侍「良いお乳してるでござるな」女騎士「………」
侍「ちょとさわっていいでござるか?」
女騎士「私に勝つことができたらな!」
侍「これは柔らかいでござる~」
女騎士「クソッ!殺せ!」
元スレ
侍「良いお乳してるでござるな」女騎士「………」
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1250177759/
侍「甲冑を脱がすでござる」
女騎士「やめろ!約束が違う!」
侍「ここがこうなって……ああもうわからんでござる!」
チュピンッ
侍「つまらぬものを斬ってしまったでござる」
女騎士「鉄の鎧が!?」
侍「拙者の一物がそなたのおめこを貫くでござる!」
女騎士「この辱め忘れんぞ!」
侍「気持ちいいでござる」
女騎士「どうした!やるなら早くやれ!」
侍「……やってるでござる」
女騎士「ええ、入ってるの?」
侍「…………」
侍「……こんな辱めははじめてでござる」
女騎士「げ、元気出しなさいよ!」
侍「…………」
女騎士「あ、感じてきたわ!あっあっ!」
侍「萎えたからもう抜いているでござる」
女騎士「…………」
侍「フヒヒ、こんな辱めを拙者に味わわせた罪は重いでござる」
女騎士「な、何をする気だ?」
侍「拙者の刀の柄でそなたのおめこを貫くでござる!」ヌプッ
女騎士「あっ!ちょうどいい太さ!」
侍「ま、まことでござるか……」
侍「これでは罰にならんでごさる。柄を横向にするでごさる」ヌチュ
女騎士「あひぃー!ああっ!あっ……ああっ!」
侍「そりゃそりゃそりゃそりゃ」ヌップッヌップッヌップッヌップッ
女騎士「ああああああああああああああああああああああああ!!」
侍「成敗!」
女騎士「…………」ヒクヒクッ
侍「虚しいでござる……
柄が臭いでごさるう!!」
侍「もし~」
町娘「はい、なんでしょうか」
侍「拙者和の国から来た侍にござる」
町娘「まぁ!それはそれは遠いところから!」
侍「戦いの末名誉の悪臭をつけられた我が相棒を洗いたいでござる」
町娘「それでしたらウチの井戸を使ってください」
侍「(この子もお乳でかいでござるな)」
侍「………」シュルシュルッ
町娘「……それ、ほどけるんですね」
侍「左様でござる。やはり柄は紐が一番でござる」
町娘「(この臭いは……)」
侍「(ふむ、気づかれたでござるな)」
町娘「あのお侍さ」
侍「ご免!」ガスッ
町娘「うっ……」
侍「気絶させてでも揉みたい胸があるでござる……」
町娘「…………」
侍は素っ裸にした町娘の秘部を観察していた
侍「………見た目は変わらんでござるなぁ……」
町娘「…………」
侍「うっ……、この娘のおめこも臭いでござる……」
町娘「…………」
侍「西洋女は臭いがきついでござるか?このままではとても使えんでござる」チョロチョロ
町娘「……!」ピクンッ
侍「足を動かすなでござる!洗い終わるまで我慢するでござる!」ワッシワッシ
町娘「……フっ!」
侍「…………」スンスンッ
町娘「……!」ピクッ
侍「処女でもないでござろう、たかだか鼻息がかかったくらいで敏感に」
町娘「…………」
侍「どーれ少し指を挿れて……」ヌプッ
町娘「ふあ……!」
侍「(初物!?)」
侍「しまったでござる!初物とは思わなかったでござる!」
町娘「…………」
侍「拙者これでもgentleman!初物食いなどしないでござる!」
町娘「……う、うぅ~……んっ!」
侍「毒を食うなら皿まででござるー!」ヌプッ
町娘「うあっ!!」
町娘「……っ!……っ!あっ!……ん~っ!」
侍「気持ちいいでござる!気持ちいいでござる!」ヌップッヌップッヌップッ
町娘「んっ……!お、お侍様!?何を!」
侍「おはようでござる!」ヌップッヌップッヌップッ
町娘「い、イヤアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
侍「……うっ!」ビュルッビュルッビュルッ
町娘「あ……いや、イヤアアア!」
侍「申し訳ないでござる、つい……」
侍「ご飯はまだでござるかな?」
町娘「…………すんすんっ」
侍「お腹ペーコペーコでご~ざ~る~!」
町娘「……」
侍「犬に咬まれたと思うでござる
本当に犬に咬まれていればもっと痛いでござるよ」
町娘「…………」
侍「(ヤバいでござる、さすがに出て行かなければならない空気でござる)」
町娘「……すみません。すぐにご飯の支度をします……」
侍「(そんなことなかったでござる!)やったでござる!」
町娘「(もうこのお侍様にお嫁さんにもらってもらうしかない……)」
町娘「あなた、お待たせしました」
侍「おお!これは豪勢でござるな!(あなた?)」
町娘「口に合いますか?これから毎日食べられそうですか?」
侍「食べられるでござる!おいしいでござる!(毎日?)」
町娘「お嫁さんに貰って貰えますか?」
侍「拙者故郷にワイフと子がいるでござるから無理」
町娘「………、……この、でていけー!!」
侍「こんな深夜に追い出すなんてこの人でなしー!」
侍「……野宿は拙者の十八番でござる」
侍「こう枯れ葉を集めて」
侍「暖かいベッドの出来上がりでござる!」
侍「暖かいでござる~暖かいでござる~」
侍「國に帰りたいでござる!!」
魔女「あら?」
侍「zzz……zzz……」
魔女「へぇ……ふーん……」トコトコッ
侍「何奴!?拙者の寝込みを襲おうなど愚の骨頂!」
魔女「…………」
侍「……!美人さんに寝込みを襲われるのは大歓迎でござる~!」
魔女「…………」
侍「ほらほら!拙者寝ておるでござるよ!好きにするでござる~!」
魔女「相手をしてあげるからウチにいらっしゃい」
侍「行くでござる~」
魔女「(良い獲物だわ……)」
侍「(とても危険な香りがする女でござるが)」スンスンッ
魔女「やだ、どこ嗅いでいるのよ?」
侍「おめこは清潔でござる」
魔女「いらっしゃい」
侍「いただきまーす!」チュピンッ
魔女「あらあら、裸にしてどうするの……?」
侍「ほほう、熟れた身体でござるな!」
魔女「フフッ、楽しみましょう……」
侍「…………不覚」ドサッ
魔女「良い香りがする部屋でしょう?耐性がないと気を失うほどに……」
侍「…………」
侍「…………う、うぅん……」
魔女「おはよ」
侍「貴様拙者に何をしたでござるか!?」
魔女「何ってナニに決まってるじゃなあ~い……」
侍「拙者が起きてるときにやるでござる!損した損した!ああ大損でござる!」
魔女「下、みてみたら?」
侍「うん?……!!?い……、い……」
侍「一物がないでござるー!!!」ないでござるー」ござるー」
侍「あばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばば」
魔女「切って取ってホムンクルス」
侍「マイサン!!?」
魔女「じゃあもう一度夢の中へ、起きたら次は私はいないわ」
侍「待つでござる!ちんこ返すでござる!」
魔女「おやすみ」
侍「くっ…………」
侍「……こ、ここは……なんだ夢か……」
侍「……そう拙者の一物は」
侍「な………い………」
侍「夢でござる夢でござる!」
侍「………な……い…………」
侍「もう國にも帰れんでござるー!!!」
侍「…………」ドンッ
チンピラ「いてえな!」
侍「…………」
チンピラ「兄ちゃん何無視してんだよ!!」
侍「…………」
チンピラ「オラァッ!!」ゴスッ
侍「ぐっ……!」
チンピラ「なんだい兄ちゃん!やり返して来ねえのか!?」ゴスッゴスッ
侍「護るべき誇りなど失ってしまったでござるよ……」
チンピラ「何言ってんだい兄ちゃん?」
侍「見ろ!拙者の下半身を!この悲惨な姿を!」
チンピラ「兄ちゃん女だったのかい!?」
侍「女?そうでござるな、女のようなものでござる」
チンピラ「ちょっと来いよ!いーことしよーぜ!」
侍「へ?」
チンピラ「ほら、きやがれ!」
侍「いーやー!!犯されるでござるー!!!」
侍「……かくなる上は!拙者の剣技を存分に味わ、刀がないでござるー!!」
チンピラ「ほら来いよ!!!」
侍「あの女許さんでござる!絶対に許さんでござる!!」
チンピラ「壁に手えつけろ!!」
侍「このままでは拙者のアナルヴァージンが!!」
師『貴様は剣に頼りすぎているのだ』
師『刀を置き服を脱ぎすてなおも侍は侍であるとしれ』
侍『お師匠様、如何せん拙者の愚息は小さく鞘からもでておりませぬ』
師『そういう意味じゃないわーい!』
侍「やっとわかった!お師匠様の言葉!」
チンピラ「あ?」
侍「刀など、飾りにすぎん!無刀流!」ブワッ
チンピラ「うぎゃああああああああああああああ」
侍「ってこんなことしてる暇はないでござる!あの女!」
侍「おめこに油注いでやる!!」
侍「どこでござるー!どこでござるー!」
侍「ふと考えたらここはどこでござるか!?」
侍「誰かに聞くでござる!」
娼婦「お兄さんウチでナニしていかない?」
侍「ちんこないでござる!」ガバッ
娼婦「まぁ……」
侍「ここはどこで前にいた村はどこでござるか!?」
娼婦「お兄さん落ち着いて、意味がわからないわ」
侍「急いでいるでござる」メリメリッ
娼婦「ちょっと痛いわ、そんなに強く乳首つねらないで」
