魔王「え、何と申したのだ?」
勇者「もう限界だよ、俺たち別れよう」
魔王「……嘘であろう?」
勇者「嘘じゃない、本気の本気だよ」
魔王「ゆ、勇者!わらわはその様な冗談は好かん!!」
勇者「……」
魔王「そ、そうだ!近所に出来た焼肉屋でわらわが奢ってやろう」
勇者「……」
魔王「ほら、勇者!ついてこい!!今夜は食べ放題じゃ!!」
勇者「……………………見た目通りの軽い女でいてくれりゃよかったのによ」
魔王「……え?」
勇者「もう俺たち終わりだ!言い訳も何も聞きたくねー!二度と顔見せんな!じゃあな!(ダッダッダッダ)」
魔王「ゆ、勇者。わらわは……わらわは……(ポロポロ)」
勇者「──でさ、やっと魔王と別れる事ができたよ」
魔法使い「へぇ、だけど魔王って滅茶苦茶可愛いじゃないっすか。ちょいロリ入ってるけど」
勇者「なんっていうかあいつ付き合い始めてからヤケにベタベタしてくるんだよ」
魔法使い「可愛いじゃないですか」
勇者「いやさ、俺は適度な距離って大切だと思う訳。あんまベタつかれても疲れるんだよ」
魔法使い「ですかねぇ」
勇者「そうだって、あいつ3ヶ月掛けて手編みのマフラーとか編んで俺に渡してきたりしたのよ?」
魔法使い「それはまぁ……凄いですね(笑)」
勇者「その時は喜んだ振りしたけど帰った後気持ち悪くて犬のションベンシートに敷いといたわ」
魔法使い「そりゃひどいっすよwwぱねぇっすねww」
勇者「しかし今から考えてみても魔王には驚かされるよな」
魔法使い「まぁいざ決戦と意気込んで魔王城に入り込んで魔王と対面したら……魔王の第一声が……」
勇者「惚れてしもうだ//// だもんなぁ(爆)」
魔法使い「まぁ軽く電波入ってるんですかね。今時一目惚れとかありえないっすよww」
勇者「違いないwwあぁタバコうめー!!やっぱセブンスターだよな(笑)男はww」
魔法使い「……しっかし、ルックスだけは満点っすからねぇ魔王の奴(チラ)」
勇者「あーー、お前童貞だっけ?……魔王とヤる?(ニヤ)」
魔法使い「え!!!!!!(ニヘラニヘラ)」
勇者「ちょっと待ってろ(携帯取り出す)ま……お……う、と(プルルプルル)」
魔法使い「うわぁあ、緊張しますよっっ!!」
勇者「ばあか、ってはい。あ、魔王?」
魔王「ゆうしゃ!!!ゆうしゃゆうしゃ!!わらわは信じておったぞ……ひっく」
勇者「泣いてるのか?」
魔王「な、泣いてなどおらぬ!わらわはずっと勇者を信じておったのだ!」
勇者「へぇ俺を信用してるんだ?」
魔王「無論だ!わ、わらわと勇者はベストカップルじゃ……(カァァァ)」
勇者「なら信じてもらおうかい、おい魔法使い(携帯渡す)」
魔法使い「ハァハァハァ。ま、魔王ちゃん????やっほーww」
魔王「だ、誰だお主は!!!」
魔法使い「俺は勇者の友達の魔法使いです。ほら、1回会った事あるっしょ?」
魔王「その魔法使いがどうしたのだ。勇者と私の邪魔をするな、戯れ者が!」
魔法使い「(ムカ)そんな態度でいいのかな?勇者とずっと一緒にいたいんだよね?」
魔王「え」
勇者「(ちょっと変われ)あーー魔王?この魔法使いって俺の親友なんだよ。」
魔王「ふ、ふむ」
勇者「んでさ、こいつ童貞だからお前に任せるわ」
魔王「ゆ、勇者?何を言っておるのだ。」
勇者「簡単に言えば魔法使いとお前でセッ○スしろって事だよ、それ位分かれや能無し」
魔王「……勇者か?お主は本当にわらわが愛した勇者なのか!」
勇者「そうだ、お前が愛した勇者だ。そしてこんな事を頼むにも大きな事情がある」
魔王「……」
勇者「今は語れぬが俺を信じろ、信じられなければ通話を切れ。二度と話す事もないだろう」
魔王「…………」
勇者「……分かった。じゃあな魔王」
魔王「ま、待て!!!!!」
勇者「(フィッシュ)」
魔王「勇者、魔法使いとわらわが寝たらいつもの勇者に戻ってくれるのかの?(ポロポロ)」
勇者「……(面倒だから魔法使い変われ)」
魔法使い「……(了解しました)」
