ハルヒ「深キョン?」
キョン「違ぇわボケ!」
ハルヒ「そうだ!あたしがもっといいあだ名付けてあげる!」
キョン「もう地雷臭がする」
ハルヒ「キョン…キョン…」
キョン「そこから派生すんのか」
ハルヒ「……ひらめいたっ!」
キョン「出来ればひらめいて欲しくなかった…」
ハルヒ「あんたは今日からションよ!ション!」
キョン「……」
キョン「…卑猥だ!」
ハルヒ「なんかあんた今カッコイイわよ」
元スレ
キョン「いい加減キョンって何なんだよ…」
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1261787538/
キョン「キョン」
ハルヒ「キョン…」
キョン「間抜けだ。いつ聞いても間抜けな響きだ」
ハルヒ「えー?あたしはキョン好きよ」
キョン「……」
ハルヒ「…あっ」
ハルヒ「違うからね!?あんたじゃなくて、あんたのあだ名が好きっていうか…」
キョン「んなもん分かってるっての」
ハルヒ「な、何よその目は…!何でニヤついてんのよ!」
キョン「ハルヒ」
ハルヒ「は、はい」
キョン「髪食ってるぞ」
ハルヒ「へ?…あ、うん、ありがと」
ハルヒ「髪長くなってきたのかしら」
キョン「ちょっと伸びたか?」
ハルヒ「ちょっと伸びたわね」
キョン「ふーん…」
ハルヒ「…何よ」
キョン「いや、髪型コロコロ変えてた時が懐かしいなと」
ハルヒ「あんたが?」
キョン「お前だよお前」
ハルヒ「月曜日は1」
キョン「は?0じゃないっけ?」
ハルヒ「え?」
キョン「ん?」
ハルヒ「もうどうでもいいわ」
キョン「いいのかよ…」
キョン「今から、変な事言っていいか」
ハルヒ「何よ、結局いつも通りじゃない」
キョン「俺はいつからそんな奴になったんだ!」
ハルヒ「じゃああたしも変な事言っていいかしら」
キョン「…あの…、まだ俺何も言ってないんですけど…」
ハルヒ「あたしが中学の時なんだけど。ガチ変人に会ったわ」
キョン「……」
ハルヒ「なんか可愛い子をおぶっててさ。急性居眠り病だかわけわかんない事言って」
ハルヒ「襲われそうだったから、ライン引き手伝わせてやったわ」
キョン「…なんでだろ、目から汁が」
ハルヒ「きょ、キョン?」
キョン「襲ったりしねぇよ!ホントに急性居眠り病なんだよ!くそおぉぉお!」
ハルヒ(へ、変人だわ!!)
ハルヒ「どうよ」
キョン「って言われても」
ハルヒ「すごくない?」
キョン「別に…。ただの折り鶴だろ」
ハルヒ「あたしじゃなくて。これ考えた人よ」
キョン「まあな」
ハルヒ「ほら」
キョン「二匹目!?」
ハルヒ「ちっちゃいので折ると結構可愛いのよね」
キョン「確かに」
ハルヒ「ほい」
キョン「でかっ!」
ハルヒ「A3プリントで折ってみました」
キョン「お前は授業中何やってんだよ…」
ハルヒ「ボクサーパンツって、男女共にはける唯一のパンツだと思うの」
キョン「やめとけ」
ハルヒ「ふふ…。言うのが遅かったわねキョン」
キョン「ま、まさか…!」
ハルヒ「なんかふとももまでぴっちり締まるから、変な感じだわ」
キョン「やりやがった!」
ハルヒ「マジよ。見てみる?」
キョン「はい!」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「…嘘よ。はくわけないじゃない」
キョン「な、なんだ、びびった…」
ハルヒ「今日はピンクです」
キョン「流石ッスね涼宮先輩!」
キョン「おい!いつの間にか話題がずれたぞ!」
ハルヒ「うるさいから大声出さないで」
キョン「俺のあだ名の話だったろ」
ハルヒ「ションで決まったじゃない」
ション「もうキョンでいいや」
ハルヒ「ダメよ。妥協は許さないわ」
キョン「始まったよ」
ハルヒ「ビョン!」
ビョン「ど、どうした?」
ハルヒ「あだ名」
キョン「あ、あだ名か」
ハルヒ「ピョン?」
ピョン「頼むから○ョンから離れてくれないかな」
ハルヒ「キュン!」
キュン「悪化した!!」
ハルヒ「ねーねーピョン」
キョン「もうなんでもいいから統一しようぜ」
ハルヒ「じゃあ…ジョン!」
キョン「!!」
ハルヒ「なんかしっくり来るわね!ジョン!」
ジョン「俺の最終手段が…」
ハルヒ「流石あたし。末恐ろしい才能だわ」
ジョン「どんな才能だよ」
ハルヒ「良かったじゃないジョン。キョンに不満を持っていたんでしょ?」
ジョン「…俺もお前にあだ名を付ける!」
ハルヒ「!!」
ジョン「ふふ…聞いて驚けそして苦しめ!」
ジョン「ハルヒ!お前は今日からハルハルだ!」
ハルハル「案外普通だったわね」
キョン「だー!もうわかりにくい!」
ハルヒ「あんたがいけないんでしょ!キョンはキョンなんだからキョンで満足してなさいバカキョン!」
キョン「キョンキョン言うな!」
ハルヒ「じゃああんたも、あたしを『お前』って呼ぶの止めてくれない?」
キョン「んなっ…」
ハルヒ「いちいち不快なのよ」
キョン「じゃあどう呼べってんだ」
ハルヒ「名前で呼んでよ」
キョン「……」
ハルヒ「ほら。早くしなさい!」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「…あ、あらためて言うってのも…恥ずかしいな」
ハルヒ「なにこれキュンっときた」
キョン「は、は、」
ハルヒ「は?」
キョン「ハルヒ」
ハルヒ「はい」
キョン「ふぅ、うまく呼べたぜ」
ハルヒ「ねぇ、あたしツッコミに回りたくないんだけど?」
キョン「ハルヒ」
ハルヒ「何よ」
キョン「今時、片仮名なんて珍しいよな」
ハルヒ「みくるちゃんはどうなんのよ」
キョン「未来では、平仮名が主流になってんのかもしれん」
ハルヒ「?」
キョン「あーあ、俺も名前で呼んで欲しいぜ」
ハルヒ「キョン」
キョン「それ名前ちゃう」
ハルヒ「ちょっとまって。言うタイミングを逃しちゃったんだけど」
キョン「ん?」
ハルヒ「あたしはキョンなんかにキュンキュンしないわよバカ!」
キョン「何の話ですか」
ハルヒ「さっき何かを受信したのよ…!きっとこれはあたしへの挑戦ね」
キョン「思いこみじゃないのか?」
ハルヒ「そうかもしれないけど」
キョン「けど?」
ハルヒ「…あっ!」
