ガヴの家
サターニャ「ガヴリーリュゥ~、暇。構って」ゴロゴロ
ガヴ「嫌だよ。今ゲームしてるんだから帰れよ」ピコピコ
サターニャ「せっかくの休みなんだから私と遊びなさいよ」
ガヴ「せっかくの休みなんだからゲームさせろよ」
サターニャ「暇ぁ~」ゴロゴロ
元スレ
【ガヴドロSS】サターニャ「ガヴリールが妊娠……」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1506171254/
数分後
サターニャ「むなむにゃ」zzz
ガヴ「寝たか。これでやっとゲームが出来るな」ピコピコ
サターニャ「ガヴリーリュゥ~」zzz
数時間後
ガヴ「ん、もう夜の9時か。ゲームやってると時間がたつのが早いな……。あ! サターニャ!!」
サターニャ「……」zzz
ガヴ「おい、サターニャ起きろよ。もう夜の9時だぞ。早く家に変えろよ」ユサユサ
サターニャ「……」zzz
ガヴ「おい、起きろ!! 起きろ!!」
サターニャ「……」zzz
ガヴ「起きろっ!!!!!!」
サターニャ「むにゃむにゃ」zzz
ガヴ「起きたか!?」
サターニャ「ガヴリーリュゥ~」ギュウ
ガヴ「抱き付くなよ、気持ち悪いな! 離せ!!」
サターニャ「ん~」
ガヴ「やっと離れた」
サターニャ「……」zzz
ガヴ「全然起きないな。仕方がない、このまま寝かしておくか」
サターニャ「……」zzz
翌朝
ガヴ「おはよう」
サターニャ「え!? どうしてガヴリールが私の家にいるのよ!?」
ガヴ「よく見ろ、ここは私の家だ」
サターニャ「え!? え?」
ガヴ「昨日の事覚えてないのかよ。サターニャが私の家に来て、寝て、起きなかったから仕方なく泊めたんだよ」
サターニャ「全然覚えてないわ……」
ガヴ「寝ぼけて私に抱き付いたりして来て大変だったんだぞ」
サターニャ「私がそんな事するわけないでしょ!!!」
ガヴ「したんだよ。あと、もう帰れよ。いつまで私の家にいる気だよ」
ギュルルル
サターニャ「お腹空いた」
ガヴ「食べたら帰れよ」
数日後 学校
ガヴ「あ~風邪ひいたな。咳は出ないんだけど、お腹痛い」
ヴィーネ「ガヴ、大丈夫?」
ガヴ「大丈夫じゃない。でも、これ以上休むと出席日数やばいんだよな」ギュルルルル
ラフィ「先生には言っておきますから、トイレに行って下さい」
ガヴ「そうする」ギュルルルルル
サターニャ「ふぅ。今日は久しぶりにトイレットペーパーがあったわ。日頃の行いが悪いおかげね」
ガヴ「オロロロロロロロロ」ベチャベチャ
サターニャ「!?」
ガヴ「あー気持ち悪い」
サターニャ「ガヴリール、大丈……夫?」
ガヴ「大丈夫なわけあるかよ、吐いてるんだぞ。うえぇ」
サターニャ「(この光景、どこかで見た事あるわね……。あ! 弟を妊娠した時のお母様にそっくりだわ!!)」
放課後
サターニャ「(ガヴリールが妊娠……)」
サターニャ「(妊娠?)」
サターニャ「(赤ちゃんってどうやって作るのかしら?)」
サターニャ「(弟に訊いてみましょう)」
テュルルルル テュルルルル ガチャ
サターニャ弟『お姉ちゃん何?』
サターニャ「あのさ、赤ちゃんってどうやって作るの?」
サターニャ弟『ぶふぅー!』プシャー
サターニャ「大丈夫?」
サターニャ弟『ごほぉ! ごほぉ! どうしてそんな事訊くの?』
サターニャ「いいから教えなさいよ!! 私は急いでるのよ!!」
サターニャ弟『(本当の事言おうかな。でも、お姉ちゃんには純粋でいて欲しいし……)えーと。二人で寝ると作れるんだよ』
サターニャ「二人で寝るだけ?」
サターニャ弟『うん……」
サターニャ「本当にそんなので出来るの?」
サターニャ弟『あと/// 二人で抱き合うと……』
サターニャ「そんな……。教えてくれてありがとう。じゃあね!」
サターニャ弟『うん』
ツー ツー ツー
サターニャ「確かこの前、ガヴリールの家に行った時、二人で一緒に寝たし、抱き付いたわ。と、いう事はガヴリールを妊娠させたのは私……?」
ラフィ「サターニャさん、私に相談って何ですか?」
サターニャ「ラフィエル、私……。ガヴリールを妊娠させちゃったみたいなの!!」
ラフィ「!?」
サターニャ「何日か前、ガヴリールの家に泊まった時に妊娠させちゃったみたいなのよ。私、これからどうしたらいいの……」
ラフィ「えーと、サターニャさん。ガヴちゃんの家に泊まった時に何があったんですか?」
サターニャ「一緒に寝て、抱き付いたのよ!!! 一緒に寝て抱き付いたら赤ちゃんが出来るんでしょ」
