…毎度」
女悪魔「またねー」
魔物「うがー」
パタン
男騎士「…くそ…悪魔の癖に普通に買い物していきやがる…!」
男騎士「………」
ガチャ!
男騎士「またきやがったな!今日と言う今日は…」
女モンク「…なに?」
男騎士「あ?…す、すみません!…ちょっと勘違いを…」
女モンク「…失礼な店だな…」
男騎士「すみません…しかも今準備中でして…」
女モンク「……失礼な上に使えん…」
パタン
男騎士「や、やってしまった…!」
クスクス…
男騎士「なんだ?…出てこい!」チャキ!
女悪魔「僕だよ、僕」ふわっ…
男騎士「貴様…!」
女悪魔「僕に来て欲しかったんじゃないの?」
男騎士「誰が!お前のせいであんなことに…!」
女悪魔「僕のせいじゃないよ?勘違いしたのは君じゃないか」
男騎士「ぐっ…お前が毎日来るからだろ!?」
女悪魔「相変わらず冷たいなぁ…」
男騎士「悪魔と馴れ合ってたまるか!」
女悪魔「…だよね。人間ってみんなそう…」
男騎士「…なに?」
女悪魔「誰も僕と話したりしてくない…いつも切り掛かってくるか逃げるか…」
男騎士「それは…」
女悪魔「まぁ、悪魔だからね。でも悪魔だからってすべてが悪いことばかりしてるわけじゃないんだよ?」
男騎士「………」
女悪魔「僕は人間に興味があったんだ。悪魔は普通群れないけど、人間は…パーティーって言ったっけ?まとまってダンジョンに来るでしょ?」
男騎士「あぁ…」
女悪魔「すごく仲が良さそうで、楽しそうで…いつも一人ぼっちの僕は羨ましかった」
男騎士「…悪魔が…?」
女悪魔「人間にもいろいろいるんでしょ?悪魔だってそうだよ」
男騎士「うっ…すまない」
女悪魔「気にしてないよ。でね?この店には人間がくるでしょ?買い物ってのをしにさ」
男騎士「………」
女悪魔「僕は人間のまね事がしたかっただけなんだ。…君が居たのはうれしい誤算だったけどね」
男騎士「うれしい?」
女悪魔「人間と話せた。返ってくるのはほとんど罵声だったけど…楽しかったよ」
男騎士「お前…」
女悪魔「ふふ…今までありがとう。楽しかったよ」
男騎士「え?」
女悪魔「もうここには来ないから安心してね?それじゃ」ふわっ
男騎士「ま、待て!」
――元気でね…―
男騎士「ってことがありまして…」
ホモ「しばらく見ないと思ったら…そんなことしてたのん?」
ゲイ「悪魔ちゃん…かわいそう…ぐす…」
男騎士「ええ…今思えば悪いことしたなぁって…」
ホモ「そうねぇん…その娘…男騎士ちゃんに気があったのにねぇん…」
男騎士「え!?ウソ!?」
ゲイ「もぉう!これだから童貞のにぶちんはぁん!!嫌いな相手に毎日会いに来るはずないじゃないのぉ!」
ホモ「そうよぉ!罵声浴びせられてもずっと…健気で良い娘じゃないのぉ!」
男騎士「悪魔に?俺が?いや…しかし悪魔…でも…いや…」
ゲイ「馬鹿!馬鹿!馬鹿よぉ!愛には性別も種族も年齢も関係ないのよぉ!」
ホモ「そうよぉ!ゲイちゃん!よく言ったわぁん!そうよね!そうよねぇん!」
男騎士「…女悪魔か…惜しいことしたかもしれん…うーむ…」グビッ
ホモ『今度はがっちり繋ぎ止めるのよぉん!』
ゲイ『フラグ折りすぎよぉ!フラグはもっと大事にしなさいよぉ!大事にぃ!』
・
・
・
男騎士「さて…どうしたものか…」
男騎士「ダンジョンで女悪魔を探すか…いや、さよならって言われたしな…」
男騎士「あぁ!!もったいないことしたかも!!」
女司祭「あの…」
男騎士「ん?なにか?」
女司祭「仲間を募ってるんですが…」
男騎士「前も似たような…まぁいいか。ギルドで探したらどうですか?」
女司祭「それが…すべて断られてしまって…」
男騎士「はぁ?何故ですか?」
男騎士「無理ですよ!無理!」
女司祭「そこをなんとか…」
男騎士「最上級ダンジョンに二人だけで行くなんて無理ですよ!レベルも装備も足りません!」
女司祭「そんなに深い場所じゃないんです!お願いします!」
