唯「ねぇねぇ」
律「んー?」
唯「りっちゃんさ、犬派?猫派?」
律「え?いやー、私は」
唯「だよねー、やっぱり犬派だよねー!」
律「いや、まだ何も言ってないけど」
唯「間違ってた?」
律「合ってるけど・・・」
唯「やったぁ!」
律「唯は?どっち?」
唯「私?両方!」
律「あってめ!ずるい!」
元スレ
律「がうがうりっちゃん」
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1282921765/
唯「りっちゃんも両方好き?」
律「うーん、猫も嫌いじゃないぞ?人懐っこい猫は可愛くて好きだ」
唯「わかってないなー。猫はあの素っ気ない感じがいいんだよー」
律「あー、うん。梓とのコミュニケーション見てたらなんとなくわかる」
唯「りっちゃんも人のこと言えないよ?」
律「え?澪が犬っぽいか?」
唯「そうじゃなくて、りっちゃんが犬っぽい」
律「んなっ、なんだとー!?」
唯「よーしよしよし」ナデナデ
律「なでんなぁ!」
唯「いーこいーこ」
律「やめろってば」
唯「・・・」スッ
律「あ、あれ?」
唯「うん?」
律「も、もう撫でないのか?」
唯「え?やめろって言ったよね?」
律「うん、いや、まぁ・・・そうなんだけど・・・」
唯「?」
律「あまり撫でられたりしないからさ、実はちょっと気持よかったり・・・///」
唯「そうなの?」
律「お、おう」
唯「もっと撫でてあげようか?」
律「えっと・・・その、やっぱいい///」
唯「遠慮しなくていいんだよ?」
律「い、いいって」
唯「?」
律「・・・」
唯「・・・澪ちゃん達遅いねー」
律「・・・」
唯「りっちゃん?」
律「やっぱり・・・もうちょっと撫でてくれ」
唯「へ?う、うん。いいよ!」マカセテ!
律「へへ///」
唯「よーしよしよし」ワシワシワシ
律「うおー」
唯「痒いところございませんかー?」ワシャワシャ
律「右の耳の後ろが・・・って、おい!美容院になってるぞー」
唯「つい、ねー」
律「ついねー」
唯「りっちゃん真似っこだー」アハハ
律「まねっこまねっこ」キャハハ
唯「りっちゃんわんこー!」
律「わんこー!」
唯「わんわん!」ナデナデ
律「わんわん!」
唯「今日りっちゃんずっとわんこね!」
律「え、えー?」
唯「お手ー!」スッ
律「がうっ♪」ソッ
唯「・・・」ニコニコ
律(し、しまった・・・つい・・・)
唯「今のお手は『OK!』っていうことでいいんだよね?」ニコニコ
律「」
唯「ね?」
律「い、いや、それは」
唯「ん?何?聞こえないよ」
律「だから、犬になりきr」
唯「聞こえないなー」
律「は、はずk」
唯「 聞 こ え な い な ー 」ニコニコ
律「・・・」
唯「りっちゃん?」
律「・・・わふっ」
唯「わぁ!えへへー、私わんこ飼いたかったんだよねー」ギュー
律「わうわう」
唯「うんうん、やっぱり似合ってるよ!りっちゃん!」
律「がるるる・・・」
唯「なんか早速嫌われた!?」
律「ばふっ」ダッ
唯「本当にわんこみたい!可愛い!」タッタッタッ
律「がるるる・・・!」
唯「でも近寄れない・・・」
ガチャ
律「?」
梓「遅くなりましたっ!」
唯「あずにゃん遅いよー」ムー
律「・・・」
梓「え、えっと、律先輩?」
唯「あ、いいの。今日りっちゃんはわんこだから」
梓「は、はい?」