魔王「いつもの様に頭を撫でてくれて笑顔でいてくれるのかの、一緒にデートしてくれるのかの」
魔法使い「……」
魔王「わらわは勇者の事が好きなのだ。愛しておるのだ。そちはどうなのだ」
魔法使い「……(俺を魔王だと勘違いしてるww)」
魔王「答えてくれ勇者」
魔法使い「面倒な話は置いといてヤルかヤラナイカどっちだ!!!ゲヒヒww」
魔王「!!!」
魔王「分かった、お前と寝てやる……」
魔法使い「ヒャッホーwwwwwwww魔王ちゃんで童貞捨てれるなんてwww」
魔王「……勇者と変われ」
勇者「どうやら話はまとまったようだな」
魔王「あぁ」
勇者「明日の夜に魔法使いと一緒に魔王城に向かう。風呂位はいっておけ」
魔王「分かった」
ガチャ
魔王「さて」
魔物「殺しますか?」
魔王「無論だ、久々に血が踊る。ここまで何かを壊したいと思った事はないぞ」
魔物「(帰ってきた・・・いつもの魔王様だ!!)」
魔王「参謀!参謀はおるか!」
参謀「ここにおります!!呼ばれるのをずっと待っておりました!!」
魔王「心配かけてすまぬ、今魔王軍の勢力はどのようになっておる」
参謀「えーと。魔王様が勇者に恋焦がれている間にほとんどのものは去って行きました!」
魔王「して、数は?」
参謀「私と魔物1匹です!」
魔王「……」
参謀「そして魔王様の魔力も平和にかまけてる間に随分落ちた様ですし、勇者を相手にするのは難しいかと!」
魔王「そうか、わらわ達が勇者を倒すのは難しい事なのか」
参謀「そうです!!」
魔王「面白いではないか!!!」
魔王「参謀!!戦力数値データはどのようになっている!!」
参謀「 魔王5000 参謀500 魔物1 勇者40000 魔法使い1000 です! 」
魔王「それは前までのデータであろう、遠慮せずに現在の数値を教えろ!!」
参謀「は、はぁ。では申します」
魔王「うむ」
参謀「 魔王2000 参謀10 魔物2 勇者40000 魔法使い1000 です!」
魔王「これはひどいのう……」
参謀「ですねぇ……」
魔王(2000)「とりあえずわらわは打倒勇者の為に修行に行ってくる」
参謀(10)「いってらっしゃいませ!!!」
参謀(10)「実際無理じゃね……」
魔物(2)「そんな事はありませんよ、力を合わして魔王様を小馬鹿にした奴らに復讐を!」
参謀(10)「まぁ私と魔物で魔法使いをやっつけて、魔王様に勇者を倒してもらえればなんとかなるか」
魔物(2)「私達も修行しましょう!!明日の夜までしか時間はありませんし!!」
参謀(10)「そうだな、覚醒パワーで勇者達をやっつける事に重点を置こう」
魔法使い「(プルプルプルプル)」
ガチャ
戦士「ん、魔法使い?」
魔法使い「おひさぁーwwお元気?ww」
戦士「こんな夜にどうしたんだよ」
魔法使い「いやぁごめんごめんwwだけどさビッグニュースがあってww」
戦士「なんだよビッグニュースって」
魔法使い「俺さ、明日童貞捨てられる事になったwwwww」
戦士「は?wwwwふざけんなよwww相手誰????」
魔法使い「ま お う ちゃんwwwww」
戦士「ktkr」
魔法使い「お前も童貞だろ?ww一緒に来る?明日魔王城ww」
戦士「まじで……?」
魔法使い「その代わりお前の持ってたPS3貸せよww」
戦士「契約成立ww」
参考データ「戦士:3000」
魔物(30000)「いやぁいい汗かきましたね」
参謀(5)「魔物!お前なかなか筋がいいぞ!」
魔物(30000)「魔王様の為にって思うと今までにないパワーが込み上げてくるんですよ」
参謀(5)「ふーん、お前もう俺より強いんじゃない?」
魔物(30000)「そんな事はないでしょー、あまりオダテないでくださいよ(笑)」
参謀(4)「ハハハwワルイワルイ、あお腹痛くなってきた。トイレいってくる」
魔物(30000)「いってらっしゃい!」
魔物(30000)「魔王様の為に!命を懸けて頑張りますよぉ!てりゃーー!!」
参謀(4)「(もうやヴぁいかもしんない)」
魔王「でりゃー!!ジャネシス!!」
