1 : ◆tkiF6VoKRk - 2020/03/21 15:56:34.69 whp/C/4e0 1/40

・以前投稿した
346アイドル達のウワサ
http://ayamevip.com/archives/54089792.html

の第二弾です。続編というわけではないので、本作から読んでも問題ありません


・書き溜めをどんどん投下していきます



元スレ
346アイドル達のウワサ【Part.2】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1584773794/

2 : ◆tkiF6VoKRk - 2020/03/21 15:57:27.82 whp/C/4e0 2/40

=新田美波のウワサ=
【20歳になったら飲みましょう という約束が数え切れないほどあるらしい。】

~ファミレス~

早苗「みんな飲み物持った? それじゃあ―――」


「「「年末ミニライブ、お疲れ様でしたー♪」」」


モバP(以下、P)「今日は俺の奢りだから好きなの頼んでいいからな」

友紀「やったね~♪ 何食べよっかなー?」ペラッペラッ

3 : ◆tkiF6VoKRk - 2020/03/21 15:57:54.59 whp/C/4e0 3/40


仁奈「仁奈オムライスが食べてーです!」

こずえ「こずえもー・・・」

早苗「はいは~い。オムライス、オムライスっと」ペラッ、ペラッ

P「美波は何食べる?」

美波「そうですね・・・どうしようかなぁ」ペラッ

―――――――――――――――――――――
―――――――――――――――
――――――――――

「「「 ご馳走様でしたー♪ 」」」


4 : ◆tkiF6VoKRk - 2020/03/21 15:58:21.92 whp/C/4e0 4/40


P「じゃあ早苗さんと友紀はこのまま解散って形でいいんですよね?」

早苗「えぇ」
友紀「オッケー!」

美波「?」

P「よし、美波と仁奈とこずえは車で送るから乗ってくれ」

仁奈こずえ「はーい♪」タッタッタ・・・

美波「あの、お二人は・・・?」

P「この後美優さん達と合流して飲みに行くんだよ」

美波「なるほど・・・」


友紀「歩くにはちょっと遠いかな?」アハハ
早苗「これから飲むんだから事前に運動よ、運動♪」


5 : ◆tkiF6VoKRk - 2020/03/21 15:58:48.80 whp/C/4e0 5/40


美波「・・・」

P「どうした?」

美波「あ、いえ・・・何かあんな風に皆とお酒を飲みに行くの楽しそうだなって。憧れちゃうな」

P「美波が酒を飲みたいだなんて意外だな」

美波「お酒が飲みたいというより、その場の雰囲気を味わってみたいなって」

P「まぁ、あと一年の我慢だな」アハハ

美波「私が20歳になったら飲みに連れて行ってくれますか?」

P「もちろん。誕生日に美味しい酒を出す店に連れてってやるからな」

美波「本当ですか!? Pさんとお酒・・・ふふっ、約束ですよ♪」

6 : ◆tkiF6VoKRk - 2020/03/21 15:59:24.77 whp/C/4e0 6/40


―――――――――――――――――――――
―――――――――――――――
――――――――――

P「―――さて、後は美波だけだな」

美波「はい、お願いします」

美波「・・・」

美波「あの、Pさん?」

P「?」

美波「・・・もし良かったらこの後家に寄っていきませんか?」

P「美波の家に?」

7 : ◆tkiF6VoKRk - 2020/03/21 15:59:52.51 whp/C/4e0 7/40


美波「はい・・・その、早苗さん達みたいに二次会的な感じで・・・そ、それにパパとママも会いたいって言ってましたし!」

P「あー・・・お誘いは嬉しいんだがな」

美波「あっ、何か予定が入ってましたか?」

P「実はこの後俺も早苗さん達と合流する予定なんだよ」アハハ・・・

美波「ず、ずるいですっ!」

P「ずるいって・・・これには忘年会も含まれてるからさ」

美波「~~~~っ」

美波「私が20歳になったら居酒屋さんにも連れてってください! 約束ですからね!?」


8 : ◆tkiF6VoKRk - 2020/03/21 16:00:18.80 whp/C/4e0 8/40


― そして1年後 ―
~レストラン~

P「美波、誕生日おめでとう」
美波「ありがとうございます♪ やっとPさんと一緒にお酒を飲める年になりました」フフッ

P「あれから何回飲みに行く約束したか分からないな」

美波「Pさんとは10回以上してますよ?」

P「えっ・・・そ、そんなにしてた?」

美波「はい! その他にも美優さんや早苗さん達ともたくさん約束してますし・・・楽しみだなぁ♪」

P「・・・」

P(これは後々化けそうだな・・・)



