私には憧れの人がいる
あの人は勉強、運動、そしてスタイルの全てに秀でており、クラスでも人気者
私はその人に追いつくために努力を欠かさなかった
しかし、私はあの人とは違い、勉強もダメ、スタイルも良くない
……私は勉強を極めることにした
きっとがんばれば……
あの人は振り向いてくれる
私はあの人と仲良くなれる
……気がする
そうして、いつの間にか私は学年主席
あの人は学年次席になっていた
あの人に追いついた気がして……嬉しかった
「凄いですね!天真さん!」
「えっ……いや、私は別に凄くないです……あなたの方が……」
「いえ、そんなことはないです。私、ずっと見てました。あなたの頑張りを」
「……」
あの人は私の頑張りを見てくれていた
……嬉しい
「あっ、あの……!」
「?なんですか?」
「そ、その……私と、友達になってもらえませんか?」
「……」
「……」ニコッ
「もちろんです!」
そうして、私は憧れのあの人と友達になった
その時のあの人の笑顔が今でも目に焼き付いている……
まさに、あの人こそが……
あの人にもっともっと近付きたい
もっともっと仲良くなりたい!
さらに頑張らなくちゃ!
そうして、私は天界主席のまま卒業を迎えた
天界主席、次席の私たちは下界へ留学することに、それも2人とも同じ高校へ
……本当に嬉しかった
下界でも……もっと頑張らなくちゃ!
だが、私は駄天した
自分の衝動を抑えることができなかった
……こんな駄天使、あの人はどう思うだろうか
……もう仲良くなれないのかな
どうして……私は……
あの人に会うのが怖い
拒絶されるのが怖い
だが、あの人はこう言った
「どんなガヴちゃんも素敵ですよ♪」
私の全てを受け入れてくれた気がした
こんな駄天した私とも仲良くしてくれるのか
あの人こそが私の……
あぁ、やはり彼女は……
本当にありがとう……
もう私は自分をつくろわない
自分に嘘をつかない
だって、彼女は決して私を見捨てたりはしないから
どんな私も受け入れてくれるから
……だから
これからも、よろしくな
私の大好きな、憧れの……
…………天使さん
24 : 以下、\... - 2017/05/11 11:52:59.943 i3Cq+RZw0 19/20綺麗なガヴラフィを書きたかったんです
ありがとうございました!
25 : 以下、\... - 2017/05/11 11:53:14.600 i3Cq+RZw0 20/20おわりつけ忘れた