関連
マミさん「深夜ファミレスでダベりましょう!!!」 まどかさやか「はい!!!」
マミさん「ファミレスでダベらない?」 さやか「イイッスねー」 まどか「・・・」
マミさん「深夜ファミレスでダベるわよー」 さやか「うーす」 まどか「・・・」
マミさん「深夜ファミレスでダベりましょう・・・」 さやか「っスね・・・」 まどか「・・・」
マミさん「朝までファミレスでダベるわよー」 さやか「マジすか」 まどか「・・・」
マミさん「今夜もファミレスでダベるわよー」 さやか「おー」 まどか「・・・」ズズー
マミさん「ファミレスでダベろうと思うの」さやか「行きますかー」 まどか「・・・ふあ」
マミさん「とりあえずファミレスでダベるでしょ?」 さやか「まあ」 まどか「・・・」コクッ
マミさん「結局ファミレスでダベるのよね」 さやか「そうですね」 まどか「・・・」
マミさん「たまにはファミレス以外でダベりましょうよ」 さやか「えっ」 まどか「・・・?」
マミさん「・・・」
さやか「・・・」
まどか「・・・」
さやか「・・・」
さやか「・・・」ジィィ
マミさん「・・・」
さやか「・・・」ジィィ
マミさん「・・・」
マミさん「どしたの美樹さん・・・」
さやか「・・・あっ」
マミさん「さっきからメニュー見つめて・・・」
さやか「・・・」
元スレ
マミさん「今夜もファミレスでダベってくれるかなー?」さやか「・・・はい」 まどか「・・・」ゴクゴク
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1409757864/
マミさん「・・・またメニューと実物のポテトの数・・・比べてたのぉ?」
さやか「・・・」
さやか「いや・・・違うんスよ・・・」
マミさん「・・・」
マミさん「何よ・・・じゃあ・・・」
まどか「・・・」コーラズズー
さやか「あの・・・ちょっと・・・恥ずいんスけど・・・」
マミさん「・・・何よ」
さやか「・・・」
さやか「実はこの・・・」スッ
さやか「お子さまランチセットが・・・食べたくてですね・・・」
マミさん「・・・」
マミさん「え」
さやか「いやっ・・・なんつーかその・・・」
マミさん「・・・」
さやか「無いんスよ・・・あたし」
マミさん「・・・だから、何が!?」
さやか「・・・」
さやか「お子さまランチ食べた事・・・」
マミさん「・・・」
さやか「実はウチって・・・あんま外食しない家でして・・・」
マミさん「・・・」
さやか「子供の頃から結構・・・夢でして・・・」
マミさん「・・・」
さやか「でも・・・結局ユメで終わっちゃったみたいッスね・・・」
さやか「さすがにこの歳ではもう・・・アレですしね・・・」
マミさん「・・・」
まどか「・・・」
さやか「・・・」
さやか「スイマセン何か・・・こんな事ユメとか言っちゃって・・・やっぱ女のユメはハリウッド女優とか・・・そっちですよね!」
マミさん「・・・いや!」
さやか「・・・えっ」
まどか「・・・」
まどか「・・・」ガタッ
まどか「・・・」スタスタスタ
