これは千年生きたマカロン大好きメルヘン少女の幸せな物語です
元スレ
女の子がどうにかこうにか千年生きる話
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1341333098/
彼女とみーこは仲良しだった
いつも一緒、ずっと一緒
そう思っていた
みーこがタイムスリップしてしまう、あの日までは
みーこは行った。行ってしまった
ずっとずっと、遠い未来へ
「明日話があるの」
とか昨日言ってきたばかりなのに
それが何なのか言わないうちに行ってしまった
彼女はすごくムカついたけど
取り敢えず1000年だけは生きてみようかなって
マカロン食べながらそんなことを思ったりした
タイムマシンの誤作動とか、そんな事言われたけど
マカロン大好きメルヘン少女にはちんぷんかんぷんだった
みーこはどこにいってしまったのかと聞いてみたら
「うーん、1000年後くらいかなぁ」
だって
そんな事言われても、ふわふわとしていて彼女には実感がわかなかった
でもやっぱ、なんとかなるんじゃないかなぁと思ったのだ
なんとなくだけど
根拠はないけれど
そんなわけで彼女はとある組織の実験体になることにしたのだ
IPS細胞とか、テロメアをどーのこーのする実験らしいけど
彼女にはよく分からなかったし、分かろうともしなかった
ただ、日課のマカロンを少しの間控えなければならなかったことだけは堪えた
1000年後にみーこに文句言ってやろう
そう心に誓い、薬を4粒飲み込んだ
彼女は幸運にもあっさりと、不老不死になったのだった
実験場では7人くらい友達が出来たのだ
なんたって彼女はすごく美人で、透き通るような長いブロンドの髪がとっても綺麗だったから
でも彼女はみーこ以外とはあんまり喋ったことはなかったので
友達がいたことはなかったのだ
だから友達が出来たことを表には出さなかったけど
ホントはとってもうれしくて
嬉しくて
部屋の中でちょっとステップしたりして
組織の中はまるでマンガ喫茶みたいだった
自由だったし、ポッキーは食べ放題だった
ただ、3日に1人くらいのペースでお友達は死んでいったから
それは少し悲しくて、やるせなくて
職員の太ももの裏をガシガシ殴ったりした
怒られたけど、取り敢えず20回を目標に殴り続けた
ガシガシと、ガシガシと
「仕方ないんだよ。みんな分かって応募しているんだ」
「そっかー、それは仕方ない」
「うん、だから太ももの裏のほうを執拗に殴らないでおくれ」
そう言う職員が下半身から崩れ落ちるのを眺めながら
まぁ仕方ないのかなぁなんて思って諦めることにした
そもそも彼女は事前の話を全く聞いていなかったので、
なんとなく納得をしていなかった
彼女は研究所から脱走をすることにしたのだ
脱走は思いのほか簡単に成功した
窓からぽーんと飛び降り、そのまま全力で逃げ出したのだ
後ろの方からは特に声もせず
なんだか走ったのが損した気分になった
そんなわけで、彼女は競歩で街まで歩き続けた
不老不死になった彼女であるが
七時間競歩を続けると足が痛くなることを学んだのだった
街ではとりあえず、道に捨ててあるごみ箱を漁ることにした
不老不死の彼女でもお腹は減るものだ
お腹が減ったところで死にはしないけど、おいしいご飯を食べると幸せになる
幸せのために食料の確保は必須だった
道行く人達はみんなびっくりしていた
なんたって、ブロンドの年端もいかぬ女の子が満面の笑みを浮かべながらごみ箱を漁っているのだ
とつぜん非日常が眼前に転がり込んできたので、みんな見て見ぬふりをした
「何で君はごみ箱を漁っているの」
そう話しかける物好きなおじさんが現れたのは、それから3日後のことだった
「死なないけど、お腹が減って死にそうなのでご飯を探しています」
「よくわからないけど、取り敢えず分かった」
困惑した表情を浮かべながらおじさんは偶然手に持っていたマカロンを1つ、彼女に渡した
「これ、もらっていいのですか」
「いいよ、死にそうなんだろう」
「絶対に死なないけどありがとうございます。やったー」
そのまま彼女はおじさんの家までついていって
おじさんの家のマカロンも2つ食べたのだった
おじさんは家に帰るとすぐ、神棚にマカロンを供えた