娼婦「なるほどね」
侍「わかるものはおらぬでござるか?」コリコリッ
娼婦「領主様に聞けばわかるかもね」
侍「領主様とやらはどこにいるでござるか?」クニクニッ
娼婦「あの丘に豪邸あるじゃない?あそこ」
侍「感謝するでござる!」コリコリッ
娼婦「…………」
侍「…………」クニクニッ
娼婦「早く行きなさいよ」
侍「ちんこ取り返したらまたくるでござる」コリコリッ
娼婦「わかったわかった、ツケにしといてあげるわよ」
侍「ご免!」
侍「領主殿ー!領主殿ー!」
門番「………」ガシャンッ
侍「無刀流!」ブワッ
門番「うぎゃあああああああああああああああああ」
侍「領主殿ー!領主殿ー!」
執事「ひぃっ!」
侍「無刀流!」ブワッ
執事「うぎゃあああああああああああああああああ」
領主「何事かね!?」
侍「そうでござる!恥じらいは大切でござるが今は捨てるでござる!」
メイド「……ううぅ……ヒッグヒッグ……」
侍「そう、すかーととやらをたくしあげるでござる」
メイド「…………で、できません……」
侍「できなかったらいつまで経っても変われないでござる!」
メイド「ううぅ……」スルスルッ
侍「フヒヒwww」
領主「おほぅ!」
侍「うん?」
侍「そうでござる!柱におめこをこすりつけるように!」
領主「違う!何度言ったらわかるんだ!もっと股を開くんだ!」
メイド「こうですか?」
侍「いいじゃないでござるか!」
領主「さぁ!ブラジャーを外せ!」
メイド「私、今輝いてますか!?」
侍「日輪のごとく!」
領主「素敵さ!」
メイド「は、外します!」
侍「ヒュー!」
領主「ヒュー!」
爺「何やっとんじゃ!!スケベェ二人が!」バゴッバゴッ
侍「痛いでござるー!!」
領主「いてっ!!」
爺「門番をなぎはらい我が領主様の屋敷に侵入し」
侍「…………」
領主「そうだったのかい!?」
爺「執事をなぎはらい、メイドに淫行を教え」
侍「…………」
爺「恥を知りなさい!!」
侍「……申し訳ないでござる」
領主「いいじゃないか、爺!私は十分に楽しんだ!」
爺「黙りなさい!」
領主「ご、ごめんなさい」
爺「申し開きがあるのなら言ってみい下郎が!!」
侍「拙者変な女にちんこ取られたでござる」ガバッ
爺「…………」
侍「なりふり構っていられなかったでござる」
領主「君、女の子だったのかい!?」
侍「心は未だ男であると囁いているでござるよ」
爺「…………」
侍「許してほしいでござる」
爺「さぞやつらかったでしょう」
侍「へ?」
領主「随分物わかりがいいんだね、爺」
爺「何を隠そうこの爺めも」ガバッ
侍「ちんこがないでござる!」
領主「(爺……婆や……?)」
爺「………お侍殿」ガシッ
侍「爺殿………」ガシッ
領主「………おいオカマ二人」
爺「黙りなさい!」
侍「黙るでござる!」
領主「ご、ごめん」
領主「とにかく僕にもわかるように説明してくれ この屋敷の主は僕だろうが」
侍「わかったでござるが気が進まないでござる」
爺「忍耐ですぞ」
領主「協力する気はある。そこはそう、はっきり言っておく
あれは随分気難しい性格だったからね、心を開いてくれた礼はする」
メイド「みてー!もっとみてー!」←あれ
執事「ヒュー!」
門番「ヒュー!」
侍「そうはみえんでござる」
領主「……じゃあ君たちはその魔女に騙されてちんこ取られたのかい!?」
爺「若気の至りとは言え恥ずかしい」
侍「騙されたんじゃないでござる!」
領主「こりゃあ傑作だ!」
爺「…………」
領主「ダッサイな!ワハハハハ!」
侍「…………」
領主「ワハハハハ!ワハハハハハハハ!!」
侍「無刀」
爺「忍耐ですぞ」
領主「ふーん……、………、ワハハハハハハハ!」
爺「やっちゃいなさい!」
侍「無刀流!」ブワッ
領主「おわあああああああああああああああああああ」
メイド「こんなのどうかしら」
爺「ヒュー!」
侍「ヒュー!」
執事「ヒュー!」
門番「ヒュー!」
領主「………しかし爺、魔女は魔女狩りにより皆殺しにしたと」
爺「……古の歴史の虚の多きこと、近しい歴史もまた
歴史の虚の始まりこそが」
領主「わかるように言ってくれ、遠まわしじゃなくていい!」
爺「魔女狩りなど嘘っぱちだったと言うことですぞ」
領主「まだ、わからない。魔女はいる、もしくは存在したんだろう?」
爺「おりますが皆殺しにする必要があるほど強大な存在ではないのであります」
領主「民衆の心かな?」
メイド「今晩誰が相手してくれるの?」
侍「拙者が!」
執事「ちんこ無しは引っ込んでろ!」
侍「恨めしいでござる!」
領主「民衆の不安を解消するために魔女は罪をおわされたのか?」
爺「魔女に不安を持っていた人間は貴族にも多い故に
魔女狩りの発端は畏れだったのやもしれませぬ」
領主「何百人と殺してようやく魔女の正体は人だと気づいたか……
あとは情報操作、残党がいて当たり前の状況か」
爺「胸くそ悪くなりましたかな?」
領主「いや、そこまで善人ではないよ
当時の指導者が僕であっても狩るよう命じる」
爺「正しい判断です」
メイド「それじゃあジャンケンで勝った門番さんかしら」
門番「うおっしゃー!!」
領主「僕だろう?行こう!」
メイド「はぁい!領主様~!」
門番「うおぉぉぉん!」
侍「門番殿、可哀想でござる」
領主「話をまとめるとこうだ」
侍「……昨晩はお楽しみだったでござるか?」
領主「侍君がいた町は隣町だな、そして現在地がここ」
爺「案外近いですな」
侍「昨晩はどんな領主殿の技をメードにかましたでござるか?」
領主「魔女だって人だといった
侍君を運んでそう遠くまではこれなかったのだろう」
侍「メードさんは初物だったでござるか?」
領主「つまり魔女はこの山にいることになる」
侍「話したくないほどメードさんにせめられたでござるか?」
領主「足腰たたなくなるまでせめてやった
今は僕のベッドの上でグッタリしている」
侍「(ハッキリ言われても困るでござる)」
領主「それとこの魔女討伐は僕と爺も同行する」
爺「爺のちんこを取り返すために領主様自ら……爺はうれ」
領主「断じて違う」
侍「かまわんでござるが、魔女は拙者の獲物でござるよ」
領主「恨み辛みもあるだろう一度だけ侍君の好きにするといい
だが殺すことは許さない
このまま君だけに任せると殺しそうな勢いがある」
侍「……領主殿は何を狙っているでござるか?」
領主「珍品は集めてこそだ。魔女は僕が手なづける」
侍「…………」
領主「…………」
侍「フヒヒwww拙者仕える主を見つけたようでござる」
領主「働きに期待する」
魔女の家
領主「あれか……」
爺「案外簡単に見つかりましたな」
侍「行っていいでござるか!行っていいでござるか!」
領主「待て」
爺「香を使いますからな……踏み込んでも前のときの二の舞でしょう」
侍「拙者、同じ相手に負けたことはお師匠様以外では一度たりともないでござる」
領主「どう対策する?」
侍「息を止めて入って引きずり出すでござる!」
爺「…………」
領主「…………」
侍「いざ!」
爺「待ちなさい!無謀にもほどがありますぞ!」
領主「まぁいい、やりたいようにやらせろ」
爺「しかし戦力はあれしかつれてきていませんぞ!」
領主「頭を使え、侍君がムチャを成功させるならそれでいい
同じ轍を踏むのならそれでもいい」
爺「……?」
領主「とらえた後魔女は侍君を捨てに出てくる
その時を僕と爺で取り押さえればいい」
爺「なるほど!」
侍「(こんばんはでござる!)」バタンッ
侍「(……いないでござるー!)」
侍「(……気配は微かに、外にいたときすでに気取られ
戦略を見破られたでござるな)」
侍「(まぁ、拙者の息止めの長さは10分
接吻で相手を違う意味で昇天させることができる長さでござる)」
侍「(ちょっと腰掛けて)」ギィッ
侍「(世帯主!なんつって!拙者余裕かましすぎでござるよ!)」
侍「(愚息発見!愛しい愛しい我が愚息!愚息なんかじゃないでござる!)」
侍「ぶぅぅぅっ!!!」
侍「(貴重な息をはきだしてしまったでござるー!!)」
侍「(横に並べられている西洋男児のちんこデカいでござる!!)」
侍「(これは、え?嘘でござる!突然変異でござる!)」
女騎士『ええっ、はいってるの?』
侍「(納得の理由でござる……)」
侍「(我が愚息 可愛い物と 知りた時 それでもなおも 愛しき愚息)」
侍「(一句よめたでござる!これは名句!
忘れぬよう机に刻み込むでござる!)」
侍「(くっ、酸欠か)」フラッ
魔女「随分長いこと息を止めていられるのね……」
侍「(ま、魔女め……)」
魔女「でももう限界みたいねぇ……」
侍「(ふ、不覚……)」
侍「(同じ相手に二度負けたでござる、お師匠様に申し訳ないでござる)」
師『ばっかも~ん!くのいちの色香に騙されおって!』
侍『でもお師匠様!あいつら良い香りがするでござる!』
師『それが香の妖かしというものじゃ!』
侍『あんなに幸せなら騙されるのも一興でござる!』
師『トホホ……とんだダメ弟子をとったもんじゃわい』
侍『大丈夫でござる!次は香に惑わされたままでも性技で勝つでござる!』
師『ばっかも~ん!香は室内では行き届く順番がある!
