1 : VIPに... - 2012/07/11 23:42:05.73 n09jvFGD0 1/70※オリジナルSSです
※文法がメチャクチャなところもあると思います
※短編の予定です
それでもいい方は、どうかお付き合いください
元スレ
メリー「もしもし、私メリー。今…ここどこだろう?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1342017725/
~お昼過ぎ~
男「………」Zzz Zzz…
男「……むにゃ?」パチッ
男「うーん、よく寝たなぁ~」
男「時計はっ…ってもうお昼過ぎなのかよ!!」
男「たまの休みとはいえ、ずいぶん寝ちまったもんだ」
男「まあこれといって予定もないから別にいいんだけど…とりあえずテレビでもつけて、
飯の準備でもしようかな」カチャッ!
~調理中~
グツグツ… チーン!!
男「さて、パンも焼けたし、ちょっと遅いが昼飯って事で、いただきますっと」
キャスター「…では、次のニュースです」
男「うん?」
キャスター「○○県○○市で起きた連続殺人事件についての続報です」
キャスター「○○市○○町で今月初めから相次いで起きている殺人事件ですが、手口が
同一のため警察は同一人物の線で捜査を進めていますが、いまだに手掛かりがつかめない
ままです」
キャスター「また殺された男性数人は日頃からあまり良い噂がなく、誰かが依頼したので
はないか?という噂まで街では流れています」
キャスター「警察は、これ以上の犠牲者を出さないために捜査網を強化するといっていますが、解決にはいまだ時間がかかりそうです…」
男「○○市って、結構近くだな」
男「まあ俺はそこまで恨まれる事もしてないし大丈夫だとは思うけど」
男「…少しは用心しておくかな?」
キャスター「それでは次のニュースです。シメサバで有名なあの会社が今度はある
プロジェクトを計画しました」Prrrr Prrrr
男「うん?電話か」Prrrr
男「せっかくの休日だから会社からじゃありませんようにっと」Prrrr
着信 非通知
男「…非通知?」Prrrr
男「誰か登録し忘れたやつかな?まあいいや」Pi!
男「もしもーし」
???「………」
男「もしもーーーし!!」
男『これで何もないようなら…ただの間違い電話だな』
???「…もしもし」
男『女!?けどこんな声のやつっていたかな?』
???「もしもし、私メリー」
男「!!!」
メリー「もしもし、私メリー、今…ここどこだろう?」
男「…は?」
メリー「いや、本当にここの場所が良く分からなくて、今目印のものを探して」
男「……」Pi!
男「うん、イタ電だな」
男「全く、どこのどいつがこんな事を」Prrrr
着信 非通知
男「ってまたかよ!!」Pi!
男「はいはいもしもし!」
メリー「ちょっと!いきなり切るなんてひどくないですか!!!」
男「たまの休みなのに、こんな悪戯に付き合ってられるか」
メリー「ひどい!!こっちは真剣にやってるっていうのに!」
男「尚更タチが悪いわ!!」
メリー「って今はこんな事をしてる場合じゃないんですよ」
男「ああ?なんか聞きたい事でもあんのか?」
メリー「だから、いまから男さんの家に行きたいんですけど、ちょっと場所が分からなくて…
ナビしてもらいたいんですけど」
男「ウチに?何しに?」
メリー「何って、そりゃあ男さんを殺しに」Pi!
男「………」
男「…さーて、たまった洗濯物でも洗うかな~」Prrrr
男「………」Prrrr
着信 非通知
男「…はい」Pi!
メリー「なんですか!私何か気にさわるような事を言いましたか?」
男「あえて言うならお前の発言全てだ」
メリー「ひどい!!」
男「何処の世界に自分が襲われる事を知りながら案内をするやつがいるんだ!!」
メリー「えーと…男さん?」
男「うん、お前がアホな事は十分わかった」
メリー「えー、じゃあ襲わなければ案内してくれるんですか」
男「その前に一つ確認したいんだけど」
メリー「はい、なんでしょうか?」
男「お前、自分の事をメリーさんって言ったけど、あのメリーさんか」
メリー「どのメリーさんですか?」
男「だから、ほら、あの噂とかである、電話で話してるうちにだんだん近づいてくるあの…」
メリー「なーんだ。知ってるなら話は早いですね」
男「…イタズラならこの辺にしとけよ?」
メリー「なんですか、信用してくれないんですか?」
男「そこまで俺も単純じゃないからな」
メリー「分かりましたよ~、それなら証明してあげますから、一回電話を切ってもらえますか?」
男「?ああ」Pi!
男「って言っても証明って何をするつもりだ?」
男「まさかディスプレイから飛び出してきたりとか」Prrrr
男「っと着信か。まあどうせあいつ…!!!」Prrrr
着信 メリー
男「嘘…だろ?」Pi!
メリー「どうですか驚きましたか?」
男「マジで…本物かよ」
メリー「じゃあ証明できたところでさっそく」Pi!
男「………電源切っておこう」ガチャッ!!
男「ついでにバッテリーも抜いてっと」カチャカチャ…
男「これでOKだな」Prrrr
男「…!!!」Prrrr
着信 メリー
男「なんで…なんでなんだよ!!」Pi!
