【ガヴリール宅】
ピンポーン
『ガヴー、いるー?』
『お菓子作って来たんだけど試食しない?』
「はーい、ぜひ試食させてくださーい」トテトテ
『ん?』
玄関「」ガチャ
ラフィエル「こんにちは、ヴィーネさん」
ヴィーネ「あ、ラフィ!遊びに来てたのね」
元スレ
ガヴリール「ヴィーネとラフィとダラダラ」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1507302262/
ガヴリール「なんだ、ヴィーネか。今日は来客多いな」
ヴィーネ「ごめん、突然きちゃって。もしかしてラフィと何か約束してた……?」
ラフィエル「ダメですよガヴちゃん!浮気においてダブルブッキングは致命的なんですから」
ガヴリール「お前なに言ってんの……」
ガヴリール「そもそもラフィだって連絡なしで来てるだろ」
ガヴリール「んで、なんだっけ?試食だっけ?」
ヴィーネ「そうそう、スコーンを焼いてみたの!上手くできたし味見して欲しいのよ」
ガヴリール「おおっ。なにこれいい匂い。くう。めっちゃ食う」
ラフィエル「美味しそうですね~!私ちょうど実家からお茶を持って来ているので淹れますね♪」
ガヴリール「はむはむはむっ」
ラフィエル「とっても美味しいですヴィーネさん!」
ヴィーネ「えへへ、ありがと。そう言ってもらえて嬉しいわ」
ガヴリール「むぐむぐ。むぐむぐむぐ!」
ヴィーネ「いや何言ってるかわかんないわよ」
ラフィエル「口いっぱいに頬張るほどなので、相当お気に召したのでは?」
ガヴリール「むぐ」
ヴィーネ「それなら嬉しいけど……」
ヴィーネ「ところでラフィ、今日はどうしてガヴの家に?」
ラフィエル「ああ、私はガヴちゃんの家に忘れ物を取りにきたんです」
ガヴリール「むぐ、んぐぐ…………ごくん」
ガヴリール「ああ、ほらこれだよな。サタニキア日記」
ヴィーネ「サタニキア日記!?」
◯月△日
コンビニのガチャポンの前でサターニャさんがうろうろしていた
どうやら世界のパンシリーズ・第2弾のキーホルダーが気になっているようだ
彼女は好物のメロンパンを狙って、何度も何度も小銭を入れてはツマミを回す
ときおりコンビニでガムを買って小銭を作り、そしてついにガチャポンは空に
結局、メロンパンは出なかった
追記:
サターニャさんからチョココロネをもらいました。悪魔の角みたいでかわいいです。
ヴィーネ「いや……なんなのこれ……」
ラフィエル「だから、サタニキア日記ですってば」
ヴィーネ「うっわ……内容がサターニャの事しか書かれてない」ペラ ペラ
ガヴリール「なかなか面白いよなそれ。昨日の夜はそれでしばらく笑ってたわ」
ラフィエル「サターニャさんの可愛さとおマヌケさと笑いと涙が詰まった心温まるノンフィクション作品なんですよ」
ラフィエル「現在書籍化も検討中です」
ヴィーネ「どこに需要があるのよ」
ガヴリールの携帯「」ヴヴヴヴ
ガヴリール「ん」
ガヴリール「お、サターニャからメールだ」
ガヴリール「……んあ?なんかマグマが噴き出してるとこでピースサインしてるぞ」
ヴィーネ「ああ、そう言えばサターニャいま家族と旅行中なのよ」
ヴィーネ「そこ、魔界のハイキングで有名な山ね」
ラフィエル「だから角も羽も出してるんですね。悪魔の方々はマグマとか平気なんでしょうか?」
ヴィーネ「山の新鮮なマグマだから、腕や顔を洗うとサッパリして気持ちいいわよ」
ガヴリール「…………そういやお前悪魔だったな」
ヴィーネ「え?なに、なんで今そういう話になるの?」
ラフィエル「せっかくなので、私達も正装でサターニャさんに写真を送りましょう」パァァ
