先生「SHR始めるぞ、早く席につけー」
ガヤガヤ
先生「教育実習生の男先生だ、今日から三週間このクラスのSHRと古典の授業を持つことになった」
男「よ、よろしくお願いします」
男子生徒「女じゃねーのかよーwwwww」
男「えっ、あ、ごめんなさい」
女子生徒「ちょっと男子やめなよーwww男先生困ってんじゃんwww」ドッ
先生「では、男先生の方から自己紹介を」
男「あ、はい。これから三週間お世話になります男です」
男「久しぶりに母校に来たことと、これからのことと色々緊張してますが、よろしくお願いします…」
元スレ
女「教育実習生の男先生…か…///」
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1309696405/
女友2「顔は普通だけど何か暗そうだし正直残念だよねー」ヒソ
女友「何て言うかオタクっぽくない?ww」ヒソ
女友2「言えてるwwww」ヒソ
女友「女はどう思う?」ヒソ
女「男先生…か……」ポー
女友「ちょっと女?聞いてる?」ヒソ
女「えっ!うん聞いてるよっ?」ガタッ
先生「女さん、みんな静かに!」
女「あっごめんなさいっ」
女友「ちょっと女ぼーっとしすぎwwwどうしたの?wwww」
女「ごめんごめん、何でもないよーwww」
【夜・女の部屋】
女「男先生か…かっこよかったな…」
女「明日から男先生がうちのHR持つのかぁ…///」
女「でも三週間しかいないのか…残念」
女「それにしてもみんなは何で男先生あんなに素敵なのに暗いとか言うんだろう」
女「私趣味悪いのかな…そんなことないと思うんだけどな…」
女「男先生彼女とかいるのかな……いたら嫌だな…」
女「ん、……考えるのやめてもう寝よ」
【なんやかんやで教育実習4日目】
男「これから朝のSHRを始めます…まず始めに業務連絡で…」
女(かっこいいなぁ男先生…)
女友「ねぇ女」
女「え、何?」
女友「女ってもしかして男先生のこと好きなの?」ニヤニヤ
女「そ、そそそんなことっ!……何で分かったの?」
女友「ずーっと見てるもんね男先生のことw」
女「友ちゃんはそういうの敏感だもんね」
女友「そーじゃなくても分かるっての!女ってすぐに顔に出るし分かりやす過ぎ」
女「ぬぅぅ…」
女友「でもさ、男先生のどこがいいの…?」
女「どこって!顔もかっこいいしっスーツも黒髪もよく似合ってて素敵じゃん!」
女友「そうかぁ…?(女はちょっと変わってるからなぁ…)」
女「そうなのっ!」
キーンコーンカーンコーン
男「えっと…これでSHRは終わりです。」
男子生徒「起立、礼」
男「さようなら」
生徒「男先生バイバーイ」
女(やっぱり初日の方は授業持つわけじゃないしつまんないなー)
女(SHRと授業は後ろで見てるだけだしな…)
女友「私はもうちょっと積極的に行かないと駄目だと思うけど?」
女「友ちゃんっ!?」ビクッ
女友「ぼーっとしちゃってさ、もっと話しかけたりしなきゃ駄目だって!」
女「でも…」
女友「ほれ、さっさと行くったら行くっ!」ドンッ
女「ふえっ」ボフッ
男「うわっ、っと、だ、大丈夫?」サッ
女「だ、大丈夫ですっ…!」カァッ
男「それなら、良かった…、えっと…」
女「?」
男「ごめん、名前…出てこない…」
女「おっ女…ですっ」
男「女さんね、ごめんね」
女「いえっ全然大丈夫でむしろ嬉しいというか」
男「え?」
女「な、何でもないです、さ、さようならっ!」タタッ
男「さようなら…?」
女(あんな体勢で抱きとめられるとか…///)
女友「良かったねぇ」ニヤニヤ
女「友ちゃんっ~!」
【夜・男の部屋】
男「実習って色々すること多いし体力使うな…まだ4日目だけど疲れた…」
男「それにしても今日のはまずかったな…」
男「女子高校生相手にあんな体勢でいたら捕まりそうで怖いっ…」ガタガタ
男「いい匂いだったな、女さんだっけ、あの子ちょっと可愛いよな…」
男「って、いかんいかん、これじゃあ真面目に捕まる」
男「俺は所詮年齢=彼女いない歴の童貞アニオタ野郎だもん、な…」
男「…寝よう」
【実習二週間目】
男「これから朝のSHRを始めます、まず始めに業務連絡で…」
男(何だか…最近女さんに見つめられてるような気が、する…)チラッ
男「今日の政経の補講は場所が変更になり一号館の…」
女「…」ジーッ
男(気のせいじゃない…)
女「…」ジーッ
男(すごい見られてる…でも何で…何か付いてるのか?それとも、何かしたか…?)
