ラフィエル「もうすぐ8月15日。サターニャさんの誕生日ですね」
ラフィエル「下界で久々に導き(いじり)がいのある人に出会いました」
ラフィエル「さんざん楽しま……ゲフン、仲良くさせてもらっているので、プレゼントを贈りましょう!」
ラフィエル「何を贈りましょうか……」
ラフィエル「うーん……」
ラフィエル「サターニャさんの好きな物? メロンパン? いえ、ありきたりですね……」
元スレ
ラフィエル「誕生日に何を送りましょうか……」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1503247267/
ラフィエル「……そういえば、最近天界で発売された珍しいものがあったような……?」
ラフィエル「確か、香りは上品で味は美味な物で……滅多に手に入らないものでしたね……」
ラフィエル「!」ピコーン
ラフィエル「そうです! それを贈り物にしましょう!」
ラフィエル「当日、ヴィーネさん達と一緒に誕生日会をやるのでその時に渡しましょう!」
ラフィエル「彼女はどんな反応を見せてくれるのでしょうか」ワクワク
ラフィエル「喜んでくれるといいな……」
ラフィエル「早速、マルティエルに連絡を入れて、持ってこさせましょう」プルルルル
―数十分後―
マルティエル「お待たせしました、ラフィエルお嬢様。頼まれていた件の品物です」スッ
ラフィエル「ご苦労様です。早かったですね」
マルティエル「お嬢様のためなら例え火の中、水の中、草の中、森の中――――」
ラフィエル「えーと、どんなものでしょう」チラッ
「天命酒」 720ml×4
ラフィエル「あら……お酒なんですか?」
マルティエル「はい、とはいっても酔ってしまうものではありません」
マルティエル「飲んだものを極楽に誘うものだそうです。未成年の方でも飲めます」
ラフィエル「なんですかそれは……麻薬みたいですね……」
マルティエル「天使には、副作用はまったくありませんからご安心を」
ラフィエル「……そうですか。ありがとうございます、マルティエル」
ラフィエル「では、帰っていいですよ」
マルティエル「えっ?」
ラフィエル「えっ?」
マルティエル「……」
ラフィエル「……」
マルティエル「ここはラフィエルお嬢様が、味見してみる場面ではないのですか!?」
ラフィエル「そんな場面は一切ないです。飲むなら当日ですね」
マルティエル「そんな!? せっかく気分が高まって、くるくる踊り出すお嬢様が見られると思ったのに!?」
ラフィエル「えっ……これ、そういうものですか?」
マルティエル「いえ、個人差がありますね」
ラフィエル「そうですか……」
ラフィエル「ご苦労様、マルティエル。当日の準備で、今からヴィーネさんの家に行くので、今日は帰ってください」
マルティエル「……分かりました。では、失礼しました」シュン
ラフィエル「……」
ラフィエル(なんだか面白くなってきました!)ウキウキ
マルティエル「あっ、ラフィエルお嬢様に悪魔の方達には、絶対に飲ませないように言っておくのを忘れていました」
マルティエル「……」
マルティエル「まあ、副作用と言ってもそんなに悪いものではないので、問題はないでしょう」
―当日 ヴィネットの家―
ヴィーネ「では、これよりサターニャの誕生日会を始めます!」
ガヴリール「ヴィーネ、張り切っているな……」ヒソヒソ
タプリス「月乃瀬先輩はこういう行事は好きですからね」ヒソヒソ
ラフィエル「わー」パチパチ
サターニャ「なぁーはっはっは! あんた達、存分に私の誕生祭を祝うがいいわ!」
ガヴリール「よし、帰るか」スクッ
サターニャ「ちょっと!? ガヴリール!」
ヴィーネ「もう! せっかくのサターニャの誕生日なんだから、帰ったら駄目よ」
ガヴリール「……分かったよ」ストン
サターニャ「で、今日は何をしてくれるの?」ワクワク
タプリス「嬉しそうですね」ヒソヒソ
ラフィエル「こんなことしてくれるのは、私達ぐらいですからね」ヒソヒソ
サターニャ「あんた達! 聞こえているわよ!」
ヴィーネ「まあまあ、サターニャ……まずはガヴと一緒に作った料理を食べましょう!」
サターニャ「えっ、ガヴリール。あんたも作ったの?」
ガヴリール「……ヴィーネに手伝わせられたんだよ。めんどくさかったけど」
ヴィーネ「あら、嫌々手伝ってはなかったけど?」
ガヴリール「うるさい!」
サターニャ「へー、そうなんだ」ニヤニヤ
ガヴリール「うざ……」イラッ
ヴィーネ「はいはい、そこまでにしてお料理を食べましょう! 冷めちゃうわ」パンパン
ラフィエル「では、サターニャさん! 乾杯の音頭をお願いします!」
サターニャ「分かったわ! よく聞いておきなさい!」スクッ
サターニャ「本日は私のために集まってくれてありがとう!」
サターニャ「これからもよろしくね! では……!」
サタ、ガヴ、ヴィーネ、ラフィ、タプ「「「「「カンパーイ!!!!!」」」」」チン!