メリー「あー、伝え忘れましたけど、下手な小細工は無駄ですからね」
メリー「例え壊したとしても、何が何でも電話をかけ続けますから」
男「…勘弁してくれよ」シクシク…
メリー「泣きたいのはこっちですよ、ここが何処だかわからないんですから…」シクシク…
男「…っていうか、そんなのならもう帰ればいいじゃないか」
メリー「そうもいかないんですよ、協定の規約によって、一回標的にした相手の元には
必ず行かないといけないっていう決まりがありまして」
男「おいおい、まず協定ってなんだよ?」
メリー「妖怪協定です。これによって清く正しい妖怪事情が守られているのです!!」
男「俺の安全は?」
メリー「…のワの?」
男「おい、誤魔化すな」
メリー「で、この協定を破ると後が大変でして…それはどうしても避けたいんですよ」
男「何ていうか…妖怪事情も複雑なんだな」
メリー「でしょう?だから、どうしても男さんのもとに行きたいんですよ!!」
男「…万が一、辿りつけなかったら?」
メリー「途方に暮れるだけです」
男「俺の安全のためには一番だな」
メリー「ひどい!!鬼!悪魔!」
男「俺を殺そうとした奴に言われても全く説得力がないんだけど…」
メリー「ねぇ、本当にお願いしますよ…頼みますからぁ」ウルウル
男「…俺を殺さないっていうなら案内してやる」
メリー「えーーー?」
男「それが最低条件だ、飲めないなら絶対に案内しない」
メリー「…半殺しでもダメですか」
男「当たり前だ」
メリー「…包丁の先っぽだけなら?」
男「お前実はあんま困ってないだろ」
メリー「…仕方ないですね、その条件でいいですよ」
男「なんでお前の方が上から目線なんだよ」
メリー「だって…男の人とこういう風に話したことないから、どうやって話していいか分からなくて///」
男「少なくともその話し方はダメだ」
メリー「えー、注文が多いですね、男さんって」
男「…切るぞ?」
メリー「スト、スト―――っプ!!!」
男「だったらちゃんと素直に話を聞け」
メリー「はーい」
男「…で、今お前のいる位置はどのあたりだ」
メリー「えーっと…一言で言うなら住宅街ですね」
男「何か目印になるようなものは?」
メリー「それがさっきから探してるんですけど、これといってなくて」
男「それじゃあ説明のしようがねーじゃねーか!!」
メリー「テヘッ!」
男「テヘッ!!じゃねーだろーが!!」
男「仕方ない…だったら一度何か目印になりそうなところまで戻れ」
メリー「はーい」
男「ところで、お前今日はどうやってきたんだ?」
メリー「今回は電車できました」
男「妖怪なのに?」
メリー「あのですね、妖怪だからといっても好き勝手できるわけじゃないんですよ!
そんな瞬間移動みたいな事ができたら苦労しませんって」
男「さっきケータイにやったのも大概だけどな」
メリー「あー、あんなのぐらいだったら楽勝ですよ」
男「イマイチ基準が分からない…」
メリー「けど駅までですか…結構距離がありますね」
男「じゃあ逆に聞くけど、お前は駅から今の場所までどうやってきたんだ?」
メリー「え~っと…まず駅から出て、目の前のコンビニの通りを進んで行きまして」
男「ふむふむ…うん?」
メリー「道なりにどんどん進んでいき、商店街の中を更に進んで」
男「商店街?」
メリー「で、無事に男さんの住む付近まで来たと…まあ迷ってるんですけど」
男「おい、一つ聞いていいか?」
メリー「どうですか!!何か分かりましたか」
男「つまり、お前は駅前のコンビニの通りを進んで、商店街を横切って今に至る…これで
間違いないな」
メリー「ヤダなぁ~今説明したばっかりじゃないですか」
男「よし、じゃあ言っていくけど」
男「まず俺の家の最寄りの駅の目の前にコンビニなんてないぞ?」
メリー「…はい?」
男「正確には駅の中に入っていて、目の前にあるのはコンビニではなく漫画喫茶だ」
メリー「え!え?」
男「次に商店街なんだが…まずそんなものはうちの地区にはない」
男「駅を出て歩いていけば、すぐに住宅地に入るはずなんだが…」
メリー「…あるぇー?」
男「この質問を先にしなかった俺も俺だけど、お前、どの駅で降りたんだ?」
メリー「え~っと…○○駅ですけど」
男「!!!…ったく、参ったなぁ~」
メリー「え~っと、その反応はもしかしたら…」
男「…うちの最寄り駅は、新○○駅だ」
メリー「…新○○駅?」
男「お前のいる駅から更に三駅ほど行ったところだ」
男「確かに名前は似てるけど、そこにいても一生ここには着けないだろうな」
メリー「…そうか、これは孔明の罠d」
男「何でもかんでも孔明のせいにするな」
メリー「だってなんでそんなまぎらわしい名前なんですか!!100人いたら17人ぐらいは
間違えちゃいますよ!!」
男「なんだその中途半端な人数は…」
メリー「って事はまた駅から再スタートですか…トホホ」
男「しっかし、お前、ホントに俺の家を調べてきたのかよ?」
メリー「……」
男「おい、まさか…」
メリー「も、もちろん地図は見てきましたよ!!…見ただけですけど」
男「ちなみに今地図は?」
メリー「…持ってません」
男「ケータイの検索は?」
メリー「これ通話専用なんですよね」
男「もうダメダメってレベルじゃねーぞ!!」
メリー「ゴメンなさーい!!」
男「一回見ただけで記憶できると思ったら大間違いだからな!?ってかせめて地図ぐらいは
持ってこいや!常識的に考えてさ!!」
メリー「…ねえ、男さん」
男「ああ!?」
メリー「地図とかネットとか、そういうのに縛られるのってカッコ悪くないですか?」
メリー「見知らぬ街を歩いてみたい…そういう歌もあるじゃないですか」
メリー「人間、少しは余裕を持った方がいいですよ」
男「おーし分かった、じゃあ後は自力で来い、以上!!」
メリー「ちょ!!ジョーク、ジョークですって」
男「じゃあさっさと駅に戻れ、話しはそれからだ」
メリー「はーい、って男さん、大変ですよ!!」
男「今度はなんだ?」
メリー「子猫です!!私の目の前に子猫がいます!!あーもう、可愛いなぁ~」
男「…ほんとに来る気あんのか?」
メリー「も、もちろん!!けどこの猫のかわいさも尋常じゃあないですよ!ほら、声が
聞こえますか!!」ミャーミャー!
