1 : 以下、\... - 2016/02/20 19:01:35.524 k0E4AWjB0 1/22

おそ松「いや、だってさ。ぶっちゃけ腐女子ってきもちわりいじゃん? だから消えてくんないかなぁって」

チョロ松「ぶっちゃけすぎだろ! やめたほうがいいって、そういうの! 俺らの支持者って9割その腐女子だからね!?」

おそ松「そんなの知ったこっちゃないよ。それにもうよくね? 円盤売れたんだしそろそろ方針転換してもさ」

一松「遅すぎるよ……もう19話までやっちゃったし……」

カラ松「おいおい、カラ松ガールたちを蔑にするんじゃない」

おそ松「まずさ、ツッコミやめよう」

チョロ松「え? なに、どういうこと? ツッコミ? なんで?」

おそ松「腐女子の代名詞じゃん、ツッコミ。『オイィィィィィィ!!!』みたいな。あの感じよそう」

チョロ松「急に言われても……ツッコミが腐女子の代名詞なんて聞いたことないし、そんなツッコミしたことないけど」

トド松「やめてあげてよ、おそ松兄さん。チョロ松兄さんからツッコミとっちゃったら何も残らないじゃん」

チョロ松「いや、残るから! アイドルヲタとか意識高い系とかいっぱい残るから!!!」

おそ松「ほら、そんな感じのツッコミ。腐女子の大好物だわ~、ほんとやめて」

おそ松「あとさ。何気にトッティもその感じあるよ。お前もよくツッコミいれるじゃん」

トド松「え、僕!?」

元スレ
おそ松「なあ、どうしたら腐女子を排除できると思う?」チョロ松「え? どういうこと?」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1455962495/

