サターニャ「クチャクチャクチャクチャ…」
ラフィエル「そのガム、味がしなくなったらここに出してくれませんか…?私が捨てておきますので…」
サターニャ「わかった…」
ヴィーネ「待って…」
サターニャ「何よ…」
ヴィーネ「サターニャ、これ食べて…」
サターニャ「いや、ガム噛んでるし…」
ヴィーネ「いいからそのまま食べて…」
サターニャ「クチャクチャ…」
元スレ
ガヴリール「疲れた…私を…抱っこして運べ…///」サターニャ「いいわよ。ただしお姫様抱っこね」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1492343177/
サターニャ「あれ…?」
ラフィエル「まさか…」
サターニャ「ガムが…消えた…」
ヴィーネ「ガムとチョコを一緒に食べるとガムが溶けるの…」
サターニャ「すごーい…」
ラフィエル「なんてことを…」
ガヴリール「バイトの金が入り私の懐は少々暖かかった…」
サターニャ「知ってるわよ…」
ガヴリール「姉の件では皆に世話になったからな…。今日は私の奢りだから好きに食ってくれ…」
ラフィエル「ステーキとパフェにしましょうかね…」
ガヴリール「千円以内で…」
ヴィーネ「まあそんなとこよね…」
サターニャ「私は…このマカロニグラタンってやつにするわ…」
ヴィーネ「私はドリアとハンバーグ…」
ラフィエル「ではエビフライセットをライスで…」
ガヴリール「わかった…」
サターニャ「ガヴリールは何にするのよ…」
ガヴリール「私はミックスピザ…」
ヴィーネ「ピザは満腹感あるしね…」
サターニャ「これがマカロニグラタン…」
ヴィーネ「魔界には無いもんね…」
ラフィエル「美味しそうです…」
ガヴリール「天界もろくな飯が無いからな…。うちのおやつなんか炒った豆だぞ…」
サターニャ「…」
ヴィーネ「…」
ラフィエル「…」
ガヴリール「そんな可哀想なものを見る目で見るなよ…」
ヴィーネ「ごめん…」
サターニャ「熱っ…熱っ…」
ヴィーネ「そういえばガヴ、バイトはうまくやれてる…?」
ガヴリール「まあ…それなりに…」
ヴィーネ「マスターさんに迷惑かけちゃダメよ…?」
ガヴリール「わかってるよ…。お前は私の母親か…」
ラフィエル「はぁ…」
ガヴリール「どうした…」
ラフィエル「エビフライセットをライスで頼んだのですが、食べる配分を間違えてご飯が足りなくなりました…」
ガヴリール「じゃあ追加でご飯を頼めよ…」
ラフィエル「すみません、ガヴちゃんの奢りなのに…」
ガヴリール「気にすんなよ…」
ガヴリール「サターニャ、ミックスピザにはこうやってタバスコをかけて食べるんだ…」
サターニャ「ごくり…」
ガヴリール「一切れやるから食えよ…」
サターニャ「いいの…?」
ガヴリール「ああ…。私は少食だからな…」
サターニャ「そこまで言うなら…」パクッ
ヴィーネ「あぁっ、そんなにタバスコで赤くなったピザを…」
サターニャ「美味しい…」ムシャムシャ
ヴィーネ「もう…。見てられないったら…」
ガヴリール「まあまあ…。美味しく食べてんだからいいじゃん…」
ラフィエル「はぁ…」
ガヴリール「ん…?」
ラフィエル「追加でライスを頼んでもらったはいいのですが、今度はエビフライがなくなってライスが余る事態に…」
サターニャ「そのまま食べなさいよ…」
ラフィエル「それしかないですよね…」
ガヴリール「待てよ…」
ラフィエル「えっ…」
ガヴリール「追加でおかずを頼めよ…」
ラフィエル「いいんですか…?」
ガヴリール「ああ、いいぞ…」
ヴィーネ「でも、ガヴ…」
ガヴリール「いいんだ…。世話になったからな…。これくらいしなきゃ…」
ラフィエル「では、豚カツを単品で…」
ヴィーネ「豚カツ…」