「娘が好きだったんだよね」
遺影を前にそんなことを言うと、おじさんは少し泣きそうになっていた
おじさんがあまりにも寂しそうだったので仕方なく、
彼女は頭をよしよしと撫でてあげた
「きっと人生いいことありますよ。頑張れ」
「がんばろうかな。うん頑張るよ」
「よろしい」
おじさんは「なんか娘が生き返ったみたいだ」なんて言っていたけど、
彼女は未来に行ってしまったみーこがそこで死んでないか、ちょっと不安になったのだ
「どこかに行く宛はあるのかい」
「私は千年後に行かなきゃいけないのですよ」
「千年後か。それは大変だね」
「あ、信じてないでしょ。絶対信じてない。信じろ!」
「わかったよ。信じるよ」
「よろしい」
「それじゃあ、うちで千年後を待つのはどうだい」
「おお。それはいい案ですね」
「いい案だろう」
「よろしくお願いします」
「いえいえ、こちらこそよろしく」
「しかたないですね、よろしくお願いしてあげますよ」
「うーん。なんだこれ」
おじさんは毎日マカロンを買ってくれた
彼女は特に何をするというわけでもなく、毎日を持て余していた
暇なんだね。
そう言われると彼女は少し怒って
「公園で蟻の観察をしたり、砂場の砂利の数を数えたりしてるよ!」
なんて言い、ぴかぴか光る極彩色の空をぼーっと眺めるのだった
兎にも角にも、暇であったのだ
時々おじさんは発作みたいに泣き出すのだった
そんな時は頭をよしよしと撫でてあげた
なんで娘は死んだのか、何の仕事をやっているのか
奥さんはどこにいるのか、友達はいるのか
そんなことは一切聞かなかったけど
聞いておけばよかったなんて、もっとお話をすればよかったなんて
その時の彼女は全く思ってもいなかったのだ
そんな感じでおじさんとは7年と31日間一緒に暮らした
おじさんは7年と12日目に病気にかかり、7年と31日目に死んでしまった
伝染性の流行り病だったらしい
街の人達もみんな死んでしまったけど、彼女は不老不死だから生き延びた
生き延びてしまったのだ
もう街には誰もいない
無人の街でひとり、おじさんのお葬式をする
吹き付ける風が妙に寒くて、空の色が消えた気がした
彼女は空を見上げながら、おじさんが買ってくれた最後のマカロンを食べた
そのマカロンはいつも通り美味しくて、初めて会った時からずっと美味しくて、それで彼女はちょっとだけ泣いた
マカロンを食べ終え、涙を拭くと
彼女はそのまま前を向いて歩き出したのだった
彼女は歩き続けた
果てない荒野を
煌めく海岸線を
揺らめく木々の隙間を越えて
立ち並ぶ高層ビルを越えて
地平線の向こうに
水平線の向こうに
彼女は歩き続けたのだ
ずっと、ずっと
歩き続けていたらいつの間にか百年以上経っていた
彼女が歩いている間に中国という国が滅びていた
世界はそのことでごたごたしていたけど、彼女にはあまり関係なかった
200年が経ったところでとある組織の研究所に戻ってみると
もうそこは跡形もなく消えていた
代わりに空中バスのターミナルになっていたので、
彼女は初めて空中バスに乗ることにしたのだった
全自動で動く空中バスは閑散としていて
中に乗っているのは彼女だけだ
ふと思い立って彼女はふわり窓から飛び降りた
肌を風が切り、眼前に大地が広がる
空から眺めるこの広い世界には、もう彼女の知り合いは誰も居ないのだろう
世界はいつでも広大で、いつも一人ぼっち
みーこは元気にしているのだろうか
ふとそんなことが頭をよぎる
そのまま彼女はとしゃんと湖にダイブした
2300年問題が起こる頃には地球温暖化で沖縄が海に沈んでいた
日本人は血眼でエコを訴えていたけど
人も大分減っていたのであまり問題は起こっていないようだった
彼女は海水浴がすごく好きなのでとても喜んだ
7日に26回くらいは海で泳いだ
デジタル水着は嫌いだったので裸で泳ぎまくった
そんな感じで毎日毎日泳いでいたら
100年で地球の七分の二くらいの陸地が海に消えていった
世界はなんだかもう終わりのムードに包まれていて
自殺者がついに年間1000万人を突破したらしい
そんな絶望的な空気が漂う世界で彼女は今日も海水浴を続けるのだ
肌が小麦色に焼けて凄く健康的になっていた
一日中バタフライで海を彷徨えるくらい泳ぎをマスターした
地球温暖化バンザイ!