唯「わんこが飼えない私のために今日一日はりっちゃんがわんこになってるれてるんだよ!」
梓「あ、そうなんですか。全く意味がわからないですね」
梓「り、律せんぱーい?」
律「・・・わふっ」
梓「」
唯「ね?」
梓「え、ちょ、ちょっと律先輩?」
律「・・・がうがう」
梓「いや、がうがうじゃないから」
唯「言ったでしょ?私のお願い聞いてくれたんだよーありがとうりっちゃん!」ギュー
律「がるるる・・・」
梓「唯先輩嫌われてますよ?」
唯「きっと私が素っ気無い子が好きって言ったからそれに合わせてくれてるんだよ!」
梓「いや、律先輩の目がマジなんですけど」
唯「そんなことないもんねー?」
律「・・・」プイッ
梓「そんなことありそうですよ?唯先輩」
唯「えー?やっぱりそうかなー」
梓「ですよ。ほら、律先輩も唯先輩に付き合わなくていいですよ、普通に喋ってください」
律「わん!」
梓「この駄犬は人の話を聞かないみたいですね」ニコッ
唯「やめて!りっちゃんをいじめないで!」ギュー
律「もふっ」
梓「くっ、唯先輩の腕の中で偉そうに・・・!!」
唯「りっちゃんよしよーし」
律「がるる・・・わん♪」
梓「寝返った!?」
唯「わかった、あずにゃん!りっちゃんのせいで構ってもらえなくて寂しいんだね!?」
梓「違いますもん」フンッ
唯「私は猫派だから大丈夫だよ!安心して!」
律「わ、わふ・・・」キュゥゥン・・・
梓「あ、なんかちょっと可哀想かも」ナデナデ
律「・・・」
梓「なんか、本気で犬になりきっちゃってますね、この人」
律「わふっ」
梓「あー、よしよし(なんか可愛いからいっか)」ナデナデ
唯「そうだ!棚にクッキー入ってなかった?」
梓「ありますね。昨日ムギ先輩がそこにしまってるの見ました!でも、つまみ食いはよくないですよ」
唯「違うよ!私じゃなくてりっちゃんにあげるんだよ!」
梓「あ、そういうことですか」チラッ
律「?」ソワソワ
梓(か、可愛い)
唯「りっちゃん?ちょっと待っててね、今おやつあげるからね」テクテク
律「ふっ!」
梓「『ふっ』ってなんですか。まぁ、いいや。私はギターの準備でもしようっと」
律「・・・」ゴソゴソ
梓「クッキーありました?」
唯「うーん、今探してるー」
梓「昨日、たしかに入れてましたよね??」
唯「うん、間違いないと思うよ。・・・あっ!」
梓「どうしたんですか、って、えええぇぇぇ?」
唯「犬耳発見!」
梓「クッキーは!?」
律「がうがう」ゴソゴソ
唯「りっちゃんは今、鞄を漁るのに一生懸命・・・つまり!」
梓「後ろから犬耳をつけてやろうってことですか?」
唯「そうだよ!」
梓「私、ちょっとクッキー探してきますね」
唯「うん!」
唯「そーっと・・・そーっと・・・」ソーッ・・・
律「わうわう♪」
唯(りっちゃんなんか一人で楽しそうだな・・・)
律「ふんっふんっ」
唯(今だっ!)スポッ
律「!?」
唯「りっちゃんのカチューシャとった!次はこの犬耳カチューシャを・・・!」
律「がうがう!がうがう!!」
唯「ご、ごめんね?今すぐカチューシャつけてあげるからね?」
律「・・・」プンプン
唯「はい、動かないよー?」スッ
律「・・・おんっ」
唯「~~~!!!」
律「?」
唯「か、可愛い!!!」
律「?」
唯「ありだよ!りっちゃん!」
律「わ、わふ・・・?」
唯「あずにゃーん!見てー!りっちゃんが可愛いよー!」