女(今日も男先生かっこいい…///)ポー
女(今日こそはっ…!今日こそは男先生と仲良くなる…!)
女(あとに週間しかないもんね)
先生「ほら授業始めるぞー、さっさと席につけー」
先生「今日からは男先生が実習として授業を受け持つ」
男「よ、よろしくお願いします」
先生「じゃあ、男先生後はよろしく」
男「えっとじゃあ授業を始めます、教科書58ページを開いてください…」
女(男先生の授業…幸せ…!)ポー
ーンコーンカーンコーン
男「これで授業終わりにします、まだ不慣れなので分かりにくい所とかあったら質問に来てください」
女(これだ!!)
女「お、男先生っ…」タタッ
男「あ、女さん(ひぃ、何言われるんだろう女子高校生怖い…)」
女「え、名前…」
男「え…(どうしよう、名前間違えたかな…)」
女「覚えててくれたんですね…」テレッ
男「あ、うん…(何これ可愛い)」ドキドキ
女「で、質問なんですけど…」
女「男先生としゃべっちゃったああ///」ジタバタ
女友「良かったじゃん、幸せそうだね~」
女「うんうんうん!幸せだよおおおお///」パタパタ
女友「で、どうするの?」
女「どうするの?って?」
女友「告白するの?」
女「こ、ここここここ告白だなんてそんなとんでもない!!!」
女友「え?だって好きなんでしょ?」
女「だって実習とはいえ先生と付き合うんだよ年上だよ相手にされないよそれになんか犯罪くさいしそれに…」アセアセ
女友「女動揺しすぎて句読点抜けてるwww」
女「?」
女友「いや、こっちの話w」
女友「そんなこと言ったってさ好きなものは好きなんでしょ?」
女「うん…」
女(男先生のことは好きだけどなんていうか告白とかって言われるとしっくり来ないな)
女(全然そういうこと考えてなかったし…)
女友「まぁ女がその気なら協力はするよ!」
女「友ちゃん…!」
【実習8日目】
男(最近よく女さん質問しに来るな、真面目な子なんだな)
男(それとも俺の授業が分かりにくくすぎて質問に来てるのかっ…)
先生「今日は古典の補講があるんだが、男先生見学しますか?」
男「あ、はい!是非!」
男(授業以外にも学ぶ所はあるよな)
男(実習とはいえいい授業しなくちゃだし、頑張ろう…)
女友「女ー掃除終わった~?帰ろー」
女「ごめんね友ちゃん、私補講があるんだ」
女友「女真面目だね~、補講なんて取ってたんだ」
女「まあね」
女友「じゃあ私先に帰るね~頑張って!」
女「うん、ばいばい」
女(あ、時間、早く行かなきゃ…)
ガラッ
女「!!!」
先生「お、女、早く席につけー」
女「は、はい」
女(何で男先生がここに…)ドキドキ
男(女さんは補講も受けてるのか…)
男(ノート…字綺麗なんだ)ジーッ
女(ひゃああ背後から覗きこまないでください緊張するぅ)ドキドキバクバク
女「ふぅ…補講せっかく行ったのに全然集中出来なかった…」
女「あれ?男先生…?私と帰る方向一緒なのかな?」
女「よし…ここはっ…」
女「お、男せんせーっ!」タタッ
男「あれ?女さん、どうしたの?」
女「男先生が見えたのdって、うひゃあ」ズシャー
男「えっええ!!だ、大丈夫?!女さん」
女「全然これくらい大丈夫ですよ、って痛っ…」
男「膝…すごい擦り剥いてる…血も出てるし」
女「大丈夫ですって…えへへへ…」
男「早く消毒した方がいいね」
男「あ、えっと、うちすぐそこだし寄って行って」
女「えっ」
男「えっ、いや変な意味じゃなく早く消毒しないとばい菌入っちゃうし…その」
女「いいんですか…?」
男「俺は全然いいけど…それとも女さんちの方が近かった…?」
女「い、いや私の家はもうちょっと行ったところなんで…」
男「そっか、うちすぐそこというか目の前なんだけどね」
女「あっ」
【男の家】
女「おじゃましまーす…」ドキドキ
男「ごめんね、ちらかってるけど上がってそこの洗面所で足洗っててくれる?」
女「はい」
女(ここが男先生の家かぁ…何かいい臭い…男先生の臭いかな?)ポワー
女(それにしても染みる…大丈夫って言ったけど結構血出てるし痛いよ…)
男「えっと、消毒液とティッシュっと…洗い終わったらそこに座って」
女「は、はい」
男「ちょっと染みるかもしれない、ごめん」
女「えっ、男先生が消毒してくれるの?!」ガタッ
男「えっ!あ、あ、そうだよね、ご、ごめん、自分でやる?」ビクッ
女「あ、そのいやそういう意味じゃなくって!です」
男「…?」
女「その…痛くないように……お願いします」カァァァ
男「分かった…善処する」フッ
女(男先生が笑った…!)