彼女はひとり泳ぎながらそう叫ぶのだった
そんな日々を送っていたある日、地球に小さな隕石が落下した
彼女の泳いでいる海岸のすぐそばに
物凄い衝撃で、彼女以外の人間なら即死だったけど
彼女は不老不死だったから平気だった
びっくりしたな~と思い、彼女が隕石に近づくと
そこにはマシュマロみたいにふわふわの白い変な生物がぷよぷよ鳴いていた
取り敢えず彼女はその生物を浜辺に持って行って小麦粉を食べさせると
ぽよぽよ鳴いて元気に食べていた
なんだこれ。なんだこれ。
彼女はその生物に”シュバルツクーゲルシュライバー”と名付け
毎日毎日小麦粉と、時々ギモーブ食べさせるのであった
シュバちゃんは、ぼたん餅みたいにふよふよしながら小麦粉を食べていた
地球温暖化で世界が終わりかけている最中に彼女はシュバちゃんと遊ぶ日々を送っていた
のんきなものである
シュバちゃんは小麦粉を上げ続けた結果、最終的に150体にまで増殖した
さすがの事態に彼女も驚嘆して、これは面倒見切れないと思い
どっかの家にシュバちゃん達を持って行く事にした
これ以上増えすぎても与える小麦粉が足りないのだ
「ごめんよ・・・私がバタフライばかりしてるばかりに・・・」
そんなことを呟きながら、彼女は今日もバカンスライフを送るのであった
生活を改善する気はまるでなかった
「シュバちゃん1号から150号には悪いけど、私の生活のために誰かのところで元気にやるんだよ」
そう言って彼女は小麦粉をいっぱい与えてくださいとしっかり伝え、
シュバルツクーゲルシュライバー1号から150号はどっかの知らない心優しい人の家に引き取られていった
シュバちゃんたちは悲しそうな表情でぷよぷよ鳴いていた
その3年後、実はシュバちゃんが二酸化炭素を吸い込み、酸素を吐き出す夢の生命体だったことが判明した
そしてその5年後に世界的政策でシュバちゃんの計画的増加実施に至ったのだった
シュバちゃんは世界の二酸化炭素を吸い込み、あっという間に地球の気温を下げた
彼女からシュバちゃんを引き取った研究者は世界を救った人として
ノーベル平和賞と10億円を頂いたのだが、それを彼女が知ることは無かったのだった
シュバちゃんは巷では「神」と呼ばれ、今でも世界中で愛されている
地球の色々な問題が解決し、世界は平和に包まれた
地球の気温も下がり、海で泳ぐのも寒くなったので彼女が200年ぶりにバカンスライフをやめた時、
もうこの地球でわからないことなどほとんど無くなっていた
地球の誕生も、生命の神秘も、深海の謎だって全部解明されてしまった
科学者たちは未知の世界に夢を託し、宇宙についての研究がいっそう盛んになっていったのだ
宇宙開発ブームの到来である
むかし人間がみなプロ野球選手に憧れたように、人々はみな宇宙に関しての研究者に憧れるようになった
そんな中、彼女はというと、公園でドッジボールをしている少年たちと仲良くなった
あまりにも暇すぎた彼女はバタフライで鍛えた驚異的な背筋力で公園のいたいけな子供どもをなぎ倒す日々を送っていたところ、
どういうわけか少年たちの人気者になってしまったのだ
中でも特に慕ってきたのが彼女にいつもマカロンを献上してきた背の小さなメガネの子である
ドッジボールが弱くていじめられていた体の弱い男の子だったが
その少年も例に漏れず宇宙研究者になりたいと思っていた