男「いや、確かに聞こえるけどさぁ…」
メリー「…物は相談なんですが、この子猫を男さんの家に連れて行って」ミャッ?
男「うちはペット禁止だ」
メリー「えー、じゃあ離してあげますか…」ミー…
男「ちょっと待った!!」
メリー「な、なんですか急に大きな声を出して」
男「周りに車はいないか?どこか安全な場所は?公園なんかがベストなんだが」
メリー「え~っと、男さん…?」
男「子猫を抱いた以上、安全なところで放すんだ、いいか!!」
メリー「は、はいっ!!」
男「うん、いい返事だ」
メリー「…男さんって、子猫が好きなんですか?」
男「ノーコメントで」
メリー「バレバレですって」
メリー「さて、子猫と戯れつつ戻ってきて、ようやく駅に着きましたー」バンザーイ!!
男「そうか」
メリー「そっけないですよ男さん!!もう少しこう…感情を表現できないんですか?」
男「できない、っていうよりそのまま帰ってほしいのがホントの所だ」
メリー「ツンデレですね、分かります」
男「俺にはお前の思考回路が分かりかねます」
メリー「別に恥ずかしがらなくてもいいんですよ?」
男「あのなぁ……」
メリー「それじゃあ私、電車に乗りますんでいったんケータイ切りますね~」
男「…一応マナーは守るんだな」
メリー「当たり前でしょ、それじゃあ失礼しまーす!!」Pi!!
男「本当に切れた…」ツー、ツー
男「……」
男「洗濯、今のうちにしようかな」テクテク…
~数十分後~
男「よしっ!洗濯も完了!ついでに夕飯の支度もオッケー!!」
男「ってかあいつから連絡ねーな、もう結構経つっていうのに…」
男「やっぱりイタズラだったか?しかしそれにしては手が込んで」Prrrr
男「……」Prrrr
着信 メリー
男「…もしもし」Pi!
メリー「だーかーらー、イタズラじゃないですってば」
男「こっちの独り言まで察知するんじゃねーよ!!」
男「全く…しかし、ずいぶん遅くなったんだな?三駅ほどだからそんな時間もかからない
はずなんだが…」
メリー「小腹がすいたので駅の中のマックで軽く食事してました」
男「…はぁ?」
メリー「ほら昔から言うじゃないですか!!『腹が減っては戦は出来ぬ』って!」
男「何やっとるんじゃーーー!!!」
メリー「大丈夫です!!マックチキンとコーラだけですから」
男「量の問題じゃねーんだよ」
男「けど、駅の中にマックがあるって事は今度は無事に着いたんだな」
メリー「エッヘン!えらいでしょ」
男「はいはいすごいすごい」
メリー「相変らず感情がこもってない…」
男「初めてのお使いじゃねーんだからそんないちいち反応してられるかっての」
メリー「あれってただ小さい子が買い物してるだけなのについつい見ちゃいますよね」
男「まあ自分にもあんな頃があったなーって思いだせるからな」
メリー「けど隠しカメラで遠くから撮影って、よく考えたら酷いですよね」
男「子供の失敗もそのまま映すしな~」
メリー「子供は必死なのに、それを陰から見ている大人たちって…」
男「いうな、ってか今はそんなんどうでもいいだろ」
メリー「おっと、そうでしたね」
メリー「で、男さんの家は距離的にはここからどれぐらいなんですか?」
男「お前完全に忘れてるだろ」
メリー「あ、えーとそれは、その…」
男「もういいや、いちいち言っててもキリがなさそうだし」
メリー「いやホントごめんなさい」
男「で、距離的には…歩いて15分ぐらい行ったところだな」
メリー「そんなに遠いんですか!!」
男「いやいや、そんな驚く距離じゃないだろ」
メリー「なんで駅から3分とか、そういう物件にしなかったんですか!?」
男「んな物件借りられるか!!予算的な面で」
メリー「予算的にって…男さんって案外甲斐性がないですね」
男「ほっとけ!」
メリー「いや失礼しました、じゃあまずは…どうすればいいでしょうか?」
男「全く…じゃあまだ駅から出ろ」
メリー「アイアイサー!」
男「で、正面に何が見える」
メリー「えーっと…噴水と、バスターミナルと」
男「やっぱり逆の方に出たか」
メリー「ひどい!!分かってて言ったんですか!!」
男「いや本当に間違えるかと思って…それに、さっき駅前の特徴は言ったはずだが」
メリー「はにゃ?」
男「…駅前にあるのは、漫画喫茶だって言ったよな?」
メリー「あー、そういえばそんな事も言ってましたねぇーハハハ」
男「分かったらさっさと移動しろ!!」
メリー「は、はいーーー!!」ダダダダー!!