3 : 以下、\... - 2016/02/20 19:07:29.892 k0E4AWjB0 2/22

おそ松「『~だからね!?』とか『~なの!?』みたいな。あれ系のツッコミって腐女子の大好物じゃん?」

トド松「いや『じゃん?』とか言われても困るし、そもそもツッコミが腐女子の好物ってどこ情報?」

おそ松「ソースはないけど」

チョロ松「すげえな、ねえのかよ! じゃあ信じられねえよ!」

トド松「だいたいさ、これギャグアニメなんだから。ツッコミがいなかったら機能しないでしょ」

チョロ松「そうだよ。ボケ続けじゃメリハリつかないし、コントとかどうすんの」

おそ松「ツッコミ自体はあっていいんだよ。ただ、その感じのツッコミやめてって言ってるの、俺は」

チョロ松「その感じって……」

トド松「具体的に言ってよ。おそ松兄さんのそういう感覚で話すとこすっごいヤダ。ちゃんと言って」

おそ松「わーったよ……ったく、この感覚わからねーかなぁ……じゃあ、具体的に説明するけどさ……」

おそ松「ここで俺がウンコしようとするじゃん?」

チョロ松「なんで!?」

トド松「自室でウンコして見返りがあるほどの話なの!? 絶対無いよね!? こんな話、得るもの無いよね!?」

おそ松「ほら、その感じだよ。なんつーの、『!?』が多過ぎ。なんかなー。うざい。もう少し穏やかなツッコミにしたらどうよ」

一松「たしかに、一理あるかな……うるさすぎるツッコミは苦手……っていうか、寒い」

トド松「えー……」

5 : 以下、\... - 2016/02/20 19:13:56.674 k0E4AWjB0 3/22

おそ松「腐女子を俺たちから遠ざけるためには、対極に行けばいいと思うわけよ」

チョロ松「その対極が穏やかなツッコミなわけ?」

おそ松「まあ、そうかな。ツッコミっぽくないツッコミっていうかさー。んー、ほら! 日常系っていうの?」

チョロ松「日常系って……萌豚向けの? あの、可愛い女の子がたくさん出てくる?」

おそ松「そそ、それそれ」

トド松「たしかに腐女子からは対極のジャンルだけど……」

おそ松「あれってさ、ツッコミ激しくないじゃん? 連発もしないじゃん? あんな感じで頼むわ」

おそ松「んじゃー、ほら、練習。さっそくだけど、俺がここでウンコしようとするから」

トド松「だからなんで!?」

チョロ松「ツッコミ練習の題材ならもっとほかにもあるだろ!? なんでいちいち卑猥な方向へ持っていこうとするんだよ!!!」

おそ松「ほら~、だからそのツッコミがうざいって。無駄に長いし。もっと短く、穏やかに」

チョロ松「わかんないよ……どうすればいいの。声を小さくってわけじゃないんでしょ?」

おそ松「えー、そこは自分で考えようよ。『どうすればいい』とか聞かれても困るから」

トド松「いや、そこは言いだしっぺなんだからちゃんと説明してよ。具体的にさ」

一松「…………独り言ともとれる感じ……?」

おそ松「お! それだよ一松! いやー、おまえ賢いなー! そう! 独り言っぽいツッコミ!」

6 : 以下、\... - 2016/02/20 19:20:39.301 k0E4AWjB0 4/22

おそ松「お前ら、相手を責めすぎなんだよ」

チョロ松「いや、ツッコミってそういうもんだし」

おそ松「そこを敢えてね、曲げるわけ。こう、相手に言ってるのか、自分に言ってるのか分からない感じで」

チョロ松「『感じ』『感じ』って、今日『感じ』言いすぎだろこのクズ長男……」

おそ松「あー、そんな感じ」

チョロ松「いや、今のはツッコミでもなんでもないけど」

おそ松「じゃあもういっぺんいこう。ちょうどあそこで十四松が二本目を捻りだそうとしてるから、良い具合にツッコミ入れてみて」

チョロ松「うん……。ええっと、独り言っぽく……って待て!!! 十四松がウンコしてんじゃねえか!!!!」

トド松「しかも二本目!? ちょ、なんでみんな止めなかったの!?」

カラ松「フッ、言って聞く奴じゃないだろう。それに、我を通そうとする男の道を無理やり捻じ曲げるってのは性に合わないな」

トド松「いや止めようよ!!! 兄弟なんだからさぁ!!! 人の道外れるぐらいなら無理やり捻じ曲げた方がマシだよ!!!」

