天界
タプリス「図書館から変な声が聞こえます……もう放課後の夕暮れどきだというのに」
タプリス「あ、あのー、そろそろ帰らないと学校がしまって」ガラッ
聖ガヴ「あんっ、ラフィ…そこは…あっ♡」
ラフィ「ふふ…ガヴちゃん、ほんと敏感なんですか……え?」
聖ガヴ「はあ、はあ…♡…ら、ラフィ?一体どうし……、え?」
タプリス「」
聖ガヴ・ラフィ「」
元スレ
聖ガヴ「ん…ちゅ…♡ラフィ…ラフィ…♡」ラフィ「ガヴちゃん…んん♡」 タプリス「?」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1562762170/
タプリス「……え、あ、あの!すすすすいません、失礼しました!」バタンッ
タッタッタッタッ…
タプリス「(え?え?な、なんですかあれ、なんですか!?あ、あれは確か、1つ上の学年でめっちゃくちゃ優秀だと有名な天真先輩と白羽先輩だったような…!)」
タプリス「(後輩である私達の学園で超あこがれの存在の2人が、ま、まさか…そ、そそそういう関係だったなんて…!こんな秘密を知って、わ、わたし、一体どうすれば……!)」
聖ガヴ「あ、あの、ちょ、ちょっと待ってくださいっ!」シュン
ラフィ「はーい、だめですよ~、廊下をそんな全速力で走っちゃ」シュン
タプリス「え!?」
タプリス「(え!?え!?い、一瞬で2人が私の目の前に!?い、一体何をしたんですか!?こんな高度な術、みたことないです!)」
タプリス「(こ、こんなレベル高い先輩の天使に囲まれて、わ、わたし、どうなってしまうんでしょう!)」
タプリス「あ、あの…わ、わた…わたし…、な、なにもみて…みてないですし…そ、それに、お、お金も30円しかもってなくてその……」ガタガタ
聖ガヴ「あ、あの、こ、怖がらないでください……、け、けどその、ちょ、ちょっと話を聞いてもらいたくて……」
ラフィ「あらあらぁ、アナタ、後輩の子ですね?朝礼でみたことありますよ? まあ、ちょっとすいませんけど、ちょっと話があるんで付き合ってもらえないでしょうか?」ニッコリ
タプリス「は、はひ……」
タプリス「(ひ、ひいい!天使学校でも有名なトップ2に呼び出しをくらってしまいました! わ、わたし、どうなってしまうんです!?)」ガタガタ
図書室に呼び出しをくらったタプリス
タプリス「あああの……は、話というのはその…、わ、わたし、さっき見たことは誰にも言いませんから、その…」ガクガク
聖ガヴ「あ、あの、怖がらないでください、違うんです、アナタのみた光景にはちょっと誤解があるんですっ!」
聖ガヴ「あ、あれは、そ、その…、こ、こちらにいるラフィがイタズラ心旺盛で、そ、その、すぐ冗談半分で、かるーい感じでああいう行為をしてくるだけで、け、けけ決して、その、そういう関係であれしてたわけではですねっ!!」
タプリス「え、ええ…あ、あのはい…あの…はい…」ガタガタ
ラフィ「あらあらガヴちゃん、テンパりすぎですよ。その後輩の子…、たしか、名前は、シュガーベルさんでしたっけ?怖がってるじゃないですか、ちゃんと説明してあげないと」
タプリス「は、はい!あ、あの!千咲=タプリス=シュガーベルといいます! て、天真先輩と白羽先輩の噂はかねがね、あのその……!」
ラフィ「ふふ、そんなにかしこまらなくてもいいですよ、タプリスさん、…いえタプちゃん。それよりさっきの話ですけど」
タプリス「は、はい……」ドキドキ
ラフィ「あれは、図書館で2人で勉強してる最中に、珍しくガヴちゃんのほうから求めてきたからわたしもやる気MAXになって壮絶に乳繰り合ってただけですから」ニコニコ
聖ガヴ「ラフィ!!!」
タプリス「」
聖ガヴ「ち、ち違うでしょ!?で、でたらめ言わないでください!!わ、私別にそんなこと……!!」
ラフィ「あら~、なんでそんな言い訳するんですか、ガヴちゃん。2人で勉強してる間も、なんかそわそわして私のすぐ横に座って肩にもたれかかったり太ももに手置いてきたりしてて、イチャイチャしたくてしょうがなかったくせにして何言い訳してるんですか?」
聖ガヴ「わ、わあああああああ!!べ、別にそ、そんなことないですからっ!っていうか、勉強の途中だからって言ったのに、強引にチューしてきたのはラフィのほうじゃないですか!?」
ラフィ「いやいや、あれはもうガヴちゃんが仕向けてきたんでしょ?今日はガヴちゃんのほうが先にエッチな気分になってたくせに、後輩に見られたからって、なに人のせいにしてるんですかあ?」
聖ガヴ「ら、ラフィのバカ!ちち、違いますっ!違いますからっ!ほんとバカですねっ!」
ラフィ「馬鹿なのはガヴちゃんのほうでしょう!?」
タプリス「え?え?ええ……?」ドキドキ
タプリス「(え、ええ!?なんですかこれ!?憧れの大先輩2人が、わ、私の前で痴話げんかを……、し、しかも私達が想像する以上に親密で……、そ、そんな関係にあるだなんてそんな……!)」カアアア