男「全く…」
メリー「ぶ、無事に移動できました」ゼェゼェ…
男「ちゃんと着いたな。というよりまた違うもんと勘違いしてないよな?」
メリー「大丈夫ですって、なんなら名前でも言いましょうか!?」
男「ああ、是非頼むわ」
メリー「『インターネットカフェ・エリー』間違ってませんよね?」
男「うん、大丈夫そうだな」
メリー「ってかここ本当に漫画喫茶なんですか?なんか微妙に磯臭いんですけど」
男「ああ、そこはサイドメニューのシメサバが有名なところでなこれがなかなか美味いんだよ」
メリー「それにしても店の外まで匂いがするってどうなんですか?」
男「知らんがな」
メリー「まあいいです、それじゃあ案内の方お願いします!!」
男「…なあ、改めて確認しておきたいんだが」
メリー「もう、そんなに心配しなくても大丈夫ですって!絶対に襲いはしませんから」
男「うん、それならいいんだが」
メリー「ただ男さんの前で滑って、ついうっかり包丁がドスって展開はあるかも」
男「切るぞ」
メリー「ヤメテー!!冗談ですから~!!」
男「こっちとしては全く笑えなんだよ」
メリー「ちょっとドジっ子アピールしたかっただけなんですよぉ」
男「結果としてドジっ子ってレベルじゃなくなるからな、それ」
男「で、そうだな…まずはその漫画喫茶前の道をまっすぐ行ってくれ」
メリー「はーい、まっすぐでいいんですね」
男「これでいきなり脇道とかに入りだしたら問答無用で切るからな」
メリー「だ、大丈夫ですって、ちゃんと言う通りに進みますから」
男「なんで今黙ったし」
メリー「いや~脇道使って先回りすれば男さんも驚くかな~と」
男「そんなんだから迷うんだよ!!この方向音痴!」
メリー「ガーン!!」
男「完全に昭和の反応だな、それ」
メリー「分かりましたよ、じゃあ真面目に行きますから…」
男「…で、歩いてると花屋のある交差点が見えてくると思うが」
メリー「ちょっと待って下さいね…あー、ありました!!『フラワーショップゲルト』」
男「そうそう、そこを左に曲がってくれるか」
メリー「はいな、ところで男さん」
男「うん、なんだ?」
メリー「さっきから店の名前が気になるんですけど…」
男「名前?特におかしなところはないだろ」
メリー「いやこれどう見てもまd」
男「何 も な い よ な ?」
メリー「…はい」
男「で、後はしばらくまっすぐ行ってくれ、そのうちコンビニが見えてくると思うから」
メリー「分かりました、けどこの街、結構いいですねぇ~」
男「どうした急に?」
メリー「正直な感想ですよ、静かでとはいっても寂れてる訳でもなく…住むには最適な所
じゃないですか」
男「うん、まあ俺も結構気に入ってるんだよ、ここの土地」
メリー「いいなぁ~、私も引っ越してこようかな」
男「お断りします」
メリー「なんでですか!」
男「そしたらお前真っ先にウチに来るだろ?」
メリー「テヘッ!分かっちゃいましたか」
男「俺の命にかかわってくるから絶対に来るな!!」
メリー「それって女の子にかける言葉じゃないですよ」
男「おれもそう思う、普通の女の子だったらな」
~ちょっとして~
メリー「さてと…あー、ようやく見えてきましたよ!」
男「そうか、俺のうちはそこから5分もかからないから後は」
メリー「あー、そうだ!!手ぶらで行くのもなんなんでちょっと買い物していきますね」ウィーン
男「いや別にいいから、むしろ着たらすぐに帰ってくれてもいいんだけどさ」
メリー「いえいえ、ここまでご迷惑をかけたんですから少しぐらいはお礼を」
男「その心遣いだけでいいよ、むしろ金輪際来ないでくれるととてもうれしいんだけど」
メリー「えーっと、男さんってキノコとタケノコ、どちらが好きですか?」
男「聞けよ俺の話。それとタケノコだ」
メリー「分かりました!それじゃあ両方買っていきますね」
男「なら始めから聞くなっつーの」
メリー「あとはコーラとオレンジジュースと、後このお菓子もと…」ドサドサ!!
男「おいおい、そんだけ買って宴会でもやるつもりか?」
メリー「平気ですよ、最悪私が全部食べちゃいますから」
男「マック食っといてまだ食うのかお前は!」
メリー「甘いものは別腹っていうじゃないですか」イラッシャイマセー
男「太るぞ」
メリー「残念でした!体型は基本変わらないんですよ!!」アリガトウゴザイマシター
男「なんというチート設定」
メリー「それじゃあ買い物も済みましたしそろそろ…キャッ!!」ドン!!