【―――相当お酒に強く、取り乱すような事は全くないが強いて言うなら『甘え上戸』らしい。】



9 : ◆tkiF6VoKRk - 2020/03/21 16:00:45.03 whp/C/4e0 9/40




=大原みちるのウワサ=
【登校中は、パンをくわえながら走っているが、人をちゃんと避けてしまうらしい。】


P「嘘だね」

ちひろ「いやいや、そこ疑う必要あります?」

P「曲がり角みたいな死角から人が来たら絶対に避けられませんから」

ちひろ「まぁそうかもしれませんね」

10 : ◆tkiF6VoKRk - 2020/03/21 16:01:13.43 whp/C/4e0 10/40


P「というわけで実験しましょう」

ちひろ「・・・え?」

――――――――――――――――――――
―――――――――――――
――――――――
~ 事務所の一室 ~

P「さて、それじゃあ始めるぞ。茜よろしくな」

「はいっ! よろしくお願いします!!」

ちひろ「何ですかこのモニターは・・・」

P「みちるの家周辺に仕掛けたカメラの映像です。これからみちるが本当に通行人を上手く避ける事ができるのか実験したいと思います」

ちひろ「何言ってるんですか」

11 : ◆tkiF6VoKRk - 2020/03/21 16:01:54.18 whp/C/4e0 11/40


P「もしもし、配置できましたか?」


エキストラ『はい、問題ありません』


ちひろ「え、誰ですかこの声?」キョロキョロ

P「みちるの家の曲がり角にエキストラさんを配置したんです」


エキストラ『お願いしまーす』フリフリ


「わー」フリフリ
ちひろ「もう帰っていいですかね?」


ガチャ

みちる『行ってひまーふ!』タッタッタ


P「来た!」


12 : ◆tkiF6VoKRk - 2020/03/21 16:02:21.54 whp/C/4e0 12/40


みちる『』タッタッタ!


P「よし、今です!」


エキストラ『』スッ
みちる『!』

みちる『』クルッ!
エキストラ『!?』

みちる『』タッタッタ・・・


P「なにぃ!?」
「おぉ!? これは見事なロールターンっ!!!」

13 : ◆tkiF6VoKRk - 2020/03/21 16:02:47.89 whp/C/4e0 13/40


P「・・・」

ちひろ「わ、すごい・・・噂は本当だったみたいですね」

P「まだ決めつけるには早いですよ」

ちひろ「え?」

P「明日こそ必ず・・・!」

ちひろ「明日もする気なんですか!?」

P「もちろん!」


― 翌日 ―

P「今日は負けませんよ」

14 : ◆tkiF6VoKRk - 2020/03/21 16:03:14.52 whp/C/4e0 14/40


ちひろ「何と争ってるんだか・・・で、今日は?」

P「はい! みちるの通学ルートには人が二人並んで通れるくらいの狭い道があるんですけど―――」


エキストラ1~10『』


P「この通路に10人が一列左右ランダムに並び、みちるに向かって歩いてきます!」

ちひろ「どんな状況ですかこれ」

「右か左どちらかは通れるという事ですねっ! しかしそれでは昨日よりも簡単なような?」

15 : ◆tkiF6VoKRk - 2020/03/21 16:03:40.72 whp/C/4e0 15/40


P「ふっふっふ。まぁ見てろって・・・お願いしまーす」


エキストラ1~10『』スッ・・・


「こ、これは!?」

P「そう、歩きスマホだ!」(※真似しないで下さい)