女(初めて見たかも、男先生の笑ってる顔…)ドキドキ
男「よし、これでおkっと…大丈夫?」
女「は、はいっ」
男「足痛そうだけど一人で帰れる?暗いし送ろうか?」
女「で、でもそんな悪いし…」
男「遠慮しなくても大丈夫だよ?」
女「じゃ、あ、お言葉に甘えて…!」
男「うん」
男「歩ける?」
女「痛いけど歩けないほどじゃないです」
男「おぶってあげようか大丈夫?」
女「…」コクッ
男「歩く?」
女「…」フルフルッ
男「分かった、どうぞ」サッ
女「すいません…」カァァァ
男「…どれくらいで着くの?」
女「20分くらいです」
男「…そっか」
女「…」
男「…」
女・男(何かしゃべらなくちゃ…)
女「男先生は…」
男「?」
女「か、彼女とかっているんですか?」
男「い、ないよ」
女「そうなんですか(良かったぁ…)」ホッ
男「女さんは?」
女「へ?」
男「女さんはそういう人いない、の?」
女「そんな、いませんよっ」
男「そっか、女さん真面目そうだもんね」
女「真面目?私が?」
男「よく質問しにくるし、補講も積極的に受けてるし、ノート綺麗に取ってるし」
男「真面目でしっかりしてそうだなって」
女「…」
男「あれ、ち、違ったかな…?」
女「分からないけど…」
男「…?」
女「…」
女「…男先生は……真面目な女の子は好き…ですか…?」
男「え、…偉いと思うよ」
女「女の子として…は…?」
男「えっと、その、何事も真面目にやるのはいいと思う、よ」
女「なら、真面目でしっかりした私になります…」トサッ
男(さっきより寄りかかって…髪の甘い匂いがする…)ドキドキ
男「それってどういう…」
女「その…だから…」
男「…」
女「私は、私はっ、男先生のことがっ…」
男「女さん…」
女「男先生のことがっ…」ぎゅう
ドキドキ
男「…」
ドキドキ
女「男先生のことが…」ぎゅっ
男「…女さん…ごめん、ね」
女「!」
女「…」
男「何て言うか…その…」
女「…男先生」
男「えっ、ど、どうかした?」
女「ここ、うちなんで」
男「そ、そっか」
女「今日は…ありがとうございました」
男「いや、こちらこそ…」
女「さようならっ」
男「さよなら…」
ガチャ…ン
【次の日】
女(うう…あんなことしちゃって言っちゃって、男先生に合わす顔がないよ…)
女友「おはよー女!」
女「おはよー友ちゃん…」
女友「どうしたの?元気ないね」
女「実はかくかくしかじか…」
女友「女振られちゃったのかー」バッサリ
女「…」グサァッ
女友「あ、ごめんごめんって」
女「友ちゃん笑いごとじゃないんだよぅ…」グスン
女友「まぁ、でも嫌いって言われたわけじゃないんでしょ?」
女友「女にもまだチャンスあるって!」
女「そうかなぁ…」
ガラッ
先生「おはよう、SHR始めるぞー」
男「お、はようございます」
女(男先生だ…どうしよう…どうしようもこうしようもないけど…)
女(男先生…)チラッ
男(昨日あんなことあったから気まずいよな…)
男(女さん、来てるよね…?)チラッ
男・女(!!)バッ
男(俺は別に女さんのことが嫌いとかそういうんじゃなくて)
男(まだ一人前ではないとはいえ教師と生徒がっていうのが…)
男(………言い訳だな)
男(正直な処、かわれてるんじゃないかとか、一時の気の迷いとかで言われてもとか)
男(どうしたらいいんだろう、な)
【実習11日目】
男「これから朝のSHRを始めます…まず始めに業務連絡で…」
男(あれから週も明けたけれど)
男「今日は電気の点検を行うので6時には完全に下校してください、それから…」
男(女さんが目を合わせてくれることはなくなった)チラッ
女「…」
女友「あれから女元気ないな…まぁ実習終わればまた元気になるかな…?」
女(あーあ、あんなこと言わなければ男先生と話したり、挨拶したり気軽に出来たのかな…)
女(よくやって後悔よりやらずに後悔する方が後悔するよっていうけどそんなの嘘だよ…)
女(男先生…)ジワァッ
キーンコーンカーンコーン
男「これでSHR終わりにします、さようなら」
ガタッ ザワザワ
女(今日は…古典の補講の日か…)
女(前までは嬉しかったのに今ではすごく気が重いよ…)ズキン
女(早く行かなくっちゃ)
先生「補講終わりです、もう6時になりそうなので早く…」
女(補講終わった…疲れたな…)
女(あ、そういえば教室にノート忘れてきちゃった…)
女(明日でいっか…いや、だめだ!あれ明日提出の課題のプリント挟まってるノートだ!)