男「?どうした」
メリー「ゴメンなさい…え、なに、いや、そんなつもりは…」
男「……?」
メリー「いえ、ちょっとこの後予定があるんでって…!!やめてくだs!!」プツッ
男「…おい、大丈夫か!!」ツーツー
男「……切れてやがる」
男「…どうやら誰かにからまれたみたいだが、これであいつがここに来る事はなくなったわけだな」
男「まああいつも妖怪だし、死ぬ事はないだろう」
男「むしろ相手のやつ…どんなのかは知らないけどそっちの方が心配だな」
男「ハハハ、これでもう安心だなー」
男「ハハハ―」
男「ハハハ…」
男「……」
男『本当にいいのか?このままで…?』
男『あいつの身に何かあったのが分かってるのに、助けもしないのか…?』
男「……!!クソっ!どうにでもなれだ!!」ダッ!!
男「はぁっ…はぁっ、クソっ!!」ダッダッダッ!
男『あそこのコンビニからウチは一直線だから大体三分ぐらい』
男『走っていけば多分、まだ間に合うはずだ』
男『後はまあ、居るか居ないかは完全な運だけどな』
男「ってか、体力落ちてんな、俺…」ハァ、ハァ…
男「まあおかげでもう着くけど…」
???「本当に止めてくださいよ!!」
男「…!この声は!!」
メリー「ぶつかった事は謝りますから、お願いですから離してください!!」
チャラ男1「いやいや、いいじゃんこれもなんかの縁って事でさ」
チャラ男2「そうそう!!それにさ、ちょっと付き合ってくれるだけでいいんだからさ~」
チャラ男3「けど本当キミかわいいよね!!このへんじゃ見たことないけど?」
チャラ男2「ああ、ひょっとして迷ったのかな?だったら俺らが案内してあげるからさ」
チャラ男3「ああ、いいねそれ名案!!ってか採用それ」
メリー「ちょっと、勝手に決めないでくださいよね」
チャラ男2「おお、怖い怖い、そんなに怒んなくてもいいんじゃないの」
チャラ男1「それにさーそんなに頑なになってると、ちょっと怒っちゃうかな…俺らもさ」
メリー「ひっ!!」
男「あいつだろうな…状況的に見て」
男「ってか電話で声だけだったのもあるけどさー」
男「…結構かわいいな、あいつ」
男「うん、あれなら絡まれるのも納得いくってもんだな」
男「って違う違う、どうにかしてやらないとな…」
男『って言っても相手は三人か、さて』
男『横から入って戦う?って勝ち目なんてねーよな、むしろタコ殴りにされるのがオチか』
男『じゃあ注意する形で逃がす?いやいや逃がすったってどこにさ』
男『あいつはこのあたりの地理には詳しくないだろうし、また迷うだろうな…』
男「うーん…!!そうだ、こうすればっと!」ピッポッパッ
チャラ男1「なあ、そろそろ観念してくんねーかな?」
メリー「い、嫌です…うん?」Prrrr
チャラ男3「ああ!?」Prrrr
メリー「ケータイが…!!もしもし」pi!
チャラ男2「んなんどーでもいいじゃん!さっさと切っちまえよ」
メリー「ああ、男さん…え、今どこにって…こっちに向かってきてるんですか!?」
チャラ男「はぁ!!なんだそれ」
チャラ男3「…っち!」ダッダッダッ
男「お待たせー、いやー遅くなったから心配したんだからなーマジで」
メリー「男さん!!」
男「あー全くこんなに買いやがって、夕飯になるっていうのにさ…ってか、この人たちは?」
メリー「あ、あのですね…」
チャラ男1「ってかお前こそ何よ、こっちは真面目な話をしてたってのにさ」
男「俺、俺は…こいつの彼氏だけど何か?」
メリー「ええ!!」
男「そうだよな、メリー」ギロッ!
メリー「は…!!うん、そうそう、彼氏なんです」
チャラ男3「ふーん、こいつがお前の彼氏ね…何ていうかさえねーの!」
チャラ男2「言えてる言えてる!ねぇ、メリーちゃん、こんな奴ほっといて俺たちとどっか
いこうよ!そっちの方が絶対いいってさ!!」
男「本人の目の前で言うか、それ」
チャラ男1「黙ってろ!俺たちはオメーと話してんじゃねーんだからさ」
メリー「ひっ!!」
男『あちゃ~、やっぱダメか』
男『彼氏だって言えば、さっさと散ってくれると思ったんだけどな。まあ考えが甘かったか』
男『なら仕方ない…あー、足つらなけりゃいいけど』
男「ってかその荷物重いだろ、持ってやるよ!」
メリー「えっ!あ、ありがとう…」
チャラ男1「おーおー、見せつけてくれちゃってさー」
チャラ男2「ありえねー、怪我させといてマジありえねーわー」
男「おい、少し走るぞ」ボソッ
メリー「えっ!?ってえぇ!!」ギュ!
チャラ男3「ああ!?」
男「まあいいや、それじゃあこれでー!!!」ダダダーーー
メリー「あ、ご、ゴメンなさーい!」スタタタター!!
