女「ちょっと、離してください……!」
チャラ男♂「えーウッソでしょ! こんだけ可愛いんなら彼女くらいいるでしょ~」
DQN♂「あー最近別れたとかそういう奴だわw」
金髪♂「レズセッ○スくらいしたことあるよねぇ」
女「な、何言ってるんですか……? 別に私そういう趣味ないですし、あの、用事あるので」ダッ
DQN♂「まぁまぁ待ってよw」ガシッ
チャラ男♂「ちょっとくらいいいじゃん? 俺たちとお茶していい女の子探そ? 何もしないからさ」
金髪♂「レズセッ○スしたくない?」
女「いやっ……離して……」
お姉さん「やめなさい」ザッ
元スレ
チャラ男♂「へぇー君可愛いじゃん」DQN♂「ねぇ、彼女いるの?w」金髪♂「レズセッ○スしたことある?」女「や、やめてください……」
http://hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1583772957/
DQN♂「あ? なんだお前」
チャラ男♂「あのぉお姉さん、ぼくたち楽しくお話してただけなんで邪魔しないで貰えますぅ?」
金髪♂「そう、レズセッ○スについて……」
お姉さん「その子は嫌がってるように見えるけど?」
チャラ男♂「そんなことないッスよ。ね? 俺たちお茶しにいくよね?」チラッ
女「……違います。さっきからこの人たち無理矢理……」
チャラ男♂「チッ、この女……」
お姉さん「……フンッ!」ドゴォ
チャラ男♂「ぐへぇ!」ボゴッ
DQN♂「うわっw」
金髪♂「ヒッ」
お姉さん「消えなさい」
チャラ男♂「ちっ……くそっ、覚えてろ! 行くぞお前ら!」
女「あ……」
お姉さん「もう大丈夫よ。怖かった?」
女「ありがとう、ございます……」
お姉さん「あいつら、最近この辺りで手当たり次第女の子に声かけてるみたいなんだ。災難だったね」
女「そうだったんですか……あの男たち、いきなり絡んできてセッ○スがどうの……男って、ほんとサイアク!」
お姉さん「大変だったね」
女「お姉さんが通りがかってくれて助かりました。何かお礼を……」
お姉さん「ううん、気にしないで。それより、何か悩みとかある?」
女「悩み、ですか? えーと……」
お姉さん「あぁ、いきなりこんなこと聞いて無遠慮だったかな。でも私でよかったらいつでも相談に乗るよ。はい連絡先」ピッ
女「あっ、えっと、ありがとうございます」
~学校~
友達子「へぇー、そんなことがあったんだ」
女「笑い事じゃないよ! 本気で困ってたんだから」
友達子「でもよかったじゃん、助けて貰えてさ」
女「ほんとさ。お姉さんが通りすがってなかったらどうなってたか。それにしても男って……」
男子「なぁなぁ、新しいオナホ買ったんだけど! 5000円したわ!」
男子「マジで? 今度使わせてくれよ」
男子「バッカそれじゃNTRじゃん! 悪いけどうちの嫁はお前のちんちんじゃ満足できねぇからwww」
女「ほんっとサイテー」
友達子「あはは……」
女「でもイケメン君は……」
男子「なぁ枢木あおいとと美谷朱里どっちが好き?」
男子「僕はHitomi!」
イケメン「ごめん、そういうの詳しくないんだ。でもモンブランが好きかな」
女「他の男子みたいに下ネタ言ったりしない!」
男子「なぁイケメン、フロイト先生知ってる? 夢で棒状のもの出てきたらそれはちんこのメタファーなんだってさwww」
イケメン「フロイトと言えば精神分析学の祖と呼ばれてる人だよね。でも僕はディオゲネスみたいな生き方が理想かな」
女「それに知的!」
友達子「でもイケメン君もオ○ニーするんだよね」
女「しない! トイレもしない!」
友達子「いやうんこはすると思うけど……」
女「はぁ、イケメン君ってほんとイケメンだよね」
友達子「女ちゃんっていっつもイケメン君のこと考えてるよね」
女「そりゃもう、イケメンだからね」
友達子「でも帰ったらオ○ニーしながらうんこしてるんだよ」
女「してない!」
友達子「頑なだなぁ。まぁそれはいいけどさ、女ちゃんってイケメン君のこと好きだけど結局まだ喋ったこともないんだよね」
女「うっ……それは……」
友達子「やっぱイケメン君人気あるしさ、私たち普通女子からすると正直高嶺の花って感じするよねー」
女「まぁそれは……そうかも」
友達子「私たちも花の女子高生だし彼氏作らないとなー! それじゃ、私次移動教室だから! じゃね!」
女(うーん、イケメン君にどうやって話しかけたらいいんだろ……そうだ、こんな時こそ……)
お姉さん「なるほど、それで私に連絡してきたのね」
女「はい、お姉さんなら恋愛の経験とか豊富だと思って……」
お姉さん「まぁそれなりにね。それでだけど……」
女「……はい」
お姉さん「イケメン君に告白しなさい」
女「ええっ!?」
お姉さん「明日にでも告白しましょう」
女「えっ、えっ、いきなりすぎますよ! 大体話したこともないのに……」
お姉さん「そんなことはないよ。善は急げ。兵は拙速を尊ぶ。むしろいきなり行動することこそ大事で、その方がインパクトを相手に与えられるの」
女「でも……」
お姉さん「イケメン君人気あるんでしょ? まごまごしてると取られちゃうかもしれないわよ」
女「まぁ、それはそうですけど……」
お姉さん「それに友達子ちゃん。きっとその子もイケメン君のこと狙ってるかな」
女「えっ!? そうなんですか!?」
お姉さん「えぇ。話を聞く限りでは、遠回しに女ちゃんがイケメン君を諦めるように誘導していると思う」
女「そうなんですか? 確かに友達子ちゃんは面食いだけど……」
お姉さん「迂遠なやり方は友達としてのせめてもの気遣い。でも、要はそれだけ身近にもイケメン君を好きな子がいるってこと」
女「なるほど……」
お姉さん「だからとにかく当たってみよう。悠長に雑談から始める作戦を立ててたら、イケメン君は他の事付き合っちゃうから。勇気を出して」
女「はい、分かりました……私、やってみます!」
~翌日~
女「イケメン君、何処だろう……あっ、いた!」
イケメン「……それは……あれで……」
女「誰かと喋ってる? あっ!」
金髪♂「ぐへへ……レズセッ○ス……」
DQN♂「ぐひひ……」
チャラ男♂「うえっへ……」
女「あ、あいつらだ……! どうしよう、イケメン君が絡まれてる……!」
チャラ男♂「じゃ、そういうわけで……」サッ
DQN♂「じゃあな」スッ
金髪♂「グッバイ」ソソッ
女「あっ、よかった、あいつら帰ってくれたみたい……」
イケメン「同じクラスの女ちゃん? おはよう」
女「あっ、お、おおはよう!」
イケメン「おはよう。こんなところでどうしたの?」
女「えっ、い、イケメン君こそこんなところであいつらに絡まれて大変……」
女(いや、お姉さんの言うことを思い出そう。今するべきことはお話じゃない!)
