担任「小数点のかけ算は少し難しいという面もありますがここをこうすることで簡単に解くことができます」
子供A「へー」
子供B「なるほどなるほどー」
担任「ではこの問題解いてみましょうか。次のページ開いて…」
着信「♪~」
担任「ん?」
女性「あ、すみません…」ピッ
女性「もしもし?何か用?」
親「…」
元スレ
親「授業参観に来るときはマナーくらい守りましょう?」担任「おお…素晴らしい人だ…」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1575117003/
女性「久しぶりねー。今授業参観に来てるんだけど、うちの子ちゃんと先生の話聞いてるわよ」ペラペラ
担任(迷惑な人だな…これじゃあ授業できねえよ…)
女性「本当に良い子でねー、自慢の息子よ。オホホホホ」
親「あの、すみません」
女性「え?ちょ…ちょっと待ってて」
女性「何よあんた」
親「他の人の迷惑となりますので携帯電話の電源は切っておきましょう?」
女性「何よ、ちょっとくらいいいじゃないの」
親「小学校といえど学習の場です。わずかな喋り声も騒音と化してしまいますよ」
女性「わ…わかったわよ切るわよ…」ピッ
担任(おお…なんて素晴らしい人なんだろう…)
担任(我先へと他人に注意する姿勢…まさに大人の鏡だ…)
親「あ、続けてください」
担任「は、はい…」
主婦「」カシャッ
担任「!」
主婦「どれどれ…」
主婦「おー、うちの子よく撮れてるわ。もう1枚くらい撮っておこうかしら」
子供A(ああ…恥ずかしい…)
子供B(変な所とかに載ったらどうしよう…)
親「ちょっとすみません」
主婦「はい?」
親「他の子供達も写真撮影はやめましょう」
主婦「申し訳ありません、シャッター音は消しますので…」
親「そういう問題ではありません。プライバシーというのもありますし不快に思う子供もいらっしゃるでしょう」
親「その写真が拡散されてしまっては防犯の面でも危ないです」
主婦「す、すみません…すぐに消しますので…」
親「お子さんの成長を記録する機会は山ほどありますので節度をわきまえましょう」
主婦「その通りですね…」
人妻(今日は思い切って香水いっぱい使ったわ)
人妻(何せうちの子の授業参観だから恥ずかしくない香りで来ないと)
モワモワ
保護者A(くっさ…何このにおい…)
保護者B(香水キツすぎんだろこの人…)
保護者C(俺こういうのダメなんだよな…)
親「失礼」
人妻「あら、何かしら?」
親「今日、香水のようなものを使用しましたか?」
人妻「よく気づいたわねー、そうなのよ。やっぱり体臭が気になるからねえ」
親「たしかに自身の体臭も気になるしれませんが、香水のつけすぎもよくありませんよ」
人妻「え?」
親「香水のにおいが不愉快だと思う人もいらっしゃるので」
人妻「そ、そうなの…?」
親「誰もがみんな同じという訳ではありません。以後、気をつけますように」
人妻「わかりました…ちょっと人のいない所まで移動するわ…」
担任「はい、じゃあこの問題わかる人ー」
坊主「はーい」
褐色肌「おいわかんねえくせに手挙げんな」
坊主「…」
担任「まあまあそう言わず。じゃあ君にこの問題解いてもらおうかな」
坊主「えっと…10?」
担任「あー惜しいね。ちょっと違うかな」
褐色肌「だから言っただろうがよ」
担任(いちいちうるさいなあの人…)
親「あのー…」
褐色肌「あ?何だよ」
親「あくまで授業中ですので過度な指摘は控えましょう」
親「授業を妨害してしまうほか、お子さんにもストレスを与えてしまいます」
褐色肌「そ…そうか…そんなつもりはなかったんだが…」