ガヴリール「サターニャ」
サターニャ「なによ?」
ガヴリール「普通だな」
サターニャ「悪かったわね!」
ヴィーネ(それは思ったわ)
ラフィエル(恥ずかしかったのでしょうねー)ニコニコ
タプリス(あ、この料理美味しい!)パクッ モグモグ
………………………………
…………………
………
サターニャ「はー、食べた食べた」ゲップ
タプリス「美味しかったです! 月乃瀬先輩!」
ヴィーネ「ふふ、ありがとね♪」
ラフィエル「これならいつでもお嫁さんに行けますね!」
ヴィーネ「そこまで、褒めなくていいわよ///」
ガヴリール「……ヴィーネ、私の嫁になってくれ」キリッ
ヴィーネ「あんたのは家事をしてくれる人が欲しいだけでしょ」ジトッ
ガヴリール「あ、バレた?」
ヴィーネ「もう……ガヴったら……」ハア
ヴィーネ「本気にしちゃうじゃない」ボソッ
ラフィエル「それでは皆さん! サターニャさんにプレゼントを渡しましょう!」
サターニャ「一体、どんなものをくれるのかしら」ワクワク
ガヴリール「じゃあ、まずは私からな」スッ
ギフト券 3000円分
サターニャ「……これは?」
ガヴリール「悪い……昨日誕生日のことを思い出したんだ。それで時間が足らず、プレゼント思いつかなくて……」
サターニャ「……贈ってくれるだけでも嬉しいわ! ガヴリール、ありがとう!」
ガヴリール「どういたしまして」プイッ
ヴィーネ「次は私ね! はい、サターニャ! お誕生日おめでとう!」ドン
脳の模型のメロンパン入れ ※トリビアのあれ
サターニャ「……これは何?」
ヴィーネ「それ、開いてみて」
サターニャ「? 分かったわ」パカッ
サターニャ「これは……駅前の一日10食の限定メロンパン! ヴィネットありがとう!」
ヴィーネ「喜んでくれてなによりだわ」
ガヴリール「どうやって手に入れたんだ? 大変だったろ?」ヒソヒソ
ヴィーネ「ちょっと色々とね……」ヒソヒソ
タプリス(色々ってなんでしょうか……)
ラフィエル(トリビア懐かしいですねー)
タプリス「ゴホン! 次はわたしです!」
タプリス「胡桃沢先輩! お誕生日おめでとうございます!」ドサドサッ
数々の勉強セット
サターニャ「…………………………」
ガヴリール「…………」
ヴィーネ「…………」
ラフィエル「…………」
タプリス「もしかして、嬉しくて声も出ませんか!? それなら良かったです!」
サターニャ「……これ、もしかしてなにかの冗談?」
タプリス「本気ですよ! 胡桃沢先輩が留年しないように考えた結果です!」フンスッ
サターニャ「そ、そう……ありがとね……」ヒクヒク
ガヴリール(サターニャの顔が引きつっている……まあ、当然だろうな)
ヴィーネ(悪意がないタプちゃんの思いを蔑ろにできないのね……)
ラフィエル(サターニャさんはやっぱり優しいですね)ニコニコ
ラフィエル「お待たせしました! 最後は私ですよ、サターニャさん!」
サターニャ「最後はラフィエルね……一体、どんなものをくれるのかしら……?」
ラフィエル「期待していいですよ。私のはこれです!」ドン!