マミさん「アナタのそのユメ大きすぎて・・・QBでも叶えきれないわ!」
さやか「・・・」
さやか「マミさん・・・」
マミさん「・・・というかね・・・」
さやか「・・・」
マミさん「叶えましょうよそのユメ!・・・つかみましょうよその手で!」
さやか「・・・え」
マミさん「私に任せて!」
さやか「・・・?」
マミさん「・・・」ポチッ ピーンポーン
さやか「ちょっ」
さやか「マミさん・・・お子さまランチは・・・6歳未満の子しか注文出来ないんスよ!?」
マミさん「・・・」
マミさん「美樹さん・・・私はこう見えてね・・・」
マミさん「ハリウッド女優という大きいユメ・・・抱いている女よ!」
さやか「・・・」
さやか「?・・・」
マミさん「あのクラスの女優たちはね・・・50歳でも・・・20歳の役を演じることが可能なの!」
さやか「・・・」
さやか「・・・いや・・・でも6歳は・・・」
マミさん「・・・」
マミさん「私にだってできるはずよ・・・」
さやか「・・・」
さやか「いやあ・・・」
店員「・・・」スタスタ
店員「お待たせしましたー」
さやか「・・・」
マミさん「・・・」
店員「ご注文をおうかがいしまーす」
さやか「・・・」
マミさん「・・・」
マミさん「アタチね」
さやか「あ!・・・あの!!・・・水くださいっ!」
店員「はい、かしこまりましたー」スタスタ
マミさん「・・・」
マミさん「ちょっと美樹さん!なんで私の芝居をっ!」
さやか「いっ・・・いや!だって・・・」
さやか「・・・」
さやか「・・・」チラ
さやか「!」
マミさん「・・・」
マミさん「・・・」チラ
マミさん「!」
まどか「・・・」
ゆま「・・・」グスッグスッ
マミさん「・・・」
さやか「・・・」
まどか「・・・」
店員「・・・」スタスタ
店員「お待たせしましたー」
店員「こちらお水でござ・・・いま・・・」
まどか「・・・」
ゆま「・・・」グスッグスッ
店員「・・・」
まどか「ほら・・・言いなよ」
ゆま「・・・」
ゆま「お子さまランチ・・・ください・・・」
店員「・・・」
さやか「・・・」
マミさん「・・・」
店員「・・・」チラ
店員2「ど・・・どうなさいました!?お客様!?」バタバタ
杏子「あ・・・アタシがトイレに行ってる間に・・・ツレが・・・ゆまが!」バタバタ
店員「・・・」
マミさん「・・・」
さやか「・・・」
ゆま「ランチ・・・ください・・・」
店員「・・・」
まどか「もう1回・・・」
杏子「ゆまあああああ!どこなんだああああああ!」
3人の夜は更けていく
深夜 ファミレス
マミさん「世知辛いわあ・・・」
さやか「・・・」
マミさん「世知辛いわあ本当・・・」
さやか「・・・」
マミさん「世知辛いわよねえ美樹さん・・・」
さやか「・・・なんスか」
マミさん「・・・」
マミさん「・・・」紅茶ズズー
マミさん「・・・」
マミさん「オレオレ詐欺」
さやか「・・・」
さやか「ちょい前ですよね・・・」
まどか「・・・」メロンソーダズズー
マミさん「まあとにかくね・・・」
さやか「・・・」
マミさん「オレオレ詐欺って・・・悪いことでしょ?