梓「・・・」
唯「あ、あずにゃん?どうしたの?」
梓「わ、私も唯先輩に見てもらいたいものが・・・」
唯「ん?なぁに?」
梓「こ、これ・・・」スッ
唯「」
律「わうわう」クシクシ
唯「こ、これは・・・わんこの尻尾!?」
梓「はい、何故か棚に入ってました・・・恐らくさわ子先生の仕業かと」
唯「さわちゃんナイス!」
梓「え、つけるんですか?」
唯「もちろん!見て!あのりっちゃんを!」
梓「・・・うわ」
唯「あれ?駄目だった?」
梓「いや、可愛すぎてヤバイです」
唯「でしょ!?」
梓「唯先輩、これどうぞ」スッ
唯「確かに受け取ったよ!」ガシッ
梓「その部分をスカートの中に入れるような感じで装着するんだと思います」
唯「おっけー!任せて!」
律「ばうわう」コロコロ
唯「りっちゃーん?」
律「う?」ピタッ
唯「ちょっとたっちしてみようかー」
律「?」スクッ
唯「それで、ちょっとあっち見ててくれるかな?」
律「・・・っふ」クルッ
梓(やばい可愛いどうしよう)
唯「動かないでねー?」
律「・・・」ソワソワ
梓(撫でたい、猛烈に撫でたい)
唯「・・・っと」ゴソゴソ
律「わう?」
唯「はい、できたー」
梓「律先輩、こっち向いてください」
律「うー」クルッ
唯梓「可愛いー!!」
唯「あり!ありだよ!りっちゃん!」ガシッ
律「わん?」
梓「よしよし」ナデナデ
カランッ・・・
唯「わっ、なんか蹴っちゃった」ビックリシター
梓「それ、スティックじゃないですか?」
唯「りっちゃん、私達が棚の中探してる間にドラムの準備してたの?」
律「がう・・・」
梓「偉いです!」
律「わぁ・・・!」パァァァァ!
唯「うん!りっちゃんはお利口さんだね!」ナデナデ
律「わぁふ」テレテレ
唯「そんないい子にはお菓子を!・・・あ」
梓「そういえばまだ見つけてなかったですね、クッキー」
律「うぅ」シュン・・・
唯「ちょっと待っててね!今探すから!」
梓「私も一緒に探します!」
律「・・・」ジー
唯「えーと、ここはさっき見たでしょー?」
梓「この引き出しはチェック済みです」
律「・・・」コロコロ
唯「ここかなぁ?・・・あれ、ないや」
梓「先輩、ここは見ましたか?」
律「・・・」カランッ
唯「あ、そこまだ見てないかも」
梓「ちょっと開けましょうか」ガラッ
律「・・・」ハムハム
唯梓「あ、あったぁ!!」
唯「りっちゃん!あったよ!」クルッ
律「わうわう」ハムハム
唯梓「」
唯「っわぁぁ!!?!?りっちゃん!何食べてるの!こら!めっ!」
梓「ちょっと目を離した隙に!スティックは食べ物じゃないですよ!?」
律「うーうー!」
梓「うーじゃないから!咥えないの!離しなさい!」
律「がるるるる・・・!!!」
唯「ちょっと、駄目だってばー!」
梓「(そ、そうだ!)ほーら、美味しい美味しいクッキーですよー?」サッ
律「」ピタッ
唯梓「と、止まった・・・」
梓「ほ、ほーら」
律「・・・」ジー
梓「・・・」サッ
律「・・・」ジー
梓「・・・」サッ
律「・・・」ジー
唯「すごいね、目で追ってるね」
梓「欲しい?」
律「わん!」
唯「あずにゃんが敬語を忘れて楽しんでるよ」
梓「お手はー?」
律「わうっ!」スッ
梓「私、まだ手出してないのに」アハハ
律「うー」
唯「この二人家に連れて帰りたい」
梓「ほら、お手ー」スッ