「なるほど・・・そうなると直前まで相手の動きに注目して避ける必要がありますねっ!」

P「あぁ。相手はこっちを見ていないから突然左右へ寄ってくるかもしれないという緊張感があるだろ?」フッフッフ

ちひろ「迷惑極まりないですね」

16 : ◆tkiF6VoKRk - 2020/03/21 16:04:06.65 whp/C/4e0 16/40


P「これを避けきれるかな?」ニヤリ

ちひろ「・・・そんなに通したくないならもう横に二人並んで塞いじゃえばいいんじゃない
ですか?」

P「・・・」

P「それはちょっと・・・なぁ?」
「えぇ・・・それは反則というか」

ちひろ「あー、もう分かんないやコレ」





みちる『行ってひまーふ!』タッタッタ・・・

17 : ◆tkiF6VoKRk - 2020/03/21 16:04:32.52 whp/C/4e0 17/40


エキストラ1~10『』スタスタ

みちる『』タッタッタ・・・

エキストラ『』スッ
みちる『!』

みちる『』クルッ! タッタッタ・・・

「す、凄い! 間一髪で避けて行ってますよっ!」
P「ぐぬぬ」

ちひろ「みちるちゃん凄い・・・! どんどん抜いていってる!」

18 : ◆tkiF6VoKRk - 2020/03/21 16:04:58.40 whp/C/4e0 18/40


P「こうなったら奥の手を使うしかない・・・残りの皆さん、お願いします!」

ちひろ「奥の手?」

P「はい。一人一人の並ぶ間隔を詰め、意図的にみちるの行く手を阻んでもらいます」

ちひろ「ずるっ! これ反則ですよね!?」

エキストラ6~10『』ザッザッザ!
みちる『』スッ・・・

P「なっ!?」

みちる『』スッ、スッ、スッ!


「当たるか当たらないかくらいの間隔を縫うかのように通り抜けていきますよっ!?」

ちひろ「もうこれはみちるちゃんの勝ちですよ」

19 : ◆tkiF6VoKRk - 2020/03/21 16:05:24.29 whp/C/4e0 19/40


P「くぅっ・・・まだだ! まだ終わってないぞぉぉ!!!」タッタッタ

「プロデューサー!? どこに行くんですかっ!?」

P「俺自らが出向く! 最終決戦だ!」

バターン!

「プロデューサー!!!」



ちひろ「もう帰ってもいいですか?」

――――――――――――――――――――
―――――――――――――――
―――――――――

20 : ◆tkiF6VoKRk - 2020/03/21 16:05:53.78 whp/C/4e0 20/40

みちる「」タッタッタ・・・

P「みちるっ!」ドンッ!

みちる「!」


P「最後は俺が相手だ! お前を必ず止めてみせるっ!」

みちる「」タッタッタ!

P「向かってくるか・・・いいだろう、来いっ!!!」ガバッ!

ダキッ

P「・・・・あ、あれ?」
みちる「・・・」

P「は、ははっ・・・やったぞ! ついにみちるを捕まえた!」ギュ-ッ!
みちる「捕まっちゃいました・・・///」ギュッ


「おめでとうございますっ! プロデューサーさんの勝利ですねっ!!」ウォォォォ!!!!


ちひろ「はーい。お疲れ様でーす」スタスタ


【―――避けられない時もある、らしい。】




21 : ◆tkiF6VoKRk - 2020/03/21 16:06:22.63 whp/C/4e0 21/40



=木村夏樹のウワサ=
【有名バンドのギターピックをお守り代わりにしているらしい。】



李衣菜「あれ・・・ねぇ、なつきち。このピックってあの有名バンドのやつ?」

夏樹「ん? あぁ、そうだよ。アタシのお守りみたいなもんだな」

李衣菜「お守り!? なつきちってお守りとか持つんだ・・・」ヘェー

夏樹「おいおいアタシをなんだと思ってるんだよ。お守りくらい持つさ」

李衣菜「まぁそうか」アハハ・・・

李衣菜「でもお守りにするくらい好きだったなんて初めて知ったよ! カッコいいもんねあのボーカルの女の子! 私もいつかあんな風にギター弾きながら歌いたいなぁ」

22 : ◆tkiF6VoKRk - 2020/03/21 16:06:48.50 whp/C/4e0 22/40


夏樹「好きというか・・・目標? ライバルみたいな感じかな」

李衣菜「どゆこと?」

夏樹「あぁこのボーカルいるだろ? 実はアタシそいつとバンド組んでたことがあるんだよ」

李衣菜「えぇっ!? うそ、この人と組んでたの!?」

夏樹「少しだけな。元々同じライブスタジオを拠点にしていて対バンとかやっていく内に仲良くなって一緒にバンドを組んだんだよ」

23 : ◆tkiF6VoKRk - 2020/03/21 16:07:18.40 whp/C/4e0 23/40


李衣菜「・・・あれ、でも解散したって事は・・・・えっと・・・」チラチラ

夏樹「ん?・・・・・あぁー。  アハハ! 別に仲が悪くなったとかそういうのじゃないから!」

李衣菜「な、なんだ・・・良かった」ホッ

夏樹「まぁ言うなら音楽性の違いってヤツだな」

李衣菜「よく聞くやつだ! 初めて生で聞いた!」

夏樹「元々二人のやってきた音楽は違ったのにそのバンドでアタシは自分のやりたい事ばっかやっちまってさ・・・あいつのやりたい事とは違うってどこか勘付いてはいたのに気づいてないフリをして甘えてたんだ。ダメだよなアタシって」

