【サタニキア邸】
ヴィーネ「すー……すー……ZZZ」
サターニャ「あれ?ヴィネットが寝てるなんて珍しいわね」
ガヴリール「疲れが溜まってたんだろうな。私の世話で」
サターニャ「自覚あるなら自立しなさいよ」
元スレ
ガヴリール「ヴィーネが寝てたから」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1499865177/
サターニャ「ねぇねぇガヴリール」
ガヴリール「ん?」
サターニャ「」 ボソボソ
ガヴリール「ほう……」
ヴィーネ(んぁ……私寝てた……?)
ヴィーネ(いま何時……)
サターニャ「だいたい書けたわね?」
ガヴリール「うん」
ヴィーネ(サターニャとガヴリールが遊んでるのかな?珍しい)
サターニャ「さぁ、この箱から紙を引いて、出たお題でヴィネットにイタズラを仕掛けるわよ」
ヴィーネ(ん!?)
ガヴリール「望むところだ」
ヴィーネ(望まないでよ!!)
ガヴリール「行くぞ」 ペラ
ガヴリール「げっ……まじか」
サターニャ「あらあら~、いきなり良いのを引いたわねガヴリール」
ガヴリール「なんでこんなもん入れてんだよバカ悪魔」
ヴィーネ(え、なに、なんなの?)
ガヴリール「ヴィーネ」 スッ
ヴィーネ(…………っ)ビク
ガヴリール「す、す……」
ヴィーネ(す?)
ガヴリール「好きだ」
ヴィーネ(!?? !!!?)
ガヴリール「あ、愛してる」
ガヴリール「一生離したくない」
ガヴリール「私のそばに、いてくれ」
ヴィーネ(よろこんで!)
ガヴリール「ちっ、これでいいんだろ?サターニャ」
サターニャ「くふふふ、恥ずかしがってるガヴリールが拝めたわ」
ガヴリール「ていうかこれ寝てる奴に言っても意味ないだろ。何がイタズラだよ」
サターニャ「それもそうね」
ヴィーネ(なによ!イタズラ最高じゃない!もっとやりなさい!)
サターニャ「次は私ね」 ペラ
サターニャ「パンツの色を確かめる」
ガヴリール「………………」
ヴィーネ(………………)
サターニャ「い、いや違うのよ?ガヴリールを恥ずかしがらせようと」
ガヴリール「お前、私とヴィーネのどっちにイタズラ仕掛けたいの?」
サターニャ「両方」
ガヴリール「自分で引いてちゃ意味ないじゃん」
ガヴリール「とりあえず確認しようぜ」
サターニャ「しかたないわねー」 モゾモゾ
ヴィーネ(ちょっ、おい!まておい!)
サターニャ「よいしょっと」 ズルン
サターニャ「ピンクだわ」
ガヴリール「両端についてるリボン可愛い」
ヴィーネ(~~~~~~!)カァァァ
サターニャ「戻しておくわね」
ガヴリール「起こさないようにな」
ヴィーネ(起きてるわよ!!!)
ガヴリール「次いくか」 ペラ
ガヴリール「ヴィーネの目の上に10円玉を置く」
ガヴリール「なにこれ」
サターニャ「はい10円」 スッ
ガヴリール「ほいほいっと」 ペタペタ
ヴィーネ(冷た)
サターニャ「……ぷっくくくくく」
ガヴリール「おい、くくくく、これ意外と面白いぞ」
サターニャ「写真撮ろ」 パシャパシャ
ガヴリール「私も」 パシャパシャ
ヴィーネ(なに、私いまどんな感じになってるのよ)
サターニャ「ラフィエルに送るわ」 ピッ
サターニャの携帯「」ヴヴヴヴ
ラフィエル『待ち受けにしました』
ガヴリール「鳳凰堂より10の数字が書かれてる方が面白いな」 ペタ
サターニャ「あっ、見てガヴリール」
ガヴリール「ん?」
サターニャ「ヴィネットの左目、ギザ10だわ」
ガヴリール「あはっ、あはははははは!!」
サターニャ「ひぃーー!おかしい!だめ、ヴィネット起きちゃう!」
ヴィーネ(何がそんなにおかしいのよ!)イラッ
ヴィーネ「ゔぅん!!」 ゴロン
チャリンチャリン
ガヴリール「あ、10円落ちちゃった」
サターニャ「寝返りされたらどうしようもないわね」
サターニャ「さー次いくわよー」
ガヴリール「さっきからサターニャが書いたやつばっかでつまんないぞ」
サターニャ「選んでるわけじゃないんだし良いじゃない」 ペラ
ガヴリール「おっ」
サターニャ「いや、これはちょっと……」
ガヴリール「やれよ」 ニヤニヤ
サターニャ「ヴィネットがかわいそうじゃない……」
ヴィーネ(??)
サターニャ「ごめんヴィネット」 グッ
ヴィーネ(むぐぅ!?)
サターニャ「い~ち、に~い」
ヴィーネ(サターニャ!!!!鼻と口を押さえないで!!!!)
サターニャ「さ~ん、よ~ん」
ヴィーネ(サターニャ!!!!!)
サターニャ「ご~お、ろ~く」
ヴィーネ(い、息が…………)
サターニャ「な~な、は~ち」
ヴィーネ(ごああああああああああああ)
サターニャ「きゅ~う、じゅう!」 パッ
ヴィーネ「ぶっはぁぁぁぁ!!!!」
ヴィーネ「ごほっ!げほっ!げへげはっ」
ヴィーネ「んぐっ…………ぶっほ!!!!」
ヴィーネ「けほっ………ふー……ふーーーーーー……っ」
ヴィーネ「す、すー……すー……」
ヴィーネ「…………………」
ガヴリール「よかったな。起きてないみたいだぞ」
サターニャ「ええ、危なかったわね」
ヴィーネ(なんとか起きてることがバレずに済んだわ)
ガヴリール(絶対起きてるだろ)
サターニャ(絶対起きてるわ)
ガヴリール「次いくぞー」
サターニャ「いきましょう」
ガヴリール「よいしょ」 ペラ
ガヴリール「乳ビンタ」
ヴィーネ(いまなんて?)
