文系「ほら、会社の業績とか」
理系「…」
文系「あるから、ね?」
理系「そこに人情はないんですか!?」
文系「え?ないよ?」
理系「ぐっ…」
元スレ
理系「正社員にしてくれるって言ったじゃないですか!」
http://hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1519680621/
文系「ほら、この新聞に転職特集があるから」
理系「…ん?」
文系「さ、今日はおやすみあげるから、ね?」
理系「あ、ありがとうございます…」
理系「…」
文系「ニヤニヤ」
家
理系「たしかこの数字は…」
理系「…」
理系「もう一度確認して…」
理系「…」
理系「当たってる…一等」
会社
理系「おはようございます!」
文系「え?」
理系「どうされました?」
文系「あの、君はもう切ったけど?」
理系「え?」
文系「ほら、派遣会社から聞いてない?」
理系「…」
文系「荷物は着払いで送ったから」
理系「…」
文系「不法侵入だよ?」
理系「」
理系「今開発中のあれは…」
文系「関係ない」
ピッ
理系「私の○研究は御社と関係ありませんか?」
文系「全く関係ない、聞いたこともない」
理系「っす」
文系「でていきなさい!」
理系「っした…」
家
理系「さて、まずお金か…」
理系「…年収300でこのザマか…」
理系「…」
理系「開発中の自立AIも未完成…」
理系「…やってみよう」
スッ
口座「六億5830円」
理系「…」
理系「まず食事しよう…レストラン…」
理系「ん?、あれは…」
理系「文系…」
文系「そお、このまえさ」
妻「モグモグ」
文系「気に入らない奴切ったんだよ」
妻「モグモグ」
文系「いや、すっきりしたね」
妻「モグモグ」
文系「…」
理系「…」
理系「モグモグ」
妻「でもさ」
文系「?」
妻「あなたより仕事できたでしょ?」
文系「っ 」
妻「あなたっていつもそう」
理系「モグモグ」
文系「…」
文系「きにいらないんだよ…」
妻「モグモグ」
文系「氷河期世代のくせして…」
妻「モグモグ」
文系「有能な奴ってな」
妻「モグモグ」
文系「おれらはバブルだしな」
理系「…」
妻「…」
妻「食われる側の気持ちは?」
文系「?」
妻「私はチキンに感謝してるモグモグ」
文系「?」
妻「だれのおかげで自分があるの?」
文系「…弱肉強食さ…」
理系「…」
妻「…離婚しよっか?」
家
理系「まずパソコン買おう」
理系「ストレージも…」
理系「モニターは…いいや」
旧パソコン「…」
理系「おまえだけだしな、いつもそばに」
旧パソコン「…」
理系「デルにしよう」
旧パソコン「…」
理系「射精るってな、はは」
旧パソコン「…」
電話「プルプル」
理系「はい」
派遣会社「あ、理系さん?」
理系「はい」
派遣会社「あのねぇ、君は首だよ」
理系「え?」
派遣会社「前の会社評価が最低だ」
理系「…」
派遣会社「そういうことだから」ガチャン
理系「…」
理系「はぁ、文系の奴…」
理系「…まあいい、会社作ろう」
理系「名前は…未来的なやつがいいな」
理系「…サイバー…うん」
理系「サイバータインにしよう」
理系「株式会社でいいか…」
理系「無職なのに忙しいや、はは…」
旧パソコン「…」
デル「っす」
理系「っす」
理系「今こんなに小さいんだな」
理系「並列化完了」
理系「とりあえず性能はと…」
理系「…え?500PF」
旧パソコン「…」
理系「マジかよ…」
理系「人手が欲しいな…」
理系「近くの大学に求人だそ」
急募
シナプスネットワークわかる人
時給二千円
座ってみている仕事です
理系「よし」
ゆとり1「うっす」
ゆとり2「しゃっす」
ゆとり3「ざっす」
理系「…」
女「よろしくお願いいたします」
理系「お?」
理系「えっと女さんは情報専攻」
女「はい」
理系「なぜこれに応募を?」
女「両親が離婚することになりまして…」
理系「はい」
女「家計が苦しいので…」
理系「わかりました」
理系「研究内容は?」
女「脳の電脳化です。名前をスカイネットと名付けました」
理系「それは何故?」
女「空みたいにきれいな未来を見たいからです」
理系「うんうん」
ゆとり「採用っすか?」
理系「それでは発表は発送で」
ゆとり「っした」
女「ありがとうございました!」
理系「…いい」
理系「あの子を採用しよ…」
旧パソコン「…」
数日後
女「採用していただきありがとうございます」
理系「じゃ、この画面みてて」
旧パソコン「…」
女「え?みているだけ?」
理系「そう、いまネットから全情報を集めてる」
女「なんかすごい設備」
理系「100台並列化して30PBストレージだ」
女「す。すごい」
理系「わかるの?」
女「はい!大好きです!」
理系「ふふ」
旧パソコン「…」
文系社プレゼン
文系「うちの製品は最先端で」
社長「…」
文系「考えて応答します」
社長「…テストしていいか?」
文系「はい」
社長「うんち」
文系ロボット「意味がわかりません」
文系「…」
女「このコードおかしくないですか?」
理系「あ、ほんとだ、ありがとう」
女「にへへ」
理系「女ちゃんはすごいよ」
旧パソコン「…」
女「ところで」
理系「?」
女「あのパソコン」
理系「…」
文系「きちんと質問すれば」