李衣菜「なつきち・・・」

24 : ◆tkiF6VoKRk - 2020/03/21 16:07:44.41 whp/C/4e0 24/40


夏樹「それである日、フラれてな・・・言われてやっと実感したよ。今まで自分はなんてワガママなやつだったんだろうって」

夏樹「だから受け入れた。『今まで自分勝手なことしてゴメン』って」

夏樹「まぁでもあいつもそこまで怒っていたわけでもなかったから解散した後も仲は普通に良かったんだ」フフッ

李衣菜「そうなんだ」

夏樹「それで次に組んだバンドが芸能事務所の人の目に留まってめでたくデビュー。そのスタジオでの卒業ライブが終わった後に―――」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
夏樹『ライブすげー良かったぜ』

『ありがとう。夏樹が褒めるなら間違いないね』フフッ

25 : ◆tkiF6VoKRk - 2020/03/21 16:08:11.27 whp/C/4e0 25/40


夏樹『・・・』

夏樹『アタシもいつか―――『待ってるよ』

夏樹『!』

『・・・』スッ

夏樹『このピックは・・・』

『夏樹が来るの待ってるから』

夏樹『・・・あぁ!』
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

夏樹「アタシはアイドルとして別の道に進む事になったけど、ロックなアイドルとしていつか同じ舞台に立ちたいと思ってる」

李衣菜「なつきちにそんな過去があったんだ」

26 : ◆tkiF6VoKRk - 2020/03/21 16:09:04.76 whp/C/4e0 26/40


夏樹「まぁ過去って言ってもほんの数年前だけどな」

李衣菜「よし! 私ももっと頑張らなくちゃ!」

夏樹「ん、何でだ?」

李衣菜「だって会った時、『なつきちの新しい相棒です』ってその人に胸張って言えるようになっておきたいじゃん!」ニコッ

夏樹「!」

夏樹「期待してるぜ、だりー」フフッ

27 : ◆tkiF6VoKRk - 2020/03/21 16:09:33.86 whp/C/4e0 27/40


李衣菜「そしたらまずはロックスターとしてインタビューされた時の上手な答え方を考えておかないとだよね!」

夏樹「いや、まずはギターの練習をだなぁ・・・」

――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――
――――――――――――
~音楽スタジオ~

ガチャ

マネージャー「おーい、そろそろレコーディング始まるぞ・・・って」


スマホ『――――Breakin’Through 準備はOK?』

「・・・」

28 : ◆tkiF6VoKRk - 2020/03/21 16:09:59.85 whp/C/4e0 28/40


マネージャー「また見てたのか」

「うん」

マネージャー「お前ほんと好きだよな」

「うん。だって―――――」


「李衣菜ちゃん可愛いんだもん!」キャー!///


「明日ちゃんと休みにしてくれたよね!? 李衣菜ちゃんとの握手会があるんだから!」

マネージャー「はいはい、分かってますよ」

29 : ◆tkiF6VoKRk - 2020/03/21 16:10:26.88 whp/C/4e0 29/40


マネージャー「・・・いつも思うんだが、わざわざ変装して行く必要ってあるのか? お前が頼めば直接楽屋にだって通してもらえるんだぞ」

「だめだめ! それじゃあ同業者としての挨拶になっちゃうじゃん! 私はイチ李衣菜ちゃんファンとして、皆と同じ空気の中にいたいんだ~」キラキラ

マネージャー「さいですか」


夏樹『―――♪』


「・・・私もうかうかしていられないや」ボソッ

30 : ◆tkiF6VoKRk - 2020/03/21 16:10:59.57 whp/C/4e0 30/40


マネージャー「ん? 何か言ったか?」

「ううん、何でもないよ。さぁレコーディングいこっか! 今日はサクッと一発で決めてみせるからさ」

マネージャー「お、何だ今日はえらくやる気だな」

「レコーディング延びて明日の握手会に行けなくなったらヤだもん」

マネージャー「お前それスタッフさんの前で言うなよ?」



【―――記念すべき初共演では、夏樹以外の二人がお互い緊張し合って感動の再会どころではなかったらしい。】


31 : ◆tkiF6VoKRk - 2020/03/21 16:11:28.73 whp/C/4e0 31/40



=大槻唯のウワサ=
【新フレーバーのキャンディーは買わずにはいられないらしい。】

~事務所~

