ゆり「……」
ネモ「……」
岡田「……」
加藤さん「……」
もこっち(……?なんか空気重いな)
小陽「(;^ω^)」
真子(うう……空気が重い……胸が苦しい……)
真子(今日は打ち上げの時の埋め合わせで南さん達とカラオケしてて……)
真子(でも南さんを嘲笑しているかの様な空気に耐えられなくて……私一人でトイレに避難して……)
真子(そしてトイレから戻ってきたら南さんしかいなくて……南さん口では強がってたけど目に涙を浮かべてて……)
真子(そんな南さんを元気付けるために『ねえ、あそこでパンケーキでも食べようよ』と入ったカフェにゆり達がいて……)
真子(南さんがみんなと仲良くなるチャンスだと思ってゆり達のテーブルに混ぜてもらったけど……)
真子「……うぷっ!?」
真子「ご、ごめん!私トイレ行ってくるね!」ガタッ
小陽「!?」
ジャー
真子(私最低だ……)
真子(さっきも南さんほっぽいて一人でトイレに避難したのに……)
真子(また同じように南さんほっぽいて一人でトイレに……)
小陽「待ってよまこっちー」
真子「み、南さん!?」
真子(南さん……口が悪い女の子……)
小陽「ア、アハハ……まこっちがいないとあの場にいづらくてさー」
真子(ゆりとソリが合わないし……遠足でも加藤さんや岡田さん相手にやらかしたみたい……)
真子(それに黒木さんが転んだ時ウケてたし、陰口叩いてたし、初芝君のことキモオタネクラデブって言ってたし……)
真子(学食で『みんなケンカしちゃえ!』って念じてた気がするし修学旅行では南さんのグループに誘われたせいでゆりとの関係がもうだめぽになりかけたし)
真子(主人公と主人公をイジメてた女が和解する少女コミックを私経由でゆり達に読ませて仲間になろうとしてたしなんかいつもご飯食べてるしキバ生えてるし)
小陽「まこっち?」
真子「!」ハッ
真子「もしかして南さんが諸悪の根源なんじゃ?」
小陽「は?」
真子「こうなったら南さんをいい子にするために私鬼になる!」シュッシュッ
小陽「!?」ビリビリッ
真子「南さん!!南さん!!」ズンズングイグイ
小陽「いやあああああああああ誰か助けてえええええええええああああ」
…………
……
…
ジャー
真子(私最低だ……)
真子(いくら南さんをいい子にするためとはいえあんなことを……)
岡田「んーと……あ、いた」
真子「お、岡田さん!?」
真子(岡田さん……根元さんと仲がいい女の子……)
岡田「その……なんかごめんな?重い空気作っちゃってさ」
真子(でも3年生になってからつい最近まで根元さんとケンカしてて……)
真子(そして遠足では根元さんのことで南さんともケンカしたらしい……)
真子(つまり遠足で私が南さんの相手をさせられたのは岡田さんのせいと言える)
真子(それに頭がパイナポーだしまこもこを差し置いて岡もこがブームになって来てるし『ひなー!』がコラ素材として優秀だし)
岡田「おい、大丈夫か?」
真子「!」ハッ
真子「もしかして岡田さんが諸悪の根源なんじゃ?」
岡田「は?」
真子「こうなったら岡田さんをいい子にするために私鬼になる!」シュッシュッ
岡田「!?」ビリビリッ
真子「岡田さん!!岡田さん!!」ズンズングイグイ
岡田「いやあああああああああひなああああああああああ」
…………
……
…
ジャー
真子(私最低だ……)
真子(いくら岡田さんをいい子にするためとはいえあんなことを……)
ネモ「まこちゃん大丈夫ー?」
真子「ね、根元さん!?」
真子(根元さん……最近よくクソザコムーブをかます不器用な女の子……)
ネモ「あーちゃんと南さんはトイレ?……いやトイレ1つしかない……」
真子(三年生の自己紹介時、突然声優目指しているとカミングアウト……)