律「がうっ」ソッ
梓「いい子ー!」ナデナデ
律「わうわうわうわう」
梓「はい、クッキー」
律「わぁ」モグモグ
梓「えへへ、美味しい?」
律「もん!」
梓「そっかそっかー」ヨシヨシ
ガチャ
澪「遅れてごm」
律「」ズサァァァァー
澪「ひぃぃぃ!!?」
唯「あっ!こらっ!」
梓「駄目でしょ!こらぁ!」
律「わんわん♪」
唯「た、楽しそうだから、まいっか」
梓「で、ですね」
澪「説明しろ!ビックリしたぞ!?」
唯「あーうんとねー、りっちゃんは今わんこなんだ」
澪「へー」
梓「そう、ものすごい本能的に犬になりきってるんですよ」
澪「そっかそっか・・・って、わかるか!」
唯「かくかくしかじか」
澪「そんなものじゃ私は誤魔化せない」
梓「融通の利かない人ですねー」
澪「どうしてこうなった?」
唯「私がりっちゃんに(半ば強引に)わんこになってってお願いしたんだー」
澪「よ、よくわからないけど、さっきからずっとこうなのか?」
梓「はい。目を離すとスティック噛んだりするから大変です」
澪「大変って言ってる割に嬉しそうに話すんだな?」
梓「え、えっと・・・それは・・・」アハハ
澪「犬、か・・・」チラッ
律「?」
澪「・・・」ジー
律「もふっ!」
澪(可愛い)
律「・・・?」
澪「確かに、律は猫より犬って感じだよなー」プニプニ
律「がぁうわぁ」テシテシ
澪「うん。可愛いよ、律」ナデナデ
律「っふ///」
唯「澪ちゃんもおちたね!」
梓「そりゃあれだけ可愛ければ誰だっておちますって」
律「がうがう」ギュー
澪「ん?どうした?」ヨシヨシ
唯「りっちゃん澪ちゃんにすごい懐いてる」イイナー
梓「飼い主と犬にしか見えませんね」
律「わぁふわぁふ!」
澪「律はいい子だなー」
梓「澪先輩くらい背が高ければ私も上目遣いの律先輩を見れたのに・・・」
唯「ムギちゃんにも早く見せてあげたいよー」
梓「私達はお茶の準備でもしますか」
唯「うん。そうだね」
澪「ほら、私達も唯達と準備しよう?」
律「うぅーうぅー」
澪「って、今の律にそれは無理か。ちょっと手伝ってくるから適当に遊んでなさい」ナデナデ
律「わう!」
梓「いいんですか?」
澪「あぁ、梓達だけにやらせるわけにはいかないよ」カチャカチャ
唯「ムギちゃんはいつもこれ一人でやってるんだもんね。すごいよ」
澪「そうだなー。私達もムギを見習わないとな」
律「がぁう!がぁう!」
梓「なんか後ろで律先輩の楽しそうな鳴き声が聞こえるんですが・・・」
唯「うん、いっせのーせ!って振り返ろうか」
澪「抜け駆けは禁止だからな?」
唯澪梓「いっせーの・・・せ!」クルッ
唯澪梓「」
律「がうがう!」マテー!
澪「・・・」プルプル
唯「自分の尻尾を・・・」
梓「追いかけてる、だと・・・!?」
澪「可愛いぃぃ!!」
唯梓「!?」ビクゥッ
律「わぁふ!わぁふ!」マテマテー!
澪「りつぅー!」ダキッ
律「もふっ!?」
澪「あーもう、かわいいかわいいかわいいかわいい」ナデナデナデナデナデナデ
唯「澪ちゃんそれちょっと怖い」
律「」ガタガタ
梓「ほら、律先輩も少し怯えてますよ?」
澪「あ、あぁ、ごめん。可愛くてつい」
唯梓「うん、わかる」
律「がうがう」
澪「うん。ごめんな。怖かったな」ヨシヨシ
律「うぅ」フルフル
澪「ん?」
律「わう」ギュッ
澪「怖くないって言いたいのか?」ンー?