おそ松「あー、ダメ、全然ダメだわ。結局やかましいツッコミになってんじゃん。いい? 今の場合、正解は」

一松「『に、二本目を出そうとしてるぅーっ』」

おそ松「うん、そんな感じ」

チョロ松「違いがわかんねえよ!! ってかくせえなウンコ!!!」

8 : 以下、\... - 2016/02/20 19:27:01.631 k0E4AWjB0 5/22

おそ松「それが難しいなら、京アニっぽくやってもいいかなー」

チョロ松「急に具体例出してきたな。なに、京アニ? どういうこと?」

おそ松「これはわかりやすいから、実際にやってみせるわ……いい? やるよ?」

おそ松「こう、頭にチョップするんだよ。手刀で。『部屋の中でウンコをするんじゃないっ』」

ペシン

十四松「あいたーっ。だってウンコしたかったからー。ごめんなさいテヘペロぉ~」

おそ松「な? 穏やかだろ? なんかほっとするだろ? ポイントは、語尾に『!?』とかじゃなくて『っ』をつかうとこな」

トド松「えー、なんかすっごいつまんないよ、そのツッコミ。せっかくのギャグを潰してるとしか思えないね」

おそ松「いいんだよ。京アニは可愛い女の子目当てで見んだから。ギャグが潰れてもキャラが可愛けりゃそれでいいんだって」

チョロ松「じゃあ俺たち使えないじゃん。可愛い女の子じゃないんだから」

トド松「……ごめん、よくわかんなくなってきたんだけど。おそ松兄さんはさ、結局どうしたいの? 具体的に言って?」

おそ松「だから、腐女子を遠ざけたいんだってば。要するにさ、銀魂臭のするツッコミやめろって言ってんの」

チョロ松「言っちゃったよ、銀魂とか」

おそ松「トド松が具体的に具体的にってうるせーんだもん」

トド松「どうせあと数話で終わりなんだし……19話やっちゃってからそういうの言い出すの、ホントやめたほうがいいよ」

9 : 以下、\... - 2016/02/20 19:33:56.678 k0E4AWjB0 6/22

一松「あのさ……」

おそ松「んー? どうした、一松」

一松「こういう……ただ話してるだけの座談会みたいな感じ……これも腐女子の好物だと思う」

おそ松「あーっ! そうだよ! まさにそう! 危なかったわー! すげえな一松! 今日、やけに鋭くね!?」

チョロ松「座談会……?」

一松「僕たちがひとつのテーマについて話すだけ……みたいな」

トド松「ああ、しょっちゅうではないけど、そこそこやるよね」

おそ松「あんなの、腐女子垂涎の逸品だからね」

チョロ松「そうなの!?」

おそ松「そうだよ。なに、知らなかったの? 人気声優が声当ててるキャラがくっちゃべってるだけってさ」

おそ松「言ってみりゃ、声優がラジオだのコメンタリーだので話してるのと似たような感じだから」

おそ松「そりゃ腐女子大喜びよ。イベントで男性声優が登場した時の歓声、聞いたことある? 凄いよー、アレ」

トド松「そんなの、女性声優に対する男の反応も似たようなもんじゃないの?」

おそ松「そうだけどさ……俺が言いたいのは、声優を意識させちゃだめってこと。わかる?」

おそ松「結局、俺たちの声優が駄目なんだよ。こんな腐女子発狂必須のラインナップ。そりゃ腐るよ」

チョロ松「ひでえ言いようだな」

おそ松「でも実際そうだと思うわー。キャラと声優が結び付くと、余計妄想が捗るじゃん? 声優選び失敗したなー」

トド松「失敗したなって……何度も言うけど、もう19話だよ?」

11 : 以下、\... - 2016/02/20 19:39:46.719 k0E4AWjB0 7/22

おそ松「よし、今からでも声優変えちゃおう」

チョロ松「はぁ!? 無理に決まってんだろ!!! 常識で考えろ!!!」

おそ松「成せば成るって、大丈夫大丈夫」

トド松「じゃあ、具体的には誰がいいの? おそ松兄さんは誰に自分を演じてもらいたいの?」

おそ松「俺? んー、そうだなぁ……しいて言えば、大塚」

一松「座談会になりそう……」

おそ松「うおっ!!! あっぶねー!!! おいトド松! やめろおまえ! その『具体的には?』みたいなフリ!!!」

おそ松「話が広がって座談会になるだろ!!! こわいわー、こいつそういう思惑で具体例を欲してたんだなー」