角に滞りにくいのなら角の空気を吸うよう身をこなせ!』
侍「スーハー……(拙者復活!!)」
魔女「まだ動けるのかしら……」
侍「(どうやら香をたき始めたの遅かったようでござる
吸えた空気は二分分くらいでござるな
これ以上吸うと香を吸うことになるでござる)」
魔女「……いつまで保つのかしら?」
侍「(拙者の刀は……魔女のすぐそばでござるか
うん?魔女め、股をおっぴろげて何をしているでござるか?)」
魔女「好きでしょう……?嗅いでもいいのよ私のア・ソ・コ」
侍「(わーい!好きでござる好きでござる!)」クンカックンカッ
魔女「いやん……、鼻息が荒いわよ……」
侍「(ふ、不覚……)」フラッ
数時間後
侍「…………」
魔女「困ったわねぇ……外には隣町の領主様がいるから捨てにいけないわ」
侍「…………」
魔女「どうしようかしら……」
侍「(随分と香の力を過信しているようでござるな
常人では耐性を作るのにどれだけ時間がかかるのかは知らぬが
拙者もう耐性はできたでござるよ)」
魔女「うぅ~ん……」
侍「(ただこのまま反撃してもおもしろくないでござる)」
魔女「…………」
侍「(魔女には屈辱を二度味わわされた
もうおめこに油注ぐくらいでは拙者の怒りはおさまらぬ)」
侍「(ここで自由に動けることを見せれば最悪投降されるでござる
それでは領主殿との約束を破りことになるやもしれぬ
大人って大変でござるな、童に戻りたいでござる)」
魔女「やっぱり香水をつけてでるしかないかしら?
香水だと心許ないのよねぇ……」
侍「(……あれなんでござるかな?)」
魔女「仕方がないわ、香水の準備しましょ」
侍「(……あれなんでござるかな?ちょっとさわってみるでござる!)」
侍「よいしょーでござる!」
魔女「……!あなた何で動いてるの!?」
侍「これはおかしな形状をしたツボでござるな
中に何が入っているでござるか?」
魔女「……あ」
侍「うわああああああああああああああああああああああ」
魔女「バ、バカじゃないのー!!」
魔女「領主様!!」
爺「爺のちんこ返せええええ!!」
魔女「キャッ!!」
爺「ちんこー!ちんこー!ちんこ返せええええええ!!」
魔女「離しなさい!!それどころではないの!」
領主「それどころではないそうだ。爺、後にしろ」
爺「ショボン……」
領主「どうした?」
魔女「これを!」
領主「なんだいこれは?」
魔女「性気を貯めておくツボにございます」
領主「……男のか!僕にそんなものを向けるな!」
魔女「和の国の男がこの中に堕ちました!」
領主「侍君!男の性気塗れ!ワハハハハハハ!」
爺「滑稽ですな!ホーッホッホ!!」
魔女「領主様!笑い事ではありませぬ!!」
領主「うん、………、ワハハハハハハ!!」
爺「堕ちると言っても人が入るサイズではないでしょう……」
魔女「とりあえず!とりあえず話を聞いてください!」
侍「生臭いでござるー」
侍「ここはどこでござるか~」
侍「刀もない、ちんこもない」
侍「おたまじゃくしの化け物が空をとんでいるでござる~」
魔女「わかっていただけましたか?」
領主「にわかには信じられない、しかし信じよう
現にここに侍君が居ないのだから」
爺「爺のちんこじゃあ!辛い想いをさせたのう!寂しい想いをさせたのう!
爺は片時もお前さんを忘れたことはなかったぞい!」
『我が愚息 可愛い物と 知りた時 それでもなおも 愛しき愚息』
爺「名詩!!」
領主「つまり擬似悪魔とでも呼ぶべきかな?
男の鬱憤と欲望を発散させず貯め込むツボ
中で悪意を育て化け物を作り上げる」
魔女「そうよ、その中にお侍さんが堕ちちゃったの」
領主「なら簡単だ、ツボの中に侍君の刀とちんこを突っ込め
あとは侍君が解決する問題だ
勝手に堕ちたんだ勝手にやればいいさ」
魔女「彼が化け物になって出てきたらどうするの……?」
領主「そのときはそのときだ、それより」
魔女「…………」
領主「僕は君を口説きに来たんだ」
侍「…………拙者の魂を感じるでござる!」
侍「上からくるでござる!拙者の愚息が落ちてくるでござる!」
侍「ちんこー!」パシッ
侍「装着!」ブゥゥゥンッ
侍「魔女の黒魔術とやらでござるか……恐ろしいでござる」
侍「お師匠様の形見の刀も一緒に落ちてきていたでござる」カチャ
侍「ヒビが入ってるでござるー!」
侍「冷静に考えるでござる
こういうときに冷静さをかげば死ぬでござる」
侍「そう思い出すでござる……
お師匠様はこういうときにこう言っていたでござる」
嫁『あんたまた浮気したね!!』
侍「ごめんよ母ちゃん!!」
侍「……國に帰りたいでござる」
侍「そもそも拙者がこの国にきた理由は異国美人の尻追いかけてたら
知らぬ間に船に乗り込んでいたからでござる」
侍「母ちゃ~ん!浮気してごめんよ~!」
侍「浮気は文化でござる!」
侍「國に帰りたいでござるー!!」
侍「ツボに落ちたでござるから端までつけば叩き割れるでござる」
数時間後
侍「まだつかんでござるかー!!」
侍「拙者ツボに落ちたでござるよ……」
侍「こんなのツボじゃないでござるー!!」
侍「えぇい!おたまじゃくしの化け物め!成敗!」
侍「うわあああああああああああああなんか液体出てきたでござる!
生臭いでござる!生臭いでござる!!」
侍「…………」
悪魔?「ハロー!」
侍「拙者ついに過労で幻覚を見始めたでござる」
悪魔?「元気ないわねえ」
侍「とりあえずやらせるでござる!!」
悪魔?「いや~ん!」
侍「…………」
悪魔?「ウフフ、驚いた?」
侍「ちんこが生えているでござる……」
悪魔?「男の理想な外見性格は作れど男が作るものは男よ」
侍「さっきまで男と接吻して男の乳首舐め舐めしてたでござるか」
悪魔?「続きをしてもいーのよ」
侍「おええええ!ゲロゲロゲロ!!」
悪魔?「キャ!」
侍「うっプ……」
悪魔?「んーとねぇ、そう、願い事を叶えてあげるの」
侍「なんでござるか唐突に」
悪魔?「私を作った人がそうプログラムしてんの」
侍「そうでござるか」
悪魔?「さ、願い事を言って」
侍「拙者のちんこを大きくしてほしいでござる!」
悪魔?「普通出してくれって頼まない?」
悪魔?「ま、いっか!」ブゥゥゥンッ
侍「拙者の、拙者の愚息が、拙者のちんこがあああ!!!」シャキーンッ
悪魔?「でも残念、これででれなくなっちゃった!」
侍「問題ないでござる!」
悪魔?「はん?」
侍「拙者貴様らの常識で計れるほど浅くはできていないでござる!」
侍「お師匠様流!」ブワッ
悪魔?「はん!?」
侍「拙者の愚息を大きくしてくれてありがとうでござる!
またねーでござる!!」
パリーンッ
侍「さぁ魔女!覚悟するでござる!拙者の愚息はパワーアッ」
領主「………」ギシギシ
魔女「アンアン……」
侍「あ、お楽しみのところ申し訳ないでござる……退散でござる」
侍「…………」フラフラ
娼婦「お兄さん久しぶり!」
侍「よいしょ」キュッ
娼婦「あんっ!もう相変わらずねぇ……」
侍「久しぶりでござる!」コリコリッ
娼婦「ところでちんこはどうなったの?」
侍「この通りでござる」ガバッ
娼婦「まぁ、立派……で、買ってく?」
侍「もちろんでござるー!!」キュックニクニッ
侍「イくでござる!イくでござる!」
娼婦「私もぉぉぉ(早い早い早い)」
侍「………うっ!」ビュルッビュルッ
娼婦「あああああああああああああ(これくらいかな?)」
娼婦「代金払ってよ」
侍「無一文でござる!」
娼婦「マスター!」
マスター「お兄ちゃんちょっと奥までこようか」
侍「ひいっ!!」
マスター「…………」
侍「…………こ、怖いでござる」
マスター「…………」
侍「…………笑えないでござる」
マスター「お兄ちゃん腕が立つようだね」
侍「(この者、できる!)」
マスター「ウチはねぇ、どうやって人材集めてるか知ってる?」
侍「知らんでござる」
マスター「ひ・と・さ・ら・い」
侍「ひいっ!!」
マスター「お兄ちゃんゲイバーで働きたい?」
侍「嫌でござる!拙者そっちのけはないでござる!」
マスター「なら話は早え、人材集めに協力しろ」
侍「人攫いは道徳的によくないでござるよ」
マスター「自分のケツ穴とどっちが大切なんだ?あぁん」
侍「ケツアナ デ ゴザル サラワレル ホウ ガ アホウ ニ ゴザル」
マスター「よろしい」
マスター「ウチのお得意様は貴族ばっかなんだ」
侍「ほぅ」
マスター「貴族ってのはワガママでねぇ」
侍「ほぅ」
マスター「聞いてんのか!!?ほぅほぅほぅほぅ言ってんじゃねえぞ!!」
侍「ひいっ!!」
マスター「程よく調教された騎士が欲しいらしい」
侍「騎士でござるか……」
マスター「捕まえてこい!調教はこっちでやるから!」
侍「御意!」
マスター「ギョイじゃねえ!!イエスマスターだろうが!!」
SAMURAI「イエスマスター!!」
SAMURAI「あのヘナチョコウーマンナイトにGOZARU!」
SAMURAI「リベンジもあるでGOZARU!」
SAMURAI「レッツゴーでGOZARU」
SAMURAI「でもストップでGOZARU」
SAMURAI「Mr.領主にマネーをレンタルすれば
わざわざロングウェイをゴーしなくてもいいでGOZARU」
SAMURAI「Mr.領主!Mr.領主!」
領主「なんだか雰囲気が変わったようだが」
SAMURAI「Mr.領主、プリーズマネー」
領主「ああ、構わないよ」
SAMURAI「Thank you」
マスター「ふざけてんじゃねえぞ!!!」
SAMURAI「アウチッ!ソリーマスター!!」
マスター「一分間に一割ずつ増える利息なんだよ!」
SAMURAI「オーボーでGOZARU」
マスター「さっさと騎士連れてこい!!」
SAMURAI「イエスマスター」
マスター「あと御意ってのは和の国で目上を敬うときに使うんだってな
知らなかったんだ悪かったよ」
侍「御意!」
侍「………國に帰れば借金チャラでござるな」
侍「國かーえろ!」
こうして侍は國に帰り静かに余生を暮らしましたとさ
めでたしめでたし
328 : 以下、名... - 2009/08/14(金) 08:24:37.33 /S1FW38bO 76/197
眠い
ホムンクルスとホルマリンは間違えた
以上終わり解散
339 : 以下、名... - 2009/08/14(金) 08:41:43.04 /S1FW38bO 77/197
眠れないでござる
おまけ、和の国に帰ってそれからどうした?
