タプリス「天真先輩!」
ガヴ「なんだ?」
タプリス「ペンかしてくれませんか?すぐ返しますので…」
ガヴ「いいけど…」ヒョイ
タプリス「ありがとうございます…」ニヤニヤ
ガヴ「…」
元スレ
ガヴ「タプリスが気持ち悪い…」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1493190634/
クンクンクン
天真先輩の…
ガヴ「でさー、そこで私が…」
タプリス「天真先輩!これありがとうございました!」ツヤツヤ
ガヴ「お、おう…」
タプリス「とても幸せな気分になれました…では、また!」
ガヴ「…」
ガヴ「…というわけなんだ…」
ヴィーネ「へえ…」
ラフィ「なるほど…」
ガヴ「これだけならまだいいんだけど、たまに布団の中にいるんだよ…私の知らない内に…」
ガヴ「しかも、いつの間にかいなくなってるんだよ…不気味で不気味で…」
タプリス「天真先輩!」
ガヴ「噂をすれば来るんだな…」
タプリス「天真先輩が私の話をしているのが聞こえましたので!」
ヴィーネ「すごい聴覚ね…」
タプリス「天真先輩が対象の時限定です!」
ラフィ「あらーそうですかそうですかぁ…」
ガヴ「…あのさ、タプリス」
タプリス「はい?なんですか、天真先輩?」
ガヴ「気持ち悪いから…そういうの…やめてくれない?」
タプリス「…え」
ガヴ「勝手に人の布団に潜り込んだり…そういうの…」
タプリス「…」
ガヴ「…迷惑だからさ」
タプリス「…」
ガヴ「あれ?タプリス?おーい、タプリスー?」
ラフィ「完全に石化してますね…」
ヴィーネ「よっぽどショックだったのね…可哀想に…」
ガヴ「なんで、私が悪いみたいな流れになってんだよ!」
サターニャ「ガヴリールの奴…後輩を石化させるなんて、なんて悪魔的なの…!?このサタニキア様も負けてられないわね…」
ガヴ「…どうすんだよ、これ」
ラフィ「石化してますし…いっそのこと彫刻にでも…」ニコニコ
ヴィーネ「やめなさいよ!」
ラフィ「冗談ですからー」ニコニコ
ガヴ「お前がいうと冗談に聞こえないんだよ…」
サターニャ「…ガヴリール!勝負よ!」
ガヴ「なんだよこんなときに…お前は空気っていうものを読めないのか?」
サターニャ「えっ」
ラフィ「でもそんなサターニャさんも可愛いですよ?」
ガヴ「…とりあえず、タプリスをどうにかしないとな…」
ラフィ「私にいい考えがありますよー?」ニコニコ
ガヴ「本当か!?」
ラフィ「はい、それはー…」ゴニョゴニョ
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タプリス「ハッ…ここは…?」
サターニャ「目が覚めたようね…」
タプリス「あ、あなたは…」
サターニャ「そう、私は大悪魔サタニキア様よ!」ナーハッハッハッ
タプリス「な、何のために私をこんなところに!」
タプリス「まさか…私を囮に使って天真先輩を誘き出す作戦…」
サターニャ「違うわよ!」バン
タプリス「じゃあ、なんなんですか!」バン
サターニャ「事情聴取よ!」バン
タプリス「事情聴取…?」
サターニャ「…ガヴリールと私でどっちがあなたから情報を引き出せるかの勝負よ!」
タプリス「はぁ…」
サターニャ「まあ私の勝ちに決まってるけどね!」
タプリス「そんなことありません!天真先輩は優秀なんですから!」
サターニャ「…」グルル
タプリス「…」ウウ…
サターニャ「まあいいわ…大悪魔様がこの程度で取り乱すと思ったら大間違いなんだから!」
タプリス「(…相手は天真先輩を屈させた悪魔です…油断はできませんね…)」
サターニャ「じゃあ、尋問を始めるわ…」
タプリス「望むところですよ!」
サターニャ「第一に、何故あなたはガヴリールのペンなどを借りた後トイレに籠もっているの?」