トド松「えぇ!? そんなつもり無いって! いたって普通じゃん、この話の展開」

一松「トッティの場合は合コンとかに備えてんでしょ……」

チョロ松「あー、話盛り上げるために」

おそ松「うわっ、まず大学入ってからにしろよ。そういう企みは」

トド松「だから違うってば!!!」

13 : 以下、\... - 2016/02/20 19:46:04.905 k0E4AWjB0 8/22

一松「腐女子を遠ざけたいなら……結局は、嫌がることをするのが一番でしょ」

おそ松「嫌がることか……」

トド松「具体的には?」

おそ松「目の前でウンコするとか……じゃなくて!!! おいトッティこの野郎!!! 『具体的には?』はやめろっつってんだろ!!!」

トド松「ええ!?」

チョロ松「いや、この場合は仕方なくない? 実際に具体例を欲する場面なわけだし」

おそ松「まあそれもそうだけど……グダグダ長く話すのは無しな。腐女子失禁必須の座談会になっちゃうから」

おそ松「ボケとかもやっちゃダメ。ツッコミが入って長引くの嫌だからさ」

トド松「でもおそ松兄さん、さっき『ウンコする』とか言ってなかった?」

おそ松「あれはボケでもなんでもなく、マジだから」

トド松「マジなんだ!? 小学生並だな発想が!」

十四松「レイプ!!!」

トド松「うわっ、びっくりした……! 急に何言ってんの十四松兄さん……?」

おそ松「レイプか……たしかに、レイプは女の敵だな。よし、来週の『おそ松さん』はレイプ回ってことで」

おそ松「なあカラ松。犯していいカラ松ガールがいたら、何人か連れてきてよ」

カラ松「いるわけないだろ!!! なんだ『犯していい』って!!!」

15 : 以下、\... - 2016/02/20 19:51:35.194 k0E4AWjB0 9/22

トド松「え、ちょっと待って。本当にレイプするの? 来週の『おそ松さん』で?」

チョロ松「いくらなんでもやばくない? 深夜帯っていってもさ」

おそ松「深夜でレイプしちゃだめなら、いつレイプすりゃいいんだよ。早朝? 昼間?」

トド松「時間帯とか関係ないって。そもそもレイプ展開をテレビで放送しちゃまずいでしょ。視聴者離れちゃうよ」

おそ松「だからそれが狙いなんだって。急に俺たちがレイプ魔になってみ? 腐女子ドン引き、ね?」

トド松「いや、『ね?』って」

十四松「レイプ!!!」ムクリ♂

おそ松「ほら、もう十四松の十四松はやる気だよ?」

チョロ松「やる気の問題じゃないって」

おそ松「うるさい! 長男命令! ほら、腐女子を追い払うためにレイプ展開やるぞー決定。絶対だかんな」

トド松「えー……」

16 : 以下、\... - 2016/02/20 19:57:36.552 k0E4AWjB0 10/22

~おそ松さん レイプ回放送後~

おそ松「いやー! すごかった! 嫌がる女の子を無理やり押さえつけてのレイプ! レイプ! またレイプ!」

チョロ松「レイプ連呼するな! レイプ言いたいだけだろ!」

おそ松「そんなこと言ってさ~、お前もけっこう燃え上ってたくせに~」

チョロ松「ばっ……そ、そんなこと! …………あるけど……」

トド松「あー、気持ちよかった」

おそ松「大概ゲスだよな、お前も」

一松「これでおそ松兄さんの狙い通り、腐女子は離れるかな」

おそ松「あったりまえだろ! 俺たち、ひたすらレイプしてたんだよ? こんなの、不快感しかないって」

おそ松「とくにカラ松のあれ! あれは破壊力抜群だったなー、思い出しただけでも吐きそうだもん」

チョロ松「あの、中出しされて呆然自失になってる女の子の耳元で『これで君もカラ松ガール』って囁くやつ?」

おそ松「そう! やっべー、鳥肌たってきたわ」

一松「さっそくネットの評判見てみる……?」

おそ松「だな!」

18 : 以下、\... - 2016/02/20 20:04:58.612 k0E4AWjB0 11/22

『レイプ回、正直興奮した』
『六つ子の見分け表 ~レイプ時の攻め方編~』
『松野家の面々がレイプした後にかけてくれそうなセリフを考えてみましたっ!』
『これはDVDに収録されないだろうから録画消さないようにしないと…』
『ほんとそれ。相手が女じゃなければ完璧だったよねw』