ラフィ「そうですね、そうですよね」プルプル
サターニャ「それで、私ガヴリールにどう接したらいいのか分からないのよ。私、ガヴリールとの赤ちゃんをちゃんと育てられるかしら……」
ラフィ「サターニャさん。出来てしまったものは仕方がありませんよ。問題はガヴちゃんがしっかりと赤ちゃんを産めるかどうかです。育てる事なんて、生まれてから考えればいいんですよ」
サターニャ「そうよね!」
ラフィ「そうと決まれば、ガヴちゃんのお世話をしましょう。お腹を冷やさせないようにして下さいね」
サターニャ「分かったわ! じゃあねラフィエル!」
ラフィ「頑張ってください」
ラフィ「……」
ラフィ「あはははははっ 面白い事になりそうですねっ」
ガヴの家
サターニャ「ガヴリールっ!」
ガヴ「何だよ、サターニャ。頭に響くからあんまり大きな声出すなよ」
サターニャ「はっ! ごめんなさい」
ガヴ「サターニャが謝るなんて珍しいな。今日は雪でも降るんじゃないか?」
サターニャ「ガヴリール、うつ伏せで寝たりしたら駄目よ」
ガヴ「何でだよ、別にいいだろ」
サターニャ「駄目よ! もっとお腹を大切にしなさい!」
ガヴ「サターニャ……。そんなに私の事を心配してくれるのか」
サターニャ「当然でしょ! ほら、毛布持って来てあるから、お腹にかけなさい」
ガヴ「……うん///」
サターニャ「ご飯作ってあげるから待ってなさい」
ガヴ「駄目だ! サターニャがご飯なんて……」
サターニャ「失礼ね。包丁だって普通に使えるようになったし、料理本見ながらなら出来るのよ」
ガヴ「そう言う事じゃないんだよ! 味だ! 味!! せめて私に味見させてくれ」
サターニャ「美味しい?」
ガヴ「普通に美味しい。私が味見しておいて良かった」
サターニャ「んふふふふ。毎日栄養満点の料理作りに来てあげるからね」
ガヴ「毎日来るの? うざ」
サターニャ「どれどれ?」ギュウ
ガヴ「ぎゃあ! いきなり抱き着くなよ! 今日のサターニャ一体どうしたんだ?」
サターニャ「暖かい。それにお腹から元気な音が聞こえるわ」
ガヴ「/// 食べ終わったら食器片付けろよ。私はゲームするから」
サターニャ「うつ伏せで寝たら駄目よ」
ガヴ「分かってるよ」
サターニャ「ガヴリール、もう11時よ。寝なさい」
ガヴ「誰がこんな早い時間に寝られるかよ。っていうかサターニャ帰れよ、ここ私の家だぞ」
サターニャ「嫌よ! それより早く寝なさい!!」
ガヴ「……」
サターニャ「ほら、お布団引いてあげるわよ」
ガヴ「……」
サターニャ「歯ブラシ持ってきたわ! 磨いてあげる!!!」
ガヴ「……。分かったよ! 寝ればいいんだろ。歯は自分で磨く」
サターニャ「……」ニコニコ
ガヴ「……」zzz
サターニャ「あ、お腹だして寝てるわ。まったくもう」スゥ
ガヴ「むにゃむにゃ」zzz
サターニャ「おやすみ、ガヴリール」
翌朝
ガヴ「体だるくない」
ピピ
ガヴ「熱も下がった。お腹まだちょっと痛いけど、大丈夫そうだな」
サターニャ「あ、ガヴリール起きたの?」
ガヴ「うん」
サターニャ「ご飯出来てるわ、食べて」
ガヴ「え? もしかして、一人で作ったのか……?」
サターニャ「大丈夫よ、目玉焼きとご飯とサラダ。味付けはしてないわ」
ガヴ「ふぅ。良かった」
サターニャ「おはよう」ギュウ
ガヴ「言うならちゃんと私の方見て言えよ」
サターニャ「ガヴリールもおはよう」
ガヴ「も?」
学校
ヴィーネ「ねぇ、いつネタばらしするの?」
ラフィ「いつしましょうかね」
ヴィーネ「あんまりからかったら駄目よ」
ラフィ「分かってますよ。でも、二人が面白くて」プルプル
サターニャ『ちょっとガヴリール! 安静にしてなくちゃ駄目じゃない!!』
ガヴ『うるさいな、別にいいだろ』
サターニャ『駄目! 座ってなさい!!』
ヴィーネ「でも……」
ラフィ「微笑ましいですね」
ヴィーネ「ええ」
ガヴ『何で、そんな世話焼くんだよ』
サターニャ『ガヴリールの身体が大事だからに決まってるでしょ!!』
ガヴ『///』スゥ
サターニャ『それでいいのよ』
このあと本当の事話したらガヴとサターニャはめちゃくちゃびっくりした。
完
91 : 以下、\... - 2017/09/23(土) 22:38:48.54 7Z9v+LyF0 16/16>>69
でも書きましたが、最近深刻なガヴサタ不足によりこのSSを書きました。
ガヴサタが足りんのじゃー!!ガヴサタ流行れ!!