唯「澪ちゃんさっきからズルイ」
梓「私もわうって言われてギュってされたい」
律「もふっ」
澪「そっかそっか」ナデナデ
ガチャ
紬「ごめんね、みんな!待った?・・・って、ふうううぅぅぅぅぅ!!!!」バタンッ
律「!?」ビクゥッ
唯「今のバタンッが扉を閉めた音なのか、ムギちゃんが倒れた音なのかわからない」
律「」ガタガタガタガタガタ
紬「どうしてりっちゃんが澪ちゃんに抱きついてたのかしら?」
唯「えっとね、りっちゃん今わんこなの。だから澪ちゃんにじゃれてたんだー」
紬「ネコじゃなくてイヌ!?」
梓「申し訳ないんですが猫をカタカナ表記するのやめてもらえますか。なんか別の意味に聞こえるんで」
律「うー!うー!」
澪「おーよしよし、怖かったなー」ナデナデ
律「がるるるるる・・・!!」
紬「やだ、私警戒されてる・・・!」
澪「なんでちょっと嬉しそうなんだよ」
梓「と、とりあえずお茶にしましょう?ね?」
唯「そ、そうだね。今日はね、ムギちゃんがお茶淹れやすい様に食器とか出しておいたんだよ!」
紬「あら、本当だわ!ありがとう♪」
律「わふ!」
澪「全く、お前は何もしてないだろー?」ナデナデ
律「うー・・・」
唯「そんなことないよ!りっちゃんは私達を見守っててくれたもん!」
律「わぁ・・・!」パァァァァ!
梓「そうですか?自分の尻尾追いかけて遊んでたじゃないですか」チラッ
律「・・・くぅん」ショボーン・・・
澪「こ、こら!律に意地悪なこと言うなよ」
梓「この駄犬っ」ボソッ
律「!!?」ガーン!
紬「梓ちゃん、それはちょっと言い過ぎよ?」
梓「あ、はい・・・(あのショックを受けた顔・・・!可愛い・・・!!)」
律「がぁ・・・」トボトボ
唯「あ、あれ・・・」
澪「オルガンの下に入っちゃったな」
律「・・・」シュン・・・
紬「りっちゃん?オルガンの下で丸くなってないで、こっちへおいで?」
律「・・・」グスッ
唯「あずにゃんも謝ってよー」
梓「えっと、可愛かったからちょっとイジワルしちゃった・・・ごめんね?」
律「・・・」スンッスンッ
澪(梓は律が先輩だということを忘れているみたいだな)
唯「りっちゃーん?」
律「・・・がぅ」
澪「みんなでお菓子食べよう?な?」
律「・・・!」ピクッ
紬「ほら、お茶が入ったわよー♪」
律「!」ガバッ!
唯梓澪「!!?!?」
律「がうっ!」シュタッ!
紬「あらあら、オルガンの下はもういいの?」ウフフ
律「がぁが、がぁが♪」
紬「うふふ」ナデナデ
律「わぁあ♪」
澪「お、お菓子に負けた・・・」
梓「ま、所詮そんなもんですよ・・・」
唯「お菓子に釣られるりっちゃんも可愛い」
律「わふわふ」ゴクゴク
澪「美味しいか?」
律「ふっ」コクッ
澪「よしよし」
紬「はい、どうぞ。今日のお菓子は白い恋人よ♪」コトッ
梓「まさかのホワイトラバー」
律「・・・」ジュルッ
梓「いや、ジュルッじゃないから」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
澪「さてと、そろそろ練習するか」
律「わぁふわぁふ」
紬「えっと、りっちゃんはいつ元に戻るの?」
唯「明日には元通りだよー」
梓「ちょっと寂しいですね」
唯「じゃあ明日はあずにゃんが猫さんやろうか」ヤッタネ!