ガヴリール「そうだな」パァァ
ヴィーネ「なによそのノリ」バサ ニョキ
ラフィエル「ヴィーネさん、サターニャさんに見せつけちゃいません?」
ヴィーネ「え、どういう意味?」
ラフィエル「ごにょごにょ」
ヴィーネ「えぇ!?」
ガヴリール「おいなんだよ。私抜きで内緒話すんなよ。寂しいだろ」
ラフィエル「あ、ガヴちゃんは真ん中に来てください」
ヴィーネ「ちょ、ちょっと本当にやるの?」
ガヴリール「?」
ラフィエル「撮りますよ?」
ガヴリール「うん」
ヴィーネ「……」ドキドキ
ラフィエル「せーの」ニコニコ
ヴィーネ「…………んっ」
ラフィエル「…………んー」
ちゅっ
ガヴリール「!!?」///
ガヴリール「お、おい!?なんでお前らほっぺに……ちゅ、ちゅーなんか……!」
ヴィーネ「だってラフィがやるって言うから……」///
ラフィエル「サターニャさんに送りますねー」ピッ
ガヴリール「あっ、こら!」
ラフィエルの携帯「」ヴヴヴヴ
ヴィーネ「速攻でかかって来たわね」
ラフィエル「はい、もしもし?」
ラフィエル「え?声が大きすぎて聞こえませんよー」
ラフィエル「どうしてそんなに怒ってるんですかー。あっ、嫉妬ですか?」
ラフィエル「うふふふ、ガヴちゃんはすでに私達の手中にあります。悔しかったら魔界から飛んできてくださいね」
ラフィエル「それではー」ピッ
ラフィエル「ひとしきり怒られましたー」ニコニコ
ガヴリール「お前は何がしたかったんだ」
ラフィエル「せっかくなのでこのままの格好でいましょうか」
ヴィーネ「えっ!?」
ラフィエル「ん?」
ガヴリール「ん?」
ヴィーネ「わ、私は戻りたいなーって」
ガヴリール「なんで?私達しかいないし良いじゃん」
ヴィーネ「ガヴたちは良いでしょ!私こんな格好なのよ!?」
ラフィエル「あー」
ガヴリール「あー」
ガヴリール「ヴィーネのその服って凄いよな」ジロジロ
ラフィエル「腕もおへそも太もももかなり見えてますよね」ジロジロ
ヴィーネ「ちょっと二人とも、そんな見ないでよ!」
ガヴリール「あ、ヴィーネ。毛布あるけどかける?」
ラフィエル「ヴィーネさん、カイロお腹に当てます?」
ヴィーネ「私の身体を心配しなくて良いから!お腹冷えてないから!」
ヴィーネ「もういい?もう戻るからね!」
ラフィエル「ダメです!」
ヴィーネ「なんで!?」
ラフィエル「私たち悪魔と天使は手を取り合って生きるべきだと思うんです」
ラフィエル「人間界でヴィーネさん達と出会えた事は決して忘れません」
ヴィーネ「うん、ありがとう。でも今その話いる?」
ラフィエル「私はもっと悪魔の方々と仲良くなりたいんです」
ラフィエル「それには私達が天使らしさ、悪魔らしさを隠さずに接することが大切だとは思いませんか?」
ヴィーネ「肌は隠してもいいでしょ!」
ラフィエル「私はただ純粋に悪魔の衣装で恥ずかしがっているヴィーネさんを見たいだけなんです!」
ヴィーネ「純粋って付ければどんな理由も通ると思うなよ!」
ガヴリール「って言ってもラフィエルの服もやばくない?屈んだら胸見えるじゃん」
ラフィエル「謎の力で大事なところまでは見えないようになってますから」
ヴィーネ「謎の力って何よ」
ラフィエル「ガヴちゃんこそスカート短いじゃないですか。見えちゃいますよ?」
ガヴリール「謎の力で見えないから」
ヴィーネ「私も謎の力で全身覆って欲しい……」
ガヴリール「胸の話で思い出したんだけどさー」
ガヴリール「この前ラフィエルの家に行ったんだけど、ブラがあったから胸に当ててみたんだ」