少年は彼女のことを”師匠”と呼び慕っていた
ブロンド髪のメルヘン少女である彼女だが、師匠と言われるのは初めてだったので大層気分をよくしたのだった
彼女は少年に
「弟子にして欲しかったら一ヶ月に一回マカロンを持って来なさい」
と言い、毎月マカロンを貢がせていた
いたいけな少年は喜んで彼女にマカロンを貢ぎ続けたのだった
悪女である。650歳の愛され悪女である
「師匠!どうすればそんなにドッジボール強くなるんですか!」
「うーん、泳ぐといいよ」
「泳げばいいんですか!わかりました!毎日泳げば大丈夫ですよね!」
「そうだねー。毎日21時間、それを二百年くらい続ければ強くなるよー」
「さすが師匠!すごい!頑張ります!」
「がんばれー」
「はい、素晴らしい助言誠にありがとう御座います!」
「いいよー。来週マカロン忘れないでねー」
「はい!了解しました!」
こんな感じのアホな少年だったが勉強は幸いにもできたため、夢だった宇宙研究者になることができた
十年たっても、二十年たっても、少年は彼女のことを師匠と呼び、毎月マカロンを持ってきた
「師匠は老けないですね!」
「むかし不老不死になったんだよー。すごいでしょ」
「凄いです!さすが師匠!」
「でしょー。もっと褒めたまえ」
そんな他愛のないやり取りを暇な時に繰り返していた
そんなある日、彼女は少年の髪に白髪を見つけた
彼女は少し寂しくなったけど、何も言わなかった
彼女の精一杯の強がりだった
少年はいつも彼女と話す時、幸せそうに目を細める
もう少年のほうがずっと見た目は年上だったけど、
彼女は上から目線で偉そうにしていたし、少年にとって彼女はいつまでたっても師匠だった
傍から見たら変な関係だったろうけど、
彼女たちにとっては自然で、とても楽しいものだった
数十年も過ぎると宇宙開発も佳境に入り、とうとう人類は宇宙の中で分からないことは無くなっていた
となると次は宇宙の外について調べるようになるのは自然の流れだ
ホワイトホリー号という最新宇宙船に乗って、宇宙研究者は宇宙の外を目指して飛び立った
宇宙船の航海は万事うまく行き、ワープを繰り返してついに宇宙の外に出ることに成功した
その宇宙船の中に少年の姿もあった
「ちょっと5年くらい留守にしますけど、帰ってきたら宇宙の外側のスイーツとか持ってきますよ」
そんなことを言って、もう定年を迎えそうなほど老いた少年は宇宙に飛び立っていった
彼女はがっかりしたけどまた5年後に60ヶ月分の未知なるスイーツを貰えると思うとわくわくした
「無理しないで死ぬほどがんばってね!」
と元気よく少年を見送ったのだった
人類が皆、未知なる世界に胸を躍らせる中、ホワイトホリー号から一通のメッセージが届いた
『私達は幸福を発見した』
そのメッセージとともに、ホワイトホリー号からの通信は途絶えた
世界中の科学者たちはびっくりして、後続の探検隊を続々と送ったが、誰も帰ってこなかった
好奇心に勝てない世界中の宇宙研究者たちはみな宇宙の外側に向かって飛び立ち、
そして二度と大地を踏むことはなかった
宇宙の外側に何があったのかは誰もわからない
本当に幸福があったのかなんて、誰も知らない
でもきっと、もう少年は戻ってこないのだろう
彼女はずっと待っていたけど、とうとう5年たっても少年は公園に帰ってこなかった
