あやめ速報-SSまとめ-

幼馴染「今日は暑いね～」

男「お前のせいだろうが……」

幼馴染「え？私？平常運転なんだけど……」

男「あれ？あ、ｶｰﾁｬﾝのせいか？」

幼馴染「男くんのお母さん、最近調子悪そうだもんねぇ～」

男「なんだかんだでずっと元気にやってきてたみたいだが、最近は特にな」

幼馴染「偶には何かしてあげたら？贈り物とか」

男「そういうのはお前らに任せる」

幼馴染「やっぱにーと！」

男「うるせえ」

女「おっすー」

幼馴染「あ、女ちゃんだ」

男「おお、もうそんな時間か」

女「幼馴染ちゃんお疲れー、このバカの相手大変だったでしょ？」

男「誰がバカだ」

幼馴染「うふふ、2人とも仲良しさんだね～、それじゃあ私帰るね～」

女「じゃーねー」

男「おつかれさーん」

幼馴染「バイバ～イ」

男「さて、そろそろ寝るか」

女「ったく、人が今から仕事するってのに……」

男「俺が寝るのは自然の摂理だ」

女「わかってるわよ、全く」

男「ってか、お前の仕事もただの見張りだろ？」

女「アンタのお母さんはともかく、アンタは寝相が悪いから、見張ってるのも結構大変なのよ？」

男「それは俺のせいじゃないな、主に少女のせいだ」

女「また人のせいにしてー」

男「まぁ、お前が見張っててくれるから俺は安心して寝られるんだけどな」

女「なっ……バ、バカッ！///」

男「おはよう、良い朝だ」

女「おはよ」

男「何か変わったことあったか？」

女「別に、いつも通りよ」

男「そうか、良かった」

幼馴染「男くん、女ちゃん、おはよー！」

男「おお、女か、おはよう」

女「おはよう、幼馴染ちゃん」

男「今朝は妙に元気だな？」

幼馴染「えへへ～暑いのはヤだけど、朝ベッドから起きる時は楽だよね～」

男「全く、現金な奴だ」

女「じゃあ、私は帰って寝てくるわね」

男「おお、おつかれさん」

幼馴染「女ちゃんお疲れ様ー！おやすみー！」

男「お前が朝起きるのが早くなると、女も早く帰れるんだよな」

幼馴染「へっへーん」

男「でも同時にお前の勤務時間も長くなるんだよな」

幼馴染「う、うぐぐ」

少女A「やーやーみなさんこんにちはー」

幼馴染「あ！少女Aちゃんだ！こんにちはー！」

男「おいーっす、今日はどこまで行くんだ？」

少女A「さー私に聞かれましてもー」

男「全く、お前は自由でいいよなぁ」

幼馴染「私も自分探し旅、してみた　男「やめろ、マジでやめろ」

幼馴染「……で、ですよねー」

少女A「しゃれになりませんよねー」

少女A「ではー私はーこれでー」

幼馴染「じゃーねー」

男「今日も流されてくんだな」

少女A「そうですーではー」

幼馴染「行っちゃったね」

男「あぁ」

幼馴染「いつも通りだね」

男「あぁ」

幼馴染「暇だね～」

男「平和が一番だ」

少女B「ひっく……ひっく……」

幼馴染「あ」

男「……問題児が来たぞ」

少女B「うええーん……」

幼馴染「おー、よしよし」

男「相変わらず泣き虫だなぁ、まぁ、お前は結構すぐ泣きやむし、何より暴れないから楽だが」

少女B「ううう……ひっく……」

幼馴染「お姉ちゃんとあっちで遊ぼうか、ね？」

少女B「……うん」

男「少女Bは頼んだぜ、いつもおつかれさん」

幼馴染「ううん、これも私の仕事だから、しばらく空けるね？」

男「オッケー」

幼馴染「ただいまー」

男「おかえり」

女「おっすー」

男「おいっす、被っちまったな」

幼馴染「ありゃ、もうそんな時間？じゃ、私帰るねー」

女「あ、少女ちゃんたちが来てたんだ」

幼馴染「そうなの～」

男「おう、まぁB子だったからこうやってすぐ帰ってこれたんだがな」

幼馴染「C子ちゃんは長いと1週間くらいは泣きやまないもんねー、ちょっと泣きやんでもすぐまた……」

女「幼馴染ちゃんも大変ね」

幼馴染「ううん、これも仕事だから……じゃあね」

男「おう、おつかれさん」

女「おつかれさまー」

男「今日は夜更かししてみようかな」

女「へえ、珍しいじゃない」

男「夢ある少年たちと会話したい気分なんだ」

女「……少年って、アンタより年上のヤツの方が多いでしょ？」

男「……それは言わない約束だ、そんなこと言いだしたら、幼馴染だって」

