妹「ねえ」
姉「うん?」
妹「あたし今受験勉強中なの。用もないのに部屋をうろつき回られると迷惑なんだけど」
姉「それはね、勉強に集中出来ていないってことなのよ!だから私のせいではない!」
妹(うぜえ。漫画読むだけなら自分の部屋で読めよ)
元スレ
妹「姉が邪魔なんだが・・・」
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1284904352/
深夜
妹(眠い…ココアでも飲んで気分転換しようかな)
姉「キャハハハ!やっべマジおもしれwwww」
妹「ちょっと!こんな時間にDVD見られると迷惑なんだけど」
姉「だって面白いんだもん!妹が好きなアニメでしょ?」
妹「確かに観たいけど勉強だからパス。あと部屋の中にまで笑い声聞こえてきたから静かに見てくれない?」
妹(本当にうざいな姉)
姉「部屋はいるけどいい?」
妹「いいよ~」
ガチャ
姉「おっ!真面目に勉強とは感心感心。実は妹におみやげ買ってきたから渡しに来た」
姉「はい。妹のくぱぁした時のサイズを考えてピッタリのバ○ブを・・・」
妹「でてけぇーーーー」
姉「部屋に入るけどいいか?」
妹「またか。いいよ」
姉「先程はすまなかったな。妹がそういうのに免疫がないとは思わなかったんだ」
妹「普通家族のプレゼントに大人のおもちゃをやるのは姉だけだよ」
姉「今度はちゃんと選んだ奴をプレゼントするよ」
妹「ん?鉛筆セット…。これがプレゼント?」
姉「ああ。受験勉強となると鉛筆の一本や二本じゃ足りないだろ。」
妹「でも私はシャープペンシル使っているんだけど。」
姉「・・・でも鉛筆の方が研ぐだけd」
妹「ったく、もらってあげるからありがたく思ってよね」
妹「う~ん、この問題わかんない。友達に聞いてみよっと」
ピポパ
姉「ストップ!なぜ姉である私に頼らない?友達にたよるより私の方が解ける自信はある!」
妹「また部屋で漫画読んでいたのか…。じゃあこの問題解いてみてよ」
姉「え、えと・・・これは三角積分か・・・確かこれはsinを・・・ええと」
妹「A子も分かんないか。うんありがとう、自分で解いてみるね」
ピッ
妹「あ、お姉ちゃんはそろそろ部屋に戻ってくれない?溶けなかったんでしょ?」
朝
姉「ほら妹!早く起きなさい」
妹「う~ん、あと少しだけ・・・」
姉「このパターンは起きないな。ならこれを股間に当てれば」
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴ
妹「いあああああああああ」
姉「早く起きないとバ○ブが貫通するぞ~」
妹「起きるから!起きるから!ぱんちゅが破けるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ」
姉「持ってて良かっためざましバイブ!」
妹「ただいまぁ」
しーん
妹「あれ、姉はまだ仕事かな?」
姉「zzz」
妹「って、疲れて寝ていたのか。起こしたら悪いし今日の夕飯は私が作ってあげるかな」
台所
妹「痛っ、また指切った…。まさかここまで料理が出来ないんて」
まな板の上には不揃いに切られた具材が散乱していた
妹「味噌汁も出来ないなんて・・・」
妹「かくなる上は・・・」
姉「しまった、寝てしまった…。
今日は突然親が電話をしてこなきゃこんなに疲れなかったのに…」
妹「あ、ちょうどカレーできたから食べていいよ」
姉「わーい。レトルトじゃなかったらもっと嬉しかったな!!」
妹「じ、時間がなかったからよ!」
姉「ふふ、いただきまーす・・・
なんか具が固いような…しかも豆腐に油揚げまで入ってるけど」
妹「えっ、ほんとう!?それは許せないわね!すぐクレームを会社に送らなきゃ!」
姉「台所を見るとなにやら味噌汁を作ったあとのような惨状が広がってるんだけど…」
妹「・・・」
姉「もしかして妹が…?」
妹「もう、うざいなぁ…。文句言わずに食べなさいよ」
深夜
妹「ココアでも飲んで気分転換(以下略」