男騎士「し、しかしそれでも死にに行くようなもんですよ?」
女司祭「それでも行かなければならないんです!」
男騎士「…そうまでしてなぜ?」
女司祭「妹が帰って来ないんです…無茶して最上級ダンジョンなんかに…」
男騎士「気の毒だとは思いますが…この世界では自業自得じゃ…」
女司祭「でも!生きているなら…いえ死んでいたとしても…たった一人の肉親を置き去りには出来ません!」
男騎士「………」
女司祭「お願いします!私が出来ることならなんでもしますから!」
女司祭「ほんとに来てくれたんですね!ありがとうございます…!」
男騎士「約束…忘れないでくださいね?」
女司祭「はい…せ、接吻ですよね?」
男騎士「そうです。頼みましたよ?」
女司祭「は、はい…恥ずかしいですけど…」
男騎士「では行きましょう」
・
・
・
…フオォ……
男騎士「…くそ…嫌な空気だ…」
女司祭「…はい…」
男騎士「慎重に行きましょう。戦闘は極力避けて…」
女司祭「わかっています…」
男騎士「気をつけて…ワープのトラップがある…」
女司祭「はい…」
ガチャ
男騎士「…ここもにもいない…マップは?」
女司祭「七割方埋まりました」
男騎士「…さらに奥か…ん?」
悪魔「ぐがあぁ!!」ブン!
男騎士「危ない!」ドン!
女司祭「きゃあ!」ドシャ!
男騎士「…こいつは…グレーターデーモン!! 」
悪魔「…小賢しい人間が…喰ってやろう」
男騎士「くそ!…援護を!」バッ
女司祭「はい!」
女司祭「プロテクト!」ヴゥン!
男騎士「はっ!」シュ!
悪魔「…ふん!」ガキィン!
悪魔「があぁ!」ブン!
女司祭「ティール!」バリバリ!
悪魔「ぐが!…横からか…小煩い虫めが!」ブン!
女司祭「あ……きゃあ!」
男騎士「させるか!」ギィン!
悪魔「…ぐうぅ…あああああ!!」
男騎士「うお!?」
男騎士「がはっ!」ドサッ!
悪魔「死ね」
女司祭「男騎士さん!…ラフィール!」きらっ…
男騎士「ぐっ…」キィン!
悪魔「なかなか楽しませてくれるな…ククク…」ギリギリ…
男騎士「ぐぅう!!」
女司祭「ティー…」
悪魔「失せろ!ザクルド!」パキーン!
女司祭「きゃああぁあ!!」
悪魔「これで終わりだな」ぐぐぐ…
男騎士「こんな…ところで…」ギリギリ…
男騎士「ぐっ!」めきめき…
悪魔「ククク…が!?」
…ガキーン!
悪魔「………」ずずぅん…
男騎士「な、なにが?どうなった?」
????「二人でぐれーたーでもんに立ち向かうとは無茶をする…」
男騎士「誰だ?」
くのいち「………」
男騎士「な…!?」
くのいち「私は…」
男騎士「………」
くのいち「どこを向いている?私はここだぞ?」
男騎士「…知っている」
くのいち「なら…」
男騎士「服くらい着ろよぉお!!」
くのいち「これでいいか?」
男騎士「あ、あぁ…すまない…取り乱してしまって…下からモロだったから…」
くのいち「気にするな」
男騎士「…しかしなぜ裸で…」
くのいち「職業によるAC低下の為にな」
男騎士「…忍者も大変だな」
くのいち「もう慣れた」
男騎士「………」
女司祭「うぅん…?」
男騎士「大丈夫か?」
女司祭「はい…あ!あ、悪魔は!?」キョロキョロ
男騎士「あぁ…それならこの人が首を跳ね飛ばしてくれた」
くのいち「………」
女司祭「あ、ありがとうございます…」
くのいち「もう無茶はしないことだな」
女司祭「はい…」
男騎士「そうだ!私達のほかにこのダンジョンであった人はいないか?」
くのいち「しらんな。ここしばらくで生きた人間にあったのはお前達が初めてだ」
女司祭「…そう…ですか…」
くのいち「それがどうかしたのか?」
男騎士「私達はこの人の妹を探しに来たんだ。だが…君がそういうならきっともう…」
くのいち「…妹の職業は?」
女司祭「え?神官ですが…」
くのいち「…そうか…」
男騎士「なにか知ってるのか?」
くのいち「たぶんな」
女司祭「ほんとですか!?