ラフィエル「何してんですか」
ガヴリール「胸とブラの間に謎の空洞ができた……」
ヴィーネ「謎ではないわね。明確に判明してるわ」
ガヴリール「こいつスタイルいいし、あげくに巨乳とかズルすぎだろ」
ラフィエル「なに言ってるんですか。ガヴちゃん」
ラフィエル「ガヴちゃんにもお尻という武器があるじゃないですか」
ガヴリール「お尻?」
ラフィエル「ちっちゃい体型なのにお尻が立派というギャップがそそりますっ」
ヴィーネ「わかる!」
ガヴリール「わかるの!?」
ラフィエル「ついつい撫でまわしたくなる衝動に駆られて……」
ヴィーネ「ハリがあるのに柔らかいのよね……」
ガヴリール「おいお前ら、私を変な目で見るなよ」
ガヴリール「…………」
ガヴリール「そういやヴィーネってエロいよね」
ヴィーネ「ちょっと。変な目で見ないでよ」
ヴィーネ「というか、全然そんなことないでしょ」
ヴィーネ「私、自分で言うのもあれだけど、胸もお尻も出てないし、ウエストもそんなに……」
ガヴリール「ヴィーネが料理する時腕まくりするじゃん?」
ヴィーネ「うん?」
ガヴリール「その時に、手首から肘までのスラっとした腕がさらされてそそるというか」
ヴィーネ「そこ!?」
ラフィエル「あー!それわかります」
ヴィーネ「わかるの!?」
ガヴリール「あと手もえっちだよね。指の形が綺麗というか」
ガヴリール「ヴィーネに触られるとき、私たまにドキドキしてるもん」
ラフィエル「え、ちょっと見せてくださいよヴィーネさん」
ヴィーネ「やだ」サッ
ガヴリール「なんで?隠すもんでもないでしょ」
ラフィエル「ヴィーネさんのえっちな指見せてください」
ヴィーネ「その言い方やめろ!」
ヴィーネ「もういい加減、私服に戻るわ」シュン
ラフィエル「あー」
ガヴリール「あー」
ヴィーネ「残念そうにしないでよ……」
ガヴリール「私も戻るか」
ラフィエル「あ」
ガヴリール「ん?」
ラフィエル「ガヴちゃん。そろそろ羽のお手入れしましょうか」
ガヴリール「げっ!?」
ヴィーネ「確かに翼がちょっとくすんじゃってるし、いい機会ね」
ガヴリール「い、いいよ別に!」
ラフィエル「ダメです。ガヴちゃんが帰省した時に、ノミやダニをまき散らす汚天使だったらハニエルちゃんも悲しみますよ」
ガヴリール「それなら自分でやるから!」
ラフィエル「付け根とか一人じゃ難しいでしょう?私がやってあげますから♪」
ガヴリール「ひぃぃぃ……!」
ガヴリール「やめろ!くるな!」ブォン
ヴィーネ「あっ!結界を張ったわ!」
ラフィエル「あらあらまあまあ」
ガヴリール「へっ、あきらめるんだな」
【10分後】
ガヴリール「ぜーぜー……!」
ラフィエル「だいぶ弱ってきましたね」
ヴィーネ「体力なさすぎでしょ」
ガヴリール「うぐ……」シュゥゥン
ガヴリール「あっ、ちょ、結界!消えるなこら!」
ヴィーネ「天使休業中のあんたがずっと結界張ってられるわけないでしょ」
ラフィエル「さ、おとなしくしてくださいガヴちゃん」
ガヴリール「くっそー!この悪魔と天使!」
ラフィエル「こら!私は悪魔じゃありません!」
ヴィーネ「じゃあ天使扱いされてるの私!?」
ガヴリール「ばか!アホ!この巨乳!あと洗濯板!」
ラフィエル「わるあがきの悪口なんてまるで子供ですよガヴちゃん」
ヴィーネ「ちょっとまって私最後の方聞き捨てならなかった」
ヴィーネ「どうしてそんなに嫌がるのよ」
ガヴリール「ラフィにやらせると変な風に触るからだ!こいつの手つき、いやらしいんだもん!」
ラフィエル「そんなことないですよー」ワキワキ
ガヴリール「やめろ!その手!」