スライム「ピーピー(経験値+20)」
魔王「おりゃー!!ブラックエターナル!!」
ゴーレム「グオー!!(経験値+100)」
魔王「やー!!右すとれーとー!」
ゴールドドラゴン「ぐああ(経験値+5000)」
魔王(10000)「段々勘を取り戻してきたぞ」
プルルルプルルルル
魔王「む、誰だ。え……勇者だと」
ガチャ
勇者「お前ゴスロリ系のドレス持ってる?魔法使いはそれ着たお前とヤリたいんだとさ」
魔王「あ、あぁ。了解した」
勇者「ん?なんだよ、そのよそよそしい態度?心配するなって。魔法使いとやったら俺もお前とセッ○スしてやっからw」
魔王「う、嬉しいな。それは……」
勇者「んじゃま、また明日ww」
ツーツー
魔王「……わらわのバカ!バカ!何を揺れておるのだ!!!」
魔王(10000)「かえったぞー!!」
魔物(80000)「おかえりなさい!!」
参謀(3)「こら、魔物。魔王様をお出迎えするのは私だ!身の程を知れ!!」
魔物「ぁすいません、魔王様。下っ端が図に乗った態度を魔王様に見せてしまって……」
魔王「下っ端も何も関係ないのだ。今のわらわに従ってくれる大事な仲間であるものに上下はないのだ」
魔物「はい!!ありがとうございます!!」
参謀「ご寛大な我らの魔王様。決戦は明日です。そろそろお休みになられては」
魔王「そうだな、分かった!少し眠る事にする。そちらも程ほどにして休むがよい!」
魔物・参謀「ハッ!!」
参謀「んな訳で俺は寝るけどどうする、魔物?」
魔物「私はもう少し特訓しておきます」
参謀「ふーん、努力だけじゃ器の壁は越えられないって事だけは覚悟しておけよ?じゃな」
ガチャ
魔物「……魔王様。私は貴方の事が……。勇者め!!!!!!絶対に許さない!!!」
チュンチュン
魔王「ふわぁ~朝かぁ」
参謀「おはようございます魔王様!今宵の夜の決戦での作戦をご報告します!」
魔王「さすが参謀だ。どれ朝ごはんを食べながら作戦を聞くとするか。朝飯はできておるのかの?」
参謀「ハッ!戦闘では役にも立たない鼻くその様な魔物がささやかな朝飯を用意しています!」
魔王「こら、口が悪いぞ参謀。しかし魔物が作る朝飯か、楽しみだ。では行こう」
参謀「ハッ!!!!」
魔物「あ、魔王様おはようございます!朝飯の用意はできています!」
魔王「ほぅハーブティーか。いい香りじゃ(ジー)」
魔物「(魔王様、可愛い!)」
参謀「魔物、ボケッとした顔をするな!それでは決戦の作戦を伝えます!」
参謀(2)「私は魔法使いを討ちます!魔王様は勇者との一騎打ちができるようにします!」
魔王(10000)「ふむ、続けて(モグモグ)」
参謀「しかし今のままでは負ける事は必死。夜までまた特訓をなさってもらいます」
魔物(80000)「……あの、ぼくは?」
参謀「お前は戦闘に加わっても私や魔王様の邪魔になるだけだ!監視塔で警護を頼む」
魔物「は、はぁ。でも──」
参謀「お前がこの戦闘に加わって功績を上げ私の地位を奪いたい気持ちはよく分かる。」
魔物「え、ちが──」
参謀「しかしな、これは戦争。戦争は勝たなければならない。分かるな?」
魔物「わ、分かります……」
参謀「監視塔で警護する事もこの戦争では大変重要なポジションなのだ!」
魔物「えぇ」
参謀「それに私の鈍った体も直す為に昨日と同じ様に特訓に少し付き合ってもらう、いいな?」
魔物「分かりました!!!」
魔王「よし、分かった。その為にもわらわはまた特訓にいってくる。最後の特訓じゃ!」
参謀「ハ、ハァハァハァハァハァハァ」
魔物「あの?参謀、また休憩ですか?」
参謀「いやハァハァちょっとハァハァあぁハァハァ休憩するハァハァ」
魔物「……はい。ちょっとトイレ行ってきます」
参謀「ハァハァいてらハァハァ」
ガチャ
魔物「(魔王様は勇者を愛していた。鬼畜だったかもしれないけど本当に愛してたんだ
勇者を倒したとしても魔王様の本当の笑顔が戻るとは到底思えない
魔王様と勇者を戦わせては駄目だ!俺がなんとかしないと、なんとかしないと!