千夏「」ペラッ・・・ペラッ・・・

「あっ、ちなったーん♪ おはー!」フンフフーン♪

千夏「あら、唯ちゃん。ご機嫌ね」

「分かる~? んっふっふ~・・・じゃーん!」

千夏「お菓子の袋かしら?」

「この中身ぜーんぶキャンディーなんだよ☆ たまたま寄ったお店に、ゆいが見た事ない味があったから買ってきちゃった!」

32 : ◆tkiF6VoKRk - 2020/03/21 16:11:54.84 whp/C/4e0 32/40


千夏「唯ちゃんは本当に飴が好きね」

「そいでね、そいでね! ホラこれ見てよ~!」

千夏「・・・【ジンギスカン味】って」

「チョーウケるよね!」

千夏「唯ちゃんそれ食べるの?」

「もち☆ ちなったんにはあげないよ~?」ウフフ

千夏「私はいらないけど」

33 : ◆tkiF6VoKRk - 2020/03/21 16:12:20.99 whp/C/4e0 33/40


「いっただっきま~す☆ はむっ!」

「~♪」コロコロ・・・チュパチュパ・・・

千夏「・・・」

「・・・」チュパ・・・

千夏「・・・」

「・・・ねぇ、ちなったーん―――千夏「いらないわよ」

34 : ◆tkiF6VoKRk - 2020/03/21 16:12:50.40 whp/C/4e0 34/40


「ちょ!? ゆいまだ何も言ってないし~!」

千夏「いらないから食べてとか言うんでしょ?」

「わわっ、スゴーイ! ちなったんってもしかしてエスパー?」

千夏「唯ちゃんの言いそうなことくらい分かるわよ」

「じゃあさ、じゃあさ!―――千夏「イヤよ」

「」プクーッ
千夏「膨れても駄目よ」

「」ウルウル
千夏「上目遣いしても駄目」

「ちなったんのいじわるー!」

35 : ◆tkiF6VoKRk - 2020/03/21 16:13:16.48 whp/C/4e0 35/40


千夏「だったらもう捨てればいいじゃない」

「えー・・・確かに美味しくはないけど、キャンディーを捨てるのはちょっと気が引けちゃうというか~」

千夏「私に食べさせるのは気が引けないのかしら」

「うぅ~・・・・えいっ!」パクッ

「~~~っ!」ガリガリ ボリボリ! ゴックン・・・!

千夏「えらいわ。唯ちゃん」パチパチ

「うぇぇ・・・・口直し!」ガサガサ パクッ!

「ん~! 【シュークリーム味】おいちぃ~♪」

36 : ◆tkiF6VoKRk - 2020/03/21 16:13:42.57 whp/C/4e0 36/40


千夏「でもこれで一件落着ね」

「・・・」

千夏「?」

「」ゴトゴトゴト・・・

【かにみそ味】
【たくあん味】
【イカスミ味】

【タイヤ味】コロコロ・・・

千夏「・・・」

38 : ◆tkiF6VoKRk - 2020/03/21 16:19:33.21 whp/C/4e0 37/40


「ちなった~ん」キラキラ
千夏「絶対にイヤよ」
―――――――――――――――
―――――――――――
――――――

「―――というワケでPちゃんおねがい♪ 協力して、ね?」

P「俺に食べさせるのは気が引けなかったのか?」

「Pちゃんはオトナだから食べれると思うんだ!」

P「こんなの大人とか関係ないだろ・・・【イカスミ味】て」

39 : ◆tkiF6VoKRk - 2020/03/21 16:20:13.03 whp/C/4e0 38/40


「おねがいPちゃん」キラキラ

P「はぁ・・・仕方ないな」ペリペリ

P「黒っ」

「ゲーセンにあるレバーみたーい!」アハハ!

P「ほんとに食えるのかこれ」

「大丈夫、大丈夫♪ Pちゃん、いけいけ~☆」ゴー! ゴー!

P「ったく・・・はむっ」チュパチュパ

P「・・・」

40 : ◆tkiF6VoKRk - 2020/03/21 16:20:41.54 whp/C/4e0 39/40


「どう?」

P「・・・あれ? 美味いぞこれ」

「マジ!?」

P「最初は臭いと思ったけど、これはこれでアリというか・・・うん、当たりだな」

「じゃあもう一本残ってるイカスミ味はゆいが食べよーっと☆」パクッ!

「~♪」

「・・・」



「Pちゃんのうそつきーーーー!!!」
「フハハハ! 引っかかったな!?   おえっ、まっず!!!!」




【―――この日一日事務所の異臭が取れず、ちひろさんにこっぴどく叱られたらしい。】




終り

41 : ◆tkiF6VoKRk - 2020/03/21 16:21:24.96 whp/C/4e0 40/40

以上になります!
最後までご覧いただきありがとうございました

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