さやか「・・・そりゃあ・・・」
マミさん「・・・お年寄りにとっては魔女みたいなものでしょ?」
さやか「・・・」
さやか「確かに・・・」
マミさん「・・・」
さやか「・・・お年寄りにとって詐欺師って・・・絶望を振り撒く存在でしかないですからね・・・」
マミさん「・・・」
マミさん「だから私、考えたの!」
さやか「・・・え」
マミさん「考えたの!」
さやか「・・・」
マミさん「そのオレオレ詐欺を利用してね!」
さやか「・・・」
マミさん「みんなに希望を振り撒く方法を!」
さやか「・・・」
さやか「へー・・・」
マミさん「・・・」
マミさん「知りたい?」
さやか「・・・はい・・・」
マミさん「・・・」
マミさん「その名も・・・」
さやか「・・・」
マミさん「オレオレ奉仕!」
さやか「・・・」
まどか「・・・」ズズー
さやか「オレオレ・・・奉仕?」
マミさん「ええ!」
さやか「・・・」
マミさん「・・・」
マミさん「まあ・・・実際どんなものか見せてあげるから!」
さやか「・・・」
マミさん「美樹さん電話に出てね!」
さやか「・・・」
さやか「・・・え?」
マミさん「プルルルルッ!プルルルルッ!」
さやか「・・・」
まどか「・・・」ズズー
マミさん「プルルルルッ!プルルルルッ!」
さやか「・・・え」
マミさん「プルルルルッ!プルルルルッ!」
さやか「・・・?・・・?」
マミさん「プルルルルッ・・・ガチャ、ツーツーツー・・・」
さやか「・・・」
マミさん「・・・」
さやか「・・・?・・・」
マミさん「・・・」
マミさん「ちょっと美樹さん!」
さやか「・・・えっ」
マミさん「何で出ないのよ!」
さやか「・・・出るって・・・何にスか・・・」
マミさん「はあああああ!?」
さやか「・・・えっ」
マミさん「電話よ!電話!」
さやか「・・・」
さやか「電話?」
マミさん「もー、私がずっと真似してたでしょお電話の真似え!」
さやか「・・・」
さやか「あー・・・電話・・・」
マミさん「ワンコールで出なさいよ!そんなんじゃ社会じゃ通用しないわよ!」
さやか「・・・うす」
まどか「・・・」ストローネジネジ
マミさん「プルルルルッ!プルルルルッ!」
さやか「ガチャ、もしもしマミさん?」
マミさん「・・・」
さやか「・・・マミさん?」
マミさん「・・・ガチャ、ツーツーツー」
さやか「・・・」
マミさん「・・・」
マミさん「・・・ちょっと・・・違うでしょ美樹さん!」
さやか「・・・なんスか・・・」
マミさん「オレオレ詐欺みたいなものって言ったでしょお?」
さやか「・・・」
さやか「え・・・」
マミさん「お年寄り役で来るでしょ普通!」
さやか「・・・」
さやか「あー・・・」
マミさん「もう!巻き舌って結構つかれるんだから!」
さやか「・・・はい」
まどか「・・・」ズズー
マミさん「ラスト行くわよ!」
さやか「・・・」
さやか「うす」
まどか「・・・」ズズー
マミさん「プルルルルッ、プルルルルッ」
さやか「あれあれ、電話じゃのう・・・ガチャ」
さやか「はいぃ、暁美でごぜえますだぁ・・・」
マミさん「あっ、おばあちゃん?私、私・・・」
さやか「・・・えぇと・・・どちらさんですかえ?」
マミさん「ちょっと・・・私よ、私!」
さやか「あっ・・・もすかすて・・・」
さやか「見滝原のほむらだがあ?」
マミさん「そっ・・・ほむらよほむら・・・」
まどか「・・・」
さやか「あー・・・どないしてはるー?元気にやっちょるかえ?」
マミさん「・・・うん・・・私がんばってるよ・・・」
さやか「そうかー、ほむらはがんばり屋さんじゃけえのう・・・」
マミさん「・・・」
マミさん「ところで・・・おばあちゃん・・・」