紬「ネコさんだなんて、そんな・・・」ポッ
梓「私さっきカタカナ表記禁止って言いましたよね?」
澪「あ、あれ?律がいない・・・」
唯梓「えっ?」
紬「さっきまでそこに座ってたのに・・・」
バッチーン!!
紬唯澪梓「!!?!?!?」
唯「なになに!?今の音!?」
梓「あっちの方からしましたよ!」
澪「物置?」
紬「この音、あれじゃないかしら」
唯「あれって?」
紬「ほら、この間りっちゃんがふざけてネズミ捕りしかけてたじゃない」
澪「あぁ、そういえばそんなことやってたな・・・」ヤレヤレ
律「くぅん・・・」ガチャ
梓「あ!律先輩!やっぱり物置にいたんですか!」
律「がうがぁ」ブラーン
澪「うわ、こいつ自分でしかけたネズミ捕りに引っかかってる」
唯「でもそこが可愛い」
律「わうわう」トッテー
澪「全く、しょうがないな。私が取ってやるy」
梓「いえ、ここは私が」
唯「いいよ、遠慮しないで?私がとってあげるかr」
紬「お菓子食べたいお利口さんはどこかなー?」
律「わうー!」ダッ
澪唯梓「ズルい!!」
紬「よしよし、私がとってあげr」
グイッ
澪「いいや、律のネズミ捕りを取るのは私だ」
グイッ
唯「違うよ、私だよ」
グイッ
梓「いえいえ、ここは間をとって私が」
ギャーギャー
律「・・・くぅん」イタイ・・・
澪「ムギはやり方が汚いぞ!お菓子で釣るなんて」
紬「そうかしら?」ウフフ
梓「汚いのは二人ともですよ!幼馴染とお菓子に勝てるわけないじゃないですか!」
唯「ちょっと待ってよ!そもそも私がりっちゃんにわんこになってって言わなかったらこうはならなかったよ!?」
梓「それがどうしたんですか!」
唯「だからここは私が取ってあげるべきだと思うな!」
梓「いいえ、ここは後輩として私が律先輩にご奉仕すべきだと思います!」
澪唯紬(敬語使うの忘れてたくせに!)
律「やめろー!!!」
澪唯梓紬「」
律「・・・ったく、ネズミ捕りなら自分で取ったよ」
紬「そ、そんな・・・もったいない・・・」
唯「私がとってあげたかった・・・」
澪「っていうか、あ、あれ?律、元に戻って・・・?」
律「痛みで我に返ったよ」
紬「痛めぇ・・・!!!」
澪「怒りの矛先として『痛み』というのはどうだろう」
律「・・・それにしても、犬ごっこもたまには楽しいな!」アハハ
梓「ずっとあのままでよかったのに・・・」
唯「ちぇー、つまんなーい。りっちゃん可愛かったのに」
律「う、うるへぇ!///私だけじゃなくて、みんなもやればいいだろ!?」
唯「それいいね!じゃあ、がうがうりっちゃんの次は・・・かさかさあずにゃん!」
梓「泣きますよ?」ニコッ
唯「ちぇー」
澪「ほら、練習するぞー?」
律「へーいへい」
澪「今日は素直なんだな?」
律「ばーか、わんこは素直なんだぞー」
紬「あらやだ、鼻血が」シャランラ
梓「鼻血もですけど、その涎も拭いてくださいね」
唯「・・・で」ボソッ
梓「なんですか?」
唯「あれ、どうしようか?」
梓「う、うーん・・・放置でいいんじゃないですかね」
紬「りっちゃんが犬になってくれるのは今日一日なんでしょう?」
唯「うん」
紬「じゃあいいじゃない。澪ちゃんも教えてあげる気ないみたいだし」ウフフ
律「よしっ、それじゃふわふわ時間でもやるか!」
カンカンカンカン!
澪(犬耳カチューシャと尻尾つけっぱなしで忘れてる律可愛い)
おわり