あぁ俺って魔王様の事……本当に愛してたんだな。ハハハ)」
警備員「おい、お前」
???「なんですか」
警備員「俺を無視して町に入ろうとは犯罪人のする事だぞ?身分証と通行許可書を提示しなさい」
???「いや、それはちょっと」
警備員「何見せられないのか?本当に犯罪人なのか?身柄を拘束するぞ!!!」
???「この町でどうしてもやりたい事があるんですよ」
警備員「む?」
???「俺の好きな人を泣かせた奴を……」
魔物「 ぶ っ こ ろ す 」
警備員「仲間を呼べーー!!!反逆者だ!!!!」
魔物「俺が全部終わらせる!!!目指すは城!そこに敵はいるんだ!!!」
警備員×200「ぐわぁあ(経験値+400)」
魔王(30000)「ふぅいい汗をかいたぞ!!にしても嫌な風が吹くのぅ今日は」
魔法使い「勇者!勇者!!!!」
勇者「なぁ蒼井そらについてどう思う?」
魔法使い「バカ!!!そんな事気にしてる場合じゃないぞ!!!」
勇者「んだよ、何が起こった?」
魔法使い「魔物だ!!魔物が街に入ってきて城を目指しているんだ!!」
勇者「ん、魔王が送り込んだのか。あのクソバイタ!!!俺を裏切りやがって!!」
魔法使い「俺の童貞卒業もキャンセルだわ!!!」
勇者「ったく、まぁ今日ソープ連れてってやるから?な?」
魔法使い「ノンビリしてるんじゃねーよ!!魔物が攻め込んでるんだって!!」
勇者「はぁ、んで?瞬殺になったんだろ?ここは俺たちのホームなんだぜ?」
魔法使い「そ、それが……その魔物ってのが、とんでもねーんだよ!!」
勇者「へ?」
竜「ぐあぁああ(経験値+50000)」
魔物{100000(上限)}「待ってろよ!!!!!」
魔物(100000)「ここが最上階ヵ」
勇者(40000)「お見事、魔物1匹にここまで上がってこられるとはね」
魔物「お、お前が勇者かぁああああ!!!」
勇者「ご明察。魔王の腐れ初ヴァージンを奪った挙句捨てたのは俺さ」
魔物「魔王様はお前の事を本当に愛してたんだぞ?伝統的に続いてきた魔王軍を解散させる程お前を愛してた!!」
勇者「それがどうした?俺がイケメンだからそうなったんだろ?顔がいいってのも一つの武器なんだよ」
魔物「……」
勇者「その武器に一目惚れとか言って騙された女なんて俺に負けたも同然の女、奴隷にして何がワルイ?」
魔物「……」
勇者「なんだお前その顔?まさかお前魔王の事が好きだったのかwwwww」
魔物「それがどうした!」
勇者「あぁあぁ悪かった悪かったww俺の中古でよけりゃ好きなだけ乗ってくれやww」
魔物「……」
勇者「話終わりだろ?さっさとかえって腐れ魔王とニャンニャン(死語)してろやw」
魔物「魔王様に成り代わって殺してやるよ、てめーだけは」
勇者「焦るんじゃねーよ。参謀!参謀かもん!」
勇者側の参謀(100000)「はい」
勇者「この魔物糞つえーの。まじでやヴぁいから力貸して?ね?」
Y参謀(と省略)「分かった」
魔物「おい、お前は関係ない。俺は勇者をぶっ殺したいだけだ。どいてくれ!」
Y参謀「勇者を倒す前に俺を倒してみろ」
魔物「勇者!!!!お前は俺が怖いのか!!!」
Y参謀「ダークキラー!!!!」
魔物「クッ!!!!!いいだろう、お前がその気ならお前コロシテ勇者を引きずり出してやる!!」
勇者「(ククク、おめでたい奴wwwY参謀に勝てる奴なんて誰もいねーんだよww
しかしこの魔物強いな、Y参謀の攻撃をくらって生きられる奴なんてこの世にいる訳ねーのに)」
参謀「あのバカ糞ったれ魔物!!!!特訓すっぽかしてどこ行ってやがる!帰ってきたら魔王様の目の前で自慰させてやる!」
魔物「ハァハァハァハァ」
Y参謀「ぐぐぐぐ…」
魔物「こ、これで……とどめ……だ!!」
Y参謀「うっ(ピシューーーーン)(経験値+∞)」