キッチん
姉「おっ、こんな時間まで勉強?あまり無理すると体に悪いぞ」
妹「もうすぐ試験なんだからこんくらい頑張らなきゃでしょ」
姉「高卒の私には受験勉強がどんなに大変かわからないけど頑張ってるようで感心するよ」
妹「ところで姉は何してたの?」
姉「私は最近はまったマドラーHをするために」
妹「」
姉「いやいや冗談だよ?受験勉強で疲れた妹を励まそうとジョークをだな…。じゃあ私はもう寝るから!」
バタン
妹「逃げたな…ん?」
姉がいた場所になにか落ちていた
妹「なんだこれ…栄養剤?」
妹「よし、試験はいい点数だった。これなら第一志望の大学の合格ラインだ」
先生「いやぁ妹くんは成績の伸びがいいねぇ」
妹「えへへありがとうございます」
先生「姉と二人暮らしと聞いているが生活に何か困ったことはないか?」
妹「いえ、大変だけどなんとかやれてます」
先生「そ、そうか。それでお姉さんに私のことをどう思っているか聞いてみたか!?」
妹「とても面倒見のよい先生って言ってましたよ」
先生「そうか。それだけか…」
妹(姉があんな性格だと知ったら嫌いになるだろうな)
妹「さて寝ようかな」
姉「そうだな。そろそろ寝るか」
妹「いや、そこ私のベッド」
姉「じゃあここでいいや」
妹「床に寝られても…もう自分の部屋で寝てよ」
姉「いやよ!ゴキブリがでた部屋で寝たくないわよ!」
妹「退治したから大丈夫だって!」
姉「他に居るかもしれないじゃん!あそこは危険よ!」
妹「あっ、ゴキブリ」
姉「いやぁぁぁぁ!」
ダダダダダダダ
部屋を走りだした姉
妹「今のうちに鍵を締めてと」
ガチャン
妹「あんな嘘に騙されるなんて子供かよ。ああウザかった」
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ
妹「バイブってこんなに振動激しいんだ」
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ
妹「実際の男のあれを真似て作られたバイブ・・・」
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ
妹「………」
妹「………」
ヌギヌギ
姉「ただいまーーーーー!!!!」
妹「ぎゃあああああああああああああああああああああああ」
ドタバタ
がたん
姉「なんだ妹の奴?凄い物音がしたけど…。ん?なんでパンツがここに・・・」
姉「うん…うん…ああ、大丈夫。しっかりやれてる」
妹(仕事の話かな?)
姉「ん?私はいいよ。お金はなくても。食っていけるよ」
妹(お金?食う?)
姉「お金はないけど私が逝かせてヤリたいの。それがどういう意味か分かってる?」
妹(まさか男?)
姉「わかった。詳しいことはあってから話そう。街のレストランだな?じゃあそこで待ち合わせで…。うふふ、楽しみにしててね♪」
妹(こ、これは・・・)
姉「ちょっと用事できたら出かけてくるね」
妹「う、うん。誰と遊びにいくの!?」
姉「えーとね…彼氏よ」
妹(ん…?)
妹「なぜ一瞬悩んだの?」
姉「なぜって?少しは恥じらう姉の姿を見てもらおうと…」
妹「うん。おk。うざいから行って良し」
妹「姉に彼氏か…」
妹「どんな人が彼氏なのかな?」
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ
妹「姉は実戦したことあるのかな…」
ヴヴヴうヴヴヴヴヴヴっヴ
ポイ
妹「こんなことしている場合じゃない!気分転換がてら姉の様子でも見てくるかな」
妹「街のレストランに来てみたけどどこに居るんだろう」
ウェイター「ご注文はお決まりでしょうか?」
妹「チーズステーキを。キャビアを添えて」
ウェイター「ははは、かしこまりました(うぜえ)」
男「それで、考えなおしてくれたか?」
姉「ううん」
男「そうか。だが本当にそれでいいのか?働いているところの年収だととても大学の費用は…」
妹(大学?)
