無人島 遭難3日目
松本「はいみやこさん、食べられそうな木の実採ってきたわ」
みやこ「ありがとう松本さん……ごめんなさい、私が脚を怪我なんてしなければ……」
松本「いいの!みやこさんのために生きられて私、今とっても幸せなの!」
みやこ「あ、あはは……」
松本「はっ!こんな状況なのに私ったら……不謹慎だったわ……!」
みやこ「ううん、松本さん見てたら暗い気持ちも吹っ飛んじゃった」
松本「みやこさん/////」キュン
元スレ
松本「みやこさん…私を食べて…」みゃー姉「えぇっ!?」
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遭難8日目
みやこ「はぁ……はぁ……」
松本「みやこさん、お水飲んで」
みやこ「で、でも、せっかく溜めた雨水だし、もったいないよ」
松本「死んじゃったら終わりなのよ!はい、早く飲んで!」
みやこ「分かった……ゴクゴク」
松本「……どう?怪我はまだ痛む?」
みやこ「最初よりは良くなったけど、歩こうとすると……痛っ!」
松本「みやこさん!」
みやこ「いてて、やっぱり折れてるのかな」
松本「私の脚が折れれば良かったのに……」
みやこ「もう、そんなこと言わないの!松本さんが怪我しなかったから私は今、こうして生きてられるんだから……感謝してる」
松本「みやこさん/////」ジュン
遭難10日目
みやこ「……お腹すいた」
松本「なにか動物でも捕まえられれば良いんだけど、なかなか難しいわね……」
みやこ「救助、来るのかな」
松本「きっと、いいえ!絶対くるわ!必ず生きて帰りましょう!」
みやこ「餓死するのとどっちが早いかな、あはは」
松本「……もし私がみやこさんより先に死んだら、みやこさん……私を食べて」
みやこ「えぇっ!?」
みやこ「松本さん、あなた何を言って……!」
松本「肉を食べて体力つければ、何日かは長く生きられるでしょ?そうすれば、きっと救助の人が来るのに間に合うから」
みやこ「いやいやいや、無理だよそんなの!」
松本「みやこさんは、私を食べるの嫌?」
みやこ「そこじゃなくて!松本さんが死ぬとか、嫌だからね私は!」
松本「みやこさん/////」ビクン
松本「でも、私はそれでも良いかもって思ってるの」
みやこ「な、なんで?」
松本「だってそうすれば、みやこさんの血肉となって永遠に一緒に生きられるんだもの/////」ハァハァ
みやこ「あ、うん……そうだね」
松本「あ!もちろん先にみやこさんが死んだら、私がみやこさんを食べるからね?」
みやこ「え、ちょっと待って!私、松本さんに殺されちゃう?」
松本「そんなことするワケないじゃない!」
みやこ「だ、だよね!あはは!」
みやこ(絶対に生きのびよう……!)
遭難16日目
みやこ「……」
松本「……」
みやこ「……あれ、なんで私って生きてるんだっけ」
松本「!?」
みやこ「こんな辛い思いしてまで、なんで生きなきゃならないんだろ」
松本「み、みやこさん!なに言ってるの!?」
みやこ「松本さんは私に早く死んで欲しいんじゃない?食べるんでしょ、私を」
松本「そ、それは」
みやこ「……花ちゃん、最期に会いたかったな……」
松本「……」
松本(私はみやこさんに生きてほしい)
松本(もちろん一緒に生還できるなら、それに越したことはないけれど)
松本(……良かった、準備しておいて)
松本(もしも救助がなかなか来なかった場合、みやこさんだけでも生き延びられるように)
松本(私が先に死んで、私の死体をみやこさんが食べられるように)
松本(食べる木の実の量も、飲む水の量も、みやこさんの方が多くなるようにしていた)
松本(正直、私の体はもうボロボロだけど、それでも生きられたのは全てがみやこさんの為だと思えたから)
松本(人生の最期を彼女と過ごせて良かった……私の天使)
松本「……みやこ、さん」
みやこ「……なに」
松本「……今まで、ありがとう、ね」
みやこ「……え?どうしたの急に」
松本「」
みやこ「ちょっと、松本さん?」
松本「」
みやこ「え、嘘、松本さん!」
松本「」
みやこ「松本さん!松本さん!嫌、嫌だよ!死んじゃ嫌!松本さぁぁん!!!!!」
松本「」
遭難20日目
救助隊員1「おい!あそこに誰かいるぞ!」
救助隊員2「良かった!まだ生きてる!」
救助隊員3「星野さん!分かりますか!もう大丈夫ですよ!」
みやこ「……救助、来た……?」
救助隊員4「あなた1人だけですか!?他に生存者は!?」
みやこ「……私、ひとりです……でも、ひとりじゃないです……私の中で、彼女は生きてます」
救助隊員5「彼女?彼女とは誰です?」
みやこ「松本さんは生きてます……ずっとずっと、私と一緒に生きてるんです!彼女は!彼女は……!うわぁぁぁあん!!!!!」ボロボロ
ーーー
ーー
ー
病院 病室のベッド
みやこ「……」パチッ
ひなた「みゃー姉!目ぇ覚めたか!?」
乃愛「良かった!ミャーさんが生きてて本当に良かった!」
みやこ「ひなた……乃愛ちゃん……そっか、私助かったんだ」
花「お姉さん!」ギュッ
みやこ「は、花ちゃん!?」
花「心配してたんですよ!お姉さんが死んだらどうしようって、ずっと怖かったんですよ!」
乃愛「そうだよ!私も心配してたんだから!」
ひなた「あ!私のほうが花や乃愛より心配してたんだぞ!」
みやこ「もうひなたったら、そこ張り合うところ?」
花「お姉さん!元気になったら、またお菓子作ってくださいね!」
みやこ「うん、絶対すぐに元気になるね……松本さんのためにも」ボソッ
花「そしたら、その……なんでも好きなお願い、1回だけ聞いてあげます」
みやこ「えっ、なんでも!?」ガタッ
花「1回だけですよ!生きて帰ってきてくれた、お祝いというか、お礼というか……特別です!」
みやこ「なんでもかぁ、うふふ、どうしよっかなぁ……あ、そうだ」
花「なにか思いつきましたか?」
みやこ「うん、私が退院したら……」
みやこ「花ちゃんと2人で、どこか遠くへ旅行に行きたいな」
花「分かりました、良いですよ」
みやこ「えへへ、楽しみだなぁ」ジュルリ
おわり