魔物(∞)「あっ……うっう……ゲハァ(バタ)」
勇者「信じられねー!!!!!!!Y参謀が倒されるなんてありえねーって!!!」
魔物(∞)「ま、魔王様……(ダ、ダメダ。ありあまる程の力は感じるのに体が動いてくれない!)」
勇者「……だ、け、ど。お前が今神クラスの強さを持ってるとしてもY参謀と戦ったその体は動けもしない程疲労してるはずだ」
魔物(∞)「……」
勇者(40000)「殺すならいまだwwww戦士!!魔法使い!!今すぐこいこいwww」
戦士(3000)「大丈夫なんだろうな?こいつマジでうごかねーの?」
魔法使い(1000)「いっせーのーででやろうな?ね?ね?」
勇者「OK!!てめぇら!いっせいのでの「で」の瞬間にこいつの頭をたたっきれ!」
勇者・戦士・魔法使い「いっせー」
魔物「(魔王様……。私を生み出してくれた魔王様……。最後までお側にいさせて頂きありがとうございました)」
勇者・戦士・魔法使い「のー」
魔物「(私の人生に悔いはありません。しかし最後に、死ぬ前に魔王様のお顔をもう一度見たかった……)」
勇者・戦士・魔法使い「で!!!!!!!!!!!!!!!!!」
魔物「(愛しています、私の魔王様)」
魔王(40000)「帰ったぞ~」
参謀(1)「おかえりなさいませ、魔王様!!」
魔王「特訓の成果もあって勇者と互角に戦う事ができる気がするぞ!!」
参謀「それはおめでとうございます!!後は魔法使いの相手を私がすればいいだけですね!」
魔王「、して魔物は?」
参謀「あいつは……魔王様に真実を伝えていいかどうか……」
魔王「構わん、答えよ」
参謀「あいつは特訓の最中……この城から逃げ出しました」
魔王「え!!!!」
参謀「結局はこの戦力で勝つ事が不可能と思い逃げたのでしょう。臆病な奴です!」
魔王「……」
参謀「あんな弱い魔物の事は忘れて二人で勇者をやっつけましょう!ね?」
魔王「魔物はわらわが初めて作り出した魔物なのだ。出来損ないの魔法によってできた魔物なのだ」
参謀「……」
魔王「父上からは一週間もしない内に蒸発すると言われていたのにあやつは200年間もわらわの側にいてくれた」
参謀「はい」
魔王「これ以上あやつに何かを求めるのは酷というもの。あやつはもう、わらわに大切なものを沢山くれた」
参謀「……」
魔王「参謀。無駄死にはよくない。お前も逃げたければ今すぐ逃げよ」
参謀「……魔王様。私の願いは魔王様とずっと一緒にいる事なんです。それは未来永劫変わりません」
魔王「そうか……そうか!!!二人で今宵の夜は一緒に踊り狂おうぞ!!!」
参謀(500)「はい!!!!(ニコ)」
~夜~
勇者(40000)「魔法使い、お前の童貞今日で終わらせてやるからなww」
魔法使い(1000)「いやぁ童貞キャンセルかと思ったけど結局何も変わらないっすねww」
勇者「まぁあいつも反抗するとは思うが、あいつは平和ボケで軟弱になってるからレイプなんて訳もねーよww」
魔法使い「殺さないでくださいよwww死んでる女とヤルってマニアックすぎっすよww」
戦士(3000)「俺はそれでもいいけど・・・w」
勇者「ちょww戦士お前キチガイだろwww」
魔法使い「ちょっと第二ボタンの誓い流していいっすか?wwカセットで録音してきましたからw」
戦士「準備よすぎwwwwwwwwww」
勇者「さて、魔王城に到着!!」
魔法使い「にしてもあの魔物みたいに強い奴出てくるってのは勘弁ですよ?ww」
勇者「それはさすがにないだろwwんじゃま行きますかwwww」
戦士・魔法使い「いぇーーーーいwww魔王で童貞卒業wwwwwww」
魔王(40000)「そろそろ、か」
参謀(500)「準備はできてますよ!!!!!!」
魔王「……勇者」