侍「久しぶりの故郷でござる母ちゃんただいまでござる!」
武士「…………」ギシギシ
嫁「アンアン」
侍「…………」
侍「母ちゃんが浮気してたでござるの巻」
侍「異国に行きたいでござるー!」
船乗り「もう鎖国したよ」
侍「……居場所がないでござるー!」
村人♀「…………」
侍「ぺちゃぱい芋女ばかりでござる!」
村人♀「…………」
侍「でっかいお乳の女はどこにござるかー!」
侍「こんなことなら帰ってくるんじゃなかったでござるー!」
「大名様のおなーりー」
侍「土下座にござる」サッ
パッパカパッパカ
侍「…………」ヒョコッ
姫「…………」
侍「(いい女発見でござる!)」
姫「…………(ニコッ」
侍「(脈あり!)」
侍「……相手は仮にも一国の姫にござるからなー」
侍「……無理でござるかな?」
村人「これで姫様の結婚も決まったっぺな」
村人「まーだわかんねえべ」
侍「お見合いに行っていたでござるか」
侍「…………」
侍「久しぶりでござる!」
くのいち「ゲッ!サメラーイ!」
侍「片時もそなたのことを忘れたことはなかったでござるよ」
くのいち「はーなーせー!変態ー!」
侍「久しぶりにナニをソレしてチョメチョメするでござるか?」
くのいち「やーめーろー!」
侍「テレるなでござる」
侍「姫様がお嫁に行くでござる!」
くのいち「うん、そういう噂ね」
侍「この結婚、姫様は望んでいないでござる!」
くのいち「そーなの?」
侍「なぜなら姫様には他に想い人がいるからでござる!」
くのいち「え!ホント!誰々!?」
侍「拙者にござる!」
くのいち「えー……」
侍「拙者!姫様の気持ちに答えねばならんでござる!」
くのいち「はいはい、一人で言ってなさいよ」
侍「いざ救出へ!そこで」
くのいち「協力なんてしないわよ」
侍「何を言っているでござるか」
くのいち「あんたに協力すると毎回ロクなことにならないじゃない!」
侍「うぐいすばりの床踏んで捕まって輪姦されて
スンスンッ泣いていたくのいちを助けたのは良い思い出にござる」
くのいち「キィー!!」
侍「他にも色仕掛けを仕掛けたまではよかったものの
腰が抜けて立てなくなったくのいちを背負って逃亡したのも
良い思い出にござる」
くのいち「………」
侍「あと、武士に囲まれて香をたいたら自分まで」
くのいち「協力すればいいんでしょう!」
侍「話がわかるでござるな!」
くのいち「で、私は何をすれば良いのよ?」
侍「城の見取り図だけ見せてくれればいいでござる
今回は足手まといを娯楽のためにつれていけるほど余裕ないでござる」
くのいち「うわぁぁぁん!!サメラーイのバカー!!!」
侍「遅いでござるな……」
くのいち「スンスンッ……」
侍「遅いでござる!拙者お腹ペコペコでござる!」
くのいち「草でも食ってなさいよ!」
侍「ムシャムシャ、くのいちがすすめてくれる食べ物は美味でござるな!」
くのいち「おにぎり作ってくるわよ!当てつけがましいのよバカー!」
侍「いってらっしゃーいでござる!」
侍「おいしいでござる…おいしいでござる…」
くのいち「ただのおにぎりじゃない」
侍「ただのおにぎりなれどくのいちの愛をひしひしと感じるでござる」
くのいち「気持ち悪い、死ね!」
侍「毎朝食べたいでござるな」
くのいち「あんた奥さんいるでしょ」
侍「…………」ポロポロッ
くのいち「どしたの!?」
侍「な、涙が止まらんでござる……
くのいちがおにぎりにワサビをいれるから」
くのいち「いれてないわよ!」
くのいち「どう、攻略できそうなの?」
侍「姫様の部屋は七階のここでござるが
三階より上は窓からは入れぬ仕組みでござるからなー」
くのいち「中から攻めるしかないならうぐいすばりに気をつけなさいよ」
侍「この城にはうぐいすばりはないでござる
あったとしても拙者なら問題ないでござる」
くのいち「あんた本当に侍?」
侍「忍者もやれるでござる」
くのいち「あ、そー」
侍「ニンニン」
くのいち「言わないわよニンニンなんて」
侍「くのいち……」
くのいち「な、なによ……」
侍「………」
くのいち「ちょっと……」
侍「………」
くのいち「………」キュッ
侍「やっぱり手伝ってほしいでござる」
くのいち「わ、わかったわよ……」
城
侍「………やはり門前は手薄でござるな」
くのいち「こんなもんよ、平和なんだから」
侍「鬼は中にゾロゾロとでござるか……
では手はず通り頼んだでござるよ」
くのいち「はいはい……煙玉投げればいいんでしょ!」シュ
バフンッ
警備「な、なにごと!?であえーであえー!!!」
くのいち「………」シュシュシュ
侍「ご免………」ゴスッ
警備「うっ!」
侍「忍法早着替え!」
警備「どこにいる!!」
侍「裏だー!門前の煙玉は囮でござ、囮だー!!」
警備「数名裏に確認に行け!」
くのいち「………」
警備「いたぞー!!三階の窓から中に入るつもりだ!」
警備「至急戻り三階窓付近の警備だ!」
侍「わかった!いや待て!俺が増援を呼びに行く!」
警備「頼んだ!」
侍「者共ー!くせ者だ!であえーであえー!!」
警備「くせ者はどこだー!!」
侍「くせ者は三階の窓から侵入した!
俺は上に行きその旨を殿に報告し指示を仰ぐ!
それまで四階への通路を封鎖しておけー!」
警備「待て!警備長に」
侍「警備長はこの時間休憩中であろう!
賊の企みがわからぬのだ!伝えておかねばならぬ!
ことは一刻を争うのだ!!」
警備「わかった!!」
くのいち「…………」
鼠「チューチュー!」
くのいち「ヒィッ!」
警備「……!?天井裏だ!!槍をもてい!」
くのいち「しまった!」
警備「あそこから声がしたぞ突けー!!」ドスドスドスドスッ
くのいち「ヒーッ!!」
侍「(くのいちは必ず発見されるでござる
警備長が休憩中の今、警備達はその存在に釘付けになるでござる)」
家老「なんじゃ!貴様!」
侍「報告いたします!!賊めが場内に進入いたしました!!」
家老「なんじゃと!!警備長は何をしておる!!」
侍「警備長は休憩中にて、ことは一刻を争うと考え
この私不躾ながらも参上つかまつりました!!」
家老「わかった!ワシから殿に伝えておこう!お主は警備に戻れ!!」
侍「ハッ!!」
侍「ここからは天井裏を使うしかないでござるな」
くのいち「イターッ!!」
警備「賊め!」
くのいち「待って待って!やだ、やーめーてー!」
警備「…………何か武器を隠しているやもしれぬ!衣服をひんむけっ!!」
くのいち「なんでちょっとためたのよ!ヤラシーこと考えたでしょ!」
警備「……ご免!」
くのいち「イヤー!!……なんてね!煙だ……ないっ!!」
警備「なんだこれ?」
くのいち「煙玉が全部床に落ちてるし着火してるし!!」
バフォーンッ!