チャラ男1「あ、おい、待てこら!!」
チャラ男3「逃げるつもりか!?」
チャラ男2「ってかそういうのマジむかつくんですけどぉ!!!」
チャラ男1「クソっ!!追っかけるぞ!」ダタダダダ!!
メリー「お、男さん、追ってきてますよー!!!」マテコラーー!
男「いいから走れ!追いつかれると面倒くさいから」ナメテンジャネーゾオイ!
男「それに大丈夫だよ、このへんだったら脇道とかも知ってるからな、確実に撒けるはずだ」
メリー「そ、そうなんですか!?」
男「ああ、だからはぐれるなよ?」
メリー「はぐれるたって、その、手が…///」
男「…!!こっちだ」ダッ
メリー「は、はい!!」クソ、ニゲンンジャネーーヨ!
~十分後ぐらい~
男「な、なんとか撒けたみたいだな」ハァ、ハァ…
メリー「い、息が…辛いです」ゼェ、ゼェ
男「ってかさ…マジでこの量はないわ」
メリー「ゴメンなさい、まさか走るとは思わなくて…」
男「まあいいや、で、怪我は?」
メリー「あっ、大丈夫です」
男「良かった、いきなり電話が切れるから心配してな」
メリー「…それで助けに来てくれたんですね、ありがとうございます!!」
男「…まあ、お前を放っておくと、また惨劇になりかねないからな」
メリー「もう、なんで正直に言ってくんないんですか」
男「あえて言うなら性格だ」
メリー「と、ところで男さん…///」
男「ん、どうしたそんなに顔を赤くして」
メリー「その、あの、さっきから手が…///」
男「ん…!!あ、悪い!つい逃げる際に誘導しやすいように掴んじゃってたわ!」パッ!
メリー「い、いえ…私としてはいいんですけど…本当に」
男「?何か言ったか?」
メリー「な、何でもないです!!」
男「さて…そろそろ息も整ってきたし、そろそろ行くか」
メリー「って事は」
男「決まってるだろ、俺の家だよ」
男「理屈は良く分からないけど、とりあえず俺の家に行けばお前も帰れるんだろ?」
メリー「はい、まあ…そうですけど」
男「じゃあさっさと行くぞ。ったくせっかくの休みが」ブツブツ…
メリー「…あの、男さん」
男「うん?」
メリー「……本当にありがとうございました」
メリー「さっき、男の人に囲まれた時本当に怖かったんです。そこに男さんが来てくれて…
すごくうれしかったです」
男「んなもん気にするなよ、ただの気まぐれだしさ」
男「それにもし感謝してるんだったら…もう襲わないでくれよな?」
メリー「えー」
男「まだ諦めてないんかい!」
メリー「諦めたら、そこで試合sy」
男「言わせねーよ!!」
~移動中~
男「…おし、ようやく着いたか」
メリー「はー、ここが男さんの家なんですか~」
男「家といってもマンションだけどな」
メリー「いえいえ、立派じゃないですか…分かりにくい所を除けば」
男「それはお前だけだろーが!まあいいや、とりあえず入れ」
メリー「はーい、じゃあお邪魔しまーす!!」ドタドタドタドタ!!
男「全く、まあ元気になってよかった…のか?」
メリー「~♪」
メリー「しっかし、結構綺麗に片付いているんですね」
男「まあ寝るために帰ってくるようなもんだしな、あんま散らからないんだよな」
メリー「いやいや、私はてっきりゴミが溜まりまくって足の踏み場もないのを想像して
ましたから」
男「どんなイメージだよそれ」
メリー「さーってと、さっそくガサ入れ開始っと」
男「やめろこのバカ!!」
メリー「えー、そういうのって一度はやってみたいじゃないですか!?」
男「お前基準で物事を考えるな」
メリー「むー、じゃあ大人しくしてますよーっと」
男「全く…で、俺は先に夕飯食べるけど、お前はどうする?」
メリー「えっ?私の分もあるんですか!!」
男「あるっていうか、今日の夕飯カレーだし多めに作ってあるからな…ってかさっき
食べたばかりか」
メリー「是非いただきたいです」
男「即答かよ!!」
メリー「昔から言うじゃないですか、『甘いものは別腹』って」
男「いや決して甘くはないぞ、カレーだし」
~準備中~
男「うーし、出来たぞー」
メリー「わーい、じゃあさっそくいただきまーす!!」パクッ
男「はいはいどうぞってそうだ」
メリー「…!!って辛っ!!」ヒーッ
男「あー、ちょっと辛めになってるから…って遅いか」
メリー「み、水…」
男「全く、急いでがっつくから」
メリー「ヒィヒィ…けど、この辛さが癖になりますね」
男「だろ、辛くなければカレーじゃないもんな、そうそうサラダもあるけど」
メリー「是非下さいな」
男「その即答具合、嫌いじゃないけど…正直どうなのよ?」
メリー「気にしないのが一番ですよ、男さん」
~ ~ ~
メリー「ふぅー、ご馳走様でした!!」
男「お粗末さまでした、あー食器は流しに置いとくだけでいいぞ」
メリー「いえいえ、ここまでしてもらったんですから洗わせて下さいな」
男「そうか、じゃあ頼むわ…それと一つ」
メリー「なんでしょうか?」
男「包 丁 に は さ わ る な よ な ?」
メリー「…はーい、了解しました」
男「なんかダラダラしてて本来の目的を忘れてたみたいだけど、一応な?」
メリー「大丈夫ですって、もう私もそんな事どうでもよくなってましたから」
男「それはそれでどうかと思うが…」
メリー「…うん、これで完了っと!」
男「ご苦労さん、はいよ」カチャッ
メリー「ありがとうございます男さん、食後のコーヒーまで入れてくれて」
男「って言ってもインスタントだけどな」
メリー「いえいえ、これでも十分おいしいですって」
男「それは良かった、じゃあ目的も済んだんだろうし、そろそろ帰ったらどうだ」
メリー「…!!そうでしたね、それじゃあそろそろ帰りますね」
男「それと、最後に一言だけ言わせてもらっていいか?」
メリー「?」
男「今日付き合ってみて分かったんだけど…お前、メリーさんに向いてないぞ」
メリー「!!!」ガーン!