一松「おおむね好評みたいだね……」

おそ松「はぁ!?」

トド松「僕たちがレイプしたりされたりな絵があがりまくってる……」

チョロ松「こええよ腐女子! 狂ってんの!? ってか『レイプした後にかけてくれそうなセリフ』ってなに!?」

おそ松「まじか~……うわー、レイプしただけじゃ駄目だったか~」

トド松「ほら、腐女子の皆からはもう逃れられないんだよ。そもそも、逃れる意味もないし」

おそ松「だって腐女子きもちわりいじゃん……俺さ、女の子が好きなんだよ?」

おそ松「なのに、男と絡むような妄想されてさ……しかも相手が身内とか有り得ないでしょ」

チョロ松「中出し後のカラ松ガール宣告とどっちが気持ち悪い?」

おそ松「どっこいどっこい」

トド松「そんなに!?」

カラ松「おい! 俺のあれ、そんなにひどかったか……?」

一松「ひどいなんてもんじゃねえよ、5回は吐いたわ」

カラ松「吐き過ぎだろ……! 大丈夫か!?」

一松「大丈夫じゃねえよ……慰謝料払えよマジで」

21 : 以下、\... - 2016/02/20 20:11:44.269 k0E4AWjB0 12/22

おそ松「わかった。俺たちだから駄目なんだ。これはもう、俺たち何をしても腐女子はついてきちゃうわ」

チョロ松「何をしてもってことはないだろうけど……」

おそ松「いやだって、レイプだよ? レイプしたのに好感持たれてんだよ? まさに狂信者じゃん」

トド松「……じゃあ諦めよ? 腐女子からは逃げられないってことで」

カラ松「憧れは理解から最も遠い感情だからな……」

おそ松「諦めるかよ! ここまできて退けるかって!」

一松「でも、これ以上どうするの……」

おそ松「だからさ、俺たちじゃなくなればいいわけじゃん」

チョロ松「俺たちじゃなくなる……って、まあそうだろうけど」

トド松「どうやって?」

おそ松「キャラデザとか作監とか声優とか、色々変える」

トド松「いやだからもう20話!!!」

おそ松「諦めるなって!!! レイプできたんだ、なんでもできる!!!」

ダッ

チョロ松「行っちゃったよ……」

トド松「もうほっとこ。ジム行ってくる」

22 : 以下、\... - 2016/02/20 20:17:57.780 k0E4AWjB0 13/22

~翌日~

おそ松「おーい! みんなー! 決まったぞー!」

チョロ松「あれ、お帰りおそ松兄さん。なにしてたの?」

おそ松「新しい声優が決まった!」

チョロ松「はぁ!?!?!?」

トド松「えっ! 本当に変わることになったの!?」

カラ松「俺の声優は誰だ?」

一松「クソ松はショウ君がいいと思う……」

カラ松「ショウ君……?」

一松「もやもやさまぁ~ずのナレーション」

カラ松「合成音声……!?」

おそ松「はーい、発表するよー。まず俺、佐倉綾音」

チョロ松「へー、 佐倉綾音…… 佐倉綾音ぇ!?!?!?!?!?!?!?」

トド松「いやいやいや!!! ちょ、え!? 女性声優!?!?!?」

おそ松「そんでカラ松が水瀬いのり」

カラ松「ほぅ……」

チョロ松「なんで誇らしげなんだよ……!」

23 : 以下、\... - 2016/02/20 20:24:24.332 k0E4AWjB0 14/22

おそ松「チョロ松が種田梨沙、一松が佐藤聡美、十四松が清川元夢、ほんでトド松が内田真礼と」

チョロ松「ほぼ女性声優じゃねえか! ってかこのラインナップ覚えがあるぞ、オイ……!」

おそ松「キャラクラー原案はKoi先生で」

チョロ松「いや、そこは赤塚先生のままでいいだろ!!! つーか、これ……!」

おそ松「キャラデザと作監は奥田陽介って人ね。ちなみに俺は茶髪の女の子になるから」

チョロ松「いや、だからこれ!」

おそ松「カラ松は幼女だぞ」

カラ松「悪くない」

トド松「悪くないの!?」

おそ松「チョロ松。お前はツインテの女の子な。あ、言い忘れてたけど名前も変わるから」

おそ松「俺がココア、カラ松がチノ、チョロ松がリゼ……」

チョロ松「ただのごちうさじゃねえか!!!!!!!!!!!!!!!」

ココア「いや~、もういっそごちうさにしちゃえと思って。いいアイデアでしょ~」

リゼ「いいわけないだろ! 番組が変わっちゃってるじゃないか! ってあれ!? い、いつのまに!?」

チノ「口調が変です……いつのまにか体も……」

ココア「そりゃあ、作監さんと脚本家さんが変わったんだもん! こうなっちゃうよね!」

シャロ「は、背景がおしゃれな街に……!」

24 : 以下、\... - 2016/02/20 20:30:05.396 k0E4AWjB0 15/22

~おそ松さん ごちうさ回放送後~

ココア「いや~! これでもう腐女子は寄ってこないね!」

リゼ「もはや『おそ松さん』じゃないからな」

チノ「ネットでの評判を見てみましょう」

千夜「きっと酷いことになってるわよ」

シャロ「当たり前じゃない。こんな無茶して……」

ココア「えーっと、どれどれ~」

『おそ松さん 六つ子の見分け表 ~ご注文はうさぎですか?編~』
『ごちうさのメインキャラになった六つ子と本来の六つ子の絡みを書いたSS。後悔はしていない』
『女子松さんの六つ子がごちうさメンバーになった状態でのタカヒロさんとの絡みをそれぞれ描いてみた』
『十四松すごい。うさぎの姿で渋いおじさんの声になっても十四松を感じられるからすごい』