真子(遠足でも突然私たちのグループに入ってきて、その目的は恐らく黒木さん……)
真子(そして突然黒木さんのことクロって呼んだり突然ゆりと仲良くしようと話しかけたり)
真子(そんな何もかもが突然すぎる根元さんに対してゆりは黒木さんの親友の座を張り合ったり会話に入ったりしつこかったり)
ネモ「ま、まこちゃん……?」
真子「!」ハッ
真子「もしかして根元さんが諸悪の根源なんじゃ?」
ネモ「え?」
真子「こうなったら根元さんをいい子にするために私鬼になる!」シュッシュッ
ネモ「!?」ビリビリッ
真子「根元さん!!根元さん!!」ズンズングイグイ
ネモ「いやあああああああああクロおおおおおおああああ~ちゅわ~んんんほおおおおあああ」
…………
……
…
ジャー
真子(私最低だ……)
真子(いくら根元さんをいい子にするためとはいえあんなことを……)
うっちー「早くトイレ済ませてあいつのこと見張らないと……」
真子「う、うっちー!?」
真子(うっちー……目を隠したら成瀬さんに似てる女の子……)
うっちー「ま、まこっち!?偶然だから!別に黒木のことつけまわしてるわけじゃ」
真子(私は成瀬さん絡みでゆりにゆりドンを喰らわせられた……)
真子(つまり私はうっちーの被害者といえる……)
真子(それになんだか黒木さんを付け狙ってる気がするし……)
真子(あと遠足で違うグループなのに私に独り言っぽく話しかけてくるし友達とはぐれたって言うから連絡取ろうとしたら断られるし)
真子(ゆりと仲悪いのかと思ったら『…いいの?』とか二人だけで通じる空気作るしゆりの親友は私だし絵文字だし)
うっちー「……まこっち?」
真子「!」ハッ
真子「もしかしてうっちーが諸悪の根源なんじゃ?」
うっちー「は?」
真子「こうなったらうっちーをいい子にするために私鬼になる!」シュッシュッ
うっちー「!?」ビリビリッ
真子「うっちー!!うっちー!!」ズンズングイグイ
うっちー「いやあああああああああ黒木いいいいいいいいいいいいああああ」
…………
……
…
ジャー
真子(私最低だ……)
真子(いくらうっちーをいい子にするためとはいえあんなことを……)
ゆり「まこ大丈夫?」
真子「ゆ、ゆり!?」
真子(ゆり……陰キャでコミュ障で誰とでも問題を起こす女の子……)
ゆり「他の人は?別にどうでもいいけど」
真子(修学旅行で私に裏切られたことがきっかけで黒木さんや吉田さんと仲良くなって……最近は以前よりも学校生活が楽しそう……)
真子(じゃあゆりはむしろ私に感謝してしかるべきなんじゃないかな?)
真子(というかゆり以外の人と班組んだだけで裏切り者扱いって酷くない?その理屈だと私がゆりと仲良くするのも南さんに対する裏切りなんじゃ?)
真子(誰だ私がゆりを裏切ったとか言った奴!)
ゆり「……」
ゆり「真子、いつもありがと」ボソリ
真子「!」ハッ
真子「もしかしてゆりが諸悪の根源なんじゃ?」
ゆり「い、いや、やっぱりなんでも……は?」
真子「こうなったらゆりをいい子にするために私鬼になる!」シュッシュッ
ゆり「!?」ビリビリッ
真子「ゆり!!ゆり!!」ズンズングイグイ
ゆり「いやあああああああああ黒木さあああああああああああんんんんああああ」
…………
……
…
ジャー
真子(私最低だ……)
真子(いくらゆりをいい子にするためとはいえあんなことを……)
加藤さん「みんな大丈夫?」
真子「か、加藤さん!?」
真子(加藤さん……学年で1、2を争うカースト上位の女の子……)
加藤さん「あれ、一人?」
真子(2年の冬辺りから黒木さんと関わることが増えた一方、ゆり、根元さん、うっちーの目は死ぬようになった……)
真子(大体本当に巷で言われるほど聖人なのかな?)