キョン「な、なんだよ」
ハルヒ「さっきキョンにキュンってしちゃった!?」
キョン「はぁ?」
ハルヒ「まさか未来予知…?」
キョン「妄想が蔓延ってますな」
ハルヒ「やっぱりそうよね!下着はボクサーよ!」
キョン「またその話題か!」
ハルヒ「怪しい単語があったけど、そこは許してあげるわ」
キョン「お前はどこの誰と交信してるんだ」
ハルヒ「解る人には分かる。ボクサーパンツ」
キョン「キャッチコピー出来ちゃった!」
ハルヒ「とうとう世界があたしに追い付いて来たわね…!」
キョン「月食のようなものだと思うぞ」
ハルヒ「ということで、キョン?明日ボクサーはいてきなさいよ」
キョン「さて、ユニクロ行くか…」
ハルヒ「名前であいうえお作文!」
キョン「おー」
ハルヒ「まずはあたしからね!」
ハ…恥ずかしい話なんですが
ル…留守番してたら
ヒ…一目惚れしました
キョン「何があった!?」
ハルヒ「あんたのも作って来てあげました」
キョン「おお」
キ…昨日は
ヨ…よく寝たので
ン…ンジャメナ
ハルヒ「どう?」
キョン「…それ名前じゃねぇ!!」
ハルヒ「あっ間違えた」
キョン「なんか最後おかしかったしな」
ハルヒ「こっちでした」
キ…気持ち悪いくらい
ヨ…洋食に
ン…ンジャメナ
キョン「最後!最後ぉ!!」
ハルヒ「傑作ね」
キョン「どこらへんが!?」
ハルヒ「実はもう一つあります」
キョン「オチは読めた」
キ…今日も
ヨ…よろしく
ン…ンジャメナさん
ハルヒ「みたいな?」
キョン「人名だったの!?」
キョン「FFⅩⅢやりたい」
ハルヒ「あんたんちPS2しか無いもんね」
キョン「Wiiすら持ってないんだぞ…おかしいだろ」
ハルヒ「お金貯めなさいよ」
キョン「…誰のせいで貯まらないと思ってんだ」
ハルヒ「……」
キョン「これでも我慢してる方なんだよぉ!」
ハルヒ「…あ、あの」
キョン「あぁん!?」
ハルヒ「わ、悪気は無かったんだけど…」
キョン「だけどなんだよ」
ハルヒ「…キョンのお小遣が増えますようにっ」
キョン(作戦成功!)
30 : 以下、名... - 2009/12/26(土) 11:43:58.35 v/xanLCbO 16/94
ハルヒのおっぱいハァハァ
キョン「分かる。分かるぞ。確かにハルヒや朝比奈さんの胸は…」
ハルヒ「足の小指骨折して死にさらしなさい」
キョン「しまった…謎電波に同意してしまった…」
ハルヒ「何言ってんのよエロキョン。そういう事はエロゲでもやりながら言いなさい」
キョン「すまん。一時の気の迷いだ」
ハルヒ「あたしはともかく、みくるちゃんに手出したらマジで許さないから」
キョン「おーこわいこわい」
ハルヒ「…ばか」
キョン「おいハルハル」
ハルヒ「何よビョン」
キョン「シャーペン攻撃やめろ」
ハルヒ「だってつまんないんだもーん」
キョン「いたっ!突くな突くな!」
ハルヒ「暇すぎて血管にオレンジジュースが流れそうだわ」
キョン「お前の血は随分うまそうなんだな」
ハルヒ「飲んでみる?」
キョン「遠慮します」
キョン「っていうか。そんなに暇なら授業聞いとけバカ」
ハルヒ「あれ?今授業中だったの?」
キョン「先生方の視線が刺さる」
ハルヒ「とうっ」ブスッ
キョン「シャーペンも刺さる!?」
キョン「駄目だ疲れた。もうツッコミやめるわ」
ハルヒ「勝手にすれば?」
キョン「寝る。おやすみ」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…昔ある所に、一匹の鶴がいました」
キョン「!!」
ハルヒ「あれ?こんなところで人が寝ているよ?誰だろう」
ハルヒ「鶴はお兄さん鶴に聞いて見ました」
ハルヒ「わからないなぁ。お母さんに聞いてみようよ」
キョン「……」
ハルヒ「二匹の鶴はお母さんに尋ねます」
ハルヒ「ねぇ、あそこで寝ている人は誰?」
キョン「……」
ハルヒ「ああ、その人の名前はね…」
ハルヒ「キョ」
キョン「お母さん何教えちゃってんの!?」
ハルヒ「はいあんたの負けー」
キョン「くそ…、小道具まで使うなんて卑怯だぞ…」
ハルヒ「卑怯?最高の誉め言葉ね!」
キョン「お前ハルヒじゃないな!?」
ハルヒ「そう…、いつものあたしが清き心を持つあたしだとしたら!」
ハルヒ「今のあたしはブラックハルヒってとこね!」
キョン「暴走し始めた…」
ハルヒ「だから卑怯な手を使って当然なのよ」
キョン「なあブラハル」
ハルヒ「ん?」
キョン「いつものお前、清き心なんか持ってないぞ」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「…あたしの悪口を言うのは、このあたしが許さないわ!」
キョン「もう何が何だか」
キョン「もうすぐクリスマスだな」
ハルヒ「そういう設定だったのね」
キョン「お前、一緒に過ごす人とか居るのか?」
ハルヒ「そ、そんなの居ないわよ。居る訳無いでしょ」
キョン「お前なら、今からでも遅くないんじゃないだろ」
ハルヒ「まぁ…そうかもしれないけどさ」
キョン「何だよ」
ハルヒ「あたしはSOS団のみんなと過ごしたいの」
キョン「へぇ…」
ハルヒ「あ、あんたは居ないの?」
キョン「悲しい事に、俺は今までずっと家族と過ごして来たんだよ」
ハルヒ「全く、情けないわね」
キョン「なんとでも言え」
ハルヒ「な、なんならあたしが一緒に過ごしてあげてもいいわよ?」
キョン「クリスマスに?お前と?」
ハルヒ「う、うん」
キョン「……」
ハルヒ「…なんとか言いさいよ」
キョン「なんの拷問だ」
ハルヒ「えっ…」
キョン「冗談はよせ。何が悲しくてクリスマスまでお前と居なきゃならん」
ハルヒ「……」
キョン「朝比奈さんなら大歓迎だがな」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…うあーー!!」
キョン「何事っ!?」
ハルヒ「ばかぁキョンのばかあほ間抜け死ねー!!」
キョン「ちょ…今授業中…」
ハルヒ「ふぅ」
ハルヒ「まあ予想は出来た事だわ。あたしが悪かったのよね」
キョン「ハルヒ?」
ハルヒ「いつもの事じゃない。いつもの事…」
キョン「おーい」