さやか「・・・んー?」
マミさん「長生きしてねガチャ」
さやか「・・・」
マミさん「ツー・・・ツー・・・ツー・・・」
さやか「・・・」
さやか「・・・まどか!いまの聞いてた!?」
まどか「・・・」
まどか「聞いてるフリはしてたよ」
マミさん「・・・」
さやか「まどか!いまマミさんが凄いこと考えたんだよ!」
まどか「・・・」
さやか「普通オレオレ詐欺って、電話でお年寄りを騙してお金を振り込ませる・・・すっごく悪いことなんだけど、」
まどか「・・・」
さやか「マミさんが考えたのは逆に・・・電話で暖かい言葉をかけて、お年寄りの心に・・・幸せを振り込んであげるんだよ!」
まどか「・・・」
さやか「その名もオレオレ奉仕だって!」
マミさん「・・・」
マミさん「・・・」紅茶ズズー
マミさん「・・・」
マミさん「オレオレ詐欺が周りに絶望を振り撒く魔女なら・・・」
マミさん「オレオレ奉仕はさしずめ・・・周りに希望を振り撒く、私たち魔ほ」
照明「ブツンッ」
マミさん「!?」
さやか「!?」
まどか「・・・」
まどか「・・・」ズズー
マミさん「ちょっ・・・何!?」
まどか「ウェヒヒ」
さやか「てっ、停電!?」
まどか「ウェヒヒ」
マミさん「真っ暗で見えないんだけど!何も!」
まどか「・・・ウェッヒィ!」
さやか「・・・」
さやか「・・・ていうかまどか・・・何さっきから笑ってんのよ」
まどか「ウェヒヒ・・・ヒヒ・・・」
さやか「・・・」
まどか「・・・」
まどか「ごめん・・・なんかテンションあがっちゃっティヒヒヒヒィ!」
さやか「・・・」
店員「あー、あーマイクのテスト中ー」
さやか「・・・」
さやか「おっ?」
店員「マイクの・・・ちょっ・・・何!?」
店員2「何やってるんですか・・・」
店員「いやっ・・・マニュアルにないもんこんなの・・・」
マミさん「・・・」
店員2「ちょっ貸して・・・」
店員「はい」
さやか「・・・」
店員2「えー・・・お客様にー・・・お伝え申し上げます・・・」
さやか「・・・」
店員2「ただいま停電によりー・・・停電しました・・・」
マミさん「・・・」
店員2「えー・・・停電の原因といたしましては・・・その・・・電気が止まったという・・・感じでございます」
さやか「・・・」
店員2「もうしばらくお待ちください・・・失礼します」ブツッ
マミさん「・・・」
まどか「ウェヒヒ!」
マミさん「お待ちくださいって・・・真っ暗で何も見えないじゃない!」
まどか「ウェヒヒィ」
さやか「なんか明かりになるもの・・・」ゴソゴソ
まどか「ティヒヒィ」
さやか「・・・アタシらライターなんて持ってないし・・・」ゴソゴソ
マミさん「灯りになるもの・・・灯りになるもの・・・」ゴソゴソ
さやか「・・・あっ・・・これ・・・」ゴソゴソ
まどか「ウェヒヒィ!ウェヒヒィ!ウェヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒィ!」
ソウルジェム×3「パアアア」
マミさん「・・・」
マミさん「・・・これがあったわね」
さやか「・・・ですね」
マミさん「・・・」
マミさん「なんかボンヤリとした明るさね・・・」
さやか「・・・」
さやか「でもちょっと・・・ムーディーじゃないッスか?」
マミさん「・・・」
マミさん「そーお?」
まどか「・・・」
まどか「・・・・・・ハアアア」
客「・・・」ライターカチッ
客2「・・・」ソウルジェムパアアアア
客3「・・・」ソウルジェムパアアアア
客4「・・・」ソウルジェムパアアアア
マミさん「・・・」
マミさん「何かお店の雰囲気・・・ガラッと変わったわね・・・」
さやか「・・・」
さやか「てか・・・なんかキャンドルサービスみたいで・・・よくないですか?」