ラフィエル「やりませんよ。素直にガヴちゃんを綺麗にしてあげたいだけですから」
ガヴリール「ほ、ほんと?」
ラフィエル「ええ」ニコッ
ラフィエル「えっちなのは、二人きりの時にしますから」ボソ
ガヴリール「」ゾワワワワ
ヴィーネ「き、聞こえてるんだけど!?二人きりでもだめ!!」カァァ
ラフィエル「あららー」ニコニコ
ヴィーネ「じゃあ蒸しタオルで拭いて行くけど、熱かったら言ってね?」
ガヴリール「うん」
ヴィーネ「よいしょ」フキフキ
ガヴリール「ふぁ……っ、気持ちいい……」
ヴィーネ「天使の翼は羽根も多いし、手入れが大変そうよね」
ラフィエル「急いでる時はファブリーズをかけて済ませちゃいますけどね」フキフキ
ガヴリール「あれ便利だよなー」
ヴィーネ「そんなんでいいのか。天使」
ラフィエル「あ、ガヴちゃん。羽が抜けかけてますよ」
ガヴリール「えーまじー?」
ぶちぃっ
ガヴリール「いった!?ラフィエル!」
ラフィエル「す、すみません。気になっちゃって」
ラフィエル「ガヴちゃんの羽気持ちいいですね~」ナデナデ
ヴィーネ「ふわふわで羨ましいわ」ナデナデ
ガヴリール「うゔ~~~~……」トロ-ン
ヴィーネ「あ、ガヴも気持ちいい?顔がとろけてるわよ」
ガヴリール「き、気持ちよくない!」
ヴィーネ「ほらほら」ナデナデ
ガヴリール「ふぐぅ~~~~……」トロ-ン
ヴィーネ「こういう時だけじゃなくていつも可愛げがあればいいのに」ナデナデ
ラフィエル「ガヴちゃんは可愛げがない時も可愛いですよー」ナデナデ
ヴィーネ「ラフィは羽の手入れしなくていいの?やってあげるわよ?」
ラフィエル「私は毎日やっていますから」
ラフィエル「最近下界でいいブラシを見つけたんですよ。背中を洗う用のものですが、ちゃんと羽の付け根にも届いて……」
ラフィエル「これですね。ネットショップで買ったんです」
ヴィーネ「あ、私も同じやつ持ってる」
ラフィエル「便利ですよね!」
ヴィーネ「ガヴもこういうの買えばいいのに」
ガヴリール「買ったところで私が使うと思うか?」
ヴィーネ「偉そうに言うな」
ヴィーネ「ラフィもネットショップとか使うのね」
ラフィエル「ガヴちゃんから教えてもらったんです。とっても便利ですよ」
ガヴリール「ヴィーネはネットで買い物とかしないの?」
ヴィーネ「実は最近、電子書籍で小説読むのにはまってたり……」
ガヴリール「あー、本の置き場所取らなくていいよな」
ヴィーネ「それに買ったらすぐ読めるのが良いわ。人間達って本当に色々考えるわよね」
ラフィエル「どんなの読むんですか?」
ヴィーネ「えーとほら、こんな感じ。恋愛物が多いかなぁ」
ラフィエル「そういえばヴィーネさん、恋愛映画なんかもお好きでしたね」
ガヴリール「おー、ざっと読んでもそれっぽい場面が沢山あるな」
ヴィーネ「恋物語ってドキドキしてのめり込んじゃうのよね!甘酸っぱい感じがたまらないの!」
ガヴリール「ふーん……?ヴィーネもこんな風に告られたいって事?」ニヤ
ヴィーネ「は!?」
ヴィーネ「そ、いや、ふぃ、フィクションと現実は関係ないでしょっ」
ガヴリール「ヴィーネ」クイ
ガヴリール「私のものになれよ」
ヴィーネ「…………っ」カァァ
ラフィエル「あらガヴちゃん?私の許嫁をたぶらかさないでもらえます?」
ヴィーネ「横からのってきた!?」
ガヴリール「大事なのは過去の約束なんかよりヴィーネの気持ちだろ?」
ラフィエル「この泥棒猫!」
ヴィーネ「それなんかおかしいから!」
ガヴリール「ぐっ……ごほっ……!」
ガヴリール「ど、毒殺されたぁ…………っ」バタッ