天命酒×3
サターニャ「これって……お酒じゃない!」
ラフィエル「お酒ではないですよー」
ガヴリール「おいおい、これってもしかして……!」
タプリス「白羽先輩、どこで手に入れたんですか!?」
ヴィーネ「えっ、そんなに珍しいものなの?」
ガヴリール「ああ……天界で毎年、数十本しか生産されない幻の酒だ」
タプリス「お酒といっても、いくら飲んでも悪酔いはしないので、天真先輩でも飲めます」
ラフィエル「上機嫌になって、どんな天使でも楽しくなって踊りだすと言われています」
サターニャ「それ、ただの危険ドラッグじゃない?」
ラフィエル「まあまあ、体に害は無いらしいですから、飲んでみましょう!」
ガヴリール「あの……ラフィ……」
ラフィエル「安心してください。皆さんの分もありますからね」
タプリス「ありがとうございます!」
ガヴリール「やったな! タプリス!」
ヴィーネ(あのガヴが自ら飲みたがる程の代物……どんなものかしら!)ゴクリンコ
ラフィエル「では、皆さん! グラスに注いでください!」トプトプトプ…
サターニャ「それじゃあ、食後酒として……乾杯!」
ガヴィーネラフィタプ「「「「乾杯!!!!」」」」チン
サターニャ「……」ゴクゴク
ガヴリール「……」ゴクゴク
ヴィーネ「……」ゴクゴク
タプリス「……」ゴクゴク
ラフィエル「……」ゴクゴク
「「「「「プハー!!!!!」」」」」
ガヴリール「なんだこれ!? 旨すぎるだろ!?」
ラフィエル「あまりにも美味しくて一気に飲んでしまいました!」
タプリス「なんだか心の底から力が湧いてくるようですね! 楽しくなってきました♪」
ラフィエル「サターニャさん達はお味のほうはどうですか?」チラッ
サターニャ「……」
ヴィーネ「……」ボー
ラフィエル「……? サターニャさん?」
サターニャ「あーーーはっはっはっはっはっ!!!!」
ガヴ・タプ・ラフィ「「「」」」ビクッ
サターニャ「今日は私の誕生日を祝ってくれてありがとう!!」
サターニャ「嬉しいわよ! タプリス!」ナデナデグシグシ
タプリス「や、やめてください! 痛いです! 離れてください!」グググッ
ガヴリール「おい……どうなってんだ、これは……」
ラフィエル「一体、何が起こっているんでしょうか……?」ハッ
ラフィエル「もしかして……悪魔の方には天使とは別の作用が働いているんですかね……?」ウーン
ガヴリール「そんな馬鹿な……確かに私はあれを飲んで、今の気分はいいが…………ハッ!」
ガヴリール「ヴィ、ヴィーネは大丈夫か!?」クルッ
ヴィーネ「……」ボー
ガヴリール「!!」
ガヴリール「ヴィーネ!? しっかりしろ! どこか悪くないか?」ペチペチ
ヴィーネ「……ガヴ」
ガヴリール「良かった……なんとも―――――」チュッ
ガヴリール「!?!?」
ヴィーネ「……ジュル……ジュル……ゴクゴクッ…………プハー」
ガヴリール「な……な……///」プシュー
タプリス「」
サターニャ「いいわね! ヴィネット! もっとやりなさい!」ヒューヒュー
ラフィエル「ヴィーネさんがガヴちゃんに激しいディープキスを……/// しかも、ガヴちゃんの唾液を貪るように飲んで……///」カアア
ヴィーネ「ふう……ガヴ……」
ガヴリール「な……なんでしょうか……///」ドキドキ
ヴィーネ「私のこと好き?」
ガヴリール「え……えーと…………嫌いじゃないよ///」
ヴィーネ「ふーん……そんな態度とっちゃうんだ……」ガシッ酒
ヴィーネ「……」ゴクゴク
ガヴリール「ヴィ、ヴィーネ? 一体、何―――」ドサッ
ヴィーネ「チュウウ……んっ……」
ガヴリール「んーー!んーー!」ゴクゴク
ヴィーネ「んっ…………プハーッ」
ラフィエル(ヴィーネさんがガヴちゃんに口移しで飲ませています……/// 非常に……エッチです///)
サターニャ「いいわよ! あんた達!!」ケラケラ
タプリス「」
ガヴリール「ヴィーネ♡ 私も大好きだよ♡」トローン