女「ストップ、それこそ禁句よ」

男「……すまん」



男「まぁ、お前は俺より年下だよな」

女「う、うるさい」

少年A「チィーッス！こんばんはッス！」

女「こんばんは」

男「おっす」

少年A「おぉッ！？今日はアニキもいらっしゃるんスか！？」

少年B「マジで！？」

少年C「アニキ！アニキだ！」

少年D「すげえ！レアだ！超レアじゃん！」

少年E「でもアニキが起きてるとアニキの顔に見惚れるアネゴが見れなﾌﾞｷﾞｬｱｱｱｱｱｱｱ


女「　何　か　言　っ　た　か　し　ら　？　」


少年ズ「「「「いえ何も！！！！！！！！」」」」

男「お前ら相変わらず元気だなー」

少年A「アニキこそ、元気そうで何よりッス！」

女「全く、うるさいったらありゃしないわ」

少年E「あれ、やっぱりアニキの寝顔が見れなくて残念なんスｋﾔｯﾀﾞﾊﾞｱｱｱｱｱｱｱｱｱ

男「……うん、相変わらずだな」

男「って、あれ？そういやG太の姿が見えないが……」

少年B「あ……」

少年C「G太……」

男「……悪い、そういうことか」

女「悪い奴じゃあ、なかったんだけどね……丁度昨日の夜よ」

男「そうか……」

男「……なんかしんみりさせちまったな、悪い」

少年A「い、いえ！アニキのせいじゃないッスよ！」

少年B「そうッス！そうッスよ！」

少年D「アニキは悪くねえッス！」

男「そういや、お前らってチーム名があったよな」

少年C「はいッス！超カッチョイイ名前がありますッス！」

男「確か……えーっと……」

少年ズ「…………」



男「……チーム・オリオン？」

少年ズ「「「「「……うみへびッス」」」」

女「それは冬の子たちでしょ」

男「あぁそうだったか、すまん……ぶっちゃけ、うみへびってダサ

少年ズ「「「「「…………グスッ」」」」」

女「アンタが悪いわ」

男「ごめんなさい」

女「こいつらは悪くないでしょ、勝手に区分されて、勝手に付けられた名前なんだから」

男「全くだな、すまん」

少年A「いえ！自分らは気に入ってるんで大丈夫ッス！」

少年B「そうッス！そうッス！」

少年C「あれ？そろそろ朝じゃね？」

少年D「じゃ！俺ら帰りまスんで！」

少年E「せっかくのお二人の時間を邪魔してすんませんでしｔｸﾞｷﾞｬｱｱｱｱｱｱｱｱ

男「じゃーなー」

男「あいつらって、ｶｰﾁｬﾝより年上の奴らも普通に居るんだよな？」

女「そうね、それこそ何十倍も長生きしてるかも」

男「それにしては、ちっこいよなぁ」

女「そりゃ、アンタや私たちから見ての話でしょ」

男「そんなもんかぁ」

女「そんなもんよ」

幼馴染「おはよー！」

男「おう、おはよう」

女「幼馴染ちゃん、おはよ」

幼馴染「あれ？もしかして男くん、今日起きてた？」

男「あぁ、まぁな……なんでだ？」

幼馴染「目に隈ができてるよ」

男「おぉ、マジか……まぁ今から寝るってわけにもいかないし、気にしないことにする」

女「へえ、案外頑張るのね」

男「自宅警備は俺の仕事だからな」

女「ニートね」

幼馴染「にーと！」

男「うるせえ」

女「じゃあ、私帰るわね」

幼馴染「おつかれさまー」

男「おう、おつかれ」

女「お疲れ様」

男「今日はなんか予定あったっけ？」

幼馴染「予定の内容なんてないよー」

男「……」

幼馴染「……ごめんなさい」

男「許す、まぁ、その通りだしな」

男「俺達ぁいつも自然体だ」

少女A「やーやー男さん、幼馴染さん、こんにちはー」

男「おっす」

幼馴染「あ、A子ちゃん一日ぶり～」

少女A「良い知らせと悪い知らせがありますよー」

男「……まじか」

幼馴染「ふえー……」

少女A「どちらから聞きますかー？」

男「……じゃあ、良い知らせから」

少女A「了解ですー」

少女A「今年はC子ちゃん、都合が悪いらしくて、来るのが遅い上に期間も短いそうですよー」

男「お、マジか、良かったな幼馴染」

幼馴染「う、うん……で、悪い知らせって何？A子ちゃん」




少女A「D子ちゃんがすぐそこまで来てますー」

男＆女「！？」

少女D「うわああ゛あ゛あ゛あ゛あああああああああああん！！！！」ﾄﾞﾀﾊﾞﾀﾄﾞﾀﾊﾞﾀ

少女A「あ、おでましですよーそれでは私はこれにてー」