女(取りに行ってこよう)タタッ
男(あれ?女さん、校舎の方に走って行ったよな…?)
男(もう6時になるのに、呼びとめた方がいいかな)
男(でも話しかけていいんだろうか…)
男(とりあえず行くか)
女(えっと…)ガサゴソ
女(どこだろ…あった!)
女(よしこれでよしと!帰ろう)
ブチンッ
女「ひゃっ!!!」
女(びっくりした…何で電気いきなり消えちゃったんだろう…)
男「女さん?」
女「ひゃあっ!!!!」
男「えっあ、驚かせてごめん」
女「お、男先生?」
男「女さんが校舎の方に走っていくのが見えたから…」
女「えっ」
女(男先生、私を追ってきてくれたの…?)
男「今日の6時に電気の点検で電気が全部消える…って朝言ったの忘れてるのかなって…」
女「あっ…」
女(何だ、そういうことか…ちょっと残念…)
男「とりあえず、昇降口に行こう」
女「は、い」
女(男先生と久しぶりにしゃべったな…やっぱり私、男先生のこと…)ドキン
男「うわっ」ドンッ
女「男先生っ?!」
男「いたたた…」
女「どうしたんですか?男先生、いきなり柱にぶつかったりなんかして…!」
男「女さんのこと迎えに来ておいて、こう言うのも難だけど」
男「鳥目っぽいというか暗い所で目が効きにくいんだ…」
女「へ…」
男「だからちょっと歩くのゆっくりになるから、先行ってていいよ」
女「え、そんな」
男「暗いから女さんも気をつけてね」
女「じゃあ私が男先生を誘導します」
男「え?」
女「う、腕貸してください」
男「い、いいの?」
女「私で良ければ…」
男「それじゃお願いします」スッ
女「男先生私はこっちです!」ギュッ
男「!…ごめん」ドキッ
女「じゃあ行きますよ?すぐ前に段差あるから気を付けてくださいね…」
男「ちょっと明るくなってきた…?」
女「昇降口に着きましたしね、非常灯の明かりがあるんでちょっと明るくなったと思います」
男「女さん…その、ありがとう」
女「いえ、こんなことならいつでもっ」
男「…」
女「…」
男「帰ろうか」
女「そうですね…」
男「…ごめん、女さん腕いい?w」
女「えっ!あ、そのごめんなさい」パッ
男「あの、家まで送るよ、方向一緒だし」
女「は、はい…ありがとうございます」
男「…」
女「…」
男「…あのさ、女さん」
女「は、はい」
男「…この間のことなんだけど、その女さんが怪我した日のこと」
女「…はい」
男「話してもいい、かな…?」
女「…」コクッ
男「正直、からかわれてるんだと思ってた」
女「そ、そんなことっ!!」
男「大丈夫…分かってるから」
男「あの時はね、そう思ってた」
男「だって、俺なんてモテたことなんてないし、彼女もいたことなかったし」
男「教育実習生だからからかわれてるのかなとか思ってた」
女「…」
男「でも、あの時、女さんは本気でしゃべってくれたよ、ね?」
男「話してるときはおぶってて顔見えなかったけど、顔見たらすぐに分かった」
男「本当に申し訳ないことをしたと思ってる」
男「ごめんなさい」
女「い、いや、そんな、謝らないでください」
女「どっちにしたって私の一方的なその、もの、だし…」ジワァ
男「ちょ、そんな…」
女「だってぇ…」グスン
男「と、とりあえず、その、泣かないで」
女「…っく、は、い」グスン
男「…」スゥッ
男「女さん…」
女「…は、はい」
男「俺は…その、上手く言えないけど、女さんのこと…」
男「好き、だよ」
女「…へ?」
男「そ、そういうことだから…」
女「え、う、は、はい」
男「ほら、い、家着いたよ」
女「は、はい」
男「それじゃあ、おやすみ、なさい」
女「お、おやすみ、な、なさい」
ガチャッ
【次の日】
女(えっと…つまり私は男先生のことが好きで、男先生も私のことを好きって言ってくれて…)
女(ええ…それは嘘、夢だよ…)
