【ガヴリール宅】
ガヴリール「4枚あるけど全部私のだ!」
サターニャ「なに独り占めしてんのよ! どう考えても私たちの分でしょ!?」
ヴィーネ「相変わらず欲深いなこの天使!」
ラフィエル「もーガヴちゃん。ゼルエルさんからみんなに配るよう言われているじゃないですかー」
元スレ
ガヴリール「姉さんから願いが叶う短冊貰ったぞ!」
http://hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1531521997/
サターニャ「それで、願いが叶うって本当なの?」
ガヴリール「織姫と彦星が力を込めた特別仕様なんだってさ」
ヴィーネ「え、ていうかその二人に会えるんだ」
ラフィエル「私たちは天の者なので比較的簡単に会えますよ」
ガヴリール「この時期になるとあいつらイチャイチャしまくってウッザいけどな」
ヴィーネ「なるほど、織姫様と彦星様が作った短冊なら効果ありそうね……」
ガヴリール「お金でしょー、ゲームやり放題でしょー、学校行かなくていい権利と、あと人間多すぎるからちょっと減らしてもらうとか」
ヴィーネ「あんたの願い事ろくでもないな」
ガヴリール「やっぱ無限課金かな! 欲しかった装備も全部手に入るなんてまさにチートだわ」ワクワク
サターニャ「ふふん。私も決まったわ」カキカキ
サターニャ「じゃーん! ガヴリールに下僕になってもらう!」
ガヴリール「おいこらバカ悪魔なに書いてんだ!!」
サターニャ「くっくっく、ガヴリールはこれから毎日放課後私と遊びなさい! 拒否しちゃダメなんだから!」
ガヴリール「ふざけんな!」
サターニャ「んなーっはっはっは! ペットとしてたっぷり可愛がってあげるから安心しなさい!」
ヴィーネ「うーん、私も決まったかも」
ヴィーネ「ガヴリールが素直に私の言うこと聞きますように」カキカキ
ガヴリール「ちょっと!? まさか掃除とか早起きとかさせるつもり!?」
ヴィーネ「ふふ、手っ取り早くガヴを更生させられそうね」
ラフィエル「本当にそれだけですか?」
ヴィーネ「え?」
ラフィエル「本当にガヴちゃんを更生させるために書くんですか?」
ヴィーネ「……」
ラフィエル「何かいかがわしい事とか考えているのでは?」
ヴィーネ「」プイ
ガヴリール「おい!? 考えてるのか!?」
ラフィエル「潔くないですねヴィーネさん。願い事は本心から書くべきなんですよ」
ヴィーネ「そんなラフィの願い事は……?」
ラフィエル「ガヴちゃんを好き勝手できますように」
ガヴリール「ストレートすぎる!!!」
ガヴリール「それヴィーネと同じじゃん!」
ラフィエル「ヴィーネさんとは違いますよぅ。素直に言うこと聞くとは書いてないじゃないですか」
ラフィエル「イヤイヤながら私に逆らえないガヴちゃんを見たいんです」
ガヴリール「タチ悪いなこいつ!!」
ヴィーネ「さ、飾り付けましょうか!」
ラフィエル「そうですねっ」
サターニャ「私一番高いところに付ける!」
ガヴリール「……」
ガヴリール「」カキカキ
ガヴリール「」スッ
『みんなの願い事が叶いませんように』
サターニャ「ちょっとなにやってんのよあんた!?」
ヴィーネ「ガヴの願い事無限課金だったでしょ!?」
ラフィエル「こんなの無効! 無効です!!」
ガヴリール「うっせえバーカバーカ!!」
天使と悪魔の七夕 完