千夜「好評みたいね~」

ココア「なんで!? いや、ちょ! やめやめ! 戻ってきて~! 『おそ松さん』のスタッフー!」

チョロ松「……ん、あれ? 戻った」

おそ松「なんだよ! 『おそ松さん 六つ子の見分け表 ~ご注文はうさぎですか?編~』って! もう意味わかんねえだろ!」

トド松「考えてみれば、女子松さんあるし、僕たちが女体化してる絵とかもあったしね」

一松「性別どころか容姿まで様変わりしてたのに……」

25 : 以下、\... - 2016/02/20 20:35:09.434 k0E4AWjB0 16/22

おそ松「混沌としすぎてわけわかんねえ……どうしたらいいんだ……?」

チョロ松「いや、だからもう今のままでいいじゃん。それで何の問題もないわけだし」

トド松「そうだよ。腐女子ウェルカムで通そう」

おそ松「はぁ……逃れられない運命なのか……。……で、来週はどんな話やんの? くだらねーコント?」

一松「……さあ。脚本は破棄して無いって……スタッフ総入れ替えしたから」

おそ松「はぁ!? じゃあどうすんだよ! ごちうさスタッフ帰しちゃったぞ!?」

チョロ松「貴様のせいだろ!!! なんとかしろ!!!」

おそ松「いや、待って待って。えーっと、そう! また脚本書いてもらえばいいじゃん。一度書いたらなら覚えてるよね?」

一松「忘れたらしいよ」

チョロ松「なんで忘れるんだよ!!!」

おそ松「お、俺に言わないでよ……うーん、あ、そうだっ。とりあえず代わりに別のアニメ流しときゃいいんじゃね?」

チョロ松「『あ、そうだっ』じゃねえよ!!! いいわけねえだろ!!! 頭湧いてんのかてめぇ!!!」

おそ松「ちょ! 三男が凶暴になったんだけど! だれかこいつ止めてー!」

チョロ松「カス長男の暴走を俺が止めようとしてんだよ!!!」

26 : 以下、\... - 2016/02/20 20:41:14.696 k0E4AWjB0 17/22

カラ松「おい、これは笑えない状況なんじゃないか……? さすがの俺も焦りを禁じ得ないぞ」

おそ松「だ、大丈夫だって! ほら、ごちうさやっても平気だったんだから、何流したって、な?」

おそ松「なあ一松。ちょっとTSUTAYAまで行ってテキトーにさ、何でもいいからDVD借りてきてくんない?」

一松「何でもいいの……?」

おそ松「うん、ほんと何でもいいから」

一松「わかった……」

―――

一松「ただいま……」

チョロ松「何借りてきたの?」

一松「これ」

『映像いきもの図鑑 ネコの親子の一日』

トド松「これでいいの!? NHKとかでやってるやつでしょ、これ!?」

チョロ松「いやダメだろ! ただの放送事故だって!」

一松「だって何でもいいって……」

おそ松「言ったけど……これはさすがにお前……アニメじゃねえし」

28 : 以下、\... - 2016/02/20 20:48:56.063 k0E4AWjB0 18/22

トド松「他のを借りてきた方がいいんじゃない?」

チョロ松「いや、そもそも別の番組流そうっていう魂胆がもう駄目でしょ。そっから変えてかないと」

おそ松「却下だ、却下。ダメだよこんなの」

一松「そう……? 新作だから高かったのに」

おそ松「ちょ、新作!?」

トド松「旧作でいいのにわざわざ新作借りてきちゃったの!? じゃあもうこれ流すしかないじゃん!」

チョロ松「新作じゃしかたない……もったいないから流そう」

おそ松「じゃあ、来週のおそ松さんは映像いきもの図鑑回ってことで。ま、結果オーライかな。さすがにこれで腐女子も離れるだろ」

トド松「改めて聞くと意味わかんないね。なに『映像いきもの図鑑回』って」

カラ松「こりゃあ……荒れるぞ」

十四松「僕、NHKに行ってくる!」

チョロ松「なんでこのタイミングで!? だれか止めろ!」

おそ松「余計なことすんなマジで! 黙ってやっちゃえばいいんだよ!」

トド松「そういう問題じゃないでしょ……全国放送しちゃうんだし……」

29 : 以下、\... - 2016/02/20 20:56:39.703 k0E4AWjB0 19/22

~おそ松さん 猫の親子の一日回放送後~

トド松「なんかさ、ネット見るのが怖いよね」

おそ松「やっちまったんだから、今更ウダウダ悩んでもしょうがないって。ほら、見よう」

『猫の親子の一日感動した。やっぱおそ松さん最高…! 胸を張ってそう言える』
『おそ松さん 子猫の雄と雌の見分け表 ~映像いきもの図鑑編~』
『NHKがおそ松さんを訴えるつもりらしいけど、見当違いだって思う人RT』
『お母さん猫が赤ちゃん猫をひたすらあやすだけなSS書きましたっ』
『理想の猫像をタイプ別で描いてみた。あなたはどれが好み?』