男「いや、道には迷う、人には絡まれる、あげくターゲットに助けを求めるって…どう考えてもねぇ」
メリー「…男さんも、やっぱりそう思いますか」
男「思う」
メリー「少しは考えてくれてもいいのに…」
メリー「…まあ、私も好きでやってるわけじゃないんですよ?」
男「?じゃあなんのために」
メリー「いや、そんな長い話ってわけじゃないんですけど…私、前は特に何もせずふらふらして
過ごしてたんですよ」
男「俗に言う浮遊霊ってやつか」
メリー「けど、このままではいけない!!と思って仕事を探したんです」
男「何ていうか…妖怪の世界も現実とあんま変わらないんだな」
メリー「で、それで見つけたのがこのお仕事でして」
メリー「『電話をかけながら相手に近づいて止めをさす簡単なお仕事です!!』ってのに
魅かれまして始めたんですよ」
男「まあ間違っちゃいないけど、書き方一つでここまで印象変わるか」
メリー「で、始めは自分のいる近所で始めたんですけど…これが問題になっちゃいまして」
男「問題?」
メリー「いえ、あまりに近所でやりすぎたせいでなんか連続殺人事件と勘違いされちゃいまして」
男「殺人…ってお前どこにいたんだ!!」
メリー「えっと…○○町ですけど」
男「あれお前のせいかよ!!」
メリー「ありゃ、やっぱり話題になっちゃいましたか」
男「話題どころかトップニュースになっとるわ」
メリー「うーん、一応人に恨まれてる人を狙ってやってたんですけど…」
男「完全に逆効果になってるわ」
メリー「…で、この件で上からも注意を受けまして、今回はガラッと場所を変えたわけですよ!」
男「確かに離れてるけど…で、どうやって決めたんだ?」
メリー「ダーツで」
男「人の生死をそんな気軽に決めるな!」
メリー「まあ、他のやり方でもよかったんですけど…けどまあそのおかげでこうして男さんとも
知り合えたわけですし」
男「なるほど、これは全くの偶然だったってわけだな」
メリー「その通りです!!」
男「で、その結果道に迷い、今に至ると」
メリー「…否定しません」
男「そもそも、他にもなんか職がなかったのかよ?もうちょっと自分に向いてそうなやつとかさ」
メリー「うーん、自分を客観的に見れないもので…」
男「じゃあ逆に聞くけど、何か趣味とかないのか?それを生かせる方がいいだろうし」
メリー「うーん、料理に掃除、後ぬいぐるみ作りとか」
男「もう成仏しちゃえよお前」
メリー「ひどい!!あんまりです」
男「冗談だって、けどまあむいてない事は確かだと思うぞ?第一方向音痴じゃあどうにも
ならんだろうし」
メリー「うーん、考えておきます」
男「それがいいぞ、毎回俺みたいなやつじゃないだろうからさ」
~ ~ ~
メリー「じゃあ私はこれで失礼しますね」
男「帰り道は…流石に分かるよな」
メリー「大丈夫ですっ!!このあたりの地形は大体覚えましたから」
男「うーん、若干心配になるが…なんなら送っていこうか」
メリー「そこまでしてもらったら流石に悪いですよ!」
男「後はまあ…またあんな奴らに絡まれるなよ」
メリー「ああ、さっきは油断してたからああなりましたけど…今度は全力で相手しますので」ギラッ!