男「うおおおおおおこんな早い時期にか？！いつもはC子の後とか夏が終わってからだろ！？」

幼馴染「わ、わかりません！ひょっとしたらこれも男くんのお母さんの体調と関係してるのかも……」

男「マジか……ｶｰﾁｬﾝ頼むから健康でいてくれ……」

少女D「びえ゛え゛え゛え゛え゛えええええええええん！！！！！」ﾊﾞｷﾄﾞｶﾎﾞｺ

男「ひでぶ！」

幼馴染「男くん！？大丈夫！？」

男「お、オッケー……いつも通り元気そうで何よりだ」

少女D「うあ゛あ゛あ゛ああああああああああああああん！！！！」

ヤンキーA「ヒャッハァー！」

ヤンキーB「ヒャッハァー！」

男「うおっ？！もうヤンキー共が！相変わらずタイミングがズレてるけど速ぇ！」

男「（B子やC子といっしょに来る時もあるが、やっぱ強さが段違いだな……）」

幼馴染「D子ちゃん、お姉ちゃんといっしょにあっちいこ？ね？」

少女D「いや゛あ゛あ゛あ゛ああああああああああああああん！！！！！」

幼馴染「ううう……相変わらず手のつけようがないなぁ……」

男「まぁ、いつも通り収まるのを待つしかないだろうな……ちょ、イタッ」

男「ふぅ、やっと行ってくれたか……」

幼馴染「来てから丁度丸二日だねー」

男「女も頑張ってくれたしな……」

幼馴染「悪い子じゃないと思うんだけどねー」

男「まぁ、あいつもあれが仕事みたいなもんだからなぁ」

幼馴染「にーとな男くんより、よっぽど仕事してるよねー」

男「うるせえ」

女「やっほー、あ、D子ちゃん行ったみたいね」

幼馴染「女ちゃんやっほー、うん、丁度今行ったところだよー」

男「おっす、二晩連続お疲れ様だったな」

女「まったく、あの子ったら昼夜見境ないんだから……」

少女A「あららーみなさんおそろいでー」

男「おう、A子じゃねえか」

幼馴染「この時間に来るのは珍しいねー」

女「A子ちゃんこんにちは、私と話すのもいつ振りかしら？」

少女A「けっこー久方振りですねー」

少女A「まぁ、私も男さんと同じで居るけど寝てるだけなんですけどねー、幼馴染さんとは違って夜もちゃんと居ますよー」

男「だな、だからこうやって全員揃うのは珍しいぜ」

少年A「チィーッス！こんばんはッス！みなさんお揃いで！」

男「おぉA太か、相変わらず一番乗りだな」

少年A「ウイッス！それが自分の取り柄ッスから！」

少女A「こんばんちはー」

少年A「A子さんもこんばん……ちは？」

少女A「幼馴染さんも女さんも居る時間ですから、こんばんちはなんですよー」

少年A「なるほどッス！」

女「それにしても、私たちって働き者よね……毎日毎日入れ替わり立ち替わり」

幼馴染「偶にはお休みとか欲しいよねー」

男「おいおい、お前らが休んだら世界中が大変なことになるだろ？」

少女A「そういう男さんはちゃんと仕事してるんですかー？」

女「そうよ、アンタただのニートじゃない」

幼馴染「にーと！」

男「ちげーっつってんだろー、じゃあお前らの仕事言ってみろよ

少女A「私はちょっとサボり気味ですが、B子ちゃんやC子ちゃん、それにD子ちゃんも居ないと男くんのお母様は乾燥しちゃいますよー？」

幼馴染「ぶっちゃけ、私がいないと男くんと男くんのお母さん、女ちゃんに少女ちゃんたちは、生きていけないよね？」

女「私は幼馴染ちゃんの夜の代わりね……まぁ、最近はあんまり仕事ないけど、それでもアンタよりは働いてるわ」

少年A「自分も微力ながらアネキの手伝いをさせてもらってますッス！」

女「ってか、アンタたちは自分の生活も頑張ってるでしょ？」

少年A「はいッス！」

幼馴染「働き者だよね～、男くんのお母さんもいっしょだよね～、そもそも男くんのお母さんが居ないと男くんって存在しないし」

女「っていうか、アンタってホントにそこに居るの？私たち全員と違って形がないからわからないわ」

少女A「男さんって、空気ですよね～」

男「ひ、ひどい言われ様だな……（まぁ、空気はある意味間違っちゃいないが）」

男「でも俺だって仕事してるぞ」

幼馴染「なぁに？」

女「なによ？」

男「……………そこに居ること、かな？（ｷﾘｯ」



幼馴染「にーとだね」

女「ニートね」

少女A「ニートさんですね～」

少年A「ニートッスね」


男「うるせえ」



-終わり-