イケメン「うん?」
女「……イケメン君、好きです! 付き合って下さい!」
イケメン「…………」
女(……どうだ!?)
イケメン「――いいよ」
女「ほ、本当!? やったぁ!」
イケメン「うん、ただし今すぐ服を脱いで」
女「え?」
女「えっ、な、なんで……?」
イケメン「いやさ、実は僕、レズセッ○スで興奮する性質でさぁ……」ニチャァ
女「ひっ!」
イケメン「今すぐ全裸になって誰かとレズセッ○スしてみせてよ。そしたら付き合ってあげる」
女「ひぃっ!」
イケメン「どうしたの? 早く脱いでよ。脱がないなら――」
女「変態っっ!!!」ドゴォ
イケメン「ぐほぁ!」ガクッ
女「そんな……信じてたのに……イケメン君だけは……!」タッタッ
先生「おーいどうした女、そんな走って。もうすぐ朝礼の時間だぞー」
女「早退します!」タッタッ
先生「お、おい? ちょっと――」
女(ずっと好きだったのに――今までのイケメン君はなんだったの?)タッタッタッ
女(もう何も信じられない……! いっそこのまま何処か、遠い所へ……)
女「っ……!」タッタッタッ
お姉さん「――女ちゃんじゃないか。今は学校じゃないのか?」
女「あっ、お、おねえ、さん……」ゼェゼェ
お姉さん「どうかした? 取り敢えず息を落ち着けよう。それに――」
女「お姉、さん……」ボロボロ
お姉さん「その涙も拭おうか。そうしたら、私でよければ話を聞くよ」
お姉さん「なるほど……うまくいかなかったのか」
女「はい……それにイケメン君が豹変して……」
お姉さん「そうか……」
女「でもやっぱり、男の人がみんなああいうわけじゃないんですよね? きっと世の中は広くて、いい男の人がいるんですよね?」
お姉さん「そうだな……」
女「……」
お姉さん「男はクソだっっ!!!」
女「えっ!?」
お姉さん「女ちゃんも見たでしょ? あいつらは性欲で行動してるんだ! 結局はヤりたいだけなんだ!」
女「それは……私もそう思いますけど」
お姉さん「あんなオスのことはもう忘れろ! イケメン君も今頃他の女でオ○ニーしてる! 所詮そんなものだから! 男と付き合うな!」
女「そ、そうなんですか」
お姉さん「でも――」
女「……」
お姉さん「私だけは、お前を抱きしめてあげるよ……」ギュッ
女「お姉さん……」キュン
お姉さん「辛かったね……もうちょっと話聞かせてくれないかな」
女「はい……お姉さんの時間さえよければ」
お姉さん「ありがとう。それじゃ、ここじゃなんだからもう少し落ち着けるところに行こうか……二人きりになれるところ、知ってるよ……」
女「はい……♡」
チャラ男♂「ふぅ……上手くいったみたいだな」
DQN♂「ヤリマンレズお姉さん、噂通りの手腕だったな……」
金髪♂「今頃二人はレズセッ○ス……」
チャラ男♂「作戦成功だな。それにしても、わざと振る役をやらせちまって悪かったな」
イケメン「いいさ、嘘は言ってないしな」ニヤッ
チャラ男♂「おかげでまた地球に新たなるレスカップルが誕生したぜ」
DQN♂「さぁて……それじゃ、次のレズカップルを作りに行きますか」
金髪♂「そして新たなレズセッ○ス……」
イケメン「……おい、いいのか? 見に行かなくて。あいつら今頃おっぱじめてるぞ?」
チャラ男♂「おいおい……分かってるだろ?」
DQN♂「エロシチュは導入こそ本番……」
金髪♂「そして……」
「「「「もうさっき妄想でオ○ニー済ませてきたからな」」」」
彼らの活躍により全世界で女性の同性愛が急増――そして人類はやがて滅亡することになるのだが、それはまた別のお話
おわり