おそ松「よし! ほら~、大丈夫じゃん! 大好評だよ? だから言ったんだよ何でもいいって」

チョロ松「もう意味わかんねー! あれで良かったの!?」

トド松「もしかして火曜の1:35から2:05にテレ東で流せばなんでもいいんじゃないの?」

一松「そうかも……」

チョロ松「なにそのシステム!? と言いつつ『あー、言われてみれば』とも思う」

おそ松「そもそも、俺たちのビジュアルで腐女子人気が出るってのがおかしいもんな。そっか、そういうオカルトな法則があったのか」

トド松「ならほんと、なんでもいいね」

カラ松「ふっ、話は聞かせてもらった。偶然にも、ここに俺の日常を収めたDVDが……あれ?」

一松「クソ松のナルシー記録映像が入ったディスクなら粉々にしておいた」

カラ松「人類の宝が!!!」

30 : 以下、\... - 2016/02/20 21:02:04.616 k0E4AWjB0 20/22

おそ松「おーいトド松、そういうわけだから。来週用になんかアニメのDVD借りてきて」

トド松「いいけど……僕、あんま詳しくないよ? 何が良いとか分からないし」

おそ松「なんでもいいって。おそ松さんの時間帯に流せばスカトロAVでも腐女子は満足すんだから」

チョロ松「それは流石に駄目だろ!!! 客舐めすぎだから!!!」

おそ松「ちょ、リゼちゃんキレすぎぃ~おちついてよぉ~もぉ~」

チョロ松「ああん? 死んどくか?」

おそ松「すいません」

トド松「まあ、とりあえずテキトーに借りてくるけどさ」

31 : 以下、\... - 2016/02/20 21:07:21.150 k0E4AWjB0 21/22

~おそ松さん 最新話放送後~

チョロ松「今週の話もノータッチだったけど、評判どうかな」

トド松「ノータッチっていうか、僕が借りてきたDVD流しただけだからね」

おそ松「良好なんじゃね? どうせまた『六つ子の見分け表~違う番組編~』とかあがって盛り上がってるって」

一松「今回はそうでもないみたいだけど……」

おそ松「え!?」

『今週のおそ松さん、酷かった…』
『あれは擁護できないレベル』
『なんだろう…全体的に寒かった』
『創作意欲がわかない』
『冷静に考えたら、今回の話っておそ松さんじゃないよね…』
『今回のおそ松さんは認めないって人RT』

おそ松「うっそ! あれ!? なんで!? どうして!? どうすんの!? 最終回目前だってのに!」

チョロ松「いや、この反応が普通でしょ。違う番組のDVD流しただけなんだから」

一松「番組が違うことに対するクレームというより、流れた番組自体が不評みたいだね」

おそ松「おいトド松! おまえ、なんてアニメ借りてきたんだよ!!!」

トド松「え? えーっと、たしか……メガネ……? ああ、メガネブ」


「「「「 ハァ!? 」」」」

32 : 以下、\... - 2016/02/20 21:13:40.119 k0E4AWjB0 22/22

おそ松「ばっか! お前馬鹿!」

チョロ松「メガネブって……うわぁ……」

一松「さすがに引いた……」

カラ松「なんてこった……よりによってメガネブ? フッ、我が弟ながら大したモンスターだ、震えが止まらない……!」

十四松「トッティ。それは無い」

トド松「え? えええええ!? なんで!? 駄目なの!?」

おそ松「ダメにきまってるでしょー! うわー、トッティやっちゃったなー」

一松「メガネブ流されたら誰だって怒る」

チョロ松「まあ、モニター割るぐらいが普通の反応だよね」

トド松「そんなに!? え、わかんないって! だから言ったじゃん詳しくないってさー」

トド松「なに? 何を借りてくれば良かったの? 正解プリーズ。具体的にね」

おそ松「そりゃお前、俺だったらアレ借りてくるね」

一松「結局座談会になるじゃん……」

END

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