ハルヒ「なら!あんたはどんな人が好みなのよ!」
キョン「!」
キョン「…そうだな」
ハルヒ「…何よ」
キョン「俺の事をちゃんと本名で呼んでくれる人とか」
ハルヒ「うっ」
キョン「人に変なあだ名つけて遊んだりしない人とか」
ハルヒ「むぐぅ」
キョン「…頭にカチューシャ着けてない人とか」
ハルヒ「うにゃああぁぁあ!」
キョン「勝手に人の弁当食わない人とか!」
ハルヒ「もういい!もう分かったわよばか!」
ハルヒ「いいわよ…!あたしなんか一人で淋しくクリスマスを過ごせばいいんだわ…」
ハルヒ「これからもずっとそうなのよ…そうに決まってるわ…。周りからは変人扱いされ」
ハルヒ「やっと出来たと思ってた1番の理解者に実は嫌われてて…」
ハルヒ「ああ可哀相なあたし!もう生きててても良い事無いわ…」
ハルヒ「いいわよねあんたは!掃いて捨てる程居るもんね!」
ハルヒ「所詮、あたしなんかその中の一人だったのよね!いや、その中にすら入ってなかった、」
ハルヒ「ただの……」
ハルヒ「…うっ、ひぐ、…っ」
キョン「あ、あの…」
ハルヒ「う…」
ハルヒ「うわあぁぁあん」
キョン「今…授業中…」
ハルヒ「有希ってさ」
キョン「何事も無かったかのように話を切り出した!」
ハルヒ「そんなの当たり前じゃない。だって、」
ハルヒ「両さんがいつまでもハゲてたら困るでしょ?」
キョン「そんな話あったっけ!?」
ハルヒ「ハルヒちゃんだったらあんた爆発で死んでるわよ」
キョン「誰のせいだ!」
キョン「…俺のせいか?」
ハルヒ「ともかく、このSSにストーリー性なんか求めちゃ駄目よ!」
キョン「残念ながら反論出来ない」
ハルヒ「考えるんじゃなくて、感じるのよっ!」
キョン「それ言っとけば何でも許されると思ってんのか」
ハルヒ「Yes! I can!」
キョン「お前だけかよ!使い方間違ってるし!」
キョン「お前ら誰かこいつ貰ってくれ…。うるさくてかなわん」
ハルヒ「誰に言ってんのよ」
キョン「別に可愛くもなんともないしな」
ハルヒ「あたしは着実に心に傷を負っていくのね」
キョン「今ならジュース一本で」
ハルヒ「あたしを売るなぁ!」
キョン「さらにカチューシャもついてきます」
ハルヒ「ひ、人の事バカにして…」
キョン「さらにさらに…」
ハルヒ「あ、電話が」
キョン「誰だ電話したやつ!ハルヒは絶対やらんぞぉ!」
ハルヒ「ハルヒちゃんといえば」
キョン「どうした?」
ハルヒ「あたしよりハルヒちゃんの方が可愛いってどういう事よ!」
キョン「あーあ」
ハルヒ「オリジナルはあたしなのよ!?本物!原点!」
ハルヒ「それなのに…なのに…」
キョン「……」
ハルヒ「確かにさ…、ハルヒちゃんはあたしよりちっちゃくて、性格も良くてさ…」
ハルヒ「可愛いかもしんないけどさ…」
ハルヒ「あたしだって…、あたしだって…!」
ハルヒ「可愛いって言われたいのよ!」
キョン「始まった」
ハルヒ「電波女で悪かったわね!キチガイ女で悪かったわね!」
ハルヒ「何で…!どうして…!中の人は同じなのに!」
キョン「もう駄目だフォローしきれない」
ハルヒ「あたしだって好きな人ぐらい居るし!」
キョン「今幻聴が聞こえたぞ」
ハルヒ「身長そんなに高くないし!」
ハルヒ「ただ…、ちょっとわがままなだけじゃない…!なのに、ぅぐ、どうして…ひぐっ…」
キョン「は、ハルヒ?大丈夫だ!お前のファンも居るから!絶対!」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…キョンは?」
キョン「へっ?」
ハルヒ「キョンは、あたしとハルヒちゃん、どっちが可愛いと思う?」
キョン「そ、それは…」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「…っ、ぅぁああぁぁん」
キョン「ハルヒ!もちろん無印のハルヒに決まってんだろ!?可愛い可愛い!ハルヒ可愛い!」
ハルヒ「…やっぱり、そうなのよね」
キョン「ハルヒ…」
ハルヒ「いいのよキョン、あたし、可愛くないのよ」
キョン「おいお前ら絶対狙っただろ!」
ハルヒ「……」
キョン「大丈夫だハルヒ、俺はお前が可愛いと思ってるから!」
ハルヒ「……」
キョン「こいつらツンデレなんだよ!な?そうなんだよ!」
ハルヒ「…そうなのかな」
キョン「安心しろ、俺はお前が望む限り、ずっとお前の味方だから」
ハルヒ「何これキュンってきた」
ハルヒ「古泉君ってさ」
キョン「もうツッコまないぞ…」
ハルヒ「結局、謎でも何でもない、ただの転校生だったわね」
キョン「そんな事ばっかり言ってるから人気が…」
ハルヒ「……」
キョン「さっすがハルヒ!うんうん、やっぱ謎要素は大切だよな!」
ハルヒ「やっぱりそう思う?」
キョン「ああ!お前は目の付け所が違うぜ!」
ハルヒ「…なんかキモい」
キョン「もう死にたい」
ハルヒ「イケメンだしね」
キョン「そ、それ程でも…」
ハルヒ「あんたじゃなくて古泉君よ」
キョン「……」
キョン「イケメンだ死ね」
ハルヒ「こらこら、漢字に変換したら意味が違くなっちゃうでしょ」
キョン「ハルヒ…」
ハルヒ「な、何?」
キョン「人って、心だよな?」
ハルヒ「大丈夫よキョン。あたしはあんたを見捨てたりしないから!」
キョン「…ハルヒのくせに良い事言ってくれるじゃねぇか」
ハルヒ「捨てはするけどね」
キョン「最低だ!」
ハルヒ「ゴミ箱でいいかしら?」
キョン「ゴミと同等…、いや、それ以下か…!」
ハルヒ「ごめん。流石にキョンもゴミ以上の価値はあるわ」
キョン「ゴミを含んでる!」
ハルヒ「キョン。手をかしなさい」
キョン「ほい」
ハルヒ「……」
ハルヒ「ぺろっ」
キョン「ぅひいっ!?」
ハルヒ「ちょっと、変な声出さないでよ」
キョン「な、ななな舐めっ…!舐め、何故舐めたっ!?」
ハルヒ「人によって、肌の味って変わると思うの」
キョン「肌の味!?」
ハルヒ「キョンは…ちょっとしょっぱかったかな」
キョン「当たり前だ!汗!汗!」
ハルヒ「はい」
キョン「……」
ハルヒ「舐めていいわよ」
キョン「oh・・・」
ボカッ
キョン「…何故殴った」
ハルヒ「あんたがあたしの指をしゃぶろうとしたからよ」