サターニャ「……それ私じゃないわよ」
ガヴリール「知ってるよ」
サターニャ「ガヴリールのおっぱいでビンタするの?」
ガヴリール「私ができるわけないだろ。ヴィーネの乳をビンタするしかない」
サターニャ「なんでそんなの入れたのよ」
ガヴリール「最近シューティングゲームにはまってんだよね」
サターニャ「意味わかんない」
ガヴリール「不本意だがやるか」 シュッシュッ
サターニャ「やる気満々じゃない。なにビンタの練習してんの」
ガヴリール「縦?横?」
サターニャ「横でしょ。縦だと肺までダメージ入るわよ」
ガヴリール「よっしゃいくぞ」
ヴィーネ(おいおいおいおい)
ガヴリール「せい!!!!!!!」
ヴィーネ(ひぃ!!!)
スカッ
ガヴリール「あ、こいつ胸無いから空振りしちゃったわー」 ケラケラ
サターニャ「ぶっ!?」
サターニャ「あっはははははははは!」
ヴィーネ(こいつらコロス)
ガヴリール「気を取り直して」 スッ
ヴィーネ(あわわわわわ)
ヴィーネ(ででででもガヴに胸触って貰えるのよね!役得これは役得、役得なんだから!)
ガヴリール「いくぞー」
ヴィーネ(ひぇぇぇぇ)
ガヴリール「とりゃっ」
ぷにょん
サターニャ「マイルドにいったわね」
ガヴリール「いやーまぁ、さすがにね?」
サターニャ「どうだった?」
ガヴリール「柔らかかった。普通に胸あった」
ヴィーネ(なんなのよもう!)///
サターニャ「私の番ね」 ペラ
サターニャ「ヴィネットにキス」
ヴィーネ「う~~ん」 ゴロン
ガヴリール(露骨に寝返りをうったな)
サターニャ(ちょっと傷ついたわ)
サターニャ「ガヴリールやれば?」
ガヴリール「私?」
ヴィーネ「う~~ん」 ゴロン
ガヴリール(仰向けになりやがった)
サターニャ(なんなのよこの差)
ガヴリール「サターニャが引いたんだからサターニャがやらないとダメだろ」
サターニャ「そうね」
ヴィーネ「う~~ん」 ゴロン
サターニャ「誰がとは言わないけどムカつくわね」
サターニャ「いいじゃない、やってやるわよ」
ヴィーネ(!?) ビク
ガヴリール「ふぁいとー」
サターニャ「さぁヴィネットこっちを向きなさい」 グイ
ヴィーネ「ゔぅん!」 グググ
サターニャ「私の力に敵うと思っているのかしら……!」 ググググ
ヴィーネ「ゔゔゔゔん……!」 グググググ
ガヴリール(そんなに抵抗するなら起きれば良いのに)
サターニャ「よし、ちょっとこっち向いたわ」
サターニャ「……んっ」 チュッ
ヴィーネ(ひゃっ!)
ガヴリール「ほっぺか。まあそんなもんだろ」
ヴィーネ(く、唇じゃなくてよかったぁ)ドキドキ
サターニャ「なんだか腑に落ちないけどね」
ヴィーネ「……すー……すー」
ガヴリール(ヴィーネいつまで演技続けるんだろ)
サターニャ(何がヴィネットをここまでさせるのかしら)
ガヴリール「サターニャ、ググったらこんなん出てきたんだけど」
サターニャ「なになに?」
ガヴリール「寝てる人に食べ物の匂いを嗅がせると、起きた時に嗅いでた物を食べたくなるんだって」
サターニャ「へぇ~」
ガヴリール「私、焼肉食べたい」
サターニャ「お肉あったかしら……あ、ししとうしか無いわ」
ガヴリール「とりあえずエバラかけて嗅がせようぜ」
ヴィーネ(…………)
ジュージュージュー
サターニャ「お待たせガヴリール」
ガヴリール「おう、良い匂いだわ」
サターニャ「ヴィネットに嗅がせてっと……」
ヴィーネ(完全に、焼いたししとうにエバラのタレをかけた匂いね……)
ガヴリール「もう良いかな?」
サターニャ「こんなもんかしらね」
ガヴリール「ヴィーネ、ヴィーネ起きて」 ユサユサ
ヴィーネ「ん、んん、ガヴ?お、おはよう」
サターニャ「唐突だけどヴィネット。いま何が食べたい?」
ヴィーネ「……………………」
ヴィーネ「や、やきにく」
ガヴリール(こいつ付き合い良すぎだろ)
サターニャ(ヴィネットってやっぱ天使なんじゃないの)
ガヴリール「おう、じゃあ食べに行こうぜ」
サターニャ「私もちょうど焼肉食べたいし」
ヴィーネ「な、なんで二人とも優しいまなざしを向けてるの?」
ガヴリール「別に」
サターニャ「なんでもないわ」
ガヴリール(私もちょっとは身の回りのこと自分でやるか)
サターニャ(もう少しヴィネットに優しくしてあげよう)
ガヴリール「あ、もしもしラフィ?焼肉行くからお前も来いよ」
ヴィーネ「な、なんなのよ!もー!」
完