勇者「よう、魔王?命令通りゴシックドレスは着ているみたいだな」
魔王「わらわはお前を信じておった。しかし、お前はわらわを裏切った。許せるものではない!!」
勇者「へぇこわ~い。前までキスして~キスして~ってうるさかったお前が大した成長ぶりだよww」
魔王「う、うるさい!!///」
勇者「まぁ魔王の歴代では類を見ない軟弱魔王の力見せてもらおうか?ww(ニヤニヤ)」
魔王「(ぴゅーん)みぎすとれーと!!」
勇者「(ピシ)む、頬が切れてる。それに早い(ビリビリ)」
魔王「前までのわらわと思うな!全力でかかってこい!!」
勇者「(まさか……互角か!?)」
参謀「お前らの相手は私で十分です!!かかってきなさい!!」
魔法使い「ブリザード!!!!」
参謀「グハっ!」
戦士「両手剣切り!!」
参謀「うぇっ!!!」
魔法使い「なんだお前のその貧弱な力は?www戦士ーーwwこいつ弱いぞww」
戦士「だなwww雑魚だなwwwこいつさっさと倒して勇者に加勢しようぜww」
参謀「(よく生きてるな俺……だけど俺が倒れたら魔王様はやられてしまう……)」
戦士「片手剣きりwwwww」
参謀「ぎえええええええええええええ!」
魔法使い「まだやりますか?wwwwwww」
参謀「や、やる……(俺ってこんなに弱かったっけ@@)」
勇者「キャハハwwwお前の部下の参謀ってメチャ弱いのなwwww」
魔王「うるさい!!参謀はわらわの自慢の部下なのだ!!バカにするでない!」
勇者「……(魔王、聞こえない振りをして俺の話を聞いてくれ)」
魔王「……(?)」
勇者「……(実はあそこにいる戦士と魔法使いが真の悪者で俺は奴らに脅迫されてるんだ)」
魔王「……(え、なんだと!)」
勇者「……(お前を振れって言ったのも冷たくしろって言ったのも全部あいつらさ!)」
魔王「……(そんな……でも、それは!)」
勇者「なあんちゃってwwwww首切りソード!!(ピシュン)」
魔王「グッ!!(ササッ)」
勇者「あらぁ騙されなかったの?wwwもう少し騙されてくれてたら首なくなってたのにwww」
魔王「き、貴様ぁ!!!!!」
魔法使い「勇者~!魔王ちゃんの可愛い顔飛ばしたりすんな!ペロペロできなくなるだろ!ばかやろww!」
勇者「めんごめんごwww」
戦士「しっかし、魔王が今日俺らに差し向けた魔物に対してこの参謀はかなり雑魚ってのも不思議な話だよなww」
勇者「だな~wwあの魔物なんて最強クラスに強かったのに、参謀と魔王がこれだもんなw意味不明wwwwwww」
魔王・参謀「……え?」
魔王「一体それはどういう事だ!わらわが魔物を差し向けただと!?」
勇者「何今更シラきってんだよwwwメチャツヨな魔物城によこして滅茶苦茶やってくれたじゃねーかw」
戦士「イミフな強さだったけど最後は皆仲良く首チョンパしたんだよねーwww」
魔法使い「ねーwwwww」
参謀「ま、魔物が……!」
勇者「たたっきった首もってきてやったから見てチョンマゲww(コロン)」
魔物の首「…………」
魔王「キャ、キャアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」
参謀「ま、魔物ぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
勇者「何そのリアクションwwww持って着てよかったwwww大満足wwww」
魔法使い「今のうちにおかしちゃえばいいんじゃね?ww魔王ww」
戦士「まぁもう少ししたら尚更戦意喪失するってw童貞卒業もそろそろだなww」
魔法使い「卒業~~~wwwして~~もかわら~~ないよ~wwwってか?www」
戦士「うけるそれwwwテラダメーポwwww」
魔王「まもの!!!まもの!!!!!」