ラフィエル「くくく……私に従わないからこうなるんですよ……」
ヴィーネ「サスペンス始まってる!?」
ヴィーネ「毒盛られた人は毒殺されたなんて言わないわよ!」
ラフィエル「目障りなので崖から突き落としてやりましょう!」ドン
ガヴリール「うわぁ~!」ゴロンゴロン
ヴィーネ「毒殺した意味は!?」
ガヴリール「あっ、そう言えばラフィあれやった?天界の課題」ムクリ
ラフィエル「ああ、『独身女性の好きな食べ物10選』ですね」
ヴィーネ「ごめん。あんた達の急な話題の切り替えについていけないんだけど」
ガヴリール「面倒だからあれ、私の好きな食べ物10選を書いてやった」
ヴィーネ「真面目にやれ!!」
ラフィエル「確かにガヴちゃんは独身女性ですが……」
ガヴリール「その上ランキングまで付けたぞ」
ラフィエル「気になりますねー。ぜひ見せてください!」
ガヴリール「いいよ」ペラ
ラフィエル「おぉ~……」
ヴィーネ「ハンバーグ、ラーメンに……カレー……」
『4位:ヴィーネのごはん』
ラフィエル「むむむ」
ヴィーネ「も、もうっ!ガヴリールっ。真面目にやりなさいよぉ……///」テレテレ
ラフィエル「……」カキカキ
ガヴリール「あ、こら何してんだ」
『3位:ラフィの愛妻弁当』
ガヴリール「いや、お前に弁当作ってもらったことなんてねーよ」
ヴィーネ「しかも順位が高い……」
ラフィエル「予約ですから」
ラフィエル「ヴィーネさん超えますから!」
ヴィーネ「そう言えばラフィの料理ってあまり見たことないかも」
ラフィエル「あ、興味あります?」
ヴィーネ「うん!一回食べてみたいな」
ガヴリール「すごいぞヴィーネ。こいつ家では水道水使わないんだ」
ヴィーネ「え……?じゃあお茶とか飲む時はどうするの?ペットボトルってこと?」
ラフィエル「あ、いえ、ミネラルウォーターを沸かしてます」
ヴィーネ「みねらるうぉーたー!?」
ヴィーネ「なっ、なんで!?」
ラフィエル「だって下界の水って、何か混じってそうで……」
ヴィーネ「混じってないわよ!!!!」
ヴィーネ「まして日本の水は安全なのよ!?そんなどこぞの山で汲んだ水と大して変わらないわよ!」
ラフィエル「どこぞの山じゃないです。南アルプスの天然水です」
ヴィーネ「え…………じゃあ、お味噌汁は?」
ラフィエル「はい?」
ヴィーネ「お味噌汁の水は何を使ってるの?」
ラフィエル「南アルプスの天然水です」
ヴィーネ「神か!!!!!」
ガヴリール「それはまさに神の味噌汁……」
ヴィーネ「神の味噌汁……それが!」
ラフィエル「いや、普通のお味噌汁ですよ」
ガヴリール「実はちょうどネットアンケートで水もらったんだけどさ、せっかくなら作ってよ」
ラフィエル「え?まあ、いいですけど」
ヴィーネ「それなら今から晩御飯の材料を買いに行きましょう!」
ラフィエル「そうしましょうか。今日はガヴちゃんのお家でご飯ですねっ」
ガヴリール「いってら~」
ヴィーネ「あんたも来るのよ」
ラフィエルの携帯「」ヴヴヴヴ
ラフィエル「あ、サターニャさんも旅行から帰ったので、もう少ししたら来るみたいですよ」
ガヴリール「もー、家狭くなるじゃん」
ヴィーネ「そんな事言って嬉しいくせに~」
ラフィエル「結局いつもの4人が揃っちゃいましたね♪」
ヴィーネ「ほらほら、サターニャが到着する前に買い物を済ませるわよ」
……
ガヴリール「やばいなこれ。神の味がする」
ヴィーネ「ええ、神のダシ出てるわね」
サターニャ「これ神が入ってるの!?」
ラフィエル「いつまでそれ引っ張るんですか。普通のお味噌汁ですってば」
完