女友「女おはよー!」
女「友ちゃん…おはよう?」
女友「え?どうしたの?何か昨日とかとはまた別の感じで変になってるね」
女「実は昨日、かくかくしかじか」
女友「ええええ!!本当に?!!」
女「うんっ…」コクコク
女友「すごいじゃん!やったじゃん!おめでとう!」
女「でも…」
女友「でもって?何でそんな浮かない顔してるのさ?」
女「男先生の私に対しての“好き”ってそういう“好き”なのかな…?」
女友「当たり前じゃん」
女「何で?分かるの?」
女友「だって二人の関係で“好き”って言葉に出すとしたらそういうの以外ないよ普通」
女友「で!」
女「で?」
女友「ということは、ということは二人は付き合ってるんでしょう?」
女「…えっ」
女友「えっ?」
女「付き合ってはいない…かな?」
女友「何それ…」
女「私にも分からないよ…」
キーンコーンカーンコーン
男「席についてください」
男「これから朝のSHRを始めます…まず始めに業務連絡で…」
女(男先生は…何考えてるんだろう…)ジーッ
男「次に…」
女(いった言葉が嘘だとは思わないけど、付き合う…とかなのかな…?)
女(じゃあ、私が男先生の彼女になって、男先生が私の彼氏になったりするのか…!)
女(なんか展開早くてついていけないや…)
女「お、男先生っ…!」タタッ
男「女さん、」
女「男先生、昨日言ったことは本当ですか…?」
男「ほ、本当だよ」
女「ふわぁ…良かったぁ…」
男「わざわざそれを聞きに来たの?」フッ
女「じゃあ私たちって」
男「付き合うのはまだ…駄目だよ」
女「えっ」
男「まだ…だよ」
女「まだ?」
男「今は仮にも教師と生徒だから、ね」
男「実習期間が終わったら、ちゃんと話に行こうと思ってたんだ」
女「!!」
男「それと、次の授業始まっちゃうよ?」
女「あっ」
男「それじゃあ、女さんまたね」
女「はいっ」ソワソワ
女(幸せだぁ…)ポワー
【実習最終日】
先生「では、三週間お世話になった男先生も今日で実習期間を終えます、最後に挨拶を」
男「えっと、三週間ありがとうございました。実習で授業を見学したり、実際にやってみることで…」
女友「今日で男先生の実習も終わり…だね」ヒソ
女「そうだね」ヒソ
女友「でも、女はこれからも一緒だもんね~いいね~ww」ヒソ
女「とっ友ちゃん!からかわないでよっ」ヒソ
生徒「起立、礼、ありがとうございました」
男「あ、ありがとうございましたっ」
キーンコーンカーンコーン
男「あ、女さん」
女「男先生っ」ソワソワ
男「一緒に帰ろうか」
女「はいっ」
男「…」
女「…」
男「女さん、その、」
女「は、はいっ…」
男「実習期間が終わって、俺はただの男になりました」
男「改めて言わせてもらうけど」
男「女さんのことが好きです、」
男「付き合ってもらえませんか…?」
女「もっももちろんですっ」ぎゅっ
男「お、女さんっ?!」カアァ
女「教育実習生の男先生か…えへへっ」
男「今は女さんの恋人の男です…」ちゅっ
女「!!!!!!」
おわり
102 : 以下、名... - 2011/07/04(月) 02:07:18.60 tIgC96wr0 69/70
おつかれさん
>>1は教育実習の予定でもあるのか?
こんな妄想プレイ展開しやがって…
105 : 以下、名... - 2011/07/04(月) 02:09:56.26 H9IWwQ4U0 70/70
支援ありがとうございました!
ホモSSや妹SSが立ってるからNLSSは需要ないのかと思った…
けど、見てくれてる人いて良かった…
スレ建てSS両方初めてだから至らないとこもあったかもしれないが
先輩後輩とかもっと男女SSの面白いのも立てばいいなと思うよ
>>102
ちょっと前に学校に実習生が来てこのネタいいなと思っただけさ!