キョン「しゃぶ…っ!?」
ハルヒ「変態」
キョン「お前が舐めて良いって言ったから…俺は…」
ハルヒ「言ったっけ?」
キョン「こうして騙される男が増えていくんだ」
ハルヒ「ごめんごめん。あんたって、虐められて快感を得るタイプの人間じゃなかったんだ」
キョン「誰だ!ハルヒをこんな悪い子にした奴は!出て来い!」
ハルヒ「ちなみにあたしはドMよ」
キョン「……」
ハルヒ「何よ」
キョン「…マジで?」
ハルヒ「うん」
ハルヒ「みくるちゃんってさ」
キョン「おいおいおいおい!」
キョン「さっきのお前の発言に対して詳しい説明を求める!」
ハルヒ「詳しい説明…って、言葉通りだけど」
キョン「あのハルヒが…?嘘だろ…」
ハルヒ「人は見かけによらないのよ」
キョン「見かけとかの問題じゃない気がする」
ハルヒ「だめなの?」
キョン「だ、だめではないんだが…」
キョン「……」
ハルヒ「……」
ハルヒ「嘘だけどね」
キョン「さよなら俺の妄想。短い間だったが、楽しかったぜ」
キョン「おいハルハル」
ハルヒ「ん?」
キョン「この問題が分からん」
ハルヒ「ちょっと貸してみ」
キョン「ほら」
ハルヒ「…ここをこうして」
キョン「して?」
ハルヒ「こうなって」
キョン「…おお」
ハルヒ「…ほら!」
キョン「おお!」
ハルヒ「ま、こんなもんよ」
キョン「いつか、また俺の家に来てくれると助かる」
ハルヒ「…や、やった!」
キョン「?」
キョン「何だよ『やった!』って」
ハルヒ「何でもないわよアホ」
キョン「あ、あほ…」
ハルヒ「なんであたしがそんな間抜けな事言わなきゃいけないのよバカ」
キョン「すまん。聞き間違いみたいだ」
ハルヒ「とうとう耳までイカレちゃったのね、この唐変木」
キョン「あのー…」
ハルヒ「何よ豆粒」
キョン「何故怒ってらっしゃるのですか?」
ハルヒ「怒ってないから安心して下っ端」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「…あ、」
ハルヒ「あーいとぅいーまてーんっ」
キョン「なぁハルにゃん」
ハルヒ「にゃん?」
キョン「結局、SOS団クリスマスパーティー(仮)はどうするんだよ」
ハルヒ「もちろんやるわよ。詳しくは団活で話すわ」
キョン「一発芸は絶対嫌だからな」
ハルヒ「そ。楽しみにしとくわね」
キョン「……」
ハルヒ「トナカイはもう駄目よ。別なやつをやりなさい。いい?」
キョン「お前は人の話を全く聞く気無いんだな」
ハルヒ「あんただけよ?あたしがこんなに無視する人って」
キョン「すごく嫌な特別扱いだ!」
ハルヒ「キョンは、あたしの事特別扱いしてる?」
キョン「えっ」
ハルヒ「えっ」
ハルヒ「運命って、信じる?」
キョン「…信じる」
ハルヒ「そっか」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「え?何のCM?」
ハルヒ「あたしは信じないわ」
ハルヒ「運命、それは偶然、奇跡に理由を付ける言葉」
ハルヒ「奇跡なんで自分で起こしちゃえばいいのよ!」
キョン「お前が起こすのは厄介事だろ」
ハルヒ「…冷たいわね」
キョン「誰の事だか」
ハルヒ「あんたしか居ないでしょバカ」
キョン「へいへい、そういう事にしといてやるよ」
ハルヒ「……」
ハルヒ「このツンデレめっ」
キョン「ツンデレ!?」
ハルヒ「何よツンツンしちゃって。早くデレなさい!」
キョン「こっちのセリフだ」
ハルヒ「あたしは…」
ハルヒ「いつもより95%多くデレてるわよ?」
キョン「……」
キョン「…つまり今のお前は、ツン:デレ=5:95って事になるよな」
ハルヒ「もともとのデレ率少なくない?」
キョン「それって、もうデレデレじゃねぇか」
ハルヒ「キョン大好き!」
キョン「笑顔で言うな。ときめくだろ」
ハルヒ「キョンだけに、キュンキュンしたって事ね?」
キョン「別に上手くないからな」
ハルヒ「あ、あの、あんたがいいなら…今週、デートしましょ?」
ハルヒ「腐れろバカキョン」
キョン「サービスタイムは終わりですか」
ハルヒ「サービス?何の事?」
キョン「無かった事にしようとしてるな」
ハルヒ「あたしは誰にもデレないからね」
キョン「お前がデレても、別に可愛くないからいいんじゃ…」
ハルヒ「なっ」
キョン「しまった…」
ハルヒ「ちょっとそれどういう事?あんたさっきときめくだか何だか言ってたじゃない」
キョン「それは…一時のノリというやつだ」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…ぅ」
キョン「え?」
ハルヒ「っぐ…ぅ……っ…」
キョン「なっ!?」
ハルヒ「ひどい…ひどいよ…っ」
キョン「ハルヒ?これハルヒじゃなくね?」
ハルヒ「あたしは…っ、あんたに…ぅぐ、可愛いって…思って、欲しくてっ、」
キョン「ちなみにまだ授業中です」
ハルヒ「…っ、ひぐっ、」
キョン「……」
ハルヒ「…可愛くなくてごめん」
キョン「あ、今のときめいた」
ハルヒ「ホント?」
キョン「お前嘘泣き上手いな」
ハルヒ「えへへ」
キョン「ちくしょう…可愛いじゃねぇか…!」
ハルヒ「お風呂にする?ご飯にする?それとも…」
ハルヒ「あ、あたしにする?」
キョン「うぉぉ上目使いはやめろぉおお!!」
キョン「正直、マジで反則だ」
ハルヒ「そう?」
キョン「レッドカードを出してやりたい」
ハルヒ「ふーん。ま、デレるのもこれぐらいにしとくわ」
キョン「俺はずっとこのままでも構わんが」
ハルヒ「そんなの駄目よ。キャラ崩壊もいいとこだわ」
キョン「…そうか?」
ハルヒ「きっと誰だかわかんなくなるわよ」
キョン「……」
キョン「…いや、やってみなくちゃわからんぞ」
ハルヒ「…!」
キョン「次!次やってみて判断すればいいじゃないか!お前だって…」
キョン「ハルヒだって、ずっとツンツンしてるだけじゃつらいだろ!?」
ハルヒ「……」
キョン「ハルヒ」
ハルヒ「な、何?」
キョン「今度、映画館行かないか?」
ハルヒ「!!」
ハルヒ「あ、あたしと?」
キョン「ああ。お前と」
ハルヒ「いいけど…」
キョン「暇だろ?」
