タプリス「…今日はドッキリを実行するので白羽先輩に作っていただいた合い鍵で入りたいと思います」
カチャ…
タプリス(…気付かれないようにそーっとそーっと…)ヌキアシサシアシ
タプリス(…電気がついているということはあの部屋にいるんですね…そーっと近づきましょう…)ソーッソーッ
バキッグチャッドチャッグバッ
タプリス(…なんだが変な音がしますなんでしょうか…覗いてみましょう…………………………………ひっ!)
元スレ
タプリス「天真先輩の家に」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1494067887/
タプリス(ーそこでみたものは赤いなにかでした…人間?人型にも見えます…でもあれが人だったら…もし天真先輩だったら…)
グチャグチャバキッグチャッ
タプリス(ー音がするということは、犯人?もまだいるということでしょうか…?あれ…なんだか呼ばれてるような気がします…とりあえず助けないと…!!)
バンッ
タプリス「…」
ガヴだったもの「たs△×k◇!」
タプリス(ー声どころか叫びにすらなっていませんでした…助けるにしても…これはもう…)
タプリス「とりあえず救急車と警察を…」
タプリス「…私では手の施しようがないレベルですね…救急車が来るまで耐えてください天真先輩…」
ガヴだったもの「…」
タプリス(…顔もぐちゃぐちゃでよくわかりませんが…苦しみの中でも笑っていただけたような気がします…)
タプリス「そういえば、犯人は…?」
スッ…ドン!
ーーーー
タプリス(…ここは?確か…天真先輩の家に遊びに行ってーーーー)
男「お目覚めのようだな…」
タプリス「…は?」
男「なかなか長い眠りだったからショック死でもしてるんじゃないかと思ったぞ…」
タプリス「誰ですか、あなたは!」
男「私は…天界警察のものだ…」
タプリス「けい…さつ?」
男「そうだ…君が通報したんだろ…?」
タプリス(…そうだ、あそこで天真先輩が…!!!)ガクブル
男「…なかなか酷いショックを受けたみたいだな…今から君に二三質問をするが、答えたくなければ答えなくてもいいぞ…悪魔でも任意だからな…」
タプリス(ー自称警察の人の質問はどれもよくわからないものでした…私が混乱しているだけなのかもしれませんが…)
男「…ふむ、ショックで一時的に記憶が混乱してるのかもしれないな…まあ、無理をさせるのも酷だし今日はこれくらいに……」
タプリス「あの!」
男「なんだ?」
タプリス(ー私は知らなくてはいけなくても、知りたくないような気もする事実を知るために質問をしてしまいました…躊躇いもありましたが)
タプリス「…その、天真先輩は…助かったんでしょうか…?」
男「残念ながら…病院に運ばれた時にはもう手の施しようがなかったみたいでな…」
タプリス「…そ、そんな…」
男「今日、明日で葬式、通夜と告別式をやるそうだ…会場まで送っていってやろう…お前はガイシャのことを慕っていたらしいからな…別れくらいしっかりしたいだろ…?」
タプリス「…はい、お願いします…」
男「…」
タプリス(…まだ私は夢を見ているような気がしました…とても酷い夢…いつかは夢がさめて天真先輩とまた会える…そんな気も持っていました…しかし、そんなことはないと実感しました…その後いくら寝てもこの悪夢から覚めることはありませんでしたから…)
ー会場
ゼルエル「…タプリスか…きてくれたんだな…ガヴリールも喜ぶだろう…」
タプリス(…お姉さんの顔は全く笑っていませんでした…悲しみや怒りや色んなものが混ざった複雑な表情をしていました…なんだか天真先輩に何もしてあげられなかった私への怒りも含まれているように感じました)
ーー
タプリス(…葬式なので棺桶はありましたが、顔をみたりすることはできませんでした…こういうときのために修復するということすら困難だという状態だったそうです…)
タプリス(…白羽先輩が天真先輩への気持ちを語っていました…親友だったからでしょう…お姉さんは忙しくてそういうものを考える時間がなかったそうです…ハニエルちゃんはまだ幼いですしね…でも全然頭に入ってきませんでした…
ただ悲しみと犯人に対する憎しみしかありませんでしたから…あと、白羽先輩の輪っかが黒かった気がします…喪に服したのでしょうか?)
タプリス(…なんだか今日は会場に泊まる流れのようです…私や白羽先輩は親族ではないので、言い方は乱暴ですが追い出しを食らいました
…すると、警察の人が待っていました…事情聴取とやらの続きをするそうです…そんなことをしても天真先輩は帰ってこないのになんでそんなことをするんでしょうか?)
ーー
男「…ふむ、すると、あれか…犯人はガイシャを襲って、その現場に現れた君を殴り倒したと…そういうわけだね?」
タプリス「…はい」
男「…ふむ、君の後頭部に打撲痕があったし、位置からして自作自演ができるとも思えないから事実だろうが…凶器が現場から消えたのは謎だな…何も残っていなかったんだよ、現場には君とガイシャ以外はね…」
タプリス「…そう、なんですか…」
男「…自作自演でないとすれば、君は犯人ではないということになる」
タプリス「当たり前です!天真先輩を殺したりなんか…しかも…あんな…」
男「…言い方が悪かったかもしれないな…すまない」
タプリス「いえ、こっちこそ…」
男「でだ、ガイシャと接点があった者を中心に俗に言う犯人捜しというのをやっているんだが…ガイシャと仲の良かった悪魔二人にはアリバイがあるし、白羽にはアリバイがないが動機もないんだ…外部犯の可能性が高いと見てるんだが…誰か心当たりはないか?」
タプリス「…ありません、天真先輩は優しいお人でしたから…恨みを買ったりするはずがありませんし…」
男「そうか…」
ーー
タプリス(結局、朝方になってから解放されました…そのあとは天真先輩とお別れをして…あれ?なんでお別れなんかを?…天真先輩はきっとまた私と遊んでくれるのに…なんだか家に帰ったら天真先輩に会える気がします…天真先輩が遊びにきているような…)
タプリス(ほら、いましたよ…将棋をしようと誘ってくれてます…)
タプリス(…あちゃあ、王手飛車取りされちゃいました…天真先輩はやっぱり強いですね)
タプリス(…今度はチェスですか)
タプリス(チェックメイトです!やりました!天真先輩に勝ちました!)
タプリス(…え?そろそろ寝ようって?)
タプリス(…一緒に寝よう…ですか…天真先輩と一緒に…エヘヘ…なんだか嬉しいです!)
ーー
ラフィ「最近タプちゃんの様子がおかしいんですよ」
ヴィーネ「まあ、あんなことがあったからね…あれ以来サターニャも学校こなくなっちゃったし…」
ラフィ「いえでも…一人で将棋やチェスをやってるんですよ…?」
ヴィーネ「一人で…?」
ラフィ「本人はガヴちゃんとやってるつものようなのですが…」
ヴィーネ「重症ね…」
ラフィ「でも無理に現実に引き戻させるのも可哀想かなと…」
ヴィーネ「…」
ラフィ「…」
ーー
タプリス(…天真先輩と一緒にいる時間だけが幸せです…)
ーー
サターニャ「んーんー」ジタバタ
ラフィ「そんなにジタバタしても助けはきませんよ?ガヴちゃんが死んでしまったショックで不登校になってしまったと思われてますからね…」
ラフィ(…ガヴちゃんが悪いんですよ?私からサターニャさんを奪おうとするから…タプちゃんには悪いですが、余計なことを思い出されたら厄介なのでこのまま病んでいてくださいねフフフッ…)
おわり