姉「大丈夫。そのためにこの保証に加入したんだから」
男「!!」
妹(み、見えない…)
ウェイター「お待たせしました…ってあのガキいねえ。ん?あそこでコソコソなにやってるんだ?」
男「ほ、本気なのか?」
姉「ええ。それとも今更心配してるの?」
男「…それはあの子に言ったのか?」
姉「まだよ。あの子ね、私がこの手続をして疲れて眠ったあとにね、下手だけど料理を作ってくれたんだ」
妹(ん?それって…)
ウェイター「お客様、席にお戻りにならないと困るんですが…」
妹「ちっ、いいところに…ウェイターうぜえ」
ウェイター「ははは、料理が冷めてしまうんでお早めにお召し上がりください(ブラックリストに追加っと)」
妹「そして、なんも情報を掴めないまま部屋に戻ってきたでござる」
姉「ただいま~」
妹「あ、おかえり。それでどうだった?」
姉「別にどうもなかったけど…
なんでバイブ持ってるの?」
妹「あ、いやこれは片付けようと…あ…」
姉「そ、そうか…あ、これティッシュ箱おいておくね…」
バタン
妹「・・・」
姉「3C>蛇翼崩天刃>6DA>6DA>6D>蛇咬>ステップ3C…からのコンボが繋がんないんだけどどうすればいいんだろう」
妹「知らないよ格闘ゲームのコンボなんて。しかも私の部屋でするのやめてくれない?」
姉「センター試験終わったから別にいいでしょう?しかも結構合格ラインだったんでしょ?」
妹「まぁね。あれだけ勉強すれば合格して当然よ」
姉「そうか…私は勉強苦手だったからなぁ~」
妹「ねえ、この間のレストランの」
姉「ちょっとまって!今コンボ繋がってるから!あとはC連打で…受身取られたああああああ!jcするタイミング間違えてもうたぁぁぁぁぁぁ」
妹「うぜえ」
学校の昼休み
A子「あれ、妹は今日弁当なんだ」
妹「うん、珍しく作ってくれたんだ♪」
A子「良かったね。私は毎日パンだよ」
妹「なに作ったんだろ」
カパ
妹「手紙?」
妹へ
380円を入れておくので弁当買ってきてください。お箸も忘れずに貰うように
A子「wwwwwwww」
妹「直接お金渡せよ」
妹「ということで、志望大学に合格しました」
姉「おっめでとーーーー!!!」
妹「幾度となく姉の邪魔な攻撃に耐え、集中力を鍛えたおかげで勉強に集中できたよ」
姉「うんうん。これも計画通り!」
妹「気分がいいから今のは水に流すよ!ということで何か出前を頼もうと思う」
姉「いいねぇ!寿司でも頼もうか!」
妹「そうだね!」
妹「そうだね…」
姉「なぜ最後暗くなったのか、30文字以内で説明をしなさい」
妹「いや、ウチが貧乏だってこと忘れていた。やっぱり寿司はいいや」
姉「社会人をなめているのか?寿司くらい変えるわよ!」
妹「そうか、なら中トロを」
姉「ストップ!なぜ中トロを注文する?卵とかかっぱ巻きでは駄目なのか!?」
妹「それを総じて寿司を頼みたいんだけど…」
姉「分かったわよ…」
数時間後
妹「さて、なんでちらし寿司が単品できたんだろうね?」
姉「…」
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴ
妹「100文字以内で説明しなさい。さもないとこのバイブが…」
姉「えっ、ちょっと…押し付けないで…あっ!」
ヴヴヴヴヴうヴヴっヴヴヴうヴヴヴっヴうヴっヴうヴ
姉「―ーーっ!!」ビク
妹「ん?パンツからシミが」
姉「…ハァ…ハァ…」ドロ
妹「え…
え?」
妹「ところでさぁ、大学の入学費用はどうするの?」
姉「さ、さぁ」
妹「ま、まさか…お金」
姉「ちゃんとあるに決まっているでしょう」
妹「顔は見たこと無いんだけどさぁ、お父さんが負担してくれるのかな?」
姉「父親か…前にも言ったと思うけど、妹が生まれてすぐ離婚して、そのあとは行方不明よ」
妹「そっかぁ」
姉「それより大学に合格したんだからここを出て一人暮らしするんでしょ。準備はできたの?」