ハルヒ「……」
キョン「おーい」
ハルヒ「えっ?あ、な、何?」
キョン「…なんでもない」
ハルヒ「…あのさ」
キョン「ん?」
ハルヒ「楽しみに、しとくからね」
キョン「…え?今のデレたの?」
ハルヒ「うん」
キョン「……」
ハルヒ「…何よ」
キョン「……」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…仕方ないわね」
キョン「よし」
ハルヒ「ちょっと心を入れ替えるから待って」
キョン「ああいつまでも待ってやるとも!」
ハルヒ「キョン?」
キョン「な、何だハルヒ」
ハルヒ「なーんでもないっ」
キョン「おいおい…」
ハルヒ「キョン?」
キョン「だから何だよ」
ハルヒ「クリスマスどこ行こっか?」
キョン「あ、ああ…ハルヒは、どっか行きたいとこあるのか?」
ハルヒ「あたしは、キョンと一緒ならどこでもいいわよ?」
キョン「そうか?」
ハルヒ「うん!」
キョン「考えとく」
ハルヒ「約束よ?破ったら絶対ぜーったい許さないからね?」
キョン「まあ任せろよ」
ハルヒ「ふふ、何よそれ」
ハルヒ「……」
キョン「トランザムの限界時間か…」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「…良い」
キョン「俺的には凄く良いと思う」
ハルヒ「野垂れ死ね変態」
キョン「駄目だもう…何言ってもお前が可愛くみえる」
ハルヒ「…!」
キョン「普段も、1:1ぐらいでデレてくれてもいいじゃないか!」
ハルヒ「な、何言ってんのよ!別に、あんたの事なんて…」
キョン「…何だよ」
ハルヒ「すっ、好きでもなんでもないんだから、その、デレる理由が無いじゃない!」
キョン「…それもそうか」
ハルヒ「バカキョンっ」
ハルヒ「ふぁ…」
ハルヒ「ん…眠くなって来た…」
キョン「永遠に寝てろ」
ハルヒ「…あんた最近ひどいわ」
キョン「そうかい」
ハルヒ「あたしだって、傷付く時は傷付くのよ」
キョン「例えば?」
ハルヒ「有希がエロゲやってた時とか」
キョン「お前ハルヒちゃん好きだな」
ハルヒ「みくるちゃんがキョンに抱き着いてた時とか」
キョン「……」
ハルヒ「古泉君がキョンの事ずっと見てたりとか」
キョン「あーあ可哀相な古泉」
ハルヒ「…そんぐらいかな?」
キョン「俺は!?」
ハルヒ「キョンが部室で抜い…」
キョン「ぅおぉーい!何言っちゃってんの!?」
ハルヒ「あたし見たのよ。あんたがみくるちゃんの使った湯飲みで」
キョン「嘘を言うな嘘を!」
ハルヒ「何ムキになってんのよ。どうせならムキムキになりなさい」
キョン「何一つ上手くねぇ!」
ハルヒ「じゃああんたは上手い事言えんの?」
キョン「ぐっ…」
ハルヒ「ほらほら。あたし以上に上手い事言ってみなさいよ」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「……」
キョン「ハルヒが部室でバイブを…」
ハルヒ「えぇえぇええ!?」
ハルヒ「あははっ」
キョン「はしゃぐな。俺の視界から消えるなよ」
ハルヒ「…!」
ハルヒ「…何それ。こ、告白のつもり?」
キョン「え?」
ハルヒ「なんでもないです」
キョン「やれやれ。そろそろ俺達が置かれている状況を説明しなければなるまい」
ハルヒ「教室から追い出されました。以上!」
キョン「俺の出番が!」
ハルヒ「サンタクロースをいつまで信じていたか…なんてのは、たわいもないせけn」
キョン「やめて!これ以上俺の出番を減らさないで!」
ハルヒ「…実は俺、ポニーテール萌えなんだ」
キョン「やめろぉぉおぉおお!!」
ハルヒ「誰が1番好き?」
キョン「また唐突な」
ハルヒ「いいから、早く答えなさい」
キョン「…朝比奈さん。もしくは長門」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「…あたしは古泉君かなぁ」
キョン「!」
ハルヒ「あんたなんかよりずっといいわよ」
キョン「…知るかよ。勝手にしろ」
ハルヒ「あれれー?もしかして、怒っちゃった?」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「…す、すいますいませんでしたすいま」
ハルヒ「よいしょっと」
キョン「そこ好きだよな」
ハルヒ「え?」
キョン「ほら、文化祭の時もここに居ただろ?この木の下にさ」
ハルヒ「そうだっけ」
キョン「ああ。ほら、葉っぱをちぎって俺に投げつけただろ」
ハルヒ「……」
キョン「結局、ハルヒの顔にかかったんだけどな」
ハルヒ「…よく覚えてるわね」
キョン「ん。まあ、まあ」
キョン「…何つーか、凄く印象的だったんだよ」
ハルヒ「……」
キョン「思わず笑っちまった」
ハルヒ「…その時、あんたがあたしに初めて笑顔を見せたのよね」
キョン「…そうだったか?」
キョン「確かに、寛大と言われれば寛大なのかもしれんな」
ハルヒ「先生が?」
キョン「だろ?まぁ、俺達に説教かましてるより、いっそ追い出した方がいろいろと楽なんだろうから、賢明な判断をしたんじゃないのか」
ハルヒ「あんた何様よ…」
キョン「もうすっかり問題児か」
ハルヒ「これも全部、あたしのおかげね」
キョン「何様だお前」
ハルヒ「ハルヒ様よ」
キョン「名前があるってうらやましい!」
ハルヒ「キョン」
キョン「ん?」
ハルヒ「学校抜け出しましょ」
キョン「嫌だ」
ハルヒ「いいから行くの」
キョン「…仕方ないな」
ハルヒ「どうせ授業受けないんだし、いいでしょ?」
キョン「まあな」
ハルヒ「決まりね!」
キョン「つっても、行くあてなんてあるのかよ」
ハルヒ「…ちょっと冒険してみましょうよ」
キョン「は?」
ハルヒ「行く先なんか決めずに、とにかく進んでみるのよ」
キョン「進んでみる…って」
ハルヒ「明日の朝までずーっとよ」
キョン「はぁ!?」
ハルヒ「あんたに拒否権は無いの!」
キョン「おいバカハルヒ、明日の朝までってどういう事だ」
ハルヒ「今日は野宿するって事」
キョン「……」
ハルヒ「ほらほら!さっさと行く!」
キョン「…どうしてこうなった」