くのいち「ゴホッゴホッ!あーもうサイテー!!」
侍「(……頭の中に見取り図入れててもこう暗くては迷うでござる)」
侍「(せめて七階の天井裏に入りたかったでござるー!)」
侍「(ここからはもう姫様の雌の臭いだけが頼りでござる!)」クンカクンカッ
侍「(あっちでござるー!!)」
くのいち「ひどい目にあった……」
警備「であえーであえー!!」
くのいち「バーカ!もうそこに私はいませんよーだ!」
くのいち「仕上げにかからないと!」
侍「(こんばんはでござる~)」シュタッ
姫「…………」
侍「…………」
家老「…………」
殿「…………」
警備長「…………」
警備達「…………」
侍「ウソーでござる」
侍「違うでござる!!一度城に入ってみたかっただけでござる!」
見張り「処分が決まるまで牢獄で大人しくしときなさいって」
侍「違うでござる!!違うでござる!!」
くのいち「ふぁ~……あ、遅いなぁサメラーイ」
くのいち「もしかして捕まった?」
くのいち「まっさかー!サメラーイは捕まらないわよ!」
侍「違うでござる!!違うでござる!!」
チュンッチュンッ
侍「違うでござる~……違うでござる~……」
チュンッチュンッ
くのいち「これは捕まってる……」
侍「違うでござる~……違うでござる~……zzz……」
見張り「ウトウト……」
侍「バカめでござる!鍵奪取ン!」
見張り「そうはいくか!」
侍「クソウでござる!」
見張り「悔しかったら素手で牢獄壊すんだな!」
侍「(その手があったでござる……!)」
くのいち「仕方がないわね!助けてあげるわよ!」
侍「無刀流!」ブワッ
くのいち「へ?……きゃああああああああああああああああああああ」
見張り「うわあああああああああああああああああああああああああ」
侍「姫のもとへ行くでござるー!!」
くのいち「あいつ絶対殺す!」
侍「この時間の姫様の行動は……知らないでござるー!」
くのいち「待ちなさいよ!もうあんたなんて!」
侍「助かったでござるー!」
くのいち「な、なによ?」
侍「……くのいち」
くのいち「だ、だからなによ……!」
侍「…………」
くのいち「わかったわよ!何をしてほしいの!」
侍「この時間の姫様の行動は?」
くのいち「七階の大間で食事よ!」
侍「ありがとうでござるー!」
侍「悪かったことは戦略をたてたことでござる!
最初から強行すればよかったでござる!」
警備「………」
侍「隠れみの術」
警備「………」
侍「忍び足」
警備「………」
侍「さよならでござるー」
警備「………」
侍「拙者にかかれば天井にへばり付いて移動することなど容易いでござる」バキッ
侍「木が腐ってるところまでは知らんでござるよ~!」シュタッ
警備「何やつ!」
侍「無刀流・下段!」ブワッ
警備「うわあああああああああああああああああああああああ」
侍「チィッ!黙って倒れればいいものを大の大人がぎゃあぎゃあ」
警備「であえーであえー!!」
侍「忍法早着替えの術!」
警備「何事だ!」
侍「賊を捕らえたでござる!」
警備「お前昨日のやつだろ!」
侍「アチャーでござる」
侍「今日は捕まってやらんでござる!」
警備「ひっとらえろー!!」
侍「知ってるでござるよー!ここから上は警備がいないでござる!
だからこの階段にありったけマキビシ撒くでござる!」
警備「ぐわぁ!!」
警備「箒だ!箒をもてーい!!」
侍「さて後は侍女と家老達と殿と姫か」
侍女「何やつ!」
侍「お姉さん、美人でござるなー!」
侍女「戯言を斬り捨てご免!」
侍「乳首ツンツンしちゃうでござるよ!」
侍女「破廉恥な!」
侍「おしいでござる!おしいでござる!
拙者お姉さんもお持ち帰りしたいでござる!」
侍「とりゃりゃりゃりゃりゃ!!」
侍女「う……ん……」
侍「おはようございますでござる!」ガタッ
姫「何事です!?」
侍「もうシャラくさいことはやめでござる!」
姫「……何をするのです」
侍「侍女の持ってた脇差しでできるでござるかな?やってみるでござる!」
侍「お師匠様流!」ブワッ
姫「壁を斬り落としたと言うのですか!?
あなた様は本当に人の者ですか!」
侍「そんな些細なこと知らんでござる!ヨイショ!」
姫「キャアア!!」
侍女「………」
侍「とぅっ!」
姫「いぃやあああああああ!!!」
侍「落ちたら死ぬでござるよ!しっかり拙者にしがみついとくでござる!」
くのいち「きた!」
侍「糸はしっかり張っているでござるかー!!!」
くのいち「ゲッ!なんで三人になってんのよ!
知らないわよ!!きれても!!」
侍「………ふんっ!」ガシッ
くのいち「仕方がないわね!一人こっちに投げなさいよ!!」
侍「落とすなでござるよ落とすなでござるよ!!」
くのいち「落とさないわよ!!……たぶん」
侍女「………」ポイッ
くのいち「あっ、えっと、あっ!キャ!」ガシッ
くのいち「イッターっ!!」
侍「あばよーでござる!」
くのいち「ちょっと!待ってよ!私人を抱えてなんて走れない!」
侍「走るでござる!!」
くのいち「サメラーイ!あんたが勝手に一人増やしたんでしょ!」
侍「騎馬隊のご登場でござる!」
くのいち「ゲッ!」
侍「走れ走れでござるよ!!」
くのいち「あんた本当に殺すからねー!!」
侍「お楽しみの時間でござるー!」
姫「やめてください!」
侍「そ、そそるでござる……」
姫「ケダモノ!」
侍「ゾクゾクしてきたでござる!拙者まぞというものかもわからぬ!」
くのいち「……おわったー?」ソローリッ
姫「この変態!」バシンッ
侍「あああっ!もっと、もっとぶってほしいでござる!」
姫「けがらわしい!」バシンッ
侍「ああっ!気持ちいいでござる!」
くのいち「(なんなの、これ!?)」
くのいち「…………」
姫「ほらほら!縛られてどうなの!?」
侍「あふっ!ぐる゛じい゛!」
姫「苦しいだけかい!?」
侍「でも、気持ちいいでござるー!!」
くのいち「(性格が変わってる……)」
くのいち「うわぁぁぁん!!なんか変な感じするー!!」
くのいち「サメラーイがね……」
侍女「それを私に相談しますか……?」
くのいち「叩かれて喜んでたの……」
侍女「えぇ……」
くのいち「どう思う、おかしくないかな?」
侍女「……えぇ……」
侍女「母から聞いたことがあります
世の中には叩いて喜ぶ殿方と叩かれて喜ぶ殿方の二種類がいると」
くのいち「そうなんだ!」
侍女「しかし私は叩かれて喜ぶ殿方をみたことがありませぬ」
くのいち「サメラーイは西洋帰りだからかな?」
侍女「そうかもしれませぬ」
くのいち「じゃあ私、叩いてくるね!」
くのいち「サメラーイ!」
侍「ふぅ……なんでござる、くのいち?」
くのいち「そりゃー!」バシンッ
侍「…………」
くのいち「どう?」
侍「くのいちがそんな野蛮人とは知らなかったでござる」
くのいち「………へ?」
侍「もう知らんでござる!絶交でござる!」
くのいち「な、なんでよー!!」
侍「…………」ツーンッ
くのいち「なんでよー!!」
くのいち「…………」
侍女「………」バシンッ
侍「ああっ!もっとぶってほしいでござる!」
侍女「こうですか?」バシンッ
侍「ひいっ!!」
くのいち「なんでよー!!!」
侍女「………」バシンッ
侍「………なんか違うでござる」
侍女「………」
侍「………お尻バチーンッでござる!」バシンッ
侍女「いっ!!や、やめ」
侍「………」バシンッ
侍女「ろっ!!やめろ!!!」
侍「………」バシンッバシンッバシンッ
侍女「くぅ!!んーッ!!」
侍「………」
侍女「下郎!叩くn」
侍「………」バシンッ
侍女「んっ!!」
侍「フヒヒwww」
侍女「触るな!!」
侍「山芋を乳首につけるでござる!」ベチッ
侍女「んっ!………んーっ!!」
侍「拙者良い子でござる!言われたことは守るでござる!」
侍女「くっ!…っ……っ……っん!」
侍「…………」
侍女「触るなとっ……っ……言っても触っていた!ふっ!
………~~~~~~~~ッ!!」
侍「拙者心を入れ替えたでござる!人の言うことはきくでござる!」
侍女「……ッ!」
侍「…………」
侍女「……!取って取って!私の体さわって良いから取ってー!!」
侍「何をとるでござるか?」
侍女「やあいお!やあいお!」
侍「どこのでござるか?」
侍女「………~~~~~~~~ッ!!」
くのいち「………」
侍女「あひあひっ!!」
侍「ハアハア」パコパコッ
侍女「ああああああああああああああああああああああああああ」
侍「……うっ」ビュルッビュルッ
侍女「ふぅふぅ……」
侍「三連発いってみるでござるー!!」パコパコッ
侍女「も、やめへやめへ……!」
くのいち「やっぱりなんか違うしぃー!!!」
くのいち「サメラーイ!」
侍「………」ツーンッ
くのいち「山芋私に塗ってもいいよ!」
侍「………」ツーンッ
くのいち「自分でぬっちゃう!」
侍「………」ツーンッ
くのいち「かゆいよ~!サメラーイ、とってぇ」
侍「………」ツーンッ
くのいち「サメラーイ!サメラーイ!あ、ホントに痒いわね……」
くのいち「うわぁぁぁ!!!痒い痒い痒い!!」
侍「………」ツーンッ
くのいち「くぅ!洗ってもかゆい~!」
そのときくのいちも侍も気づいて居なかった
放置プレイという愛の形に
侍「くのいちはほっとくとゾクゾクするでござる」
くのいち「なんか、快感」
侍「じゃあ達者で暮らすでござるよ!」
姫「フンッ!」
侍女「…………」
くのいち「いーの?」
侍「拙者捕獲も解放も早いことで有名でござるよ!」
姫「じゃあねゲス!」
侍女「下郎が!」
侍「姫様は嫁にいったら酷いことになるでござるな」
くのいち「あんたがしたんでしょうが!」
白人「えっさほいさえっさほいさ」ガシッ
侍「………!?」
白人「借金返せー!!」
侍「は、離すでござる!!」
くのいち「サメラーイ!!!」
侍「今鎖国中でござるよ!!」
白人「借金に国境線などない!!」
侍「む、むちゃくちゃでござる!!!」
くのいち「サメラーイ!!!!」
侍再び西洋へ
終わり
543 : 以下、名... - 2009/08/14(金) 12:57:15.17 UaXHt0BaO 126/197
終わった
552 : 以下、名... - 2009/08/14(金) 13:01:04.54 AOgo8riyO 127/197
おつかれさま!