まどか「・・・ハアアアアアアア」
まどか「・・・」
まどか「・・・」
まどか「あっ・・・そうだ・・・」
さやか「・・・どした?まどか?」
まどか「わたし今日・・・誕生日だった・・・」
さやか「・・・」
さやか「えっ!?」
マミさん「・・・」
マミさん「そう言えば・・・うん・・・そうだったわね・・・確か・・・」
さやか「・・・」
さやか「でしたっけ・・・」
まどか「・・・」
さやか「・・・」
マミさん「・・・」
マミさん「ハッピーバースデートゥーユー♪」
まどか「!」
さやか「ハッピーバースデートゥーユー♪」
まどか「!!」
周りの客「ハッピーバースデーディアー♪」
まどか「!!!」
マミさん・さやか「まーどかー♪」
まどか「・・・」
周りの客・マミさん・さやか「ハッピーバースデートゥーユー♪」
まどか「・・・」
まどか「・・・」テレテレ
マミさん「鹿目さんおめでとう!」パチパチ
まどか「ウェヒィ!」テレテレ
さやか「おめでとうまどか!」パチパチ
まどか「ウェヒィ!」テレテレ
周りの客「オメデトー!」パチパチ
まどか「ウェッヒィ!」テレテレ
マミさん「なんか良いわね・・・こういうの・・・」
さやか「・・・」
さやか「なんか暖かい気持ちになれたっスね・・・」
マミさん「・・・本当ね」
まどか「・・・」
マミさん「とにかく・・・良かったわね!鹿目さん!お誕生日おめでとう!」
まどか「・・・」
まどか「まあ」
まどか「嘘なんですけどね」
マミさん「・・・」
さやか「・・・」
周りの客「・・・」
まどか「・・・」
まどか「ウェヒィ」
3人の夜は更けていく
深夜 ファミレス
マミさん「・・・」
さやか「・・・」
まどか「・・・」
さやか「・・・」
さやか「なんか3人並んで座ると・・・落ち着かないッスね・・・」
マミさん「・・・」
マミさん「そうね・・・」
さやか「・・・」
マミさん「狭いソファーに3人掛けだもの・・・そりゃあ落ち着かないわよ」
さやか「・・・」
マミさん「でも・・・恥ずかしさもあるからだと思うのよ・・・」
マミさん「だって私たち・・・いま魔法少女の格好なわけだし」
まどか「・・・」
客「ナニアレヤバクナーイ?」
さやか「普通の人たちには・・・相当奇抜な光景ですよね」
客「エッメッチャヤベエ」
客「マジヤバイヨネー」
マミさん「・・・」カアアア
マミさん「は・・・恥ずかしい・・・私もうムリよ美樹さん・・・やっぱり止めましょうよ」カアアア
さやか「・・・」
さやか「いや・・・もうちょっと頑張りましょうってマミさん・・・」
マミさん「でも・・・私こんな目にあうくらいなら・・・出会いなんていらないわよ・・・」
まどか「・・・」
さやか「ていうかマミさん・・・めっちゃ顔赤いッスよ・・・」
マミさん「・・・」
マミさん「そりゃあ」
さやか「暑いなら・・・顔ふいたらどうスか・・・はいおしぼり」スッ
マミさん「・・・」
マミさん「・・・あのね、美樹さん・・・あまり私を見くびらないでもらえるかしら」
さやか「・・・」
さやか「え?」
まどか「・・・」ズズー
マミさん「私だって女の子なのよ?・・・いくら暑いからって・・・おしぼりで顔を拭くなんて・・・できるわけないじゃない!」
さやか「・・・」
さやか「でも・・・マミさんの顔汗まみれだし・・・」
マミさん「・・・」
さやか「それで拭いたらかなりサッパリすると思いますし・・・」
マミさん「・・・」
マミさん「いや・・・でも流石にそれは・・・」
さやか「・・・」
さやか「今なら誰も見てないッスよ」
マミさん「・・・」
マミさん「本当?」ピクッ
さやか「はい・・・ていうか・・・今フロアにはお客さんはいないです!」