妹「あらかた終わったけど…お母さんが残した資金を何年も前から使っているけど大丈夫なの?」
姉「おっとそこは大丈夫。私の稼ぎでお母さんの残した資金はまだ残っているよ」
妹「そうか…姉は凄いなぁ。」
姉「今更姉が凄いと思ったのか?」
妹「いつも私に変なことするから気付かなかった」
姉「私のお礼は出世払いでお願いね」
妹「なんかうぜえ」
深夜
姉「ふふ…今日は妹に嘘をついちゃったよ、お母さん」
姉「お母さんが残した資金はもうほとんど残ってない。借金して妹の高校の入学金を揃えたりしてたのよ」
姉「でも私の稼ぎじゃ借金を返済するだけしか収入がない。それでなんで妹の大学入学の資金を揃えられたと思う?」
ビリビリ
ゴクリ
姉「体の弱い私は毎日薬付けで頑張ってきた。それも今日で終わる…。」
姉「もうすぐ、お母さんのところに行くから・・・」
妹「今日は卒業式だ!」
姉「そして保護者代理で来た」
A子「あ、姉さんこんにちわ。わざわざご足労ありがとうございます」
姉「A子ちゃん久しぶり。そして卒業おめでとう。下の方も卒業したかい?」
妹「ストップ。私の友達をあなた色に染めないで」
姉「それでこのあとクラスのみんなと遊ぶんだろ?」
妹「うん。」
姉「そうか。明日出発するからあまり遅くならないようにな」
妹「ふう、卒業式から帰ってきたぞ」
姉「あ、おかえり。疲れたでしょ?準備は私がしておいたから風呂に入っておいで」
妹「そっか…ならなんでバイブが入っているのか。しかも換えの電池も準備してるし」
姉「大学生活は寂しいんだぞ!気の合わない友達と飲みに言ったりしないといけないんだ!そんな自分を慰めてくれるのは誰か!?それはバイb」
妹「うざさは相変わらずかわってねえ」
妹「今日でお別れの日か」
姉「そうね。妹を大学まで行かせるのは本当に苦労したわ…」
妹「頑張ったのは私でしょ?私が合格しなきゃ大学にイケなかったんだからさ!」
姉「はは、そうだね。妹は本当に頑張ったね!」
妹「当たり前よ!それを私の邪魔ばかりして…反省して欲しいわよ」
ププ―――ー!!!
姉「……そう……ないと…………二人の時間…………でしょ」
妹「え?新幹線きたから聞こえないよ?」
姉「いや、何でもない!!!」
妹「じゃあ、夏の長期休暇になったら帰ってくるから」
姉「いや、帰りたくなくなるくらいに大学楽しめよ」
妹「何よそれ、帰ってきて欲しくないの!?あ、彼氏の邪魔になるからか」
姉「そういうことwじゃあ一人暮らし楽しめよ~~」
ドアが閉まり、新幹線が走りだした。
だんだん笑顔で手を振っている姉が小さくなっていく。
小さくなってもまだ手を振っている姉
あはは、ちょっと恥ずかしいな…
私はそう思いながら手を小さく振り続けた。
そして姉は私から消えていった。
おわり
46 : 以下、名... - 2010/09/20(月) 04:10:06.77 xqXlaxqk0 31/45
姉と男の話を妹と別れたあとに書こうとしたんだけど眠くなった。
いろいろ謎な部分&レベルの低い文章ですまんかった
50 : 以下、名... - 2010/09/20(月) 04:31:02.33 RuTGu8Y00 32/45
なるほど、これは保守の流れか
なにはともあれ>>1乙
60 : 以下、名... - 2010/09/20(月) 13:20:43.34 xqXlaxqk0 33/45
まだ残ってたのか・・・
姉「行っちゃったか・・・
元気でね、妹」
姉は家路を歩いた。
ようやく妹を大学に行かせることができた。
妹に借金していたことは言ってはいない。
言ってしまうとあの子は進学の道を諦めてしまうと思ったからだ。
姉「あら」
家に着くと、玄関の前に複数の黒いスーツを着た男たちが、ドアを叩いていた。
黒男A「おい居るんだろうが!借金の返済は今日までの約束だろうが!」
黒男B「妹ちゃんはもう卒業したんだろうが!さっさと返済しろや!」
