【サタニキア邸】
ガヴリール「サターニャー」
サターニャ「なに?」
ガヴリール「お腹すいた」
サターニャ「もう少し待ってなさいよ」
ガヴリール「…………」
ガヴリール「サターニャー」
サターニャ「なに?」
ガヴリール「盆って実家帰ったりしないの?」
サターニャ「昨日まで実家にいたわよ」
ガヴリール「そういえばそうだったな」
元スレ
ガヴリール「サプライズなパーティ」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1502804776/
ガヴリール「魔界どうだった?」
サターニャ「別にいつも通りだったけど……」
サターニャ「あ、アレキサンダーが道に落ちてる物食べてお腹壊したわ」
ガヴリール「誰だよアレキサンダーって。道に落ちてるもん食うとかやばい奴だろ」
サターニャ「使い魔よ」
ガヴリール「ああ、お前のペットなら食いそう」
サターニャ「使い魔だってば」
ガヴリール「サターニャー」
サターニャ「なんなのよ」
ガヴリール「プレゼントなにが欲しい?」
サターニャ「…………」
サターニャ「そういうのって、普通あげる側が一生懸命考えてくれるものじゃないの?」
ガヴリール「本人が欲しい物が一番良いだろ」
サターニャ「じゃあ次のあんたの誕生日は全員お金をプレゼントすればいい?」
ガヴリール「かなしい」
ガヴリール「でも欲しいからちょうだい」
サターニャ「あげないわよ」
サターニャ「っていうか、なに?あんたからのプレゼント無いの?割とショックなんだけど」
ガヴリール「私センス無くってさぁ、当日中に用意すればセーフでしょ?」
サターニャ「セーフって……すでに今日の時間は残り少ないわよ」
ガヴリール「だから本人に聞いてるわけよ」
ガヴリール「欲しいもの、無いの?」
サターニャ「……欲しいものって言われても」
サターニャ「うーん……」
ガヴリール「無いなら無いで考えるけど」
サターニャ「例えばなにくれるの?」
ガヴリール「この夏抜けた私の羽根とか」
サターニャ「いらないわよ」
ガヴリール「あとは、一応用意してきた食べかけのじゃがりこ」スッ
サターニャ「なんかカビ生えてるんだけど。これいつのよ」
ガヴリール「知らない」
サターニャ「捨てなさい。はいゴミ箱」スッ
ガヴリール「はい」ボスン
ガヴリール「あとは~……」
サターニャ「いい、私が考える。あんた本当にセンスない」
ガヴリール「言った私も悪いけど、他人からセンスないって言われるとつらい」
サターニャ「というか真面目に考えてすらないでしょ」
サターニャ「…………」
サターニャ「…………」
ガヴリール「サターニャ?」
サターニャ「…………」
ガヴリール「別にそんな必死に考えなくてもよくない?変なの思い付かれても困るわ」
サターニャ「いや、実は始めから欲しいものは浮かんでるのよ」
ガヴリール「え、そうなの?言えよ」
サターニャ「言っていいのかなって。多分変なのだし」
ガヴリール「お前変なのばっか思いつくしな」
サターニャ「…………」チラ
ガヴリール「なに?」
サターニャ「言っていい?」
ガヴリール「確認が必要なレベルなの?それなに系?引く系なら私引くけど」
サターニャ「あのね」
サターニャ「欲しいものなんだけど」
ガヴリール「うん」
サターニャ「………………ガヴリール」
ガヴリール「なに?」
サターニャ「だから、ガヴリール」
ガヴリール「んん?」
サターニャ「欲しいもの、ガヴリール」
ガヴリール「…………」
サターニャ「…………」
ガヴリール「………………」
サターニャ「………………」
ガヴリール「なんか言えよ」
サターニャ「いや、今あんたの返事待ちフェーズでしょ」
ガヴリール「いや、あのさ、お前よくそんな台詞言えるな」
ガヴリール「びっくりしたわ」
サターニャ「びっくりさせたわ」
ガヴリール「なんか負けた気分。やるじゃんサターニャ」
サターニャ「そうでしょ」
ガヴリール「そのメンタルの強さに感心する」
サターニャ「そんな強くないわよ。いまも、手が震えてるもの」カタカタ
ガヴリール「ん」
サターニャ「…………」カタカタ
ガヴリール「そっか」
サターニャ「うん」
ガヴリール「サターニャ」ギュ
サターニャ「なに」
ガヴリール「なんでそんな泣きそうな顔なの」
サターニャ「そんな顔してない」
ガヴリール「してるよ。鏡見る?」
サターニャ「やだ……」
ガヴリール「サターニャ」
サターニャ「なに」
ガヴリール「いいよ」
サターニャ「なにが」
ガヴリール「プレゼント。私をあげる」
サターニャ「…………」
サターニャ「…………」
ガヴリール「泣くなよ」
サターニャ「がゔりぃるー……」ギュゥゥ
ガヴリール「はいはい」ナデナデ
ガヴリール「今日泊まっていっていい?」
サターニャ「むしろ泊まって」
ガヴリール「嬉しそうだな。そんなに私と一緒にいたいか」
サターニャ「いいじゃない」
サターニャ「誕生日の夜は貰ったプレゼントをずっと眺めるものでしょ?」
ガヴリール「眺めるだけじゃなくて相手しろよ?」
ガヴリール「友達があげたものだからな。ちゃんと大事にしてくれ」
サターニャ「する。一生大事にするわ」ギュッ
ガヴリール「それにしてもお腹すいたんだけど」グゥー
サターニャ「あともうちょっとでしょ。待ちなさい」
ヴィーネ「ガヴ、サターニャ、お待たせ!」
タプリス「お料理できましたよっ」
ラフィエル「さあ、お誕生日会を始めましょう」
ガヴリール「やっとか。私もう腹ペコだよ」
サターニャ「食べ尽くしてやりましょう」
ガヴリール「あ、そうそう」
サターニャ「私とガヴリール、付き合う事になったから」
ヴィーネ「…………」
タプリス「…………」
ラフィエル「…………」
「「「どえええええええええ!!??」」」
完