くのいち「これに見覚えは?」チャリ…
女司祭「わ、私が妹にあげた…ロザリオです!」
くのいち「…それは私のパーティーメンバーの一人が付けていたものだ…後は言わなくても解るな?」
女司祭「うっ…妹…ぐす…」
男騎士「………」
くのいち「妹の最期を聞きたいか?」
女司祭「…ぐす…はい…」
くのいち「…そうか…ならば話そう。私の戦友の最期を…」
・
・
・
くのいち「…これで終わりだ」
女司祭「妹…妹…うぅ…」
くのいち「そのろざりおはお前にやる。形見だろう?」
女司祭「…はい…ぐす…ありが…とう…」
くのいち「気にするな。…では私は行く」
男騎士「なにからなにまで本当にすまない…ありがとう」
くのいち「…気にするなと言ったはずだ…さらば」バサッ…
男騎士「……結局…服は脱いで行くのか…………なんだかなぁ…」
女司祭「…うっ…ぐす…」
女司祭「男騎士さんも…本当にありがとうございました…」
男騎士「いや私はなにも出来なかった…すべてあのNinjyaのおかげだよ」
女司祭「そんなこと…!」
男騎士「気を使わなくて良い…私もまだまだレベルが足りないと痛感したよ…」
女司祭「………」
男騎士「それじゃ…」
女司祭「待って…」
男騎士「え?」
ちゅっ…
女司祭「ほ、報酬…接吻でしたよね…?」
男騎士「…あ?…えあ?う?」
女司祭「ありがとう、男騎士さん!お元気で!」
男騎士「………」ぽー…
ホモ「やったじゃない!ついにレベルアップねぇん!」
ゲイ「でもぉ…物足りないわぁん!フレンチで終わりなんてぇん!いっそ襲っちゃいなさいよぉん!」
男騎士「襲うのはまずいでしょ!ゲイさん!」
ゲイ「世の中はヤッたもん勝ちよぉん♪」
ホモ「ゲイちゃん!お痛はいけないわよぉ!で男騎士ちゃんはどれくらいレベルアップ出来たのぉん?」
男騎士「…1」
ホモ「きこえないわぁん?もったいぶらないで教えてよぉん!」
男騎士「1しか上がらなかった…!」
ホモ「………」
ゲイ「…あらまぁ……」
男騎士「あの苦労はなんだったんだぁああ!!」
神父「次のレベルに上がるために必要なのは……異性とのディープキスですな」
男騎士「ふざけるなよ!なんでまた異性にキス繋がりなんだよ!」
神父「うるさいなぁ…神の啓示に逆らうおつもりか?」
男騎士「ぐっ…!」
神父「さぁ…旅立ちなさい。迷える子羊よ…次の方どうぞ」
男騎士「まて!まだ話は…くそっ!」
女司祭「お困り?」
男騎士「あ!君はいつぞやの…!」
女司祭「こっちへ来て…」
男騎士「え?あの…?」
男騎士「あれ?ここダンジョン…
女司祭「ふふふ…何を期待して来たのかな?」バサッ
男騎士「は?え…あ!」
女悪魔「…鼻の下伸ばして…最低だね!」
男騎士「お前…なんでここにいる?…それに女司祭を知ってるんだ!?」
女悪魔「見てたからに決まってるでしょ?それと僕は買い物に行かないってだけで永遠にさよならとは言ってないよ?」
男騎士「…見てたって…なら助けてくれたっていいじゃないか!あんときはマジで死ぬかと…!」
女悪魔「助けようと思ったら変な裸の女が出てきてさ…グレーターデーモンの首ぱーんってするんだもん。出てったら僕までぱーんってされるじゃないか!」
男騎士「は、裸って…あれは…」
女悪魔「あー!また鼻の下伸ばしてるー」
男騎士「馬鹿!これは違っ…!」
女悪魔「マリー!…噛み付け!」
魔物「うがぁ!」がぶがぶ…
男騎士「止めろぉあ!俺は悪くないー!」
女悪魔「あははは!」
魔物「うがうが!」がじがじ…
男騎士「やめさせろ…もういいむが!?」
ちゅー…れろん…
女悪魔「あの女だけってのは狡いよね?…ごちそうさま…ふふふ」
男騎士はレベルが上がった。HPが23上がった。MPが5上がった。力が1下がった。体力が2上がった………
~fin~
246 : 以下、名... - 2009/03/26(木) 23:28:06.13 uxGKJ/MsO 53/53大変長い時間
お疲れ様でした