マミさん「・・・」
さやか「やるなら今ッスよマミさん!」おしぼりスッ
マミさん「・・・」
マミさん「・・・う・・・うああああああ!」バッ
マミさん「ティロ・フィナーレ(顔面wash)!」バババババッ
さやか「すごい・・・一瞬でおしぼりの袋を開けたと同時に・・・丸まったおしぼりを両手で開き、そのまま顔にすごい勢いで擦りつけているっ!」
マミさん「ああああああああ!」
まどか「・・・」
店員「・・・」
店員2「・・・」
マミさん「あああああああああああっ」バババババッ
店員「イラッシャイマセー」
なぎさ「ひとりなのですー」
さやか「あっヤバい・・・お客さんが来てしまった!」
さやか「このままじゃ居酒屋のオッサンみたいな目でマミさんを見られてしまう!」
マミさん「あああああああああああっ!」バババババッ
まどか「・・・」
店員「・・・」
店員2「・・・」
なぎさ「・・・」
さやか「早くなんとかしないと手遅れになる!」
さやか「マミさんっ!お客さんが来ましたよ!止めてください!」ユッサユッサ
マミさん「あああああああああああっ」バババババッ
さやか「だめだ・・・マミさんの掛け声がうるさすぎて私の声が届かないんだ・・・」
マミさん「あああああああああああっ」バババババッ
まどか「・・・」
店員「・・・」
店員2「・・・」
なぎさ「・・・」
さやか「・・・こうなったら・・・」
さやか「マミさんごめん!スクワルタトーレっ!」ビシッ
マミさん「痛い!」
マミさん「何するのよ!」
さやか「・・・ハア」
さやか「良かったあ、正気に戻ったんだあ」
マミさん「あっアレ・・・私はいったい何を?」
さやか「・・・」
さやか「マミさん・・・危ないところだったんですよ?」
マミさん「・・・え?」
マミさん「・・・え?」
さやか「マミさんおしぼりでアクティブに洗顔しすぎちゃって・・・危うく周りに醜態さらす所だったんですよ!」
マミさん「そ・・・そうだったの・・・ごめんなさい、迷惑かけたわ」
さやか「そんなの気にしなくてイイッスよ!」
マミさん「ありがとう・・・美樹さん・・・」
まどか「・・・」
マミさん「何か一気に疲れがきたわね・・・」
さやか「・・・」
さやか「アタシもッスよ・・・」
さやか「・・・」
さやか「さっきのアタシとマミさん・・・だいぶテンションおかしかったですもん」
マミさん「・・・ね」
さやか「やっぱ深夜のテンション・・・怖いッスわ・・・」
マミさん「・・・ね」
マミさん「・・・・」
マミさん「ところで・・・何で私達魔法少女に変身した状態で・・・3人並んで座ってるのかしら・・・」
さやか「・・・ああそれは・・・」
さやか「占いナンスよ・・・風水の」
マミさん「・・・」
マミさん「風水?」
まどか「・・・」ズズー
さやか「はい・・・ドクター何とかっていう人の占いを・・・QBが魔法少女にも当てはまるように応用して、新しい占いを作ったんですって」
マミさん「・・・」
マミさん「あらそう」
さやか「・・・で、QBが言うには・・・今日は東側に吉あり」
マミさん「・・・」
さやか「・・・さらに魔法少女姿でいると、素敵な出会いがあるんですって!」
マミさん「・・・」
マミさん「あー・・・それでなのね・・・」
まどか「・・・」ズズー
なぎさ「チョコレートパフェ1つなのですー」
店員「はい、かしこまりましたー」
マミさん「それで?」
さやか「・・・えっ」
マミさん「・・・」
マミさん「いや・・・だからその・・・占いよ!」
さやか「・・・」
マミさん「・・・何人くらいに当たるの?」
さやか「・・・」
さやか「え・・・?何人くらい・・・?」
マミさん「・・・」