親「お子さんの成長、温かく見守ってあげましょう」
担任「じゃあ次行きましょうか。えーっとですね…」カキカキ
茶髪「すみません」
担任「はい?」
茶髪「あの…そこ間違ってます、字…」
担任「あ、ああ…すみません…」
茶髪「あとここらへんおかしくありません?普通こうじゃ…」
担任「あ…え…えっと…」アセアセ
親「奥様」
茶髪「え?」
親「今日は授業参観ということもあって先生方も緊張していらっしゃるでしょう」
親「細かな部分に目がいってしまう気持ちもわかりますが、口には出さないでおきましょう」
茶髪「そ、そうね…」
担任「いやー、こちらもどうもすみません…」
親「ミスは誰にでもあります。どうかお気になさらず」
ハゲ「嬢ちゃん、ここ間違ってるよ」
女の子「え?」
ハゲ「ほら、小数点の位置ずれてる」
女の子「あ、ああ…」
親「失礼」
ハゲ「うおっ」
親「先程もおっしゃったように、誰かの間違いに目がいってしまうのも理解できますが、この場で指摘するのは間違っています」
親「自分がした間違いを見つけ、それを自分の力で解決していく能力を身につけていくのが子供にとって重要ではないのでしょうか」
ハゲ「そ、そうですか…すみませんね…」
デブ「…」ズッシリ
親「ごめんなさい、ちょっといいですか?」
デブ「ああ、俺ですか?」
親「ロッカーの上に座るのは礼儀としてはあまりよろしくありませんよ」
デブ「なんだよ細けえなあ」
親「子供達もいらっしゃいますし、大人である私達がお手本となってあげましょう」
デブ「ちっ…わかったよ…」シュタッ
老婆「あら、この作品キレイねー」ペタペタ
親「お待ちください」
老婆「わわっ」
親「子供達が作った作品。想像力豊かでどれも良いものばかりですよね」
親「しかし、むやみに触ってしまうと傷をつけたり壊してしまう可能性もあります」
老婆「た、たしかにそうね…」
幼女「うえっ…えっ…」
幼女「うええええええええええん!!」
母親「あわわわわ…」
老人「うるっせえわボケェ!!!」
母親「ご、ごめんなさい…」
老人「他の人に迷惑だろうが!!今授業中だぞ!!?集中して授業が〇△✕■@&▲□●!!!!!」
母親「ひい…」
担任「お、親御さん方、どうか落ち着いて…」
老人「あぁん!?んだとテメェ…」
子供A「なんだなんだ?」
子供B「早く授業続けてくれよ…」
ザワザワ…
幼女「うええええええええええん!!!」
親「大丈夫ですか?」
母親「す、すみません…」
親「私と一緒に廊下に出ましょうか」
母親「ありがとうございます…」
幼女「…」スヤァ
親「落ち着きましたね」
母親「本当にありがとうございます…」
親「いえいえ。可愛いお子さんですね」
母親「主人が仕事で家に置いておけなくて…迷惑を承知で連れてくしかなかったんです…」
母親「こんなに心優しい人がいるなんて…あなたのお子さんもさぞかし良い人なんでしょうね」
親「…」
子供A「あの人かっこよかったよなー」
子供B「なー。誰の親なんだろう」
担任「本日は授業参観、誠にありがとうございました」
担任「子供達は引き続き授業を行いますので気をつけてお帰りください」
担任「車でお越しの方はこの後グラウンドを使いますので速やかに車を移動させるように」
保護者A「いっぱい手を挙げてて感心したわ。今夜はご馳走しなくっちゃ」
保護者B「手遊びしてばっかで全然話聞いてない…後で説教しないと…」
保護者C「さてと、俺も帰ろっかなー」
親「…」
親「…」
親「はぁ…私も帰ろうかしら…」
親「元気な子供達がいっぱいいて…良いクラスね…」
親「うちの子も生きてたらここでこの子達と一緒に授業受けてたのかな…」
スタスタ
-おわり-