ヴィーネ「ふふふ……じゃあ、もっといけないことしよっか?」アゴクイッ
ガヴリール「えっ、それって……♡ まあ……ヴィーネならいいよ♡♡」
タプリス「」ハッ
タプリス「つ、月乃瀬先輩!! 天真先輩に変なことしないで下さい!」グイグイ
ヴィーネ「タプちゃん……」スッ
チュウウウ
タプリス「!?!?!?」チュウウウ
ヴィーネ「ぷはっ……あなたも一緒にする?」
タプリス「……」
タプリス「はい♡」トローン
ラフィエル「即堕ち!?」
ヴィーネ「じゃあ、ラフィとサターニャ。私達はこれからガヴの家で二次会するから」
ラフィエル「ヴィ、ヴィーネさん!? この家はどうするんですか!?」
ヴィーネ「鍵かけてポストの中に入れておけばいいわ。二人共行くわよ」
ガヴリール「うん♡」ダキッ
タプリス「はい♡」ダキッ
ヴィーネ「両腕にくっついたら動きにくいわよ? ゲートよ開け!」
ヴィーネ「じゃあ、また明日ね!」シュン
ラフィエル(ゲートを使って移動しましたか……って、それどころじゃありません!)
サターニャ「ラフィ~ もっと、飲みましょうよ~♪」グイグイ
ラフィエル(この酔っぱらい?をどうにかすることが先です!)
ラフィエル「あのーサターニャさん? もうお開きにしませんか?」
サターニャ「えっ……私とは飲みたくないの……?」ウルウル
ラフィエル「いえ、そうではないのですが……(かわいい///)」ドキッ
サターニャ「じゃあ、パーッと飲みましょう!」
ラフィエル「はい、分かりました(今日はサターニャさんの誕生日ですからね)」
ラフィエル(もうちょっとだけ付き合いましょうか)
―2時間後―
サターニャ「あー、もう空になったわね」瓶ユサユサ
ラフィエル「そうですね……(気持ち悪くはないのですが……眠いです)」ウトウト
サターニャ「……ラフィ」
ラフィエル「なんですか? サターニャさん」ファアア…
サターニャ「今日はありがとね。私は幸せ者よ」ニコッ
ラフィエル「……直接言われると照れくさいですね///」
サターニャ「ふふふ……ねえ、ラフィ」
サターニャ「ラフィは私のことどう思ってる?」
ラフィエル「……えっ?」
サターニャ「最近ね……ラフィのことをよく考えるの……」
サターニャ「授業中も帰り道も遊んでいるときも……そして、今だって」
ラフィエル(これはもしや///)カアア
サターニャ「時々、高校卒業したら皆と離れ離れになることを考えることがある」
サターニャ「とても悲しいけどまだ前を向ける。だけどね……」
サターニャ「ラフィエルと離れたら胸が痛むのよ……」
ラフィエル「……」
サターニャ「私はまだあんたとずっと居たいわ……この先も年老いても……」
ラフィエル(サターニャさん……)
サターニャ「ねえ、どうすればいいの? どうしたらこの胸の痛みはなくなるの?」
ラフィエル「……サターニャさんが今思っていることを、口に出せばいいんですよ」
サターニャ「? 思っていることを言っているわよ」
ラフィエル「いいえ、本心です」
サターニャ「本心?」
ラフィエル「はい、多分サターニャさんも気付いているのではないですか?」
サターニャ「…………」
ラフィエル「あなたの言葉を聞かせてください!」ギュッ
サターニャ「ッッ!!」
サターニャ「…………」
サターニャ「……」
サターニャ「私は……あんたのことが好き」
サターニャ「いつも私を困らせてばかりいるけど……それでも、本当に私の嫌がることはせず」
サターニャ「私のとこに毎日来てくれることが、とても嬉しくて……」
サターニャ「この誕生日にも私のために、わざわざ良いものを持ってきてくれる」
サターニャ「そんな、白羽=ラフィエル=エインズワースが……」
サターニャ「好きです」
ラフィエル「……」
サターニャ「返事を聞かせてくれるかしら……?」
ラフィエル「……すみません、少しお時間下さい」バサッ
サターニャ「どうしたのよ、羽をだして……」
ラフィエル「神足通!!」シュン
サターニャ「……」
―ラフィエル家―