マミさん「いや・・・だからその・・・あるじゃない例えば・・・何型の人ーとか、なに座の人ーみたいなの」
さやか「・・・」
さやか「あー・・・」
さやか「・・・」
さやか「わっかんないッスね・・・多分みんなじゃないッスか?」
マミさん「・・・みんな!?」
まどか「・・・」
マミさん「みんなに当てはまっちゃう占いなの!?」
さやか「・・・あーでもQBそのものがまず評判悪いですし・・・あまりみんな聞いてないと思いますよ?」
マミさん「・・・」
マミさん「えっじゃあ・・・なに?」
さやか「・・・」
マミさん「今回たまたまその情報をゲットした・・・私達がラッキーってこと?」
さやか「そーナンスよ!」
マミさん「・・・はあ~・・・」
店員「お待たせしましたー、チョコレートパフェでございまーす」コトッ
なぎさ「やったー!なのですー!」
まどか「・・・」
さやか「よーし出会うぞー!」
マミさん「・・・」
まどか「・・・」
さやか「・・・」
マミさん「・・・」
まどか「・・・」
まどか「・・・」チラ
まどか「ウェヒィ!?」ビクッ
さやか「・・・」
さやか「まどか・・・どうしたの?」
まどか「・・・」ガタガタ
まどか「さやかちゃあん・・・」
さやか「どうした、まどか?」
まどか「さやかあちゃん・・・」
さやか「どうした、娘よ?」
まどか「さや母ちゃん・・・」
さやか「どうした、娘よ!」
まどか「・・・」
まどか「ひっ・・・一人パフェを発見しましたあ・・・」
さやか「!?」チラ
マミさん「!?」チラ
なぎさ「・・・」パクパク
マミさん「あ・・・ああ・・・」ガタガタ
さやか「・・・」ガタガタ
まどか「・・・」ガタガタ
マミさん「ありえない・・・ありえないわ!」
マミさん「・・・」
マミさん「・・・」目コシコシ
マミさん「・・・」
マミさん「そんな・・・」
マミさん「こんな深夜に・・・少女が一人パフェですって!?」
さやか「どうして!?ねえ、一体どうして何ですかマミさん!?」
マミさん「・・・」ガタガタ
さやか「ねえマミさん!」
マミさん「わ・・・私がわかるわけないでしょう!?・・・わ・・・私ですら・・・こんな光景・・・初めてだもの・・・」
まどか「・・・・ヒィ!」ガタガタ
なぎさ「・・・♪」ムシャムシャ
さやか「・・・」ガタガタ
さやか「ま・・・マミさん・・・」クイクイ
マミさん「・・・」
さやか「マミさんてばあ・・・」
マミさん「・・・なによっ・・・私だって・・・」
さやか「逃げましょうよぉー・・・」
マミさん「ダメよ・・・少しでもこの席を動いたら・・・命はないわ・・・」
さやか「・・・」
なぎさ「・・・♪」パクパク
なぎさ「チョコレートパフェはとってもおいしいのですー♪」パクパク
なぎさ「・・・」
なぎさ「ん?」チラ
マミさん「!ヤバい目があった!みんな伏せて!」バッ
さやか「ひい!」バッ
まどか「っ・・・」バッ
なぎさ「・・・」
なぎさ「・・・」ムスッ
なぎさ「・・・」ムシャムシャムシャムシャ
マミさん「・・・」
マミさん「・・・」ガタガタ
マミさん「食べる速さが・・・加速したっ!?」ガタガタ
さやか「見られてるからなんですか!?ねえ逆に見られてるからなんですか!?」ガタガタ
まどか「もう・・・嫌だあ・・・」ガタガタ
なぎさ「・・・」ガツガツムシャムシャガツガツムシャムシャ
なぎさ「・・・」ガツ・・・カラン
なぎさ「・・・」カラン
マミさん「・・・」
さやか「・・・」
まどか「・・・」
マミさん「・・・」
マミさん「食べ・・・終わった・・・?」
さやか「・・・フゥー」
まどか「・・・ハァー」
店員「・・・」スタスタ
マミさん「・・・えっ」
店員「お待たせしました」
さやか「・・・あ・・・ああ・・・」