聖ガヴ「ん?あ、あれ…、あの!だ、大丈夫ですか顔がものすごく真っ赤ですけど!」
タプリス「え…ふぇえ?」
ラフィ「あら~、なんか可愛いですね?タプちゃんでしたっけ? 顔も可愛らしいし……体つきもなかなか……ふふ……」
ラフィ「タプちゃん、よかったら、私達と一緒に、アナタがさっきご覧になった続きを楽しみます?」
タプリス「ふぇ!??」
聖ガヴ「ラフィ!!」
聖ガヴ「ち、違うでしょ、違うでしょ、違うでしょ!!な、なんであなたはいつもいつも……!」
聖ガヴ「て、ていうか、だ、誰でもいいんですね!?可愛くてからかいがいのある子だったら、ラフィにとっては皆同じなんですねっ!他の子にもそういう感じのこと言って、ふしだらなことしてるんですねっ!ラフィのえっち!すけこまし!」
ラフィ「あらあらガヴちゃんそんな怒んないでくださいよ、学校の成績じゃあ私よりずっと上なのに……、冷静じゃなくて余裕がないとこ可愛いですね。ってあれ…?ひょっとしてヤキモチ焼いてるんです?」
聖ガヴ「は、はああああああ!?な、何いって…!や、焼いてませんよ何言ってんですか!?じ、自意識過剰な人ですねっ! う、うぬぼれが過ぎる人は天使失格ってお姉ちゃんが言ってましたっ!!ばか、ばーか!」
ラフィ「はいはいわかりましたよ、ホント可愛いですねがヴちゃんは……っあれ?」
タプリス「」クラクラ……
タプリス「(なんですかこれ…、なんですか…、あ、あこがれの白羽先輩と天真先輩のイチャイチャに囲まれている私……、ああ、なんだかめまいが…ああ…)」
タプリス「」ドサッ
聖ガヴ・ラフィ「え!?」
聖ガヴ「た、タプリスさん!?だ、大丈夫ですか!?」
ラフィ「顔を真っ赤にして鼻血だして気絶してますねえ……、ふふ、どうやら彼女には刺激が強すぎたようですね」
聖ガヴ「た、大変!はやく保健室に…!」
ラフィ「待ってくださいガヴちゃん、この際だから、この間授業で習った天使の術で、彼女がみた記憶も改竄しておきましょう」
聖ガヴ「え……」
ラフィ「さすがに図書館での逢瀬が校内に広がったら大ごとですから…、大丈夫です、記憶をちょこっと弄るだけなんで彼女には何の影響もないはずです」
ラフィ「ええっと、ここをこうして……ちょちょいっと」
聖ガヴ「ラフィ…、なんか、慣れてません?」
ラフィ「いえいえ、そんなことありませんよ、この術は、この間授業習ったばかりですから。たとたどしいですけど……」
聖ガヴ「ふ、ふーん……」
…………
…………
それから数年後……
タプリス「放課後の夕暮れどき……、もうほとんどの人が下校した中、図書館から声が聞こえてきてきたんです」
タプリス「こんな時間に誰が……って思って図書館のドアを開いたときに」
タプリス「目に映りこんできたんですっ!! 夕暮れの図書館の机で、一生懸命、勉強に励んでる白羽先輩と天真先輩の姿が!!」
ヴィーネ・サターニャ「フーン……」
タプリス「それが、私が天界時代に2人お会いした最初の機会だったわけで、今でも忘れられませんっ!」
ヴィーネ「へえ、そんな時間まで勉強してるだなんて、ラフィはともかく、ガヴも天界のころはまじめで優秀だったのね」
タプリス「とにかく、その時の2人の一生懸命に、とても情熱的に勉学にいそしむ姿が私にとっては今でも忘れられない……大切な思い出なんですっ!」
タプリス「天真先輩も白羽先輩も!あの時のことっ、ちゃんと覚えてますよねっ!ねっ!?
ガヴリール「………」
ラフィエル「………」
ガヴリール「ん……、ま、まあ…、そんなこともあ、あったかな…、な、ラフィエル?」
ラフィ「え、ええ、ま、まあ…、そ、そですね…、わ、若気の至りっていうか…いやあの…、まあ、あったかもですね?」
タプリス「あれ!?なんですかお二人とも!?なんでそんな歯切れ悪いんですか!? あのとき、夕暮れの図書館でっ!二人きりでシてましたよね!?勉強を!あんなに激しく!」
ガヴ「ば、ばか…、記憶を改竄するなら、もっとうまくやれよ…、不自然だろ…黙らせろよ、あんな昔のこと……」
ラフィ「うまくやったはずだったんですが…、タプちゃんが抱いた強烈な印象は消しきれなかったみたいですね…」
サターニャ「ふーん、けどなーんか怪しいわねー、悪だくみに長けた2人が図書館で勉強だなんて……、タプリスアンタ、それただの記憶違いなんじゃないの? それとも見られてはいけないものをみられて、記憶をラフィエルあたりに弄られたとか」
ガヴ・ラフィ「!?」
タプリス「ははっ、どうやら悪魔のあなたには私のこの素晴らしい記憶が理解できないみたいですねっ!ねっ、覚えてますよね、天真先輩、白羽先輩!」
タプリス「あの日、初めて私と会った日のことをっ!二人で図書館で一生懸命、激しく、仲睦まじく、勉学に勤しんでた日のことをっ!今でも鮮明に覚えてますよねっ!」
ガヴリール「ああああああ!も、もう!分かったからっ!タプリスお前もう黙れよほんと!」
ラフィ「若気の至り!若気の至りですからっ!ホント勘弁してくださいっ!!」
おわり