スレ的にもこのへんで終わりがいいと思う
侍「ちょっと待つでござるー!」
白人「待ってくださいよー!」
女海賊「野郎ども!やっちまいな!」
侍「待つでござる!待つでござる!」
白人「待ってくださいよー!」
拝啓くのいち殿
拙者の乗った船は西洋を目前にして海賊に略奪されているでござる
侍「命だけは!命だけは勘弁してほしいでござるー!」
女海賊「おや、珍しい。ジパングからの客人かい?」
侍「和の国にござる!」
女海賊「金を持ってるだろう?出しな」
侍「和の国の者がみな、金を持っていると思ったら大間違いにござる!」
女海賊「使えないねえ……」
侍「拙者の金から出る液体ならいくらでもあげるでござる」
女海賊「やっちまいな!」
侍「嘘にござる!嘘にござる!」
侍「なんでもするから助けてほしいでござる!」
女海賊「なんでも?」
侍「拙者仕える主を見つけたでござる」
女海賊「ジパングの型式はなんとなくむず痒いねぇ」
侍「では!」
女海賊「誰かこいつを縛って船に積み込め!」
海賊「へい!」
侍「待つでござる!拙者男に縛られる趣味はないでござるよ!」
女海賊「縛れ!」
海賊「へい!」
白人「侍さーん!戻ってきてくださーい!借金返してくださーい!」
侍「あーれーでござる!」
女海賊「出航だー!錨をあげろー!!」
海賊「へい!」
侍「甲板掃除にござる!とりゃー!」ゴシゴシッ
海賊「もっと腰をいれろ!」バシンッ
侍「いったーいでござる!!」
海賊「さっさとやれ!」
侍「やるでござる!やるでござる!」ゴシゴシッ
海賊「遅い!」バシンッ
侍「痛いでござるー!!」
侍「……拙者をロープで縛ってどうするつもりでござるか?」
女海賊「降ろせ!」
海賊「へい!」
侍「待つでござる!このままでは溺れてしまうでござるー!」
女海賊「お前を餌にサメを釣るんだよ!」
侍「し、死んでしまうでござる!堪忍でござる!堪忍でござる!」
海賊「敵船だー!」
女海賊「よし、人間砲だよ!」
ドンッ
侍「拙者が弾にござったかー!」
敵海賊「なんだ、こいつ?敵か?」
侍「ひいっ!違うでござる!違うでござる!」
海賊「時化だー!」
侍「錨をあげるでござる!」
海賊「国の討伐隊だー!」
女海賊「サムライが半分の指揮を取れ!」
侍「行くでござる!野郎ども!」
海賊「おおおおっ!!!」
海賊「副キャプテン!」
侍「騒々しいでござる!!」
領主「また海賊のニュースか、ナンセンスだろう
ここには海がないと言うのに」
爺「凄い海賊が暴れ回っておりますからね」
魔女「手配書のこれ……お侍さんじゃないかしら」
領主「本当だ、しばらくみないと思ったら、侍君海賊をやっていたのか」
爺「副キャプテンにございますな」
領主「彼は何をやっているんだ?」
魔女「さぁ……?」
侍「キャプテンの太ももにすりついちゃうでござるー!」
女海賊「やめなよ!」
侍「やめられないとまらないでござる!」
女海賊「やめろ!」
侍「いーやーにーごーざーるー!いーやーにーごーざーるー!」
女海賊「もう女は捨てたんだよ!」
侍「男が太ももさわられたくらいでぎゃあぎゃあわめくなでござる!」
女海賊「そ、それもそうだな!」
侍「すりすりにござるー」
女海賊「やっぱり気持ち悪いよ!」
女海賊「伝説の島へ行こうと思うんだがどうだ?」
侍「伝説の島でござるか?胡散臭いことこの上ないでござるな」
女海賊「胡散臭いことなんてないさ」
侍「キャプテンったら乙女チックにござるー!」
女海賊「うるさいよ」バシンッ
侍「痛いでござるー!」
女海賊「その島は昔王国が栄えていた」
侍「ほぅ、それはお宝たんまりでござるな!」
女海賊「島の名をアトランティスという」
侍「あとらんちすにござるか
和の国でいう鬼ヶ島のようなところでござるな」
女海賊「……?……そうだ?」
侍「鬼の住処には行きたくないでござるなー……」
女海賊「なかなか現れない島で一度行ってみたかったんだけどね」
侍「なかなか現れないでござるか?」
女海賊「一説によると海底と海上を往来するとかなんとか」
侍「ほっほーう、からくりにござるな!」
女海賊「……?……そうだ?」
侍「キャプテンは知らんと言えん人にござるな」
女海賊「危険も多いと聞くからね。仕方ないさ。この話はなしだよ」
侍「と、キャプテンは申しておるがお主たちはどうでござるか?」ガラッ
海賊「この船の進路を決めるのはキャプテンでしょうよ!!」
海賊「気にせず行くと言ってくれれば!!」
海賊「俺たちゃ海底の底までついて行くぜー!!」
侍「と、申しておるでござる」
女海賊「フフッ!行くよお前たち!!」
海賊達「おおおおっ!!!」
侍「拙者もキャプテンの太ももについて行くでござるー!」
海賊「副キャプテンはいちいち変なこと言い過ぎたんだよ!!」ガスガスッ
海賊「このド変態野郎が!!」ガスガスッ
海賊「死ね!!」ガスガスッ
侍「副キャプテンを蹴るやつがあるでござるか!やめろでござる!」
アトランティス
侍「(……嫌な予感がするでござるよ)」
侍「(小舟が一隻、先客がいるでござるな……)」
侍「(…………杞憂でござるな)」
女海賊「何やってんだい行くよ!」
侍「拙者キャプテンの尻を見て歩きたいでござる」
女海賊「殿は任せるよ」
侍「御意」
侍「(……この感じ昔経験したことがあるでござる)」
侍「(なんでござったかなぁ~……?)」
侍「(思い出すでござる)」
女侍『背中を預ける!』
侍『拙者背中より尻を預かりたいでござる!』
女侍『触るな!』
野武士『どりゃ!!』ズバッ
侍『ぐぅっ!!不覚……!!』
侍「(違うでござるな~……)」
海賊「ぎゃああああああああああああああああああああ」
侍「!?」
女海賊「どうしたんだい!?」
海賊「数人落とし穴に落ちて」
侍「落とし穴とは古典的でござるな……
しかし、槍を敷き詰めているだけでこうも悲惨になるでござる」
女海賊「………」
海賊「ぎゃああああああああああああああああああああ」
侍「また落とし穴でござるか!?」
海賊「違うよ副キャプテン!槍が飛んできた!!」
侍「(お、思い出したでござる!この感じは)」
侍「(からくり屋敷のそれと同じにござる!)」
くのいち『ヒーッ!!サメラーイ!!』
侍『ぶら下がって何をしているでござるか?』
くのいち『罠にかかったのよ!助けなさいよ!』
侍『拙者くのいちの垂れを切る作業で忙しいでござる!』
くのいち『もういいわよ!自分で逃げるもん!』
侍『クナイでロープを切るとは起用でござるな』
くのいち『私をなめないでよね!』シュタッ
カッコンッ
くのいち『ヒーッ!!』
侍『器用でござるな』
女海賊「退避ー!!」
侍「早計にござる!」
女海賊「なんで!?」
海賊「ぎゃああああああああああああああああああああ」
侍「からくり屋敷の序盤の罠はいわば囮にござる!
序盤は行きより帰り、引き返しのときに動く罠が定石にござる!」
海賊「ぎゃああああああああああああああああああああ」
侍「このままでは全滅にござる……!」
海賊「副キャプテン!俺たちが罠除けになりやす!」
海賊「キャプテンをつれて逃げてください!」
侍「任せるでござる!」
女海賊「誰がそんなことしてくれと頼んだんだい!?」
侍「ご免!」ガスッ
女海賊「うっ!」
侍「今日ばかりはキャプテンの理想にはつき合えんでござる
頭を生かすように動くのが仕える者の使命にござる!