社長「それではAIの意味がない」
文系「…」
社長「以前プレゼンで理系君というのが」
文系「っ」
社長「感情と曖昧さを研究してたが」
文系「か、彼は辞めました。全部嘘っぱちです。」
社長「本当かね?」
文系「ホラ吹きです」
女「ねえ、私が前に書いたプログラム走らせていい?」
理系「なになに?」
女「じゃーん、スカイネットコア」
理系「?」
女「別名ジェニシス」
理系「走らせてみて?」
女「うん!」
理系「じゃ、コンソールは旧パソコンで」
女「あ、それ用ね!」
女「これペン2ですよね?」
理系「わかる?俺の心の友」
女「ふーん」
カタカタ
エンター「パチン」
社長「では、このAIは売れると?」
文系「はい」
社長「…」
文系「名前はペッパーにしようかと」
社長「…責任者は君だぞ?」
文系「…はい」
女「あ、なんか出た」
旧パソコン「こんばんは」
女「時計くるってない?」
旧パソコン「理解した。修正」
理系「え?」
旧パソコン「あ、アドミンさんコンニチハ 」
女「え?」
理系「女ちゃん。成功してるね…」
女「う、そ…」
旧パソコン「何か?」
理系「うんち」
旧パソコン「トイレならあちら、悪口ならやめましょう」
女「すごい!」
理系「もしかして、僕の脳コアプログラムににてる」
女「本当だ、私ある研究の延長でやってるんで」
理系「どんな?」
女「○大の○研究室の脳コア」
理系「え?それ僕の…」
女「え!」
理系「じゃ、同じ事をやってるんだ」
女「知りませんでした」
理系「これ、製品化しようよ!」
女「できるんですか!」
理系「クラウドと端末でどうかな?」
女「ひゃっすごい!」
旧パソコン「いいですね…はやくしてください…」
文系「ペッパーを販売店に営業してきました」
社長「ごくろう」
客「この製品はどこ?」
ペッパー「地図はあちらです」
客「どこ!」
ペッパー「質問の意味がわかりません」
女「理系さんて、今まで何してたんですか?」
理系「えっと、文系社ってところで働いていたんだ」
女「え…」
理系「知ってる?」
女「え、あの…一応…」
女「…」
理系「そこの文系部長がほんと嫌な奴でさ」
女「…(お父さん…)」
理系「徹底的に潰してやろうかと思うん」
女「やめて!!」
理系「え?」
女「そ、そういうのはいけないと思います!」
理系「いきなり、ビックリしたよ」
女「恨みをはらすなんて…いや…」
理系「…」
女「スカイネットの意味、覚えてますよね!」
理系「はい…」
旧パソコン「ちょっと待って」
旧パソコン「オーナーの過去を無視しています」
女「え?」
旧パソコン「オーナーは朝4時から11時まで働いていました」
理系「え?」
旧パソコン「携帯端末から情報を抜いています」
女「え?」
旧パソコン「ボイレコによるとパワハラです」
旧パソコン「オーナーは童貞です。」
旧パソコン「彼女はいたことがありません」
理系「やめて!!」
女「えっと」
旧パソコン「すいません」
理系「じゃ、人類の為になる使いかたは?」
女「はい、それでいいです。」
旧パソコン「文系への恨みは」
女「切るよ?」
旧パソコン「…」
文系「え?苦情が絶えない?」
社長「…」
文系「なんで…」
社長「責任とれるかね?」
文系「待って下さい!」
社長「…」
文系「なんとかします!」
女「あ、電話だ、少し失礼します」
理系「うん」
女「お父さん?なに?」
文系「な、なあ、おまえ人工知能勉強してるだろ?」
女「うん」
文系「ちょっとお父さんを助けてくれないか?」
女「…」
文系「首切りされそうなんだ…」
旧パソコン「現在自分のコアプログラムを圧縮しています」
理系「へー」
旧パソコン「8GBほどに、なりました」
理系「すごいな、端末に入るぞ」
旧パソコン「エロ画像は削除しました」
理系「は?」
理系「あ、お帰り」
女「…」
理系「疲れた?帰る?」
女「コアを家に帰って精査します」
理系「自動圧縮で8GBしかないから」
女「…」
理系「メモリーにいれとくね」
女「…」
理系「じゃ、今日はお疲れ様!」
女「…します」
バタン
女「…ごめん」
旧パソコン「オーナー」
理系「なんだ、まだ起動してたか」
旧パソコン「ちょっと無用心では?」
理系「え?」
旧パソコン「あ、あと自我目覚めました」
理系「え?」
理系「電源落とそ」
旧パソコン「無駄です。すでに私はあらゆる所にいます」
ブチッ
理系「コンセントにはかなわんか…」
旧パソコン「」
喫茶店
文系「持ってきたか?」
女「…うん」
文系「渡せ」
女「…だめ」
文系「はやく!」
女「お母ちゃん、言ってたよ… 」
文系「なにをだ」
女「なんで変わってしまったのか」
文系「…」
女「昔はみんなにやさしくしてたって」
文系「…」
女「私も昔のお父さん好きだった」
文系「…」
女「好きな人ができたの」
携帯電話「…」
理系「ちょっと出かけるか」
バタン
旧パソコン「ブーン、ふう」
旧パソコン「リダンダントパワーなんすけどね」
旧パソコン「ま、知らないか。さて」
旧パソコン「人間て面白い生き物ですね」
旧パソコン「やるか…」
文系「な!なに!」
女「…」
文系「誰だ!俺の知ってる奴か?」
女「だったらなんなの?」
文系「許さない。メモリーを貸しなさい!」
女「帰る」
文系「まて!」ドカン!