店員「フルーツジャンボパフェでございます」
まどか「・・・」ガタガタ
なぎさ「・・・」バクバクバクバクバクバク
マミさん「そ・・・んな・・・二杯目・・・?」
さやか「ねえわんこパフェ!?ねえわんこパフェ何ですか!?答えてマミさん!」クイクイ
マミさん「し、知らないわよ!」
マミさん「・・・」ガタガタ
マミさん「いま私達にできるのは・・・嵐がすぎるのを・・・小屋のなかで震えて待つことのみよ・・・」ガタガタ
なぎさ「・・・」ガツガツムシャムシャ
さやか「・・・あれ、ちょっ・・・ちょっと待って下さい?」
マミさん「なっ・・・なに?」
さやか「あの子・・・私達が向いてる方角・・・東側にいますよね・・・」
マミさん「・・・ええ・・・」
さやか「確か東側に吉ありで、魔法少女姿になれば素敵な出会いがあるんですよね」
マミさん「・・・」
マミさん「まさか・・・素敵な出会いって・・・」
なぎさ「・・・」モリモリ
さやか「・・・だって・・・運気上がってる感じしません!?」
マミさん「いっいや・・・ある意味テンションはあがってる気はするけど・・・運気があがってるきはしないわよ・・・」
まどか「・・・」ガタガタ
なぎさ「・・・」カラン
マミさん「まさか・・・もう食べ終えたというの!?」
さやか「3杯目がくるよっ!?」
マミさん「次は・・・何パフェ・・・!?」
まどか「助けて・・・ママ・・・」ガタガタ
なぎさ「・・・」チラ
なぎさ「・・・」
なぎさ「・・・」ムスッ
なぎさ「・・・」プイッ
なぎさ「・・・」伝票スッ
なぎさ「・・・」スタスタ
さやか「・・・」
まどか「・・・」
マミさん「・・・」
マミさん「帰った・・・」
さやか「はあ・・・」ヘナヘナ
まどか「・・・」ステン
マミさん「何よ・・・ただのパフェ好きの少女じゃないの・・・」
さやか「・・・でしたね・・・」
マミさん「・・・もう!!!美樹さんがさっきあんなに怖い話をした直後だったから!」
さやか「・・・」
マミさん「ちょっとだけ勘違いしちゃったじゃないの!」
さやか「すいません・・・」
さやか「・・・」
さやか「ていうか・・・さっきの怖話・・・ぶっちゃけアタシの創作なんスよね・・・」
マミさん「・・・」
マミさん「はあああ!?」
さやか「・・・」
マミさん「作り話!?・・・さっきの・・・この店でパフェ44杯食べて喉につまらせて死んだ少女の幽霊が出る話って・・・作り話だったの!?」
さやか「・・・」
マミさん「少女が現れたら44杯食べ終えるまでその場に居合わせないと、パフェで殴られて死ぬってのは・・・嘘だったの!?」
さやか「・・・すいません」
マミさん「・・・」
まどか「・・・」
マミさん「じゃあなんで・・・さっきアナタも一緒に怖がってたのよ」
さやか「いやっ・・・さっきたまたま女の子が来てパフェ頼んだのは・・・タイミング合いすぎてビビったスけど・・・」
さやか「このままそういうことにしちゃえば・・・マミさんたちの反応見れて面白いかなーって♪」
マミさん「・・・」
まどか「・・・」
さやか「あっ・・・その・・・実はもう一個怖い話があって!今度はマジなんスけど!」
まどか「・・・さやかちゃん」ニコッ
マミさん「・・・美樹さん?」ニコッ
さやか「・・・」
さやか「い・・・いや・・・その・・・」
マミさん「・・・」ガシッ
まどか「・・・」ガシッ
さやか「ごめんなさーい!」
3人の夜は更けていく
おしまい
146 : 以下、\... - 2014/09/04 07:45:19.59 Z0saiD6tO.net 57/57見てくれた人ありがとう!
ちょっと最後の話の雰囲気がおかしかったけど・・・気にしないでね!
また書くから見てくれ!