サターニャ「ガヴリール、マカロニグラタンって食べた事ある…?」
ガヴリール「ない…」
サターニャ「一口食べていいわよ…」
ガヴリール「やだよ…。お前のそれ、冷めてかたくなってんじゃん…」
ヴィーネ「ガヴにピザを貰ったからお腹いっぱいになっちゃったんでしょ…」
サターニャ「だって…」
ラフィエル「むむ…」
ヴィーネ「ラフィ…?」
ガヴリール「どうかしたのか…?」
ラフィエル「微妙に残っていたライスで豚カツを食べていたのですが、ボリューミーな豚カツに対しては圧倒的に足りませんでした…」
サターニャ「そんなの当たり前じゃない…」
ヴィーネ「あちゃー…」
ラフィエル「豚カツだけで食べてもいいのですが、そうなると胸焼けをしてしまいそうで…」
ガヴリール「だったらラージライス頼んじゃえよ…」
ラフィエル「ガヴちゃん…」
ガヴリール「豚カツを食べきるならそんくらい必要だろ…?」
ラフィエル「はい…!」
ヴィーネ「ガヴ、人間界のお料理って作るのも楽しいのよ…」
ガヴリール「えぇ…。カップ麺とかでいいじゃん…」
サターニャ「コンビニごはんならすぐ食べれるのに…」
ヴィーネ「やれやれ…。自分で作るからいいんじゃない…」
ラフィエル「ぐぬぬ…」
サターニャ「ラフィエル、あんたまさか…!?」
ラフィエル「すみません…。ラージライスでは豚カツを食べるのに量が多すぎたみたいで…」
ヴィーネ「ご飯だけ残った、と…」
ラフィエル「申し訳ありません…。責任をもってこのライスは私がそのまま…」
ガヴリール「ラフィ…」
ラフィエル「大丈夫です…。おかずがなくたって私は…このくらい…」
ヴィーネ「無理しないで…!」
ラフィエル「ですが…」
ガヴリール「またおかず頼め…。な…?」
ラフィエル「ガヴちゃん…。わかりました、それではグリルチキンを単品で…」
サターニャ「…」
ヴィーネ「…」
ガヴリール「…」
ラフィエル「むしゃむしゃ…もぐもぐ…」
サターニャ「ちょ、ちょっと…。このままじゃ…」
ヴィーネ「まだ結論を出すには早いわ…」
ガヴリール「オイオイオイ…」
ラフィエル「しまった…。まさかまたご飯が足りなくなってしまうとは…。ラフィエル一生の不覚です…」
ヴィーネ「やっぱり…」
ラフィエル「こうなったら残ったグリルチキンをそのまま食べるしか…」
ガヴリール「ラフィ…お前…」
サターニャ「ちょっと待った…」
ラフィエル「サターニャさん…?」
サターニャ「ちょっと貸して…」
ラフィエル「えっ…?私のグリルチキンを…?えっ…?」
サターニャ「がつがつもぐもぐぱくぱく…」
ヴィーネ「ちょっ、何してんのよサターニャ…」
サターニャ「気持ち悪…。吐きそう…」
ガヴリール「お前、お腹いっぱいなのになんでこんな無茶を…」
ラフィエル「そうですよ…。何故こんな事を…」
サターニャ「私が無茶をする事で、終わりのない永遠を終わらせたかった…。それだけよ…」
ガヴリール「無茶しやがって…」
結局、会計総額の半分以上がラフィエルの食べた分だった…
ガヴリール「やれやれ…。何か今日は疲れたよ…」
サターニャ「私が家まで送ってあげたんだから感謝しなさいよね…」
ガヴリール「はいはい…」
サターニャ「通路で横になってないで、せめてベッドで倒れ込みなさいよ…」
ガヴリール「無理、サポシ…」
サターニャ「さぽし…?とにかく、ほら、立ちなさいよ…」
ガヴリール「そんなにベッドで寝せたいなら私を運べよ…だ、抱っこして…///」
サターニャ「しょうがないわねー…」グイッ
どさっ
ガヴリール「あっ…///」
サターニャ「うぇっ…。ガヴリールを抱っこしたときの振動でお腹が…」
ガヴリール「ちょっ、待て、せめてトイレで…!」
サターニャ「無理、さぽし…」
ガヴリール「あっー…」
えろえろえろえろえろ… -完-