男「お願いですからこの辺で事件を起こさないでくださいお願いします」
メリー「…善処します」
メリー「それじゃあこれで…」
男「ああ、もう間違ってもウチに来るんじゃねーぞ」
メリー「気を付けまーす」
男「まったく…それじゃあ、気をつけて帰れよ」
メリー「はい!…それと男さん」
男「うん、何だ?」
メリー「あの、こんな事言うのもおかしいんですけど…」
メリー「もし次、何か会う機会があれば、別の形で会いたいです」
男「…別の形ならな」
メリー「それじゃあ…お邪魔しました!!」テクテクテク
男「行ったか…」
男「全く、一体何だったんだかな~」
男「あーあ、せっかくの休日が潰れちまったか…」
男「…まあいいか。って」
男「あいつコンビニで買ったお菓子全部置いてきやがったな!!」
男「全く…男一人でどうやって食べ切れってんだよ、この量をさ」
男「仕方ない、どっかにしまっておいて地道に食べるか」
男「…別の形か」
男「…それならまた、会ってみたいもんだね…」ハァッ
~一ヵ月後~
男「あれからパッタリと連続殺人事件のニュースは聞かなくなった」
男「というより起きなくなったっていうのが正しいんだが…まあとにかく良かった」
男「流石にずっとあいつが犯行を続けてると思うと嫌な気持ちになるしな」
男「あれ以来やつからの電話も鳴る事もなくなった。まあ鳴ってもらっても困るんだが…」
男「こうして俺はまた普通の日常に戻ってきた訳だ」
男「…で、これを踏まえたうえで聞くぞ?」
メリー「まったく、男さんたら本当にタケノコしか食べてないんですね、ああもったいない」パクパク
メリー「あー!こっちはもう期限が近いじゃないですか!早く食べないと!!」ガサガサ
男「なんでお前がいるんじゃーーー!!!」
メリー「なんでって…いちゃいけませんか?」
男「あのな、そうじゃなくってな…」
メリー「ああこれ引越祝いのシメサバセットです、とっても美味しいですよ?」
男「こりゃどうも…って引越し!お前が!どこにだよ!?」
メリー「何処にって…男さんの部屋にですけど」
男「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
メリー「まあかくかくしかじかでして」
男「ごめん、サッパリ分からないわ」
メリー「あー、もう、じゃあ一から説明していきますね」
メリー「まずあの後なんですけど…男さんに言われた通り仕事の方は辞めてきました」
メリー「それで次の仕事を探してたんですけど、ちょうどいいのがあったんですよ!!」
男「それと俺の部屋への引っ越しと何の関係がある?」
メリー「その仕事がですねかの有名な『座敷童』です!」
男「…はぁ」
メリー「内容としますと、その家を守護し幸運を呼び込む仕事なんですよ!まあそのために
研修があったんですけど」
男「…で、俺のうちに?」
メリー「はい!男さんにはお世話になりましたし、こうして恩を返せるのっていいかなって
思いまして」
男「…俺のためにそこまでしなくてもいいのに」
メリー「いえいえ、まあまだ見習いなのでそこまで大きな福は呼び込めませんけどね」
男「ちなみに今はどれくらいの事ができるんだ?」
メリー「えーっと、スクラッチくじを買えば、二枚に一枚は100円が当たる程度ですね」
男「損する一方じゃねーか」
メリー「うぐっ!!ま、まあまだ見習いですし、もう少し期間が経てば大きな福も呼び込める
ようになりますから」
男「具体的には何年ぐらい?」
メリー「えーっと…14年ぐらいですかね」
男「微妙に長いなおい」
メリー「まあまあ、これから長い付き合いになるんですから気長に行きましょうよ」
男「そうだな…って、お前一緒に住む気かよ!!」
メリー「当たり前でしょ、一緒にいなきゃ家の守護なんかできないですよ」
男「いやいや、座敷童ってこう、姿を隠して物陰でひっそりと見守ってるっていうイメージが
あるじゃん」
メリー「よそはよそ、うちはうちです!」
男「お前はおかんか!?」
メリー「おかんて酷いです、せめて恋人って言ってくださいよ!!!」
男「何いきなり爆弾発言しちゃってるわけ!!」
メリー「…しまった///」
男「気づくのおそっ」
メリー「ばれてしまっては仕方ない!それじゃあこれから守護霊としても恋人としても
よろしくお願いします///」
男「いや、まだ整理がつかないんd」
メリー「返事は!?」
男「!はい!」
メリー「うんうん、いい返事ですね」
男「完全な押し掛け女房じゃねーかこれ」
メリー「迷惑…でしたか?」
男「…別に。こんなの出会いも滅多にないだろうし」
メリー「ですよね!!あー良かった」
男「…それに、こっちの方がお前にとっても幸せそうだしな」
END
110 : VIPに... - 2012/07/16 01:14:10.36 d02tLmlQ0 69/70それでは、これにて終了です
途中で妖怪と幽霊がごっちゃになったりしましたが、まあ気にしないで頂けると幸いです
この後はどうでもいい後書きになりますので、気になる方だけどうぞ
112 : VIPに... - 2012/07/16 01:24:03.80 d02tLmlQ0 70/70さて後書きになりますが、実は書きかけのを放置したままの執筆でした。
というのも前書いてたやつの時、仕事の方でゴタゴタガありましてssどころではなくなってしまいまして…
気づいたら一カ月半以上放置してました
で、もうそっちの方のネタを忘れてしまいまして、それならば…!と新たに執筆したのがこれです。
恐らく前のやつはもう書けないと思いますのでHTML化の依頼を出そうと思います
万が一楽しみにしていた方がいましたら、この場で謝罪させていただきます。
さて、次の作品ですが…特に決まってません
まあまた何かしら書くとは思いますので、もし見かけたらよろしくお願いします
多分前置きとAAだけは変わらないと思うので
バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
バン バンバンバン゙ン バンバン
バン(∩`・ω・) バンバンバンバン゙ン
_/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
\/___/ ̄
それではまた、次の作品で