真子(南さんへの塩対応はともかく、喪109で吉田さんが教室に入室したとき挨拶せずにスマホ見てたし……)
真子(妖狐だし黒木さんを幻惑してるし私もママの称号を奪われかけてるし)
真子(喪135で見るもの全てを凍てつかせ殺す目をしてたしあの後どうなったか気になるし)
加藤さん「……?」
真子「!」ハッ
真子「もしかして加藤さんが諸悪の根源なんじゃ?」
加藤さん「え?」
真子「こうなったら加藤さんをいい子にするために私鬼になる!」シュッ
加藤さん「!?」サッ
真子「!?」
真子「かわした!?」
加藤さん「な、何するの?」
真子「ごめんね加藤さん……でも私気付いたの!」シュッシュッ
加藤さん「うっ、くっ」サッサッ
真子「みんな仲良しでいられないのは加藤さんが原因なんだってことに!」シュッシュッ
加藤さん「くうっ……」ビリッ
真子「えいえい!」シュシュシュシュ
加藤さん「うああ……!」ビリビリビリビリィ
真子「うおりゃああああああああああああ!!」ズンズングイグイ
加藤さん「ああああ黒木さあああああああああんんんんんああああ」
真子「やったね」
もこっち「……」
もこっち(トイレ行ったっきり一人も戻って来ないんだが)
もこっち「……」
もこっち(え?もしかして私ハブられてる?)
もこっち(まさかみんなで口裏合わせてとっくに店出てるってことないよな!?)ガタッ
ジャー
真子(私最低だ……)
真子(いくら加藤さんをいい子にするためとはいえあんなことを……)
もこっち「み、みんないる?」
真子「く、黒木さん!?」
真子(黒木さん……みんなを魅了するとても優しい女の子……)
もこっち「えっと……真子さんだけ?他の人は……」
もこっち「ゾッ」スッ
真子(一歩後ずさった。壁際から回り込んで退路を塞ごう)ススス
もこっち「!?」
真子(よくよく考えてみると、南さんも、岡田さんも、根元さんも、うっちーも、ゆりも、加藤さんも、みんな黒木さんに振り回されてる気がする……)
真子(それに遠足のグループメンバーで私にだけ牛のキーホルダーくれなかった……加藤さんには3個もあげてたのに)
真子(間違いない!黒木さんがみんなが仲良くなれない真の元凶だ!)
真子(ファック!!)シュッ
壁「ドンッ」
もこっち「ビクッ」
真子「ごめんね黒木さん。私これから黒木さんに最低なことするね」
もこっち「うぇ!?」
真子「ごめんね。ごめんね。でも、私だって本当はこんなことしたくないの」
もこっち「じゃあ……なんで真子さんは笑ってるの……!?」
真子「……え?」
トイレの壁にかかった鏡の中の私は、確かに、笑って、いた
真子「あ……はは……私……本当に最低な女の子だったんだ……」
もこっち「た、助けて……!」ガチャッ
ドサドサドサ
もこっち「ひぃ……!?」
真子「そこはもう満員だよ」
もこっち「やだ……やだ……助けてゆうちゃん……」
真子「大丈夫。私が黒木さんをいい子にしてあげるから」シュッシュッ
もこっち「やだああああああああああゆうちゃああああああああああ」ビリビリッ
真子「はっ!?」ビクン
もこっち「ビクッ」
真子(こ、ここは……お茶会の席?)
真子(私……意識飛んでた!?)
真子(でも……じゃあ……さっきまでのアレは……夢?)
真子(よ、良かった……)
もこっち「あの、真子さん?」
真子「あ……ごめんね黒木さん。みんなも」
真子「ちょっとボーっとしてて……何の話してたっけ」
もこっち「いや、その、別に大した話はしてないよ」
真子「そ、そう?良かった」
真子(ハッ。そうだ!いつまでもここにいたら、南さんが辛い思いしちゃう!)
真子「そろそろ私と南さんは行くね!」
小陽「うぇっ!?い、いや、私みんなともっと一緒にいたいから!」
真子「あれ……てっきり南さんいづらいかと……」
小陽「そんなことないって!私みんなと仲良しだし!ねえ田村!」
ゆり「う、うん」
真子「そうなの……?」
ゆり「う、うん」
真子(そういえば……ゆりと南さんだけじゃない。みんな仲良さそうに見える)
真子「そっか……私の取り越し苦労だったんだ……」
チェッ
ゾッ
終
45 : 以下、?... - 2018/08/03 22:16:46.566 2h3FjJeS0 31/31ごめんね?
割とありがちなオチだけど終わりだよ?