参謀「泣いてる……魔物が泣いてる……すまない、すまない魔物!!!!!!!!!」
魔王「さんぼ……う?」
参謀「俺はお前が逃げ出したと思った!!!お前を見下した!!!!すまない!!本当にすまない!!うわあああああ!!!」
魔王「ごめんね、魔物。私が魔物を作り出して何も幸せあげられなかったね、ごめんね魔物……うっ」
勇者「おうおう魔王が泣いてるww冷酷な魔王様が泣いてやがるぜwww」
参謀「…ま、魔王様!!それは違います!!魔物は魔王様の側にいて幸せでした!!!私と奴は一緒なんです!!」
勇者「……ごめんね魔物。最後に一緒にいられなくてごめん。私がふがいない魔王でごめん、まもの……まもの……」
勇者「終わった?もうOK??レイプしちゃっていい??だけどそこの参謀さんは邪魔だから死んでおくれwww」
戦士「どっせーーーーい!!首切りチョンパ(シュン)」
参謀「(ピタ)魔物よ、すまない。悔しかっただろうな?悲しかったよな?お前の全ての不条理を俺がはらしてやる」
戦士「な、にゃに!??!?!」
参謀「(ピン)」
戦士「ぐあああああああああ(経験値+4000)」
参謀(???)「魔法使いよ、かかってこい?ゴングはまだ鳴ってないぜ」
勇者「せ、戦士が……」
魔法使い「クッ!先ほどまでは勝っていた相手だ!!エターナルダーク!!」
参謀「(シュン)」
魔法使い「あ、あれ?どこ行った!!」
参謀「後ろだよ、ばあか!(ばちこーん!!!)」
魔法使い「ぐあ!!あっあっあ(ブルブルブル)」
魔王「魔物、あの世にこやつらを還すから届いたらイジめてやれ!」
魔法使い「あっあっあっあ!!!(プシャァァァ)」
魔王「飛び膝蹴り(ガシ)目潰し!(ピシ)延髄チョップ(ぱちこーん!)」
魔法使い「あああああああああああああ(経験値+1000)」
魔王「あぁ残りは勇者か、力の使い方がやっと分かってきた。全て遅すぎたんじゃがな……」
勇者「ま、魔王!!ごめんなさいごめんなさい!!許して!これからはいい彼氏になるから!ね?ね?」
参謀「魔物を殺したお前が……そのようなことをぉおおお!!!!!!!」
勇者「ひぃぃぃぃ(プシャァァァ)ごめんなさい!ごめんなさい!!(ブルブル)」
魔王「(テクテクテク)」
参謀「魔王様!!」
勇者「ま、まおう?俺いい男になる!もっと素直になって魔王の最高の彼氏になる!約束するよ!!」
魔王「(テクテクテク)」
勇者「(パァァァ)まおう^^」
魔王「(ペシーン)」
勇者「え!?」
魔王「さようなら、私の初恋の人……(ブスリ)」
勇者「……ああ…あぁ…っぁぁ(経験値+40000)」
参謀「終わりましたね」
魔王「しかし何やら終わった気がせんのだ」
参謀「私もですよ……あ、魔王様!魔物を生み出す魔法使えますか??」
魔王「ん、魔力を使い切って強い魔物は生み出せるとは思えないが」
参謀「それでもいいんですが、もし私の願いを聞いてくれるんだとしたら今使ってくれませんかね??」
魔王「フフフ、分かった」
???「オンギャーオンギャー」
魔王「おうおう、よく泣く奴じゃ!!先が思いやられるというもの!!」
参謀「そうですな」
魔王「ま、まぁなんじゃ……名前は魔物って名前でよいか?」
参謀「はい!!!魔王様お疲れ様です!今からハーブティーを入れますね!」
魔王「わらわはハーブティーが大好きじゃ!!」
終わり
216 : 以下、名... - 2009/04/17(金) 01:12:14.45 STvpUXP30 30/30
皆ありがとう
まさかこんな最後まで書けるとは思ってもいなかった
これも皆がレスしてくれたお陰だよ、まじでサンクス!
(だから年々読める作品が減ってるんだけど)
これは顛末が気になったから最後まで読んでみました
魔王ちゃん良かったね