たったひとりの愛弟子が、宇宙の外側で幸せに暮らしていたらいいなぁと
そんなことを思ったり、願ったり
有能な科学者達がみんないなくなったので、地球の人々は少し馬鹿になってしまった
ある日突然、ハワイが消失した
ある大国の大統領が暇だからという理由で核兵器を島にぶっ放したからだ
他の国の人達も大激怒して、世界大戦が始まったのだった
するとびっくりしたことに、3日くらいで大体の国が滅びてしまった
決壊したダムみたいに、世界はあっさりと終わりを迎えたのだった
無政府状態、放射能だらけ
世界は北斗の拳みたいになってしまった
彼女は不老不死だったけど、恐ろしかったので隠れ続けた
もう少し、もう少し我慢すればみーこに会える
あとたった200年じゃないの
100年かけて人口は急激に減少していき、
全盛期は370億人いた地球も、1000万人しかいなくなっていた
火星に移住した人たちも、もう地球を完全に見捨てていた
培われた地球の技術は全て失われ、放射能で荒れ果てた死の惑星に劇的ビフォーアフター
そして極めつけは巨大隕石の衝突だった
衝撃で舞い上がった砂塵が大気圏を覆い、太陽の光を遮断した
世界が灰色になってしまった
光が届かない世界
超氷河期が訪れ、残りの人類の方々も皆死んでいった
誰もいない世界、彼女はそれでもみーこを待ち続けた
いつか来る千年後まで、待たなきゃいけないんだ
みーこの大事な話を聞かなきゃ
頑張ろう、頑張ろう
言葉を吐くと、彼女の口から血が出た
彼女の体に異変が起こるなんて、約千年ぶりのことだった
もちろん彼女が知る由はないけれど、
放射線は彼女の遺伝子をぼろぼろに壊していた
いつの間にか彼女は不老不死じゃなくて、
普通のどこにでもいるマカロン大好きメルヘン少女になっていた
――――――
灰色の世界
色もなく、光もない、ぐちゃぐちゃになった世界
そろそろ帰りたいな
どこか、私の知らない場所へ
もう疲れちゃったよ
世界の移り変わりとか
いろんな人との別れとか
もう疲れちゃった
もう私は十分生きたよ
おじさんにマカロンは貰ったし
世界中を旅したし
毎日バカンスを楽しんで、変な生物を拾って
初めて弟子ができて、世界が滅びて
もう十分、十分だよ
でも、できることなら
最後に、最後にみーこに会いたいな
会いたいなぁ
―――――――
視界にぱちぱちと光が飛び出る
灰色の世界に何十年ぶりの明るい光
こんなのが見えるなんて、きっともう終わりは近いんだろう
どこからか幻聴が聞こえた
それはどこかで聞いたことがある声だった
彼女はもう目は見えなかったけど、
わかったのだ
「久しぶり」
「うん、久しぶり」
「元気だった?」
「すこぶる元気だったよ」
「そっか、それはよかったよ」
「うん」
「あのね、ずっと言いたかったことがあるの」
「なぁに」
「私レズなの。ずっと愛してた」
「私も愛してるよ。マカロンくらい愛してる」
そんな感じで地球最後の日
マカロンもスイーツもない世界で、
人類は幸せに滅びたのだった
そんなマカロン大好きゆるふわメルヘン少女の、
へんてこで、それでいて
幸せなお話
86 : 以下、名... - 2012/07/04(水) 03:48:27.05 4AyriLR90 56/56
終わりです。
読んでくれた人がいたらありがとうございました