断じて拙者が生き残りたいだけじゃないでござる!」
海賊「本当ッスか?」
侍「ホントウ ニ ゴザル ヨ」
海賊「ぎゃああああああああああああああああああああ」
侍「ミゲル!!」
海賊「ぎゃああああああああああああああああああああ」
侍「ラスティ!!」
海賊「ぎゃああああああああああああああああああああ」
侍「ニコルウウウ!!」
海賊「ぎゃああああああああああああああああああああ」
侍「ハイネエエエ!!」
メガネ「はわわわわ!!た、助けてぇ!!」
侍「……!?女の臭いがするでござる!!」
侍「……いた!!今助けるでござるー!!!」
メガネ「あ、ありがとうございます!!」
侍「中の上でござるなー……」
メガネ「助けてぇ……!」
侍「とりあえず助けるでござ」カッコンッ
侍「うひょーーーーーーー!!!!」
侍「しまったでござる罠にかかった仲間を助けようとしたときに動く
近くに仕掛けられる罠もまた、定石でござった……」
メガネ「はわわわわ!!」
侍「高いところに吊られてようやくわかるでござるな……」
海賊「…………」
海賊「…………」
海賊「…………」
侍「全滅でござる」
女海賊「う……、……どこだいここは」
侍「海の上でござる……」
女海賊「あいつらはどうした!?」
侍「全滅したでござる……」
女海賊「そんなわけがあるか!引き返すんだよ!」
侍「黙れでござる!!!」
女海賊「……!」
侍「………船はあそこに置いてきたでござる
三人じゃあ動かせないでござるからな」
メガネ「あ……、これ私が乗ってきた小舟です……」
女海賊「………」
侍「そんなにシンミリしてたら、拙者が太ももすりすりするでござるよ!」
メガネ「わ、わわわ~!!」
侍「見られる行為をたまらんでござる~!」
女海賊「…………」
侍「今日のキャプテンはつまらんでござる……」
メガネ「………」ビクッ
侍「どーれ新参のおへそをクリクリしちゃうでござるー!」
メガネ「イヤーー!!!」
侍「でべそでござった……信じられんでござる……」
侍「岸が見えたでござるー!」
女海賊「…………」
侍「キャプテンの乳首つねっちゃうでござるー!」
メガネ「…………」
侍「メガネもキャプテンの乳首つねるでござる」
メガネ「わ、私できませんよ~……!」
侍「やるでござる」
メガネ「はわわわわ……」
侍「拙者の国では死者を供養する風習があるでござる
短い時間とは言え同じぱんを食べた仲間の亡骸をあそこに
放置することはできんでござる」
女海賊「…………」
侍「拙者はコマを揃えてまたあそこへむかうでごさる」
女海賊「…………」
侍「……、……キャプテンはそこでウジウジしてればいいでござるよ!
もう知らんでござる!!キャプテン阿呆ー!!!」
メガネ「侍様!待ってぇぇぇ!!」
領主「久しぶりだね、侍君!」
侍「久しぶりでござる!」
メガネ「…………」
魔女「いらっしゃい……」
侍「拙者、領主殿を漢と見込んでお願いを申しに参ったでござる」
領主「堅いな、何かあったのなら聞こう
爺、ティータイムにしよう」
爺「わかりました。メイドや」
メイド「はぁ~い!」
侍「そうしたらでござる!くのいちが馬鹿でござってなー!」
領主「ワハハハハ!」
侍「こけるやつがあるでござるか!?」
魔女「ンフフフ……」
侍「思わず拙者くのいちを足蹴にしたでござる!」
領主「正解!それ正解!ワハハハハ!」
チュンッチュンッ
侍「話がそれて一晩無駄に過ごしたでござるー!!
領主殿ー!領主殿ー!」
侍「姫様が拙者にニッコリ微笑んだ!恋にござるよ!」
領主「そうだ!いけると思ったらいくんだ!」
侍「そうでござる!」
チュンッチュンッ
侍「何でこうなるでござるかー!!」
領主「アトランティスねえ……」
メガネ「はい……」
領主「おとぎ話だろう?そもそもそんな王国が実際にあったなら
証拠となる何か、例えば国旗なりがあるはずだが
文献にすら証拠となるものは残っていない」
メガネ「証拠ならありますよ!」
領主「その証拠は専門家の意見で否定されている」
侍「魔女殿ー!夜の手合わせを願いたいでござるー!」
魔女「お侍さんはダメよ、むちゃくちゃやりそうだもん……」
侍「たまには乱れてみるでござる!」
魔女「イヤよ……」
領主「侍君!君が行ったところはどんなところだったんだい!?」
侍「今忙しいでござる!」
メイド「ショーターイム!」
侍「ヒュー」
爺「ヒュー」
魔女「ヒュー」
領主「……話にならんな」
メガネ「あの人なんなんですか~……?」
領主「からくり、和の国の動く人形かい?」
侍「それも一種でござるな」
領主「罠だらけの島、僕は何をすればいい?」
侍「罠の知識に長けた優秀な人材の情報がほしいでござる
拙者では西洋の罠はわからんところが多いでござる」
領主「使えるかは知らないが優秀な怪盗なら知っている」
侍「怪盗でござるか」
領主「予告状を出し厳戒体制がしかれた場所から獲物を盗み出す大怪盗さ」
侍「ほぅ、スキをつく忍者とは正反対でござるな
西洋はやはり見せたがりが多いでござるか?」
メイド「みて~!」
領主「ああ、みんな目立ちたがり屋なんだ」
侍「拙者、その姿勢大好物でござる!」
侍「してその怪盗は?」
領主「予告状が出ている。明日明朝西街の富豪の屋敷
僕の友人なんだ。警備に混じらせてもらえるよう頼んでおく」
侍「領主殿は顔が広いでござるな!」
領主「たまたまだよ」
侍「最悪罠除けに使える怪盗に、頭の切れる領主殿
香の罠は無効化できる魔女に、島の知識に優れたメガネ
そこに全知全能の拙者が加われば!」
領主「全知全能なら僕たちいらないじゃないか」
侍「勝機をみたでござるー!」
領主「ちょっと待って!僕も行くのかい!?」
侍「当たり前でござる」
西街の富豪の屋敷
警備「………」
侍「………」
警備「………」
侍「おなーかーすーいたーでごーざーるー!」
警備「………」
侍「お主たちはお腹空かんでござるか!?」
警備「………」コロッ
侍「あっ!お主あめちゃん食べているでござるな!」
警備「……食べる?」
侍「かたじけないでござる!」
侍「うまいでござるー!」
侍「この厳戒体制のなか本当に来るでござるか?」
警備「来ます。私は八度怪盗にやられました」
侍「(む、無能にござる!)」
警備「…………」
侍「…………」
警備「…………」
侍「…………」ウトウト
警備「めぇっ!!!」
侍「……!?」
侍「(………雌の臭いが微かに……)」スンスンッ
警備「………」
侍「(……どこでござるか?急ににおいだしたでござる……)」スンスンッ
警備「………」
侍「(……………拙者でもわからぬだと!?)」
警備「怪盗だー!!」
侍「……いつの間にか侵入したでござるか!?」
警備「援軍に行くぞ!」
侍「拙者、出入り口を固めておくでござる!!」
警備「わかった!」
侍「さあ、出てくるでござる!
逃げ出したところで拙者の身体能力に勝つことは不可能でござる!」
警備「窓から逃げるぞー!追え、追えー!!」
侍「窓、来るでござるか!?」
警備「クソー怪盗め!また逃げられた!!」
侍「……………」
侍「逆側の窓にござったかー!!」
富豪「まったく!領主様の頼みと君を配置したがとんだ役立たずだ!」
侍「………申し訳ないでござる」
富豪「謝って済む問題じゃないんだよ!!お前たちもだ!!」
警備「……申し訳ありません」
富豪の嫁「ううぅ……代々伝わる嫁入り道具の指輪が」
侍「……申し訳ないでござる」スンスンッ
富豪の嫁「キャアアア!!!」
富豪「何人の嫁の股を嗅いでいる!!なんなんだ君は!!!」
侍「……拙者女の臭いには人一倍鼻がきくでござる」
富豪「だからなんだ!!?」
侍「この女人以外にもこの部屋に女がいるでござる」
富豪「ま、まさか!?」
侍「警備員に扮して怪盗はまだここにいるでござる!」
警備「チェックしろ!!」
侍「(嘘でござるがな)」
侍「(警備していたときに臭った臭い、あれは怪盗のものでござった)」
侍「(しかしまだここにその臭いが残っているでござる)」
侍「(嘘をついて場を混乱させたのは注意をそらすため)」
侍「(ここで怪盗に捕まられても困るでござるからな)」
侍「おはようでござる!」
怪盗「うわっ!?」
侍「こんな煙突の中に女人がいるとは」
怪盗「…………」
侍「下から突き上げたくなるでござるなあ!!」
怪盗「ちょっと!!何!あなた!!」
侍「そりゃそりゃ!」
怪盗「来るな!」ゲシゲシッ
侍「ああっ拙者蹴られると興奮するでござる!」
怪盗「変態!」
侍「頭がおめこに入るでござるー!」グリグリッ
怪盗「変なことしないで!!」
怪盗「煙突から出ればこっちのもんよ!!」
侍「ハアハア……」ヌルッ
怪盗「いや~!蜘蛛みたいに出てきた~!!」
怪盗「来るな!!来るなあああ!!!」スタタタタッ
侍「脚速いでござるな!鍛えられた太ももさわっちゃうでござる!」スタタタタッ
怪盗「いや~!!」スタタタタッ
侍「これは一興でござる!
狩りの気分を味わわせてくれる女人がいようとは」スタタタタッ
怪盗「(な、なんか変な気分になってきた)」スタタタタッ
侍「待つでござる!待つでござる!」スタタタタッ
怪盗「つかまえてごらんなさ~いっ!!」スタタタタッ
侍「服はぎ取っちゃうでござる~!!」スタタタタッ
怪盗「うふふ……」スタタタタッ
侍「あはは……」スタタタタッ
領主「か、怪盗は捕まえたようだね……」
侍「バッチリでござる!」
怪盗「侍様ぁ~ん!」
領主「…………」
怪盗「侍様ぁ~」
侍「どうしたでござるか?」
怪盗「ん~……」
侍「仕方ないでござるな」
領主「はいやめ!そういうバカップルは見苦しい!」
怪盗「侍様ぁ、何この人?」
侍「男の嫉妬は見苦しいでござるよ」
領主「お前らなあ……」
侍「面子は揃ったでござる!いざ、からくり島へ!」
メガネ「アトランティスです……」
領主「ところでその怪盗に望んだ能力はあったのかい?」
侍「知らんでござる」
領主「…………」
侍「怪盗は罠に関する知識に長けているでござるか?」
怪盗「知らなーい」
侍「さぁ、いざからくり島へ!」
領主「不安だよ僕は」
領主「船はレンタルか……、腕のいい船乗りに当たればいいが」
メガネ「私の小舟でいきましょう……!」
領主「小舟、この人数でかい?」
侍「船乗りなら拙者に心当たりがあるでござる」
領主「そうか、期待しておく」
侍「期待しないでほしいでござる」
領主「なら言わないでくれ、頭が痛いよ君と話していると」
侍「あ、スカートめくれてるでござる」
領主「どこどこ!?」
魔女「不安……」
侍「拙者もう一度あの島に行くでござるよ……」
女海賊「私に船を出せと言うのかい?船なんてないよ」
怪盗「侍様ぁ~!」
領主「よしときなよ、真面目な話のようだ」
侍「勘違いしないでほしいでござる、拙者は……」
女海賊「…………」
侍「キャプテンの太ももすりすりしに来ただけでござる!」
魔女「真面目……」
領主「なんだかなー」
侍「拙者この太ももを忘れられんでござる!」
侍「足蹴にされたことも膝枕してもらったことも
素またしてもらったことも忘れられんでござる!」
女海賊「してないだろう……」
侍「と、いうわけでござる!