キョン「言っておくが。こいつが勝手に俺を連れ出しただけで、俺にはやましい気持ちなどかけらも無いからな」
ハルヒ「あったらボッコにしてるとこよ」
キョン「あったらボッコにされてるとこだよ」
ハルヒ「分かってんじゃない」
キョン「分からされたんだ」
ハルヒ「まだまだあんたに教える事はたくさんあるわよ」
キョン「こんな教師いらない…」
ハルヒ「まあまあ、気楽にいきましょうよ!」
キョン「俺終わったな」
ハルヒ「ちょっと寒いけど、きっと大丈夫よね」
キョン「ちょっとじゃない。かなりだ」
ハルヒ「いざという時は体で温め合えばいいのよ!」
キョン「さっきと話が!?」
ハルヒ「ま、そんなの死んでも嫌だけどね」
キョン「だったら言うな」
ハルヒ「…でも」
ハルヒ「手ぐらいだったら、べ、別に繋いであげてもいいわよ?」
キョン「断ります」
ハルヒ「えっ」
キョン「そんな事するんだったら、死んだほうがましだからな」
ハルヒ「…っくしゅ」
キョン「……」
ハルヒ「あ…、ご、ごめん。ティッシュある?」
キョン「…ほらよ」
キョン「こいつにゃテキトーな感じで接してやればいいのさ」
ハルヒ「何よそれ!」
キョン「いちいち本気でつっこんでたら身がもたんからな」
ハルヒ「いつ本気出すのよ…」
キョン「やるときゃやる」
ハルヒ「…じゃあ今やってみなさい」
キョン「おお、やってやるさ。なんでも来い」
ハルヒ「言ったわね」
キョン「失神するほど素晴らしいツッコミを見せてやるよ…!」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…あ!アマゾンでPS3が安いわ!」
ハルヒ「なーんて、うっそでっしたー!」
キョン「川かと思った!!」
ハルヒ「なんかよくわかんないけど失禁しそうだわ」
キョン「素直にトイレ行きたいって言えよ。な?」
ハルヒ「こっち見ないでよ?」
キョン「ここでやんの!?まずいってそれは!」
ハルヒ「だって…」
キョン「冒険しようって言ったお前が悪い」
ハルヒ「うー…キョン…」
キョン「待て待て、どっかに店は無いもんか…」
ハルヒ「やっぱり…」
キョン「早まるな!」
ハルヒ「キョン!あたしの便器になりなさい!」
キョン「いろいろとあぶねぇー!!」
ハルヒ「へくちっ」
キョン「ハルヒはしっかりトイレに行く事が出来たのでご安心下さい」
ハルヒ「うー…、風邪引いたかも」
キョン「と、いう事で今日の冒険は中止です」
ハルヒ「んな訳無いでしょ」
キョン「駄目なのか」
ハルヒ「駄目よ」
キョン「くそ、こんな事なら授業真面目に受けときゃよかった…」
ハルヒ「何言ってんのよ、こっちのほうが断然面白いじゃない!」
キョン「…そればっかりだな」
ハルヒ「悪い?」
キョン「いや、悪くない」
ハルヒ「もう学校出ちゃったんだし、今更何言ったって遅いわよ」
キョン「出来ればこのまま家に帰りたいんだが」
ハルヒ「…じゃあ、あたしの家来る?」
キョン「一体、何がどうなってその考えに至ったのかわからない」
ハルヒ「別に。なんとなくよ、なんとなく」
キョン「お前はいいのかよ」
ハルヒ「…お前?」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「…ハルヒは、いいのかよ」
ハルヒ「あたしは良いわよ」
キョン「ハルヒの部屋?」
ハルヒ「構わないわ」
キョン「暖房は?」
ハルヒ「こたつとか、ストーブとかならあると思う」
キョン「よし。行くか」
ハルヒ「あんた絶対暖房目当てでしょ…」
キョン「待て。何かおかしい」
ハルヒ「え?」
キョン「俺も健全な男子高校生なんだ。お前の家に行くのは非常にまずいぞ」
ハルヒ「エロキョン」
キョン「……」
ハルヒ「あんたに、あたしを襲う度胸なんてあるわけないでしょ」
キョン「…襲うぞ」
ハルヒ「どうぞ?」
キョン「男として凄く悔しい!」
ハルヒ「…バカね。あんたって、ホントバカよ」
キョン「俺、罵倒されすぎだろ」
ハルヒ「もう攻め方がわかんないわ。どうすればいいのかしら…」
キョン「攻め方?」
ハルヒ「あんたには関係無いわよ」
キョン「という事で。俺の家に行きましょう」
ハルヒ「それもどうかと思うけどね」
キョン「早くあったまりてぇんだよ…。教室が恋しいぜ」
ハルヒ「誰のせいでこうなったのよ」
キョン「お前だろ」
ハルヒ「あんたでしょ」
キョン「俺か」
ハルヒ「スレタイ読みなさいよ。あんたがくだらない話を持ち掛けるからいけないんでしょ」
キョン「くだらないって言うな!」
ハルヒ「キョンはキョンなの。ジョンでもピョンでもない、キョンなのよ」
キョン「いつ聞いても謎すぎるあだ名だ…」
ハルヒ「…あんたのあだ名だからね?」
キョン「わかっとるわ!」
キョン「あだ名なら、せめてもっとカッコイイやつをつけてくれればよかったのに…」
ハルヒ「あたしは好きよ」
キョン「前も聞いた。お前に好かれるあだ名なんて要らん」
ハルヒ「…あんた、いちいちあたしの心を傷付けるわね」
キョン「なんのこっちゃ」
ハルヒ「キョンの癖に…」
キョン「まあそう怒るな」
ハルヒ「…もういいわよ」
キョン「何そっぽ向いてんだよ」
ハルヒ「……」
キョン「おーい」
ハルヒ「……」
キョン「ハルヒー」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「…ねぇ」
キョン「ん?」
ハルヒ「キョン」
キョン「…いい加減、キョンって何なんだよ」
ハルヒ「…ただのあだ名よ」
ハルヒ「でも、あたしが、世界で1番大好きなあだ名」
キョン「…!」
ハルヒ「はい」
キョン「な、何だよ」
ハルヒ「寒いのよ。手、繋ぎましょ?」
キョン「…何故一気にデレた」
ハルヒ「う、うるさい!」
おわり
161 : ◆D/WPxQ1tnA - 2009/12/27(日) 00:40:35.79 +zuvZf0oO 65/94
もうむりです明日もしのこってたら続きっていうかまったりやりますんで
ハルヒかわいいおやすみ
201 : ◆D/WPxQ1tnA - 2009/12/27(日) 15:24:07.08 +zuvZf0oO 66/94
まだあった!