姉(もう借金取りが来たの!?まだお金は準備出来てないし捕まったら面倒臭そうだな・・・)
コソコソ
黒男C「あ、見つけた!」
姉「げ・・・」
数時間後
黒男A「おい、家を見渡しても金も通帳もねえ・・・」
姉(通帳は妹に持たせているから見つからないさ)
黒男「返す宛がないんなら、体で払うしかないなwww」
姉「!!」
黒男「家にバイブがあるってことは・・・ひひひ、使い込んでいるんだろう?」
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴ
姉「いぁ・・・くぅ・・・」ビクッ
黒男「一丁前に感じてんじゃねぇぞゴラァ!」
姉「あぅぅぅ!駄目!」
姉(時間がないのに・・・ちくしょう)
ガタ
男「姉、いるかぁ!?」
黒男「あ」
男「・・・君は姉になにやってるのかな?」
黒男「ち、違う。てゆうかお前は誰だよ!?」
男「蛇刀牙ック!」
黒男「ぐえ!」
男「覇気脚!」
黒男「あぁ、足がぁ!」
男「姉、大丈夫か?」
姉「なによ今更・・・」
男「・・・お前たち姉妹には苦労させたな」
姉「今更父親のように接しないでよ」
男「・・・」
姉「会社、倒産したんでしょ?」
男「ああ」
姉「それで、これからどうしようとしてたの?」
男「この家に引っ越してきて、お前たちと一緒に暮らそうと思って・・・」
姉「住んでたアパートに追い出されちゃったんだね」
男「ああ・・・」
姉「別に住んでもいいわよ」
男「ほ、本当か?だが借金してるんだろ・・・」
姉「忘れたの?私がこの保険に加入していたこと」
男「まさか、本気で・・・」
姉「そうよ、それしか私の借金とあなたの借金が返せないじゃない!
それとも、あなたが代わりにやってくれるの?」
男「い、いや俺は・・・」
数時間後
姉「さて、準備は出来た。後は飛び降りるだけか」
ビルの屋上のフェンスを越えると、そこには街の明かりが綺麗に輝いていた。
姉「父さんの根性なしが・・・!私だってまだ死にたくないのに」
姉「・・・」
姉「最後に妹の声でも聞こうかな」ピポパ
妹「もしもし?」
姉「おいーす!元気にやってるかぁ?」
妹「今荷物をまとめているところよ。
それよりさ!やっぱ都会って凄いね。いろんなお店が並んでるしさ!屋台らーめんなんて初めて見て感動したよ!」
姉「へぇー、楽しそうじゃん。私も都会に行ってみたかったなぁ」
妹「今度こっちに来て遊ぼうよ。住んでた場所にはないお店とかあるしさ!」
姉「そうだな。その時には妹も部屋に大人の玩具g」
妹「いや、それはないと誓っておこう。あと置いてきたバイブにローション塗ってきたから使ってみるといいよ!」
姉「やけに気持ちいいと思ったらお前の仕業だったんかいwww」
姉「それより妹、鞄のなかに通帳が入っていただろ?」
妹「うん。そういう大事なものは姉ちゃんが持っておかないと駄目でしょ?」
姉「いや、もう私には必要ないからお前に預ける」
妹「・・・え?」
姉「ところで、私がプレゼントした鉛筆セット、ちゃんと使えよ。」
妹「う、うん」
姉「ありがとう。あともし、私の身に何かあったら実家に足を運んでみるといい。
妹が逢いたがっていた人がいるから・・・
じゃあね!」ブツ
妹「なんだったんだ今の?」
もう会えない?一体どういう意味だろうか。
妹「鉛筆セットはたしか・・・これだ」
鞄から鉛筆を取り出す。
ボキ
鉛筆を握ると、「頭」の部分が静かに折れた。
妹「折れちゃった・・・。しかもなんか鉛筆が柔らかい。これだとすぐ壊れちゃうよ、姉ちゃん」
妹「・・・あれ・・・?なんで涙が・・・」
不思議と涙がこぼれ落ち、いくつもの筋が出来ていく
妹「なんで・・・鉛筆折れたくらいで・・・」グズ
妹「今日疲れてるからかな・・・荷物のまとめは明日でいいや」
そして私は、そのまま眠りに落ちた。
数日後、私は姉の言葉とあの日なぜ涙を流したのかを、知ることになったーーー。
おわり