早く船を出してほしいでござる!
船ならあのボンボンがいくらでも借りるでござる!」
女海賊「二転三転と……」
侍「拙者キャプテンの船以外には怖くて乗れんでござる!」
女海賊「わかったよ」
女海賊「出航だよ!」
侍「御意!」
領主「なんで僕が帆を張らなきゃならないんだい!?」
侍「キャプテンを見るでござる!」
領主「ほぅ、尻が見える!こりゃ絶景だな!」
侍「フヒヒwww拙者、ここが船で一番好きな場所でござる!」
女海賊「………」サッ
侍「隠すなでござる!!」
領主「隠すんじゃない!!」
メガネ「(………三人で動かしてる……)」
侍「到着でござる!」
女海賊「早く行こう!」
領主「待て!!……ゼー…ハー…ゼー…ハー……
こ、ここからは…ゼー…僕の指示に…ハー…従ってもらう」フラッ
魔女「領主様!?」
侍「軟弱者でござるな~」
くのいち「西洋の新聞裏経路から入手!
サメラーイ載ってたりして!」
『海賊壊滅、女船長を筆頭とした海賊団が謎の壊滅を遂げた』
くのいち「西洋の字読めないのよね私」
くのいち「この写真……サメラーイじゃん!」
くのいち「元気にやってるみたいで良かったー!」
領主「話に聞く限り人が住める構造じゃあない
島全体が罠地獄だ」
侍「そうでござるな」
領主「来てみてわかったがここは要塞だ
海岸線に大砲を固定していた跡がある
上陸し侵攻してこようとする敵軍
それをさせないための罠なのだろう」
領主「なんでそんなものがここにあるかは知らないが
要塞に使うのであれば軍人が
城に入るための安全なルートがあるはずだ
侍君と怪盗は島を回りながらそのルートを探してくれ」
侍「わかったでござる!」
怪盗「行きましょ侍様!」
領主「それと島の形を大体でいい、紙に記してくれ」
侍「任せるでござる!」
女海賊「私は!?」
領主「待機だ」
女海賊「そんな!」
領主「大切なことだ
最悪の場合、数人捨ててでも島から逃げだす用意がいる
それを任せると言っている」
女海賊「貴様それでも!」
領主「あまり幻想を抱くな、そういう場所に入ったんだ」
領主「メガネ、アトランティスの情報をあるだけ教えろ
魔女も共に聞け、神やら悪魔やらの類の話は
こんな歴史を元につくられている場合が多い
聞けば何か共通点が見つかるかもわからん」
領主「(帰りたいよ!本気で帰りたいよ!
帰ると言っても侍君はきかないだろうし!
満足するまで時間を潰すしかないじゃないか!)」
侍「…………」ブラーンッ
怪盗「…………」ブラーンッ
侍「早々に罠にかかってしまったでござる……」
怪盗「とぅっ!!」シュタッ
侍「とりゃ!!」シュタッ
カッコンッ
怪盗「いや~!!」ブラーンッ
侍「うひょーー!!」ブラーンッ
怪盗「…………」
侍「蟻地獄のようなものでござるな」
侍「…………」
怪盗「…………」カッコンッ
怪盗「そう何度も同じ手にはかからない!」シュバッ
ヒュンヒュンッ
侍「うひょーーーーー!!!!槍がーーー!!
拙者かかってないでござるのにー!!!」
怪盗「ご、ごめんなさい侍様……」
侍「命が残ったからよいでござるよ……」
侍「(罠除けのつもりが罠被せになっているでござるー!!)」
怪盗「………」カッコンッ
ヒュンヒュンッ
侍「避けるでござるー!!!!」ガバッ
怪盗「………侍様ぁ」
侍「罠にかかったの怪盗ならわかったでござろう!!?
なんで避けないでござるかー!!!」
怪盗「だって避けたら、侍様に当たっちゃうから……」
侍「拙者、自分のことは自分でやるでござる!!
横で女人に死なれても困るでござる!!」
怪盗「侍様ぁ~……」
そのとき侍はようやく気づいた
侍「(ぎ、技量は高くとも、くのいちより使えないでござる……)」
領主「つまりこれは……」
魔女「えぇ確実に……」
メガネ「…………」
領主「アトランティスではない」
魔女「…………」
メガネ「…………」
領主「まいったな、もっとよく話をきいとくべきだった」
魔女「領主様は思ったよりも無能ですわね……」
領主「ああ、自分でもはじめて知ったよ」
領主「う~ん、大砲が設置されてあったのだから
そう遠い歴史の遺産ではないと思うんだ」
領主「だがこの島にある罠はどうも古臭い
八百年以上前に確立している形式だ」
領主「構造の簡単な古い罠は長いことその役割を果たすからね」
メガネ「島に罠を仕掛けた時代と
大砲を設置していた時代を切り離してはいかがでしょう?」
領主「君賢い!なるほどそう考えると……」
領主「ティータイムにしよう」
メガネ「はわ!?」
侍「なんでこんな簡単なことに気づかなかったでござるか!」
怪盗「木の上を枝をつたって移動すれば罠なんて怖くない!」
侍「フヒヒwwwこうなればこっちのもんでござるー!」バキッ
怪盗「侍様ぁ!!」
侍「枝が折れるまでは知らんでござるよ」シュタッ
カッコンッ
侍「うひょーーーーーー!!!」ブラーンッ
侍「遊んでいる暇はないでござる!」
怪盗「罠のないルートを見つけないと!」
侍「そういえば……」
怪盗「侍様?」
侍「拙者、この島に来て動物を全く見ていないでござる」
怪盗「……そう言えば確かに」
侍「なぜでござるかね?」
怪盗「さぁ……?」
侍「ここが罠のないルートだと信じ……拙者突貫するでござる!」カッコンッ
侍「うひょー!!!」
怪盗「今度は私が!」カッコンッ
怪盗「いぃ~やぁ~!!」
侍「ないのではないでござろうか?」
怪盗「私もそう思います」
侍「断崖絶壁でござるな……落ちれば海に真っ逆さ」ガゴッ
怪盗「侍様ぁ!!」
侍「ウソーでござる……」ヒュゥルリー
怪盗「侍様ぁ!!侍様ぁぁあああ!!!」
侍「……拙者、この程度では死なんでござる!」ガシッ
ビリッ
侍「ぬ、布!?」
ドボーンッ
怪盗「侍様ぁぁぁああああああああああああああああああ」
侍「死ぬかと思ったでござるよ……」
怪盗「侍様ぁ!!」
侍「しかし、これでようやくわかったでござるな」
怪盗「……侍様にもしものことがあれば私は私は」
侍「岩模様の布で隠されていた断崖の岩穴
あれが本当の出入り口でござったか……」
怪盗「……侍様ぁ侍様ぁ」
侍「ぴーぴーとうるさいでござる
鬱陶しいでござる」
怪盗「侍様ぁ……」
侍「拙者、あの程度では死なんでござる
拙者を信じられんならコンビ解消でござる」
領主「この島を要塞として使うのであれば南の蛮族と戦うときか……」
メガネ「南の蛮族との戦いは、約百年前ですね……」
領主「どうみる?」
メガネ「と、言われましても……」
領主「……逆に考えれば北の種族と戦うときも要塞として使える」
メガネ「あっ、なるほど……!」
領主「仮説だが、ここは百年前まで蛮族の領土だった
百年前に占領したんだ、この島を、こちらが
古い罠は蛮族のもの
大砲の痕跡はこちらのものだ」
魔女「思い出したわ……」
魔女「呪いの島……
へぇ……ここがそうだったの……」
領主「……伝説のアトランティス、要塞、呪いの島
ころころと呼び名の変わる……
こちらがわかるように話せ」
魔女「黒魔術の歴史にはロストした……
この場合は正確にはロストさせた……かしら……?
そういった表向きには出せない歴史も記されているの……」
領主「(そんなことしてたから魔女狩りなんかにあうんだ)」
魔女「蛮族の黒魔術という項目があって……そこに
立ち入った者が謎の死をとげる蛮族の島があったとか……」
領主「謎の死?罠にかかり死んだのではないのか?………!」
領主「あーっ!!!」
メガネ「あーっ!!!」
859 : 以下、名... - 2009/08/15(土) 07:57:27.50 E+6QbxLGO 195/197
本当に書くのがつらいんです
罠抜け遊びでいやんばかんうふん書こうと思っていたら
気づいたらこうなっていたんです
もう、無理
919 : 以下、名... - 2009/08/15(土) 17:58:27.20 E+6QbxLGO 196/197
正直、終わり方悪くてすまんかった
957 : 以下、名... - 2009/08/15(土) 23:22:03.81 mGKMh5KP0 197/197
おもしろかったでござる
おつかれでござる