キョン「いや、こんな感じでいいのかなぁ俺ら」
ハルヒ「え?」
キョン「ただ俺とお前が会話してるだけじゃねぇか」
ハルヒ「まあ…そうね」
キョン「大丈夫なのか?」
ハルヒ「わかんないわよ。あたしに聞かないで」
キョン「とりあえず、お前がどれだけ頑張るかにかかっているって事は確かだな」
ハルヒ「…そうなの?」
キョン「多分」
ハルヒ「何を頑張ればいいかわかんないけど」
キョン「じゃあもういっかいデレ…」
ハルヒ「蒸発して死になさいアホ」
キョン「あーあ、もう授業ついていける気がしねぇや」
ハルヒ「何言ってんのよ。あたしがいるじゃない、あたしが」
キョン「お世話になります」
ハルヒ「団員をしっかり教育するのも、団長の役目なのよ」
キョン「団員…ねぇ」
ハルヒ「何よ。不満でもあんの?」
キョン「いいや、別に」
ハルヒ「?」
キョン「今のお前の表情を脳内フォルダに保存しました」
ハルヒ「の、のうな…?」
キョン「妄言だから、忘れてくれ」
ハルヒ「脳無し?」
キョン「…バカで悪かったな!」
キョン「おいハルヒ」
ハルヒ「何よ」
キョン「いつまで手を繋いでればいいんだ」
ハルヒ「そ、それは…」
ハルヒ「あったかくなるまでよ!」
キョン「もう十分あったかい」
ハルヒ「…何よ。あんた、あたしの事嫌いなの?」
キョン「嫌いじゃないが…」
キョン「特別な関係でも無いのに、こんな事するなんておかしいだろ」
キョン「お前も、俺なんかとこうしてるところを誰かに見られて、勘違いなんかされたら嫌だろ?」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…はぁ」
ハルヒ「そうね。あんたの事なんかだいっきらいなんだから…」
ハルヒ「だいっきらいなんだからぁ!」
キョン「大事な事なので二度言ったのか?」
キョン「よかったなハルヒ。何を血迷ったか知らんが、お前の事をかわいいって言ってくれてる奴がいるぞ」
ハルヒ「あ、ありがと…」
ハルヒ「でもあんたはいちいちむかつくわね」
キョン「そう殺気立つなって」
ハルヒ「もう絶対許してあげないんだから」
キョン「おー、勝手にしろ」
ハルヒ「口もきいてあげないわよ?」
キョン「へいへい」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「…キョン?
キョン「……」
ハルヒ「こらっ!なんか言え!」
225 : 以下、名... - 2009/12/27(日) 18:50:50.42 ZVunUOVp0 71/94
キョン「>>225よし、保存したぞ」
ハルヒ「こ、これあたし?」
キョン「まあ大人しい時のお前がこんな感じだな」
ハルヒ「ふーん…」
キョン「黙ってればそこそこかわいいんだがなぁ」
ハルヒ「……」
キョン「…お前が黙るなんて無理な話か」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「…おい」
ハルヒ「……」
キョン「黙ってればって、そういう意味じゃないからな?」
ハルヒ「え、違うの?」
ハルヒ「朝倉」
キョン「なつかしい名前だな」
ハルヒ「なんかすぐいなくなっちゃったわよね」
キョン「あ、ああ…なんでだろうな」
ハルヒ「…あんたなんか知ってるでしょ」
キョン「知らん!何も知らないって!」
ハルヒ「もうつっこむ気にもならないくらい怪しいわね」
キョン「信じてくれよ」
ハルヒ「嫌よ」
キョン「くっ…」
ハルヒ「あんた目を離すとすぐ嘘つくんだから」
キョン「そんなに嘘ついた事ねぇよ!」
キョン「徒歩だと距離が長く感じるな」
ハルヒ「あたしの家でもいいのに」
キョン「……」
ハルヒ「今日は誰も居ないんだよ?」
キョン「口調を変えるな!もともとキャラ崩壊してんのに!」
ハルヒ「誰も居ないってのはホントよ」
キョン「な…」
ハルヒ「ふふっ」
キョン「ちくしょう小悪魔的に笑いやがって」
ハルヒ「今日は大丈夫なh」
キョン「もうお前何も言わないでくれる?」
235 : 以下、名... - 2009/12/27(日) 20:26:28.56 UWsoyklWO 75/94
今宵は冷える……
ハルヒ「そう言ってくれるのはすごくありがたいけど、し、死んじゃダメよ?」
ハルヒ「何があったかはわからないけど、生きていれば絶対いいことあるから!」
キョン「あの…ハルヒさん?」
ハルヒ「え?何?」
キョン「大丈夫だと思うぞ?ほら、多分冗談で言ってるだけだからさ」
ハルヒ「そ、そうなの?」
キョン「多分だけどな」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「あんたは?」
キョン「へ?」
ハルヒ「あ…いや、なんでもないです」
キョン「?」
キョン「ハルヒに抱き着く?」
キョン「俺、まだ死にたくないんだが」
ハルヒ「何か言った?」
キョン「いいや何も」
ハルヒ「聞こえてたけどね」
キョン「!」
ハルヒ「寒いから、ありっちゃありじゃない?」
キョン「!!」
ハルヒ「やったら殺すけど」
キョン「やっぱり!?」
ハルヒ「あー、今日は寒いわねー」
キョン「それと、>>235はズボンはこうな」
ハルヒ「ねぇ兄貴」
キョン「お前が呼ぶのか」
ハルヒ「キョンは兄貴って感じじゃないわよ」
キョン「個人の意見だろ」
ハルヒ「そうなんだけどさ…」
キョン「なあ姉貴」
ハルヒ「!?」
キョン「…それっぽいな」
ハルヒ「あたしが?姉貴?」
キョン「なくもない…かな」
ハルヒ「……」
キョン「な、姉貴」
ハルヒ「や、やめてよ!」
ハルヒ「ふとももにタッチされたら誰でも気付くんじゃない?」
キョン「そこは触る側の技量次第だろ」
ハルヒ「そんな最悪最低の技量をもってる人なんかいるのかしら」
キョン「さあな」
ハルヒ「キョン。あたしに気付かないように触ってみなさい」
キョン「これが幸せか!」
ハルヒ「あんたが無駄な才野をもってるかどうか調べるのよ。もし持ってたら」
ハルヒ「…鎌茹でしてあげる」
キョン「鎌と一緒に茹でられる!?」
ハルヒ「さあどうぞ。目、つぶってるからね」