タプリス「…それはデリケートな質問なので答えられません…」
別室
ガヴ「やっぱり何かしてたのか…」
ラフィ「(面白くなりそうですねー)」
ヴィーネ「(私はなんでここにいるんだろう?)」
サターニャ「…答えなさいよ!」
タプリス「無理です!デリケートな問題なんです!」
サターニャ「…ウウ…まあ、いいわ、次に、何故あなたは日常的にガヴリールの家に不法侵入しているの?」
タプリス「…もちろん、愛のためです!」
サターニャ「…意味が分からないんだけど…」
別室
ガヴ「私もわからないし、サターニャがわからないのは仕方ないよな」
ラフィ「えっ」
ガヴ「ラフィはわかるのか?」
ラフィ「わからないのが不思議なんですが?」
ガヴ「えっ」
ヴィーネ「(もう嫌だ、この空間)」
サターニャ「じゃあ、次の質問を……………………………………………………………………」
別室
ガヴ「あれ?おかしくね、サターニャの奴黙ったままだぞ?」
ラフィ「もしかして、質問が思い浮かんでいないのでは…」
ガヴ「それってまずくないか…」
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タプリス「(質問がこない…?)あれ?質問が来ませんね?もしかしてタマ切れって奴ですか?」
サターニャ「そんなこと…ないわよ…」
タプリス「じゃあ、早く質問してくださいよ!天真先輩に尋問される快かn…もとい、苦痛の時間が減っちゃうじゃないですか!」
サターニャ「…次の質問は………」
タプリス「大悪魔っていっても大したことないんですねー…」ウザガオ
サターニャ「そ、そんなことない…」
タプリス「…尋問すらまともにできないなんてー…」
サターニャ「ヒッグヒッグ…」
タプリス「泣いても駄目ですよ?」
別室
ヴィーネ「あれじゃあ、サターニャが可哀想よ…」
ガヴ「タプリスって悪魔だったっけ?」
ラフィ「(はあ、泣き顔サターニャさんも可愛いです!)」ハアハア
ヴィーネ「サターニャを助けに行きましょう!」
ガヴ「このまま見ていたいような気もするが…まあいいか」
バン!
ヴィーネ「ちょっと、千咲ちゃん!言い過ぎじゃない?」
ガヴ「そうだぞ、タプリス…流石に今のは見苦しい…」
サターニャ「ヴィーネ…ガヴリール…」ナミダメポロポロ
タプリス「えっ(もしかして私が悪いという流れですか?これは…)」
ガヴ「まさか…タプリスがここまでひどい奴とは思わなかったよ…最近の行動にはひいてたけど…」
タプリス「えっ」
ヴィーネ「サターニャ大丈夫?」
サターニャ「平気…」グスッグスッ
ガヴ「お前こそ真の堕天使だったんだな…もう絶交だわ…」
タプリス「えっ…」
ラフィ「サターニャさんのために急いでメロンパンを買ってきましたよ!」
サターニャ「…!ありがとう…」
犬「ワン!」
サターニャ「こら!この犬!」
ラフィ「はあ、サターニャさんの元気が戻ったみたいでよかっです…」
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タプリス「…天真先輩に絶交と言われてしまいました…何を希望に生きていけばいいんでしょう…」
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ガヴ「でさー、そこで神業が炸裂したんだよ…こう、…」
ヴィーネ「へえ…」
ーあれから何かが足りない気がする…でも気持ち悪いと思ってたんだから、避けられて良かったのだろう…
でも、何かが足りていないのは…間違いないんだ…
私達はどこで間違えたんだろう…?
おわり
32 : 以下、\... - 2017/04/26 17:10:24.360 mWiIzBBI0.net 19/19ハピエンにしようと思ったのにバッドエンドになった謎
俺はどこで間違えたんだろう…