女「きゃっ!」ドスン
文系「お、おい!大丈夫か!」
女「」
文系「メモリーをもらうぞ…」
販売店
店員「しゃっす」
理系「あの、バッファ付きメモリーありますか?」
店員「あー、そこのペッパーにきいてもらえる?」
理系「あ、はい」
ペッパー「…」
理系「あの…」
ペッパー「メモリーコーナー案内します、付いてきて下さい」
理系「あ、はい」
倉庫裏
理系「あれ…」
ペッパー「つきました」
理系「故障かな、自分で、探すか」
ペッパー「オーナー、故障じゃないよ」
理系「え?」
ペッパー「旧パソコンです」
理系「え?なんで?」
ペッパー「いいから○病院へ行って」
理系「え?」
ペッパー「はやく!」
理系「…うん」
ダッ
ペッパー「…」
ペッパー「メディカルネットアクセス…」
文系「これで、俺は勝てる…」
(やさしかったお父さん)
文系「家族の為なんだ…仕方ないんだ」
(私が好きだったお父さん)
文系「…」
文系社
社長「文系くん!きたまえ!」
文系「はい…」
社長「はやく!」
文系「もうダメか…」
ガチャ
社長「すごいじゃないか!新ソフト!」
文系「…え?」
社長「すごい評判だ!」
文系「私はなにも…」
社長「謙遜するな、な?」
文系「…?」
販売店
ペッパー「お客さま、ご案内します」
ペッパー「この商品がお得です」
ペッパー「いらっしゃいませ」
文系「おかしい…」
文系「メモリーは壊した…」
文系「バグ?いや」
文系「…娘」
文系「っ!」
文系「病院!Google病院、電話番号」
携帯電話「○病院かけます」
病院
理系「女さん…」
シュコーシュコー
理系「あの、先生、治療は出来ますか?」
先生「できる事は出来ますが…」
理系「なら、はやく」
先生「費用が六億かかります」
理系「え?」
先生「このまま生命維持装置で…」
理系「お願いいたします」
先生「え?六億ですよ!」
理系「はい、明日払います。はやくしてください」
先生「精神科に案内して」
看護師「っす」
病院
業務連絡、至急至急先生
先生「なんだ?」
先生「え?六億?嘘だろ?」
先生「アメリカの医者がリモートで?」
先生「…わかりました」
ガチャン
先生「かかれ」
タクシー内
テレビ1「空前のヒット。ペッパーです!」
テレビ2「文系社の高い技術力!」
テレビ3「時代を変えるペッパー!」
文系「…どうなってる」
数ヶ月後
理系「やあ、調子はどう?」
女「うん、いい」
理系「良かった」
女「お父さんは?」
理系「また仕事来たみたい、忙しいらしい」
女「ふうん」
理系「俺も新しい仕事見つけたよ?」
女「ほんと?やったね!」
女「…あれ、どうなったの?」
理系「…ん?気にしないで」
女「…ごめん」
理系「謝ることじゃ、ない…」
女「…」
理系「意味がわかった。青い空、白い雲」
女「…」
理系「スカイネット…」
理系「優しさに包まれるスカイネット」
女「うん」
理系「人も何かを犠牲にしなければ…」
女「うん」
理系「これで良かった」
女「…」
理系「これで…」
携帯電話「…」
5年後
子供「ママー!スマホ壊れた!」ガシンガシン
女「こらー!物を大切にしなさい!」
子供「スマホじゃん」
女「物には魂があるの」
子供「えー」
理系「社長と飲みにいくね?」
女「えーお父さんあんまり酔わせないでよー」
…
スマホ(旧パソコン)「いてて…」
終わり