キョン「……」
キョン「…どうしよ…」
キョン「触ってなくてもぼこられるとはどういう事だ!」
ハルヒ「あたし目つぶってたのよ!?あんた男でしょ!」
キョン「言ってる事の意味がわからん」
ハルヒ「誰か助けて…」
キョン「何事?」
ハルヒ「うにゃあぁぁ!」
キョン「爆発するのか!?」
ハルヒ「ねぇ」
キョン「ん?」
ハルヒ「最近、あたしでも勝てないものを見つけたのよ」
キョン「お?」
ハルヒ「鈍感、よ」
キョン「……」
ハルヒ「あったかいものがのみたい」
キョン「買え」
ハルヒ「財布教室にある」
キョン「あーあ、盗まれるぞ」
ハルヒ「いいわよ別に。たいしたもん入ってないし」
キョン「俺は常に三千円は入れるようにしてるが」
ハルヒ「あら、ならあたしも三千円よ」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「…お前の財布って、俺か」
ハルヒ「うん!」
キョン「お前の笑顔見てたら、どーでもいい事のような気がしてきた」
ハルヒ「あたしのスマイルは三千円ね!」
キョン「こいつといるとマジで現金が消えていくからな。そういう事だ」
ハルヒ「その言い方やめてくんない?」
キョン「お前の笑顔は…そうだな、例えるなら」
キョン「見たら蒸発!」
ハルヒ「何その嫌なキャッチコピー!」
キョン「って感じかな」
ハルヒ「これがあたしとみくるちゃんの覆らない差か…」
キョン「朝比奈さんに勝てる奴は居ないだろ」
ハルヒ「むぅ…」
キョン「この負けず嫌いめ」
ハルヒ「…そういう問題じゃない!」
ハルヒ「ここまで授業をサボり過ぎると、逆に清々しい気持ちになるわね」
キョン「それ、開き直ってるって言うんだぞ」
ハルヒ「今ごろ、学校中が授業してるよ?あたし達だけ受けてない」
キョン「他にもサボってる奴らはいるだろうに」
ハルヒ「そんな奴らよりあたし達の方が絶対今を楽しんでるわよ!」
キョン「楽しんでるのはお前だけだ」
ハルヒ「…ツンデレうざい」
キョン「お、お前が言うな!」
ハルヒ「だからあたしはツンデレじゃないわよ!」
キョン「…じゃあ何なんだよ」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…キョンデレ?」
キョン「それってつまりツンデレなんだろ?」
ハルヒ「あ、あたしとセッ○ス?」
キョン「こら!せめて伏せ字にしなさい!」
ハルヒ「い、嫌よ!誰ともそんな…ば、バカじゃないの!?」
キョン「テンパり過ぎだ」
ハルヒ「だって!」
キョン「まったく、どうせ鏡花水月なんだからよ」
ハルヒ「あら、あんた難しい言葉知ってるじゃない」
キョン「ん、まあな」
ハルヒ「鏡花水月、か」
キョン「……」
ハルヒ「…はーあ、憂鬱だわ」
ハルヒ「だからあたしは結婚もセッ…あー、もうなにもしないわよ」
キョン「今は、だろ」
ハルヒ「もういいでしょこの話題!」
キョン「……」
ハルヒ「で、今どこに向かってんのよ」
キョン「お前の家だろ?」
ハルヒ「あたしの家はあっちだけど」
キョン「なっ!?」
ハルヒ「あんたの家に行くんじゃなかったの!?」
キョン「だっけ?」
ハルヒ「っくしゅっ!」
キョン「す、すまんハルヒ!」
キョン「俺の家?」
ハルヒ「もうどうでもいいわよ…」
キョン「寒いのか」
ハルヒ「当たり前じゃない」
キョン「上着は…」
ハルヒ「教室」
キョン「我慢出来るか?」
ハルヒ「そんなの、大丈夫に決まってんでしょ」
キョン「大丈夫ならいいんだが…」
ハルヒ「くしゅっ」
キョン「……」
ハルヒ「…あー、キョンティッシュー…」
キョン「…ほら」
キョン「手、繋ぐか?」
ハルヒ「えっ?」
キョン「お前が寒そうだから」
ハルヒ「…繋いでも、もう片方の手が寒いじゃない」
キョン「わがままハルヒ」
ハルヒ「わがままで結構」
キョン「わがままっつーか、態度がでかいっつーか」
ハルヒ「うるさい」
キョン「すいません」
ハルヒ「……」
キョン「…アヒル口」
ハルヒ「アルヒ口よ」
キョン「ハルヒ口に聞こえたぞ」
キョン「今でだいたい…70レスとちょっとか」
ハルヒ「な、何の話?」
キョン「いや、あんまりだらだらやってもあれだろ?そろそろ終わりにしようかと」
ハルヒ「?」
キョン「と、言う事で。ハルヒ、よろしく」
ハルヒ「な、何を!?」
キョン「締めの一言を」
ハルヒ「はぁ!?」
キョン「ほらほら」
ハルヒ「え、ぇーっと…」
キョン「……」
ハルヒ「うー…」
キョン「と、いう事で。>>290とハルヒが言ってくれるそうです」
ハルヒ「ちょ、ちょっと!」
289 : 以下、名... - 2009/12/28(月) 01:09:37.07 JYh4u/qM0 89/94
キョンに好きって言う
290 : 以下、名... - 2009/12/28(月) 01:10:14.78 i6kuv4Vf0 90/94
キョン大好き
291 : 以下、名... - 2009/12/28(月) 01:10:31.32 Bst4rjNMO 91/94
おま○こくちゅくちゅしてぇっ!
292 : 以下、名... - 2009/12/28(月) 01:10:32.44 6O9EKjHZ0 92/94
キョン、あのね?ずっと私あなたのことg
ハルヒ「な、何よこれ!勝手に決めんじゃないわよ!」
キョン「こ、これは…>>291じゃなかっただけまだましなんじゃないか?」
ハルヒ「嫌よ!何であたしがっ…」
キョン「まぁ、予想外っちゃあ予想外だよな」
ハルヒ「…!」
キョン「ハルヒ」
ハルヒ「な、何よ!」
キョン「安価は絶対」
ハルヒ「く……」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…あ、あのさ」
キョン「…ん?」
ハルヒ「きょ、キョン大好きっ!」
おわり
295 : ◆D/WPxQ1tnA - 2009/12/28(月) 01:21:40.80 t3IXxg38O 94/94
久々にまともな安価を見た気がする
おまいらホントありがとう
またいつか現れると思うんでそんときゃよろしくお願いします