ラフィエル「確か一人で飲もうと思って、残した物があるはず……」ゴソゴソ
ラフィエル「ありました! では、戻りましょう!」シュン
ラフィエル「ただいま戻りました」
サターニャ「どこに行ってたのよ……それって、さっきのお酒?」
ラフィエル「はい、最後の一本です。それを……」ゴクゴクゴクゴク
サターニャ「ああ……! もったいない飲み方をするわね……!」
ラフィエル「うう……ヒック……」
サターニャ「ちょっと!? 大丈夫!?」ガシッ
ラフィエル「サターニャさん! 私も大好きです!」
サターニャ「!!」
ラフィエル「いつも明るく自分の信念を曲げずに! 大悪魔になると言っときながら、悪事ができないそんな優しさを持ったあなたがっ!!」
ラフィエル「大好きです!! だから!」
サターニャ「わ、私も! ラフィエルが好き! だから私と!」
サタラフィ「「付き合ってください!!」」
サターニャ「ぷっ……あはは……」クスクス
ラフィエル「ふふふ……」クスッ
サタラフィ「「あはははははははははは!!!」」
サターニャ「これからもよろしくね……ラフィ!」
ラフィエル「はい……!」
サターニャ「はー……なんか気分が乗ってきたわ! せっかくだから、もっと恋人らしいことをしましょう!」
ラフィエル「そうですね! バッチコーイです!」
サターニャ「……ラフィ!」ガバッ
ラフィエル「サターニャさん!」ドサッ
サタラフィ「「大好き」」チュッ
キング・クリムゾン!!
後日談として……私、白羽=ラフィエル=エインズワースと胡桃沢=サタニキア=マクドウェルは、正式にお付き合いすることになりました
プレゼントの天明酒のおかげで、彼女と親密になり、依然よりも距離が縮まりました
……どうやら、誕生日プレゼントは私だったようです///
あのお酒の効果として、天使は気分を高揚させる効果がありますが、悪魔の方達は本心や本能を、
心の底から湧きあがらせるみたいです。確証はありませんが。
サターニャさんは私に対しての本心を言ってくれたので、合っていると思います
……ところで、サターニャさんとお付き合いして3ヵ月が経ちましたが、私達の周りに大きな変化が起こりました
付き合って分かったのが、思った通りサターニャさんはぐいぐい攻めるようで、私をリードしてくれます
毎日が楽しく、飽きが来ません。これが私の求めていた日常だと思います
あっ、そういえばヴィーネさん達はどうなったかというと……
どうやら、あのお酒でヴィーネさんの内側にあったサキュバスの本能を目覚めさせたらしく、
ガヴちゃんやタプちゃんを筆頭に、委員長さんや上野さん、田中さん、ハニエルちゃんといった方達を次々と堕としていってるそうです
なによりも驚愕したことが、ゼルエルさんを陥落させたことですね
おかげで、ヴィーネさんの仕送りは急上昇したそうです
天界からは危険視されていますが、彼女は天界を混乱に陥れることはないので、心配はないでしょう
彼女自体、天使みたいなものですからね
そんなこんなで、あの誕生日以来、私達の関係は変わりましたが、ずっと強い絆で結ばれていると思います
この先もずっとずっと、永遠に……
サターニャ「ラフィー、何してるの? 日記を書いてるの?」ヒョコッ
ラフィエル「きゃあ! サターニャさん!? 見ないでください!」バッ
サターニャ「えー、別にいいじゃないの……」
ラフィエル「駄目な物は駄目です!」
サターニャ「……まあ、いいわ。それよりも、今日は皆で遊ぶ日よ! 準備はできた?」
ラフィエル「あっ! まだ、できていません!」
サターニャ「もう! 早くしなさいよ! 待っているからね!」スタスタ
ラフィエル「はーい、分かりました」
ラフィエル「……最後に一文だけ」
サターニャさん お誕生日おめでとうございました!
52 : 以下、\... - 2017/08/21 02:46:10.236 1v2dwhUqa 37/37終わり
色々あって、遅くなって申し訳ない